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2015年3月5日10:45
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人生の絶頂
先日、 大先輩からの誘いで、 バスケットボールのサークルにお邪魔した。 参加者は、 40歳代から現役の中高生たち。 私、 中高では主将を務めさせていただいたので、 それなりにできるだろうと思っていたのが、 大きな間違いだった。
パスのたびに、 全身がきしむ。 速攻でもかけようものなら、 肺が破裂しそうになる。 放ったシュートは、 きれいな弧を描いて、 ゴールの手前に落ちていく。 頭ではイメージできているのに、 体がついてこないという不思議な感覚を味わうことになった。
そして、 中高生たちの元気なこと。 息も切らさず駆け回る。 あぁ、 郷愁。 私にもかつてあのような時代があったのだろうか。
先日、 高校の入試問題を見たが、 さっぱりわからなかったことを思い出す。 中高生は、 学力、 体力ともに人生の絶頂なのかもしれない。
どっこい、 年の功という言葉がある。 若者にはない知恵や思慮が大人にはあるのだ。 そして、 みんないずれ年を取る。 そこまで考えて、 嫌な大人になったものだと反省した。
翌日、 全身筋肉痛に見舞われる中、 いつものように仕事に向かった。(森田靖久)
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2015年3月5日10:45
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つまらないこと。
昨日、 夫にカチンとくることがあり、 帰るメールにもそっけない返信しかしなかった。 夕飯はレトルトカレーとお皿だけ置いて、 帰って来た顔も見ずに早くにベッドに入ってしまった。 今朝はお弁当も作らなかった。 「いってらっしゃい」 も言わなかった。 少々ぶっきらぼうに 「おはよう」 だけは言ったけど。
気分がクサくさするので、 ゆっくり朝風呂でも入ってやろうと、 まだ午前中の日差しの中、 いつもよりお湯をたっぷり張った浴槽に寝そべるように肩までつかってほっと一息。 その時、 お風呂場の天井が目に入った。 ピカピカだ。 カビひとつついてない。
実は風呂掃除は子どもたちが大学に行き、 夫婦だけの生活になってからは、 夫の仕事になっている。 私が掃除をしていた頃は、 高い天井はどうしても億劫になり、 掃除が滞りがちだった。 今は彼が毎晩11時過ぎに大阪から帰って終い湯に入り、 掃除をして出てきてくれる。 次の日、 お風呂は指一本でお湯を溜められるので、 なんと便利なことよと最初の頃は感動していたものだった。 その感動と感謝を最近はすっかり忘れ果てていた。
先日もつまらないことをいつまでも気にしている私に夫がかけてくれた言葉で納得したばかりだった。 「お互いに99%は良いところを認め合ってる。 1%ぐらい気になることがあってもそれは流そうよ」 本当にそうだ。 この大きな愛に比べたら、 つまらないこと、 つまらないこと。 朝のお風呂の天井が教えてくれた良いこと、 なのでした。
(土性里花・グループPEN代表)
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2015年3月5日10:44
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陶器やかばんも展示 3月6日、リニュー...
丹波布工房 「丹の布」 (丹波市青垣町中佐治、 大谷由美子さん主宰、 090・3271・8407) が3月6日、 一部改装して品揃えを新たにリニューアルオープンする。
豊岡杞柳細工でバッグを作る伝統工芸士の小西久子さんの作品、 民芸運動に関わった陶芸家、 河井寛次郎の系譜に連なる気鋭の作家、 河井一喜さん (滋賀県) の陶器などを常設展示、 販売する。
以前から同工房関係者の夫の中村靖夫さんが編む竹細工のカゴを置いており、 手仕事に触れられるギャラリーにしたいとの思いから、 丹波布以外の品物を増やした。
小西さんとは県内の地場産業の催しで知り合い、 一喜さんは、 知人宅で作品を見て気に入り、 声をかけた。 一喜さんの作品を常設で置くのは、 県内では同工房が1店目。
大谷さんは 「たくさん置くつもりはないが、 良い物を見てほしいと工芸、 民芸的なものを集めた。 丹波布と合わせて見てほしい」 と来館を呼びかけている。
3月中の来館者に後日粗品を送る。 金、 土、 日の午前10―午後5時開館。
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2015年3月5日10:42
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「市の意思」と答弁 予算計上で市長 新...
丹波市の辻重五郎市長は3日の市議会定例会で、 水道事業会計予算に青垣町東芦田水源の水のマンガンを除去する装置の設置費用約4400万円を含む水道施設統合整備事業費を計上したことについて、 「市としての意思を示す意味で上程した。 強引に進めることは決してせず、 丁寧な説明を繰り返す。 地元に入って理解を得るための最大限の努力をする」 と答弁した。
議員からは 「住民の了解なしに進めるのか」 「予算計上は、 住民の思いを逆なでする行為ではないか」 「何をどう検討した結果なのか」 などの質問が出た。
計画通りに配水する方針に至った経緯について市は、 春日に直接送る、 新たな水源を求める―などの案を検討したと述べ、 「いずれも多額の費用がいり、 後世に負担をかける。 『マンガンを除去すれば、 安全な水である』 という原点に返り、 検討した結果、 最善と判断した」 と説明。 辻市長は、 「専門家の意見も聞いた。 除マンガンは全国で行われており、 市内でも行っている。 ここだけしないとは言えない」 と述べた。
また、 マンガンを除去する際に使用する塩素による健康被害が心配されていることについては、 「塩素はマンガン濃度に応じて投入するが、 健康被害が心配されるほど過剰に投入することはない。 残留塩素も毎日、 検査している」 と理解を求めた。
市は、 マンガンを除去した上で、 当初の計画通りに飲料水として青垣町佐治、 芦田、 氷上町幸世の各地区に配水する方針。 配水予定地区からは 「現行通りの水を」 と反対する声が上がっている。
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2015年3月5日10:41
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東京営業所設け展開 1日2便...
青垣観光バス (丹波市青垣町佐治、 檜田昭治社長、 0795・87・1660) が、 東京営業所を設け、 多角的なバス事業を続けている。 東京 (東京、 横浜) と関西 (三宮、 梅田、 京都) を結ぶ夜行高速乗合バスを運行しているほか、 東京発の観光貸切バス、 最近話題の海外からの団体買い物客の空港送迎貸切バスなどに活路を見出している。
写真・青垣観光バス本社で夜の出発まで待機する関西―東京間を運行する 「たびのすけバス」 =青垣町佐治で
1994年設立の同社は、 丹波市を中心に地元客を相手に貸切バスを運行するのに加え、 旅行代理店が主催するツアーバスとして東京ディズニーランド行きなどを運行していた。
転機は2012年の関越自動車道高速バス居眠り運転事故。 事故を受けた安全基準の厳格化に対応できない旅行代理店が次々と撤退。 同社は、 一般乗合旅客自動車運送業の認可を受け、 自社直営で高速乗合バス事業を手がけるようになった。 これにあわせ13年、 東京都足立区に約200坪の土地を借り、 東京営業所を開設、 車庫や事務所、 車両、 運転手を整えた。
関東と関西を結ぶバス 「たびのすけバス」 を運営。 東京発と関西発を各1便ずつ、 1日2便運行 (549㌔、 約7時間40分―8時間、 今月3日からは臨時便を1便ずつ増便中)。 東京発は、 東京鍛冶橋を午後10時45分に出発し、 午前7時に梅田、 同8時に神戸に着く。 兵庫発は午後10時に三宮発、 東京鍛冶橋に午前7時に着く。 予約制。
「たびのすけバス」 は、 兵庫発の場合、 午後7時から7時半に青垣の本社を出発し、 三宮の停留所に向かう。 東京発の便は、 乗客を全員降ろした後、 午前8―9時に本社に戻り、 夜の出発を待つ。
東京営業所ができたことで、 都内で貸切バス事業に参入。 都内を巡る観光ツアーや東京発の近距離ツアーに同社のバスが使われている。
最近は、 本社のバスも、 中国を中心とした爆買い買い物客を関西空港などから各地に送迎する貸切バスの運行で稼働率が高まっているという。
同社の足立一光会長 (青垣町徳畑) は、 「銀座や、 スカイツリーで青垣観光のバスを見たと言われる」 と笑い、 「東京に拠点ができたことで事業の幅が広がった。 関東から、 丹波や但馬に観光客を呼べるようになればおもしろい」 と夢を描く。
「たびのすけバス」 の予約は、 専用サイトか受け付けセンター (050・3801・1674)。
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2015年3月5日10:41
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小西氏3期目出馬へ「農業の産業化を」 ...
篠山市選出の県会議員、 小西隆紀氏 (49) =魚屋町=が3日、 記者会見し、 4月12日投開票 (4月3日告示) の県会議員選挙への出馬を表明した。 小西氏は現在2期目。 同市選挙区での正式な出馬表明は、 現在のところ、 小西氏のみ。
小西氏は地域づくりの目標として、 ▽農業の産業化をめざす。 農地区画の拡大やパイプラインの設置など、 再度、 最新の基盤整備を進め、 農業の効率化を図るとともに、 農産物のブランド化を進める▽現在、 観光面で連携している京都府と、 防災や医療の面でも連携を図る▽商店や農業など、 すべての分野での担い手の育成を進める▽小学校での基礎学力の向上を図り、 学校ボランティアの促進など、 地域と一体となった学校づくりを支援する―ことなどを掲げた。
「2期目で推し進めてきた観光や農業の施策をはじめ、 産業、 医療、 防災などさらに幅広い分野を力強く進めていきたい」 と話している。
現在、 県議会では、 議会運営委員、 産業労働常任委員を務めている。 篠山市柔道協会会長、 「小西のパン」 取締役。
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2015年3月5日10:40
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篠山で大阪プロレス! 3月21日、郡家で
元祖ナニワのバトルエンターテイメント 「大阪プロレス」 (主催・大阪プロレス株式会社) の篠山興行が3月21日午後2時半から、 篠山総合スポーツセンター (篠山市郡家) で開かれる。 大技あり、 笑いあり、 感動ありのリングを推し進めている同社取締役の山口孝裕さん (55) =神戸市=は篠山市出身。 山口さんは、 「大阪プロレスは、 幅広い世代の方に楽しんでもらえ、 見終わった後には元気になって帰ってもらえるもの。 めったにない機会なので、 ぜひたくさんの人に見てもらいたい」 と呼びかけている。
写真・大阪プロレス専用車に乗って営業に回る山口さんら=篠山市西古佐で
大阪プロレスは、 本格的なプロレス技のほか、 所属レスラーが 「えべっさん」 や 「くいしんぼう仮面」 などナニワのカラーを前面に押し出したコメディー色も満載で、 老若男女が楽しめる内容。 当日は、 オープニングアクトとして、 市内の小学生でつくるダンスチーム 「PINKY CATS」 がダンスを披露し、 その後、 5試合程度が組まれる。 初代えべっさんなどのほか約15人のレスラーが参加する予定で、 ダンプ松本さんも限定参戦する。 また、 試合終了後には、 子どもたちがリングに上がり、 レスラーとの記念撮影も行う。
味間小学校、 丹南中学校と篠山で過ごし、 大学卒業後は学校教諭として勤務していた山口さん。 大阪プロレスの代表を務める阪上雄司さんが元教え子という縁でプロレス業界に飛び込み、 今年で6年目を迎えた。 現在は、 興行関連を一手に担っている。
市商工会青年部篠山支部が大阪プロレス観戦などをしたことがあり、 その際、 山口さんが窓口になったことから、 「篠山」 つながりで親交を結んだ。 その後、 大阪プロレスが大阪にとどまらず、 地方でも興行を打つことになり、 青年部との縁がきっかけとなって篠山興行が実現した。
「ずっと篠山にいたわけでもないのに、 地元の友達たちが協力してくれて、 本当にあたたかさを感じる」 と言う山口さん。 「選手たちはいいものを見せてくれる。 めったにない機会だと思うので、 楽しんで、 喜んでもらって、 篠山の活性化にもつながればうれしい」 と話している。
午後1時半開場。 S席5000円。 A席4000円、 B席3000円、 2階自由席2000円、 中学生B席1000円、 小学生B席500円 (すべて当日500円アップ)。 障がい者、 シニア世代の人は、 当日席で各種1000円割引。
チケットは、 チケットぴあやローソンチケットで販売中。 チケット購入や問い合わせなどは、 山口さん (070・6925・8692)。
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2015年3月5日10:39
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羅漢山宝住寺(綾部市味方町井上寺)
新綾部大橋を渡り、 国道27号線を右折して少し行った所にある。 往時は真言宗の井上寺と称していたが、 今は地名にその名が残っているだけで、 現在は臨済宗妙心寺派の禅寺である。 創建は永正15年 (1518年) の古刹。 毎年7月8日には、 きゅうり薬師大祭として有名な 「きゅうり封じ」 の行事が行われている。 小高い築山状にも見える裏庭には、 垢抜けした18体の羅漢さんが鎮座している。 住職さんは進取の気持ちを強くお持ちの方で、 ホームページにも多彩な文言が出ている。
数は少ないが、 文政2年(1819年)建立のここの観音堂に、 なかなかの彫り物が目に入る。 正面虹梁の上に躍動感溢れる竜の彫り物がある。 鑿の冴えも素晴らしい。 とりわけ、 中井一統の彫り物のシンボル、 宝珠が中央に設けられ、 安定感を増している。 木鼻にも迫力ある獏が設えてある。 「彫り物師、 栢原住人、 中井権次正貞」 とある。
元高校教諭 岸名経夫
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2015年3月5日10:39
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大歳神社(丹波市山南町若林)
創建時不詳、 ここの神社の本殿は特に垢抜けしている。 向背の虹梁の上には、 やや線の太い竜の彫り物が目に入る。 そのすぐ下の左右2カ所に、 鑿 (のみ) の彫り鮮やかな兎の彫刻がある。 また、 竜の上の妻飾りには獅子噛が梁に噛みついている。 木鼻には、 定番の唐獅子と獏以外に、 馬足で頭に角が生えた麒麟がいる。 さらに兎の毛通しには、 今にも飛翔しそうな鳳凰が彫られている。 手挟みの華は菊の花で、 素晴らしいの一言。 長寿を祈念する鶴、 亀も目に入る。 角の生えた木造りの狛犬もいる。
さらに珠玉は脇障子。 たいへん分厚い欅の一枚板に鷹が猿をいたぶっている様子と、 他方には牡丹と唐獅子が立体的に彫り込まれている。 裏に 「当社彫物師栢原町住人、 中井青竜軒」 とある。 5代目中井正忠、 6代目正貞などの合作である。 拝殿は9代目貞胤、また曳山は7代目正次と8代目正胤で、中井一統が殆ど揃うという極めて稀有な組み合わせである。
元高校教諭 岸名経夫
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2015年3月3日20:02
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車立往生で列車運転見合わせ
3日午後6時30分ごろ、丹波市山南町池谷の踏切で、自動車が立ち往生し、JR篠山口―福知山駅間で運転を見合わせている。運転再開は8時半ごろの見込み。
JR西日本と丹波署によると、運転者がハンドル操作を誤ったとみられる。
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2015年3月1日08:30
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ブラック企業に負けないホットライン
3月6、 7日の午前10時から午後6時、 労働組合 「たんばユニオン」 (079・552・7010) が、 相談を受け付ける。 労働相談のスタッフが悩みを受け止め、 解決方法を一緒に考える。
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2015年3月1日08:30
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春のキャンプ参加児童募る 丹波少年自然...
丹波少年自然の家 (青垣町西芦田、 0795・87・1633) は3月26、 27の両日、 同施設で開く 「わんぱくキッズスプリングキャンプ」 の参加者を募集している。 現在の小学2―4年生が対象。
まきを燃やしておやつとカレーづくり、 キャンプファイヤー、 工作、 ハイキングなどがある。
定員30人。 丹波地域からの参加 (現地集合) は3700円。 6日までに同施設に申し込む。 応募者多数の場合は抽選。
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2015年3月1日08:29
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なかしん囲碁大会参加募る 3月21日
中兵庫信用金庫は3月21日に同金庫本店 (氷上町成松) で開く 「なかしん理事長杯争奪囲碁大会」 の参加者を募集している。
棋力によりA級 (4段以上) ―E級 (5級以下) の5クラスに分け、 それぞれのクラスで段級位差による置き碁とする。 4局し、 勝ち点により順位を決める。
丹波市在住で同金庫と取引のある人または、 その家族の囲碁愛好者が対象。 参加費1500円。 10日までに最寄りの店舗に申し込む。
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2015年3月1日08:27
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黎明期
「学舎は焼くとも教育は焼くな」。 篠山藩主の子として江戸に生まれ、 篠山鳳鳴高校のルーツである私立篠山中年学舎を明治9年に創設した青山忠誠 (ただしげ) の名言である。 郷土の発展のためには人材育成が不可欠との思いから同学舎が創設された。 ▼忠誠は、 福沢諭吉に私学の経営について相談。 志に感銘した福沢は、 英語、 物理・化学の2人の教師を篠山に送るなど同学舎を応援した。 やがて公立篠山中学校に改称。 順調に運営されていたが、 明治16年に全焼。 翌17年には、 公立中学校は1府県1校に限られることになり、 廃校の危機にさらされた。 ▼そんな困難な事態に直面した時に忠誠が発したのが冒頭の名言。 私財を投じて私立鳳鳴義塾をおこし、 明治18年には存続の許可を勝ち取って、 教育の灯を守った。 ▼この年、 氷上郡では柏原に氷上高等小学校が設立された。 設立時の棟札には 「教育は国家の根底なり。 学校は教育の土壌なり」 とある。 ▼高等小学校跡の建物がこの4月、 「たんば黎明 (れいめい) 館」 (正式名称は丹波市立旧氷上高等小学校校舎) と名を改め、 リニューアルオープンする。 黎明とは、 「夜明け」 「新しい時代の始まり」 の意味。 忠誠の名言や棟札の言葉から伝わる先人の気概。 当時はまさに、 教育を通して明日の郷土を築こうとした黎明期だった。 (Y)
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2015年3月1日08:26
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春の猫
春の猫とは、 恋する猫のことで、 おかしみのある季語として俳句では好んで使われる。
我が家のオス猫メルもいよいよ恋年齢となったようで、 夜な夜なお出かけ。 ところが、 近所に意にかなうメス猫がいないらしく、 発情期独特の声や、 メス猫をめぐる争いの声は、 一向に聞えてこない。 以前から、 メルの父親らしき毛色のオス猫と子熊のように肥った真黒なオス猫の二匹はよく見かけた。 遠くまで遠征しているのか、 その二匹もあまり姿を現さない。 メルのママで、 昨年の秋の初めにいなくなってしまったシロは、 それはきれいな純白の猫だった。 結局帰ってこなかったのは、 あまりに美形で猫好きに拉致されたのではと、 今では思っている。
二月二十二日は猫の日だった。 愛猫家の学者・文化人が構成する猫の日実行委員会が、 ペットフード協会と協力して 「猫と一緒に暮らせる幸せに感謝し、 猫と共にこの喜びをかみしめる記念日を」 という趣旨で一九八七年に制定したという。 鳴き声のニャンニャンニャンのゴロ合わせ。 これはあくまで日本の猫の日で、 ロシアは三月一日、 アメリカは十月二十九日。 ちなみに日本の犬の日はこれもゴロ合わせのワンワンワンで十一月一日だ。
老夫婦二人の暮らしに、 猫は笑いや会話を増やしてくれる。 最近のメルのお気に入りは、 新聞を広げて読み始めると、 その真ん中に寝そべること。 お腹をみせて 「僕にも注目してよ」 と言わんばかり。 BSの 「世界猫歩き」 の番組も炬燵に上がって見入る。 恋人探しに疲れて寝入る姿は見ているだけで幸せな気持ちにさせてくれる。
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2015年3月1日08:23
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加納滋基氏訃報
加納滋基氏 (かのう・しげき=加納商店店主、 柏原小売酒販組合・柏原酒販協同組合理事長、 元県小売酒販組合連合会副理事長) 2月24日午後2時22分、 病気のため丹波市内の病院で死去、 80歳。 自宅は丹波市氷上町伊佐口163。 葬儀は26日おこなわれた。 喪主は長男、 雅基 (まさき) 氏。
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2015年3月1日08:22
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子育て支援に思う事
4月から、 国の 「子育て支援新制度」 が始まり、 就学前の教育・保育施設の利用方法が変わる。 保育園やこども園の保育基本時間は8時間だったが、 最大で11時間との2種類になるなどの変更がある。
また丹波市は、 小学3年生までが対象だったアフタースクールを6年生まで拡充。 合わせて利用料金を日額から月額に変更する。 全体的には子育て支援策が手厚くなったといえるだろう。
ただ、 気になることもある。 ある保育実践者の講演で、 「大人に8時間労働の基準があるのなら、 子どもを預けるのも8時間を限度にしてほしい。 園にいる時間が長すぎて疲れてしまっている子どもがいる」 と聞き、 考えさせられる話だと思った。 長時間預けるのは大人が働くためであり、 子どものためではない。
会社に勤めながら子育てしている身として、 子どもにしわ寄せがいっていると思うことがある。 また、 協力してくれる同居家族がいるありがたさも常々感じている。 子育てはそれぞれの家庭で事情や考え方が異なるが、 どの立場であっても、 子どもの気持ちや幸せを心に留めたい。(古西 純)
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2015年3月1日08:22
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「雪合戦」県2位で全国へ 女性教職員チ...
丹波市内の小学校に勤める女性教員を中心につくるスポーツ雪合戦チーム 「SKU」 (小谷良子代表) が、 このほど香美町で行われた 「県雪合戦大会」 のレディースの部で準優勝を果たし、 3月7日に長野県白馬村で開幕する全国大会 「日本雪合戦選手権大会」 (日本雪合戦連盟主催) に初出場する。 黒井小学校に勤務する小谷代表 (33) =篠山市池上=は、 「チーム一丸となって優勝をめざしたい。 競技を楽しむことができれば」 と意気込んでいる。
県大会には、 近畿地方の9チームが出場した。 「SKU」 は、 3チームで行われた予選リーグを1位で突破。 決勝リーグ初戦を2―0でストレート勝ちしたものの、 「村岡御殿」 (香美町) に1セット目を引き分けたあと、 残る2セットを連取されて敗れた。 優勝した 「村岡御殿」 が日本選手権大会の出場権を得たが、 辞退したため、 「SKU」 が出場することになった。
「SKU」 は2012年、 当時、 崇広小学校に勤務していた、 スポーツ雪合戦の経験がある小谷代表の呼びかけに応じた同校女性教員らで立ち上げた。 以降、 毎年県大会に出場し、 過去の最高成績は3位。 毎年12月になると月2回、 県大会に向けて同校体育館で練習を重ねている。 玉入れで使うお手玉を雪玉に見立て、 実戦さながらに特訓に励んでいる。
チーム名は同校名が由来だが、 女性らしく 「清楚・可憐・美しく」 もかけているという。 小谷代表は 「スキーやスノーボードなら、 ある程度経験が必要だが、 誰でも楽しめるのがスポーツ雪合戦の良いところ。 相手チームとの交流も楽しみの一つになっている」 と話している。
小谷代表以外のメンバーは次のみなさん (カッコ内は勤務校)。
近藤香織 (南)、 阪下祐美 (崇広)、 御川真理恵 (同)、 蘆田奈美 (同)、 吉田愛 (同)、 谷川美緒 (西脇・重春)、 清原葵 (黒井)、 足立潤子 (東)、 細田真生 (大路)、 西岡奈美 (西)
【スポーツ雪合戦】1チーム7人制で、 10×40㍍のコートで行う。 1セット3分間の2セット先取。 相手チームの全選手に雪玉を当ててアウトにするか、 雪玉を当てられることなく相手コートに侵入し、 相手陣地内にあるフラッグを抜く 「フラッグ奪取」 を成功させれば勝ち。 チームは、 主に雪玉を相手に当てるフォワード4人、 フォワードに雪玉を供給するバックス3人に分かれる。 「シェルター」 と呼ばれる防御壁に隠れ、 相手が投げる雪玉を防ぎながら攻撃するのがポイント。 1セットで投げることができる雪玉の数は、 専用の 「雪玉製造機」 で作った90個まで。
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2015年3月1日08:20
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豪雨災害復興へ52事業提示・プラン案固ま...
豪雨災害からの復興に向け、 丹波市復興プラン策定委員会 (室崎益輝委員長、 20人) の最終会合が2月26日、 市島農村環境改善センターで開かれた。 5つの専門部会が計52事業案を提示し、 復興に向けて先導的に取り組むべき提案事業をまとめた。 3月4日に室崎委員長が辻重五郎市長に答申、 市は今後募集するパブリックコメントを踏まえた上で、 今月末に同プランを策定する。
専門部会は 「安心安全町づくり」 「森林」 「農業」 「住まい」 「人口コミュニティ」 の5つで、 有識者や公募市民、 被災地域の代表者らで構成。 昨年11月から市長の諮問機関として、 復興に向けて取り組むべき事業案を検討してきた。
各部会の提案のうち、 主なものは、 ▽安心安全町づくり=急傾斜地や土石流危険流域と住家の間に余裕域 (バッファゾーン) を設け、 モデル地域として全市への展開▽森林=植生・生態・土壌・資源量などを調査し、 事業地に応じた森林整備▽農業=既存農家や新規就農者のためにITを農業に導入、 効率的に農産物の質や生産性を向上させるための仕組みづくり▽住まい=丹波市産材を利用して木造住宅などを新築や増改築する場合、 利用木材の一部補助▽人口コミュニティ=被災者が気軽に集い、 被災経験や不安など 「語れる場」 を設け、 聞き取り内容をまとめた記録誌の作成―など。
室崎委員長は 「丹波市の将来を見据えた、 夢のあるプラン案になった。 ただ漠然と事業を進めるのではなく、 数年後にはフォローアップや検証が必要」 と話した。
◆意見・合言葉を募る
丹波市は復興プラン策定委がまとめたプラン案について、 市民から意見を募る。 また、 今月末に策定する同プランのキャッチフレーズも募集する。
プラン案に対する意見の募集期間は10―23日。 対象は市内在住・在勤・在学者のほか、 市内で事業活動を行う個人と団体。 意見は1000字以内にまとめる。 個人情報を除き、 意見内容は市ホームページなどで公表する。
プラン案は、 市ホームページに掲載されるほか、 各支所や住民センター、 市内図書館などで閲覧することができる。
キャッチフレーズの募集期間は2―16日。 市内在住・在勤・在学者であれば応募できる。 復興に向けて地域の将来像を共有する、 親しみやすい合言葉を募る。 自作で未発表のものに限る。
いずれも、 市復興推進部復興推進室や各支所などに備え付ける応募用紙を使い、 同推進室にファクスやメール、 郵送などで提出する。
同推進室 (電0795・85・4622、 FAX0795・85・2598、 メール fukkousuishin@city.tamba.hyogo.jp)。
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2015年3月1日08:20
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第416問
3月1日に行われる 「篠山ABCマラソン」。 今年の出走エントリー数は約何人?
1.約5000人
2.約8000万人
3.約1万人