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2015年3月1日08:19
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「ようこそ先輩」...
柏原高校 (0795・72・1166) は、 3月5日から全4回シリーズで、 さまざまな分野の第一線で活躍する卒業生を講師に迎えた公開講座 「ようこそ先輩!」 を開く。 会場はいずれも柏陵会館。 日程などは次のとおり (敬称略)。
▽5日午後1時半―=声楽家・足立さつき (高32回)、 ソプラノコンサート 「心に響く美しいメロディー」 ▽9日午前11時―=東京大学名誉教授・岩槻邦男 (高5回)、 講演 「丹波の里山から世界を見つめて」 ▽18日午前11時―= 「葉山」 代表取締役・鴻谷佳彦 (高48回)、 講演 「人生を大きく変えた修行時代」 ▽20日午前11時15分―=朝日新聞社編集委員・安井孝之 (高28回)、 講演 「働くということ」
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2015年3月1日08:17
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「従来の水」市議に訴え 意見交換に9人...
青垣町東芦田新水源の水を青垣地域に配水せず、 従来通り西芦田浄水場の水を配水することを求め、 青垣地域の自治会長ら42人が2月25日、 青垣住民センターで市議会議員と懇談した。 「市のためを思い水源開発に協力した青垣住民の願いを踏みにじるような配水計画は承服できない」 「マンガン検出を隠ぺいした市水道部への不信がある」 などと、 議員9人に思いをぶつけた。 議員は、 「市ともっと対話をすべき」 などと意見を述べた。
写真・呼びかけに応え参加した9議員に青垣住民の思いをぶつける自治会代表ら=青垣住民センターで
地域の同意がないまま当初計画通りに、 東芦田水源と西芦田の水を西芦田浄水場で混ぜ、 佐治、 芦田、 氷上町幸世地域に配水しようと、 新年度当初予算案に市が除マンガン装置の設置費を計上することに危機感を募らせ、 議員に懇談を呼びかけた。 青垣地域自治振興連合会 (会長=足立篤夫佐治自治協会長) が全議員に懇談会への参加を呼びかけ、 9人が応えた。
足立徳行神楽自治振興会長が連合会を代表し、 「水はIターン者に感動されるポイントになっている地域づくりの宝」 「計画の原点は、 春日に安全安心な水を、 ということだ。 青垣は何の不安もなく、 十分に満足していた。 全面的に協力してきたつもりだが、なぜ (我々が) このような場を設け、 (議員に) 頭を下げてお願いしないといけない事態になったのか理解できない。 マンガンが検出された (2012年) 時点で、 立ち止まっていれば、 計画変更はあったんじゃないか」 「 『配水計画はまだ決定していないが、 除マンガン装置はつけたい』 と (2月13日に連合会役員は) 説明を受けた。 市は信用を失っている。 信頼関係の改善がない中で 『説明した』 と計画を進めることは、 理解できない。 それが市政のあり方か」 と訴えた。
足立計喜遠阪自治協会長も 「今まで通りの水を飲みたいという素朴な思い。 青垣は水は足りていたし、 これからも飲めるものだと思っていた」 と補足。 芦田自治協の中山謙逸栗住野自治会長も 「地元との覚書で、 何かあれば真しに対応するとなっているが、 それがなされていない。 従来通りの水源から送水するのが信頼回復だ」 と続けた。 佐治自治協の足立覚小倉自治会長は、 「他町は無関心だ」 などと嘆き、 市にさらなる説明の機会を持つよう求めた。
奥村正行議長は 「自治会単位で市に疑問を聞く会をもっては」 と対話を呼びかけた。 また、 「市長も職員も処分された。 市政不信と配水計画の話は別に考えて」 と求めた。
平井孝彦議員は 「対話に力を入れるべきと考えるが、 双方譲れない平行線のままなら (住民投票など) 住民の権利を行使しては」 と述べた。
西本嘉宏議員は 「市長は、 立ち止まって考えると言った以上、 どう考えたのか、 中身を説明すべきだ。 結論だけを押し付けるのは間違いだ」 と批判。 また、 「(青垣にもう1つある) 市原浄水場の余力はないのか。 そういう (水を融通する) 相談はないのか」 と参加者に質問。 参加者たちは 「ない」 と答えた。
市原浄水場に関し太田喜一郎議員と足立克己議員が 「余力はある」 と述べ、 地元と、 西芦田を超える揚水はしない覚書きがあることを報告した。
前川豊市議員は 「予算案の修正案を出すか、 地元合意がないと執行できないなど付帯条件をつけて予算を通すかなど歯止めを色々と考えている」 と発言した。
林時彦、 太田一誠、 西脇秀隆議員は参加したが、 発言はしなかった。
足立連合会長は、 先日、 25校区の自治会長代表が集まる市自治会長会理事会で春日地域の2人から問題解決に協力したい考えを伝えられたことを明かすとともに、 議員に青垣地域の住民の意をくむよう求めた。
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2015年3月1日08:16
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竹の有効活用研究へ 市内の放棄竹林伐採...
篠山東雲高校のふるさと特産類型の生徒が新年度から、 篠山市内の放棄竹林の伐採や、 チップにした竹の有効活用法を探る研究を始める。 このほど、 京都府宮津市の宮津バイオマス・エネルギー製造事業所を視察。 竹を伐採する方法を学んだ。
写真・竹の安全な伐採方法について学ぶ生徒たち=京都府宮津市で
篠山市内に放棄竹林が増加していることに着目。 これまで、 篠山城跡周辺の放棄竹林を伐採した竹を使い、 門松を作ったり、 講習会を開くなどした。 新年度は本格的に研究を進めようと、 まずは、 竹の活用の先進地、 宮津市で竹の安全な伐採作業法とチップにする過程を学んだ。
新年度は、 ふるさと特産類型の生徒が篠山市内の住民からの依頼で竹を伐採するボランティア 「東雲竹林バスターズ」 を結成。 木材よりも肥料成分を多く含み、 乳酸菌が豊富という特徴を生かし、 切り出した竹をチップにして、 庭、 畑などの乾燥防止に使う 「マルチング」 や、 篠山市し尿処理施設 「あさぎり苑」 がつくる汚泥乾燥肥料に使うほか、 細かく削ってクッキーやパンに混ぜるなど有効な活用方法を研究する。
井関善晴君 (2年、 篠山東中出身) は、 「宮津市の視察では、 先進的な研究や施設に驚いた。 篠山は通学路でも、 どこを見ても竹林がたくさん。 これからは、 竹の有効利用を模索し、 放棄竹林の整備をしっかりやっていきたい」 と話している。
放棄竹林で困っているところを探している。 同校の菊川教諭 (079・557・0039)。
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2015年2月28日16:26
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インド料理レストラン「タンドーリ...
インド人が作るカレー
柏原バイパス沿いのテナントに先月末に開店した。 亀岡市のインド料理店の姉妹店。
サービスランチはサラダが付くカレーライス (650円)、 ナンカレー (700円)。 チキン、 ポーク、 ミックス、 キーマと日替わりの5種の中から選ぶ。 辛さは5段階で調節できる。 ルーのスパイスはインド製で、 日本製はタマネギとショウガのみという。 インドのデリー出身のコックが調理する。
カレーは17種類。 チキンとホウレンソウ、 ミントのケバブ、 パコラ (天ぷら) など、 一品物も多数。 夜はコース料理もある。 インドのアイスクリーム 「クルフィ」 などのデザートや、 インドの瓶ビール8種 (400円から)、 お子様セット (480円) も。
プラウイーン・シング店長 (34) は 「気軽に多くの人に食べに来てほしい」 と話している。
【メモ】ランチ午前11―午後3時、 ディナー午後5―10時営業。 無休。 電0795・72・1778。 丹波市柏原町母坪431-1
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2015年2月28日16:19
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ノルディックウォーキング3月の講習会
「たんばエヌウォーカー倶楽部」 主催。 各回、 参加費1000円、 ポールレンタル料500円。 問い合わせは同倶楽部の余田さん (090・2106・3988)。 日程と集合場所は次の通り。
▽3月1日=午前9時、 道の駅おばあちゃんの里 (春日町七日市) ▽5日=午前9時半、 丹波年輪の里 (柏原町田路) ▽12日=午前10時、 篠山チルドレンズミュージアム (篠山市小田中) ▽15日=午後1時半、 丹波並木道中央公園 (篠山市西古佐) ▽17日=午前9時半、 前山コミュニティセンター (市島町上竹田) ▽19日=午前9時半、 丹波年輪の里▽21日=午前9時、 丹波年輪の里
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2015年2月26日08:20
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9時間弱でゴール 100人たすきつなぐ 丹...
100人のランナーがたすきをつなぎ丹波市内を走る 「丹波市100人駅伝」 が2月22日、ライフピアいちじま (丹波市市島町上田) を発着点に行われた。 午前8時ちょうどに出発。 雨が降ったり止んだりする悪天候のなか、 100人目のアンカーが午後4時53分にゴール。 待ち受けていた約60人に喜びの輪が広がった。
5歳から60歳代までの100人が参加。 そろいの黄色のTシャツに身を包み、 年齢やスポーツ歴を参考に割り当てられた数百㍍から最長2㌔を走った。
市島から春日、 氷上、 柏原、 奥野々峠を抜け山南へ。 坂尻トンネルを抜けて氷上に戻り、 青垣へ。 青垣から氷上、 天王坂を越えて春日に入り、 ゴール。 走行距離は93・7㌔だった。
1区を走った稲畑星那さん (10) =市島町北奥=は、 一度試走して本番に臨んだ。 「がんばって走った。 100人で走ってすごいと思った」 と感想。 星那さんを誘って参加し自身も2区を走った祖母のとし子さん (62) は 「孫と参加して楽しかった」 と笑顔だった。
アンカーの100区で最長の2㌔を担当した垂水恵光さん (47) =市島町尾端=は 「大役を頂き、 みなさんの思いを運んだ。 ゴールで大勢出迎えてくれうれしかった。 イベントを継続してほしい」 と話した。
市内有志でつくる 「丹波100プロジェクト」 (松本佳則代表) の主催。 駅伝リーダーの荘司隼也さん (24) =氷上町石生=は、 「豪雨災害後、 軒並みイベントが中止になった。 スポーツで丹波市を元気にしたいと思った。 ゴールで待つのはスタッフだけかなと思っていたが、 走り終えたランナーが出迎えてくれた。 うれしくて、 ぐっときた」 と感慨深げに話していた。
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2015年2月26日08:16
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「しいたけ植菌体験会」
3月8日午前9時―午後4時、 篠山市の東木之部の里山で「しいたけ植菌体験会」が開かれる。 午前9時に東木之部生産組合共同出荷場に集合。 特に家族の参加を呼び掛けている。 伐採体験もある。 山作業ができる服装で。 タオルや昼食、 飲み物などを持参すること。 参加費無料。
申し込みは事前に、 主催の丹波篠山木の駅実行委員会 (079・593・0277)。
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2015年2月26日08:15
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複眼
厄除祭前の寒波襲来の折、 富山の凄い吹雪のテレビ画面を観て、 金沢の知人に見舞いのメールを出したら、 「意外に少なく、 2㌢程です」。 間もなく地元の北国新聞の切り抜きを同封した手紙が届き、 「11月1日~2月9日の累積降雪量は富山市252㌢に対し金沢118㌢」 との記事。 ▼平年値では金沢は富山の7割強といい、 これなら確かに、 50年近く前に金沢に住んだ筆者の記憶にぴったりだが、 今冬が半分以下というのは驚き。 「金沢は北西方向に山がないため、 雪雲が停滞せずに流れるため大雪になりにくい」 と解説されていたが、 これほど差が生じたのは、 やはり昨今の気候変動の影響だろうか。 ▼筆者は新潟市内にも住んだことがあるが、 山間部の日本有数の豪雪地帯に対して、 沿岸部にある新潟市は冬の天気こそ悪いものの、 積雪量は丹波と余り変わらないことを知った。 東京からの天気予報の雪マークを見ている限り、 気付かないことだった。 ▼冬場に丹波から大阪、 神戸の人の所に行くと、 決まって 「雪は大丈夫?」 と聞かれる。 丹波は一応 「兵庫南部」 なのに、 彼らの感覚ではやはり 「日本海側」 なのだろう。 ▼昔、 先輩記者から複眼で取材しろと教えられた。 物事には表と裏、 光と影どころか、 さらにさらに複雑多様な側面がある。 レッテルを貼るのは禁物。(E)
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2015年2月26日08:15
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男子厨房に入ろう
「春雨じゃ濡れて行こう」。 こんな名せりふが当てはまる季節だが、 雨の日が続くとそんな気分にもなれない。 気分転換に、 近くの公民館で行われた男性料理教室に参加した。
エプロンやマスクを身につけ、 ベテラン主婦の指導でレシピを見ながら、 料理に取り組んだ。 ふだん料理をすることはあっても、 我流そのもの。 乱切りなど切り方ひとつを取ってみても、 女性の手際のよさには、 改めて舌を巻く。 一つひとつ尋ねながら料理をした。
順調に進んでいると思っていた矢先、 突然女性の 「待った」 という大きな声にびっくり。 失敗したと分かった。 時すでに遅しの感があったが、 何とか取り繕った。 いよいよ出来上がり。 作るのは苦手でも食べるのは得意。 失敗談議にも花を咲かせながらの会食は盛り上がり、 猪汁の温かさと参加者の笑顔が心にしみた。
「男子厨房に入らず」 は過去の話。 「どんどん厨房に入るべし」 と思う。 料理は段取りも大事だし、 メニューを考えるのに頭も使う。 栄養バランスに気を配り、 健康面に関心を持つようになる。 大勢で作ると会話も弾み、 仲間づくりには最適。 いいことずくめなのだ。
和食が世界遺産になった。 しかし、 一汁三菜の伝統的なメニューは、 すたれていくようにある。 スーパーに行けば、 何でも手に入る。 時間をかけなくても、 食べるものに事欠かない。 そんな時代だからこそ、 手づくりの味や昔ながらの伝統の食を大事にしたい。
男女共同参画の時代でもある。 男女が一緒に料理することで、互いの意識も変化していくのでは。 女性は男性をあたたかく見守ってほしい。 「湯気のなか大根刻む春の音」。(臼井 学)
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2015年2月26日08:14
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和久晋也氏訃報
和久晋也氏 (わく・しんや=前和久医院院長、 元丹波小児科医会会長、 元氷上ライオンズクラブ会長) 22日午前3時22分、 肺炎のため丹波市内の病院で死去、 83歳。 自宅は丹波市氷上町成松330ノ2。 葬儀は25日、 おこなわれた。 喪主は長男、 晋三 (しんぞう) 氏 (和久医院院長)。
1958年に小児科医院を開業、 80歳まで半世紀以上にわたって現役医師として診療にあたった。 2001年厚生労働大臣表彰など、 表彰多数。
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2015年2月26日08:14
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俳句...
篠山市の城北畑小学校 (足立明典校長) の松笠智也君 (6年) が、 俳句や作文などの全国公募展 「第2回親守詩 (おやもりうた) 全国大会」 の6年生・定型詩部門で、 日本青年会議所賞を受賞した。 他部門も合わせて全国約6万点の中から、 同部門では6年生の頂点となる賞。 松笠君は、 「びっくりしたけれど、 とてもうれしい。 また俳句を作って賞を取りたい」 と喜んでいる。
松笠君の作品は、 「ごめんなさい 声が出ない 反抗期」。 思春期に入った自身の思いを率直に表現し、 「五・七・五」 で応募する定型詩部門の優秀賞に選ばれ、 その中から会議所賞に選ばれた。 松笠君は、 「思っていてもなかなか言えない時があるので、 そのことを俳句にした」 とはにかむ。
定型詩のほかに作文・詩、 連歌の部門がある同大会には全国から6万4838点が集まり、 昨年9月に行われた県大会には1749点124人が出展。 松笠君の作品は県大会を突破し、 6年生定型詩では67点のみが出展される全国大会に進出していた。
毎月1人1句詠む伝統が20年以上続いている同校。 先日には日本赤十字社が主催する 「いのちと献血俳句コンテスト」 で団体賞を受賞しており、 伝統の学習が、 また一つ受賞という形で結実した。
「言葉を選び、 それをリズムよくすることが難しい」 と言う松笠君は、 「うまくできると楽しい。 また良い俳句をつくりたい」 と話している。
県大会では親子詩部門で、 同じく6年の奥野伊展君と波部詞月さんも入選を果たしている。
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2015年2月26日08:13
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消えた「住民」
2018年度の開院をめざす新しい県立病院の統合再編基本計画が、 県民意見の募集を経てまとまった。 20人から39件の意見が集まった。 「今後検討する」 と県が回答したのが10件。 交通安全、 浸水対策が多く、 跡地利用の活用に関する意見もあった。 開院に間に合うよう早急に関係部局と調整が必要だ。
51ページある計画に 「住民」 が数回しか出て来ない点が気になっている。 患者だけでない、 病気になる前の 「住民」 が、 窮地に陥った地域医療を支えたのが丹波地域だ。
県立柏原と柏原赤十字の統合再編を提言した 「あり方検討会」 では、 議論の中で、 「住民の支えは丹波地域の特長だから強く打ち出した方がいい」 と学識経験者委員から意見が出され、 最終報告書に 「医療を大切にする地域住民の取り組み」 と項目を立てて盛り込まれた経緯がある。
住民、 医療者、 行政が手を携え、 良い地域医療提供体制が構築されるよう、 県には聞く耳を持ってもらいたい。 適正受診は必要だし、 若手医師の教育への協力など、 住民、 地域の支えは、 今に増して必要になるのだから。(足立智和)
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2015年2月26日08:13
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ややこしや~、でも面白いかも♪
「おか~さん!ひろきが、 またぁ」 ―。 ちいママ役の娘とお友だちまで大騒ぎ。 「またか、 何回目や。 今度は何?」 と水菜の袋詰めの手を止めて外に出たら姿は見えず。 さらに覗き込んで絶句。 どうしてあんたは裸足で田んぼに入るんよ!聞くとチビタ曰く 「長ぐちゅ濡らしとってないもん。 田んぼモミモミしたら気持ちいい言うとってんや」 とイッパシの丹波弁でニンマリ。 仕事の邪魔さえしないならご自由にと大笑い。 この時期、 週末に水菜の出荷が入ると、 どうしてもこの状態になる。
朝からビニールハウスに入る時は、 まずレジャーシート、 おもちゃ、 水筒、 そして餌付け用の?お菓子―と、 まるでピクニック。 娘とは、 もしチビタが飽きてちいママたちに付いていく様なら絶対に母ちゃんの声が届く範囲で遊び、 チビタを見ることと、 雨が降ったらハウスで遊ぶことを約束する。 幸運にも週末土曜は天気が良く、 ご機嫌で外で遊んだ。 日曜はにわか雨も降ったが、 それでも暖かいハウスは絶好の子どもたちの遊び場となった。
子どもたち3人がシートを敷き、 コンテナを机代わりにおやつを食べ、 おままごとをする。 小雨になったら隣の畑から満開の菜の花をめい一杯摘んできてはパズルのように机上で形作る。 賑やかなお喋りと、 たまに小さな小競り合い。 そして菜の花の鮮やかな黄色と春の香り一杯に満たされたハウスの中でなら、 普段なら父ちゃんと黙々とする作業が、 それだけで楽しいイベントになってしまうから、 たまにはこれもありだと思えちゃうのだ♪
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2015年2月26日08:12
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氏子が伐採し皮むく 鳥居20年ぶり新調 ...
丹波市青垣町東芦田自治会内の高座神社の末社 (13社) の1つ、 大神 (おおかみ) 神社の鳥居が20年ぶりに再建され、 22日に氏子が集まり、 完成した鳥居の前で、 竣工奉告祭が行われた。 同地区の殿谷集落の氏子21人が同神社境内の山の木を切り出し、 皮むきを行うなど力を合わせた。
鳥居は長年の風雪で老朽化していた。 樹齢80年の境内のヒノキを使用し、 高さ3・6㍍、 幅4㍍のどっしりとした趣きのある鳥居になった。 奉告祭では、 高座神社の梅只敏幸宮司が祝詞 (のりと) をあげ、 氏子が玉串を捧げた。
同神社の記録によると、 鳥居は1978年、 95年に再建されている。 建屋 (社) は、 江戸時代の1700年に雷で焼失し、 04年に再興された。 2002年に改築している。
氏子が長年、 「神明 (しんめい)」 さんと呼び、 慣れ親しんできた神社。 氏子の男性 (81) は、 「3回も鳥居の再建に立ち会えた。 ありがたい」 と喜び、 殿谷谷長の山本光男さん (67) は、 「長年この地に鎮座してきた鳥居をみんなの力で再建できてうれしい。 住民が安心して暮らせるようにこれからも守っていただきたい」 と感慨深い様子だった。
同神社氏子で、 高座神社筆頭総代の小寺昌樹さん (74) は、 「地域住民の信仰の厚さのたまもの。 この事業を通じ、 住民のコミュニケーションがよりいっそう深まったのでは」 と話している。
同神社の祭神は、 國常立尊 (くにとこたちのみこと)。 毎年12月に霜月 (しもつき) 講を行うなど氏子が伝統を守っている。
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2015年2月26日08:12
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初の故郷公演「吟舞華舞台」 青垣出身の...
青垣町口塩久出身の足立秀幸さん (65) =三田市=が、 柏原高校や青垣中学校時代の同級生らの応援を受け、 3月22日午後1時半から丹波の森公苑で 「吟舞華舞台」 を催す。 大学在学中に吟詠の道に入った足立さんは、 「紫颯 (しそう)」 と名乗り、 「紫洲 (ししゅう) 流三田明吟会」 を主宰している。 初めてのふるさと公演。 丹波を題材に取り上げた舞台も用意し、 演出効果を最大限に生かして日本の伝統文化である詩吟、 剣舞、 詩舞を披露する。
足立さんは、 妻の千穂 (せんすい) 流詩舞家元の一ノ葉 (いちのは) 千穂さんとともにこれまで三田市内で、 「吟舞華舞台」 を4回開催。 ふるさとでも催したいと思っていたところ、 一昨年、 高校時代のクラス会で級友が応援を買って出た。 中学時代の同級生も加わり、 約20人で実行委員会を組織。 入場券の配布やポスター張りつけなどに奔走した。
公演では、 元丹波市文化財審議委員の故中尾巌さんが、 高源寺や石龕寺、 田ステ女など、 丹波にゆかりの題材をうたった漢詩を取り上げて吟じ、 舞うほか、 信長や秀吉、 黒田官兵衛など戦国時代の人物にちなむ作品を上演。 総勢30人がにぎやかに舞台を盛り上げる 「名月たぬき囃子」 などがある。 また、 青垣翁三番叟、 丹波杜氏組合、 民謡秀敦会の地元3団体が賛助出演する。
足立さんは、 「古めかしいイメージがある詩吟、 剣詩舞だが、 新鮮な感覚で楽しんでほしい」 と言い、 照明や音響、 舞台装置をフルに活用。 漢詩文や映像を大型スクリーンに映し出すなど、 視角、 聴覚の両面で楽しめる舞台にする。
吟詠では足立さんをはじめ師範クラスら約15人、 舞では、 社中やエキストラら約35人が出演。 足立さんの同級生もエキストラで出演する。
足立さんは、 「同級生の応援に応えるためにも最高の舞台にしたい」 と話している。 入場料1500円。 ゆめタウン・サービスカウンターでチケットを扱っている。 同級生の尽力もあり、 チケットは相当数が出ている。 足立さん (079・559・6279)。
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2015年2月26日08:11
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家族みんなの作品展 高見武雄さん一家 ...
丹波市市島町与戸の高見武雄さん (78) 一家が2月27日から、 同町上牧の 「ギャラリー月あかり」 (0795・85・0882) で、 家族3世代の作品展 「高見武雄とその家族展」 を開く。 絵画や書道作品を約30点展示する。 武雄さんは、 「家族それぞれ楽しんで仕上げた作品ばかり。 足を運んでもらえるとうれしい」 と話している。 午前9時半―午後6時。 3月1日まで。 入場無料。
武雄さんは、 奈良県の長谷寺の紅葉を描いた30号の水彩画など、 風景画を中心に約20点を出展する。 妻の幸恵さん (74)、 次女の美香さん (46)、 孫の駿佑君 (柏原高3年)、 美奈子さん (福知山成美高1年)、 亮佑君 (三輪小4年) は書道作品を展示。 相田みつをの心温まる詩や、 福沢諭吉の 「学問のすすめ」 の一節など、 篆書や行書、 楷書などさまざまな書体で仕上げた作品を、 一人2点ほど展示する。
武雄さんは退職後、 趣味の一つにと絵を描き始めた。 同町の絵画グループ 「パレットの会」 で腕を磨き、 現在は同町の水彩画グループ 「風の色」 で作品づくりに取り組んでいる。 これまでに丹波の森美術展や、 丹波市民美術展などで奨励賞を受賞している。
書道作品を出展する5人は、 近所の書道教室に通い、 数々の受賞経験もあるなど、 一家あげて書に親しんでいる。
絵画仲間から個展の開催を勧められた武雄さん。 「自分の作品だけでなく、 書道を楽しんでいる家族の作品も展示した方が楽しそう」 との思いから、 家族展を開くことにした。
武雄さんは 「未熟な作品が多いが、 家族で展示会を開ける幸せを感じている」 と話している。
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2015年2月26日08:10
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「計画通り配水」方針 マンガン除去予算...
写真・市民団体が設置した、 新水源利用に反対する看板。 配水地域住民の理解は得られるのか=氷上町賀茂で
丹波市が青垣町東芦田に新設した水源の水から国の基準値を超えるマンガンが検出された問題で、 市はマンガンを除去した上で、 当初の計画通りに飲料水として青垣町佐治、 芦田、 氷上町幸世の各地区に配水する方針を固めた。これに伴い、マンガン除去装置の設置費用約5000万円を含む水道施設統合整備事業費 (12億2958万円) を新年度当初予算案に盛り込んだ。 配水予定地区からは 「現行通りの水を」と新水源の利用に反対する声が根強く、 市議会での議論の中身や判断が注目される。
国の基準値 (蛇口から出る水の値) は、 「0・05以下」。 同新水源の水の値は、 変動しているが、 「平均で0・1程度」 (市水道部) という。
同装置の実施設計は、 2013年度に完了。 西芦田浄水場内に設置する。 市の配水計画は、 新水源の水からマンガンを取り除いた後、 西芦田浄水場の水とブレンドし、 3地区に配水。 幸世地区の桟敷水源の水を春日地域に送る―というもの。
市水道部は 「計画通りの配水」 に至った考え方について 「マンガンを除去すれば、 安全な水だというのが基本にある。 新水源の水を直接、 春日に送るなど、 当初計画以外の方法も検討し、 費用対効果を含めて総合的に判断した結果」 としている。
市は今月に入り、 辻重五郎市長も同席し、 青垣、 幸世の各自治協議会 (振興会) の代表らに、 マンガン除去装置の費用を予算化すること、 当初計画の通りに配水する方針を固めたことを説明したが、 「地元の理解は得られていない」 としている。
取材に対し辻市長は、 「議会で承認いただければ、 配水地域に対し、 マンガンを除去すれば安全な水であるということを納得していただけるまで、 時間はかかってもひざを交えて説明していく。 決して強引に押し進めるつもりはない」 と話している。
2012年の濁水流出事故により、 新水源の水が基準値を越えるマンガンを含んでいることが分かった。 その後、 水道部が新水源の水質検査結果を隠ぺいしていたことも明らかになった。 配水地域の住民から 「現行通りの水が飲みたい」 との要望が高まり、 辻市長は昨年3月定例会で 「いったん立ち止まり検討する」 と答弁。 対応が問われていた。
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2015年2月26日08:09
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トンネル工事始まる 供用開始は2018年度...
写真・1号トンネルの本体工事が始まった 「川代道路」 =篠山市大山下で
篠山市大山下で進められている県道篠山山南線バイパス 「川代道路」 の1号トンネル本体工事が始まった。 25日に安全祈願祭が行われ、 3月以降、 ダイナマイトによる発破作業にかかる。
川代道路は、 篠山市大山下地内の延長1720㍍。 3本のトンネル (1号=893㍍、 2号=387㍍、 3号115㍍) を2本の橋 (1号14・5㍍、 2号16㍍) でつなぐ。 3本のトンネルの総延長は1395㍍で、 篠山市内では最長になる。
1号トンネル工事は、 前田・川嶋・淡路土建特別共同体が請け負っている。 1㍍ごとにH形鋼で固めながら掘り進めていく。 掘削した山にコンクリートを吹き付けたり、 ロックボルトで山とトンネルを縫い止めて一体化させるナトム工法で施工している。 現場には、 砂と砂利を混ぜてコンクリートを作るプラントや、 濁水処理プラントが建設され、 ホイールジャンボやホールローダ、 トラックミキサー、 ダンプトラックなどの大型機械が活躍している。
総予算は約40億円。 1号トンネル本体工事は来年3月末完成予定。 川代道路は、 2018年度の供用開始をめざしている。
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2015年2月25日15:09
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蘆井神社 (丹波市青垣町栗住野)
創建時不詳だが、 延喜式神名帳に出ている古社。 水の神様と言われている。 鳥居からまっすぐ参道が伸びていて、 途中に舞殿や小社が並んでいる。 覆屋がかかった本殿は三間社流れ造りである。
この神社の彫り物の多さには驚いた。 下部から屋根下の上部まで多彩な彫刻が満ち満ちていると言っていい。 まず妻飾りには、 少し見えづらいが、 迫力ある竜の彫刻がある。 木鼻と肘木鼻には、 唐獅子、 麒麟、 獏、 象が、 それぞれ2組あり、 また大まかな造りだが、 獅子噛が大きな梁に噛みついている。 尾垂木の竜の彫り物も立派なものだ。 手挟みには牡丹とかささぎが見える。
しかし、なんと言っても面白いのは、肘木鼻の十二支の彫り物である。 子、牛、虎から始まって、 猿、 鳥、 犬、 猪まで揃っている。 初めて目にしたものだ。 彫り物師の銘は見つからないが、 時代から見て、 5代目中井正忠、6代目中井正貞、親子の合作と思われる。
元高校教諭 岸名経夫
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2015年2月25日15:09
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佐久神社 (豊岡市日高町佐田)
創建時不詳。 祭神、 手力男命。 木花開耶姫命。 境内は宮山の中腹、 標高140㍍の所にある。 集落のはずれから旧道の坂道をかなり登った所で、 静謐な雰囲気だ。 神社右手には稲荷神社が鎮座。 天保13年 (1842年) に本殿が再建された。
ここにも、 なかなか立派な彫り物がしつらえられている。 中央の向背には定番の竜の彫刻が目に入る。 裏面には朱色で鮮やかに 「彫り物師、 丹州栢原住人、 中井権次橘正貞」 とある。
兎の毛通しには、 今にも飛び立たんばかりの鳳凰がいる。 木鼻には、 唐獅子と象の霊獣。 その他の空間には、 鶴と亀の長寿を記念する鑿(のみ)の冴え鋭い彫刻が目に入る。 ただ残念なのは、 本来屋根の上部にあるべき、 獅子が噛みつく様子を表した 「獅子噛」 が、 社の階段に放置されていたことだ。 知恵を絞って本来のあるべきところに戻してほしい。 「獅子噛」 が望んでいるようだ。
元高校教諭 岸名経夫