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2015年2月25日14:50
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食事&カフェ「陽だまり」
地元食材を手作りで
篠山市東吹交差点の農産物直売所 「丹波旬の市」 の一角で営業。 ごはんは旬の市の米を使用。 野菜もできるだけ旬の市のものを使い、 陽だまりのスタッフが無農薬で育てた野菜も使う。 メニューはバランスを考えた手づくりにこだわる。
日替わりの陽だまりランチ、 鶏の揚げ煮定食、 焼肉定食、 生姜焼き定食 (いずれも700円) はみそ汁や漬物も付き、 ボリュームたっぷり。 200円追加で食後のドリンクも。 また、 観光客にも人気のやまかけそば・うどん (800円) は篠山産の山の芋を使用。 篠山まるごと丼の 「牛とろかき揚げ丼」 (1100円) は住山ゴボウとニンジンのかき揚げが特徴。 このほか、 麺類、 パスタ類、 ピラフなど種類が豊富。 毎週火曜日はカレー (600円) が350円に。
【メモ】営業は午前9時 (土、 日曜は8時半) ―午後5時。 モーニングは午前11時まで。 食事は午前11時―午後2時。 木曜、 祝日休み。 電079・594・4112。 篠山市吹新117-4
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2015年2月22日09:04
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倉清春氏訃報
倉清春氏 (くら・きよはる=元篠山市議) 18日午後6時50分、 肺炎のため篠山市内の病院で死去、 83歳。 自宅は篠山市後川中18ノ3。 葬儀は20日おこなわれた。 喪主は長男、 良廣 (よしひろ) 氏。
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2015年2月22日09:04
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祖母の御朱印帳
先日、 父親が仏壇下の物入れを整理していると、 2冊の御朱印帳が出てきたらしい。 家族のだれもが 「自分のものではない」 とのこと。 表紙をめくってみると、 9年前に亡くなった祖母の名前が鉛筆で薄く書かれていた。
1冊は有名な33カ所の観音霊場を巡るときに使うもの。 もう1冊は、 家の宗派の開祖とゆかりがある寺院を巡礼する際に使用するものだった。 どちらも空白のページが目立っており、 巡礼の途中だったようだ。 祖母は地元の寺行事か何かで、 各地の寺院を参拝していたから、 そのときに御朱印をもらって回っていたのだろう。
2冊とも、 最後に御朱印を頂いた日付は1991年となっていた。 95年に祖母が脳梗塞で倒れて入院生活を送るようになっていたから、 少なくとも20年はページがめくられていないということになる。
祖母は何を願って巡礼していたのだろう。 家内安全か、 それとも健康長寿だろうか。 今となっては知る由もない。
祖母が遂げられなかった満願成就。 何年かかるのかわからないが、 祖母に代わって、 いつの日か果たしたいと思う。(田畑知也)
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2015年2月22日09:03
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鍛冶炉や墓地発見 篠山市波賀野の2遺跡...
写真・ 「波賀野遺跡」 内から見つかった鍛冶炉=篠山市波賀野で
国道372号の丹南バイパス道路改良事業に伴い、 県教育委員会が県まちづくり技術センター (播磨町) に委託して発掘調査を進めていた篠山市波賀野の 「波賀野遺跡」 と 「波賀野西遺跡」 で、 室町時代前期 (14―15世紀) のものとみられる鍛冶炉や墓地などが見つかった。 県教委が18日に発表した。 同センター埋蔵文化財調査部の村上泰樹次長は、 「調査によって、 室町時代の波賀野地区に人々が居住し、 そこに生産の場である鍛冶工房や墓地が存在していたという、 当時の人々の生活の様相を明らかにする手がかりが得られた」 と話している。
「波賀野遺跡」 の発掘調査は、 昨年11月下旬から開始。 調査面積は約1500平方㍍。
すきやくわなどの鉄製農耕具を修理・製造していた鍛冶炉をはじめ、 製鉄の際の残りかす 「鉄滓 (てっさい)」 などを捨てた廃棄穴や、 工房として使用していたとみられる掘立柱建物跡が見つかった。
鍛冶炉は、 長さ約1・5㍍、 幅約80㌢、 深さ約30㌢のだ円形。 内面の土は、 高温により焼けて赤茶色に変色しており、 底部には燃料にしていた炭が詰まっていた。 廃棄穴は2基あり、 穴の中やその周囲からは、 握りこぶし大から親指大までの鉄滓10数点や砥石、 丹波焼の甕 (かめ) のかけらなどが出土した。 掘立柱建物跡は、 約4㍍四方の小規模なもの。
この時代の鍛冶炉は、 滋賀県などでは数多く見つかっているが、 兵庫県内での発見は少ない。
「波賀野西遺跡」 からは、 当時の地域の有力者のものと思われる2つの墓地が見つかった。 場所は波賀野遺跡から西へ約200㍍の山の尾根筋 (標高約235㍍)。 調査面積は約115平方㍍。 今年1月末から発掘を始めた。 2つの墓の大きさは同規模で、 四角形に石が組まれている。 石組みの一辺の長さは約70㌢。
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2015年2月22日09:02
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「今後検討」は10件 浸水、交通、跡地利...
県民意見を募集していた県立柏原と柏原赤十字両病院の統合再編基本計画がまとまった。 20人から39件の意見があり、 浸水対策、 交通安全対策、 跡地利用などの意見10件を 「今後の検討課題」 とした。 27件は 「既に盛り込み済み」 とし、 2件は 「その他」 と整理された。 「案」 からの変更点はなく、 同計画に基づき、 氷上町石生の氷上工業団地 (約5・1㌶) に2018年度途中の開院をめざし、 6階建て、 26科、 320床の新しい県立病院の整備が進められる。
「今後の検討課題」 のうち 「新病院等の基本方針、 主な機能」 では、 「柏原赤十字の東洋医学科を新病院に残してほしい」。 県の考え方は、 「非常勤医師が担当しており、 専門医師の確保が困難な状況にあり、 新病院での実施は今後、 検討する」。
「施設整備の概要」 では、 浸水、 交通安全対策で6件。 「新病院および周辺の浸水リスク対策のため、 新病院からの排水は (高谷川ではなく) 直接柏原川に排出すべき。 高谷川から柏原川への排水ポンプも2台から3台に増設すべき」 「高谷川の水防柵撤去を取りやめ、 より高い堤防への改修を県丹波土木へ働きかける」 「氷上工業団地内道路に東側から接続する道路の拡幅整備を」 「国道176号からJR福知山線を越えて病院方向へ接続する道路の新設を」 「国道176号方面から新病院へ接続するために、 JR福知山線横断踏切の集約・整備を」 「交通量増加に伴う渋滞対策も考慮したうえで、 信号機の増設、 横断歩道の配置など、 交通安全の確保を」。 これらの意見に対し、 「関係機関と協議し、 必要な対策を講じる」 とした。
「跡地利用」 では、 「病院移転後に敷地が更地のまま放置されないか心配。 跡地問題は、 計画段階から地域住民も加わって検討を」 の意見に、 「跡地の活用は地元の意向も十分踏まえて検討する」 と回答した。
「既に盛り込み済み」 とされたもののうち意見が多かったのが、 「障がい者歯科の継続」 (6件)、 「シャント手術を含む透析治療の実施」 (3件) だった。
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2015年2月22日09:01
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第415問
昨年8月の豪雨災害で崩落し、 今年夏ごろに架け替え工事が完成する予定の丹波市市島町八日市の八日市橋。 国道何号線にある?
1.国道173号線
2.国道175号線
3.国道176号線
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2015年2月22日09:00
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「ありがとう」届け 復興支援に感謝の催...
市島から 「ありがとう」 と 「元気」 を届けたい―。 丹波市商工会市島支部 (西川善則支部長) が2月28日、 3月1日の両日、 三ッ塚史跡公園周辺 (丹波市市島町上田) で 「復興支援感謝イベント」 を開く。 多くの屋台が出店するほか、 キャラクターショーや音楽演奏などのステージイベントも行われる。 西川支部長は 「復旧作業の多くをボランティアに助けてもらい、 言葉にならないほど感謝している。 イベントには、 お世話になったボランティアをはじめ、 たくさんの地元住民に来てほしい」 と話している。
写真・復興支援感謝イベントをPRする丹波市商工会市島支部の役員たち=市島町上垣で
28日はプレイベント。 午後4時にスタートし、 いちじま丹波太郎による地元産有機野菜などが入った鴨鍋のふるまい、 甲賀流氷ノ川太鼓による演奏やシューベルティアーデ街角コンサートも行われる。 7時から打ち上げ花火がある。
メーンの1日は午前9時から。 市島町の飲食店を中心に30店ほどの出店があり、 たこ焼きや焼きそば、 スイーツなどさまざまな食品が販売される。 高見牧場による焼肉のふるまいも。 子どもたちの間で人気のキャラクターショー、 タレントの森脇健児さんによる大運動会、津軽三味線奏者の大野敬正さんのライブなど、 盛りだくさんの内容。
昨年の豪雨災害で大きな被害を受けた市島地域を元気づけるとともに、 復旧作業にあたったボランティアにもう一度足を運んでもらう機会をつくり、 感謝を伝えたり復興に向けて地域が頑張っている姿を見てもらおうと企画した。
イベント実行委員長の荻野充さんは、 「復旧が進んでいる所もあれば、 そうでない所もあり、 被災者の中でも温度差がある。 より住みやすい地域にしたいと願っているのは誰もが一緒。 同じ方向に向かっていることを再確認できるイベントになれば」 と話している。
市商工会 (0795・82・3476)。
◆タウンミーティングも 講演会や意見交換
復興支援感謝イベントの中で、 1日午前10時からライフピアいちじまで 「丹波市復興プラン・タウンミーティング」 が行われる。 長岡造形大学准教授の澤田雅浩さんが、 「中越地震から10年―人口減少社会における復興プロセスをひもとく」 と題し講演する。 市復興プラン策定委員会が取り組んでいる 「復興プラン案」 の紹介や、 参加者との意見交換も行う。 入場無料。
長岡さんは中越地震以降、 被災状況の調査を行うだけでなく、 地域の復興支援や今後の防災のあり方に関する研究や実践を行っている。 丹波市復興プラン策定委員も務めている。
タウンミーティングに関する問い合わせは、 市復興推進部 (0795・85・4622)。
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2015年2月22日08:59
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多紀3小統合・研究報告書を提出 4月に...
「篠山市立福住小学校・同大芋小学校・同村雲小学校統合研究会」 が3小学校の統合についての研究報告書を作成。 19日、 同研究会の高橋道昌会長 (村雲地区自治会長会会長) が篠山市役所で畑中博明・教育委員長に報告書を手渡した。
写真・畑中教育委員長 (右) に研究報告書を手渡す高橋会長=篠山市役所で
統合研究会は篠山市教育委員会の依頼を受けて、 昨年5月に結成。 3地区の自治会長会、 保護者、 校長、 学校教育識見者の計21人が委員となり、 3小学区の統合の是非などについて10回、 話し合ってきた。
報告書では、 2016年4月1日を目途に3小学校を 「対等の条件にて統合し、 その統合校の位置を村雲小学校 (同市草ノ上) にする」 とした。 また、 統合に関する附帯条件として、 ▽学校の跡地活用を考えるための委員会を設置▽小学校就学前の教育環境を早急に検討―を加えた。
このほか、 将来に向けた提案として、 学校分野では、 ▽小中一貫・連携教育など小学校と中学校の円滑な接続を充実▽ 「地域とともにある学校づくり」 の視点で子どもの育ちを考える▽PTA・育友会は3地区の行事に積極的に参加できる組織にする―とした。 地域分野では、 ▽学校の跡地活用の委員会を立ち上げて検討▽就学前教育のあり方を明確にする▽新しい学校を支えるための新しい地域のつながりを考えていく―を盛り込んだ。
高橋会長は報告書前文で 「小学校の統合を協議するだけでなく、 多紀地区全体の将来像を考える場でもあったと感じます。 学校統合を教育現場だけの課題とせず、 市政全体を考える中で、 多紀地区の魅力づくりや活性化に向け、 全面的な支援と具体的な施策の推進を強く求める」 とした。
報告書提出には、 小野田安弘副会長 (福住地区自治会長会会長)、 矢野智副会長 (大芋地区自治会長会会長)、 前川修哉教育長、 小山辰彦教育部長も出席した。
今後、 校名や校歌、 校章、 制服など約80項目について協議する 「準備委員会」 を4月に立ち上げる計画。 9月議会に学校の 「設置管理条例改正案」 を提出する。
市教委は3月8日午後7時から、 ハートピアセンター (同市細工所) で住民向けの報告会を開く。
1月現在の3校の児童数は、 福住が41人、 大芋が24人 (完全複式学級)、 村雲が43人 (2・3年、 4・5年が複式学級)。
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2015年2月22日08:19
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4社が正社員面接会 ハローワークで 2...
ハローワーク篠山 (篠山市郡家、 079・552・0092) は2月24日―3月5日、 正社員を希望する一般求職者を対象に4事業所の正社員面接会を開く。 事業所の担当者と直接面接ができる。 いずれもハローワーク篠山2階会議室で行う。 履歴書を持参すること。
募集事業所と開催日程は次の通り。
▽2月24日午前10時―正午=社会福祉法人すみれ福祉会 (今田町釜屋) が介護職員、 調理師、 特養生活相談員、 看護職員
▽同日午後1時半―3時半=有限会社エルデ企画 (三田市) が介護職員
▽3月4日午後1―3時=藤本印刷株式会社 (糯ケ坪) が営業職
▽3月5日午後1―3時=大協工業株式会社 (黒田) が工業用ミシン組立ライン作業、 工業用ミシンの部品加工
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2015年2月22日08:18
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県が意見募集 加古川流域圏 治水計画案に
県は、 「東播磨・北播磨・丹波 (加古川流域圏) 地域総合治水推進計画 (案)」 をまとめた。 計画案についての意見や提案を県民から募集している。
県庁ホームページ (「東播磨・北播磨・丹波 (加古川流域圏) 地域総合治水推進協議会」 のページ) に内容を記載している。 また、 丹波土木事務所、 篠山市役所まちづくり部地域整備課、 丹波市役所建設部管理課でも閲覧できる。
様式は自由 (添付様式あり)。 加東土木事務所まで電子メール、 ファクス、 郵送にて送付する。 3月5日締め切り (必着)。
問い合わせは丹波土木事務所 (0795・73・3828)。
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2015年2月22日08:17
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新ビオラ寄せ植え 東雲高が参加者募る ...
篠山東雲高校が2月28日午後1時半から、 一本杉販売所 (篠山市安田、 079・506・3313) で同校園芸部がオリジナルの系統として育成中のビオラ 「しののめビオラ」 を使った寄せ植え講習会を開く。 参加者を募集している。 予約は不要。
しののめビオラのほか、 6月頃に深紅のストロベリー状の花をつける 「クリムソンクローバー」 などを使い、 直径30㌢のプランターに寄せ植えする。 1プランター500円。
また、 同販売所で27日から、 生徒が育てた花苗 (50円)、 しののめビオラ20ポット入りケース (500円)、 春の寄せ植え (100―500円)、 ベジタブルプランター (500円) を販売する。 午前10時―午後4時。
しののめビオラは園芸部の生徒たちが、 2年前からさまざまな系統を交配しながら、 オリジナルの系統を模索。 現在、 白地に紫の縁取りや八重咲き、 斑入りの葉など、 オリジナルの色や形、 模様の系統の固定化を目指して研究を続けている。
後藤輝大 (てるひろ) 君 (2年、 今田中出身) は 「バリエーション豊かなビオラを用意できたので、 自分だけのビオラを見つけて、 寄せ植えを楽しんでください」 と話している。
同販売所を運営する、 一本杉販売所管理運営協議会 (臼井辰雄会長) が毎月最終土曜日に開催している 「福の市」 の一環。 午前10時から、 おでんを振る舞う。 限定30食。
水、 木定休。 農産物直売所は午前10時―午後4時、 農家れすとらん 「福楽里 (ふらり)」 は午前11時―午後3時。
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2015年2月22日08:16
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看護師修学資金、無利子で月5万円 篠山...
篠山市 (福祉総務課079・552・7101) は 「篠山市看護師等修学資金貸与」 の希望者を募集している。 対象は、 養成施設に在学、 入学見込みの人で、 養成施設を卒業後、 1年以内に篠山市に居住し、 看護師等として市内の医療機関に勤務する意思がある人。
貸与額は月5万円 (無利子) だが、 養成施設を卒業後、 貸与期間と同期間、 勤務した場合は、 返還が免除される。 申し込みは3月2―20日、 所定の書類を同課に提出する。
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2015年2月22日08:16
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シボレーの黒ネットで公売 丹波市
丹波市は差し押さえたゼネラル・モーターズの 「シボレー」 を 「ヤフー」 のサイトでインターネット公売する。 参加申し込みを2月27日まで募っている。 同市の公売で外国車は初めて。
1994年の初年度登録の黒。 定員2人。 総排気量4・29㍑。 オートマチック、 左ハンドル。 車検切れ。 改造あり。 走行距離不明。
見積価格は35万円。 入札期間は3月6―8日。
2月23―27日の午前9―午後4時に下見ができる。 来訪日の前日までに来訪時間を連絡する。
市税務課収納対策係 (0795・82・1535)。
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2015年2月22日08:15
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責任を負う
「30歳になったとき、 どんな仕事に就いているか」。 この質問に、 アメリカの高校生は医者や弁護士、 大学教授などと答えた。 一方、 日本の高校生で最も多かったのが 「中小企業の従業員」。 日本の高校生は現実をしっかり見つめていると言えるが、 責任ある地位に就くことを敬遠しているとも推測できる。 ▼責任を負う。 それは咎 (とが) を責められることという意味合いが強くなっている昨今、 責任を敬遠したい気持ちもわからないではない。 ▼しかし、 哲学者の鷲田清一氏によると、 「咎を責められることではなく、 何かに応じることができるということ」 が、 責任という言葉の芯らしい。 他人からの呼びかけや促しにきちんと応える用意があること、 用意を整えることが、 責任を負うことだという。 ▼報道によると、 選挙権年齢が18歳以上に引き下げられる見通しだという。 政治に10歳代の意見を求めることになった。 それは10代に対する社会からの呼びかけや促しである。 これに応えられるよう10代は用意しないといけない。 それも責任だ。 ▼折しも高校の卒業式シーズン。 18歳の旅立ちだ。 今後、 さまざまな場面で責任を負うことになるはず。 その第一歩として選挙権の行使という責任を負うことになった。 社会に対して目を見開き、 見識を高める用意を整えてほしい。(Y)
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2015年2月22日08:14
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台湾の旅 ③
さて、 高雄から台南、 台中を観光、 そして最後は台北へ戻り市内観光をした。 その間、 八十七歳のガイド氏は終始細かな気遣いと豊富な知識と記憶力で、 どんな質問にも答えてくれる。 台湾では十六年前に大きな地震が起きた。 そのときいち早く日本は救助隊を派遣、 沢山の食糧、 日用品が届いた。 だから四年前の東日本大震災のときは、 台湾から四十億円の募金がされた。 「そんなにも支援していただいたのですね」 と感謝すると、 「支援なんて、 そういうことではなく、 私たちも助けてもらったから、 お返ししただけです」 と言う。
旅の楽しみの一つに、 食事がある。 最初の夜は港町高雄で海鮮料理、 新鮮なお刺身や海鮮春巻、 海老やイカや筍の炒め煮等々。 翌日は台湾客家料理、 さらに広東料理と続き、 最後の昼食 「小籠包」 が極め付けの美味しさだった。
街のいたるところに花が咲いているので、 「わぁーキレイ、 何の花ですか」 と聞くと、 「台湾は年中花がありますよ」 と事も無げ。 蒋介石の功績を称えて作られた巨大な中正記念堂の庭に、 冬だというのに銀木犀が咲いている。 驚いて尋ねると 「一年中咲いていますよ、 大切な花です。 台湾では嫁がせるとき、 銀木犀とザクロの鉢植えを持たせます。 ザクロは種がびっしりで子宝に恵まれるように。 銀木犀は姑さんに渡します。 花のやわらかな香りのような優しい関係になれますように、 という願いをこめてね」 と含蓄のある話をしてくれた。 木犀の花の香りの 「桂花酒」 も台湾の名産だ。
名ガイド氏のおかげで、 台湾をとても親しく感じる旅だった。
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2015年2月19日11:34
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今年は「やや少なめ」?
花粉症歴15年の私。 これほどのキャリアを重ねると、 花粉に対してすっかり過敏になっているため、 巷でスギ花粉の飛散情報が発表される前から体が異変を察知していた。 頭や目が重だるく、 鼻の奥やのどにイガイガとした違和感を覚える今日この頃。 今年もまた、 我々花粉症患者にとって、 憂鬱な季節が始まった―。
日本気象協会は、 今年のスギ花粉の飛散量を近畿地方では例年比の約80%と、 「やや少なめ」 の予測をしているが、 さて、 どうだろう。 飛散のピークは3月上旬から中旬にかけてという。
その頃の私はきっと、 目は充血してかすみ、 鼻はただれてヒリヒリと痛み、 少しの刺激でくしゃみを連発、 睡眠不足でフラフラになっていることだろう。 ああ、 想像するだけで気が滅入ってくる。 春といえば、 野辺には花が咲き乱れ、 すべての命が生を謳歌する季節。 そんな心躍る歓喜のひと時をもう一度満喫してみたい…。
厚生労働省によると、 わが国のスギ花粉症の患者数は人口の約16% (約2034万人) に上り、 この20年間で急増しているという。(太治庄三)
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2015年2月19日11:32
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豪雨災害復旧を推進 新病院設計費を計上...
県は、 総額3兆4225億円の2015年度当初予算案を発表した。 国の緊急経済対策を活用した2014年度2月補正予算案と一体的に編成している。 丹波市が甚大な被害を受けた2014年8月豪雨災害などからの復旧推進事業は83億1819万円を計上した。 18年度の開院をめざす県立新病院は基本設計、 実施設計費2億3303万6000円を計上した。
丹波市、 淡路市などの豪雨災害復旧では農地、 ため池などの復旧に取り組む。 林道では丹波市青垣町東芦田の林道上道 (うわみち) 線の復旧も含まれる。 農業機械、 施設、 農作物がともに被害を受けた農家への支援を実施。 被災農地と周辺の未被災農地を一体的に整備する場合の農家負担の軽減を行う。
災害関連の河川事業では、 丹波市市島地域の前山川、 徳尾川、 市ノ貝川、 美和川などで河川復旧を行う。 同地域の大瀬川などで砂防事業・急傾斜地崩壊対策事業を実施する。
崩落し、 国道を分断した丹波市市島町八日市の国道175号八日市橋は、 災害から1年後の夏ごろの供用開始をめざし、 架け替え工事を行う。
今年度から取り組んでいる第2次山地防災・土砂災害対策5カ年計画の推進に149億3618万円。 計画には、 昨年8月豪雨災害の被災個所が追加され、 治山ダムや砂防えん堤の整備を進める。
県ホームページで、 現在より細かい1平方㌔㍍ごとの地域別土砂災害危険度の情報提供が梅雨前の5月中に始まる予定。
県立柏原と柏原赤十字の機能を統合し氷上工業団地 (氷上町石生) に移転新築する新しい県立病院の関連予算の計上は初めて。
予算化したのは県立病院分の設計費のみで、 市が病院隣接地に整備する関連施設と市立看護専門学校の設計監理費は含んでいない。 県は市に一体的に設計してはと持ちかけている。
新病院は敷地面積約5・15㌶、 延べ床面積約2・66㌶。 26科で320床。 6階建て。 総事業費は約160億円を想定している。
県立柏原病院と公立豊岡病院をフィールドに、 神戸大学の教員が若手医師の指導にあたる寄附講座を設ける。 柏原に教員が配置される見通し。 兵庫医大ささやま医療センターへの寄附講座は継続する。 予算は共に5000万円。
子どもを産み育てやすい環境整備で、 出会いの機会づくりを増やすため、 「出会いサポートセンター」 の県内在住などの参加要件を緩和し、 東京出張所を設置する。 出産支援では、 これまでからある特定不妊治療費助成に上乗せし、 合算所得が400万円未満などの条件を満たす夫婦に助成する。 また新たに男性専門の不妊相談窓口を設ける。
子育て環境では、 保育所などでの一時預かり、 放課後児童クラブ、 病児・病後児保育などの事業を拡充する。 子育て支援業務に携わる人を対象にした研修・認定登録制度を創設する。
このほか、 篠山市栗柄の栗柄ダム (西紀ダム) が今年5月に供用開始となる予定。
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2015年2月19日11:32
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米へ短期留学の中・高校生募る 丹波市国...
丹波市国際交流協会 (0795・72・5880) は、 8月7―17日に予定しているアメリカ・ワシントン州ケント、 オーバン両市で短期ホームステイする市内の中・高校生10人を募集している。 3月24日午後7時から同協会事務局「交流ひろば」(丹波市柏原町柏原) で説明会を行い、 同27日午後4時に申し込みを締め切る。
対象は市内在住の新中学3年生―高校2年生で、 英会話などの事前研修 (6回程度)、 事後報告会に出席でき、 アメリカからの交換留学生の受け入れと、 それに伴う事業に参加できる人。 参加費は約25万円。 申し込み受付後、 面接などによる選考がある。
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2015年2月19日11:31
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旧正月
今年の旧正月 (元日) は2月19日。 旧暦は閏月の加減で大きく振れ、 昨年は1月31日だった。 「春節」 とも言い、 中国、 ベトナムなどでは今も新暦の正月より賑やかに祝われるが、 日本ではほとんど忘れ去られた。 ▼しかし、 明治6年1月1日から太陽暦への転換が断行された後、 一般国民の抵抗は根強く続いた。 「唱歌という奇跡、 十二の物語」 (文春新書) によると、 その前年の12月を2日だけですませ、 いきなり同月3日を新年の元日としてしまったので皆が戸惑い、 以降も季節的になかなか新暦に馴染めなかった。 ▼中高年に懐かしい 「年の初めのためしとて」 という歌。 明治26年に 「祝祭日唱歌」 に定められたが、 題名が何故、 歌詞にはない 「一月一日(いちげついちじつ)」 なのか。 筆者は長年不思議に思っていたが、 この本で疑問が解けた。 ▼つまり、 祝賀行事のために登校してきた生徒に 「旧暦ではなく今日、 新暦の1月1日こそが年の初めなんだ」と、国をあげて強調したかったらしい。 明治20年代になってもそうしなければならない程に、 太陽暦は官庁と学校の暦にとどまっていたわけだ。 ▼因みに作詞は当時文部省局長だった千家尊福(せんげたかとみ)、 作曲したのは宮内省楽師 (後に楽長) で東京音楽学校教授の上真行(うえさねみち)。 この人は、 小紙の前東京駐在嘱託記者、 丹波出身の上高子さんの夫君の祖父である。 (E)
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2015年2月19日11:31
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他人事ではない認知症
「認知症」 という言葉を聞かない日がないほど、 関心が高まっている。 篠山市では、 認知症の介護者が介護の悩みを打ち明けたり、 専門家からアドバイスを受ける集いを開催している。 また先日、 自宅の一部屋を高齢者や介護者のサロンとして開放している女性が男性介護者の集いを初めて開催した。 その中で、 母と妻を介護している男性は 「自分が入院したらと思うと心配だ」、 また他の男性は 「家事が大変」 「ストレスがたまる」 など、 悩みを打ち明けていた。 集いには、 結成して4年の三田市の男性介護者の会も参加。 結成当初は 「暗い」 会だったが、 輪が広まるとともに 「明るく」 なったという。 メンバーらは 「介護することで自分が元気になったと思うようにしている」 「会社を退職すると友人が少なくなるが、 介護を通して新しい友人ができた」 ―など、 介護を前向きに捉えようとしていた。
また、 認知症予防の取り組みも各地で盛んに行われている。 篠山市の特別養護老人ホーム 「やすらぎ園」 では5年ほど前から、 簡単な学習を取り入れた認知症予防教室を一般の住民を対象に行っている。 簡単な読み、 書き、 計算を繰り返すことが前頭前野を活性化させ、 予防に効果があるという。 さらに、 体操のカリキュラムを独自に作成し、 「頭と体の体操」 によって予防につながっているという。
高齢者の4人に1人は認知症とその予備軍。 決して他人事ではない。 認知症や介護者への理解を深めながら、 より前向きに捉えられる方策がないか、 社会全体で考え、 また、 健常者は、 認知症予防の取り組みを広めて仲間を増やしていくことがこれから大切になるのでは。(坂井謙介)