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2015年7月16日17:01
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恐竜の里で“パチリ” 風景写真を募集 ...
丹波竜化石が発見された上久下地域の自治協議会などは、化石発見9周年を記念して、「丹波竜の里の風景」をテーマにした写真作品を募集している。応募締め切りは7月25日。同協議会は、「この機会に写真を撮りながら恐竜広場や吊橋などの環境整備が進んでいる上久下を散策して」と呼びかけている。
カラープリントの四ツ切り、W4、A4サイズ。作品裏面に氏名、郵便番号、住所、年齢、性別、職業(学校名)、電話番号、撮影日、撮影場所、タイトル、メッセージを添付すること。未発表作に限る。作品は原則、返却しない。
丹波市観光協会や自治協議会役員が審査員を務める。最優秀賞(1点)には賞金2万円と賞状、記念品(丹波恐竜米コシヒカリ20㌔)、優秀賞(1点)には賞金1万円と賞状、記念品(同10㌔)が贈られる。
上久下地域づくりセンター(0795・78・0001。木曜、土・日曜休館)。
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2015年7月16日17:00
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天国で「玄」の完成を
日展を離れて間もない常岡幹彦画伯を埼玉県飯能市の自宅に尋ねたのは、1970年代の初め。40歳過ぎの頃で、農家の土蔵を借りたアトリエで黙々と描いておられた。▼住み慣れた東京を捨て移ってきた山深い土地の暮らしを楽しんでいるように見受けたが、「ここも、すぐ近くの丘陵で住宅開発が始まっている。いずれもっと奥へ追われる羽目になるかも」と苦笑。▼その通り、しばらく後に落ち着かれたのは、無人の電車駅の沿線。果樹畑の真ん中にぽつんとあるこの家では、いつもベートーベンやショスタコーヴィチのヴァイオリンのレコードがかかっていた。「今の絵には〝響(ひびき)〟がない。魂の表出が欠けている」とも。▼98年、植野記念美術館での父文亀氏との「父子展」のオープニングでトークした際、「丹波に疎開した中学時代、動員で毎日炭焼きに山へ入らされたが、霧が立ち込めた山肌の様子が関東とはまるで違っていた。この時の感受性が私の仕事の原点」と話された。▼台北の故宮博物院で范寛の絵と出会ってから、宇宙空間を望む「玄」の追求へ。そして「白い紙の上に黒一色で描き通したい。単なる墨絵ではなく」と漏らしていた常岡さん。ずっと支えてくれた奥様を昨年亡くしたのも応えたのかも。天国で「玄」の完成を果たしてほしい。(E)
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2015年7月16日16:59
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常岡幹彦画伯が死去
丹波市出身の日本画家、常岡幹彦氏が11日午前10時30分、老衰のため埼玉県日高市内の病院で亡くなった。84歳。自宅は東京都文京区水道2ノ12ノ2ノ203。葬儀は15日おこなわれた。喪主は長男、陽平氏。
常岡氏は元東京芸大教授、故・常岡文亀氏の長男。戦中から戦後にかけ、父の疎開に伴って旧制柏原中・高校時代を丹波で過ごし、東京芸大に進んで山本丘人、山口蓬春、加藤栄三に師事。日展で14回入選を重ねたが、以後集団から離れ、日本橋三越ほか東京、大阪などのギャラリーで個展活動を展開。
丹波を足繁く訪れて霧に包まれた風景などを好んで描いたが、晩年は北海道やスイスの山岳を題材に白と黑を基調にした作品に徹した。
丹波市立植野記念美術館、丹波新聞社ホールなどで再三、個展を開いた。同美術館に多数の作品を寄贈し、紺綬褒章を受章。
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2015年7月16日16:57
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和田寺山で遭難騒ぎ
7月12日夕方、篠山市今田町の和田寺山で遭難騒ぎがあった。午前中、阪神地区から登山にやってきた年配男性が1人で入山。午後3時ごろ、その男性から「道に迷い、水も尽きた」という内容の110番通報があり、県警と県の防災ヘリコプターが2機と、市消防本部の救急車、化学車の2台が出動した。遭難者を発見したヘリは、空からのピックアップを何度か試みたが、おりからの強風と開けた場所がないなどの理由で断念した。その間、山中を歩いて救助に向かっていた篠山署員と消防隊員の約10人が男性のもとに到着。男性にけがはなく、隊員らと共に自力で下山した。約5時間にも及ぶ救出劇だった。
警察庁は、昨年1年間に全国の山で遭難した人は、前年より81人多い2794人で、統計を取り始めた1961年以降最多だったと発表。遭難者を年齢別でみると、60代が744人で最も多く、70代が537人、50代が402人と続く。遭難者の76%は40歳以上だった。
私も山好き。自戒の念を込めて「それなりの装備で、体力と経験に見合った登山計画を」。(太治庄三)
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2015年7月16日16:57
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個人的夫婦考
よくこのコラムの感想をいただく。大半が「夫婦仲が大変よろしくて」というお声である。いつもそれを聞くと、どうやってお答えしたらいいのか、一瞬戸惑ってしまう。差し障りのない答えでお茶を濁したあとに自問自答する。「本当に夫婦仲が良いのか」と。
もともと夫婦は他人で、生まれ育った環境が違うし、成長過程も他人だから全く違う。どんな経験をしてきたのかで、考え方がこれまた全く変わってくるし、学んできたことも違う。それは自ずからその人となりに現れくるし、当然のことながら夫婦でどんなに長年寝食を共にし、心を通わそうが、人は一人で生まれて一人で死ななければならない。それ故、共にいる時間をせめても幸せに楽しく暮らしたいと努力をする。そう!努力をするのだ!!夫婦は諦めたらお終いだと思っている。何度も言うようだが、元々他人だからである。だから、週に少なくとも一日は必ず一緒に時間を共有し、共に過ごすように極力努めている。楽しい時ばかりではない。虫の居所が悪い時もあるし、一緒にいるのが面倒な時もある。
だけど、努力をする。そうすると、不思議なことに情が続く。その一週間に一日の努力を怠ると、情があっさりと途切れそうになるから本当に不思議なことである。「咳をしても一人」。これはなんとも寂しい。暑い時に「暑いね」となんでもないことを言える人が、いつもすぐそばにいるということ。これ以上幸せなことはないと信じている。
(土性里花・グループPEN代表)
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2015年7月16日16:55
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篠山市内の選手らチーム結成 国体選手も...
篠山市内の高校生有志が集まり、「篠山市高校生ホッケーチーム」(仮称)を立ち上げ、練習に励んでいる。のじぎく兵庫国体の会場に選ばれたことがきっかけで、篠山の“お家芸”にまで成長したホッケー。出身選手らが全国各地で活躍する中、市内の高校にホッケー部がないことから、地元高校生の経験者らが自分たちで練習の場をつくりだした。所属選手からは、国体メンバーも選出。地元選手たちの今後の活躍に期待が高まる。
所属しているのは、篠山産業高校や篠山鳳鳴高校などに通う男女約25人。毎週水曜日に丹南中学校に集まり、室内で行う「インドアホッケー」を通して、技術を高めている。
市内では2011年度まで篠山鳳鳴高校にホッケー部があったが、現在は存在せず、高校でもホッケーを続ける選手は、市外の高校に進学し、活躍を見せている。
そこで、小学校や中学校時代にホッケーを経験したメンバーが、「篠山にいてもホッケーを楽しむ環境を」と、今年の春に結成。その後、未経験者の友人らも参加し、メンバーが増えつつある。
高校の部活動ではないためインターハイには出場できないが、部活動に関係なく全国の選手と戦える国体への出場を目指し、単なる練習の場だけでなく、チームとして立ち上げた。結果、男子7人、女子11人が兵庫県代表の少年男女メンバーに選出された。中にはチームに入ってからホッケーを始めた選手もいる。
生徒らの思いを県ホッケー協会も後押し。指導者の派遣や、会場使用料の負担などで活動をサポートしている。
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2015年7月16日16:55
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加古川カワウ追い払え 加古川漁業協同組...
カワウによる川魚の被害を減らそうと、加古川漁業協同組合の役員が7月13日、氷上町本郷の本郷橋左岸の竹やぶで、ねぐら兼営巣地にビニールテープをはる追い払い対策をした。丹波市猟友会に依頼し、16日から3回、山南町井原の井原橋上流にカワウを集め、銃器による駆除も予定している。
同漁協によると、丹波市内では、本郷橋下流が大きなコロニー(繁殖地)とねぐらになっており、一昨年からアユの放流シーズンの前に駆除、追い払いをしている。また、毎日ロケット花火で追い払いも実施している。
禁猟区の本郷では、ビニールテープが風に揺れる「ビリビリ」音でカワウが巣に戻るのを邪魔しようと、テープをはる作業を行った。
堤防から重りをつけ、投げ釣りの要領で竹やぶを越して河川敷を目がけ遠投。河川敷で待つ役員が、重りの先にテープを巻きつけ、堤防の「釣り人」がリールを巻いてテープを手繰り寄せた。
竹の丈が高く、また、竹やぶの幅が広いことから、2投に1投は河川敷に届くことなく竹やぶに落下。根がかりし、糸を切っては重りをつけ直し、遠投を繰り返した。
許可を得て井原で行う駆除は、上流は本郷橋、下流は西脇市からロケット花火でカワウを追い立て、銃器を使える井原橋上流に集め、猟友会が射とめる作戦。
渡辺昭良組合長(77)は、「何もしなければ、カワウに放流した魚を全部食べられてしまう。追い払いでは別の場所に移動するだけで、根本解決にならない。駆除が一番だが、発砲できる場所が限られている。撃ってもカワウは賢くなかなか取れないが、『こわい場所』と学習し、寄り付く数が減る。これを続けるしかない」と話していた。
他の駆除方法としては、卵を取り除く、偽卵を抱卵させる、営巣している木を切り倒すなどがあるが、いずれも多額の費用を要する。
カワウは、1日1羽で500㌘の魚を食べ、1カ月100羽いれば1・5㌧食べる。また、サギ類より潜水能力が高く、深みの魚も食べてしまうという。
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2015年7月16日16:19
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JR福知山支社 台風で17日、運転見合わせ
JR西日本福知山支社は16日午後3時半、台風11号の接近に伴い、明日17日、福知山支社管内の福知山線(篠山口駅―福知山駅)などで特急列車や普通列車の運転を始発から見合わせると発表した。ただし、新三田駅―篠山口駅間の普通列車については、現時点では、始発から運転する予定という。
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2015年7月13日16:11
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テスト
あいうえお
あいうえお
あいうえお
かきくけこ
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2015年7月12日09:15
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食材や支援金募る 震災支援にキャンプ ...
丹波地域を会場に福島から子どもたちを招いて保養キャンプ(31日―8月6日)を開催する「どろんこキャラバン☆たんば」(高橋典子代表)が、キャンプで使う食材や支援金を募っている。東日本大震災支援プロジェクトの一環。
食材は丹波産の野菜や米など。活動支援金は一口1000円で随時受け付けており、子どもたちの宿泊費や移動費、食材費などに使用する。
同団体は2011年から、夏休みを利用してキャンプを開いており、5回目の今年は福島の小学3―6年生22人が参加予定。円応教で2泊したあと、丹波少年自然の家に泊まる。プール遊びや化石発掘体験、野外炊事やキャンプファイヤーなどを楽しむ。
同団体事務局の吉田賢一さんと、スタッフの森島卓也さんは、「外で遊ぶことを制限されている子どもたち。活動支援をしていただければありがたい」と話している。
食材提供は事前連絡が必要。吉田さん(090・3168・8900)。
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2015年7月12日09:14
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心の健康学ぶ 篠山市でセミナー 7月19...
「KOSUGI彩華ビル」(篠山市大沢)を運営する有限会社「古杉企画」は、7月19日午前10時―正午、同ビルで「メンタルヘルスセミナー」を開く。
臨床心理士でTA心理学国際認定資格CTAホルダーの豊田直子さんが講師を担当。「親も子どもも心が安定するためには」「人と人が心を通じ合うためには」などをテーマに、コミュニケーションスキルの向上を図る。
また18日午後1時半からは四季の森生涯学習センター(網掛)で、導入が予定されている企業の「ストレスチェック義務化」を題材に、企業向けのセミナーを開く。
19日のセミナーは一般500円。彩華スポーツクラブ会員や会員の紹介は無料。18日は先着20人で参加無料。
申し込みや、問い合わせは、古杉企画(079・594・5245)へ。
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2015年7月12日09:13
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ローカルな言葉
「コメンジャコ」という魚をご存じだろうか―。答えは「メダカ」。5日付の本紙篠山版に載っていた。大芋小学校で行われたメダカの学習会で、講師に招かれた長尾勝美さんが「私は小さい頃、メダカのことを『コメンジャコ』と呼んでいた」という記事が載った。▼国語学者の金田一春彦氏によると、生きものの中で方言異名がもっとも多いのは、メダカだという。何でも1939年に久留米市の研究家が出した「目高考」という謄写版の小冊子には、3069種類の異名が記されていたという。▼メダカが多く生息し、子どもたちの絶好の遊び相手だったことが豊富な方言の理由であろうが、それ以外にもそれぞれの地域が一つの小宇宙として成り立っていたことも理由であろう。方言は、限られた小宇宙の中で通用する言葉であり、その小宇宙から一歩外に出ると、通用しない。そんなローカルな言葉だ。▼しかし、近代化とともに小宇宙は崩れ、どこでも通用する共通の言葉が流入し、市民権を得て、方言の継承は途絶えてしまった。それは、方言に代表されるその地域独自のローカル性の希薄化でもある。▼丹波、篠山両市で今、「地方創生」の論議が進み、地域の将来像を模索しているが、地方創生のカギは、ローカル性の再認識と再構築かもしれない。(Y)
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2015年7月12日09:13
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地方創生は若者目線で
国が、人口減少と地方創生を実現するために昨年制定した「まち・ひと・しごと創生法」に基づき、各自治体が戦略策定に取り組んでいる。各自治体は多分野から委員を集め、検討を進めている。
篠山市では、市役所内で各部署の主査・係長級の職員20人で構成する「庁内ワーキングチーム」が「雇用創出・農都創造」「交流・定住促進」「子育て・教育」「都市計画」の4部会で施策を立案。産官学や住民代表ら19人でつくる「総合戦略検討委員会」が戦略の中身を検討。さらに、Iターンの若者や若手起業家、学生の「地域おこし協力隊」11人でつくる「地域活性ワーキングチーム」が中身のアイデアを出し合っている。
注目したいのは、これまで市が策定するさまざまな計画では市内の各種団体の代表らが集まることがほとんどだが、今回は、地域活性ワーキングチームの20―40歳代の意見が反映されることだ。6月中旬に初会合があり、進行中や計画中のユニークな取り組みや、提言が出された。▽農産物の国内外への販路開拓▽ニホンミツバチの里づくり▽竹を活用した獣害柵作り▽農業者によるファーマーズマーケット▽「半農半X」の「X」に公務員を▽古民家で寺小屋を開設▽子どもたちの里山保育を展開―など。
近年、篠山市では、死亡数が出生数を上回る「自然減」と、転出者が転入者を上回る「社会減」の傾向。社会減の最大の要因は大学進学や就職で転出し、そのまま帰郷しないこと。ワーキングチームで出た意見で、「若者にとっておもしろいと思う戦略が組み込まれていれば、地方創生は成功につながるのでは」が参考になる。(坂井謙介)
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2015年7月12日09:12
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白夜の旅③
スウェーデンのストックホルムからノルウェーのオスロまで約四百五十キロの列車の旅は、俳句のおかげで退屈もせず、オスロ駅に夜九時半着、ホテルの部屋に落ち着いたのは十時過ぎ。もちろん昼間の明るさ。午前中はよく歩いたし、疲れているはずなのに眠くならない。フロントで、インターネットのできるWiFiのパスワードを聞き、スマホで日本のニュースを見たり、夫とラインで通話したりする。こうした技術の進歩の恩恵に感謝。
翌日は、オスロ市内の観光。オスロと言えば、国立美術館のムンクの「叫び」の絵だ。案内はやはり長くこちらに住む日本人女性。自身も彫刻をやり、美術史も研究しているという、ちょっと素敵な中年の方。美術館の途中にあるヴィーゲラン公園のたくさんの彫刻作品についてやムンクの絵の解説も、なかなか深くて良かった。
サーモン料理の昼食のあと、またバスでフィヨルド地区のランダルまで三百四十キロを移動。一時間ほどして山岳部に入ると、眼前に残雪の山々が切り立っている。添乗員が「そろそろフィヨルドらしい景色が見えてきますよ」とガイド。さらに峡谷から雪解け水が滝となって落ちている景色が始まる。このツアーは「フィヨルド」が一番のメインなのだが、俳人たちは白夜ばかり期待してきた。思いがけなく壮大な景色に感動が続く。ランダルはフィヨルドの端に位置した小さな街。宿はロッジ風だが、歴史のあるホテル。夕飯後、喫茶用の別館の一室で句会。白夜の夜は本当にいつまでも明るい。
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2015年7月12日09:08
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松山弘氏訃報
松山弘氏(まつやま・ひろむ=元松山建設株式会社社長、元今田町議会議長)7月8日午後零時2分、篠山市内の病院で死去、83歳。自宅は篠山市今田町東庄79ノ1。葬儀は10日おこなわれた。喪主は長男、貴教(たかのり)氏。
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2015年7月12日09:07
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丹波栗生産組合長 久下晃生さん(丹波市...
満足感励みに栗栽培
篠山農業高校在学中からトマト栽培に精を出し、研究大会に出場するなど「なりもの栽培」が好きだった。好きが高じ、30年ほど前、山南中学校の近くの雑木林を開墾。70㌃のクリ園を経営する。今年、JA丹波ひかみの丹波栗生産組合長に就任した。
丹波栗のブランド化を進めるとともに、栽培農家の経営安定にと、量を集め、有利販売につなげる生産組合の設立に準備段階から携わった。組合は4年目。組合員は設立時の1・5倍の200人弱にまで増えた。
行き届いたせん定など、栽培努力を評価する「特選ぐりほ場」の認定、「銀寄」「筑波」など品種別出荷による高級化を進める一方で、これまで未出荷だった人たちが3㌔、5㌔と出荷し、小遣い稼ぎをできるようにと、間口を広くしてもいる。「立派なクリは高価で、菓子店にはLくらいの小ぶりのものが喜ばれる。出荷されず、近所に配っていたサイズのものも換金作物になった」と、組合ができた効果を喜ぶ。
今秋、生産組合の展示園を旧町域ごとに作りたいと考えている。栗を食べに来た人に「どこでなってるの?」とたずねられた時に案内できるようにだ。また、組合員のみを対象にした品評会も開きたいと考えている。
シカに荒らされていないか、1日に1度は必ず園を見に行く。「時間があったらクリ園に行くので『80歳近くにもなって。他の人はもっと落ち着いとってやで』と妻に笑われる」と相好を崩す。秋のクリ拾いは「撒いたぐらい落ちる。苦しみ」と苦笑い。大粒のクリがなった時の満足感、「あれだけ世話しておいて良かった」という気持ちを味わうのを楽しみに、栽培を続けている。79歳。
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2015年7月12日09:06
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初の陸上全国大会へ 全日本中学校通信陸...
加古川市でこのほど行われた「全日本中学校通信陸上競技兵庫県大会」で、市島中学校の婦木一輝君(3年)が男子400㍍で、春日中学校の芦田陽菜(はるな)さん(同)が女子走り幅跳びでそれぞれ標準記録を突破し、8月18日に北海道で開幕する「全日本中学校陸上競技選手権大会」に出場する。初の全国大会となる2人は、晴れ舞台を前に意気込んでいる。
市島中・婦木君〈400メートル〉
婦木君は、予選で自己ベストとなる51秒27を記録し、全国大会の出場権が得られる標準記録51秒70を切った。ラストスパートで勝負をかけるのが理想のレース展開。「後半は力みもあって体が硬くなり、スパートをかけられなかった」と話す。他の標準記録突破者が自己ベストを1秒以上縮めた中で、「自己ベストを約0・1秒しか縮められず悔しい」と唇をかんだ。決勝は53秒12で6位に入った。
婦木君は「全国では3位までに入りたい。自分を追い込むような練習をしたい」と力を込めた。
春日中・芦田さん〈走り幅跳び〉
芦田さんは予選3本目で5㍍45をマークし、標準記録5㍍40を突破した。大会前のけがで、満足のいく練習ができなかった中で全国の切符を手にした。決勝では、さらなる好記録をねらって跳躍したが、足の痛みもあって自己ベスト5㍍57には届かなかった。3位に入ったものの、「空中動作が上手くできなかった」と悔しがった。
現在は空中動作や着地、スピードある踏み切りに重点を置いて練習しているという。芦田さんは「全国では自己ベストを跳び、ベスト8に入りたい」と話している。
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2015年7月12日09:04
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生活の調味料に
食に関して貪欲な嗜好(しこう)があるわけではないが、調味料を使うことが好きだ。しょう油にソース、ポン酢に胡椒。マヨネーズに焼き肉のたれ、山椒、七味唐辛子。
最近のお気に入りは、地元の京都で栽培されているハバネロを使ったソース。ほかの調味料と混ぜることで、新しい味を発見させてくれる。
家族からは冷たい視線を浴びることになるが、私のささやかな楽しみなのである。要は、足したり、混ぜたりが好きなのだ。
この嗜好の起源を探ってみると、小学校に上がるか上がらないかのころにたどり着く。味噌汁とヤクルトを混ぜて飲んだことがあった。決しておいしくはなかったが。
少し話を飛躍させてみると、新聞はいろんな情報が「混ざって」いる。それぞれの話題に別の話題が混ざり、渾然一体とした味ができ上がる。
読者のみなさんが、好みの記事をチョイスしていただき、生活をより良くする調味料にしていただければうれしい。甘いもの辛いもの、いろんな味をお届けできるようにがんばります。(森田靖久)
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2015年7月12日09:03
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10周年に記念句集「ひまわり句会」 綾子...
青垣出身の俳人、細見綾子の流れをくむ丹波市の「ひまわり句会」が発足10周年を迎え、初句集を発行した。会員13人が、顔写真と一言メッセージとともに自選の10句を掲載。同句会で俳句を習い始めた会員ばかりで、思いの込もった第1集の完成を喜んでいる。
指導しているのは、「栴檀(せんだん)」同人の清水雅子さん=柏原町出身、岐阜県各務原市在住=(本紙「やすらぎ」筆者)。栴檀主宰の師、辻恵美子さんが綾子の弟子という縁もあり、2005年に清水さんの句会第1号として故郷丹波で「ひまわり句会」を立ち上げた。
毎月の句会では、毎回綾子の句の鑑賞を組み入れているほか、青垣町東芦田にある綾子の生家を見学に訪れるなど、綾子の句を大切にしながら俳句を学んでいる。
初句集には、結社誌「栴檀」に掲載された作品の中からそれぞれ10句ずつ選んだ。身近な家族のことなどを詠んだ句が多く、10年の歳月が詰まった内容になっている。
入会して丸3年の松岡幸代さん(63)=春日町下三井庄=は「俳句を始めてから季節の移ろいが感じられるようになった」と言い、幹事を務める青木義雄さん(74)=柏原町柏原=は「笑顔や笑い声があふれる楽しい句会。いい仲間に巡り合えてラッキーだった」とほほ笑む。
また清水さんは「親が亡くなると故郷は遠くなるものだが、句会があるおかげで毎月、丹波に帰れ、故郷への思いを持続できるのは幸せなこと」と話している。
句集、入会の問い合わせは青木さん(0795・72・5075)。
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2015年7月12日09:03
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第434問
篠山層群から見つかった化石「ニッポノウーリサス・ラモーサス」(学名)は、恐竜の何の化石だったでしょう。
1.卵の殻
2.上あごの歯
3.ふん