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2017年10月29日09:00
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海外子育て経験生かし母親グループを牽引...
交流、英語で輪広げる
丹波市山南町坂尻で地域住民や丹波地域ビジョン委員会とともに約10アールの山林を里山に整備した、同地区の子育て中の母親グループ「坂尻里山つくろう会」の発起人の一人。今年9月から親子の遊び場になっている。
交流やイベントを企画する楽しさは韓国での子育てで知った。6年ほど前、結婚を機に韓国に。言葉が通じない不安の中、日本人妻の会を結成。英会話教室を主宰し、日本に由来のある子どもたちを教え、情報交換の場を作ったり、日本の行事を親子で楽しめる催しを開いた。「同じ悩みを持つ母親同士が、交流することで輪が広がり、とても楽しかった」。
その行動力は、中学3年の時、ホームステイで受け入れたニューヨークの女子大学生との出会いから生まれた。「都会的で英語のかっこ良さ」に引かれ、篠山鳳鳴高校英語科に入学。1年の夏休みに自分で探したアメリカの高校に1年間留学。高校卒業後、再びアメリカの大学に入った。帰国後は英会話教室で指導するなどした。
3年ほど前、長女に日本の教育を受けさせるため韓国から帰国。坂尻公民館や西脇市で英会話教室「英語の学校Buddy」を始めた。「20代の時に掘り出した小学校時代のタイムカプセルに夢は先生と書いてあった。英語を教えるのは私の天職」と言い、中学英語の教員免許を取得し、私立の中学校非常勤講師も務める。「来年は日常会話を英語で話すアフタースクールを立ち上げたり、留学していた高校のサマーキャンプに子どもたちを参加させるプログラムを拡大したり、英会話教室を里山で実施するなどして、英語に親しむ子どもたちを増やしたい」。40歳。
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2017年10月29日09:00
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第542問
10月22、23日にかけて、丹波地域にもさまざまな被害をもたらした台風は何号?
1.21号
2.19号
3.23号
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2017年10月29日09:00
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法事
先日、夫の父の三十三回忌と母の七回忌の法要を行った。義父の享年は七十七歳、今思えばずいぶん早い。若い頃、肋膜を患ったりと、虚弱な体質だったから、義母に言わせれば「ここまで生きられるとは思うていなかった」とか。義母は九十四歳までぼけずに生きた。亡くなる半歳前の大腿骨骨折がなければ、百歳も可能だったかもしれない。
夫は姉と二人姉弟、その昔、孫たちの夏休みは我が家に長期滞在、その間、一週間は共に過ごし、その後、私と子どもたちは丹波へ行くのが決まりだった。今回の法要は、血族だけでいいのではと、姉一族、うちの一族、義父方の甥、義母方の姪をそれぞれ一人ずつ、総計二十人が集まった。菩提寺の僧の法要の後、皆で会食。それぞれの家ごとに近況を話してもらうという和気あいあいの宴。その後は我が家でティータイム。日頃は二人と猫三匹の静かな家に、十七人が集まる。
姪たちは幼い頃に過ごした家を懐かしみ「小さい頃は、大きな家という印象だったけれど、意外に小さく感じる」と話す。義母は元教師だったこともあり、いつも子どもの目線に立って、元気よく遊べる人だった。義父は明治生まれで、やや厳しい人だったが、たまに来る外孫には優しいおじいちゃんだった。
孫といっても筆頭は四十八歳、一番下が中二。もし義父が生きていれば百七歳だ。
懐しい話が弾み、みんなそれぞれ忘れかけていたことを思い出す。法事というのは、亡き人のためというより、今生きている親族が、旧交を温めるためにあるのかもしれない。
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2017年10月29日09:00
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慣れは怖い
台風21号の影響で、各地で倒木や、それに伴う通行止め、交通渋滞、さらに篠山市では停電により選挙の開票ができないという事態まで起こった。丹波市ではけがをされた人もいた。ただ、正直なところ、「たいしたことがなくてよかった」と思ってしまう。
初めて台風被害の取材をした時、冠水した丹波市柏原のバイパスでひざ下ほどまで水に浸かって写真を撮りながら、すごく怖かったのを覚えている。なのに、その後も何度か高谷川が氾濫する度に取材をしていると、慣れが出てきた。
そして3年前に発生した丹波市豪雨災害。川の氾濫に加え、土砂の恐ろしさをまざまざと見せつけられた。現場に到着すると、怖さを通り越して、茫然とする感覚があった。
台風が近づく度に重苦しい気分になるのは変わらないが、「あの時の災害に比べると…」「あの時ほどにはならないだろう」と、つい楽観視しようとしてしまう。慣れは怖い。災害時の備え、心構えをもう一度、考え直したい。最近は週末の度に天候が崩れる。さて今週末は。(芦田安生)
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2017年10月29日09:00
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篠山の名木・巨木めぐるバスツアー 11月1...
丹波県民局は、11月11日に篠山市内で実施するエコバスツアー「篠山の名木・巨木めぐり」の参加者を募集している。兵庫県内在住・在勤者が対象で、先着40人。無料。
四季の森生涯学習センター東館(篠山市網掛)に集合(午後零時半から受付)。追手神社の千年モミ(日本一のモミの木)、日置の裸榧(世界唯一の珍木)、安田の大杉(県指定天然記念物)などをめぐる。篠山自然の会の樋口清一会長や自然保護団体らが講師を務める。
2日までに県民局環境課(TEL0795・73・3774、FAX0795・72・3013、tambakem@pref.hyogo.lg.jp)。
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2017年10月29日09:00
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ピアニストの多川響子さん 11月12日、篠...
兵庫県丹波市柏原町出身のピアニスト、多川響子さん(40)=京都市=のピアノコンサートが11月12日午後2時から篠山市東吹のお菓子の里丹波で開かれる。ピアノに打ち込んでいる丹波市、篠山市の小中高生3人が共演、それぞれにソロで演奏を披露する。多川さんは「才能のある子どもたちが丹波地域にいることを知ってもらい、応援してほしい」と話している。
今年1月に発足した多川さんの後援会「響子フレンズ」の主催。多川さんと共にコンサートをつくり、お客に喜んでもらうにはどうすればいいかを演奏家の卵たちに考えてもらおうと、響子フレンズでは、小中高生も出演する演奏会を企画。ハートフルコンサートと名づけ、これまでに京都や滋賀で開催した。多川さんの出身地で開く今回もハートフルコンサートのひとつ。
出演する小中高生は、柏原町鴨野の南一真君(新井小1年)、氷上町御油の日置道開君(氷上中2年)、篠山市野中の吉田大介君(篠山鳳鳴高校3年)。それぞれにギロック、バルトーク、プロコフィエフの曲を演奏する。吉田君は、3歳の頃から多川さんが指導しており、南君は多川さんの同級生でピアノ講師の南麻紀さんの長男。日置君は、南さんが指導している。
3人について多川さんは、「それぞれに個性的な表現をし、今後が楽しみな子どもたちです」という。多川さんは、ショパンの「英雄ポロネーズ」「雨だれ」やベートーヴェン、ブラームスの曲を演奏する。合間に3人の演奏がある。
多川さんは京都市立芸術大学大学院を修了。ドイツのドレスデン音楽大学卒業。2009年から3年かけてベートーヴェンのピアノソナタ全曲を演奏し、話題を呼んだ。
一般2800円、学生1300円。お茶・お菓子付き。問い合わせは、多川眞一さん(TEL090・6234・7442)、カフェ「アーボ」(TEL079・506・2929)。
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2017年10月29日09:00
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日本語
戦争に敗れた日本の町の光景を撮った写真が終戦後、アメリカの有力紙に載った。上野駅前で靴磨きをしている年配の女性が、お客がないものだから新聞を広げて読んでいる写真にはこんな説明がついていた。
この女性は非常に教養のある人だが、戦争のため靴磨きにならざるを得なかった。もともと教養があるので新聞が読めるのだ、と。靴磨きのおばさんが新聞を読む。日本人にとっては当たり前のことだが、アメリカ人にすれば奇異に映ったのだろう。
日本人の識字率は古くから世界に冠たるものがあった。識字率が高かった理由の一つは、日本語そのものの特徴にある。国語学者の金田一秀穂氏によると、「漢字を知らなくてもひらがなさえ書ければ、すぐに文章が作れる」のが日本語だという。
たとえば、「私」や「学校」という漢字を知らなくても、「わたしはがっこうへいきました」と、ひらがなで書ける。schoolというスペルを知らなくても文が書ける。一音が一字に対応しているという日本語の特徴が識字率を高め、高い識字率は日本の文明を発展させた。
江戸時代に高度な文化が花開き、敗戦後、めざましい経済成長を成し遂げたのも、元をたどれば日本語のすぐれた特徴があった。ただいま読書週間。本を開き、日本語に親しみたい。(Y)
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2017年10月29日09:00
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髙橋道場が格闘技イベント 12月17日、春...
ALT(アルト)ジム髙橋道場(兵庫県丹波市柏原町田路、髙橋直弘代表)が12月17日午後3時から、春日文化ホール(同市春日町黒井)で格闘技イベント「ALT THE TANBA」を開く。神戸市を拠点に活動するプロレス団体「DRAGON GATE」の試合をメーンに据え、同道場に通う地元中学生の空手やキックボクシングの試合など多彩な内容で行われる。髙橋代表は「子どもから大人までが楽しめる熱いイベント。練習生が身近な場所で輝ける機会をつくりたかった。丹波で空手や格闘技に取り組む子どもたちが注目される催しになれば」と話している。
「DRAGON GATE」は、全国で巡業を行う人気団体で、スピード感あふれる選手による試合が売り。迫力ある2試合を披露する。
オープニングは同道場に通う練習生の試合。水嶋鼓太朗君(市島中1年)と永井洋介君(同2年)が、顔面以外の打撃を認める「フルコンタクト空手」でそれぞれ試合を行い、続いて池本真夏君(氷上中2年)がキックボクシングの試合でリングに上がる。
このあと、地元のダンスチーム「BENUTS DANCE FACTORY」がダンスで会場を盛り上げ、ものまね芸人・宮川大好さんとアルさんもネタを披露する。スペシャルゲストとして、K―1選手の横山剛さんもリングに上がり、ミット打ちなどを行う。
また、プロ格闘家の髙橋代表と、フィットネスボクシングジム「タムラジム」(同市氷上町常楽)の代表で、元プロボクサーの田村俊さんがエキシビジョンマッチを行う。
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2017年10月27日09:00
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篠山市の開票所 停電で翌日繰延開票
写真・投光器だけが頼りの薄暗い開票所で開票準備を進める市職員=兵庫県篠山市郡家で
超大型の台風21号の影響で10月22日、開票所だった篠山総合スポーツセンター(兵庫県篠山市郡家)が停電。開票が行えず、翌23日に繰り延べ開票する事態となった。
台風が接近し、暴風雨が一層激しさを増してきた同日午後7時7分、同センター近くの山林の雑木が倒れ、6600ボルトが流れる高圧配電線を切断した。同9時10分から開票作業を予定していた同センター体育館は暗闇に包まれ、投票箱を持って各地区の投票所から集まってきた職員は足止め状態となった。
篠山市選挙管理委員会は、館内に発電機2台を運び込み、投光器4台による照明で開票準備を進めたが、停電復旧のめどが立たないまま時間が経過した。
県選管に判断をうかがっていた同市選管は同10時50分ごろ、公職選挙法に基づき、翌23日に繰り延べ開票を決定。90人態勢で開票作業を待ち構えていた職員らは解散し、4人の職員が夜を徹して投票箱の警備に当たった。
停電は、繰り延べ開票の予定時刻が迫った翌23日午前8時1分に解消。開票は予定通りの同9時10分から始まり、約50人の職員が対応した。
若狭幹雄・市選管委員長は、「過去に何度も開票に携わってきたが、このような出来事は初めて。すでに当選結果は出てしまってはいるが、篠山市民の民意を国に伝えることが選管の使命。厳粛に、慎重に開票作業を進めていきたい」とコメント。開票作業は順調に進み、同11時40分に終了した。
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2017年10月26日09:23
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足立文吾氏訃報
足立文吾氏(あだち・ぶんご=元春日中学校長)10月20日午後10時9分、肺がんのため三田市内の病院で死去、87歳。自宅は丹波市氷上町市辺805。葬儀は23日におこなわれた。喪主は娘婿の足立進(すすむ)氏。
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2017年10月26日09:23
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衆院選
解散前とあまり変わらない総選挙結果だった。小池都知事に民進党がなびいた希望の党は「政権交代」を叫んだのに失速し、“排除”された人らの立憲民主が野党第1党に。苦戦を予想されていた自民は野党の分裂で息を吹き返した。
さて75年前の昭和17年、「大東亜戦争完遂」の旗印のもとに行われた総選挙では、全ての政党が解散し、「大政翼賛会」に結集。定数いっぱいの466人の推薦候補を立て、潤沢な選挙資金を支給する一方、推薦を受けなかった候補は官憲から露骨な妨害を受けた。
その中で、反軍演説で国会を除名されていた兵庫5区(但馬・丹波)の斎藤隆夫は特高警察につきまとわれながら、推薦候補を大きく引き離してトップ当選(当時は中選挙区)。斎藤除名に数少ない反対票を投じた柏原中OBの芦田均も非推薦で、福知山など京都2区(当時)で勝った。
「翼賛選挙」に抗った非推薦の当選者85人の中には斎藤、芦田のほか尾崎行雄、鳩山一郎、三木武夫、河野一郎、西尾末広ら戦後の政界を担う人たちが多数いた。
巨大与党に対峙すべき野党の再編が、無所属で当選した議員も巻き込みどう展開するか、目が離せないが、いつの時代でも、国民は決して耳触りの良い言葉だけに心を動かされるのではない、ということを肝に銘じていてほしい。(E)
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2017年10月26日09:22
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選挙あれこれ
台風が気になるし、選挙の行方もどうなるか。そんなことを思う22日の夜。台風もすさまじかったが、衆議院選の自民党の勢いは突風のようだった。「森友も加計もどこへ空中戦」。
小池百合子東京都知事が代表の希望の党発足時は、自民党に激震が走ったが、途中失速で命拾いした自民は大勝。選挙前の政権批判がうそのようで、「信じられない」という声も。「敵失を追い風にするしたたかさ」。
民進党と希望の党合流話が希望の党の小池代表の「排除」という「ひと言」で反発した議員が立憲民主党を立ち上げ、野党第一党に。筋を通した戦略と「ひと言」が明暗を分けた。「池のなか手を出す人や逃げる人」。「自民が勝ったのではない。野党が負けた」という声も聞かれる。確かに野党の票数を足せば、自民を上回る選挙区も多かった。
野党は立憲民主や共産、社民と希望や維新を中心にした勢力に分かれるが、対自民へのスタンスがどうなるか、与党の公明の動向は。憲法改正問題が試金石になりそう。有権者は一票が反映されるかどうか国会論戦などを見守りたい。(臼井 学)
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2017年10月26日09:22
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千年の町で
篠山市民センターにある移住定住の相談窓口「篠山暮らし案内所」の企画で、「丹波篠山春日神社秋祭り」宵宮に参加させていただいた。今までは、路上からの一見物客として華麗な鉾山が次々と通っていくのを感動しながら見ていた。まさか自分がその歴史あるお祭りの場に立つことができるなんて想像もしていなかった。
地元で暮らす相談員が、ぜひ篠山の良さを知って篠山に暮らすことを考えてほしいと町に企画を持ち込み、このたび実現した。美しく幻想的なこの宵宮で、ろうそくの揺れる火に囲まれ鐘や太鼓の囃子で賑やかに道中を練り歩く鉾山を引きながら四時間ほどかけて町を歩いた。すると、篠山の美しさと歴史の深さ、そこに住む人たちの覚悟と誇りを肌身に感じ、今まで知ることのできなかった新たな町の一面を見ることができた。この町に住むということは歴史、伝統、地域の人たち、その全てを受け入れ、そして、それを伝え守っている方たちからも受け入れられる覚悟が必要なのだと知った。
宵闇に包まれ誰もが見る夢のような色彩と空気の中で子どもたちが打ち鳴らすお囃子に合わせて、大人たちが鉾山を引き操る。祭り事に係わる人々の姿勢が凛として、その格好良さに心底惚れ惚れする。一年一年一歩一歩、日々を積み重ねてきた人の想いが歴史というかたちになり、目の前に厳然と存在している。受け入れてくださった町の皆さまに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。(土性里花・グループPEN代表)
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2017年10月26日09:21
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第7代丹波篠山観光大使を募集中 12月10...
丹波篠山観光協会(西尾和磨会長)は、来春から活動する「第7代丹波篠山観光大使」を募集している。募集人数は3人。12月10日までに所定の用紙で申し込む。
応募資格は、18歳以上(高校生は除く)で、篠山市内在住、または市内の事業所に勤務している人で、男女を問わない。
任期は来年4月1日から2年間。年間20日程度、デカンショ祭や陶器まつり、茶まつりなどをはじめとする市や観光協会の行事に参加し、篠山のPR活動を行う。
また、応募資格には、「篠山愛の強い人」があり、名実ともに、郷土の顔として活動する人材を求める。
制服が貸与されるほか、1回の出務につき、5000円から1万円が支給される。
申込受付後、書類選考を実施。通過者は、12月16日に面接試験を行う。
申し込み用紙は、同協会の篠山観光案内所(北新町)やJR篠山口駅観光案内所に置いているほか、同協会のホームページからもダウンロードできる。
同協会(TEL079・552・3380)。
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2017年10月26日09:19
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西山酒造が新酒の純米吟醸販売 10月28、29...
西山酒造場が10月28、29の両日、道の駅おばあちゃんの里(兵庫県丹波市春日町七日市)などで新酒の純米吟醸酒「小鼓 初手思慕里」を直売する。阪急オアシスえるむプラザ店(三田市すずかけ台)前でも販売。午前10時―午後3時。
同商品は、8月下旬に収穫した酒米「五百万石」を使用している。
720ミリリットル1500円、1800ミリリットル2800円。純米酒かすも1キロ500円で販売する(いずれも税込、イベント特別価格)。同酒造場(TEL0795・86・0331)。
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2017年10月26日09:06
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台風21号 各地で建物破損やけが人も
■丹波市版
写真・強風で倒れた高座神社の大鳥居=兵庫県丹波市山南町谷川で
超大型の台風21号の接近で、兵庫県丹波市も記録的な強風と大雨に見舞われた。気象庁アメダス(同市柏原町柏原)は、10月22日午後6時50分―7時に、2008年の観測開始以来最大の瞬間最大風速27・4メートルを観測した。山南地域で94歳の女性が指先を切断し手首を骨折する大けが。床下浸水2戸を含む建物破損が18件出た(丹波市調べ)。雨風を伴う大型台風は、氷上町を中心に大きな被害を出した2004年10月20日の台風23号以来、13年ぶり。
■篠山市版
写真・倒木で押しつぶされた春日神社境内の愛宕社=兵庫県篠山市黒岡で
超大型で非常に強い台風21号が10月22日から23日にかけて近畿地方に接近した影響で、丹波地域でも強風による被害が出た。篠山市消防本部によると、本部がある同市北で瞬間最大風速30・2メートル(22日午後8時ごろ)を観測。市内各地で倒木が相次ぎ、神社での被害も目立った。強風で家が揺れるなどし、不安な夜を過ごした住民らは、早朝から飛んできた木の葉やごみの後片付けに追われた。この台風によるけが人はなかった。
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2017年10月24日13:52
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JR篠山口―福知山間24日19時以降の復旧...
JR西日本福知山支社は24日、台風21号の影響で運転を見合わせているJR福知山線の篠山口駅以北について、24日午後7時以降に運転再開の見込みと発表した。
23日午後5時台に新三田駅以南は復旧していた。
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2017年10月24日09:00
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JA丹波ささやま 「もぎ莢収穫選別ライ...
写真・JA丹波ささやまが導入した「もぎ莢収穫選別ライン」=兵庫県篠山市八上上で
兵庫県の丹波ささやま農業協同組合(澤本辰夫・代表理事組合長)は、年々高まる丹波篠山黒枝豆の需要に応えようと、「もぎ莢収穫選別ライン」を導入。10月17日、同ライン設備を設置した同JA営農経済部(篠山市八上上)に、導入費で支援を受けた丹波県民局や篠山市の職員ら約10人を迎えて披露した。
JAではこれまで、黒枝豆のほとんどを莢が枝に付いたままの状態で味土里館や特産館など市内のJA直売店で販売していたが、設備の導入により、莢豆を袋詰めした商品を市外へと販売を展開し、販路拡大を目指す。
導入した設備は、脱莢機、洗浄機、脱水機、供給ホッパー、リフトコンベア、選別機、選別コンベア、袋詰め機からなる。
枝からもがれた状態の莢豆を市内の各農家から同JAに集荷。ライン設備で洗浄、脱水し、大きさを自動選別する。その後、人による傷や虫食いなどの品質チェックを経て、機械による袋詰めを行い、商品として仕上げる。
これらの設備により、300グラム入りの莢豆の袋詰め商品を1時間あたり300袋ほど処理できるという。
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2017年10月23日17:23
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JRが福知山線で運転再開
福知山―新三田間で運転を見合わせていたJR福知山線が17時台に運行を再開した。
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2017年10月23日09:00
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西宮香風高ボクシング部の宮垣仁君(氷上...
写真・鬼頭副市長に国体2位の報告をした宮垣仁君=丹波市役所で
兵庫県丹波市氷上町鴨内出身で西宮香風高校ボクシング部3年の宮垣仁君が10月18日、市役所を訪れ「2017愛顔つなぐえひめ国体」(10月9日)ボクシング少年男子ライト級準優勝を鬼頭哲也副市長に報告した。宮垣君は、「優勝できなかった悔しさもあるが、高校最後の大会で一番良い結果を出せた」と報告した。
ライト級(56―60キロ)の決勝では、近畿大会、インターハイで敗れた今永虎雅選手(奈良県王寺工業)と3度目の対戦。判定で敗れ、優勝を逃した。「内容は一番良く、相手を追い込む自分のボクシングを出し切れた」と振り返る。今永選手は宮垣君に勝ち、史上初の高校8冠を達成した。
同志社大学進学後もボクシングを続ける予定。将来は「アマでもプロでも世界を目指す」と言い、鬼頭副市長は「東京五輪を目指してがんばって」と激励した。
兄を追って、北小学校時代にボクシングを始め、氷上中からボクシング部の強豪の同高校へ進学。週に2、3日は実家に戻り、トレーニングに励む生活を3年間続けた。これまでの最高は全国ベスト16だった。