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2015年2月15日08:46
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サッカー県優勝に貢献 神戸弘陵学園高...
神戸弘陵学園高校サッカー部がこのほど、 洲本市などで行われた 「県高校新人大会」 で2年連続5回目の優勝を果たした。 市島中学校出身のベハラノナオキ君 (2年) =明石市=がフォワードで活躍し、 決勝の三田学園戦でも先制点を奪うなど連覇に大きく貢献した。 ベハラノ君は 「市島の友人からも優勝を祝福してもらった。 インターハイや全国高校サッカー選手権でも優勝し、 県新人戦と合わせて3冠をねらいたい」 と話している。
三田学園戦の前半、 左サイドからのクロスに反応したベハラノ君は、 相手ディフェンスのすきを見てフリーの状態をつくり出し、 ヘディングでゴールを決めた。 「枠にさえボールを飛ばせば決まると思った」 という。 その後、 同点に追いつかれたものの、 延長戦で勝ち越して優勝を決めた。
ベハラノ君は、 保育園児のときから市島町で生活し、 鴨庄小学校1年生で地元のサッカーチーム 「市島SC」 に入部。 6年生では主将を務めたほか、 丹有選抜チームにも選出されるなど活躍した。
市島中学校でもサッカー部に所属していたが、 3年時に魚住中学校 (明石市) に転校。 同時にプロサッカークラブ 「ヴィッセル神戸」 のユースチーム 「ヴィッセル神戸伊丹」 に加入した。 トップ下やボランチ (守備的ミッドフィルダー)、 フォワードの半レギュラーとして試合に出場した。 神戸弘陵高への進学を決めたのは、 「パスをつないで攻撃的なサッカーをするのに魅力を感じたから」 と話す。 2年生になるとたびたび試合に出場し、 新チームでレギュラーをつかんだ。
チーム一の長身 (183㌢) を生かした高さが武器。 足元の技術もあり、 巧みなボールコントロールで相手をほんろうする。 同校の谷純一監督は 「パスを回して相手を崩すのが神戸弘陵のサッカー。 そこに彼の高さが加わることで攻撃の引き出しが増える。 動き出しのスピードに磨きがかかれば、 もっと相手にとって怖い選手になる」 と評価している。
今大会からエースナンバー「10」を背負うベハラノ君。「チームが苦しいときでも、 点が入れば試合の流れが変わる。 とにかく点を取ることにこだわりたい」 と話している。
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2015年2月15日08:44
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田舎の光になるか
篠山市内でインターネットを活用した企業の取材が相次いだ。 一つは同級生3人が地元で立ち上げたウェブ制作などを扱う 「いなかの窓」。 もう一つは、 ヘルメットやワイン用品のウェブショップを運営する 「TRYS株式会社」。
ネットは広大だ。 紙媒体にもあるようなネット広告が収入源になるし、 パソコンの向こうにある日本全国、 あるいは世界中の人々が市場になる。 そこには、 目の前にある世界と別にもう一つ世界があるようにさえ思える。
記者もパソコンで記事を書くし、 買い物も時々する。 しかし、 それはネットのほんの一部に過ぎない。 それを突きつめれば事業になるということを、 そして、 田舎でもできるということを両社が証明しようとしている。
共通点は、 「ネットで篠山を盛り上げたい」。 収益を上げ、 雇用を生み、 移住者も増える、 と見ている。
企業誘致は大きな税収を呼び込む地方のカンフル剤だが、 なかなかどうして難しい。 しかし、 たった数坪の事務所から全国を相手にできる可能性もある。 ネットが田舎の光になるかもしれないと思う取材だった。(森田靖久)
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2015年2月15日08:44
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第414問
酒井隆明市長が3期目の舵取りを任されることが決まった篠山市。 加盟をめざしているのは?
1.ユネスコ創造都市ネットワーク
2.世界ジオパークネットワーク
3.アジア文化都市ネットワーク
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2015年2月15日08:42
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戻る喜び 抱える不安 丹波市豪雨から半年
昨年8月16日から翌17日未明にかけて、 丹波市を襲った豪雨災害から半年を迎える。 この半年、 被災者は何を考え、 どのように過ごしたのか。 被害が大きかった市島町谷上の自治会長、 葛野義広さん (64) にこの半年を振り返ってもらい、 心境や抱えている不安について話を聞いた。 また、 災害ボランティアの状況や復旧の進み具合など、 被災地が置かれている現状を取材した。
写真・間もなく完了する自宅修復を前に、 業者と打ち合わせをする葛野さん (左)。 「家の周囲には木を植えるなど、 自分でもできる災害対策をしたい」 と話す=市島町谷上で
自宅近くを流れる前山川の濁流に襲われた葛野さん宅は、 昨年12月初旬から業者が入り、 修復作業が進んでいる。 3月中ごろには作業が終わる予定で、 半年以上に渡った避難生活を終え、 間もなく住み慣れた我が家に戻れるという。
胸をなでおろすような話ばかりではない。 葛野さん宅の敷地内には、 長男が建てた新築の家があり、 災害で大きな被害を受けた。 より川に近い新宅は、 川の改修工事などが終わらない限りは地盤もゆるく、 手が付けられないという。 家財道具などの片付けは終わっているものの、 修復は進んでおらず、 時間が止まったように被災当時のままになっている。
「少しでも災害が起きる可能性が低い場所にと、 前山地区以外で家を建てようかと考えたこともあった」 と話す葛野さん。 実際、 福知山市などに住宅見学に行ったこともあったという。 それでも、 なぜ自宅を修復し前山地区に戻ることにしたのか。 「生まれ育った場所だというのが一番。 それに何より、 同じ谷上自治会の被災者が 『また谷上に戻って生活したい』 と話していたのを聞いたから」 と話す。 災害後、 互いに励まし合うなど、 住民どうしがコミュニケーションを密に取ったことで生まれたきずなが、 「戻りたい」 につながったと振り返る。
一方で、 地域のコミュニティだった公民館も被害を受け、 集会所を失った同自治会。 「災害前は祭りなどのイベントを開いていた公民館。 仮設でも住民が気軽に集まれるような場所が近くにあればいいのだが」 と言い、 災害前の地域の姿を取り戻すことが、 つながりを深めることになると考えている。
葛野さんによると、 同自治会38世帯のうち、 15世帯は同自治会以外の場所で今も避難生活を送っている。 被災世帯のうち1世帯はすでに他町へ移住し、 避難世帯のうち2世帯も同自治会を離れるかどうか検討しているという。 「砂防ダムもできるので、 戻ってきてほしいとは思うが、 何とも言えない」 とこぼす。
今後の課題については、 「いつどこで災害が起きるか分からない。 仮に災害が発生したとしても、 被害が最小限になるよう、 山や川、 土砂などの対策を市にしてもらいたい」 と話している。
市復興推進室によると、 なお38世帯103人 (1月末現在) が公営住宅での避難生活を続けている。
被災者生活再建支援制度の申請状況は、 ▽全壊=3 (対象18世帯) ▽大規模半壊=6 (同9) ▽半壊=12 (同42) ▽一部損壊の損害割合20%未満=25 (同47) ▽同損害割合10%未満で床上浸水=134 (同145) ―。
同室は、 「これまでは目の前のことに追われた被災者も多かったと思う。 お正月が過ぎ、 これから申請が増えてくるのではないか」 としている。
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2015年2月15日08:41
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ネットで売上2億円超 “外貨”獲得で雇...
インターネットのショッピングサイトなどを運営する篠山市小枕の 「TRYS株式会社」 (太野垣勝弘社長) の昨年の売上が2億6000万円を突破した。 扱っている商品は地場産のものではないものの、 思いはネットを扱う地元に根付いた企業として、 「雇用の創出と地域の活性化」 に取り組むこと。 太野垣社長 (52) は、 「ネットがあれば、 篠山でも起業し、 利益を上げ、 雇用を生むことができることを証明し、 同じようにITで起業する人が出てきてほしい。 そして、 それが一つの産業として篠山に根付いていけば、 人口増や人口流出を防ぐことにもつながるのでは」 と今後の展望を描いている。
写真・年2億6000万円を売り上げる 「TRYS」 のオフィスは、 住居を利用したもの。 畳の上でスタッフがパソコンをはじく=篠山市小枕で
同社が運営しているのは、 バイク、 自転車、 作業用などのヘルメットを中心に扱う 「まもる君」 と、 ワイングラスなどのワイン関連グッズを扱う 「ABC Wine」。 扱う商品数は合わせて1万3000点近くに上る。
独自ホームページのほか、 「ヤフー」 や 「楽天」 「アマゾン」 などが運営するインターネット内のモール (商店街) を通しても販売しており、 2014年は計2億6438万円を売り上げ、 1500万円近い利益を上げた。
元は保険外交員の太野垣社長。 3年ほど前にコンサルタント会社からの提案でネットを使ったウェブショップの運営に乗り出した。 「人口が減る篠山の中ではなく、 市外のお金を取りに行かなくてはならないと思っていた。 外貨ですね」 と振り返る一方で、 「インターネットはまったくの素人でしたが」 と笑う。
もちろん順風満帆だったわけではなく、 月100万円の赤字を出したこともあった。 有名サイトを参考にしたり、 価格勝負路線を捨てたりと、 試行錯誤を繰り返し、 事業を軌道に乗せた。
今では正社員3人、 パート2人を雇用。 転職し、 インターネット事業部のリーダーを務める松木祐太さん (27) は、 「私ももとは素人。 ネットに拒否反応さえなければ、 誰でもできる仕事だと思う」 と話す。 ほかのスタッフも、 Iターン農家や元事務員など、 多彩な顔ぶれがそろっている。
年商2億超えにもかかわらず、 「まだまだ」 と言い、 「月商1億になって初めて一人前のウェブショップ」 と高みを目指す太野垣社長は、 「田舎でも、 誰でもできると思ってもらえるようなビジネスモデルになりたい。 IT企業がどんどん増えて、 篠山がアメリカのシリコンバレーのようになれば」 と意気込んでいる。
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2015年2月14日17:52
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古民家レストラン「千華」
美味野菜を隠れ家で
篠山の自家農園 「いくた農園」から毎日届く、朝採りの新鮮野菜を使った料理を提供する。 昼はランチとカフェ、 夜 (要予約) は鍋料理など。
「千華のおにぎりランチ」 (1200円) は、 明石ののりで包んで食べる、 有機栽培米のおにぎりがメーンのコース料理。 野菜のスープかこだわり卵の茶碗蒸し、 自慢の野菜サラダ、 かき揚げや肉のスモークなどがつくおかずプレート、 季節の野菜入りの豚汁、 黒豆煮、 自家製の漬物などが美しい器に盛られ運ばれてくる。 おにぎりは1つひとつ握り、 みそ汁やかき上げも作り置きはせず、 できたてを提供している。
手作りスイーツに自家製バニラアイスを添えたスイーツセット (850円) もある。 経営者の生田智子さんは、 「山奥の隠れ家で、 おいしい食事をゆっくり味わってもらえれば」 と話している。
【メモ】昼は午前11時―午後2時半。 夜は要問合せ。 は2―8人掛けの机席が5つ。 不定休。 090・6232・0831。丹波市山南町北太田234
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2015年2月14日17:44
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省電力を考えよう 吉住工務店が講座 3...
吉住工務店は3月4日午後1時半から、 ハートフルかすが (丹波市春日町黒井) で、 「省電力コンサルティングセミナー」 を開く。 電気関連メーカー3社が省エネ設備や、 設備機器のイニシャルコスト削減などについて講演する。 セミナーの後、 個別相談会もある。
経費の無駄を減らし、 職場環境を整えるきっかけにしてもらおうと企画。 同社は 「月々の電気代で悩んでいたり、 エアコンの効きが悪いなど、 電気で困っていることを相談できる。 ぜひ参加を」 と呼びかけている。
参加無料。 先着30社。 ファクス (0795・74・3261) で申し込む。 同社HP (http://yoshizumi.co.jp/)。
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2015年2月14日17:43
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イチゴ...
あぐり丹波 (久下聖太社長) の高設栽培3Dイチゴ園 (氷上町新郷) で、 イチゴが赤々とした実をつけ、 イチゴ狩り客が旬を味わっている。
ハウスで今季は7種、 2万7000株を栽培。 うち、 章姫、 紅ほっぺ、 とちおとめ、 かおり野、 もういっこの5種が摘み取りできる。
名前がユニークな品種 「もういっこ」 は、 今年初栽培。 とちおとめをかけあわせたもので、 果肉が赤く、 酸味もある。 このほか、 薄桃色でココナッツのような味わいの 「桃薫」 も少量ながら販売専用に試行栽培。 大粒で糖度が高い 「おおきみ」 も3月中旬以降に実がつく。
同社の高見敦洋さんは、 「寒さと日照不足の加減か、 少し遅れているが、 良くなってきた。 今は 『かおり野』 が人気。 色んな味を食べ比べて」 と話している。
問い合わせは同社 (0795・86・8070)。
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2015年2月12日11:01
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大乗寺 (香美町香住区森)
創建は天平17年 (745年)、 行基によると伝わる高野山真言宗の名刹である。 応挙寺として有名。 京都で苦学していた円山応挙をここの住職が資金を援助して大成させた。 その恩に報いるため、 応挙と弟子たちが、 この寺にすばらしい障壁画を完成させた。 この寺を3年前に私たちが訪問した時、 ここに中井権次の彫刻があることを教えられ、 これが探訪の旅の出発点となった。
客殿の虹梁の上に5、 6頭の唐獅子の乱舞が目に入る。 躍動感あふれるものである。 6代目中井正貞の十八番の一つだ。 その背後の欄間も正貞の手になる。 山門を覗う。 多彩な彫り物がある。 なんと言っても、 少年が象に乗っている彫り物が秀逸だ。 ほかに例を見ない。 猿、 兎、 鳳凰などもあり、 唐獅子が首を少し左に振っているのが印象深い。 銘がある。 7代目中井権次正次、 その相方、 久須真助とある。
元高校教諭 岸名経夫
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2015年2月12日11:00
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摩仁山延命寺 (丹波市山南町小畑)
牧山橋から遠望すれば、 山頂がとんがったように見える延命寺山 (465㍍) の麓にある。 創建、 慶長元年 (1596年) の高野山真言宗の古刹。 山南町和田地区西部の旧牧山五カ村およびその周辺が全て檀家で、 その数五百数十以上と言われる大寺だ。 静かな佇まいの集落から少し上がった所にある、 秋には紅葉の美しい寺院である。
少し高台にある寺院に向かって歩いていく。 山門がすぐ近づいてくる。 非常に垢抜けした大きな竜の彫り物が目に入ってくる。 年月の過ぎ越しから考えると、 鮮やかだなと最初に思った。 住職さん、 遠慮しいしい 「実は、 少し前に拭いて埃をとったんです」 とおっしゃった。 わびさびが少し薄れて、 残念な気がした。 木鼻にしつらえられた定番の唐獅子と獏の彫り物も、 その鑿 (ノミ) の技のすばらしさが遺憾なく発揮されている。 彫り物の数は少ないが、 8代目、 中井権次正胤の秀作である。
元高校教諭 岸名経夫
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2015年2月12日10:57
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無料登記法律相談会
2月19日午前9時から11時半まで柏原住民センターで、 同日午後1時半から4時まで篠山市民センターで、無料登記法律相談会が開かれる。 県司法書士会たんば支部主催。
土地家屋等の売買、 相続、 遺言、 高齢者の財産管理、 成年後見制度、 多重債務など、 各種相談に司法書士が応じる。 予約不要。
問い合わせは、 足立事務所 (0795・82・6682)、 細見事務所 (079・594・2866)。
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2015年2月12日10:57
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将来考える経営講座 丹波市内3社が事例...
丹波市商工会 (0795・82・3476) は新しい商売やサービスを考えるきっかけにしてもらおうと、 2月14日午後2時から山南住民センターで開かれるセミナー 「将来を考えるはじめの一歩―やる気と行動力が倍増」 の参加者を募っている。 新しい事業を始めた市内3社の事例発表や商工会活用方法の紹介などがある。
基調講演は、 「常識を打ち破る脅威のお弁当屋さん!」。 一律の商品を扱うフランチャイズの大手弁当チェーンで大阪で売上げトップに立った経営方法などを、 山田中商会の岩田芳弘社長が講演する。
事例発表は、 マルチコプターによる空撮事業を起こした 「デボンポート」 の前田太陽社長、 鹿ペットフードの製造、 販売 「EGサイクル」 の前川進吉社長、 自社栽培のブドウでオリジナルワインの販売を始めた 「ひかみや」 の谷垣裕二郎代表。 発表者と支援に携わった商工会職員のパネルディスカッションもある。
定員50人、 参加費10000円。
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2015年2月12日10:56
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「笠松山」(加西市)登山
3月1日午前7時半、 四季の森生涯学習センター (篠山市網掛) に集合。 コースは、 古法華自然公園駐車場―大柳登山口―笠松山頂上 (標高約244㍍) ―吊り橋―大柳登山口―古法華自然公園駐車場。 播州平野を眼下に岩尾根をたどる。 登山靴着用で。 弁当、 水筒、 雨具など持参。 参加費500円 (保険代含む。 交通費別途)。
参加申し込みは2月23日までに、 主催する 「山の会ささやま」の西嶋喜好さん (電・FAX079・552・2074)。
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2015年2月12日10:55
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看護師など4職種5人程度募集
篠山市障害者総合支援センター 「スマイルささやま」 (篠山市東沢田) が4月1日から採用する、 正規看護師 (1人)、 嘱託看護師 (1人)、 嘱託保育士、 嘱託支援員 (計3人程度) を募集。 いずれも年2回の賞与あり。 嘱託は1年契約。 2月26日に面接を行う。 応募は20日までに履歴書を同センター (079・554・1566) に持参する。
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2015年2月12日10:51
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リラックス目的に 介護者向け教室 春日...
丹波市は、 3月6日午後1時半から春日住民センター (春日町黒井) で開く 「介護者のためのリフレッシュ教室」 の参加者を募っている。
タッチケアの一つで、 ストレスケアとして幅広く活用できる 「タクティールケア」 を体験する。 講演もあり、 日本スウェーデン福祉研究所シルヴィアホーム認定インストラクターの上坂勝芳さんが、 認知症の理解について話す。
参加無料。 先着30人。 市高齢者あんしんセンター (0795・74・0368)。
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2015年2月12日10:51
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丹波市が事業所募る ふるさと寄付のお返し
丹波市 (総合政策課0795・82・0916) は、 「恐竜の里たんばふるさと寄付金」 (ふるさと納税) の3万円以上の寄付者への 「お返し」 にあたる記念品を提供する事業者を募っている。 市外の寄付者に対し、 魅力的な記念品をそろえることで市の農産物や加工品、 伝統工芸品などのPRをはかり、 寄付の増加につなげる。 応募期間は2月25日まで。
市内に本社、 事業所がある法人、 個人事業者が市内で生産した、 市のPRにつながると思われる4000円以上相当の商品が対象。 1事業者につき、 最大2点まで。 タイアップ期間は新年度の1年。
市で内容を審査、 選考する。 3月末までに記念品を掲載したパンフレットを作成。 寄付者に送付し、 品物を選んでもらい、 市が代金を業者に支払う流れ。 記念品を送る際に自社の宣伝チラシを送付するなどして販促につなげることもできる。
市は今年から民間会社が運営する、 ふるさと納税ポータルサイト 「ふるさとチョイス」 を利用し、 ウェブ上で簡単に寄付の申し込みができるようにした。 4月からはクレジットカードでふるさと寄付金の決済ができるよう準備を進めている。
今年度から市内事業者とタイアップして記念品の魅力アップを試みたところ、 昨年度は約50件、 約635万円だったのが、 今年度 (1月23日時点) は約190件、 約1650万円と大幅に増加した。
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2015年2月12日10:49
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大昔の白黒映画
ラストシーンのみ鮮明に覚えているが全体の内容も題名も、 俳優も全く記憶にないという、 大昔の白黒映画があった。 トラック野郎の冒険話で、 成功し意気揚々と恋人のいる村に帰っていくのだが、 意外な結末が待ち受けているという筋書き。 ▼何とか再見したいと数10年思い続けてきたが、 手がかりが全くない。 ひょっとしたら 「北北西に進路を取れ」 だったかと、 つい先日テレビで放映されたのを観たが全く違っていた。 ▼その数日後、 知人と雑談中にこの話をしたら、 「ネットの 『教えて!goo』 で調べれば」 と、 上述のごくわずかなキーワードを入力してくれた。 すると以前に寄せられた同じような質問と、 その答えが出て来て、 まさに忘れていたストーリーが書き込まれている。 「これだ!」。 ニトロを大量に積んだトラックを運転し悪路を走るという内容で、 題名は 「恐怖の報酬」。イヴ・モンタン主演、 1953年作。 ▼中古ビデオの通販で買えないかと、 またネットで調べたら、 何と 「西宮の映画館で上映中」 とあるではないか。 全国を巡回する名画シリーズで、 関西では2館のみ。 しかも午前10時から1日1回上映。 早速観に行ったら、 期待以上に奥の深い傑作だった。 ▼それにしても何たる偶然。 それとも自分には予知能力が?いずれにせよ、 ネットの威力に脱帽した次第。(E)
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2015年2月12日10:48
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何でオホーツクに?
地域医療の講演で北海道オホーツク地域の中核、 北見市へお邪魔してきた。 同時刻開催の冬の大イベント 「厳寒の焼き肉まつり」 (氷点下10度前後のなか、 広場で千数百人が七輪を囲んで焼き肉をする) に行かなかった、 関心が高い人に話を聞いてもらった。
打ち上げに連れて行ってもらった居酒屋でのこと。 「相生産生ガキ」 と 「サロマ湖産酢ガキ」 があった。「兵庫から来た。 せっかくの機会なので相生産じゃなく、 ご当地サロマ湖産の生ガキを食べたい」。 愛想のいいアルバイト女性に、 大将に聞いてもらった。
退店の際、 その女性から 「兵庫のどこからですか」 と声をかけられた。 「丹波です」 と言うと、 「えっ!私篠山ですよ。 ほら」。 名札には 「兵庫産 あさみ」 と書いてあった。 「何でオホーツクに?」。 北見工業大の3回生だった。 「時々ウェブで丹波新聞の記事見てますよ」 と言ってもらえ、 うれしかった。
世界のへき地に住む日本人を訪ねるテレビ番組があるが、 丹波人も、 国内外、 思わぬ所で暮らしているんだろうな。 各地の暮らしを新聞紙上で伝えてもらうのも、 おもしろいかもしれない。(足立智和)
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2015年2月12日10:48
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これぞ職人魂
男たちが 「そ~れ!そ~れっ!」 の掛け声と共に木槌で梁を打ち込んでいく。 澄んだ空にコーン、 コーンと乾いた音が響き渡る。 柱という柱、 梁という梁には丁寧に墨で印が施され、 芸術作品のようにホゾとホゾ穴 (木材の接合部の凹凸部分) が手刻みされている。
建築中の我が家は、 「石場建て」 という昔の工法で、 家の基礎と建物を結合させない、 そう、 トトロにでて来る、 チビトトロ発見シーンの、 縁の下が空いていて等間隔で並んだ柱が基礎石の上に立っている、 そんな建て方。 今では珍しくなったが、 見直され始めているという。
通気性が良いから高温多湿の日本では理にかなっている。 基礎に固定されていないから地震の揺れも低減する。 金具に頼らず木と木を組むので粘り強い構造なのだそう。 と、 色々うんちくはあるようだけれど、 母ちゃんは何せド素人なので、 正直詳しくは分からない。 が、 この伝統工法に魅せられた友人棟梁曰く、 限りなく地産地消で無垢素材を使った木組みの家は、 家自体が呼吸し、 人にも環境にも優しく、 何よりも後々修理もしやすく、 色んな意味で燃費が良いのだそう。
徐々に木材が組まれ、 家の形になっていく工程は面白くて感心するばかり。 その工程を一心にされる棟梁や大工衆の手際の良さと真剣な仕事ぶり、 また棟上が終わり、 自分たちの仕事を腕を組んで見上げる横顔は職人そのもので、 かなりかっこいい。 そういった仕事振りを子どもたちに見せてもらえたことにも感謝した。
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2015年2月12日10:47
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ドレッシングの材料、ユズ提供に“お礼”...
福島県に住む元級友に、 自家製ドレッシングの材料に使うユズを送った柏原高校1971年卒のクラスメートの元にこのほど、 丹波のユズで作った商品が届いた。 ユズを寄せた協力者に 「お礼」 の品をと、 級友が手分けして配っている。
いわき市で飲食店と食品加工会社を営む新谷尚美さん (青垣町出身) に、 同級生が昨年の倍にあたる約340㌔を送った。 放射線の影響で、 福島産ユズは使えないと丹波新聞で提供を呼びかけたところ、 20人ほどが協力してくれたという。
ユズの取りまとめ役の岡井恵子さん (西脇市黒田庄町) は、 「お礼を届けに上がると、 恐縮するくらい喜ばれる。 多くの親切な方に応援してもらえ、 人のつながりがありがたかった」 と感謝している。
新谷さんは食品加工を本格的に始めており、 岡井さんは、 近い将来、 委託販売を手伝いたいと考えている。