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2015年5月3日09:01
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デカンショ
明治31年夏、 館山市の江戸屋旅館でのこと。 旅館の1階には旧制一高の水泳部員、 2階には篠山出身の若者らが投宿していた。 ある晩、 2階から 「毛が生えた」 という歌声が聞こえてきた。 ▼ 「不届きだ」 と憤り、 2階に上がってきた一高の学生に、 篠山の一行は歌詞を説明した。 「丹波荒熊 男子の胆に おやじこれ見よ 毛が生えた」。 胆に毛が生えるという豪胆な歌詞だとの説明に一高の学生はすっかり感心し、 歌詞を教えてもらった。 これが書生節としてデカンショが全国に広まったきっかけだと言われている。 ▼デカンショには開放的な明るさがあるが、 それ一辺倒ではない。 象徴的なものが、 「デコンショデコンショで半歳くらす あとの半歳なきくらす」 だ。 明治40年頃に多紀郡教育委員会が採集した歌詞の中にあるらしい。 ▼よく知られた「寝て暮らす」 と対極にある 「泣き暮らす」。 丹波杜氏の夫を送り出した女性の悲しみを歌ったものか、 浅学にして知らないが、 情感豊かな歌詞だ。 「毛が生えた」 と 「泣き暮らす」。明暗が織り成す深みがデカンショにはある。 ▼デカンショをテーマにしたストーリー性が評価され、 篠山市が 「日本遺産」 に認定された。 心意気や生活感情をデカンショに託した先人たち。デカンショ同様に、 深みのある地域になることが求められる。 (Y)
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2015年5月3日09:00
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五十周年同窓会
十八歳で柏原高校を卒業して、 今年で何と半世紀、 五十年が過ぎた。 様々なことがあったけれど、 あっという間のようにも思える。
一昨年から地元では卒業五十周年記念同窓会実行委員会が発足した。 離れていても大会当日の司会ならできると、 名乗りをあげたおっちょこちょいの私。 今年に入ってからは、 句会で帰省するたびに、 プログラムの流れを検討して当日を待った。
四月二十六日は快晴、 丹波盆地を囲む山々は濃淡の若葉、 遅咲きの八重桜が会を祝うように色を添えている。 会場に着くと、 実行委員の女性たちが、 経費節約のために庭の花を持ちより、 テーブル用に束ねている。 こうした努力が会を支えているのだと感動。 午前十一時半、 百五十五名と恩師三名による大会が始まる。 実行委員長の熱い挨拶、 そして恩師藤本先生の教え子への気持ちのこもった祝詞。 物故者の恩師や級友を追慕する時間が粛々と進む。
メインは同級生で二〇一三年文化功労賞受賞の柳田敏雄氏の講演。 分子の運動を世界で初めてとらえることに成功、 さらにその動きが従来の定説を超えたものであることを発見。 その間の過程をわかりやすく解説して下さり、 科学音痴の私も楽しく聞かせてもらった。 さらに、 柏原高校現役の吹奏楽部の演奏、 これがまた感動的だった。 孫世代なのだが、 私たちの好みの演歌から若者の歌、 そして校歌への巧みな構成。 アンコールにも応えて下さり、 本当にわくわくさせてもらった。 五十年ぶりに再会できた友もいて、 様々なことを経て生きて来たからこその出会いに感謝だ。
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2015年5月2日14:19
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小さなパン店「小麦工房 麦の穂」
こだわりの手作りパン
専門学校でパン作りを学び、 洋菓子店や福祉施設でパン作りを担当。 独学でこだわりのパンを研究してきた井谷友代さん (36) が今年4月4日に念願の店をオープンした。
アパートの1室で販売している小さなパン店。 玄関に入ると、 約10種類の手作りパンが並ぶ。 売れ筋はカレー、 メロン、 めんたいフランス、 塩ミルク。 週替わりで篠山産の季節の野菜を使ったパンや、 子どもに人気の、 玉子とベーコンの 「目玉のおやじ」、ブラックココアのパン生地にホワイトチョコクリームを詰めた 「まっくろくろすけ」 なども販売している。 ほとんどが130円とお値頃。
国産小麦を使い、 2日目でも柔らかく、 おいしさを保つため、 こねる時間にこだわる。 井谷さんは 「末永く食べてもらえるようなパンを作っていきたい」 と話している。
【メモ】営業は木、 金、 土曜日の正午―午後6時 (売切れ次第閉店)。 駐車は1台可能。 詳細はfacebookに。 電080・5322・9797。 篠山市南新町230 メゾンささやま112
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2015年5月2日13:52
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洋服・たなかみゆき展
「洋服・たなかみゆき展」が5月6日まで、 篠山能楽資料館 (篠山市河原町175) 2階の 「アートスペース電燈舎」 で開かれている。 午前10時―午後5時。 5日午後3時からギャラリートーク。 入場無料。 問い合わせは、 中西文枝さん (079・552・0249)。
き菓子1個プレゼント。 先着30人。
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2015年5月2日13:50
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白い丹波展
5月6日まで、 鳳凰会館 (篠山市河原町180) で「白い丹波展」が開かれている。 白化粧土を施した丹波焼 「白丹波」 などを展示。 午前10時―午後5時。 3、 5の両日の午後2時から、 ギャラリートーク。 入場無料。 丹波古陶館 (篠山市河原町、 090・9712・3332) の主催。
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2015年5月2日13:49
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篠山市京町の画家・徳平さん作品展
篠山市京町の画家、 徳平猫之助さん (64) の作品展が5月6日まで、 ペルー館 (篠山市二階町) で開かれている。 徳平さんが、 「頭の中にあるイメージ」 を描いた作品のほか、 写実的な猫や犬の絵など約30点を展示している。
イメージで描いた作品は、 人に見えたり、 動物にも見えたりという不思議な作品。 写実的な猫や犬などとともに、 徳平さん独特の世界観が広がる。
「イメージで描いていても、 なかなか独特なラインが出てこないこともある。 絵を描くことは既成概念との闘いです」 とほほ笑む徳平さんは、 「自由な感性で見てもらい、 気楽に何かを感じてもらえればうれしい」 と話している。
作品は販売もしているほか、 犬猫の絵を制作するオーダーメード作品の依頼も受け付けている。
また毎週木曜日には、 ペルー館で絵画教室 (1レッスン1000円) も開いている。
問い合わせは徳平さん (090・5650・1397)。
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2015年5月2日13:47
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桂谷寺で九尺フジ見頃
丹波市春日町野上野の桂谷寺 (荒樋昇誠住職) の九尺フジが見ごろを迎えている。 5月5日には 「藤まつり」 を開く予定で、 午後6時半からライトアップを行う。 桂谷寺の離れでは、 絵手紙講師の野花敏郎さん (86) =丹波市春日町野上野=の絵手紙展も開かれている。 入場無料。
同寺の駐車場に約30メートルのフジ棚が設置され、 紫の美しい花をつけている。 花びらが白色のフジも近日中に見ごろを迎えそう。 開花期間中はいつでも見学することができる。
絵手紙展は60点ほどを展示。 季節の花や野菜を描いた、 ほのぼのする作品が並んでいる。 展示は15日までで、 午前9時―午後6時。
野花さんは 「フジはもちろん、 緑が美しいモミジも楽しめる。 絵手紙展と合わせて見てもらえれば」 と話している。
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2015年4月30日09:25
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行政書士による無料相談
5月2日午後1時半―4時、 柏原住民センターで、行政書士による無料相談が行われる。 県行政書士摂丹支部の会員が相続、 遺言、 契約、 届け出、 許認可などの相談に乗る。 予約不要。 木下さん (0795・77・0126)。
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2015年4月30日09:24
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歴史文化の活用支援 5団体に 篠山市が...
篠山市は、 「歴史文化まちづくり資産」 を保存・活用する地域の取り組みを支援しようと、 「地域の歴史文化を活かしたまちづくり事業」 の助成団体を募集している。
対象は、 市内各地区のまちづくり協議会などの地域団体5団体 (予定)。 昨年度に同事業の採択を受け、 現在事業を継続中の団体は対象外。
対象事業は、 ▽地域の歴史文化を普及啓発するための事業 (文化遺産マップの作成、 説明板の作製、 展示会の開催など) ▽地域の歴史文化を学ぶ事業 (勉強会・講演会・見学会の開催など) ▽地域の歴史文化を継承するための事業 (地域の祭礼行事などの後継者の養成、 文化遺産防災訓練の実施、 文化遺産防災マップの作成など) ―ほか。
助成額は、 1団体につき上限20万円。 助成対象期間は、 助成決定日から2017年度末まで。 書類審査に基づき、 助成団体と助成金額を決める。 審査によって助成金額を減額することもある。
申請申込期限は、 6月30日まで。 助成申請書を市教育委員会社会教育・文化財課(079・552・5792) へ提出する(郵送可、当日消印有効)。
募集要項など詳細は、 市ホームページ (http://www.city.sasayama.hyogo.jp/pc/group/shakaikyoiku/recruitment/2 6-
1.html)。
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2015年4月30日09:24
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リフォームに10万円を助成 丹波市が募集
丹波市 (住まいづくり課0795・88・5039) は、 5月1日から市内にある自宅をリフォームする際に、 一律10万円分のたんば共通商品券を助成する 「元気アップ住宅リフォーム」 の希望者を募る。 5月31日まで。
市内の施工業者を利用し、 6月下旬以降に着工し、 来年2月29日までに実績報告ができる50万円以上の工事が対象。 300件を募集する (応募多数の場合は抽選)。
希望者は、 往復はがきに住所、 氏名、 電話番号、 工事内容、 工事日程、 工事金額、 施工業者名を書いて同課 (〒669―4192春日町黒井811) へ郵送を。
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2015年4月30日09:23
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プロが無料で撮影 岡林写真館
岡林写真館 (柏原町柏原) が、 小・中学生を対象に、 無料でスタジオ撮影に応じ、 2Lサイズの写真1枚、 写真入り名刺10枚をプレゼントしている。 写真グッズ販売や販促イベントを手掛ける 「LABO NET WORK」 社が企画する 「ランウェニスタコレクション」 にエントリーするのが条件。 5月31日まで。
「ランウェニスタ―」 は、 写真を応募した人の中からグランプリ、 準グランプリに選ばれた計6組が、 8月30日に神戸市で開かれるファッションショーに出演できるという企画。 保護者の承認が必要。
モデル部門、 ダンス部門があり、 それぞれ一人でもチームでもエントリーできる。 モデル部門には、 親子 (子どもは3―5歳) でエントリーすることもできる。 6月中旬に審査が行われる。
同写真館は、 「ファッションモデルやダンサーに憧れる子どもたちには、 夢の入り口に立つお手伝いをしたい。 せっかくの機会なので、 グランプリにこだわらず、 友だちや親子と記念写真を撮るつもりで気軽にスタジオに来ていただければ」 と話している。
問い合わせは同写真館本店 (0795・72・0033)。 木曜定休。
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2015年4月30日09:14
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人とつながる
沖縄への修学旅行の際に流した平和のメッセージボトルを、 400㌔離れた石垣島で拾った男性に、 当時の校長先生らが6年ぶりにお礼に訪れたという記事 (26日号丹波市版) にひかれた。 ▼8カ月後に小瓶が流れ着いた石垣島の現場は辺ぴな場所で、 休みでたまたま釣りに来ていた男性が発見したのは奇跡的だったという。 その話もさることながら、 元校長らが6年経ってわざわざ訪ね、 当時の生徒の卒業文集や、 平和学習を続ける今の生徒の様子を知らせたというのが、 すばらしい。 ▼その記事の隣には、 昨夏の豪雨被災地、 市島町の飲食店の女将が、 見舞いのメッセージや千羽鶴を送ってくれた和歌山県の小学校をお礼訪問したという記事も載っている。 ボランティアに来たその小学校の先生と意気投合したことから交流が始まったそうだが、 これも胸を打つ話だ。 ▼先日、 原発直下の福島県大熊町民が避難する会津若松市の仮設住宅を訪れた際、 南京玉すだれで慰問に通う篠山の人や、 大震災後、 環境省に志願して除染関係の勤務に変わった元農水省の人らと出会った。 ▼人は他者とのつながりを持つことで生きる力がわき、 安心感をも得る。 大災害は多くの不幸をもたらすが、 同時に、 遠く離れて何の縁もなかった人達を強く結び付けるという、 不思議な贈り物をも残すのか。(E)
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2015年4月30日09:14
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日本遺産 外からの視点も
篠山市が文化庁から 「日本遺産」 に認定された。 認定されたのは、 地域の有形・無形の文化財群をひとまとめにした 「ストーリー」。 篠山が認定されたストーリーのタイトルは、 「丹波篠山 デカンショ節―民謡に乗せて歌い継ぐふるさとの記憶」。 デカンショ節の歌詞には歴史や文化、 特産物など、 有形、 無形のさまざまな魅力が詰まっている。
文化庁は日本遺産を地域の活性化と結びつける考えだが、 他に認定された滋賀県の琵琶湖と水辺景観、 京都府の日本茶など、 すぐにまちおこしや観光に結びつきやすいテーマと違い、 篠山の場合は民謡がテーマなので、 それをいかに市内外に見せていくかが鍵になる。
市は来月中にも、 市、 県民局、 県教委、 自治会長会、 篠山デカンショ節保存会のほか、 商工、 観光、 文化、 法人などの関連団体で構成する官民協働の推進母体を結成するという。 酒井隆明市長は 「市民を巻き込んだ取り組みにしたい」 と話している。 2009年に行われた 「丹波篠山築城400年祭」 のように、 市民を巻き込んだ取り組みとともに、 全国で最初に選ばれた日本遺産のまちとして、 さらに市外へのアピールを意識した戦略が必要になる。 外から篠山、 デカンショ節、 文化財がどう見られているのか、 どう思われているのかも重要な視点になり、 推進母体にはそのような構成員も必要となるだろう。
篠山城跡のそばでよさこい踊りがあり、 八上城跡ではハイキングコースが整備され、 丹波焼の窯元巡りが行われている。 このような文化財を生かす取り組みを、 さらに発展させていけるきっかけになるのでは。(坂井謙介)
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2015年4月30日09:13
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悔しさと悲しさ
15―17日、 丹波新聞社が企画し、 読者約20人に参加いただいた 「福島の視察・応援ツアー」 に同行取材した。
連載にも書いたが、 福島原発の排気塔が見える国道6号線。 持っていた放射線測定器の数値は、 まばたき数回の間で上昇を続け、 最終的に 「9・64マイクロシーベルト」 まで上がった。 篠山市の約160倍。 けたたましく鳴った電子音が今も耳にこびりついている。
国の基準値 「0・23」 と比べても圧倒的に高い。 「ここはいてはいけない場所。 早く帰れ」 と、 頭の中で自分の声の警告が響いていた。
福島から帰宅後、 東京の首相官邸に放射性物質を積んだ小型無人機が落ちていたことが報道された。 さらに、 池袋の公園には何かが埋まっていて、 「480」 という尋常でない線量を出していることもわかった。
福島では、 原発周辺を故郷とし、 家に帰れない人たちに会った。 篠山並みに線量が低いのに、 風評被害に遭っている人たちにも会った。
福島を思い出し、 東京の報道にふれ、 悔しさと悲しさが募った。(森田靖久)
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2015年4月30日09:11
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時を訪ねて
みなさんは、 明治16年に完成したレンガ積みとしては日本最古のトンネルをご存知だろうか。 丹波市と篠山市を結ぶトンネル、 新鐘ヶ坂トンネルの篠山市側入口脇側道の奥に、 それはひっそりと残されている。
篠山市の市民活動団体 「篠山で暮らしたい (隊)」 主催の 「大山テンプルコース」 を歩く企画の中で、 大山の歴史文化を後世に伝える活動をしている 「大山昔ばなしの会」 をゲストに迎え、 案内して頂いた。
普段は施錠されている明治トンネルへと続く入口を通る。 目の前に広がるのは柔らかな春の芽吹きに彩られた美しい新緑の道である。 優しげに葉を広げたライムグリーンの蕗が道の両端を彩る。 そんな森閑とした小道の先にある緩いカーブが終わる頃、 目の前に静かな佇まいを見せる美しい小さなトンネルが姿を現す。
28万枚使ったという赤レンガは、 年月が経った今も朽ちることなく、 積み上げられたままの素直な姿で奥へと続いている。 歩みを進めるほど中は暗く、 陽のあかりは届かない。 懐中電灯の明かりも暗闇に紛れるように散漫な淡い光となってしまう。 一匹のコウモリが逆さになって休んでいる。 明治からの時を閉じ込めた闇の空間で、 体温を持った生き物の気配がいることに安堵の気持ちを覚える。
明治時代には交通の難所と言われた鐘ヶ坂峠。 多くの人の役に立ってきた小さなトンネル。 ひと一人通ることのなくなった今、 密やかな昔の思い出をその暗闇に抱えて、 今日もここに確かに存在している。
(土性里花・グループPEN代表)
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2015年4月30日09:10
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親子が学び、集う場に レンタルスペース...
神戸市から篠山市二階町に移住した小西めぐみさん (33) が、 自宅近くでレンタルスペース 「ゆいまーる篠山」 をオープンした。 子どもたちや子育て中の母親らが、 けいこ事や教室などを通してさまざまなことを学ぶ場のほか、 地域住民らが集う場にと開設。 特に母親には、 子ども連れで参加できる教室を呼び込み、 子育てや女性の支援にもつなげたい考え。 小西さんは、 「お店はしたことがないけれど、 自分があったらいいなと思える場所をつくりたかった。 利用してくださるみなさんとともにいろんなことを考え、 地域に愛される場所になれば」 と話している。
スペースは約20畳の広さ。 現在、 月2回の英会話教室 (子どもクラス、 大人クラス) の開催が決まっているほか、 フラダンスやヨガなどの教室も予定している。 英会話は、 キリスト教会の宣教師が講師を担当。 ネイティブスピーカーから、 本場の英会話と文化を学ぶ。
教室の開講を希望する人は随時募っており、 小西さんもPRに協力する。
愛媛県出身の小西さん。 結婚後、 夫の転勤に合わせて全国各地で生活を送ってきたが、 9歳、 6歳、 2歳の子どもたちに 「愛着の持てるふるさとをつくってあげたい」 と定住を決意。 縁もゆかりもなかった篠山だが、 環境や立地を一目で気に入り、 地元住民の協力を得ながら築100年を超える古民家に移住した。
子育てに奮闘する中で、 習い事や資格を取りたくても、 なかなか機会をつくることができなかったため、 「子どもも一緒に楽しめて、 学べる場をつくろう」 と一念発起。 「自分が幸せな場所なら、 誰かの幸せにできる場所になるかもしれない」 とレンタルスペースの開設に乗り出した。 名称は、 沖縄方言で 「助け合い」 を意味する 「ゆいまーる」 にした。
「篠山はすべてが私にとって最高」 とほほ笑む小西さん。 「子どもたちにいろんな人がかかわることで、 さまざまなことに興味を持ち、 社会勉強の場になればうれしい」 と言い、 「参加者も先生も子連れでオッケー。 みんなで楽しいコミュニティーをつくっていけたら」 と話している。
スペースの利用は1時間300円。 英会話の受講は1回500円 (子どもクラスは1家族500円)。 5月14日 (大人午後1時から、 子ども午後4時から) に初回を開講する予定。 飛び入り参加も可能だが、 基本的に予約が必要。
問い合わせや申し込みは、 ホームページ (http://www.yuimarl-sasayama.com/) から。
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2015年4月30日09:09
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高校生が野菜苗販売
7000ポットを用意/5月2・3日、東雲高で
篠山東雲高校 (篠山市福住、 079・557・0039)が5月2、3の両日、 同校で夏野菜の苗約10種類7000ポットを販売する。 同校の野菜園芸類型 (2、 3年生12人) の生徒が丹精込めて育てた。販売時間は、両日とも午前9時―午後3時。
種類はトマト、 キュウリ、 ナス、 スイカ、 スイートコーン、 カボチャ、 ピーマン、 シシトウ、 オクラなど。 料金は1ポット50円 (スイートコーンのみ5ポット100円)。
小林加奈さん (2年、 今田中出身) は 「かん水など、 管理をしっかりして、 気持ちを込めて育てた」、 小林心也君 (同、 篠山中出身) は 「病虫害にも気を付けながらきっちりとした管理を心掛けた」 と言い、 購入を呼び掛けている。 生徒たちが実習の一環で販売する。
「元気な苗揃えた」/篠山産業高校
篠山産業高校生活科が、 同校の農場で、 授業で育てた草花と野菜の苗を販売している。 販売時間は午前9時―午後5時。 無人販売だが、 平日の午後3時半―4時半は生徒、 休日は教職員が対応している。 7月ごろまで予定しているが、 なくなり次第終了。
草花の苗の栽培は、 2年生 (38人) が手掛けた。 マリーゴールド、 ジニア、 マツバボタン、 サルビアなどを販売している。 50円から。
野菜の苗は、 3年生 (39人) が栽培。 トマト、 ミニトマト、 ナス、 カボチャ、 ピーマン、 シシトウ、 キュウリ、 スイカ、 マクワウリ、 オクラ、 ゴーヤなどがあり、 各種70円。 接ぎ木のスイカは150円。
3年生の高渕彩香さん (西紀中出身) は、 「水やりでは、 葉に直接かけないなど、 手塩にかけて育ててきた。 元気な苗をそろえていますので、 ぜひご来場ください」 と話している。
問い合わせは、 同校 (079・552・1194)。
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2015年4月30日09:09
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霧島ツツジ見頃に 5月3日「まつり」 ...
氷上町上成松の 「一の宮神社」 で5月3日午前10時から 「きりしままつり」 が開かれる。 境内に植えられた樹齢300年とも言われる霧島ツツジを愛でる。 連日の好天で、 花は見頃を迎えており、 静かな境内を燃えるような朱色の花が彩っている。
地元の20―40歳代の男性でつくる 「一の宮会」 (廣瀬博行会長、 約30人) の主催。 毎年5月初旬に見頃を迎えるが、 ゴールデンウイーク中は会員の都合がつかず、 4月末だったり、 連休明けに開いたりしており、 花の盛りとイベントのタイミングが合わなかった。
廣瀬会長は、 「開花と催しをぴったり合わすことは難しいが、 今年は比較的いい時期」 と来場を呼びかけている。
午前11時から和太鼓の演奏がある。 会による飲食バザーも。 ひかみ観光案内所 (0795・82・8210)。
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2015年4月30日09:07
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多彩にほのぼの陶器 地元で初の作品展 ...
篠山市本郷の陶芸家、 荒山浩文さん (37) が5月1日から、 ギャラリー喫茶 「森の時計」 (本郷、 079・592・0336) で、 兄の了政さん (奈良県) と二人展を開く。 荒山さんは5年前に京都市から篠山に移住。 篠山で作品展を開くのは初めてで、 「普段の活動を知っていただきたい」 と来場を呼びかけている。 5月31日まで。
京都嵯峨芸術大学 (京都市) を卒業後、 同市の作家に師事し、 ブライダルの引き出物や普段使いの食器などを制作。 その後、 独立したが、 手狭になり、 子どもも2人いることから、 自宅兼工房として使えるところを探し、 小学校が近く、 自然豊かで教育環境が良く、 創作活動に集中できる本郷に移住した。
京都を中心に、 ブライダルの引き出物や、 デパート、 大型雑貨店で販売する普段使いの食器などを制作している。 今回は、 学生時代に取り組んでいた、 「ゆるキャラ」 的なほのぼのとした絵を取り込んだ食器や花器、 香炉などを出展。 了政さんの 「ラドール」 と呼ばれる粘土人形と合わせて約80点を展示する。
荒山さんは、 ネコや花、 女の子を描いた急須や、 魚を追いかけているネコを描いた器、 ネコに鳥が載っている香炉、 ふちに動物が載っている花器など、 多彩な作品を展示する。
最近は、 海外でも展示することがあり、 オーストラリアのカフェから食器の受注を受けた。 「本郷の人に家族ともども温かく受け入れてもらい、 住みやすい。 篠山で腰を据えながら、 海外にも少しずつ作品を紹介できたら」 と話している。
同店は月、 火曜日定休。 4、 5日は営業。
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2015年4月30日09:07
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「おそばと音楽祭のコラボ」
5月10日、 青垣町大名草の蕎麦処 「大名草庵」 (0795・87・5205) で「おそばと音楽祭のコラボ」が開かれる。 同店の7周年祭として開催。 午前11時から1杯500円でそばを提供。 正午頃から太鼓演奏やアコギインスト演奏、 バンド演奏、 ブルースハープ演奏など。