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2015年4月9日15:50
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市長杯の参加者募集 元阪神・真弓さんら...
丹波市長杯市民交流ゴルフコンペ (ひかみカントリークラブ主催) が4月16日、 同カントリークラブ (氷上町新郷、 寒川久芳理事長) で開かれる。 広く参加を呼びかけており、 参加費全額を丹波市の福祉向上のために市社会福祉協議会に寄付する。 故郷オープン 「一打一会」 のコンペも並行して行われ、 プロ野球界で活躍した元選手らも参加する。 剰余金は同様に市社協に寄付する。
一打一会は、“浪速の写楽”として知られるタレントでイラストレーターの成瀬國晴さんが会長。 同カントリークラブ運営委員で、 同会代表幹事の足立宗央さん (春日町出身、 大阪府) が、 同級生で市ボランティア協会前会長の竹知正明さん (春日町平松) と協力し、 数年前から丹波市の食材を賞品にしたコンペの開催を企画したのがきっかけになり、 市長杯にメンバーがオープン参加している。
今回は、 成瀬さんが顧問をつとめる 「天地会」 (会長=吉田義男・阪神タイガース元監督) が協力。 同会から真弓明信さん (前阪神タイガース監督)、 室山皓之助さん (元阪神タイガース選手) が参加。 このほか、 樋口正蔵さん (元南海ホークス選手)、 住友平さん (元阪急ブレーブス選手) に加え、 原田富士雄さん (元NHK高校野球解説者)、 久保房郎さん (元KBS京都アナウンサー) らも参加し、トークショーも計画している。
市長杯は、 午前8時スタート。 プレー費8050円と参加費2160円が必要。 1―10位を表彰、 以下5位ごとに飛び賞と参加賞がある。 同カントリークラブ足立睦雄支配人 (0795・82・3140)。
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2015年4月9日15:50
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17番
選抜高校野球決勝戦、 3対1とリードされた9回表1死、 東海大四高はランナーを2塁に置いて代打酒本を送る。 「東海大四高の背番号17番です」 とアナウンサー。 8回裏には敦賀気比の17番、 松本が前日の準決勝戦での2打席連続満塁本塁打に続いて、 3本目の2点本塁打で均衡を破っている。 ▼こちらの17番は初打席らしき雰囲気だが、 「もし彼も本塁打を打って同点になったら、 さぞかし劇的だろうな」 と想像しながら画面に見入っていたが、 残念ながら三振に終わり、 試合の行方は決まった。 ▼それにしても、 17番がこれほど脚光を浴びた大会はなかった。 松本は京都の中学時代は4番ピッチャーだったが、 高校では外野に転じ、 一時は故障で野球をあきらめかけたこともあったそうだが、 毎日千本の素振りを怠らなかった。 その彼の調子が悪くないと見極めてチャンスを与えた監督もさすがである。 ▼閉会式での東海大四高ナイン。 泣き崩れる選手の脇で1人クールな表情の大沢投手はきっと唇をかんでいた。 17番の酒本君は何を思っていたろう。 そしてもう1人、 頭をよぎったのは、 大阪桐蔭の10番投手、 準決勝で大量リードされた後でようやく出番が来た柏原出身の松井君。 また夏に頑張れ。 ▼決勝戦しかテレビを観られなかったが、 球児の夢を大いに分け与えられた。(E)
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2015年4月9日15:49
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「古いもの」文化生かす
サクラが満開を迎えた。 篠山城跡では、 今年から北堀で貸ボートが復活。 観光客らが貸ボートに揺られながら、 サクラを愛でる風情ある風景が見られる。
そんな城下町に、 今秋計4軒の町家の宿をオープンさせる計画がある。 さらに、 2年以内に10軒30室の開業を目指している。 手掛けるのは、 篠山市の一般社団法人ノオト。 篠山の暮らしや文化を感じてもらおうと町家を宿に。 国の法律では、 1軒ごとに受付フロントを置かなければならず、 部屋数の少ない町家では大人数を受け入れられない。 そこで、 複数の町家の宿を集約する受付フロントの設置を可能にしようと、 国家戦略特区の 「関西圏区域計画」 として申請され、 このほど認定された。
ノオトは数々の町家の宿をまとめて、 一つのホテルとして捉える 「篠山城下町ホテル構想」 を掲げている。 ホテルで食べる代わりに、 周辺の古民家レストランで食べる。 ホテルのカフェでくつろぐ代わりに、 周辺の古民家カフェで文化を感じながらゆったりとくつろぐ―。
篠山では、 古いものを大切にする文化がある。 篠山城跡内にある篠山小学校を残し、 全国的にも先進的な木造の耐震工事を済ませた。 八上小学校でも同じような木造の耐震工事が終わり、 このほど、 県の景観形成建造物に指定された。 また、 今年の 「丹波篠山ひなまつり」 は市内7会場で、 まちづくり協議会や集落が主体的に関わり、 地域の 「宝」 を展示するなどし、 地域に眠っていた文化を掘り起こした。
ノオトは 「古いものを修復する産業を創出する」 ことを目指しているという。 ずっとあるもの、 今あるものを大切にしたい。(坂井謙介)
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2015年4月9日15:49
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男子400㍍県大会新 市島中・婦木君
市島中学校陸上部の婦木一輝君 (3年) が、 このほど加古川市で行われた 「県中学生記録会」 の男子3年400㍍で、 大会新記録となる51秒39をマークし頂点に輝いた。 大会前に足を痛め、 不安の中で迎えた記録会での結果に、 「記録を確認したとき、 本当にびっくりした。 でもすごくうれしかった」 と喜んでいる。
右足を痛め、 大会までの2週間はほとんど走る練習ができなかったという。 「その間は上半身の筋トレに時間を割いた」 と言い、 ぶっつけ本番に近い状態で大会に臨んだ。
スタートを切ったとき、 体の軽さに本人も驚いたという。 「これは記録を出せる」 と思ったが、 ややスピードに乗り過ぎたため、 100㍍地点でトップに近い位置に。 前半はできるだけ抑えて走り、 後半にスパートをかけるレースが持ち味の婦木君は、 「速すぎる」 と感じたが、 あまりの調子の良さにそのままトップに躍り出てゴールテープを切った。 「足を痛めて練習できなかったのが、 いい休養になったのかも。 いつもなら300㍍ぐらいで上半身が上手に使えなくなるけど、 筋トレの成果もあって疲れを感じなかった」 と笑う。
もともと1500㍍の選手。 1年時の丹有総体などで優勝し結果を残したが、 その後、 伸び悩んだ。 昨年夏ごろ、 1500㍍と合わせて取り組んでいた400㍍の記録が伸び始め、 「まだまだ伸びしろがある」 と転向を決意。 「400㍍はすごくしんどい競技。 でも、 スピード感があって楽しい」 と魅力を語る。
婦木君は 「まだまだ記録を伸ばせるはず。 全国大会出場が目標ではない。 全国で決勝に残るような選手になりたい」 と先を見据えている。
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2015年4月9日15:48
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桜の季節に
桜の季節が駆け足で通り過ぎようとしている。 週末から週明けの雨は、 満開の桜には 「花散らしの雨」 となった。
こども新聞4月号で小学校の桜を特集して、 桜について少し勉強した。
「桜前線」 で本州の桜の開花基準になっているのはソメイヨシノ。 全国で同じ桜を予想しているのかと思っていたが、 沖縄はソメイヨシノが咲かないのでカンヒザクラを観測している。
桜の種類は、 野生の山桜で100以上、 園芸品種で200―300以上もある。 ソメイヨシノは、 江戸時代に江戸の染井村の植木屋が売り出し、 明治にかけて一気に全国へ広まった。 和歌に詠まれている桜は山桜で、 今私たちがイメージする桜とは少 し趣が違った。
桜に表されてきた美的感覚は、 現代ではなじみにくくなった部分もあるが、 それでも、 千年以上にわたって桜を特別な花と感じてきた文化を思うと、 過去の人とふれあったような感覚になる。
さまざまの事おもひだす桜かな
今年知った芭蕉の句。 花見の思い出が次々と浮かんだ。(古西 純)
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2015年4月9日15:47
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桜色の気持ち、ほんのり頂きました
4月、 お子たちのワクワクドキドキの新生活が始まった。 2年生に進級した娘のクラスはいつもの馴染んだ顔ぶれではあるが、 新しい教室、 新しい担任、 新しいノート、 新しい教科書に包まれた。 帰ってくるなり口早に話し始め、 ご機嫌で持ち物に名前を書き 「自主勉するわ♪」 と真新しいノートに書き順も適当に一生懸命、 2年生で習う漢字を書きご満悦。 「そのやる気、 継続してくれよ~」 と密かに念じる母ちゃん。
一方、 チビタはやっと年少さんに。 3園が合併し、 2年目の認定こども園。 人数も増え戸惑うことも当初はあったが、 ようやく母ちゃんも慣れ、 お迎えの際には先生から色々その日の様子を聞き、 うれしく感じている。 そんなチビタの初日は新しい教室、 新しいトイレ、 新しい玩具と、 もうキョロキョロな一日だったよう。 うれしくて何度もトイレに行ったとか。 思わず 「家でもがんばってトイレ行ってよ~、 オムツ卒業がんばろう!ていうか、 ラッスンゴレライ出来て何でトイレが言えんのや」 とぼやく母ちゃん。
そんな新生活の2人と比べたら母ちゃんの相方は相も変らず父ちゃんだけ。 そんな中でボケボケしていたら、 農業や田舎暮らしに興味があって話が聞きたいと、 ある人から連絡があり、 畑でお会いした。 せっかくだしと、 他の新規就農し た人やIターンした人も交えてお喋り。 ふと12年前の自分たちを思い出し、 今はたくさんの縁で人と繋がり、 やっていることに感謝しつつ、 桜色の初々しい気持ちをお裾分けしてもらった気分になった。
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2015年4月9日15:47
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打ちたてそば7店食べ比べ 4月11、12日...
丹波市と福知山市の7つの手打ちそば店でつくる 「奥丹波そば人会」 が4月11、 12の両日午前10時から、 丹波悠遊の森 (柏原町大新屋) で 「そば街道と手仕事展とα祭り」 を開く。
7店それぞれの、 打ちたてのそばが味わえる。 陶芸や染織、 木工作品などの展示販売があるほか、 野外では音楽ライブや屋台の出店もある。
同会所属の手打ちそば店 「そばんち」 (0795・86・7446)。
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2015年4月9日15:46
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春日で「桜の宴」屋台やフリマも 4月12...
丹波市商工会青年部春日支部 (荻野幸一朗支部長) が4月12日午前10時から、 市春日支所ふれあい広場 (春日町黒井) で 「かすが桜の宴」 と題したお花見イベントを開く。
たこ焼きやスイーツなど10店舗ほどの屋台が並ぶ。 アルコールも販売し、 花見気分を盛り上げる。 フリーマーケットも40店ほどの出店がある。 ダンスグループなどのステージ発表のほか、 11時、 午後2時の2回、 パンと餅まきも催される。
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2015年4月9日15:44
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市島・大杉ダムで桜まつり うどん振る舞...
市島町徳尾の大杉ダム自然公園で4月12日午前10時から、 「桜まつり」 が開かれる。 前山地区自治振興会の主催。
甘酒やうどん、 豚汁がふるまわれる。 巻きずしや山菜弁当、 焼きそばなどの販売も行われる。 前山ふるさと農園 (0795・85・2326)。
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2015年4月9日15:44
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王地山まけきらい稲荷と妻入商家春のれん
4月11日―5月10日、 篠山市河原町で「王地山まけきらい稲荷と妻入商家春のれん」イベントが開かれる。 11―26日の金、 土、 日曜と、 29日―5月10日、 廣瀬邸で 「妻入商家とモノギャラリー」。 市内中心の7作家が展示。 17―19日、 鳳凰会館で 「ぬくもりの丹波木綿」。 25―29日、 王地山陶器所で王地山焼と備前焼の作家展。 このほかの催しもある。 妻入のれん会 (事務局あめや079・552・4638) の主催。
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2015年4月9日15:41
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40年の活動に幕 人形劇で民話伝える 「...
活動40周年の節目に解散を決めた 「人形劇 みつばちグループ」 のさよなら公演が5日、 中央図書館で開かれた。 会場には、 最後の舞台を目に焼き付けようと、 幼児からお年寄りまで約90人が詰めかけ、 「みつばち」 との別れを惜しんだ。 小林和子代表 (真南条上) は、 「解散はさびしいが、 体力を要する人形劇に限界を感じ始めた」 と言い、 「学校や福祉施設などから上演依頼をいただき、 演じることの喜びとともに、 社会参加できる喜びに生きがいを感じられた40年間だった。 今後は語り部や読み聞かせなどで活動していけたら」 と話している。
同グループは50―80歳代の8人で構成。 最後の公演では、 地域の民話をもとにした 「孝行者の忠兵衛さん」 「おしょうさんとこぼうず」 のほか、 同グループが最初に手掛けた物語 「鼻の助太郎」 =写真=の3話を上演した。
舞台裏では、 黒子の衣装に身を包んだ人形使いのメンバーたちが、 汗だくになりながら立てひざや中腰の姿勢で人形をいきいきと操ってみせ、 せりふ役のメンバーたちが、 臨場感たっぷりの語り口で観客を物語の世界に引き込んでいた。 また、 西田夫佐さん (池上) が司会進行を務めたほか、 シンセサイザーを演奏しながら手遊び歌やアニメソングなどを歌い、 最後の公演に花を添えた。
1974年4月、 城南小学校PTA家庭教育学級の保護者と、 第4保育所 (城南保育所) 幼児教育学級の保護者が、「学級の終了でみんなと別れるのはさびしい。 何かをしましょう」 と集まったのが、 同グループの始まり。
集まったメンバーの大半がよそから嫁いできた人だったため、 「まずは自分たちの地域を知ろう」 と、 地域に伝わる民話や昔話、 年中行事などを地域の高齢者らから聴き取った。 おもしろい話がたくさん残っていることに驚いたメンバーたちは、 「民話や昔話は大切なふるさとの文化。 人形劇にして、 子どもたちに伝えていこう」 と活動を開始。 保育園や幼稚園、 小学校をはじめ、 老人会や福祉施設などで上演し、 子どもやお年寄りたちのあたたかい拍手と笑顔を原動力に、 40年間精力的に取り組んできた。
公演を終えた古参メンバーのひとり、 佐圓久美子さん (宇土) は、 「年の差に関係なく、 遠慮せずにものが言い合えるメンバーは第二の家族。 集まって顔を合わせるだけで気持ちがやすらげた 『みつばち』 は人生のよりどころだった」 と言い、 「私たちの活動を理解し、 支えていただいた皆さんや家族に感謝です」 と涙ぐんでいた。
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2015年4月9日15:40
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腎臓病患者会設立へ 会員交流や社会貢献...
腎臓病を患う畑田達和 (たつかず) さん (36) =市島町東勅使=が5月、 丹波市内の透析患者や家族、 腎臓病に理解や関心のある人を対象にした 「丹波腎臓病患者会」 を設立する。 患者同士の情報交換やコミュニケーションの場にするほか、 ボランティアなどの社会貢献活動も行う予定。 12日午後3時半から柏原住民センター (柏原町柏原) で説明会を開く。
畑田さんは、 20歳のころに腎臓病が発症、 人工透析を始めて13年になり、 県腎友会丹波ブロックに所属している。 市内には120人ほどの会員がいるという。 しかし、 同ブロックは、 篠山、 西脇、 加西などを含む広範囲で、 年1回の交流会は行われるものの、 交通の便の問題などで参加できる会員は限られ、 会員同士のつながりが深まらないと感じていた。
そこで、 近くに住む患者同士が度々顔を合わせて、 病気への不安を吐露したり、 体調管理のポイントをアドバイスしたりと、 気軽に集まったり、 行動できる場をつくろうと患者会設立を発案。 賛同者を募ることにした。
会員には腎臓病に関する情報を提供したり、 会員同士の親睦と透析に耐える体力をつくるための軽度なスポーツ大会の開催などを予定。 子どもを対象に、 腎臓病に理解を深めてもらう教室を開いたり、 清掃活動やペットボトルキャップの収集などの社会貢献活動にも取り組む。 また、 災害時における対応について勉強会を開き、 冊子にまとめて会員に配付することも考えている。
透析患者の送迎などの事業を行っているNPO法人くろまめサポートセンター (柏原町南多田) の事務所 (5月に柏原町柏原に移転予定) を活動拠点に、 毎月第2日曜の午前10時から例会を開く。 年会費2000円。
畑田さんは、 「病院などのサポートもあるが、 当事者でないと分からない苦労、 体調管理法もある。 ゆくゆくは月に1回と言わず、 サロンのように仲間同士がいつでも気軽に集える場になっていけば」 と期待している。
問い合わせは、 畑田さん (0795・73・0276)。
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2015年4月9日15:40
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丹波布保存会を再興 拠点開設 会員募集へ
国指定選択文化財 「丹波布」 を所有する丹波布技術保存会。 10年あまり、 総会も開かれないまま休眠状態にある同会を再興しようと、 佐治自治協議会が音頭を取り、 総会開催に向け会員募集などの準備を進めている。 1日には保存会の事務所となる拠点を同町佐治中町に開設した。 織る技術を持った人以外にも広く会員を募り、 青垣の財産を後世に引き継いでいく。
写真・ 「丹波布技術保存会」 の再興の一つとして事務所兼活動場所として市から借りた旧青垣町医師住宅=青垣町佐治で
同会の前身は、 1954年に佐治の名士ら9人が立ち上げた 「丹波布復興協会」 (翌年に技術保存協会に改称) で、 57年に国の文化財指定を受けた。 その後、 84年に丹波布の第一人者、 足立康子さん (故人) らが、 工人 (織り手) で組織する 「丹波布技術保存会」 として再興したものの、 技術を持つ人が少なく、 会として活発な活動はほとんどされなかった。
2004年に青垣町公民館の呼びかけで、 保存会が再び立ち上がったが、 総会を1度開き、 同年に理事会を、 06年に理事会を開いたのを最後に再び休眠した。 今も規約上は、 丹波布伝承館に事務所があり、 会長は丹波布伝承館の館長 (青垣支所長) のまま。 保存会が休眠したままでは国指定選択文化財の維持が厳しくなる懸念があり、 民間主導でもう1度、 保存会を蘇らせることにした。
丹波布伝承館で2年間技術を学んだ卒業生に保存会への協力依頼の文書を送付した。 市民からの入会を募るべく、 自治協で準備を進めている。 保存会再興の一つとして旧青垣町医師住宅だった一戸建てを市から佐治自治協議会が無償で貸与を受け、 一室を保存会の事務所と活動場所に充てる。
1日付で市から鍵を引き渡された。 足立篤夫自治協会長は 「佐治の名士が保存会の原型を作り、 足立康子さんが織り、 丹波布再興の始まりは佐治の中にあった。 丹波布の保存、 伝統技術を伝える活動拠点になれば。 地域の人間も加わり、 活動を側面支援しみんなの集まる場所にできたら」 と期待を語った。
伝承館の元指導員と卒業生有志でつくる 「技術者協会」 は会員31人がそろって保存会に入会する。 堀ノ内美佐子代表は 「地域のみなさんが力を貸して下さったことはありがたく、 それに応えられるようにさらなる技術向上に努力する。 地域の方と身近に顔を合わすことで、 より身近に丹波布を感じてもらえる。 地元の人に気軽に糸紡ぎをしてもらえるような企画も考えたい」 と喜んでいる。
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2015年4月5日09:02
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行政書士による無料相談
4月11日午後1時半―4時、 柏原住民センターで行政書士による無料相談が行われる。 相続、 遺言、 契約、 届け出などその他困り事に県行政書士会摂丹支部の会員がのる。 予約不要。 木下さん (0795・77・0126)。
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2015年4月5日09:01
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初期研修医8人入職 新たに「救急科」標...
県立柏原病院 (秋田穂束院長) で1日、 辞令交付式と新入医師歓迎会が開かれた。 同日付で、 先月医師免許を取得した初期研修医8人が医師としての一歩をスタートさせた。 専攻医 (後期研修医、 同免許取得後3―5年目) も6人が着任。 神戸大から若手医師の教育を中心的に担う特命教授を迎え、 さらに教育環境を整え、 魅力ある病院づくりに取り組む。 また、 新たに救急科を標榜。 5月に救急専門医を迎え、 救急受け入れを強化していく。
常勤医師数は昨年の4月1日と同数の30人。 昨年度途中で内科、 外科、 産婦人科で1人ずつ退職があり、 年度末は27人に減っていた。 年度末と比べ、 内科が2人、 整形外科が1人増えた。
内科、 救急、 地域医療などを順に学ぶ初期研修医は、 同病院に籍を置くのが6人。 2人は、 神戸大に籍を置き、 2年間の初期研修の最初の1年を同病院で過ごす。 6人の内訳は、 神戸大卒の男性5人と自治医科大卒の女性1人。 神戸大からのたすき掛けの2人は同大卒の男性と女性。
同病院には今年度が2年目の初期研修医が2人おり、 1年目、 2年目の初期研修医は計10人になる。 昨年度、 一昨年度は合計人数が2人だった。
自身の専門科で診療に従事する専攻医は昨年度の2人 (外科、 内科) から6人 (内科4人、 外科、 整形外科) に増えた。 外科と整形外科は神戸大医局からの派遣。 内科の4人は、 県養成医師が2人 (県からの派遣) と、 同病院への就職が2人。
救急は、 着任する救急専門医がまず患者を診るようにする。 これまで日勤帯の救急は、 看護師が必要と思われる診療科の医師を呼び出して対応していたが、 外来、 検査、 手術などと重なっている場合、 受け入れが難しかった。 専任の医師を配置することで、 受け入れをスムーズにし、 現在年間4300件ほどの受け入れ数を5000件に拡大することを目指す。
内科で勤務する県養成医師で専攻医の草野俊亮さん (27) は、 「生まれた病院で働けるのがうれしい」 とあいさつした。
秋田院長は、 「若い人材を多く受け入れることは病院の活性化や、 診療機能の向上に不可欠。 心から歓迎する。 不安や分からないことばかりだと思うが、 決して遠慮せず、 積極的に相談、 質問して」 と激励した。
同病院は55人が異動。 看護師は新採用29人のうち20人が新卒者。 うち3人が県立柏原看護専門学校の卒業生。 薬剤師の新卒者も1人迎え、 医師と合わせ29人の新人が入職した。
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2015年4月5日09:01
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時の流れ
丹波新聞社に入社したのが34年前。 氷上郡連合婦人会の記事をよく書いたものだった。 取材をする婦人会役員からはパワーが伝わってきた。 組織にも勢いがあり、 地域での社会的存在感は大きかった。 その連合婦人会が解散したという。 往時を思い出す時、 今昔の感に堪えない。 ▼女性の社会参加や生きがいづくりに連合婦人会が果たした功績は称賛に値する。 しかし、 連合婦人会の隆盛期と比べて今は、 女性の活躍の場は広がり、 サークルもずいぶん増えた。 女性を取り巻く社会環境は変わった。 そんな中、 連合婦人会が幕を下ろした。 ▼時の移ろいを思わずにいられない。 どんなに栄えたものでも、 時の流れに抗せず、 衰えることがある。 時の流れは、 世の中の事象を変えていく。 それは世の道理であり、 「ゆく河の流れは絶えずして、 しかも、 もとの水にあらず」 という方丈記の一節そのままだ。 ▼道理とわかっていても、 移ろいのはかなさが心にしみるとき、 嘆息がもれる。 時の移ろいに憂愁を覚えるからこそ、 人は自然にひかれるのだろう。 ▼自然は、 時の流れで盛衰することはない。 自然にあるのは循環だ。 良寛が、 自分は死んでも春になると桜が咲き、 夏にはホトトギスが鳴き、 秋にはモミジの葉が散ると詠ったように、 自然には永遠の生命性がある。 今年も桜が咲いた。(Y)
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2015年4月5日09:00
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樹里亜のこと
初孫の樹里亜は今春大学生になる。 長女とガーナ人の父との間に生まれたいわゆるハーフだ。 先日終了した朝の連ドラ 「マッサン」 では、 いつも最後の画面に幸せそうな国際結婚のカップルや家族が登場していた。 長女が結婚してから十九年、 国際結婚に対する世間の目もずいぶんと変わった。 当初、 私の実家の両親は猛反対、 結婚式には出てくれたが、 帰る度に色々言われた。 それでも初曽孫が生まれたときは、 丹波から岐阜まで来てくれた。 要は世間と違うことへの不安が小言になったのかもしれない。
長女に対しては晩年、 母も義母も 「あの子はえらい。 国際結婚だけど三人の子どもをきちんと育て、 仕事もして頑張っている」 とほめていた。 さて、 その樹里亜の高校ダンス部の卒業公演を見ようと東京まで出かけた。 ロックダンスというヒップホップ系の激しいダンスを、 切れの良い動きで踊る姿は、 いつ見てもわくわくする。 三歳からモダンバレエ、 東京へ越してからはクラッシックバレエ、 そしてロックダンスと、 とにかく踊ることが大好きな樹里亜。 大学でもダンス部に入るという。
初孫というのは色々な意味で一番思い出深い。 樹里亜に弟が生まれたとき、 赤ん坊にお乳を含ませるママの側で、 静かに涙をこぼしていた姿。 初めてママの愛が弟と分けられたことの哀しみが全身に溢れていた。 幼稚園時代、 子ども間の差別が起きたとき、 長女は 「世界には、 たくさんの人種がいること。 人間として何の違いもない」 と園児たちに話しに行った。 たくさんの愛に包まれてここまで成長したことに感謝だ。
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2015年4月5日08:59
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全国でTKO勝利 左ストレート2発 氷...
アマチュアボクサーの宮垣仁君 (15) =氷上町鴨内、 氷上中出身=が3月29日に近畿大学で行われた 「第4回全日本UJボクシング大会」 (日本ボクシング連盟主催) の63㌔級に出場し、 中国地方代表の相手に3回TKO勝ちを収め、 昨年に続き勝利者賞を手にした。 昨年はオーソドック (右利き)、 今年はサウスポー (左利き) とスタイルを変えた。 中学生最後の大会を勝利で飾った。
同級には6人が出場、 2分3ラウンドで争った。 2ラウンド目で左ストレートがカウンター気味に決まり、 最初のダウンを奪った。 第3ラウンドでもきれいに左ストレートが入り2度目のダウン、 TKO勝利を収めた。 右利きだが、 左も同じように打てるようにと2年かけてサウスポーに変えた。 「左で勝つ目標は達成できたが、 まだまだ課題が多い。 練習でできていることを緊張せず、 試合で出しきれるようになりたい」 と話した。
高校卒業後のプロボクサー転向を目指し、 ボクシング部の強豪、 県立西宮香風高校 (西宮市) に進学し、アマチュアの技術を磨く。
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2015年4月5日08:59
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全国ジュニア五輪競泳100㍍・バタフライ、...
ピュアスポーツ柏原所属の井上真帆さん (丹南中新1年) が3月27―30日、 東京辰巳国際水泳場(短水路)で行われた 「全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会」 の11・12歳区分100㍍バタフライで夏季大会 (長水路) に続いて2連覇を果たした。
井上さんにとっては学童期の最後の全国大会。 100㍍バタフライ (予選50人出場) 決勝では1分1秒51の県学童新記録で優勝した。 また、 200㍍自由形 (予選46人出場) 決勝では2分3秒27の県学童新記録で2位、 個人メドレー200㍍は2分18秒83で3位に入り、 出場全3種目とも表彰台に上がった。
井上さんはこれまで、 自由形200㍍ (長水路) で日本学童新のほか、 長・短水路合わせて6種目 (200㍍フリーリレー含む) で県学童新を記録して学童期を終えた。
井上さんは、 「100㍍バタフライで優勝できて良かった。 夏の中学全国大会で決勝に残れるよう頑張りたい」 と言い、 PSKの三藤豪大 (ごうた) コーチは 「中学校につながる良い成績をおさめられた。 それぞれの種目で課題が見つかったので次に生かしたい」 と話している。
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2015年4月5日08:57
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夏にもう一度勇姿を
夏、 春の甲子園連覇を目指した大阪桐蔭高校野球部の松井孝太郎投手 (新3年生、 柏原中出身) を追って1回戦から準決勝まで4試合、 甲子園球場に足を運んだ。 松井君は背番号10。 優勝した敦賀気比に敗れた準決勝で初めて甲子園のマウンドに立った。
試合後、 インタビュールームで話を聞いた。 子どもの頃から憧れていた場所に立った喜びはなく、 終始うつむき加減で、 敗れた悔しさと反省の言葉が続いた。 準々決勝までは取材に 「いつも通りです。 準備はしてました」 と笑顔で答えていた彼が初めて見せた無念の表情だった。
監督に 「日本一を目指そう」 と言われ、 大阪桐蔭に進学。 進路を決めた時から 「甲子園優勝」 が目標になった。 昨年の夏は惜しくも逃したメンバーに入り、 優勝がねらえるところまで来ていた。 「準決勝で負けるのが一番もったいない」 「悔しい」 と言葉を重ねた。
昨年は不調だった。「どん底を味わった 失うものはない さあいこう」 とつばに書いた帽子でのぞんだ。 自分を奮い立たすための言葉は、 敗れたチームを鼓舞する言葉になった。 臥薪嘗胆。 夏に、 もう一度勇姿が見たい。 (足立智和)