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2017年11月5日09:00
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40回目のもみじマラソン
40回目の青垣もみじの里ハーフマラソン大会が11月5日に行われる。イベントを40年も継続するのは大変な事で、関係者の努力に敬意を表したい。足立栄逸実行委員長は、実行委員のおかげで続けて来られたと言っていたが、その通りだと思う。
全面的なバックアップがあった旧青垣町の時代と異なり、丹波市に引き継がれてからは予算と人員の削減が求められ、応えてきた。40年目の節目の大会も予算の都合でゲストや豪華景品といった特別な企画は用意できなかった。
丹波市豪雨災害で1年大会を休んだことで、翌年からランナーが他の大会に流れ、38回、39回大会と参加者が激減。今年は、幸いにも2353人と昨年より参加者が増えた。今年2000人を割り込むようなことがあれば、40回を最後の大会とする決断をしなければいけないという所まで、実行委員会の幹部は考えていた。ランナーの需要はあった。
関係者の「ここまで続いた大会を止めるのはもったいない」という気持ちに共感の輪が広がり、1大会でも長く続くことを願う。(足立智和)
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2017年11月5日09:00
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感神社(三田市桑原)
桑原地区の道路沿いに、立派な鳥居がある。そのわきの参道に通じていく所に重みのある感神社と刻銘された記名石があり、大正3年作成のものだ。総計80段ほどもある石段をのぼって境内に着く。創建は17世紀前半頃か。その後、数回改築後、明治35年(1902)にも改築。
石段を上がって、向拝部分をまず見上げる。頭貫に小振りな竜の彫り物が設えられている。左上空を睨み、あたりを威嚇している様だ。目尻は鮮やかな朱色が残り、髭は銅線を用い、“いらか”の鑿の切れは素晴らしい。木鼻には阿吽の呼吸の象の聖獣がいる。兎の毛通しの鳳凰は今にも飛び出しそうな躍動感がある。龍の裏面の左下に、彫物師丹波国氷上郡柏原中井権次正胤の朱色の銘があり、彫り物数は少ないが彼の力作である。本殿の彫り物は大正時代で、檜作りで時代が新しい。この感神社は、京都の八坂神社内の感神院にその名が由来している。
中井権次研究家 岸名経夫
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2017年11月5日09:00
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薄暮の車
日が暮れるのが早くなった。薄暮の中、車を走らせていて、ときどき腹立たしい思いをする。ライトをつけていない車があったときだ。なぜ、つけないのかと思う。
運転している本人は、薄暗くても視界がきいており、運転するのに差し支えがないと思っているのだろう。しかし、ライトは自分の運転を確保するためだけにあるのではない。対向車などに自分の存在を知らせるのもライトをつける大きな理由だ。存在に気づかれなければ、事故に出くわす恐れがある。そうならないためにライトをつけるのだ。
道を車で走っているのは自分だけではない。歩いている人、自転車に乗っている人もいる。ライトをつけない者は、そうした外界の中に自分がいるという観念がない。外界とのつながりを断ち切り、自分という殻の中に閉じこもっている。ただ、こうした者を自分勝手と言うのは、自分という言葉の意味からするとそぐわない。
自分の「自」は独自で単独の意味があるが、「分」は全体の中の部分であり、一つということ。独自でありながら、全体とのつながりの中で存在しているという意味が「自分」にはあると聞いたことがある。
ライトをつけない者に注意したい。「あなたの車は、道を通るすべてのものの中の一つであり、ドライバーとしての分を尽くせ」。(Y)
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2017年11月5日09:00
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第543問
未来の藤井聡太プロをめざして毎週土曜日、青垣で開かれている教室は、何の教室?
1.囲碁
2.かるた
3.将棋
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2017年11月5日09:00
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大人の婚活パーティー 秘訣学ぶセミナー...
篠山市結婚相談室「輪~りんぐ~」は、11月19日午前10時から篠山市民センターなどで開く、45歳くらいまでの独身男女を対象にした“大人の”「婚活支援セミナー」と、婚活パーティーの参加者を募集している。女性歓迎。セミナー、ワークショップ、パーティーの3部構成。
第1部のセミナー(午前10時―)では、NHKテレビ番組にも出演した婚活のスペシャリスト、本城稔さんを講師に迎え、今どきの婚活事情と婚活の秘訣を聞く。1部のみ誰でも参加できる。定員60人。無料。
第2部(午後1時―)は、本城さんを講師に「男と女のおもしろ心理学」と題したワークショップが行われる。第3部のパーティー(午後5時半―)は大正ロマン館に移動し、ビュッフェスタイルの食事を楽しむ。パーティーのみの参加はできない(セミナー、ワークショップの受講が条件)。定員は男女各20人程度。参加費3000円(3日前からキャンセル料が発生)。
12日までに同相談所(電・FAX079・552・3455、ring@gw.city.sasayama.hyogo.jp。火、木、土、日曜開設)。
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2017年11月5日09:00
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100円笑店街 過去最多の71店舗 11月11...
「第20回かいばら100円笑店街」(丹波市商工会柏原支部主催)が11月11日午前10時から、柏原町商店街一帯で開かれる。過去最多の71店舗が商品を提供する。20回記念でスイーツとティーのセットを販売したり、小さな人形をつなげて作る「吊るし雛」のワークショップなど特別企画を用意している。
「バラの季節のティーパーティー」(かいバラ友の会主催)は午前11時―午後2時、柏原自治会館駐車場内にあるバラ広場で行う。地元の食材を使ったスイーツ2種と、スリランカの高級茶葉を使った「ムレスナティー」のセットを1111円で販売する。
吊るし雛のワークショップは、次回(来年3月24日)の100円笑店街と同時開催で、商店街じゅうに雛飾りを展示する初イベント「かいばら雛めぐり」にちなんだもの。丹波新聞社(初心者用)と、ギャラリーるりで開催する。
Facebookで参加店の情報を発信している。まちづくり柏原(TEL0795・73・3800)。
同日午前10時―午後3時、柏原八幡神社駐車場で定期市「丹波ハピネスマーケット」も開催される。
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2017年11月5日09:00
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秋山直正氏訃報
秋山直正氏(あきやま・なおまさ=元北兵庫クボタ社長)10月31日午前6時半、病気のため多可町内の病院で死去、90歳。自宅は丹波市春日町棚原1783。喪主は長男、協三(きょうぞう)氏。
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2017年11月4日16:35
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施術・体操教室「癒しどころ 大黒」
心も体も休めて
約20年間、競輪選手として活躍した大黒浩司さんが、自身が考案した療法「浩然之氣」を用い、ヨガや太極拳、舞踊などを融合させた体操や、体の芯から温めながら肉体を整える施術を施す。食事面からの健康も提案する。
スポーツ界での経験と能力を生かし、肉体的、精神的に健康をサポートする大黒さんは、篠山市の姉妹都市、愛媛県愛南町の出身。「篠山と故郷の不思議なつながりを感じる」とほほ笑み、「一生懸命働いている人たちが、ここで心も体も休めてもらえたら」と話す。
3人以上で受講する体操教室は1時間半で1人2000円。施術は1時間5000円。
兵庫県篠山市味間新91-1
tel.090・1947・1898
営業時間/9:00~21:00(要予約)
不定休
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2017年11月3日09:00
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大山昔ばなしの会 民話「あずき三升...
写真・庚申塔の祠の改修完了を喜ぶ大山昔ばなしの会のメンバー。手にしているのは「あずき三升 米三升」の紙芝居のワンシーン=兵庫県篠山市大山下で
地域に伝わる歴史や民話を掘り起こし、史料として残したり、紙芝居にして披露する活動を展開している「大山昔ばなしの会」(小林康利会長、12人)がこのほど、兵庫県篠山市大山下の国道176号沿いにたたずむ小さな石碑「庚申塔」の祠を改修した。同集落には、この庚申塔を舞台にした民話「あずき三升 米三升」が残されており、「地域の民話を後世につないでいくためにも、老朽化した祠を新調しよう」と声をあげた。メンバーたちは、「立派な祠に生まれ変わってなにより」と喜んでいる。
祠は1988年に一度新調されているが、30年近くが経った今、再び経年劣化が進み、傾き崩れかかっていた。
改修は、7センチ角のヒノキ材を柱として組み上げ、屋根はトタンで葺いて仕上げた。祠の中に鎮座する庚申塔は、高さ約95センチ、幅は約45センチで、建立年は不明。
「あずき三升 米三升」の民話は平安時代にさかのぼる。当時、大山城の東側の村(大山下)には井戸がなく、村人たちは集落から30メートルほど下を流れる大山川まで毎日水をくみに行かなければならず、大変困っていた。ある日、京からやって来た僧侶が「ここを掘ると水が出る」と言い、庚申塔がまつられている近くに杖を突き刺した。言われた通り、その場所を掘ると、水がこんこんと湧き出した。喜んだ村人たちは京まで出向いて僧侶に感謝の気持ちを伝え、この庚申塔を大切にまつった―。
同会によると、庚申塔(塚)は江戸初期より普及した「庚申信仰」の祈願石塔で、身辺警護や交通(旅)安全祈願として、街道の分岐点に多く建てられたという。大山下の庚申塔のすぐ脇には現在も「あずき洗い」と呼ぶ水場がある。当時から清らかな水をたたえ、村人たちや街道歩きの人々ののどを潤し、重宝されてきたという。このことが、「あずき三升―」の民話になったのでは、としている。
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2017年11月2日08:53
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顕本法華宗、了圓寺(綾部市西町)
綾部駅から東へ少し行った西町に佇む名刹である。家々が重なる集落に、こんな大きな寺域があるとは驚きである。広い墓地もあるが、堂宇の大きさには、目を奪われる。四百年ほど前に創建されたらしいが、当時から、政治的な力があったらしい。庫裏に案内されてまず目に入ったのは、「乾坤活溌」と書かれた額。松菊と号する、伊藤博文揮毫の額である。
本堂中央の向拝部分は巨大なもので、3メートルもあろうかと思える竜が居る。やや右下方を威嚇し宝珠を左に、髭は銅線、少し赤く見える舌をピンと立て、尻尾の“いらか”を右後ろから、左側に巡らせている。ど迫力としか言いようがない。木鼻は唐獅子と獏。肘木には、松の中の阿吽の鷹がいる。特筆すべきは、この彫り物のデザインは、宮津の中井家に残る五代目正忠の“彫物細工萬覚帳”に記載されていて、文化14年(1813)の1月晦日から1カ月かけて完成された。
中井権次研究家 岸名経夫
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2017年11月2日08:51
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大野甫氏訃報
大野甫氏(おおの・はじめ=元山南町議会議長)10月28日午前9時20分、病気のため丹波市内の病院で死去、91歳。自宅は丹波市山南町上滝824。葬儀は10月31日におこなわれた。喪主は長男、剛(つよし)氏。
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2017年11月2日08:51
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たんばっ子!学びフェスタ 小学生ら参加...
「たんばっ子!学びフェスタ」(同実行委員会主催)が11月23日午前10時―午後3時、四季の森生涯学習センター(篠山市網掛)で開かれる。漢字や算数の問題に挑戦する「チャレンジQ」、地域団体や高校生らが講師を務める「おもしろワークショップ」などが催される。チャレンジQは事前申し込みが必要で、参加者を募集している。今年で7回目。
チャレンジQは、小学生の各学年相当の漢字や算数の問題が出題され、知識だけでなく、思考力を必要とするクイズ形式やパズル感覚の問題を解く。対象は小学2―6年生とその保護者。定員は各学年20人程度。参加無料。6日までに申し込む。
おもしろワークショップは、丹波地域の高校生や団体、人と自然の博物館などが、年賀状作り、ゲーム作成体験(プログラミング教室)、木工工作教室、紙飛行機作りのブースなどを開設。農作物や加工品の販売などもある。参加自由。
また、午後1時20分から、丹波地域まちの自慢発表(西紀小、味間小、崇広小、東小が出場)も開かれる。
チャレンジQへの申し込みなどは、同実行委員会事務局(丹波教育事務所内、TEL079・552・7486)。
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2017年11月2日08:49
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与野党
衆院選の結果、陰りが見えていた“安倍1強”体制はそのままで、国会の構成は民進党が母体は残したまま分裂するという複雑な形に。ドタバタがなければ、与野党の勢力図は少し違っていたかと思える。
それはともかく、安倍政権が持続する構造的な要因の1つに、「若者の保守化」現象が挙げられそうだ。内閣や自民党支持率についての調査では大抵、18歳~30歳代が40歳代以上より高い。「野党の政策はどこか理想主義的で、現実的な対応をしてくれそうな自民がよく見える=予備校生」(10月9日号毎日)らしい。
中西寛・京都大教授は、新たに若年層が自民党支持層になった事情について、「昭和を知らない世代が『安倍政権になって社会・経済が安定した』と認識しても不思議ではない」と述べている(10月25日号同)。
世の中は低成長のもとでも、一昔前までに比べればはるかに豊かになっている。ただ、アベノミクスの行方には大きな落とし穴がはらまれているように筆者は予感している。中西氏も「仮に経済危機になれば、若者が自民に定着していくかどうかはわからない」と指摘する。
並みいる野党に理想主義を脱し、かつ「是々非々」ではない、しっかりした理念に基づいた上での現実に即した独自政策を練り上げるよう望むのは、理想論過ぎようか。(E)
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2017年11月2日08:48
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青垣町徳畑の山口匡弘さん 日展で2度目...
兵庫県丹波市青垣町徳畑で陶芸窯「皆遊庵」を主宰する山口匡弘さん(77)が制作した壺「萌(もえ)む」(縦横30センチ×高さ50センチ)が、日展の工芸の部で入選した。新緑をイメージしたエメラルドグリーンの作品で、「既製品にはない珍しい色が評価されたのだろう」と喜んでいる。2009年に初出展で初入選して以来、日展入選は2度目。
焼成後、緑色になる釉薬「緑釉」の作品。壺の形はオーソドックスだが、釉薬を研究し、若葉が芽吹く雰囲気の色を表現した。
コンプレッサーで調合した釉薬を吹きかける際に、厚くかかった所と薄くかかった所があり、鮮やかな緑色の中にも濃淡の模様がある。コーヒーカップから始め、2年ほど緑釉の発色を研究した。「理屈ではなく、感覚で作った。今の段階では私にしか出せない色で、うまくいけばもう1度入選できるかもと期待していた」と振り返る。
初入選後、4度出品し、3度は選外だった。「最初の入選がまぐれでないことが証明できた。陶芸を始め20年の節目に、良い記念になった」と喜ぶ。
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2017年11月2日08:48
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いきいき年代に学ぶ
「ツゥゲットボール」という県の団体が推進しているニュースポーツがある。グラウンドゴルフのクラブとポールを使い、2打でポールに近づけるという競技。大会を取材すると、その熱戦ぶりに驚いた。グラウンドゴルフは個人プレーだが、ツゥゲットは団体戦。チームメイトの1プレー1プレーに集中し、仲間を力強く応援していた。
また、丹波市山南町奥の公民館で住民の女性が立ち上げた地域のサロンを取材。高齢の女性が集まっていたが、私もお茶をいただき、会話の輪に入れさせていただいた。女性たちの趣味の話になり、次回のサロンでは参加したある女性の趣味をみんなでやろう、という話になり、会話はさらに盛り上がった。
また別の日、1941年に国民学校に入学した有志でつくる「国民学校1年生の会」の同窓会が丹波市で開かれた。戦後すぐに学んだ平和主義、民主主義を後世につなごうと活動。その内容を熱く語る姿はとても83歳とは思えないほどいきいきとしていた。
スポーツに趣味に平和運動に、いきいきとされている姿に見習う点が多いと感じた。(坂井謙介)
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2017年11月2日08:47
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雨にも負けず、風にも負けず
ぽろん、ぽろんと涙がこぼれる。思わず「なんやねん、どないやねん」と言葉が滑り落ちる。実はテレビを観ていても直ぐにお姉ちゃんから「あ、また泣いとってや」と、いちいち突っ込みを入れられるほど簡単に泣く。
が、今回の涙は畑で流れた。そう、ここ連日やって来た台風のせい。年明けの大雪でハウス1棟が潰れ、未だ修復ならず。そして今回の台風21号でもう1棟のハウスのビニールが破れた。骨組みがまだ無事だっただけ救いで、もしこれが骨組みから潰れていたら百万単位の支出、恐ろしッ!自然相手で致し方なし、直してまた頑張れば良いと意外と前向きに切り替えていた。
涙の理由は…これから収穫本番を迎えたインゲン、モロッコ豆が、強風で葉はチリジリ、根元ガクガクに。支柱は全てショエ~と斜めに。数日前には綺麗に咲き始めた小さく柔らかな花やインゲンの赤ちゃんに「美味しくなってよ、みんな(お客様)待ってはるよ」なんて声をかけていた。が、台風一過で無残な姿。あまりにも可哀想な姿と、楽しみに待って下さっている方に申し訳なく、涙がぽろり。雨風に洗われて出た根っこに土を被せ「頑張って復活してよ」としか声がかけられなかった。
改めて自然の猛威の前での非力さを痛感。反面、数日後、痛々しい姿のインゲンたちがまた花を咲かせ実をならし始めた力強さ。そう、やっぱりこれもまた自然がなせる業。自分もしなやかに、たおやかにこうありたいと思うのであった。
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2017年11月2日08:44
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38店舗でぜんざい提供 丹波市一円でフェ...
「丹波大納言小豆ぜんざいフェア」が11月3日から、兵庫県丹波市一円で始まる。今年で2年目。昨年より2店舗多い38店舗がオリジナルぜんざいメニューを店内で販売する。また、市内の20店舗が和洋菓子、パンなどの持ち帰り商品を販売する。より広域的な来店を促そうと、新たにスタンプラリーを実施する。来年2月4日まで。
県民局、丹波市、JA、商工会、観光協会、生産者団体らでつくる丹波大納言小豆ブランド戦略会議の主催。マップ入りの冊子を1万部作成。参加店舗や各観光案内所、道の駅などで配布している。
スタンプラリーは、市内を4地域に分け、1つずつの押印、計4つのスタンプを集めて応募、5000円相当分の特産品の詰め合わせが抽選で10人に当たる。
問い合わせは、「ご近所」(丹波市春日町中山、TEL0795・78・9603)。
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2017年11月2日08:41
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青年部が琉球太鼓演奏 11月3日、青垣町...
写真・11月3日の本番でかっこいいところを見せようと意気込む青垣支部のメンバーたち=兵庫県丹波市青垣町佐治で
丹波市商工会青年部青垣支部(田中直人支部長、27人)が11月3日に同市青垣町佐治市街地で開かれる「丹波八宿青垣の秋」(同実行委員会、丹波市商工会主催)で、初めて琉球太鼓を披露する。9月から毎週2日夜に練習に励んできた。「こんなこともできるんやでというところを見せたい」とメンバーは張り切っている。
同部は「リアル紙芝居」と題し、過去8年間、青垣の昔話をテーマにした劇を上演してきた。やり尽くしたことと、新しいことに挑戦しようと、趣向を変えた。
篠山市の琉球太鼓グループ元メンバーの西垣大介さん(45)=同町佐治=に道具を借り、踊りながら太鼓を叩く同太鼓の動作を教わった。
「安里屋ユンタ」「豊年音頭」の民謡2曲と、CMソングでおなじみの「海の声」の3曲を予定。「イヤサーサー」「ハイヤー」の掛け声、大太鼓を抱え、締め太鼓を振り回しながら、勇壮な演奏を繰り広げる。
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2017年10月30日09:00
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篠山城跡・大書院に時代劇界から熱い視線...
名実ともに兵庫県篠山市のシンボルである国史跡「篠山城跡」(同市北新町)。日本遺産認定などもあり、今年も多くの観光客がまちの中核をなす史跡を訪れている。一方、観光以外で篠山城跡に熱い視線を送っているのが映画やドラマなどの時代劇界だ。毎年、1、2本、時代劇の撮影が行われており、近年、さらに撮影や問い合わせが増えつつある。今年9月には阿部寛さん主演で来年公開予定の「のみとり侍」(東宝)の撮影が行われるなどしており、篠山城大書院を管理する一般社団法人「ウイズささやま」は、「映画を通して、篠山城や篠山のPRにつながれば」と期待を寄せている。
関ヶ原の合戦後の1609年、徳川家康の天下普請により、築城された篠山城。明治に入って城郭の建造物が取り壊されたが、藤堂高虎、池田輝政ら有名大名によって築かれた石垣や、復元された大書院が往時を思い起こさせる。
以前から時代劇の撮影が行われてきたが、近年では、2012年に、「女信長」(天海祐希さん主演・フジテレビ)、13年、「超高速!参勤交代」(佐々木蔵之介さん主演・松竹)、「影武者 徳川家康」(西田敏行さん主演・テレビ東京、松竹)、14年、「信長のシェフ」(玉森裕太さん主演・テレビ朝日、東映)、15年、「超高速!参勤交代リターンズ」、17年、「無用庵 隠居修行」(水谷豊さん主演・テレビ朝日、BS朝日、松竹)などが撮影場所として使用。名だたる俳優陣が篠山の地で撮影に臨んでいる。
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2017年10月29日09:00
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柏原にアンテナショップ 丹波布製品を展...
写真・丹波布の商品が並ぶ店内と代表を務めるイラズムス千尋さん=兵庫県丹波市柏原町柏原で
丹波布の技術の保存や普及などを進めている「丹波布技術保存会技術者協会」の有志6人が10月22日、柏原町商店街に「工芸の店 KABURA」(兵庫県丹波市柏原町柏原46)をオープンした。同協会副代表で、同店代表のイラズムス千尋さん(46)は「観光客や地元の方が丹波布を使うきっかけづくりの店にしたい」と話している。
バッグやコースター、小銭入れ、ペンケースなど、普段使いできる小物や反物を展示販売している。また、春日町鹿場の竹かごや名塩和紙(西宮市)など、丹波地域やその周辺の工芸品も販売。その種類を今後増やしていく。
店内でワークショップを開く。常時、糸紡ぎ教室を開くほか、「手縫いのコースター作り」(11月)、「手縫いのブックカバー作り」(12月)など、期間限定のワークショップも開く。
同協会は2010年、丹波布伝承館(道の駅あおがき内)で開講の長期教室の修了生「丹波布技術認定者」が結成。展示会や勉強会を開くなどしている。来月には同店2階に同協会の事務所を置く予定。
営業は金、土、日、月曜の午前10時―午後3時半。糸紡ぎ教室の時間は午前の部(午前10時―午後零時半)と午後の部(午後1時―同3時半)。料金は2500円(材料費込み)。最大3人。前日までに同店(TEL0795・71・1683、営業中)か、イラズムスさん(TEL090・6435・9625)。ホームページやフェイスブックで情報発信している。