-
2015年5月28日08:48
-
女性のための健康セミナー
6月2日午前11時―午後零時10分、 柏原自治会館 (柏原町柏原) で、健康セミナー「乳がんの医療格差と治療法の多様化」が開かれる。
講師は元NHKアナウンサーでティーペック社認定講師の木村久美さん。 16人に1人が罹患する乳がんの実態とさまざまな治療法や、 自己検診の方法を学ぶ。 受講無料。 申し込みは主催の柏原納税協会 (0795・72・1986)。
-
2015年5月28日08:47
-
行政書士による無料相談会
6月6日午後1時半から柏原住民センターで、行政書士会摂丹支部の会員が、 相続、 遺言、 契約、 届け出、 許認可などの困り事の相談に乗る。 予約不要。 荒木さん (0795・72・4696)。
-
2015年5月28日08:47
-
龍谷大学文学部特任教授 荒木映子さん
好奇心絶やさず研究
(あらき えいこ)京都府長岡京市在住
1950年 (昭和25) 丹波市市島町梶原生まれ。 柏原高校、 神戸大学教育学部卒業。 大阪市立大学大学院修士課程、 名古屋大学大学院博士課程を修了。 桃山学院大学助教授、 大阪市立大学助教授を経て同大学教授。 2014年から現職。
英文学、 表現文化学が専門。 詩人のT.S.エリオットやW.B.イェイツなど、 19世紀から20世紀前半のイギリス文学の研究からスタート。 第一次世界大戦期のイギリス文学を20年近く研究してきたが、 昨年末に、 大戦時戦場で奮闘した看護師たちの日記や手記などを紹介、分析した『ナイチンゲールの末裔たち』(岩波書店刊) を出版した。
英語に目覚めたのは小学校高学年のころ。 中学校教員をしていた父からラジオの基礎英語講座を聴くことをすすめられ、 英語の手ほどきを受けた。 言葉への関心、 外国へのあこがれが強くなった。
大学には6年間在籍。 女子学生の就職が難しい時代、 自主留年をして、 フランス語の勉強に渡仏するなどしたが、 英文学を研究することに決めて大学院に入学し、 修士課程在籍中に1年間イギリスのエジンバラ大学に留学。 帰国前には、 1人でヨーロッパ各国を巡った。 「40年前、 日本人女性の1人旅は珍しがられた。 着いた先でホテルを探すなど、 今から考えると大変な冒険。 好きなことをさせてくれた両親に感謝している」。
大阪市大文学部勤務時代には、 英文学コースから新設の表現文化コースに移籍。 「様々な文化圏を対象に、 映像や音楽、 美術などの表現を分析する領域横断的な学問。 英文学というと専門性が高いが、 身近なテーマを見つけて取り組みやすい」 という。 この経験もあり、 「国際化には英語は大切だが、 世界には色々な言語がある。 多様な言語、 文化の存在も忘れないように」 と話す。
少女時代の憧れを抱き続け、 海外には積極的に出かける。 第1次資料を集め、 現地の風に触れている。 「山ほどやりたいことがある」 と意欲と好奇心を絶やさず研究の日々。
-
2015年5月28日08:46
-
デカンショ...
新茶の季節を迎え、 「丹波篠山茶生産組合」 (篠山市味間奥) は出荷準備に追われている。 栁澤廣明組合長 (70) =味間北=は、 「今年も、 うま味と渋みの調和のとれた、 のどごしの良いお茶ができた」 と喜んでいる。 また、 今年の新茶の季節に合わせ、 茶葉を詰めるパッケージのデザインを一新。 デカンショの踊り子をシルエットで描いたものを図柄にし、 「100%篠山産」 であることを強調。 丹波篠山ブランドを前面に押し出し、 販路と消費の拡大につなげていきたい考えだ。 新茶が店頭に並ぶのは今月30日ごろという。
写真・篠山産をPRした新パッケージで販売する 「丹波篠山茶生産組合」の商品=篠山市味間奥で
同組合は篠山市内の茶の生産農家70人で組織。 やぶきた種を約9割、 在来種約1割を栽培している。 今年は、 新芽の成育時期にあたる4月下旬に気温が上がったため、 成長が促され、 例年より1週間ほど早く収穫期を迎えたという。 新茶の収穫量も、 生葉の状態で平年よりやや多い約20㌧となった。
これまで、 包装業者の商品目録から既存のデザインを選択してパッケージを製作していたが、 「それではどこのお茶か分かりにくい。 篠山産であることを強調し、 地元の人にも興味関心を持ってもらわなくては」 と、 市内のデザイナー、 垣内敬造さんに依頼。 図案化したデカンショの踊り子を数多く並べたものをベースに、 新緑色の茶の葉のイラストと、 「丹波ささやま茶」 の文字をあしらった新デザインのパッケージを作った。
商品の価格は、 煎茶50㌘入りで540円 (税込)、 やぶきた茶400㌘入りで1080円 (同)、 ティーバッグ加工した緑茶やほうじ茶は、 3㌘入り20袋で432円 (同)。 味土里館 (東吹)、 特産館ささやま (黒岡)、 大正ロマン館 (北新町)、 ぬくもりの郷 (今田町今田新田)、 東部特産館 (細工所) などで販売する。 問い合わせは同組合 (079・594・2210)。
-
2015年5月28日08:45
-
“幻の酒米”を栽培 山名酒造で仕込みへ...
「幻の酒米」 と呼ばれ、 漫画 「夏子の酒」 でモデルとなった在来種 「亀の尾」 の苗植えが5月23日、 丹波市市島町下竹田 (樽井) にある太田光宣さん (49) =同町徳尾=のほ場 (約15㌃) で行われた。 関西大学佐治スタジオを通じて縁ができた同大学の学生や、 マレーシアやインドネシアなどからの留学生計23人が訪れ、 作業を体験。 地域と連携した授業の一つとして今後も月に1回のペースで世話を手伝う。 収穫した米は山名酒造 (山名純吾社長、 同町上田) で仕込み、 酒ができるまでの一連の工程を見学、 体験する。
写真・酒米の苗植えに取り組む関西大学の学生や留学生たち。 冬には酒造りも勉強する=市島町下竹田で
知人から種もみを譲り受けた太田さんと、 同品種に関心のあった山名社長の間で話がまとまり、 太田さんが栽培し、 山名酒造で仕込むことに。 そこへ農作業を通じて地域の営みを学ぶ体験学習ができる場を求めていた同大学が太田さんを紹介され、 学生と一緒に栽培に取り組むことになった。
今後、 学生たちは、 田んぼの草取り、 畦や農道の草刈り、 落ち葉を使った堆肥作り、 さらには収穫やもみすり作業を体験。 酒蔵では酒造りについてレクチャーを受けたり、 仕込みの見学、 ラベルはりなどの出荷作業の手伝いなどに取り組む。
同大学の山本敏幸教授は、 「地域社会と連携し、 米を育てながら生命の尊さを感じること。 そして作ったものを、 いかにブランド化するかを考えるのが授業のねらい」 と説明する。
【亀の尾】漫画 「夏子の酒」 のモデルになったことで一躍有名になった酒造好適米。 明治26年、 山形県庄内地方の篤農家 「阿部亀次」 が発見、 育成した米で、 「不世出の名品種」 とうたわれた。 戦前には東北・中部地方全域で栽培されていたが、 病害虫に弱く、 倒伏しやすいなど、 その栽培の難しさから徐々に姿を消した。 しかし近年では、 その優れた特性が見直されている。 コシヒカリやササニシキ、 酒米の五百万石などは子孫品種。
-
2015年5月28日08:44
-
笠形神社(神崎郡市川町上牛尾)
創建は1400年以上前の飛鳥時代。 標高939㍍の笠形山の636㍍付近に鎮座する古社である。 やっとのことで、 神社へたどり着く。 奥から4つの社殿が並んでいる。 本殿 (西宮) が最奥で、 1つ飛んで中宮がある。 誠に厳粛な神域である。
西宮と中宮に立派な彫り物がしつらえられている。 西宮には向背に竜の彫り物が見える。 木鼻には獏の姿があり、 欄間には鶴の彫り物もある。 脇障子がくり貫きの技量も素晴らしい。 中でも唐獅子の親が子どもを滝から落として力強い子育てをしている様子が見てとれる。 中宮には6代目の得意の麒麟が乱舞しており、 唐獅子と兎の彫刻も目を引く。 ここの脇障子は、 竜と中国の神仙説話の仙人が彫られている。 西宮は5代目中井丈五郎正忠、 相方の久須善兵衛政精、 息子の文吉 (後の正貞)。 中宮は正貞、 弟の清次郎正用、 相方の久須真助正美で、 それぞれ1800年代と1830年代の作品と思われる。
元高校教諭 岸名経夫
-
2015年5月28日08:43
-
神門(かむと)神社(豊岡市日高町荒川)
名刹隆国寺 (曹洞宗) から指呼 (しこ) の間にある。 県道を少し下りたところに鳥居が見え、 その前には年月を経たと思える大きな石灯籠がある。 神社は前向きで、 手入れの行き届いた植栽の参道が本殿に続いている。 本殿は瓦葺入母屋造りである。 小ぶりななかにも存在感がある。
明治3年 (1870) に現在呼称されている神門神社 (かむとじんじゃ) となった。 創建時は不詳だが、 祭神は大国主命と他、 2柱であり、 現在の本殿は天保3年 (1832) に再建された。 向背に迫力ある骨太の竜がさっそく目に入る。 口を大きく開き、 宝珠を握り、 眼らんらんとして、 いらかを立てて、 迫力満点である。 木鼻には唐獅子と象 (ここでは獏ではない) がしつらえられ、 向背上部には長寿を表す鶴と海亀の、 また他の空間には猿が戯れているユーモラスな彫り物がある。 正面、 竜の裏面には、 「彫り物師丹州栢原町住人 中井権次橘正貞」 とある。
元高校教諭 岸名経夫
-
2015年5月24日08:52
-
相談業務を再開 年金関係も対応 丹ワー...
ハローワーク柏原と丹波市が共同運営している 「丹 (まごころ) ワークサポートたんば」 (丹波市春日庁舎内、 080・3433・3984) の相談業務がこのほど、 再開された。 委託業者が決まらず、 4月から1カ月ほど業務を休止していた。
雇用契約や労働条件などの労働相談に加え、 新たに年金関係の相談にも応じる。 第1・3月曜日の午前9時―午後5時。 専用電話番号は080・3433・4046。 就職に関するキャリアコンサルティング (火・水・木曜午前9時―午後5時)、 仕事への不安や人間関係の悩みなどに対応する心理相談 (金曜午前9時―午後5時) も従来通り継続する。
-
2015年5月24日08:52
-
物販スペース入居者を募集 たんば黎明館
「たんば黎明館」 (柏原町柏原) を運営している 「まちづくり柏原」 は、 同館1階の物販スペースに入居する人を募集している。
広さは約30平方㍍。 家賃は月5万円 (税別、 共益費別途)。 丹波地域の物産を扱う人を歓迎している。 まちづくり柏原 (0795・73・3800)。
-
2015年5月24日08:51
-
歩き方
吉田松陰の妹を主人公にした大河ドラマ 「花燃ゆ」 を見ていて、 感心することがある。 『昔の人は、 よく歩いたな』 と思うのだ。 若き志士たちがこともなげに京へ、 江戸へと出向く。 峠をいくつも越え、 険しい道を歩いたろうと思うと、 敬服する。 ▼ 「歩き方は文化によって異なる」 という (斎藤孝氏 『身体感覚を取り戻す』)。 国や地域によって歩き方は異なる。 日本古来の歩き方は、 膝を曲げるのが大きな特色だった。 ▼同書には、 下駄をはいた和服姿の女性が歩いている姿を横から撮った写真がある。 両膝が見事に 「くの字」 に曲がっている。 不安定な下駄で素早く歩くために、 膝を曲げ、 柔軟にすることで、 衝撃を膝で吸収し、 上半身を安定させるのだという。 起伏の激しい土地を上が
ったり、 下りたりするのにも、 膝を曲げることは理にかなっていた。 ▼膝を曲げるには重心が低い方がいい。 そのためには足が短い方が都合よく、 「大正の頃までは、 胴長短足が人の体の 『理想』 だった」 (多田道太郎氏 『からだの日本文化』)。 ▼学校健診でおなじみだった座高測定が廃止されることになった。 座高の測定は、 胴長短足の測定でもあった。 座高の数値をめぐり、 友達の間でからかいあったものだ。 胴長短足は日本人の理想の体だったと当時、 知っていたならば、 胸を張ったろうに。(Y)
-
2015年5月24日08:50
-
水処理装置の研究開発、製造販売 タキエ...
水質浄化で全国展開
≪本社所在地≫篠山市大沢1-10-26
079・594・1709
http://www.taki-eng.co.jp
写真・タキエンジニアリングが製造する水質浄化装置=篠山市大沢で
1月で会社設立20年になった。 大手機械メーカーの技術者だった古杉社長が水道メーターの設計などに携わっていた経験を生かし、 起業した。 現在、 家庭用から食品、 飲料メーカーなどの業務用まで幅広い用途に使われる水質浄化装置を開発している。 取引先は全国各地で約300社にのぼる。 除去する物質に応じ、 様々な装置を開発している。
飲料水用殺菌機は、 紫外線殺菌の方法を利用して滅菌する装置。 紫外線の殺菌は、 「常温で殺菌ができ、 熱殺菌のように加熱の必要がないこと」、 「短時間で大量の処理が可能で、 薬品を投与しなくてもよく、 水質に影響がない」 というメリットがある。 青カビ、 大腸菌、 白色ブドウ球菌などあらゆる菌種の除去が可能。
逆浸透膜式流水装置は、 地下水、 水道水、 工業用水の不純物除去に活用される。 薄い多層のシ―トからなり、 微粒子の重金属、 ダイオキシン類などの物質を高い除去率で除くことができる。 2011年の東日本大震災では、 原発事故の影響で、 東京の浄水場から放射性ヨウ素が検出されたことから、 装置の注文が殺到し、 製造に追われた。
古杉社長は、 「同じ値段なら、 大手の知名度に負ける。 品質の良い製品を安価な値段で提供することに尽きる」 という。 大阪府や兵庫県の工業技術センターを借りて実験し、 製造コストダウンをはかったり、 東京、 大阪など展示会で、 売り込みをはかっている。
他社との競争に打ち勝つため、 人材確保にも力を入れる。 「社員は、 大学や大学院の理系学部出身者の中途採用がほとんどで、 即戦力が強み。 将来は海外展開も視野に入れている」 と古杉社長は話す。
【設立】1995年 (平成7) 【社長】古杉俊昭【年商】1億5000万円 (2014年12月期) 【従業員】12人【本社】篠山市大沢【業務】飲料水用殺菌機、 逆浸透膜式流水装置、 大流量型濾過器の製造販売
-
2015年5月24日08:49
-
早苗饗 (さなぶり)
早苗饗と書いてサナブリ、 地域によってはサナボリとも。 「サ」 は田植え、 もしくは田の神のこと。 田植え始めは、 田の神に降りてきてもらう(サオリ)で、 田植えが無事に済むと、 また天へのぼってもらう、 それがサノボリの語源だとか。 饗は音読みだとキョウ、 饗宴(キョウエン)はもてなしの宴のこと。 饗は(あえ)とも読み、 能登地方では十二月の初め、 田の神をまるで透明人間のように扱い、 風呂に入れたり、 御馳走を並べて住民も共にいただく 「あえのこと」 という行事が今もある。 つまり、 田の神への感謝と労働へのご苦労さん会ということ。
今年の我が家の田植えは、 久しぶりに長男一家と次女一家が来てくれた。 私は、 午前と午後二つ句会があるので、 みんなの握り飯だけ作って欠席。
中古の田植え機の調子が悪くて、 午後からようやく一枚を植えることができた。 山菜のワラビやフキ、 木の芽も山ほど収穫してきてくれた。 まだ二枚の田植えが残っているのだが、 その夜は我が家流のサナブリで盛り上がる。 食後は枝ごと採ってきた木の芽を一枚ずつもぐ作業。 大量なので、 茹でたあとはフードプロセッサーで刻んで煮込む。 大鍋一杯の 「木の芽の炊いたん」 が完成したのは深夜十二時。 翌朝は私も田んぼへ、 といってもスマホで写していただけ。 その夜も二度目のサナブリ。メインは朴(ほお) の若葉で包んだ 「朴葉寿し」。 食べるのも作るのも初めてというお嫁さんに作り方を伝授。 この季節ならではの食べ物を頂き、 久々の家族団らんもできた。 その中心になった田んぼに感謝の早苗饗だった。
-
2015年5月24日08:48
-
高齢者大学スタート
高齢者の元気を応援し、 楽しみと生きがいのための出会いや学びの場を提供する篠山市高齢者大学が今年もスタートした。 健康や歴史、 行政など、 さまざまな分野の話題について専門家から話を聴く一般教養講座と、 園芸や手芸、 写真、 音楽、 踊りなどを学ぶ趣味講座の2本柱で、 来年3月まで展開される。 今年度は受講者が1000人を超える盛況ぶり。 その開講式を取材した。
受講生の平均年齢は75歳。 年齢こそ高齢だが、 新たな発見への期待と学ぶことの喜び、 新しい友との出会いを求めていこうとする強い意欲がひしひしと伝わってきて、 「いまこそがまさに青春」 という雰囲気が感じられた。 ただ、 男性受講者は200人程度と、 その少なさが気になった。
さて、 私も30年先には、 この場の一員として、 生涯学習に意欲を燃やしている、 そんな人生が送れているのだろうか。 不摂生な生活のしっぺ返しによる健康問題もさることながら、 今よりはるかに進む少子化による労働力の低下や年金財政の現状を考えると、 70歳を過ぎてもあくせく働いているような気が…。(太治庄三)
-
2015年5月24日08:48
-
第427問
篠山市で定着しているイベントを参考に、 丹波市の若者グループが6月20日に氷上町稲畑の水田で初めて企画しているのは何?
1.アイガモまつり
2.カエルリレー
3.どろんこ運動会
-
2015年5月24日08:46
-
さつきさんコンサート 父母に捧ぐ歌披露...
丹波市春日町出身のソプラノ歌手・足立さつきさんが5月30日午後2時から、 バリトン歌手の井上敏典さんとともに多可町文化会館ベルディーホール (同町中区) でジョイントコンサート 「さつき&ビンテンのオペラな昼下がり」 を開く。
コンサート当日が 「母の日」 と 「父の日」 の中間に当たることから、 歌曲 「我が母の教え給いし歌」、 オペラ 「私のいとしいお父さん」 など、 父と母に捧げる歌を中心に10曲以上を歌う。
足立さんは 「歌声を通じ、 共鳴し合うという素晴らしさを感じてもらえれば。 時間と空間を共有する喜びにつながればうれしい」 と話している。
前売り2000円 (当日2500円)。 チケットは残りわずか。 購入などの問い合わせは杉浦さん (0795・86・8585)。 丹波新聞社でも取り扱っている。
-
2015年5月24日08:46
-
篠山・丹波市で25軒が公開 ピアノ演奏の...
「たんばオープンガーデン」 が5月31日、 6月1日、 篠山、 丹波両市で行われる。 篠山14軒、 丹波11軒が庭を公開する。 両市の愛好家でつくる丹波の森花くらぶ (松本ひとみ・世話人代表) の主催。 毎年2期に分けて開催。 春にも行われた。
昨年に続き2回目の参加の小島裕子さん (瀬利355、 旧畑小学校の近く) 宅では、 約200坪の庭に20年間少しずつ植え足していったナチュラルガーデンと、 自宅でピアノ教室を開いている小島さんのピアノ演奏で来園者を迎える。
自宅と庭が少し高台になっており、 日当たりが良い庭にはコニファー類やサクラなどの樹木や、 果樹、 見ごろのナデシコなどの宿根草、 カラーリーフなど、 さまざまな植物が植えられている。 レンガ敷きの園路などで散策できるようにしている。
小島さんは西宮市に住んでいた20年前に日当たりの良いこの土地が気に入り、 別荘として建て、 少しずつ植物を植えてきた。 4年ほど前に完全移住し、 「大好きな庭づくり」 を楽しんでいる。 また、 自宅で文化、 芸術の活動スペース 「篠山サロン」 を開放し、 少人数制のピアノ教室や英会話教室、 読書会などを開いている。
「カラーリーフと、 風で揺れる植物で自然の息吹が感じられるような庭にしたい」 と小島さん。 「未完の庭ですが、 ゆったりとした時間を過ごしてください」 と来園を呼び掛けている。
ピアノ演奏は両日とも、 午前10時からと午後3時からの10―15分間。
各庭の入園時間帯は午前10時―正午、 午後1時―午後5時。 ガイドマップは兵庫丹波の森協会と篠山市民センターで入手できるほか、 同イベントのホームページ (http://garden.tamba.tv/) で紹介している。
丹波土木事務所まちづくり建築課 (0795・72・0500)。
-
2015年5月24日08:45
-
隣保再編「必要」57% すでに32自治会実...
丹波市自治会長会が自治会活動の参考にしようと、 市内の298自治会長を対象に昨年度実施したアンケート結果がまとまった (261自治会長が回答、 回収率87・6%)。 隣保再編が必要が56・7%、 必要なしが47・5%と回答を二分。 隣保再編が2008年度から昨年度までの間に、 市内全自治会の1割強にあたる32自治会で行われていたことも分かった。
隣保の再編について、 81自治会 (34・3%) が統合が必要な隣保がある、 と回答。 30自治会 (12・7%) は、 全隣保を再編する必要があると答えた。 23自治会 (9・7%) は、 分割が必要な隣保があると回答。 再編の必要なし、 は112自治会だった。
「その他」 と答えた20自治会は、 現在は必要ないが、 「ゆっくり考えないといけない時期」 「今後、 必要性が出てくる」 と近未来の課題とした。 「行事によって2隣保を統合することがある」 「再編は考えていないが、 日役等の行事を変更している」 「以前検討したことがあるが、 利害関係があり、 結論は出なかった」 などの回答も。
昨年度までの7年間で隣保の統合を 「した」 は18自治会。 「分割した」 「全隣保を再編した」 が7自治会ずつあった。
隣保 (組) の戸数について、 どの程度が適当かたずねた質問では、 「10戸」 が45・1%と最多。 次いで 「15戸」 (18・8%)、 「20戸」 (8・9%)、 「12戸」 (7・5%) の順で、 10戸以上は必要との考えが9割以上を占めた。
また、 自治会の再編についてたずねた設問では、 「近くの自治会と合併しもっと大きな範囲で」 が24自治会 (10%) あり、 反対に 「自治会を分割し、 もっと小さな範囲で」 が1自治会あった。 「現状の範囲で良い」 が208自治会 (87%) と、 現時点で自治会再編は必要なしが多数だった。
4分の1強の71自治会長が 「隣保や自治会の再編についての悩みや意見の自由記述」 に回答。 「高齢化が進んだ旧市街地と若者が増えている新興住宅地の住民で意見の食い違いがあり、 融合が課題」 「隣保再編を提案した場合に、 各々の隣保で古くからの付き合いがあり、 反対が多くまとまらない」 「一部にある強い反対を説得できない」 「世代交代が家庭によって異なっていて、 意見交換がしづらい」 「隣保ごとに持山があり、 これを解消しない限り難しい」 「隣保ごとの戸数に違いがあり、 隣保長のサイクル、 公民館、 運動場の掃除など不平等」 「若い後継者が区外で住むケースが多く、 役員選出に苦慮している」 「高齢者が増え、 以前は行えていた親睦行事などができず、 書類の配布だけになっている」 など、 多数の記述があり、 自治会の悩みが浮き彫りになった。
市自治会長会は、 施策立案の材料にと、 市に結果を提供した。
-
2015年5月24日08:44
-
ネパール支援で呼びかけ ブルーシート提...
バングラデシュなどで学校を建設するなどの教育支援活動に取り組んでいる篠山市京町のNPO法人 「P・U・S (バングラの村を良くする会)」 が、 ネパールで発生した大地震の支援にと、 ブルーシートの寄付を求める活動に取り組んでいる。 震災で家をなくし、 木の下で生活を送る人がいるほか、 家が残っても屋根が損壊しているケースも。 間もなく訪れる雨季を前に、 屋根替わりや補修に使うシートの需要が高まっている。 同法人は、 「大きくても、 小さくても、 汚れていてもいいので協力してほしい」 と呼びかけている。
写真・ブルーシートの提供を呼びかけている岩下さん=篠山市二階町で
大地震は4月25日に発生。 同法人副理事長の岩下啓子さんは、 10年来の友人で、 航空会社 「エアアジア」 のネパール支社長、 ガネッシュ・マン・ラマさんの身を案じ、 すぐに電話をかけたが通じなかった。
5月に入って、 ガネッシュさんから連絡があり、 「支援に使うブルーシートが足りないので、 なんとか送ってもらえれば」 と依頼された。 ガネッシュさんは、 同国内で孤児院を建てるなどの慈善活動に取り組んでおり、 孤児院周辺のまちが壊滅状態になっていると話したという。
同法人では、 一般参加を募ってネパールでも 「スタディーツアー」 を行ったことがあり、 岩下さんはツアー参加者や友人らにシートの提供を呼びかけ、 地域住民らの協力も得ながら現在、 40枚ほどを集めている。
今月末に第1便をネパールに送る予定で、 今後もガネッシュさんと連携し、 ブルーシートをはじめとした必要な物資の提供を呼びかけていく。 また、 同法人の拠点施設 「だいじょうぶ屋」 (同市二階町) では寄付金も募っている。
岩下さんは、 「ネパールの人たちのために、 少しでも手助けしてもらえたら」 と話している。
ブルーシートの提供などの連絡は、 岩下さん (090・8382・3131)。
-
2015年5月24日08:43
-
倉庫でフクロウ育てる 氷上の谷垣さん
ガス、 水道設備の 「たにがき」 (丹波市氷上町成松、 谷垣忠春さん経営) の倉庫 (同町氷上) でフクロウのヒナ2羽が見つかり、 谷垣さん夫婦がエサを与え育てている。 見つけた当初、 体を覆っていた白い毛はねずみ色に変わり、 羽根も出てきて羽ばたくように。 「元気で巣立ってほしい」 と願っている。 近く訪れる別れに備え、 思い出の写真をたくさん撮っている。
写真・谷垣さんから箸で与えられるエサに食いつくフクロウ=氷上町氷上で
5月3日に倉庫の床にヒナが1羽いた。 親鳥の姿は見えず、 飢え死にするのではと心配になり、 エサを与えることに。 鶏肉とアジを一口サイズに刻み、 はしでつまんでくちばしに近づけたところ、 ちゅうちょすることなく食べた。 食欲旺盛で、 与えるだけ食べたという。
毎日エサを運び、 10日ほどたった14日、 タイヤの上にヒナ2羽が並んでいた。 後から現れたヒナは最初に見つけたものより、 ひと回り体が小さかった。 同じようにエサを与えたところ、 こちらもよく食べ、 すくすく成長。 2羽とも少し飛べるようになり、 最近は、 倉庫の屋根裏から谷垣さんを見下ろしている。
カチカチとくちばしを鳴らす警戒音で、 居場所が分かる。 高い所にとまり、 手が届かない時は棒の先端に肉を刺して与えている。 ネズミが落ちていたことが1度あり、 親もエサを運んでいることが分かったという。
換気口くらいの穴があり、 ここから親鳥が出入りし、 倉庫のどこかに営巣したと見られる。 忠春さん (74) は、 2年前にも倉庫で親鳥を見たことがあるという。 「口元に運んでやらないと、 置いていただけではエサを食べない。 人間をこわがらずかわいいが、 かといって人になつく訳でもなく、 いくらエサをやっても、 私に近づいてくることはない」 と笑う。 妻の千津子さん (66) は、 「かわいい。 家に連れて帰りたい気持ちを我慢している。 うちに来てくれてありがとう」 と、 愛くるしい姿に目を細めている。
-
2015年5月24日08:42
-
バイオ発電設備建設へ 来春着工、17年稼...
写真・3基目となる新しい発電設備の建設予定地。 現在の製品置場を移動させ、 建設する=山南町谷川、 兵庫パルプ工業で
兵庫パルプ工業 (山南町谷川、 井川雄治社長) は、 同社敷地内に3基目となるバイオマス発電設備を建設する。 同社の子会社 「パルテックエナジー」 が事業者となり、 来春着工、 2017年12月の稼働開始をめざす。
間伐材、 製材端材、 建築廃材、 ヤシがらを燃料として年間計21万㌧を使用。 一般家庭で使用する電力の4万4000戸分に相当する2万2100㌔㍗ (年間330日稼働) を発電する計画。 燃料は、 近畿各府県、 岡山、 広島などから仕入れる。 投資額は約80億円。 8人程度の新規雇用を予定。
兵庫パルプ工業は、 パルプ製造過程でできる廃液 (黒液) を燃焼させる発電設備 (3万8700㌔㍗) を設け、 1993年から関西電力へ余剰電力を販売し始めた。 2004年には建築廃材などを燃料とするバイオマス発電設備 (1万8900㌔㍗) を新設。 2基の売電収入は年間約25億円で、 年商の約2割を占める。
本業のパルプは市況の波が大きいという。 一方の売電事業は国が後押ししている社会背景もあって安定していることから投資に踏み切った。 新設備が稼働すると、 3基で年間計50億円の売上を目標とする。
井川社長は、 「ゆくゆくは木の根や皮など、 あらゆる材をバイオマス燃料として扱うことで自社の存在価値を高め、 地域の森林と林業の再生にわずかでも貢献していきたい」 と話している。