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2015年3月29日08:59
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管理職の能力向上促す 第三者委が最終報...
丹波市不正事務処理に関する第三者委員会 (大内ますみ委員長) が3月27日、 辻重五郎市長に最終報告書を提出した。 昨年9月の中間報告では触れていなかった、 水道部の東芦田新水源マンガン流出事故と水質検査結果の隠ぺいについて検証したほか、 中間報告後に再発防止に向けて市がとった対応策を評価した。 大内委員長は、 「日常の課内管理で責任の所在があまりにもあいまい。 少なくとも水道部、 消防本部には 『事なかれ主義』 『隠ぺい体質』 があると感じた」 と述べ、 管理職のマネジメント能力の向上を促した。
マンガン流出と検査結果の隠ぺいは、 水質検査結果がファイリングされたまま放置されていたこと、 2人の職員が上司の指示もないのに事故原因となる配水作業を行ったこと、 管理職が水質検査結果の存在を隠したこと―などを疑問点としてあげ、 「組織員のバラバラな行動、 業務への理解不足、 管理職の 『事なかれ主義』 と隠ぺい体質など、 組織として末期的な機能不全に陥っていたというしかない」 と指摘した。
その上で、 水道部の不正事務処理や消防本部の不正入札にも共通する課題として、 ▽公金支出に対する正しい意識保有の必要性▽組織風土の改革▽管理職の意識改革と階層別役割、 能力の見直し―などを提言している。
また、 中間報告後に市不正事務処理等再発防止委員会が提出した17項目の再発防止対策について、 「組織としての運営のあり方や、 その責任を負う管理職のあり方については全く記されておらず不十分」 と指摘。 「個々の取り組みをバラバラに実施するのではなく、 行政経営システムとして統合的に運営していくことが重要」 などと提案した。
調査の過程で、 同委が管理職を対象に実施したアンケート調査で、 水道部、 消防本部以外の部署での不祥事の可能性について 「どちらともいえない」 を含めると、 80%近い管理職が 「起こりうる」 と回答していることから、 継続した粘り強い取り組み、 不祥事防止に向けた管理職のさらなる自覚と、 市としての一体感の醸成などを求めた。
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2015年3月29日08:58
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新水源の使用認める 丹波市会が水道予算...
丹波市議会定例会が3月27日開かれ、 東芦田新水源の水に含まれるマンガンを除去する装置の設置費用約4400万円を含む新年度水道事業会計予算案を、 賛成14、 反対5 (議長を除く) の賛成多数で原案のとおり可決した。 同水源の水から高濃度のマンガンが検出されたことから給水地域の青垣町佐治、 芦田、 氷上町幸世地区から 「今まで通りの水が飲みたい」 と新水源の使用に反対する住民運動が起こっているが、 議会は新水源の使用を認めた。 今後は、 市がいかに給水地域住民の理解を得るかが焦点となる。 定例会は同日、 新年度一般会計予算案などを原案どおり可決し、 閉会した。
水道事業会計予算案に反対したのは、 日本共産党議員団の西本嘉宏、 西脇秀隆各議員と、 給水地域から選出の足立克己、 太田一誠、 臼井八洲郎の各議員。
討論では反対の立場から西脇、 足立、 臼井各議員が登壇。 「住民の理解を得ないまま予算計上するのは、 住民感情を逆なでする行為」 「なぜ今まで通りの水が飲めないかが素朴な疑問」 「住民は十分な説明なしには納得できない」 などと述べた。
一方、 土田信憲、 林時彦、 太田喜一郎、 平井孝彦、 田坂幸恵各議員が賛成討論を行ない、 「市全体に水を安定供給するための施設整備だ」 「水道法に適合する安全を確保するためにマンガン除去装置は必要」 「市長の 『関係住民に対し丁寧に説明する』 との言葉を信じる」 などと述べた。
採決後、 前川豊市議員から同予算執行について、 「地域の理解が得られた上で行なうこと」 とする付帯決議案が提出されたが、 「予算特別委員会の報告の中でも触れており、 あえて動議を出す意味がない」 との意見が多く、 賛成8、 反対11の賛成少数で否決された。 予算案に反対した5人と、 前川、 太田喜一郎、 平井各議員が賛成した。
予算案が承認されたことを受け、 辻重五郎市長は取材に対し、 「議員それぞれが判断されたことを真摯に受け止める。 今後は、 自治会などを通じて丁寧に事業内容を伝えていきたい」 と話した。
市水道部によると、 当初計画通りに新水源の水を飲料水として使用する方針を出してからは初となる住民説明会を25日、 辻市長も出席して青垣町小倉地区で開催したが、 理解は得られていないという。 今後も関係地域の自治会などに出向いて理解を求める方針。
水道ビジョンに基づく水道施設等統合整備事業の一つで、 合併のスケールメリットを生かして水源が乏しい春日地域に水融通をはかるのがねらい。
配水計画は、 氷上地域の氷上南浄水場から1760㌧、 中央浄水場から880㌧、 桟敷浄水場から1460㌧の計4100㌧を春日に送る。 また、 青垣地域の市原浄水場の1900㌧、 西芦田浄水場の2750㌧ (東芦田新水源からの1000㌧を含む) を青垣町佐治、 芦田、 氷上町幸世地区に送る―というもの。
過去の実績などに基づき、 適度な余剰分も含めて安定的に供給できる水量を見込んだ1人あたりの1日最大水量を486㍑に設定。 この水量を市内全域で確保できるような水道事業の計画を立て、 国の認可を受けている。 氷上、 青垣地域を含む 「中央上水道区域」 の計画は2008年に認可を受けた。 市水道部は取材に対し、 「国の認可を受けた計画通りの水量を確保するには、 新たな水源は不可欠」 として理解を求めている。
25日に行われた市議会予算特別委員会 (藤原悟委員長) においても同会計予算案を、 賛成13、 反対5 (議長、 委員長を除く) の賛成多数で可決した。 日本共産党の西本嘉宏議員が、 同装置の設置工事費を削除する同予算案の組み替えを求める動議を提出したが、 賛成少数で否決された。
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2015年3月29日08:57
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酒粕使いスイーツ開発 ケーキなど3種類...
観光施設の運営などを通して、 地域の活性化に取り組んでいる株式会社 「アクト篠山」 (小林正典社長) が、 酒粕を使ったスイーツ3種類を開発し、 3月29日から販売を始める。 篠山が誇る酒造り職人 「丹波杜氏」 をより知ってもらおうと企画。 酒を造る過程で出た酒粕を用い、 杜氏の技を洋菓子の中に詰め込んだ。 同社は、 「しっかりと酒の香りも楽しめる。 観光客だけでなく、 地元の方にも味わってもらいたい」 と話している。
写真・酒粕を用いた 「丹波杜氏の酒蔵」 スイーツ3種類=篠山市北新町で
スイーツは、 「丹波杜氏の酒蔵」 シリーズ。 バウムクーヘン (1500円)、 パウンドケーキ (1300円)、 フィナンシェ (180円) の3種類を開発しており、 酒粕は 「鳳鳴酒造」 (呉服町) の協力を得た。
3種類とも酒粕を生地に使用しているほか、 ケーキには清酒も使用。 おなじみの洋菓子の味はそのままに、 ふんわりと酒の香りが鼻に抜ける。
大正ロマン館 (北新町) や昭和百景館 (二階町)、 王地山公園ささやま荘 (河原町) の観光施設を運営する同社。 観光振興を命題とする活動の中で、 以前から 「地元企業の商品を使って、 新たな商品開発を」 と考えてきた。
そんな中、 昨年、 市が宴席などで乾杯する際に地酒を用いることなどを促す 「乾杯条例」 を施行したこともあり、 伝統の丹波杜氏に着目。 酒粕との相性を考え、 スイーツに用いることを決めた。
酒の香りの強弱には、 スタッフ内で試食を重ね、 「強すぎず、 弱すぎず」 のバランスを取った商品が出来上がった。
またパッケージにもこだわり、 地酒や杜氏をイメージできるようなデザインにしている。
同社は、 「黒豆やぼたん鍋などの名産があるが、 丹波杜氏がつくる地酒も篠山の大切な名産であり、 伝統でもある。 自慢のスイーツなので、 ぜひ楽しんでほしい」 と太鼓判。 「地元の方なら、 市外に出かけられる時のお土産などにも使ってもらえたら」 と話している。
販売は同社運営の3施設で。 問い合わせは大正ロマン館 (079・552・6668)。
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2015年3月26日15:29
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フラダンス体験会参加者募る 3月31日、4...
フラダンスの 「ハパハオレフラオジャパン」 関西本部の代表で、 篠山市今田町釜屋出身の畠裕子さん (宝塚市) が3月31日午前10時―正午、 四季の森生涯学習センター東館 (篠山市網掛) でフラの体験会を開く。 参加者を募集している。
参加費500円 (親睦会付き)。 動きやすい服装で、 飲み物、 パウスカート (持っている人) などは持参する。 畠さんのクム (師匠) でハワイ在住のココ・ポスマンさんも指導にあたる。
ハパハオレフラは、 表現力が高くエンターテイメント性があるフラダンス。 身体機能にあわせて体を動かし、 心身の能力を回復させることから、 「リハビリのダンス」 とも呼ばれている。
畠さんは日本で初めてのハパハオレフラのインストラクターとして、 このほど同町釜屋の実家に同本部を設置。 フラ教室も実家そばの丹波焼窯元 「たさうら」 横 (同町釜屋28―2) に開設し、 現在生徒を募集している。 4月3、 4日にも同本部で体験会を開く。 午前10時―正午。 参加費500円。
代表の畠さんは、 「子どもから高齢者まで、 幅広い年齢層に楽しんでいただけるハパハオレフラ。 踊り手も見る側も楽しめるフラを体験してみませんか」 と参加を呼び掛けている。
問い合わせは畠さん (080・6176・6516)。
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2015年3月26日15:28
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ベースアップ
「威勢のいいベースアップの春闘報道が、 同じ大手でも非正規社員にはどんな遠い世界の風景に見えていることだろう。 中小零細企業の従業員たち、 そして経営者たちには?」 と、 浜矩子(のりこ)・同志社大教授が書いている (毎日21日号)。 我が家でも朝の食卓でテレビを見ながら、 まさに同じことを話題にしていた。 ▼もう一つ思い出したのは、 石原慎太郎監督の古い映画 「二十歳の恋」 (1962年)。 フランソワ・トリュフォー、 アンジェイ・ワイダなど名だたる世界の監督と同テーマで競作したオムニバス映画で、 石原のは東京・小松川高校の女生徒殺しを題材にした作品。 ▼荒川だったかの水面を大学生のボートクルーが颯爽と滑って行くのを、 後に犯行に及ぶ主人公の町工場の工員が昼休み、 川べりからまばゆ気に眺めているシーンがすごく印象的で、 兄貴分の工員役、 小池朝雄の顔は今も脳裏に焼き付いている。 政治家石原の言動はともかく、 若き日の石原にはそのような想像力が備わっていたのか。 ▼大企業や都市部での景気回復が中小企業や地方に波及していく効果のことを 「トリクルダウン」というが、今の日本ではどうやら幻想らしいことを、 関係者の多くが実感している。 ▼そうしたおこぼれに期待することなく、 地方は地方で自らの再生策の戦略を練ってゆくほかあるまい。(E)
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2015年3月26日15:27
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“塩カル”が鹿を育む!?
凍結防止剤がシカを育む―。 春の陽気に誘われ、 満開の梅の香り漂う山中の峠を散歩していたとき、 路肩の凍結防止剤の袋を見て、 はたと思い出した興味深い話。 ある自然写真家のレポートを紹介する。
凍結防止剤として使用されている塩化カルシウムや塩化ナトリウムは、 化学的にこしらえた人工の塩。 塩は、 胆のうを持たないシカが生きていく上で非常に重要なミネラル成分らしく、 その確保のために家畜や人の尿までもなめて補給しているのだという。 冬季になると、 その貴重な塩分を人がわざわざ山奥にまで運び、 大量に撒いてくれるものだから、 シカにとっては願ったり叶ったり。 シカ害に困っている人間が、 間接的にシカの健康増進を促し、 頭数増大に一役買っているという皮肉な結果を生み出しているというのだ。
前述の写真家は、 実際にその証拠のシーンをカメラにおさめており、 また研究者の実験でも同様のことが報告されている。 私たちの何気ない生活の一端が、 自然界に大きなインパクトを与えている。 この冬、 県内だけでもいったいどれだけの“塩カル”が撒かれたのだろう。(太治庄三)
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2015年3月26日09:27
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たまには丹波に帰ってきて
丹波市民有志による実行委員会が主催した、 高校生と一緒に地域課題を考える 「地域教育フォーラム」 を取材した。 子どもと地域課題を考えることで、 地域を愛する心が育ち、 地域を担う人材ができ、 まちが元気になる―というよい循環を生もうという試みだ。
講師を務めた文部科学省職員は、 「 『いい大学、 いい会社へ』 と、 単に学力を重視した教育に税金をかけても子どもは都会に出て、 地域は活力を失うだけ」 と指摘。 岐阜県の高校生が、 認知症について市担当者、 医師会、 介護者などから学んだ経験を通して社会とのつながりを感じ、 身近な大人を尊敬する心と目的意識が芽生え、 学習意欲が高まったという事例紹介もあった。
興味を持ったのは、 地域で学ぶことで、 結果的に学力も向上するという点だ。 厳密に言うと、 岐阜県の高校のように何のために勉強するのかという目的をはっきりさせることができるということだろう。
受験があるからテストの結果が気になる。 一方で進学先は通過点であり、 社会に出れば学歴よりも人間性が問われることも分かっている。 子どもたちに自分の仕事や地域のことを知ってほしいと思っている。 子どもには帰ってきてほしいけど、 働く場がないと感じている。 自分の地域では過疎化や担い手不足が進み、 地域づくりを考えることが必要だ―。 これらがうまく、 ひと続きになって考えられるような気運が広がれば、 子どもたちにとっても、 地域にとっても好影響を生む循環が生まれるだろう。
巣立ちの春が来た。 丹波地域からまた、 夢を抱いて多くの若者が旅立っていく。 丹波を忘れないで、 たまには帰って来てください。 (芦田安生)
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2015年3月26日09:26
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晩酌爺の孫はやっぱり、 晩酌女子!?
明治生まれの祖父は、 晩酌で1合の燗を毎日呑むのが何よりも大好きだった。 丁寧に慎重に徳利に注ぎ、 大切に温める。 ギリギリまで注ぐから燗をすると膨張し受け皿にこぼれるのだが、 そのお酒ですら 「もったいない」 と手でピチャピチャとしてから、 顔に塗ってパンパンパン☆ 「ギョェ~、 毎晩やめてよぉ」 と家族がドン引きすることをしていた。 一方、 爺様はどこ吹く風で 「酒は百薬の長といって、 薬なんや」 とニカッと笑い、 心底幸せそうにチビチビやっていた。 そのおかげか爺様は80代までカブを乗りまわし、 達筆すぎる日記を付け続け、 93歳で大往生した。
先日、 丹波・篠山酒造組合主催の女性限定の日本酒のお勉強会&食事会に参加し、 そんな昔話をふと思い出した。
丹波に住むと、 たくさんの蔵元があるのに驚き、 うれしかった。 畑仕事を終え、 プッハー!のビールも大好きだが、 旬の肴でチビチビやるのがこれまた良い。 地酒にはビール時間とはまた違い、 まったりとした、 胃に染み入る静かな時間がお似合いだと勝手に思っている。
今回の 「丹波の酒を楽しむ会」 では五種の地酒を楽しみ、 蔵によって味わい深さが全然違うのに驚き、 「もっと色々楽しまないと丹波に住んでる人、 もったいないですよ~」 と叫びたくなるほど地酒の面白さも知った。
考えてみれば日本酒って何て趣深いもの。 これからの時期、 芭蕉のように 「扇にて酒酌むかげや散る桜」 みたく、 風流人ぽく晩酌女子をきどってみせませう♪
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2015年3月26日09:25
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スマホで観光案内 山南・荒木さん手作り...
丹波市山南町谷川の音響設備業、 荒木源治さん (71) が、 スマートフォンで読み込むと、 豊富な情報量が得られる 「QRコード」 を使った観光案内地図を手作りした。 山南地域内の神社仏閣、 観光地など25カ所をポイントに、 その地図上にQRコードを添付している。 JR谷川駅前のさんなん観光案内所に掲示している。
地図は、 新聞見開き程度の大きさ。 スマホのQRコードリーダーで読み込むだけで、 常勝寺であれば、 いわれや特色、 「鬼こそ」 などの行事、 住所、 電話番号、 同案内所からの距離などの情報が得られる。
QRコードの機能を何かに応用できないかと考え、 身近な観光地案内を試作してみることに。 写真を撮り、 山南町誌などを参考に表示する情報をまとめた。 データ写真の入れ替えが簡単で、 サクラや紅葉、 雪の日など、 その時々の美しい姿を表示することも可能という。 「QRコードが地図を隠してしまったところもあり、 レイアウトにも改良の余地はある」 と笑う。
さらに 「Iターン者を呼び込むための空き家情報をQRコードと一緒に地図上に落としたり、 野菜市の野菜に生産者の顔写真や栽培履歴を入れたQRコードをはることもできる。 いろんな場面で活用し、 丹波市が活気づけば」 と話している。
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2015年3月26日09:23
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柏高吹奏楽部定期演奏会 3月29日、丹波...
柏原高校吹奏楽部 (福井菜月部長、 37人) の定期演奏会が、 3月29日午後2時から丹波の森公苑大ホールで開かれる。 3部構成で、 新曲7曲を含む11曲と、 吉本新喜劇をモチーフにした音楽劇を上演する。 OB、 OG、 丹波市内の中学生、 社会人ら客演を迎えた合同ステージもあり、 総勢90人以上で音を響かせる。 入場無料。
1部が 「吹奏楽のためのオリジナル曲」。 「ウェルカム」 など5曲。 2部が 「柏原新喜劇」 と題したオリジナル音楽劇。 柏原吹奏楽団のもとへある日突然、 借金取りが来た、 という想定で部員がお笑いを繰り広げる。
3部が 「ポップスステージ」。 「もののけ姫」 「軍師官兵衛メイン・テーマ」 など6曲。 合同ステージも3部。 本編ラストの 「コパカバーナ」 などを演奏する。
7人が参加する中学生の1人、 青垣中吹奏楽部の蘆田祥香部長 (2年) は 「大勢で吹くとこんなに違うのかという感じ。 響きが豊か」 と言い、 福井部長は 「普段の倍以上の人数になる。 音の数が多くて楽しい。 ダンスを入れたり、 新喜劇で笑いの要素を加えたり、 見た人が楽しい舞台に仕上げていきたい」 と話している。
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2015年3月26日09:20
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多彩なダンスを披露 「想伝」発表会 29...
住吉台出身の井上紗代さん (26) =加西市=が主宰する 「ダンスカンパニー想伝」 が3月29日午後1時半―3時半、 四季の森生涯学習センター (網掛) で 「第3回ダンスパフォーマンス―Going My Way」 を開く。 3歳から40歳代までの教室生約60人が、 ジャズやヒップホップなど多彩なジャンルの踊りを披露する。 井上さんは、 「一年間、 懸命に励んできた練習の総まとめの発表会。 ペンライトやうちわをお持ちいただき、 舞台と客席が一体となって盛り上がり、 楽しい時間を過ごしましょう」 と来場を呼び掛けている。 入場料1000円。
プログラムは2部構成の29演目。 年代別で編成した8クラスの教室生たちが、 クラスごとに洋楽やJポップの音楽にのせてダンスを上演する。
司会は、 向井克仁さんが務め、 プロダンスグループの 「MAESTRO (マエストロ)」 (2人) や 「THUG―T (サグティー) と愉快な仲間達」 (5人) がゲスト出演し、 会場を盛り上げる。 また、 西田夫佐さんの読み語りに合わせて、 黒井良太さんと三和久実花さん、 向井さんが物語を演じるコーナーもあり、 発表会に花を添える。
「想伝」 でアシスタントを務めている田中瑞姫さん (17) は、 「小さな子どもたちもこの日に向けて練習を頑張ってきた。 クラスごとの踊りは、 それぞれに個性豊かで、 そのカラーの違いも見どころです」 と話している。
「想伝」 は、 毎週、 月・水・金曜に西岡屋の 「スタジオ・ファニー」 で練習に励んでいる。 問い合わせは、 井上さん (090・6917・7935)。
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2015年3月26日09:19
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「傾舞」創始者が演舞奉納 4月3日、柏...
能を取り入れた 「傾舞 (かぶくまい)」 を創作し、 大阪・中崎町を拠点に活動する舞踊家の天人JUN (あまんと・じゅん) さんが4月3日午後7時から (受付6時半から)、 柏原八幡神社 (柏原町柏原) の本殿で演舞を奉納する (観覧無料)。 また、 氷上町石生の 「里庵」 でも午後8時から、 第2部として有料で披露する。 「柏原八幡宮一千年を想う会」 主催。
八幡神社本殿には20席を用意、 板の間で演舞。 けいこ場が天人さんの近くにあり旧知の、 小鼓の上田敦史さん (氷上町石生) が共演。 また同神社に伝わる市指定文化財の能面3面 (天正13年=1585年=の同殿竣工式の際に奉納された、 秀吉居城の長浜で作った皺尉=しわじょう=面ほか、 鎌倉、 室町時代の父尉=ちちのじょう=面) がそろって公開される。
里庵の第2部では、 2人の共演に月亭太遊 (たいゆう) さんの落語も加わって、 楽しんでもらった後、 会食する趣向。
天人さんはスタントマン、 大道芸人などを経て世界を旅し、 環太平洋の古い部族の格闘技や伝統舞踊を学びながら、 日本の能を基にした傾舞を創始した。 また中崎町で倉庫を自前で再生した複合型の劇場を作り、 周辺に多くのカフェ、 雑貨店、 ギャラリーなどが立地して若者から老人、 アーティストらが共存する町づくりが進んでいる。
柏原町の菓子店 「まさゆめさかゆめ」 店主、 葉山生子 (いきこ) さん、 地域おこしの情報発信をする 「ご近所」 の田代春佳さんらが天人さんを訪ね、 丹波で桜の開花期に写真撮影する計画があったことから、 八幡社での上演が決まった。
第2部は参加費 (食事代込) 1万円。 定員20人。 申し込み受け付けは花田さん (090・3927・3624)
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2015年3月26日09:18
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山南2中学校統合協議 中央公園前提か中...
新校舎の位置をめぐり、 山南中央公園 (丹波市山南町谷川) と同町井原付近で意見が分かれ、 協議が暗礁に乗り上げていた山南地域市立中学校統合準備委員会が3月20日、 1年ぶりに市役所山南支所で開かれた。 こう着した事態を動かそうと、 柳川瀬義輝委員長が今後の進め方として 「①統合場所は中央公園付近を前提として通学方法の見直しや教育施設の充実等、 一定の要件を満たせば統合準備を進める」 「①の方向性が受け入れられない場合は、 統合準備の議論を中止する」 ―の2つの選択肢を提案。 いずれかの判断を次回委員会で委員が表明する。
柳川瀬委員長は 「井原は、 農地転用の可能性がほぼ見込めない。 おのずと中央公園になる。 通学路など通学リスクの解消、 環境問題を考え、 2つの選択肢を示す」 とし、 井原を選択肢から外した理由を説明した。 また、 「中央公園にした時に遠距離通学の課題が和田に大きくかかってくる。 通学路の安全対策や環境問題はどこも (他の地域にも) かかってくる」 と述べた。
委員は選出母体と相談の上、 6月頃の開催が検討されている同委員会で意見を述べる。
和田の委員から 「究極の選択だ」 という意見や、 「第3案」 の提案などがあったが、 最終的に2案で了承を得た。
「一定の要件」 の中身は、 ▽ 「8㌔超で弾力的運用」 と決めたバス通学の距離の見直し▽通学路の安全対策▽臭気対策としてのエアコンの設置―などの意見が出たが、 この日の委員会で決めることではないとして、 意見を言い合うにとどめた。
委員が持ち帰り相談する中身も 「一定の要件を満たせば委員会を続けていいかどうか答えを出す」 とし、 具体的な 「要件」 の中身の詰めは求めない。
小田繁雄教育長は 「中央公園で1度検討してみようという前向きな検討をお願いする。 山南は児童の数が減っており、 中学校も減る。 前向きに考えて」 と訴えた。
宮垣祐司和田中校長は1年生が1学級になり、 学校行事や部活動が成り立ちにくくなっていることを報告した。
同準備委は2012年10月に初回を開催。 候補地選定前にスクールバス利用対象の決定 (運行距離) などを協議。 昨年2月の第12回会議の投票で山南中央16票、 井原付近13票と拮抗。 妥協点が見いだせず、 昨年3月25日の13回を最後に会議は開かれていなかった。
市教委説明「ほぼ100%転用できない」
20日の統合準備委員会で事務局の丹波市教育委員会は井原案を推す意見でまとまっている和田地区と調整会議を持ったことなど、 休止中の1年間の取り組みを報告した。 この中で、 市農業振興課と農地転用について協議・確認をし、 井原案の場所は農用地区域で、 市として農地転用は行わず、 農地が取得できないことを確認し、 9月に和田地区に伝えたことを明かした。 和田地区は了解していない。
これまでの準備委員会で、 市教委は井原の農地転用の可能性を 「非常に厳しい」 「ハードルが高い」 などと発言してきたが、 この日は 「ほぼ100%近く転用できない」 と踏み込んだ。
候補地を絞り込む投票の際は、 「農振を外す最大限の努力をする」 とし、 候補地が農業振興地であることは考慮せず投票した。 市教委は 「(農振除外のことを) 投票前に出すと勝負にならないからと、 事前協議の中でそうなった」 と言い、 「農振除外の5つの要件から見て、 (井原を) 外すのは至難。 ほぼ無理と考えて。 市教委でなく、 市 (の考え) として理解してほしい」 と強調した。
「こども園は農振を除外して作っている」 などとする反論も出された。 市教委は 「3・5㌶も規制を外すのは公共施設であっても至難」 などとした。
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2015年3月26日09:16
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園舎活用し新拠点 市島町美和
旧美和保育園舎を活用し、 美和地区自治振興会 (西安五月会長) が地域拠点施設 「美和地区交流センター楽園」 を完成させた。 イタリア料理店を運営するほか、 地域住民がニュースポーツなどを楽しむスペースがあり、 子どもたちのために学習塾なども開く。 3月23日、 来賓や地域住民ら約30人を招いて開園式典を開き、 新たな地域拠点の門出を祝った。 同29日から本格的に運営を開始する。
遊戯室だった部屋には、 イタリア料理店 「terra dono」 (テッラ・ドーノ) がオープンする。 市内施設などで料理長を務めていたシェフを招き、 丹波産の食材をふんだんに使ったイタリア料理を提供する。 店内には32席を設け、 ワインや地酒も味わえる。 イタリアから取り寄せた窯で焼くピザは、 テイクアウトにも対応する。 旧保育園だったことを生かし、 店内にキッズルームも設置。 子ども連れでもゆっくりと過ごせる。 営業時間は午前11時半―午後2時、 5時半―9時半。 毎週水曜日休み。
旧教室には、 福知山市などで学習塾を展開している 「エンジョイラーニングパートナーズ」 が、 地域の子ども向けに学習塾 「教学舎いちじま教室」 を週3回ほど開講。 教材ビデオを流したり、 英語の読み聞かせなどを行う。 インターネット設備も充実させ、 オンラインを活用した学習にも取り組む。 自習スペースもあり、 夏・冬季には実際に授業を行う。 当面は美和地区の小学―高校生を優先させるが、 ゆくゆくは地域外の子どもたちも受け入れる計画。
和室では、 「そろたん」 やコミュニケーション麻雀なども楽しめる。 月1回ほどは健康相談会を開いたり、 地域住民の集いの場として活用する。
昨年3月末の同保育園閉園に伴い、 同保育園を運営していた市島福祉会が、 同地区自治振興会に園舎を譲渡した。 同地区自治振興会では、 地域の新たな拠点施設としての活用を模索。 市内でスポーツ用品店を開き、 多数のイベントを企画・運営している総合スポーツ企画会社 「joyspo」 (春日町黒井) の足立正人代表をオーナーに迎え、 県や市の助成を受けながら改装を進めた。
西安会長は、 「地域住民はもとより、 他地域からの来客も期待している。 充実した地域の施設になっていけたらうれしい」 と話している。
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2015年3月25日19:15
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丹波市会特別委 東芦田新水源使用を認める
丹波市議会予算特別委員会(藤原悟委員長)が25日開かれ、東芦田新水源の水に含まれるマンガンを除去する装置の設置費用約4400万円を含む新年度水道事業会計予算案を、賛成13、反対5(議長、委員長を除く)の賛成多数で可決した。本会議での採決は定例会最終日の27日に行われる。
日本共産党の西本嘉宏議員が、同装置の設置工事費を削除する同予算案の組み替えを求める動議を提出したが、賛成少数で否決。続いて採決が行われた。反対したのは、西本嘉宏、西脇秀隆、足立克己、太田一誠、臼井八洲郎の各議員。
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2015年3月25日12:18
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丹波市消防本部元係長に懲役1年6月執行...
丹波市が発注した消防自動車購入の入札をめぐり、事前に予定価格を業者に教えたとして、また消防車積載用ボンベ購入における見積もり合わせで、上司からの指示を受け、本来契約すべき業者とは違う業者に見積書を再提出させたとして官製談合防止法違反などの罪に問われた市消防本部元係長の松尾恒伸被告(47)に対し、神戸地裁は25日、懲役1年6月執行猶予3年の判決を言い渡した。増田耕兒裁判長は、「市民の利益が損なわれたことは重大」と指摘した。松尾被告の弁護人によると控訴はしないという。
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2015年3月22日08:42
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生活困窮者を支援へ 相談窓口や家賃給付...
丹波市 (社会福祉課0795・74・1130) は、 4月から始まる生活困窮者自立支援制度に基づき、 自立相談の窓口を市春日庁舎 (同課内) に設置したり、 再就職するまでの期間の家賃 「住宅確保給付金」 の支給を始める。 新年度当初予算案に約2000万円を計上している。
同制度は、 生活保護受給者以外の生活困窮者に対して、 生活保護に至る前の段階から自立支援を行おうとするもの。 病気や障がい、 DVや虐待、 職場でのいじめ、 多重債務、 リストラ、 不安定就労など、 複合的な課題を抱えているケースが多いことから、 市は全庁体制で支援や情報提供にあたる。
生活と就労に関する支援員3人を同課内に配置する。 支援員が相談内容に応じて関係課につないだり、 一緒に相談にのり、 調整会議によって 「プラン」 を決定。 これに基づき、 社会福祉協議会や民生委員・児童委員、 ハローワークなどの関係機関と連携しながら支援や情報提供を行う。 離職による生活困窮者には、 再就職までの家賃 「住宅確保給付金」 を最大9カ月間、 給付する。
同課は、 「様々な就労相談や支援に応じている 『丹 (まごころ) ワークサポートたんば』 があるのは丹波市の強みで、 しっかり連携をとる。 引きこもりなど、 相談に来られない人のニーズをいかに掘り起こすかが課題」 と話している。
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2015年3月22日08:42
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柏原・谷川駅前駐車「300円」...
丹波市は4月から、 市営柏原駅前駐車場と市営谷川駅前駐車場の使用料を、 いずれも1回 (1時間以内は無料。 日付が変わるまで) 500円から 「300円」 に減額する。 他の石生、 黒井、 下滝、 市島、 丹波竹田の各駐車場は現行300円で、 料金を統一し、 JRの利用促進にもつなげる。
開会中の市議会定例会で関係条例が一部改正された。
月額使用料は変更なし。 柏原駅前が4000円、 このほかの駐車場は3000円。
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2015年3月22日08:41
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「アフター」6年生まで 子育て支援計画...
丹波市 (子育て支援課0795・70・0813) は、 新年度から始まる 「子ども・子育て支援新制度」 に伴う 「市子ども・子育て支援事業計画」 を策定した。 計画期間は新年度から5カ年。 新年度から認定こども園の短時間部に3歳児を受け入れるほか、 「3年生以下」 だったアフタースクールの対象を6年生まで拡大する。
計画策定は、 2013年度に未就学世帯、 就学児世帯を対象に行ったニーズ調査などをもとに行った。
低年齢から集団保育を望む保護者ニーズの高まりから、 現行では4、 5歳児を対象にしている認定こども園の短時間部に3歳児も受け入れ、 就学前教育の対象とした。 アフタースクールの対象拡大は、 児童福祉法の改正により充実を図るもの。
このほか、 市内6カ所にある子育て学習センターを、 子どもや保護者のニーズに応じた子育て相談や情報提供を行う拠点として充実させる。 認定こども園には、 地域の在宅児親子を対象にした子育て相談や親子交流の場を充実させるために専任職員を配置。 病児病後児を受け入れるための看護師配置を引き続き進める。
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2015年3月22日08:40
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児童館運営委員 丹波市が2人を公募
丹波市は、 市立児童館運営委員会の市民委員2人を募集している。 同委員会は、 市内2カ所に設けた児童館の円滑な運営をめざすもので、 市民の意見を反映させる。
会議出席1回につき、 3500円を支給する。 希望者は4月10日までに 「児童館について思うこと・運営委員会で果たしたい自分の役割」 をテーマとする作文 (800字程度) と応募用紙を提出すること。
問い合わせはしろやま児童館 (0795・82・0843)。