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2015年7月26日09:16
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利他の心
「子が親を殺す、親が子を殺すという事件は、欧米では日常的すぎてニュースにもならない」と、ドイツ出身の僧侶、ネルケ無方(むほう)氏が書いている(『日本人に宗教は要らない』)。無方氏によると、欧米では親子の間に憎しみの感情が存在しており、憎しみが渦巻く家庭では、家のどこかに銃があると、どちらかが引き金を引くことは十分にあり得るのだという。▼何ともショッキングな話だ。弊紙前号の特集「戦後70年」で92歳の女性が、親子殺人が当たり前になった現代の日本を嘆いておられた。同感だが、日本ではまだ親子殺人はニュースになる。そう思うと、いささかだが救われる。▼親が子を思う気持ち、とりわけ母親には利他の心がある。欧米の事情は知らないが、少なくとも我が国は基本的にそうだろうし、そうであったろう。子どもを愛するのは、子どもからのお返しを求めてではなく、子どもの幸せを願い、利他の心で母親は我が子を包み込む。▼「戦後70年」の特集で、野戦病院で息を引き取った戦友たちは最期に「お母さん」とつぶやいたとあった。母親の利他の心がありがたく、骨身にしみていたからだろう。▼しかし欧米ほどでないにしろ、親子殺人が珍しくない現代。それは子に寄せる親の利他の心が揺らいできたからではないか。(Y)
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2015年7月26日09:15
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新しい“3K”に期待
丹波市のNPO法人・丹波グリーンパートナーが、地域住民やグループが山から伐り出した木を買い取り、薪などにして地域に循環させる仕組み「木の駅プロジェクト」を9月から始めるのを前にシンポジウムを開いた。同プロジェクトのアドバイザーとして全国で活躍する元農水省の丹羽健司さんの講演などに約250人が聞き入った。
丹羽さんは、「軽トラとチェンソーがあれば誰でも参加できる。仲間ができ、小遣い程度の収入になる。気楽、絆、小遣い―という新しい“3K”になる」と話し、「工夫して問題解決した時の達成感、みんなと一緒に悩む面白さに目覚め、地域の諸問題も考え始める」と地域づくりにつながる点も強調した。
山の荒廃は、「木を伐っても、もうからん」という社会情勢から始まったと聞く。それは今も変わらない。ただ、私たちは、山の荒廃が一因とされる土砂災害の恐さを目の当たりにした。
同プロジェクトは、「もうからんけど、小遣いぐらいにはなる」という点が魅力だ。山の楽しみ方を知っている世代もまだまだ元気だ。その小遣いを、どう地域に循環させるかも工夫次第で可能性が広がる。とはいえ、木を伐ったことがない人にもできるの?など、素朴な疑問に答えるPRがなお必要だ。薪の売り先に対しても、灯油や重油に勝る価値を分かりやすく示し、木を使う意識を広げていってほしい。
山の管理を森林組合に任せるか、少ししんどいけど楽しみながら小遣いを稼いで地域に還元するか。いずれにしても選択ができることは地域にとっては喜ばしいこと。期待が膨らむ。(芦田安生)
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2015年7月26日09:15
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ムラサキツユクサ
田んぼから帰ってきた夫がおみやげと言って差出したのは大束のムラサキツユクサ。「あらあら有難う、でもこれって元はと言えば、ウチから移植したものでしょう?」「うん、畑にはびこり過ぎて、刈ってはみたけれど捨てるのはカワイそうだったから」と夫。さらにさかのぼると、丹波の畑からこちらへ持ってきたものだ。
いわゆる露草とは違って、ムラサキツユクサは北米が原産。明治時代に渡来、以来日本中に拡がった。子どもの頃暮らした家の柿の木の下にいつも生えていて、初夏から夏の間咲いていた。当時、家に咲く夏の花といえば朝顔とこれだけだった。母がハイビスカスなどを咲かせ始めたのは、昭和四十年代前後のこと。この頃ようやく暮らしに園芸などというゆとりがもてるようになったのだろう。
ムラサキツユクサは、きれいなのは朝の内だけだが、葉っぱが伸び伸びしていて、動きがありおもしろいので紫陽花と活けてみた。なかなか涼しげだと自画自賛。
少し調べたら、この花の意外な特性が判明した。オシベの基部あたりから細い糸状の毛が沢山付いていて、これが放射能に反応するという。反応すると、紫色からピンクに変化する。そのため、原子力発電所界隈にはこの花を植えるそうだ。放射能とは関係ないが、その昔、理科の実験で、ムラサキツユクサを家から持って行った記憶がよみがえった。何の実験だったのか調べてみた。葉裏の気孔の観察と細胞の原形質流動とかの観察だったみたいだ。ムラサキツユクサ、なかなかたいした花だ。
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2015年7月26日09:04
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ソプラノ歌手 大槻朱里さん(丹波市春日...
「音楽が好き」を大切に
6月に丹波の森公苑で自身初のソプラノリサイタル「うたは風に乗って」を開いた。本番前、舞台袖から客席を眺めると、立ち見が出るほどの超満員。「感極まって泣きそうになった。貴重な時間を割いてくださり、ただただ幸せ」と振り返った。歌のほかにも進行や曲解説も自身で行い、1時間半の舞台を務め上げた。
歌に興味を持ったのは、春日中学校1年生のとき。丹波市内にあったミュージカル劇団を紹介してもらって入団。特に「歌うこと」に心をつかまれたという。「声色ひとつで多くの表現ができる。新しい曲に挑戦する喜びでいっぱいだった」と言い、次第にのめり込んでいった。柏原高校を経て、国立音楽大学演奏学科声楽専修に進学し、オペラを中心に学んだ。
卒業を間近に控えた大学院2年の2011年3月11日、福島県いわき市への卒業旅行中に東日本大震災に遭遇。乗っていたバスは大きく揺れ、隣にいた友人に思わずしがみついた。道路が裂けていく瞬間を目の当たりにし、「すぐさま、ただ事ではない地震だとわかった」と話す。近くの小学校体育館に避難すると、人であふれかえっていた。支給された毛布にくるまったが、寒さと恐怖から震えて一夜を明かした。
震災以降、復興応援ソング「花は咲く」と童謡「ふるさと」を歌うときは特別な思いになるという。「多くの人の思いをくみながら歌っています」と語る。
今後も各地のコンサートで歌声を届けたいという思いが強い。次のリサイタルは縁があれば、という。「ぜいたくな道楽と言われることもある。でも自分の気持ちを大切にしたい。音楽が好き」。29歳。
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2015年7月26日09:04
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芸術文化の祭典「神戸ビエンナーレ」陶芸...
篠山市今田町上立杭の丹波焼陶芸家、市野秀作さん(28)=省三窯=の作品「丹波灰釉彩大鉢」が、2年に1度の芸術文化の祭典「神戸ビエンナーレ」(神戸ビエンナーレ組織委員会、神戸市主催)の「現代陶芸コンペティション」でトップの大賞に輝いた。市野さんは、「研究してきたろくろの技術や釉薬の仕事が認められ、うれしい。今取り組んでいる技法で、まだまだやりたいことがたくさんあり、追求していきたい」と受賞を喜んでいる。
同コンペは、現代アートから伝統芸術まで、ジャンルを問わない自由度の高い公募展で、若手作家の登竜門となっている。今年は32都道府県から168人、192点の応募があり、大賞、準大賞、審査員特別賞・兵庫陶芸美術館賞をそれぞれ1点、奨励賞4点の入賞7点と、入選31点を選んだ。
「丹波灰釉彩大鉢」は、直径60㌢で、径の小さい高台(器の底部)から鋭角に広がり、シャープな印象。器の中心に褐色の釉薬がたまり、器の縁に向かって淡い青色へとグラデーションを描いている。下地に青色に発色するコバルトを混ぜた釉薬をエアコンプレッサーで吹き付け、その上に灰釉を施す釉薬の二重掛けによって、器の表面に美しい景色を描き出すことに成功した。
審査員からも、「丹波焼の伝統技法をベースにしたシンプルな造形だが、キレがあり緊張感が漂う。釉薬の持っている独特な表情を最大限に生かし、強い存在感を放つ作品」と評価された。
市野さんのほかに、丹波焼陶芸家の▽大上伊代さん(大熊窯)「卯年の守り神」▽大上裕樹さん(昇陽窯)「蕾」▽清水剛さん(俊彦窯)「積器『鉢』」▽仲岡信人さん(信凜窯)「内包」▽畠賢さん(たさうら)「包容」―の5人が入選した。
同祭典のプレイベントとして入賞作品7点、入選作品31点を8月30日まで、兵庫陶芸美術館(今田町上立杭、079・597・3961)で展示している。また、同祭典本番の9月19日から11月23日の期間、入賞7作品がBBプラザ美術館(神戸市灘区)で展示される。
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2015年7月26日09:03
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全日本ジュニア初出場 ディナモ福知山体...
ディナモ福知山体操クラブ(福知山市)に通う九里采也加さん(青垣町大名草)=青垣中3年=が8月13―18日、横浜アリーナで開かれる「全日本ジュニア体操競技選手権大会」に初出場する。2020年東京五輪をねらうジュニア世代が集う国内最高峰大会。「全力を尽くしたい」と意欲を燃やしている。
九里さんは、技術が全国水準に達しているとして、1部(中学1年―高校3年)に、クラブ代表として出場。東日本、西日本大会を突破した精鋭と競う。
跳馬、段違い平行棒、床、平均台の4種目。例えば段違い平行棒では下り技が「D難度」でなければ減点、など1部選手権のルールにのっとった演技構成が求められる。
跳馬では、「伸身ユルチェンコ」(ロンダートから後転とび後方宙返り)にひねりを加え、段違い平行棒では離れ技「イエーガー」など、これまで以上に難易度の高い技の習得に励んでいる。
九里さんは「中学時代の目標がかなった。周りのレベルが高いので不安だが、自分の力を最大限に発揮し、失敗を少なく、落ちることなく演技したい」と話している。
九里さんの指導にあたっている芝田充彦校長は「兵庫や京都で2位の実績があり推薦した。スピードが良い。全日本ジュニアを経験することで、勝負度胸をつけてほしい」とエールを送る。
九里さんは神楽小4年生で同クラブの選手コースに入り、週6日練習に励んでいる。
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2015年7月26日09:01
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夏休みの昼ごはん
お母さんたちにとっては大変な夏休みが、今年は台風の影響で前倒しして始まった。夏休みになると大変なことの一つは、毎日用意しなければならない昼ごはんだろう。母親が勤めている家庭は、お弁当を作り置きする、子どもに何か作らせる…など頭を悩ませないといけない。
はて、両親が共働きだった自分の子ども時代、夏休みのお昼は何を食べていたのかなと振り返ってみると、記憶にない。妹、弟に聞いてみたが、2人とも同じく覚えていないとのこと。母に聞いて、おばあちゃんが毎日何か用意してくれていたと分かった。例え簡単な物でも手間なのに、誰も中身を覚えていないとは申し訳ない…。
おばあちゃんの料理といえば、冬場になると、大根だけを炊いたのが毎日出てきて「またか」と思った。大根の葉やジャコなどを入れた雑炊「おじや」がおいしかった。当時でも珍しかったと思うが、家で手作りしたかきもちをおやつにストーブで焼いてくれていた。
…おばあちゃんに会いたくなった。お盆に里帰りしたら、お墓で夏休みのごはんのお礼も言おう。(古西 純)
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2015年7月26日09:01
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3万人集う世界大会へ「柏原」団の4人 ...
日本ボーイスカウト柏原第1団の亀井伸之介君(柏原高校3年)、下世悠貴君(同1年)、亀井隆之介君(氷上高校1年)の3人と、隊指導者の梅田華奈さん(19)=山南町奥=が、7月28日から山口県の阿知須・きらら浜で開かれる「第23回世界スカウトジャンボリー」に参加する。世界スカウト機構が主催し、4年に一度開かれるボーイスカウトの世界(国際)大会。世界162の国と地域から14―17歳の隊員約3万人が参加し、8月8日までの12日間、キャンプ生活をともにしながら様々な活動プログラムに取り組み、異文化を理解し、交流する。
日本で開催されるのは、1971年の第13回大会(静岡県で開催)以来、44年ぶり2度目で、柏原第1団からの派遣は初めて。ホスト国の日本からは約6000人が参加し、外国隊の案内役なども務める。テント設営や炊事といったキャンプ生活をしながら、参加者全員による集い、山口県内の地域住民や児童・生徒との交流などのプログラムが組まれている。
3人は兵庫連盟による英語の面接試験に合格し、派遣が決まった。加古川流域の市町の隊員40人と行動を共にする。
亀井伸之介君は「世界大会に関わる全ての人に感謝の気持ちを持って、しっかり活動したい」と言い、下世君は「外国の方々とコミュニケーションがとれる、めったにない機会。交流を深めたい」と笑顔。亀井隆之介君は、「どんな逆境があってもポジティブに考え、取り組んでいきたい」と意気込んでいる。市からプレゼントされた「ちーたん」のグッズを現地に持参し、国内外の隊員とコミュニケーションをとる際の話のきっかけにするという。
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2015年7月26日09:00
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第436問
栄養ドリンク「メガシャキ」のCM曲を制作した、篠山市の岡澤和真さんが所属する5人組
バンドは?
1.イシノウエサンネン
2.ロンヨリショウコ
3.キュウソネコカミ
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2015年7月26日09:00
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スーパーキッズと地元中高生演奏 7月28日
「佐渡裕とスーパーキッズ・オーケストラ―篠山ミュージックキャンプ交流フェスタ」が7月28日午後6―10時半、たんば田園交響ホール(079・552・3600)西駐車場で開かれる。世界的指揮者の佐渡さんが率いるオーケストラで、全国から集まったトップクラスの演奏技術を持つ小学生―高校生や、地元の中高生、団体などが出演する。入場無料。屋台コーナーもある。
オーケストラが27―30の4日間、市内で合宿をしている縁で同キャンプ実行委員会が企画した。
出演開始予定時間と出演者は次の通り。
▽6時=岡野太鼓▽6時15分=ダンスアートコレクション▽6時半=ハパハオレフラオジャパン▽6時50分=篠山少年少女合唱団▽7時5分=篠山城下まちづくり協議会▽7時15分=市内中高生(130人)▽7時35分=佐渡裕とスーパーキッズ・オーケストラ▽8時5分=篠山鳳鳴高デカンショバンド▽8時10分=篠山デカンショ節保存会
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2015年7月26日08:59
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黒井城跡100人で登ろう 「感動・出会い」...
黒井城跡を100人で登って雲海を楽しむイベント「丹波100人黒井城跡登山」(同実行委員会主催)が11月14日、行われる。8月1日から参加者を受け付ける。実行委は、「丹波の“天空の城”に登った時の感動と、人との出会い、つながりを体験してほしい」と参加を呼び掛けている。
写真・「丹波100人黒井城跡登山」をPRする実行委員会のメンバーたち=黒井城跡で
丹波市春日庁舎に午前5時集合。イベント開催記念のそろいのTシャツを着て、10人ずつ10班に分かれて城跡をめざす。柏原高校ワンダーフォーゲル部の部員が、各班のリーダーとして先導する。城跡では、みんなで人文字を描いてドローンで撮影。尺八やほら貝の演奏も予定している。下山後は、同日開催予定の「黒井城まつり」(黒井自治協議会主催)に参加する。事前説明会と兼ねて黒井城の歴史などを学ぶワークショップも開く。
同城跡に毎日登る人や月に1―2度登る人が山頂で出会ううちに意気投合。城跡の魅力を発信しながら人がつながるイベントをやろうと、実行委員会を立ち上げた。
“100人イベント”は、駅伝、どろんこ運動会に続く第3弾。実行委員長の足立健さん(35)=柏原町柏原=は、「100人が登れば、丹波の魅力を伝えられる人が100人できる。そこから新たな100人イベントが生まれれば」と期待している。
グループでの申し込みも可。参加費2000円(Tシャツ代、保険代)。申し込みは8月31日までに同実行委(kuroicastl
e@gmail.com)。応募多数の場合は抽選。
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2015年7月26日08:58
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平和への祈り朗読劇に 戦後70年で語り継...
来年で結成35周年を迎える朗読ボランティアグループ「山うぐいす」(22人)が8月2日午後1時半から、篠山市民センター(黒岡)で朗読劇「夏雲は忘れない」を上演する。普段、目の不自由な人に向けて市広報や新聞など、「聞きやすく、淡々とした」音読を録音しているグループ。結成35周年と、今年が戦後70年に当たることなどから、戦争の記憶を未来にとどめるために、「語り継ぐための」音読で、原爆が落とされた広島の女学生らが記した手記を朗読劇で披露する。メンバーらは、「普段の読み方とは違うので難しいが、精いっぱいがんばりたい。ぜひ聞きに来てもらえたら」と呼びかけている。申し込み不要で、参加無料。
「夏雲は忘れない」(構成・土屋時子さん)は、広島女学院の生徒らが記した手記を中心に、原爆が落とされた1945年8月6日の様子やその後に迫るもの。
「その日」の朝の出来事をつづりながら、誰もが「その時」「突然」「矢先」の後に、爆風と熱線がまちを蹂躙(じゅうりん)した様を語り、70年前に起きた惨劇に想いを馳せながら、平和への祈りを込める。同女学院では350人の生徒が犠牲になっている。
ほかに谷川俊太郎作の群読「歩くうた」や東海林さだお作の朗読「人体の言い分」なども披露し、言葉やリズムの妙を伝える。
同グループは1981年、篠山町社会福祉協議会が主催した朗読講習を受講した生徒らが中心となって発足。市広報や議会だより、社協だより、新聞や小説などを録音し、現在、依頼のある約20人に配布している。
市内在住の女性が中心。近年は利用者との交流会も開いており、メンバーらは、「録音したCDを楽しみにしていただいたり、お手紙をもらったりすることもあって、とてもやりがいを感じています」とほほ笑む。
作品をより意味のある読みにするために、広島を訪れ、資料や地名などを調べたという代表の新家陽子さん(53)=小多田=は、「私もそうだが、戦争を体験していない人にも伝わるような朗読をしたい。そして、忘れてはいけないということや、新しい平和を考える機会にしてもらえたら」と話す。
また来年で結成35年を迎えることから、「こんなに長く続けてこられた先輩たちはすごいこと。代々受け継いできた会。興味のある人は仲間になってもらえるとうれしい」と話している。
問い合わせは、新家さん(090・5885・2253)。
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2015年7月25日17:15
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ベーグルとパン「NONOHANA(ののはな)」
優しく素朴な味わい
今年4月、Iターンの瀧野弘樹さん(35)、知恵美さん(34)夫婦がオープン。パン生地には卵や乳製品を不使用。クリームにはココナッツオイル、砂糖にはきび糖やてんさい糖を使い、体にやさしい、シンプルで素朴な味わいが特長。ベーグル(160円から)はプレーンやチョコチップ、全粒粉など7種類。自家製甘夏ピールを使った甘夏みかんのベーグルも。マフィンはチョコチップやバナナなど日替わりで2種類(週末は3種類)。素朴な味わいの「まるパン」(120円)や、総菜・菓子パンも取り揃える。白こしあんにすりおろした国産レモンを加えた「レモンあんぱん」(180円)は夏限定のイチオシ。
篠山市八上上299
TEL 079・506・6625
営業日/水―金曜:午前10時―午後6時 土、日曜:午前9時―午後6時
定休日/月、火、祝日
売切れ次第終了
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2015年7月23日08:47
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恐竜フィギュア創って学ぼう! 7月25日...
丹波竜化石工房ちーたんの館(山南町谷川、0795・77・1887)で7月25日、恐竜フィギュアを作るワークショップ「創って学ぶ!恐竜復元に挑戦!」が開かれる。参加者を募集している。午前10時―と、午後2時―の2回。
恐竜造形家の荒木一成さんと一緒に、恐竜について学びながら粘土でフィギュアを作る。小学生以上が対象で、各先着15人。受講料600円。事前に電話かファクス(0795・77・0891)で申し込むこと。
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2015年7月23日08:47
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構造見学会と木工教室
垣本建設工業が8月1日、氷上町上成松のイノス団地で構造見学会と木工教室を開催する。構造見学会は午前11時―午後3時。木工教室は午前9時半からで、小学校3年生までが対象(大人の付き添いが必要)。定員先着15人。参加費1人500円。ダンプ、ちょこっと物入れ、トラック、ミニケースなどのキットの中から好きな物を選んで制作する。7月30日申し込み締め切り。同社芦田さん(080・1510・8650、ファクス=0795・82・5447)。
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2015年7月23日08:45
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栄養セミナーの参加者を募集 8月から丹...
丹波市(健康課0795・82・4567)は、8月から開講する「検査値改善・栄養セミナー」の参加者を募集している。体重コントロール、血圧、血糖値―の3つのテーマに分け、各2回シリーズ。1回目は栄養講座(講義)、2回目が調理実習という内容。
定員20人。調理実習には参加費500円とエプロン、三角巾、タオルを持参すること。日程は次のとおり。いずれも午前9時半から氷上保健センターで。
▽体重コントロール=8月17日、31日▽血圧=8月21日、9月4日▽血糖値=9月10日、24日
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2015年7月23日08:44
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篠山の旅ブロガー募集
「一般社団法人ウイズささやま」が、「篠山(日本遺産)パワーアップ大作戦!」事業に伴うブロガーを募集している。篠山市の歴史、特産品、食を、ブログ「篠山を巡るブロガー旅行記」で順次掲載し、観光ガイドブックとしてまとめる。20人を募集。募集期間は11月30日まで。7月25日から12月11日までに旅行すること。交通費及び謝礼として1万5000円が支払われる。大書院(079・552・4500)。
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2015年7月23日08:44
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他山の石
ギリシャの財政破綻は、EU(欧州連合)が支援する方向でひとまず回避されそうだが、なお問題はくすぶり続けるだろう。思えば野口の女子マラソン優勝で沸いたアテネ五輪から11年。すでにその頃から同国はおかしかった。▼EU加盟の信用で国債をじゃんじゃん発行し、五輪の競技場ほか新空港や高速道路をどんどん建設。しかし終わると会場は閑古鳥が鳴き、廃墟と化す所も。維持費や借金ばかり膨らみ今日の危機を招いた。▼これは決して他国だけの話ではない。ギリシャ政府の借金は国内総生産の1・7倍。日本ははるかに多い2・5倍。貸し手の大半が自国民なのは良いとして、それとても富の源泉だった貿易収支が赤字に転じていることを考えると、決して楽観は出来ぬ。▼東北の被災地での膨大な量の復興工事に加えて、国中に伸びる新幹線、高速道路、そして東京五輪用の新国立競技場のバカ高い建設費。国民の強い批判で政府は設計やり直しを決めたが、2500億円を1000億ほど減額出来たとして、それでもロンドンが800億円、派手だった北京でも500億円だったから、断トツの額。▼「本当に金持ちね」といぶかる外国から後世、「あの時やはり、 ギリシャを〝他山の石〟にしていなかったんだ」と憐れまれることのないよう切に祈る。(E)
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2015年7月23日08:42
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加古川のウナギ
先日、カワウ追い払いの取材をした際、加古川漁協の役員に魚のことをいろいろたずねた。三木から南の方は、ウナギがいるそうで、捕まえて食べているとか。実にうらやましい。
そ上してきた純粋な天然物も中にはいるそうだが、漁協がウナギの稚魚を放流している。丹波ではもっぱらアユだが、モクズガニも放しているそうだ。加古川上流は釣りなど、レジャーを楽しむ人が多く、中下流は川からの恵みを生活の足しにしている人がおり、カワウ対策は上流部以上に重要なのだそうだ。
加古川の河口で、ウナギの稚魚、シラス漁が行われる。夜中に灯りをともして「すくう」。兵庫県産のシラスは、西日本、九州の養鰻業者に出荷されるそうだ。今年の漁の具合をたずねた。「去年はボチボチやったけど、今年はアカンかったなぁ」と苦笑い。全国の養鰻池の6割分の量しか取れず、国産ウナギはいっそう高嶺の花になりそうだ。
遊漁券を買って、つかまえに行こうかと真剣に考えている。2匹捕まえたら元は取れる。読者に名人がおられたら是非ご指南下さい。(足立智和)
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2015年7月23日08:42
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笑顔はじけた夏の学級活動!
小2の娘の今年の学級活動は、お隣、春日町多利の日ヶ奥渓谷でバーベキュー、川遊び、プールに宝探し、更にドラム缶風呂と何とも盛りだくさんな内容だった。行ったことが無かった母ちゃん、行って見て驚き。何て良いところ!
山の中の空気は涼しく、見渡す限り若葉に包まれ、滝の音が響き、数十㍍続く小川は小石が数えられるほど澄んでおり、裏葉からこぼれる光に反射してキラキラ光っている。浅瀬が多い小川は子どもたちにとっては格好の遊び場で、水着姿で夏を満喫。歓声が滝の音に紛れながら聞こえ、その近くで大人たちはバーベキューの残り物をつつき、お喋りを。
活動は保護者役員さんが取りまとめてくれるのだが、元・地元消防団員のお父さんが、子どもたちを上手く統率してくれた。お風呂にするドラム缶に、川からバケツリレーで水を溜める作業はスムーズにいき、火をつける難しさも勉強。棟梁のお父さんは鉛筆をナイフで削る方法を伝授。昼食後は大小たくさんの滝を眺めながら橋を渡り、苔むした急な階段を上り、山を登り、文字が入ったカプセルの宝探しを決行。その後、また川遊び。体が冷えると芋の子を洗うようにギュウギュウに数人がドラム缶風呂へ。湯気の中に浮かぶ笑顔、笑顔、笑顔♪
ブルーベリー一色で終わりそうだった夏に、鮮やかな想い出を残してくれた一日だった。因みにカプセルの文字を並べて出来た文章は「夏休みのしゅくだいは早くやろう!」でした♪
(古谷暁子・ブルーベリー農家)