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2015年4月2日13:23
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最後の運行で車掌乗務 豪華寝台特急トワ...
JR西日本大阪車掌区の長尾寛さん (51) =柏原町柏原=が、 このほど最後の運行となった豪華寝台特急 「トワイライトエクスプレス」 で車掌を務めた。 長尾さんを含む3人の車掌が乗務し、 長尾さんは車内放送を担当。 「JR西日本の車掌にとってトワイライトは特別の列車。 しかも、 最後の運行で車掌をし、 車内放送ができ、 光栄です」 と話していた。
柏原高校卒業後、 JR (当時国鉄) に入社。 1985年、 大阪車掌区に配属になり、 2001年からトワイライトに乗車し始めた。 月に1、 2回、 乗務。 大阪車掌区には約200人の車掌がいるが、 そのうちトワイライトに乗務しているのは50人ほどという。 同社広報によると、 「おもてなしぶり、 安全面に対する配慮などを判断して、 長尾さんを最後の運行の車掌に選んだ」 という。
札幌発のトワイライトに乗務し、 午前4時33分、 新潟県の新津 (にいつ) 駅に到着。 「普段は猫一匹いない時間なのに、 ホームにはカメラマンがいっぱい。 大阪ではすごいことになるなと思いました」。 午後0時55分、 大阪駅に着くと、 約2000人の鉄道ファンらが出迎えた。 「トワイライトがどれほど愛されていたかがわかりました」 という。
最後の車内放送では、 「トワイライトは私たちの心の中でいつまでも走り続けます。 ありがとうトワイライト。 さようならトワイライト」 と締めくくった。
最後の運行を終えた3月13日は、 くしくも結婚記念日。 大阪駅のホームでは、 長男で京橋車掌区勤務の翼さん (26)、 次男でJR西日本のグループ会社に勤務する凌さん (23) の計らいで、 妻の尚美さん (51) が長尾さんに花束を贈った。 「聞かされておらず、 びっくりしました」 とほほえんでいた。
また、 大阪発で最後の運行となったトワイライトでは、 春日町下三井庄の畑利美さん (56)、 市島町上鴨阪の荻野政宏さん (58) が車掌を務めた。
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2015年4月2日13:21
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貴女へ
いつもニコニコ笑顔。 毎朝、 小走りにとことこやってくる可愛い姿。 「寒い、 寒い」 と言って玉ねぎのように、 重ね着でひと回り大きくなったまぁるい愛らしいフォルム。 日中、 気温が上がってくると、 一枚一枚脱いでちょっとずつ小さくなっていくけど、 やっぱり丸くて可愛い形。 ダイエットと称し朝ご飯を食べないと、 すぐにお腹がすいている気配と共に染み出てくる憂い。 食べるものを必ず写真に撮らずにはいられない習性。 3カ月に1回ぐらい巡ってくる 「運動しなくちゃ!痩せなくちゃ!」 気分。 でも、 美味しいものと愛が直結している単純で素直な感覚。 最近、 少々衰えてきたと嘆きつつもまだまだ記憶力良好なその頭脳。 小鳥のように可愛い声。 ピンと張って、 つやっつやの衰え知らずの肌。 意外なことに (失礼!) 運動神経及び瞬発力の素晴らしさ。 食事会の段取りと日程調整は完璧。 どこに行っても場を盛り上げてくれる天性の明るさ。 チョキチョキとハサミを使い、 のりで貼ったりする小作業が好きで、 鼻歌交じりのご機嫌よさげな、 まあるい背中。 関心のないことだとすぐわかる、 心ここにあらずの気のない返事。 広報力はピカイチ。 どこまでも広がる知人、 友人のネットワーク。 一度会うと忘れられない強烈な印象。 情が深くて涙もろいその優しさ。 隣にいてくれるだけでホッとする安心感。 そして、 本当に時々覗かせる繊細な乙女の心。
全部私の大好きな貴女です。 今までありがとう。 そして、 これからもどうぞよろしく。
(土性里花・グループPEN代表)
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2015年4月2日13:21
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貸しボート事業開始 篠山城跡北堀
篠山市は、 新たな観光スポットとして3月28日から、 篠山城跡北堀で手こぎボートの貸し出しを始めた。 まもなく篠山城跡周辺の1000本近い桜が開花の時期を迎える。 市商工観光課は、 「ボートから見上げる桜や、 水面から望む篠山城跡は、 今までと違った視線からの風景となり、 絶景に感じていただけるのでは」 と期待している。
初日、 堀周辺の桜はまだつぼみの状態だったが、 澄み切った青空の下、 春の陽気に誘われた観光客らがボートを楽しんだ。 午前中だけで、 市内をはじめ、 尼崎、 明石などから10数組の利用があった。
ボートは10隻。 全長3・6㍍の3人乗りで、 繊維強化プラスチック製。 救命胴衣を着けた利用客は、 新設した浮桟橋から乗船。 家族や友人らと会話や撮影を楽しみ、 水上からの景色を満喫していた。
北堀では、 1952年から遊覧ボートが浮かべられ、 最大で25隻のボートでにぎわっていたという。 しかし利用者が減り、 72年を最後に廃止された。 市は、 当時のにぎわいを復活させ、 篠山の魅力アップにつなげていこうと同事業に乗り出した。
家族4人でボートを楽しんだ神崎郡市川町の男性は、 「水上からの眺めは新鮮だった。 桜が見ごろを迎えた頃に再び訪れて、 ボートを楽しんでみたい」 と笑顔だった。
貸出料金は1回30分500円。 延長料金は10分ごとに200円。 運営期間は5月24日まで。 時間は午前10時―午後4時。 平日は休業日があるので、 商工観光課 (079・552・6907) へ問い合わせを。
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2015年4月2日13:20
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県景観重要建造物に 八上小学校の木造校舎
写真・県の景観形成重要建造物に指定された八上小学校=篠山市糯ケ坪で
八上小学校 (篠山市糯ケ坪) がこのほど、 県景観審議会 (会長=鳴海邦碩・大阪大名誉教授) から 「県景観形成重要建造物」 に指定された。 今後、 優れた景観が損なわれないよう、 適切な維持管理が求められ、 県の指導や助言を受ける。
公共性、 公益性を踏まえ、 地域の景観形成への寄与が大きな建造物を指定している。 八上小学校は昭和初期に建築された大規模な木造校舎。 2012年に耐震補強工事が行われた。
今回指定された8物件を含め、 これまで75件が指定され、 丹波地域では、 西尾家住宅 (大山上、 2005年度指定)、 蘆田家住宅 (丹波市青垣町、 06年度指定)、 平岩家住宅 (同町、 07年度指定)、 中立舎 (日置、 08年度指定)、 幽石軒 (丹波市柏原町、 09年度指定)、 大新屋旧上山代官所跡 (同町、 10年度指定) に次いで7件目となる。
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2015年4月2日13:17
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ごみ処理施設が稼働 関係者ら完成祝う ...
丹波市の一般廃棄物処理施設、 市クリーンセンター (春日町野上野) が4月1日、 稼働を始めた。 愛称は 「クリーンパーク丹波」。 3月30日には現地で竣工式が行われ、 関係者が工事の完成を祝ったほか、 施設内を見学した。
式典で辻重五郎市長は、 「紆余曲折がありながら関係者の真摯な取り組みにより、 この日を迎えることができた。 安心・安全な運営管理とごみの減量化を進め、 人にも地球にも優しい丹波市を次代に引き継ぐ」 とあいさつした。
また、 市が地元の野上野自治会や同センター整備運営協議会などに感謝状を、 施設に愛称を付けた高槻邦子さん (山南町) に名づけ親大賞を贈った。 式典後は、 辻市長ら関係者でテープカットや、 くす玉を割るなどして完成を祝った。
同施設の敷地面積は約1万7400平方㍍で、 建築面積は約5840平方㍍。 ごみを焼却する熱回収施設 (日最大処理量46㌧) と、 リサイクル施設 (同9㌧) からなる。 焼却施設は24時間、 リサイクル施設は9時間運転。 熱回収施設には、 ごみを焼却した際に発生する熱を利用して発電する温水発電装置を整備。 少ない熱量でも発電が可能な 「マイクロバイナリー発電」 を採用しており、 ごみ焼却施設でこの技術が使われるのは国内初という。
再生品・不用品展示コーナー、 再生工房、 リサイクルせっけん工房、 環境学習コーナー、 調理実習室、 クイズ式学習装置などを備える。 2012年11月に着工。 施設整備費は45億9900万円で、 うち13億3170万円は国の補助を活用。 総事業費は約60億円。
同施設建設をめぐっては、 2005年6月に同施設整備計画策定委員会を設置し、 建設用地については全国でも例のない一般公募をした。 処理方式について 「炭化方式」 との答申を受け、 建設用地を春日町野上野に決定した。 ところが、 野上野地内で建設位置の変更があったほか、 処理方式についても入札参加業者の辞退によってストーカー式焼却方式に変更。 地元とは11年に覚書を交わし、 14年に運営に関する協定書を締結した。
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2015年4月2日13:17
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丹波市連合婦人会が解散 役員なり手なく...
丹波市連合婦人会 (荻野洋子会長) が、 3月31日付で解散した。 役員のなり手がなく、 会員減少に歯止めがきかなかったことなどが要因。 「既婚女性のほとんどが会員という時代もあった」 (市) が、 旧町単位の支部が残ったのは柏原、 市島のみで、 会員も54人になっていた。 荻野会長ら役員が3月30日、 市役所を訪れ、 1987年から実施している 「1円募金」 で積み立ててきた福祉梅林基金1000万円を市に寄付した。
写真・辻市長に基金の目録を手渡す荻野会長=丹波市役所で
荻野会長から目録を受け取った辻重五郎市長は、 「婦人会イコール女性の代表ではなくなり、 時代のニーズと合わない状況になったのだろう。 会員が減る中でも、 いろんな面で地域のためにがんばっていただいた」 と労った。 同基金は障がい者の授産施設建設をめざして会員が積み立ててきたもの。 165本の梅が植わっている三ッ塚史跡公園にある福祉梅林の管理は今後、 市が行う。
前身の旧氷上郡連合婦人会は、 1946年10月に発足。 女性の社会的地位向上や青少年健全育成、 ボランティア活動などに尽力した。 81年には同公園内に会員らで梅の木を植樹。 82年からは 「福祉梅林のつどい」 を開催したり、 梅の実を収穫するなどして障がい者と交流。 障がい者作業所と一緒に牛乳パックからはがきを作るなどの支援活動にも力を入れた。 近年では食育活動にも取り組んでいた。
市が把握する90年度には8243人いた会員は減少を続け、 94年度には青垣地区が脱退。 市発足後も2007年度に春日、 山南が、 14年度に氷上が脱退した。 これを受けて柏原、 市島地区はそれぞれで今後のあり方を協議。 3月13日に開いた臨時総会で、 解散と基金の寄付を決めた。
柏原地区は独自の組織として活動を継続し、 市島地区も梅林の梅の世話を中心とするグループをつくる意向という。
荻野会長は取材に対し、 「氷上が脱退して2支部となり、 連合組織としては限界。 役員のなり手がなかった。 県や市の動きが分かり、 勉強になったり、 楽しいこともいっぱいあったが、 我々もそれをうまく伝えられなかった」 と振り返り、 「69年の歴史を閉じるのは名残惜しいが、 これからは女性の役割が大事な時代。 婦人会に代わるものが必要になってくるのでは」 と話している。
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2015年4月2日13:16
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丹波選挙区は無投票か あす3日に告示 ...
県会議員選挙 (12日投開票) があす4月3日、 告示される。 丹波市選挙区 (定数1) では、 5期目の当選を目指す現職の石川憲幸氏 (59) =春日町中山=以外に出馬の動きはなく、 無投票の公算が大きい。 石川氏は自民党議員団幹事長、 丹波市防衛協会会長、 丹波交通安全協会会長などを務め、 現在4期目。
石川氏は3日、 午前9時から春日町黒井の選挙事務所で出陣式、 第一声を上げたあと、 選挙カーで市内を回る。
篠山市選挙区 (同) は、 現職の小西隆紀氏 (49) =同市魚屋町=が立候補を表明している。 同市選挙区も今のところ、 小西氏以外に出馬の動きはない。 小西氏は議会運営委員、 産業労働常任委員を務め、 現在2期目。
3日午前9時から春日神社 (同市黒岡) で第一声を上げ、 同市内を選挙カーで回る。
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2015年3月29日09:10
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出産、不妊治療に助成 3子以降に20万円...
篠山市は4月1日から新しい子育て支援を始める。 ▽市内の産科医療機関での出産▽第3子以降の出産▽特定不妊治療―へ助成する。
市内の産科医療機関は、 ささやま医療センターとタマル産婦人科で、 4月1日以降に出産した世帯に5万円を助成。 第3子以降の子を4月1日以降に出産した世帯に出生児1人につき20万円を支給する。 特定不妊治療 (体外受精、 顕微授精) を受けた夫婦で、 4月1日以降に県の事業助成決定を受ける夫婦を対象に、 治療費から県の助成額を控除した額 (上限1回10万円) を助成する。
問い合わせは、 出産関係が福祉総務課 (079・552・7101)、 特定不妊治療が健康課 (079・594・1117)。
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2015年3月29日09:09
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論語やマナー学ぶ2泊3日「未来塾」 篠...
4月3―5日、 篠山市大山上の 「神田荘」 に宿泊し、 論語や日本の文化、 生活のマナーなど多彩な内容を学ぶ 「春休み篠山子ども未来塾」 の参加者を募集している。 新小学5年生から新中学1年生が対象。 定員約20人。
論語や偉人伝などを素読するほか、 華道、 童謡唱歌、 書道、 そろばんなどのお稽古、 山登り、 まき割りなどの里山体験などがある。 あいさつや食事などのマナーも学ぶ。
春と夏の年2回開いており、 8回目。 参加費は食費、 テキスト代など込みで5000円。 久井勝明さん (090・3868・5177)。
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2015年3月29日09:08
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陶芸美術館で県民陶芸大学 初心者対象に...
兵庫陶芸美術館 (篠山市今田町上立杭) は5月16日から、 同美術館で 「県民陶芸大学―電動ロクロ初心者コース」 を開講する。 受講生を募集している。
計8日間の講座で、 陶芸初心者を対象に丹波焼窯元指導のもと、 電動ロクロによる作陶をはじめ、 施釉、 窯詰め、 仕上げなど、 制作の全工程を体験。 陶芸の基礎・基本を身につける。
開講日は、 5月16、 17、 23、 24、 30、 31日、 6月7、 14日の計8日間。 時間はいずれも午前10時―午後4時半。
募集人数は20人 (事前申込制。 応募者多数の場合は抽選)。 受講料は2万4000円 (粘土、 釉薬、 作陶指導、 焼成、 資料代などを含む)。
4月28日までに同美術館 (電079・597・3961、 FAX・597・3967) に申し込む。
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2015年3月29日09:08
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「楽農スクール」...
篠山市 (農都政策課079・552・1114) は、 4月28日から11月まで年間5回開く 「篠山楽農スクール」 の受講生を募集している。
▽特産物について▽山の芋のグリーンカーテン作り▽野菜作りの基礎▽農薬の安全な使用方法▽獣害対策▽黒大豆と山の芋の栽培▽土づくりと肥料―など。 丹波農業改良普及センターやJA丹波ささやま職員、 有識者らが講師を務める。
参加費は無料 (諸材料費などは実費負担)。 先着20人。 所定の申込用紙を4月14日までに同課に提出する。
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2015年3月29日09:07
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水分れ桜祭りフリーマーケット出店者募集
4月4日午前9―午後4時、 水分れ公園 (氷上町石生) で開かれる、水分れ桜祭りで行うフリーマーケットの出店者を募集している。出店料は1ブース1000円。 ひかみ東商工倶楽部の岸さん (090・2358・2697)。
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2015年3月29日09:06
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春のツーリング参加者を募集 4月12日、...
4月12日に丹波市春日町で開かれるクラシックカーのツーリングイベント 「春の丹波路ミーティング」 の参加者を募集している。
参加資格は、 1982年までに生産登録された国産・外車及び実行委員会の認定車。 60台限定。 違法改造車は不可。 道の駅丹波おばあちゃんの里に集合し、 三宝ダムまでツーリング。 昼食、 ハイキングもある。 参加費1台1500円。 4月5日締め切り。 高階さん (090・1599・0096)。
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2015年3月29日09:04
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林を彩る「ミツマタ」
写真・鮮やかな黄色の花を咲かせる 「ミツマタ」。 花の上には、 脚の長い緑色のクモが飛来する虫を捕えようと待ち構えている=篠山市東部で
篠山市東部の林縁部で淡い黄色の花が美しい 「ミツマタ」 が咲き誇っている。 春本番前のまだ緑が少ない暗く沈んだ林に、 鮮やかな彩りを添えている。 花の上では、 蜜を求めて飛来してくる虫を捕まえようと、 脚の長い黄緑色のクモがじっと動かずに待ち構えていた。
ジンチョウゲ科。 中国原産の落葉性低木で、 枝が三つ又に分かれるところからこの名が付いた。 早春、 葉が出る前に小さな花を半球状にまとまって下向きに咲かせ、 芳香を放つ。
和紙の原料としても知られる。 樹皮の繊維は強く、 古くからコウゾ (クワ科) とともに、 高級和紙の主原料とされ、 紙幣の原料にも使われている。 高知県をはじめ、 四国、 中国地方で主に栽培されている。
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2015年3月29日09:04
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たんば黎明館
本紙6、 7面にあるように、 柏原町に残る明治時代の建物が 「たんば黎明館 (愛称)」 として4月2日、 リニューアルオープンする。 柏原のまちづくりの新しい起爆剤になることを期待する。 ▼この建物はもともと高等小学校の校舎として創建され、 のちに女学校の校舎となった。 丹波の奥深い山間の地にあって、 多くの人材を育ててきた。 国語教育で大きな足跡を残した芦田恵之助、 日本の稲作改良に貢献した農学者の安藤広太郎、 日本女子大学の校長を務めた井上秀の3人は、 高等小学校で学んだ。 ▼女学校からは、 俳人の細見綾子、 丹波布の復興に尽くした足立たかが巣立っている。 このほかにも有為な人材を数多く輩出。 教育施設としての役割は大きいものがあった。 ▼建物の改修にあたっては、 創建当時の姿を忠実に復元する形で進められた。 女学校教育に力を尽くした柏原高女初代校長の近藤九市郎の胸像、 早春の農村の朝の通学風景を詠んだ細見綾子の句碑も撤去されることなく、 建物の歴史を伝える貴重な遺産として残した。 ▼明治時代から昭和の敗戦まもなくまで教育施設として年輪を刻み、 多くの子弟の思い出がしみこんだ建物。 そんな歴史の息吹にふれながら、 時代に即した活用を図っていく。 温故知新の精神が脈打つ地域の核として生かされていくよう願う。(Y)
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2015年3月29日09:03
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菜の花
まんさく、 黄梅、 レンギョウなど、 春先には黄色の花が目立つ。 菜の花もその一つで、 春景色として誰もが愛でる。 見るだけでなく、 このところ我が家の食卓に、 菜の花の載らない日はない。 まずはおひたし、 煮物、 炒めもの、 鍋物と何にでも入れる。 火を通すとさらに濃くなる緑色とほのかな苦みと甘味が何ともいえない。
子どもの頃、 菜の花といえば、 菜種油を採るためのものと思い込んでいた。 食用として菜の花が売られていた記憶があまりないのだが、 それはたまたま私の家が食べなかっただけなのだろうか?同世代の方に教えてほしい。
さて、 菜の花といっても色々売られていて、 先日よく行く 「ふるさと農園」 には茎が紫色のものがあった。 よく見ると 「コウタイ菜」 と書かれている。 花は菜の花と同じ形のつぼみがたくさんついている。 ここではほとんどの野菜が百二十円 (以前は百円) で、 とても新鮮な地元産ばかり。 生産者の名前も書かれているから安心だ。
このコウタイ菜、 ゆがくと紫色の茎は真みどりに変身、 茎の食感はワラビみたい。 苦みは普通の菜の花より少ない。 名前からして中国っぽいので調べてみたら、 やはり中国野菜だった。 紫色の茎にはアントシアンが豊富に含まれていて、 眼精疲労に良いとか。他に、「つみ菜」「かき菜」と記したもの、 花の部分の多い、いわゆる「菜の花」 もあり、 色々買ってきた。 朝ごはんから、 ベーコンや卵と炒めて出て来るので 「またママのばっかり食べが始まったようだね」 と苦笑する夫。でも、その季節のものを食べるのが一番身体にいいのですよ。
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2015年3月29日09:03
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スマホが壊れた
先日、 仕事を終えて帰宅すると、 スマートフォンの画面にひびが入っていた。 タップしても反応がない。 いつどこで壊れたのか見当もつかなかったが、 強制的に再起動させても状況は変わらず。
仕事でも使うスマホ。 急な取材依頼があったらどうしよう、 起こってほしくないが、 事件や事故があっても連絡を受けられない。 携帯ショップの営業時間は迫っている。
明日まで待つべきか―。 考えていても仕方がないので、 閉店間際の店舗に駆け込み、 何とか代替え機で対応してもらうことができた。
生活や仕事のツールとして重要な役割を持つスマホ。 それでつながる対人関係。 メールや通信アプリでの“会話”が多くなっている今日この頃だ。 いざ壊れてみると、 依存度が高くなっていることに今更ながら気付いた。
頭に浮かんだのが、 「絵文字より 本当の笑顔が うれしいな」。 丹波市教委が募集した 「わが家のケータイ・スマホ・インターネットルール・標語コンテスト」 の啓発標語部門で最優秀賞に輝いた桒畑雄丞君 (市島中1年) の作品。 顔が見える会話を大切にしなければ。(田畑知也)
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2015年3月29日09:01
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第420問
23日に卒業式が行われた丹波地域の小学校。 篠山市、 丹波市の小学校の数は?
1.篠山市16、 丹波市25
2.篠山市15、 丹波市24
3.篠山市20、 丹波市19
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2015年3月29日09:00
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劇団パルチザン10周年 学園コメディー上...
丹波市の学生、 社会人でつくる劇団 「水彩パルチザン」 (足立知也団長、 20人) の結成10周年記念公演が4月5日、 氷上住民センター (氷上町成松) で行われる。 午前11時―、 午後3時―の2回公演。 学園祭を翌日にひかえ、 準備に大忙しのある高校の生徒会室を舞台に、 生徒会役員4人が繰り広げる学園コメディー 「さよなら、 生徒会室」 を上演する。 無料。
時間をつかさどる悪魔の降臨、 うさぎ大好き男の逆襲、 演劇部の小道具行方不明事件、 学園祭中止を迫る脅迫状など次々と事件が起こり、 いつもと変わらないありふれた日常が一変する―。
10年という節目を迎え、 「終わり」 「区切り」 をテーマにした。 誰もが経験したことのある 「この時間がいつまでも続けばいいのに」 と思うような楽しい時間、 居心地のよい空間にも必ず終わりや区切りが訪れる。 足立団長 (34) =氷上町市辺=は、 「 『終わり』 は嘆くものではなく、 新しいスタート。 劇団の10年も、 その繰り返しだった」 と振り返る。
小・中・高校生のほか、 子育てが忙しくて舞台から遠ざかっていた女性団員、 交流のある多可町の劇団シーブの団員など多彩な出演者が記念公演を盛り上げる。 時間をつかさどる悪魔の子ども役で出演する山本心南さん (進修小3年) は、 「悪魔になりきって演じる」、 荻野菫さん (同) は、 「大きな声を出してがんばりたい」 と話している。
また、 主人公の生徒会役員の1人、 中道一綺さん (18) =山南町山本=は、 「学生中心の舞台で、 若者にしか出せないパワーってあると思うので、 『今の若者ってこんなことができるんだ』 と思ってもらえるようにがんばりたい」 と話していた。
足立団長は、 「コメディーなので、 映画でも観に行くような感じで気軽に笑いに来てほしい。 時間に対する思いが伝わり、 ちょっと感動させられたら」 と話している。
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2015年3月29日08:59
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復興支援に団体設立 4月以降の窓口に ...
丹波市社会福祉協議会が運営している 「市ボランティア・市民活動センター」 の丹波市豪雨災害ボランティアの受け付けが3月末で終了するのを受け、 同センターの豪雨災害部門の活動を引き継ぐ形で、 4月以降の災害ボランティア活動の窓口となる任意団体 「丹波ボランティア会」 が、 このほど立ち上がった。 ボランティア参加者の受け付けを行うほか、 被災者のニーズを募ったり、 現場での復旧作業などに取り組む。 山本宗代表 (25) =市島町上竹田=は、 「被災者のニーズは一定数残っている。 以前の体制に比べると規模は縮小するかもしれないが、 被災者への支援を続けていきたい」 と話している。
写真・4月以降の災害ボランティアの窓口となる任意団体 「丹波ボランティア会」 を立ち上げた山本代表 (右) と岩嵜さん=市島町上竹田で
同団体は、 市の臨時職員として今月末まで前山コミュニティセンターに常駐し、 ボランティアのコーディネートなどの業務に当たっている山本代表と、 岩嵜雄大さん (28) =綾部市=でつくる。 活動拠点は、 「オアシスいつせ」 (同町上竹田、 旧前山保育園) の敷地内にある倉庫。 市社協は運営費の助成を計画しているほか、 市もスコップなどの資材関係を提供するなど、 同団体の活動を支える。 活動は月・土・日曜日の午前9時―午後3時。
山本代表らによると、 農地の土砂出しのほか、 自宅の修復が完了した被災者が、 避難住宅から引っ越しをする際の手伝いといった要望が寄せられているという。 細かなニーズが残る中で、 まだまだ支援の手が必要と感じていた岩嵜さんと話し合い、 同団体を設立。 岩嵜さんは 「規模を縮小しても窓口は残しておかないと、 ニーズに対応できない。 被災者の不安や負担を少しでも減らしたい」 と話す。
山本代表も被災者の一人。 「ふるさとの復興に関わりたい」 ―。 そんな思いで昨年、 勤めていた大阪の企業を辞めて地元に戻った。 地元住民だからこそできる支援を心掛け、 ボランティア活動に従事してきた。 岩嵜さんも全国各地での災害ボランティア活動の経験を生かし、 市島町でも現場コーディネートに汗を流している。
活動期間は5月10日まで。 ボランティアの参加希望者は、 活動日の前日午後5時までに、 メール (tambavkai2015@gmail.com) で申し込む。 ボランティア保険に加入している人が対象。 今後、 ファイスブックページも立ち上げ、 詳しい情報を掲載する予定にしている。