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2015年3月22日08:39
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「若葉ウォーク」参加者を募集 今田まち...
今田まちづくり協議会 (田中良晴会長) が4月19日、 こんだ薬師温泉ぬくもりの郷 (篠山市今田町今田新田) を出発点に、 5㌔もしくは10㌔のコースを歩く 「今田ときめき若葉ウォーク」 を行う。 参加者を募集している。
午前9時に同温泉に集合。 行程5㌔のファミリーコースは和田寺 (同町下小野原) 周辺まで。 行程10㌔のトレッキングコースは丹波伝統工芸公園立杭陶の郷 (同町上立杭) 周辺まで、 新緑をめでながら歩く。 少雨決行。
参加費500円。 昼食希望者は別途550円 (事前予約制)。 3月31日までに、 郵便振替 (口座番号=00920―2―166108、 口座名義=今田ときめき若葉ウォーク実行委員会) で申し込む。 備考欄に 「住所・氏名・参加人数・希望コース」 を明記する。 ノルディックウォーク用のポールの貸し出しもある。 希望者は身長を記入。 レンタル料500円 (事前予約制)。
参加特典として、 記念タオル、 同温泉入浴割引きがある。
問い合わせは、 同実行委員会 (電079・506・2407、 Eメール tokimekikonda@ares.eonet.ne.jp)。
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2015年3月22日08:39
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一人称
「看護師に 『僕は…』 と名前を告げており 『わし』 や 『私』 と違う父見つ」。 本紙7面の「うたの小箱」 に取り上げられている歌だ。 僕、 わし、 私。 一人称代名詞を状況に応じて使い分ける老齢の父親の姿を詠み、 面白味がある。 ▼この歌にあるように日本語の一人称は数多い。 たとえば、 ほかに 「俺」 「われ」 「うち」 「小生」 などがある。 西洋人には、 この使い分けが難しいらしい。 キリスト教では神の下、 みんなが横一列に並んでいる。 なので 「私」 は、 どこでも誰に対しても 「Ⅰ」 だからだ。 ▼日本人は、 置かれている場や相手によって、 ふさわしい一人称を選び取る。 対人関係に気を配る国民性だからこそ、 多様な一人称が生まれたのだろう。 敬語が生まれたのも、 礼儀や謙譲の精神を美徳とするのも、 対人関係を重んじる文化が背景にあるのだろう。 ▼さらに日本語の一人称で面白いのは、 一人称が二人称に転化されることもあることだ。 たとえば、 「われ」 もそう。 「わたし」 を意味しながら、 時には 「おまえ」 という意味で使われる。 これは自分と他人との間の垣根があいまいなことを物語っていると言える。 自他の区別があいまいな土壌では、 西洋のような個人主義は育ちがたい。 ▼ふだん何げなく使っている日本語だが、 母国語はその国の文化そのものであることを知る。(Y)
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2015年3月22日08:38
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恩師の卒寿
日本を代表する哲学者、 梅原猛先生の卒寿の祝賀会に出席させてもらった。 先生は私の大学時代の恩師で、 初めての拙書の前書きを書いて下さり、 日本ペンクラブへの入会を推薦して下さった。 私が教えて頂いた頃は、 西洋哲学に疑問を感じ、 日本独自の思想研究に入られた時だった。 四年間、 決して勤勉な学生ではなかったけれど、 好奇心を旺盛に、 前向きに生きる姿勢は、 先生から学ばせてもらったと感謝している。
京都駅のホテルグランヴィアでの祝賀会、 先生は満面の笑みを浮かべて、 奥様と登場された。 開会の挨拶は京都造形大学学長 「芳賀徹 (はがとおる)」 氏。 あらゆる分野の日本の文学研究、 比較文学研究などマルチな活躍をされている。 梅原先生との関わりから功績、 また人間的なおかしさなども話されて盛り上がる。 次は先生の京都芸大時代の教え子で、 有名な版画家 「山本容子」 氏。 梅原先生の芸術全体に対する理解と造詣の深さを語られた。 最後は古くから親交のある霊長類学者で篠山在住の 「河合雅雄」 先生。 十年近く前、 二冊目の拙書に前書きを書いていただいたことがあり、 その時以来なので、 とても嬉しかった。 「梅原先生と居ると、 話しかけても自分の思索に没頭していることがよくあり、 やはり天才型の人だと感じた」 と楽しそうに話された。
梅原先生のご挨拶は 「僕は別に大したことはしていない。 自分で書いたというより、 例えば聖徳太子、 柿本人麻呂、 円空、 親鸞などが僕に乗り移って書かせてくれた」 と、 いつもの梅原調で語られ、 終始笑いの絶えないあたたかな会だった。
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2015年3月22日08:33
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藤田綾子さん訃報
藤田綾子さん (ふじた・あやこ=藤田富子丹波地区更生保護女性会会長の母) 20日死去、 102歳。 自宅は丹波市市島町上竹田506ノ1。 葬儀は22日午後1時半から同町上垣981ノ1、 メモリアルホールゆら市島で。
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2015年3月22日08:31
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貴金属技能全国3位 彫金師の石井雄次さ...
篠山市河原町に 「應需 (おうじゅ) 細工所」 を構える彫金師、 石井雄次さん (43) が、 このほど千葉県で開かれた 「第28回技能グランプリ」 (中央職業能力開発協会など主催) に 「貴金属装身具」 部門の兵庫県代表として出場。 全国からさまざまな分野のプロ職人が一堂に会し、 その腕を競い合う日本一の大会で、 見事3位入賞を果たした。 「棚からぼたもちの受賞です」 とほほ笑む石井さん。 「いろんなラッキーと、 いろんな人の支えのおかげ。 またがんばって作品を作ることで恩返しできたら」 と話している。
同部門には全国から彫金師15人が出場。 図面をもとにして10時間以内に 「ロケットペンダント」 =写真=を製作するのが課題で、 完成させることはもちろん、 図面との誤差がないようにすることや仕上がりの美しさなどで得点を競う。
材料は18金の板。 それをひし形のペンダントの形に加工し、 さらにはロケットとして開閉する仕組み、 細かな装飾に至るまでを制限時間内につくる技量と集中力が求められる。
2年前の前回大会にも出場し、 「箸にも棒にも掛からなかった」 という石井さんは、 今年1月から約1カ月、 店を休んで課題の練習に没頭したものの、 2日ある本番の初日で開閉部にミスを犯し、 大きく時間をロスしてしまった。 しかし、 2日目には、 「現場の良い魔物がいた」 と振り返るほどの集中力を発揮。 ロスした時間を取り戻すと、 余裕を持って磨きの作業にかかり、 美しいペンダントを完成させた。
古民家で暮らしながら仕事をするという夢を抱き、 2年前に豊中市から篠山に移住して店を開いた。 「ご近所さんにも受け入れてもらえて、 とてもうれしい。 楽しくお付き合いさせてもらって感謝しています」 と話す。
3位の銅賞受賞には、 「やっぱり、 何事もあきらめないことが大切。 ゴールに向かっていれば、 何が起こるかわからないということを痛切に感じた」 と振り返り、 「ただ解放感と安堵でしばらくは何も手につかなかった。 次回も出場させてもらうかは未定です」 と笑った。
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2015年3月22日08:31
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ロボットサッカー全国へ 藤本章良君と森...
山南中出身で三田祥雲館高校2年生の藤本章良君 (17) と森口侑磨君 (17) が27、 28の両日、 尼崎市ベイコム総合体育館で開かれる全国大会 「ロボカップジュニア・ジャパンオープン2015尼崎」 (科学技術振興機構主催) に出場する。 2人は 「3位以内が目標」 と昨年の6位を上回る同校最高成績の更新をめざしている。
地区予選を勝ち抜いた全国30チームが出場する 「オープンリーグ」 種目。 自律型ロボット2体対2体で、 前後半10分ハーフでサッカー競技を行い、 得点を競う。 ボールから発光されている赤外線をロボットが受光し、 ボールの位置を特定し、 ボールを押して運ぶ。
2人は普通科で、 8つある理科系講座の中から 「自立制御ゼミ」 を選択。 同ゼミは3年前から授業で 「ロボカップ」 に挑戦しており、 昨年6月から授業で取り組んだ。 2人が所属するチーム (4人) は攻撃と守備でマシンの特徴を変えており、 藤本君は、 ゴール前でのクリアやセンタリングの動きをする守備用マシンのプログラミングを担当。 森口君は藤本君とプログラムを考えたほか、 試合ではメカ担当としてネジの緩みなど機体のメンテナンスを担当する。
モーターを動かすきっかけとなる15個あるセンサーの読み取りの精度や、 機体のスピードなどをプログラムで調整する。
サッカー同様にフィールドにサイドラインがあり、 機体がラインから出ると一定時間退場になり不利になる。 プログラムを書き換え、 ラインセンサーの読み込み精度を上げ、 ラインぎりぎりで止まるようにしたり、 真横にボールがある時に受光しないといった不具合を修正したりする。
昨年、 1学年上の先輩が全国6位に。 今年はその機体よりグレードの高いモーターを採用し、 複雑なプログラムの読み込み時の負荷に耐えられるようにした。
森口君は 「スピード感があり、 シュートが決まった時に喜びがある。 また、 試合中に、 なんでこんな動きをするんだろうという時があり、 その改良点を考えるのも楽しい」 と言い、 藤本君は 「思い通りの動きをしてくれるとおもしろい。 相手があると、 想定と全然違う動きになり、 修正するのが難しい」 と話した。
予選では決定機を逃すことがあった。 2人は、 「全国では決定機を逃さないよう改良したい」 と意欲を燃やしている。
予選の尼崎ノード大会、 阪神ブロック大会とも2人が所属する 「team祥雲B」 は無敗で優勝を飾った。
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2015年3月22日08:28
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4年目の思い
朝、 手に取った朝刊に、 何気なくスイッチを押したテレビに、 あの日の姿があった。
先日、 東日本大震災、 福島原発事故の発生から4度目の3月11日を迎えた。 発生来、 東北に赴き、 丹波地域の人々と被災地のつながりを報じてきたが、 率直な気持ちとして、 耳と目を塞ぎたくなる一日だった。
1年目、 2年目は改めて当時を思い、 あの惨状とそこから立ち上がる人々に思いをはせた。 3年目、 風化が叫ばれ始め、 食い止めようと様々な記事を書いた。 そして、 4年目。 また記事を書いてきた。
そうして迎えた節目の日。 まったく頭が働かず、 むしろ拒否反応を起こしていた。
冷静になって、 今思う。 これが本当の意味で震災と向き合うということではないかと。 見たくない、 聞きたくない。 でも、 伝えなければならない。 東北の人々は今も、 震災を伝え続けている。 その心労は察するに余りある。
どこまで行っても、 私は被災者の方々と同じ気持ちにはなれない。 少しだけ力になれればいい。 そのことだけは、 また肝に銘じようと思う4年目だった。(森田靖久)
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2015年3月22日08:28
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「記念樹・石碑どうしよう」中央小が意見...
中央小学校 (岸田隆博校長) の東側の歩道が拡幅される。 拡幅される場所に卒業記念として寄贈された花壇や植樹があり、 同校は取り扱いに頭を痛めている。 花壇や記念樹は他に移設する場所がないため伐採し、 写真に撮ってパネル展示する方向で、 標柱や記念碑は移設する方向で調整中。 同校は2月と3月の学校だよりにその旨を掲載し、「対応に意見のある人は寄せて」 と地元住民に呼びかけている。
市道の歩道が約200㍍にわたり幅員2・5㍍に拡幅される計画で、 1㍍以上校舎、 運動場側に食い込んでくる。
合併前、 旧氷上町時代に策定した福祉のまちづくりの一つで、 拡幅すると同時に段差のない平らな歩道にする。 着工は再来年度の予定。
石碑は創立100周年、 卒業記念樹は昭和35年度、 昭和53年度などの記録がある。 53年度については、 体育館前の8本のカイヅカイブキなどが立派に育っている。
同校は 「タイムカプセルが埋められているかもしれない」 などと考えを巡らせており、 4月30日まで意見を求めている。
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2015年3月22日08:27
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「支柱付きプランター台」園芸道具で意匠...
氷上町賀茂のアマチュア発明家、 安田邦幸さん (69) が園芸便利道具 「支柱付きプランター台」 を考案し、 意匠登録 (第1507813号) した。 鉄の台に取っ手がついており、 プランターを破損することなく移動がしやすい上、 プランター台から伸びた支柱に園芸用の支柱を結びつけることで、 トマトやキュウリ、 ナスビなどの作物、 グリーンカーテンなどを容易に栽培できる。 「ベランダや庭のない事業所などで役立ててもらえれば」 と話している。
移動させようと持ちあげたプラスチックのプランターが土の重さで割れてしまった経験から開発を思いついた。
台に支柱をつけることで、 長尺の支持物を結束したり、 横棚作物にも簡単に横桟 (よこざん) が組める。 長く使えるように腐食に強い、 高速道路のフェンスや高圧電線の鉄塔に施される溶融亜鉛メッキ仕上げにした。 プランター台と地面の間には空間があり、 害虫が発生しにくい工夫もしている。 鉄鋼加工 「ヒカミ技研」 の取締役で、 自社で設計、 製造を手がける。
3サイズあり、 小は3000円 (長さ55㌢×幅14㌢×高さ54㌢)、 大は3700円 (長さ64㌢、 幅24㌢、 高さ61㌢)。 重量は約4㌔。 支柱がない、 台だけのものもある。
安田さんは 「ペンキ塗装でなく、 メッキを施すことで10年、 20年は持つ耐久性を持たせた。 便利なので、 ぜひ使ってほしい」 と話している。
4月18、 19日に東京・新宿で開かれる 「発明研究会全国大会」 で同商品をPRし、 都市部で売り込みをはかる。 問い合わせは同社 (0795・82・1941)。
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2015年3月22日08:26
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バイカモ開花始まる 水辺にも春到来 丹...
春らしい陽気で梅が一気に開花するなか、 丹波市青垣町桧倉の清水川でもキンポウゲ科の水草、 バイカモ (梅花藻) が水上で梅のような小さな白い花を咲かせており、 水辺に春の訪れを告げている。
水温の低い清流を好む県レッドデータブックBランクの植物。 3年前に桧倉自治会と神楽自治振興会が移植。 渇水で枯れ再移植したものが繁茂している。 開花は始まったばかりで、 夏にかけて1㌢ほどの小さな花が水面をびっしりと覆う。
同自治振興会 (0795・87・5808) は、 28日午前10時からバイカモの群生などをながめながら歩くノルディックウオーキングを企画している。 集落の駅神楽 (同町文室) と清水川を往復するコース (約2・6㌔) と、 稲土方面に足を延ばすコース (約4・6㌔) の2コースがある。
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2015年3月22日08:25
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第419問
パラリンピック正式種目で、 丹波地域でも交流大会が開かれている障がい者スポーツ 「ボッチャ」。 何を使って競う?
1.風船
2.矢
3.ボール
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2015年3月22日08:21
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南宋から現代まで120点 「青磁のいま」特...
兵庫陶芸美術館 (篠山市今田町上立杭、 079・597・3961) で開館10周年記念特別展 「青磁のいま―受け継がれた技と美 南宋から現代まで」 が開かれている。 中国に起源を持つ青磁は、 緑色を基調とした美しい釉色を特徴とするやきもの。 同特別展では、 時代を超えて多くの人々を魅了している青磁に焦点を絞り、 歴史的な名品から現代作家の最新作までを3部構成で紹介。 約120点の作品を展示し、 その魅力に迫っている。 5月24日まで。 月曜休館 (ただし、 5月4日は開館、 同7日は休館)。
青磁は12世紀ごろから日本に伝わり、 茶の湯の発達のなかで日本人の美意識によって選び出され、 大切にされてきた。
1部では、 宮廷用の陶磁器を焼いた官窯や、 浙江省南部の龍泉窯で焼かれた中国青磁の名品を紹介。 多くの陶芸家が手本とした青磁の原点を探っている。
2部では、 器形や色合いの美しさに魅了され、 その魅力に少しでも近づこうと努力を重ね、 近代陶芸史に名を残すまでになった板谷波山 (いたやはざん) や初代諏訪蘇山 (すわそざん) など11人の物故作家による個性豊かな作品を展示している。 なかでも、 青磁における表現の可能性を大きく発展させた岡部嶺男の作品については、 点数を増やしてその功績を紹介している。
3部では、 先達から受け継いだ技術と精神を現代に生かす人間国宝の中島宏から若手作家までの10人の作品を展示。 水で溶いて泥状にした磁土を筆で幾層にも塗り重ねて盛り上げ、 立体的な線や紋様を描いた神農巌の壺や鉢など、 多様な表現がなされた作品がずらりと並び、 来館者の関心を引いている。
観覧料は一般1000円、 大学生800円、 高校生500円、 中学生以下無料。
同特別展の関連イベントは次の通り。
▽ワークショップ=4月19日午後1時―3時半。 「青磁釉作りに挑戦!丹波青磁を作ろう」。 青磁釉を調合し、 豆皿 (2枚) に釉薬を掛ける。 受講料1500円。 定員20人。 4月7日までに申し込む
▽アーティスト・トーク=4月25日午後2時から。 本展出品作家の深見陶治氏が講演。 参加無料 (観覧券が必要)。 事前申し込み不要
▽記念講演会=5月16日午後2時―3時半。 「青磁―古陶磁鑑賞から創作への歩み」。 東京国立近代美術館工芸課長の唐澤昌宏氏が講師を務める。 参加無料 (観覧券が必要)。 定員110人。 事前に申し込む
▽兵庫陶芸美術館学芸員によるギャラリートーク=4月4、 18日、 5月9、 23日。 いずれも午前11時から (観覧券が必要)
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2015年3月22日08:20
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管理職の意識改革促す 丹波市職員不正問...
丹波市消防本部の不正入札事件などを調査していた同市議会の百条特別委員会 (西本嘉宏委員長、 7人) が3月19日、 最終報告書をまとめた。 市消防本部の不正入札事件においては、 管理職の業務指導、 業務管理に対して 「責任が希薄」 と指摘し、 さらに 「深刻なパワハラの実態がある」 と明言。 管理職教育による意識改革、 パワハラに関する調査の実施と改善などを求めている。 27日の本会議で西本委員長が報告し、 委員会を解散する。
同事件は、 当時の副課長が係長に指示し、 本来契約すべき業者とは違う業者に見積書を提出させ、 契約したもの。
報告書では、 副課長の名前を出すだけで納入業者の対応が一変したことをあげ、 「正常な取引上の関係とは言えない」 としたほか、 前消防長が本部内部の問題として収めようと指示したことを 「明らかな隠ぺい行為」 と指摘。 さらに若手職員が不正行為を正そうと上司に訴えたのに聞き入れなかったことをあげ、 「不正行為自体をもみ消そうとする組織的な体質がある」 と断じた。
その上で、 管理職の意識改革と職務規律の徹底、 指揮命令とパワハラの区別を明確にして教育や訓練を行うこと、 物品購入を含む一般事務と現場の業務を兼務することの改善、 業者との関係が疑われないような購入手続きや検査の手法の改善―などを意見として示した。
水道部職員による不正事務処理も含め、 市に対して 「問題点の指摘や改善意見を真摯に受け止め、 再発防止と市政への信頼回復のため、 万全を期するよう」 要望し、 結んだ。
同調査委は、 2014年1月に設置し、 ▽水道部による不正事務処理▽マンガン流出事故・水質検査結果の隠ぺい▽消防本部の不正入札―の3件について調査した。 これまでに31回の会合をもち、 辻重五郎市長をはじめ、 関係職員、 業者など延べ43人に証人、 参考人、 説明員として事情を聞くなどした。 水道部関係の事案については、 これまでに 「中間報告」 を行っている。 調査経費は、 約179万円 (未確定)。
西本委員長は、 「管理職に、 市民の負託に応えるという当たり前の意識が欠落していたのが最大の問題。 職員を育てるという意識をもち、 間違いは正す自浄能力が必要だ。 百条委の調査がきっかけとなり、 別の不正事件が発覚したことも成果の一つ。 今後も市政をより注視していく」 と話した。
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2015年3月22日08:19
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等身大「丹波竜」現る! 発掘現場近くに...
写真・29日に完成式を迎える「丹波竜の里公園」=山南町上滝で
丹波市が山南町上滝の 「元気村かみくげ」 近くで整備していた 「丹波竜の里公園」 の完成式が、 29日午前10時から現地で行われる。 丹波竜の推定等身大の大型モニュメントや、 恐竜の形をしたすべり台などを配置し、 地域内外の交流の場として活用する。
広さ約1500平方㍍の芝生広場で、 電車や自動車の車窓からも見える大型モニュメントは、 体長15㍍、 高さ7㍍ (台座含む) の樹脂製。 このほかにも鎧龍や獣脚竜の小型モニュメントも置いた。 イベント会場としても利用する。 昨年9月に着工。 事業費は約7000万円。
同公園整備は、 丹波竜の里整備計画の一つ。 現在、 近くにある川代渓谷沿いを散策できるように、 つり橋 「広田橋」 の架け替え工事を行っており、 5月の完成予定。 新年度には旧上久下村営上滝発電所近くに篠山川の地層や景観が眺められる展望広場や化石の産状モニュメントの整備も予定している。 新年度当初予算案に約1億5500万円を計上。
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2015年3月21日14:38
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創作居酒屋「魚菜 うえぱら」
旬の食材で健康に
「居酒屋パラパラ」 を和テイストに改装し、 3月19日にオープンしたばかり。 掘りごたつ式テーブルや、 カウンターを設け、 一人飲みから家族、 宴会利用まで幅広いシーンで利用できる。
毎朝市場から直送される鮮魚、 有機栽培の契約農家から仕入れる新鮮野菜、 厳選した肉を素材に健康志向に応える。 鮮魚は刺身や一夜干し、 野菜はバーニャカウダや海鮮サラダなどに、 黒毛和牛のステーキや、 三田ポークの豚角煮、 但馬味どりの唐揚げ、 「丹波地玉せせらぎ」 (春日町の村上養鶏所) のウニオムレツなど、 どれも素材を生かした逸品メニュー。
このほか、 旬のおばんざいや香川県から打ち立て直送の讃岐うどん、 篠山産の玄米料理、 丹波茶の茶漬け、 燻製枝豆など店長厳選の料理を提供。
【メモ】5人以上で送迎無料 (篠山、 丹波市)。 営業は午後5時―深夜零時。 年中無休。 電079・594・2611 (午前10時―午後3時)、 594・2767 (午後3時以降)。篠山市中野76-4(ホロンピアホテル5階)
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2015年3月19日08:54
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無料登記法律相談会
3月19日午前9時半―11時半、 柏原住民センターで、 午後1時半―4時、 篠山市民センターで。 県司法書士会たんば支部の主催。 土地家屋などの売買、 相続、 遺言、 高齢者の財産管理などの相談に応じる。 足立事務所 (0795・82・6682)、 細見事務所 (079・594・2866)。
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2015年3月19日08:52
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丹波篠山観光協会 観光大使3人募集
丹波篠山観光協会 (079・506・1535) が2015年度から任期2年間の 「丹波篠山観光大使」 (キャンペーンレディ) 3人を募集している。
応募資格は▽満18歳以上 (高校生を除く) の女性▽市内在住か、 市内事業所に勤務している人▽1年間に20日程度の行事に参加し、 広報できる人▽健康的で明るい人―
待遇は、 1回の出務につき、 5000―1万円の報酬を支給。 遠隔地への出務は旅費を別途支給。 制服は貸与。
書類による第一次選考のあと、 5月23日に面接を行う。
応募は5月11日までに所定の書類を同協会 (北新町97) に持参か郵送。
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2015年3月19日08:50
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ベトナムへ
アジアの日本語学生を支援するNPO 「アジアの新しい風」 の活動で、 ベトナムへ。 ハノイ貿易大での交流会に参加。 ▼6年前に来た時は、 町中を往来するオートバイの大群に圧倒され、 排ガスで街路樹が真っ白になっているのに驚いた。 今回も相変わらず数は多いが、 かなりが車に代わり、 そのせいか街路樹もきれいだ。 しかし信号無視でドドドっと押し寄せ、 歩行者が横断に決死の覚悟が要るのは同じ。 ▼NPOメンバーの一人が、 メール交換で日本語を指導しているTさん (京大に留学中) の実家を訪問するのに、 ハノイから100㌔のハイフォンまで同行し、 一族総出で迎えてもらった。 ▼今はすっかり平和になったベトナムだが、 40数年前、 重要港のあるハイフォンは米軍の猛烈な北爆を受けた。 10歳だったTさんのお母さんに当時のことを聞こうとしたが、「あちこち逃げ回っていた」 と言う以外、 言葉少な。 ▼地酒の杯を傾けながら公務員の叔父さんが話すには、 「これまでフランスやアメリカの支配を受け、 日本軍にも侵攻されたが、 今の日本企業の製品は良いね。 中国のように消費者の健康や環境を害することはなく、 ベトナムの発展のために役立っているよ」。 同国民の日本への信頼を決して壊さぬよう、 安倍さんの 「戦後70年談話」 も細心の注意を払ってもらいたい。(E)
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2015年3月19日08:48
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友との会話で心を浄化
「雨や雪まじりて春が一歩ずつ」。 3月もなかばになって、 ようやく春めいてきた。 朝夕は肌寒く 「余寒」 という言葉も聞かれる季節に、 友人から心温まるはがきが届いた。
友人は、 大阪府内の中学校で、 不登校支援員の仕事をしているという。 長年の教員生活を退職後に 「主夫」 をしていたが、 昨年から仕事に就いたようだ。 友人自身も中学、 高校の時に不登校を経験した。 高校を中退後は、 定時制高校に進学し、 昼は町工場に勤めながら大学進学を目指したという。 はがきには 「自分の人生に今の仕事は似合っている」 と書かれていた。
つらい日々のことは、 思い出したくない人もある。 「仕事が似合っている」 という言葉を読み返し、 思わず友の顔を浮かべた。
人生には様々な曲がり角があって、 それが後の生活や仕事にプラスになったりする。 失敗やつまずきは、 人生に幅をもたせ、 困難にぶつかった時のこやしにもなる。 友人の場合もそうかもしれない。
悩み多き人生を楽しく送るには 「心の浄化」 が必要だ。 愚痴を聞いてもらったり、 言いたいことを言い合える友の存在も大きい。 家に閉じこもりになりがちな夜。 突然の誘いが有りがたいと思える年齢にもなった。 雑談力を磨けば、 人とのコミュニケーションが高まり、 脳に刺激を与える。 スマートフォンや携帯電話でメールをやりとりすることが多いが、 時には、 はがきや手紙を出すこともいいだろう。
桜まつりの話題がチラホラと伝わるシーズン。 「何か新しいことを始めるチャンス」 でもある。 「脱皮して心も体もほっかほか」。 こんな心境にしてくれる時期がもう すぐやってくる。(臼井 学)
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2015年3月19日08:47
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菊澤道子さん訃報
菊澤道子さん (きくざわ・みちこ=元柏原高等女学校、 元柏原高校教諭) 16日午前3時28分、 心不全のため丹波市内の病院で死去、 103歳。 自宅は丹波市柏原町柏原553。 葬儀は18日おこなわれた。 喪主は長男、 貞之 (さだゆき) 氏。