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2015年8月9日08:30
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泌尿器テーマに中野理事長が講演 8月11...
「たんば医療ざわざわカレッジ」(丹波医療再生ネットワーク主催)が、8月11日午後7時半から氷上住民センターで開かれる。中野医院(篠山市宇土)の中野正則理事長が「泌尿器アラカルト」と題して講演する。
無料で誰でも聴講できる。里さん(0795・80・1201)。
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2015年8月9日08:29
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「150人の昆虫大捜査線」参加者募集
9月22日午前10時―正午、丹波並木道中央公園(篠山市西古佐)で開かれる「150人の昆虫大捜査線」の参加者を募集している。雨天の場合は、翌23日に順延。
人と自然の博物館の八木剛主任研究員を講師に迎え、虫の捕獲のこつを習った後、同公園内で昆虫採集を行う。虫の種類や捕獲数などを調べ、昆虫の生態や森の生態系を学ぶ。捕虫網や虫かご、飲み物を持参する。服装は、帽子、長そで、長ズボンで、靴は、長靴または運動靴が望ましい。
対象は小学生以下とその保護者。定員150人。参加費無料。9月8日までに同公園(電079・594・0990、FAX079・594・0991)へ申し込む。
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2015年8月9日08:28
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ダンスフェスタ出演者を募集 市島で12月...
丹波市などは、12月6日午後1時からライフピアいちじま(市島町上田)で開く「ダンスフェスタ」の出演者を募っている。
1チーム50人までで、8チームを募集。ジャズダンスやストリートダンス、社交ダンスなど、舞台発表に適したジャンルで出演する。1チーム3000円と、メンバー1人につき500円の参加料が必要。所定の申し込み用紙にチームの集合写真などを添え、8月31日までに春日文化ホール(春日町黒井、0795・74・1050)へ。
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2015年8月9日08:28
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人はなぜ笑うのか
小話から―。医者「君、今のうちに会いたい人があったら言いたまえ」/患者「ありますとも、ただ一人きり、ほかの医者に会いたいです」―。国民的雑誌だったという『富士』に載った小話だ。発行は昭和20年。この年の5・6月合併号に載った。▼敗戦も濃くなった頃のこと。戦争を知らない世代からすると、暗黒一色に塗りつぶされた時期と想像しがちだ。確かに苦しみも悲しみも生半可でなかったろうが、そんな中にあっても人は笑いを求めていたことがわかる。▼人はなぜ笑うのか。『武士道』を著した新渡戸稲造は、「日本人は、人間の本質的な弱さがもっとも厳しい試練に直面した時でさえ、いつも笑みを浮かべる癖がある…それは悲しみや怒りの均衡をとるためのものである」と書いた。ほほ笑みは、試練に耐え、乗り越える力を与えてくれることを日本人は心得ているのだとした。▼ただこれは日本人に限ったことではない。マザーテレサは「ほほ笑みは、あなた自身の心を元気づける」と言い、「もっとスマイルを」と呼びかけた。人は、楽しいから笑うだけでなく、悲しく苦しいからこそ笑おうとするものなのだろう。それは、逆境に屈しまいとする人のたくましさ、気高さである。▼戦争と、戦時下での小話に、人の愚かしさと、人の持つ底力を知る。(Y)
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2015年8月9日08:27
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パブリック・キッチン代表取締役 山口圭...
東京で丹波産野菜PR
春日町で有機野菜を栽培し、その野菜を使った料理を提供するカフェレストラン「パブリック・キッチン」を東京・吉祥寺で営む。会社の共同代表の神川健太さん(34)が野菜栽培を担当。山口さんは、レストランでシェフとして腕を振るい、月に1回は丹波に来て畑の様子を見ている。「店には、丹波出身者も来られます。『丹波出身です』と言われると、親近感を覚え、すぐに仲良くなります」
奈良県五條市の出身。大阪・心斎橋でカフェレストランを開く際、丹波市の農家と知り合った。寒暖差の大きい地で育った野菜の味わいにほれこみ、丹波の野菜を仕入れた。2年前、高槻市出身の神川さんと出会い、神川さんの野菜を仕入れるようになり、共に会社を経営。昨年12月、心斎橋の店をたたみ、東京に進出した。
店の人気メニューのひとつが、15種類ほどの季節の野菜を使った「日替わり畑の実りご飯」。手ごろな値段で、野菜をおいしく食べてもらうよう工夫しており、どのメニューにも丹波で育った有機野菜を使う。夕方、店に届いたスイートコーンを、3㌢幅にスライスして生で提供したこともあった。生での提供に驚いたお客だが、食べてみて今度はその甘さにびっくり。「店では野菜の販売もしていますが、その日のうちに30本のスイートコーンがすべて売れました」とにっこり。
「お客さんのほとんどが『丹波』という地名は知っておられるが、京都にあると思っておられる。『うちの店は、兵庫の丹波です』とPRしています」。丹波には、都市部にはない資源があるという。「今後、それをどう事業に生かしていくか、楽しみです」。33歳。
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2015年8月9日08:27
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プラス思考で就活を
大学生の就職・採用活動が解禁され、暑い夏の就職戦線がスタートした。就活塾なるものも盛況とか。塾と言えば、入学試験目的がほとんどと思っていたが、就職まで塾に頼る時代なのかと驚く。
面接重視の傾向が強くなるなか、採用する企業側に好印象を抱いてもらえるようにしたいと、就活塾では、ノウハウを伝える。9月中ごろには、高校生の就職試験も解禁になる。ドアのノックの仕方、入室方法、礼の仕方などを事細かに指導している様子を高校で取材した。期待と不安。こんな言葉が浮かぶ。
「今の生活が当たり前と思い、親の職業に関心が持てない」という若者の声を聞いたが、物の満ち溢れる時代。親の苦労などが伝わりにくい家庭環境で育った世代。親子が仕事についてじっくり話す機会が減っているのだろうか。
就職を目指す人は、まず「何をしたいのか」を自分に問いかけ、家庭で話し合いもしたい。「自分の好きなこと」や「得意分野を生かせる道を」と、プラス思考で考えると、自信も生まれる。実際、特技の絵、写真、音楽などが就職に生かされ、職場で評価されたという話も聞く。ユーモアも明るい職場づくりには、欠かせない。
採用する側からは、「この職場で何をしたいのかという志望動機をきちんと説明できるようにしてほしい。自分で考え、行動できる人かどうかを見る」という声も聞かれる。
就活の時期は、将来について考えるいいチャンス。大いに悩み、考えることが将来への投資になるだろう。30数年前の自分自身の就職活動を振り返りながら、激励の意味を込めた。「夢の花咲かせる庭に未来有り」。(臼井 学)
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2015年8月9日08:26
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梅酒
二か月前に漬けた梅酒が少しとろりとしてきた。地下室には古いものがいくつもあるから、今年は漬けなくてもいいと思っていた。ところが、畑から夫が小梅と梅をたくさん採ってきた。農業を始めた頃に植えたので、大方十二歳の梅の木。桃栗三年柿八年、梅はスイスイ十三年というから、大体当たっている。小梅も一キロほど収穫してきたので、ネットで「カリカリ梅の漬け方」を調べてみた。塩漬けの時に卵の殻を入れるといいとあり、うまくできた。
梅酒用の瓶を探しに地下室の奥に入ったら、何と二十年前と十三年前の梅酒を発見。二十年前と言えば、丁度長女が結婚した年で、義母も元気だったし、私も四十代だった。「すごいよ、二十年前の梅酒があったよ」「うーん、なかなか深い味だね」「琥珀色のきれいなこと」などと言いつつ昼酒。十三年前のは梅もまだ食べられるが、二十年前のはしわしわだ。
子どもの頃、梅酒をかなり薄く割ったものをジュース代わりに飲むのが夏の楽しみだった。薄くと言ってもアルコール度は結構あったはず。親の留守に、やや濃い目に作ると胸がドキドキした。今もお酒が好きなのは、この頃の梅酒のせいかも。
先日観た邦画「海街ダイアリー」では、主人公の三姉妹と、祖母の遺した古い梅酒と、今でも律儀に庭の梅を漬ける長女の梅酒とが、効果的に使われていた。三姉妹の大叔母役の樹木希林が、とてもいい味で、画面に昭和の懐かしい雰囲気がにじみ出ていた。
梅酒も梅干しも買う時代がくるなんて。
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2015年8月9日08:25
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平和の重み
夏の甲子園大会が始まった。学校まで取材に行った滝川第二、比叡山の丹波球児が入場行進でテレビに映るのを感激しながら見ていた。
開会式の主催者あいさつで朝日新聞社長が、今年は高校野球100年、大会は97回という誤差の理由―太平洋戦争による中断―に触れた。そして、1年前はいつ死ぬとも分からなかったのに、野球ができて夢のように幸せだったと、玉音放送からちょうど1年後に開幕した第28回大会に東京代表で出場した、元球児の述懐を披露した。高校野球の復活は、平和と自由な時代の到来を実感させるものだった、と。世界大会の都合で日程が前倒しされ、70回目の広島原爆忌と重なった開会式に、平和の重みをひしと感じた。
午後から調べ物をしていて、「村誌」に戦没者名簿が掲載されていることに気づいた。集落名、階級、亡くなった場所が一人ひとり書いてある。20代、30代の中に、少ないが10代も見られる。日ごろ接している見慣れた姓が並んでいて、はっとさせられた。朝の甲子園開会式と重なり、戦没者の名前を記した活字が、非常に生々しく感じられた。(足立智和)
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2015年8月9日08:25
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ビーチバレーで全国へ 丹波地域勢が躍動...
福知山成美高校の男子バレーボール部3年の井上祐輔主将(西紀中出身)と猪岡恭平君(市島中出身)、髙槻裕希君(春日中出身)が、8月8日に大阪府で開幕した「全日本ビーチバレージュニア男子選手権」に出場している。このほど宮津市であった府予選で髙槻・藤本龍慈君(梁瀬中出身)ペアが優勝、井上主将・猪岡君ペアが準優勝を果たして出場権を得たもので、両ペアともに、きょう9日に全国大会の舞台に立つ。4人は「全国ではベスト8以上をめざしたい」と意気込んでいる。
同部は毎年、インターハイが終わると全部員がビーチバレーに挑戦し、府予選に出場している。今回の府予選には、27ペアが出場。両ペアともに決勝に進出し、上位2ペアに与えられる全国大会出場権を獲得した。
試合は28点先取で行われ、直接対決となった決勝では、25点までシーソーゲーム。「手のうちを知ったペア同士の戦い。だからこそ燃えた」と話す髙槻君。守備を得意とする髙槻君がレシーブで拾い、藤本君が決める得意の展開に持ち込むことを心掛けたという。
一方、井上主将・猪岡君ペアは、あえてワンやツーで返す攻撃も織り交ぜ、相手の体勢が整う前に仕掛ける作戦。チャンスボールを落ち着いて決めてポイントを重ねた。井上主将は、「屋外ならではの暑さと疲労もあったが、楽しみながら勝ちをねらった」と言い、猪岡君は「最後は疲れと緊張から、思うように体が動かなかったが、試合中は楽しかった」と話す。最後は髙槻・藤本君ペアが接戦を抜け出し、28―25で優勝した。
4人は、“本業”のインドアバレーボールでもレギュラーを務める。髙槻君は「小柄でも点が取れるし、打って拾ってと、バレーのすべてを楽しめるのがビーチの魅力。全国では、さらにコミュニケーションを密に取りたい」と話し、井上主将は「全国では、一つでも多く試合をしたい」、猪岡君は「相手の嫌がるプレーをし、確実に点を重ねたい」と力を込めた。
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2015年8月9日08:24
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第438問
8月15、16日に開かれる「丹波篠山デカンショ祭」。
今年は第何回?
1.第45回
2.第63回
3.第90回
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2015年8月9日08:23
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鳥居と狛犬が倒壊 倒木の直撃受け 篠山...
篠山市見内(13戸、善明尚敏自治会長)の二村神社で8月3日未明、境内の木が幹から折れ、その倒木の直撃を受けた鳥居と狛犬(こまいぬ)が倒壊するという事故が起こった。氏子や近隣住民たちは「えらいことになってしまった」と嘆いている。
写真・倒木の直撃によって倒壊した鳥居と狛犬。倒木の撤去作業に精を出す氏子たち=篠山市見内の二村神社で
折れた木はモミ。地上から約8㍍の位置から折れた。倒木の大きさは、長さ約10㍍、直径は最も太い所で約70㌢。折れた個所付近からは数本の太い枝が出ており、枝分かれ部分には大きな穴が開いている。そこから雨水が侵入していたためか、幹の内部は腐り、一部空洞化していた。
倒木の直撃を受けた鳥居は石製で、高さ約3・5㍍、柱の根元直径は約30㌢。神殿に向かって右側の柱1本だけを残して倒壊した。2003年10月に新調したものだった。
狛犬は2体とも倒壊。台座はばらばらに砕けたが、狛犬本体は一部が欠損しているものの、原形はとどめている。
毎朝、同神社に参拝している田中良子さん(81)=波賀野新田=が、3日午前6時半ごろ、この惨状を発見した。同日午前8時ごろから、倒壊の一報を聞いた氏子の男性3人がチェーンソーやのこぎりなどを使い、倒木の撤去作業に汗を流した。
前日の2日、同神社では同集落の住民総出で掃除や木々のせん定作業を行っていた。
善明自治会長は、「枯れ木なら倒れることも予想され、警戒できたが、モミの木は葉がたくさん茂っていた。まさか折れるなんて」といい、「これから集会の場で復興に向けた話し合いをしていかなくては」と話している。
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2015年8月9日08:23
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ヒナノシャクジョウを確認 丹波自然友の...
県レッドデータブックBランクで、丹波市ではこれまで確認されていなかった腐生植物、ヒナノシャクジョウ(ヒナノシャクジョウ科)が、市内の山中で初確認された。地上部の茎が2㌢ほど、花が1㌢ほどの小さな花で、透き通るような白い姿が林の中に点在している。
写真・白く透き通るようなヒナノシャクジョウ
丹波自然友の会世話人の金川文雄さん(65)=春日町山田=が見つけた。金川さんは5年前に、県で70年ぶりとなるシロシャクジョウ(ヒナノシャクジョウ科)を市内の山で見つけた。それ以降、シロシャクジョウを見つけたのと同じヒノキの植林を注意深く観察するようになり、今回もたまたまのぞいたヒノキ林の中で見つけた。
「シロシャクジョウの仲間と思ったが、名前が分からなかった。ひょっとしたら珍しいものかなと思い、自宅で図鑑で調べ見当がついた」と言う。植物分類学が専門の「県立人と自然の博物館」(三田市)の鈴木武研究員に写真を送付、まず間違いないという。
茎が短く、地面の上に花が咲いているように見えるが、花びらはなく、筒状の花筒の先端に、1㍉ほどの小さな花をつける。
丹波市の植物研究に足跡を残した元中学教師、故・細見末雄さんが編み、友の会が一番の参考書にしている「丹波草木誌」にもヒナノシャクジョウの記述はない。
金川さんは「何か珍しいものはないかな、と下を向いて探すのがくせになっている。ますます足元を見たい」と笑顔で話した。
ヒナノシャクジョウは、関東以西の本州、四国、九州に分布。県内は少なく、丹波市が県内最北端。
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2015年8月8日18:22
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無添加「パンのプー」
卵・牛乳アレルギー対応
篠山市春日江で12年前に開業してからずっと続ける無添加、手作りにこだわる。卵、牛乳や、乳化剤、イーストフードなどの添加物を使わず、具材はすべて手作り。
現在の篠山商工会館横に移って7年目。地元客にはよつ葉バターを生地に練り込んだ「食パン」(1斤半、480円)が人気。低温で焼いたもっちりとした白生地に、篠山産黒豆たっぷりの「黒豆パン」(3つ入り550円)、スパイシーな辛口で具だくさんの「焼きカレーパン」(200円、土、日限定)は観光客にも人気。例年9月から5月まで販売する、黒豆の煮汁を生地に練り込んだ「黒豆食パン」(550円)と、手作りカスタードの「クリームパン」(200円)もおすすめ。
篠山市二階町57―2
tel.080・5708・3186
営業日/木、金、土、日曜日と祝日の午前10時―売切れ次第
「黒豆食パン」はデカンショ祭時にも販売。8月20―23日は夏休み
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2015年8月6日10:50
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加藤登紀子さんの舞台
ロシアの北西側、フィンランドやスウェーデンと対岸のバルト3国。その中央部、ラトビアのリエパーヤは日露戦争時、バルチック艦隊が出航した港町。ここで毎夏開かれる音楽祭に加藤登紀子さんが出演し、ファンクラブから応援に行った。▼彼女のヒット曲「百万本のバラ」はこの国で生まれたが、ソ連で広まった〝女優への画家の恋〟の歌ではなく、原曲は「マーラが与えた人生」という題。「マーラは娘に生を与えたけれど幸せはあげ忘れた」という歌詞だ。▼マーラとはこの地方に伝わる聖母の名で、古くはデンマーク、スウェーデン、近年はドイツやロシア、そしてソ連など近隣の大国に支配され続けてきたバルト3国の運命と、それに耐えてきた国民の哀しみ、自由への意思が込められている。▼3国とも民族、 言葉が違うが、音楽が好きという点では全く共通。エストニアの首都タリンで見学した「歌の広場」という野外劇場では、ソ連から独立前の1988年、30万人が集まって〝歌いながらの革命〟の端緒となった。▼最初に独立したロシア革命後から間もなく100年、そしてソ連崩壊直前の再独立から20余年。地元の交響楽団、合唱団と共に、ラトビア語も交えた登紀子さんの舞台はぎっしり満席となり、人々は総立ちとなって幾度もアンコールを繰り返した。(E)
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2015年8月6日10:46
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あれから1年
間もなく迎える8月16日。丹波市を襲った豪雨災害から1年が経とうとしている。当時の写真を見ていると、あのとき感じた複雑な思いが鮮明によみがえって来る。
落橋した八日市橋が12日に供用開始を迎えるように、被災集落は元の姿を取り戻しつつあるのかもしれない。積み上げられた土砂は減り、家屋の修復を終えて生活を始めた家庭もある。しかし、今も元の家に戻れない人もいるし、山林や山裾の農地に目を向ければ、様子は違ってくる。
つい最近、被災者の男性に被災農地や山林を案内してもらった。土砂が入ったままで使い物にならない農地。数えきれない木が倒れたままになっている山林。まるで時間が止まったかのように、災害当時の姿をとどめていた。男性が「ここは昔、こんなんやなかったんやけどね」と言った言葉が重くのしかかった。
丹波新聞では、本号から特集「被災地の今」の連載を始める。あらゆる立場の人に当時を振り返ってもらい、この1年で何を考えたのか、そしてこれからのことを語ってもらう。「問題は今も山積み」というのが正直な感想だ。(田畑知也)
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2015年8月6日10:46
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僕なりに我慢もお手伝いもしてるんやでっ!
「おか~さ~ん、顔見せてぇ~」もうっ、このジャングルみたいなブルーベリー畑の一体どこにおってんや?耳を澄ましても小鳥の声とザワザワ枝が揺れる音。それでも連呼すると「お母さんは、いてませ~ん!」とお母さんの声が遠くでしてきました。ほら、いたやん♪腰には摘み取りカゴがぶら下がり、平たいトレーにはもうたくさんのブルーベリーが。
昨日も今日も。いつ終わってん?と聞きたくなるほど、毎日毎日ブルーベリー摘みが続いて僕はウンザリです。「まだ朝6時過ぎやで。ラジオ体操、お姉ちゃんと行ってき。蚊に刺されるから帰り」って。新しいお家は畑の裏だからパジャマのままで行ったり来たりは朝飯前。そう、朝飯がまだでした。「お母さん帰ろう。ご飯一緒に食べよう」と言っても「お姉ちゃんとお婆ちゃんがいてるからはよ帰り。これ摘んだら帰るから」の一点張り。くっそ~!「ブルーベリー潰してやろうか?!」って言ったら真剣に「紘基のブルーベリーまだかな?って待ってくれてるお客さん泣くで。お父さんが一生懸命育てたん、そんなんしてもえんか?」って怒られました。このわがままを朝夕の忙しい時に長引かせると母ちゃんは鬼になって発狂するのを僕は知ってます。お姉ちゃんもお手伝いしてるし、我慢してるの知ってるんや。でもこの母ちゃん病は母ちゃんしか治せへんのや!って叫びたいわっ!
という事で、今はチビタの母ちゃん病とブルーベリーに翻弄されている毎日です。
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2015年8月6日10:46
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みんなでつくろう!てづくりおもちゃ!
ゆめタウンゆめ広場で8月9日午後1時、3時の2回。1回目が足立晃一郎さんの指導で木琴づくり、2回目が足立伸也さんの指導で端材を使ったおもちゃづくり。各回30分前から受け付けで先着10人(保護者同伴)。無料。主催のタンバンベルグ(0795・82・8602)。
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2015年8月6日10:45
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USAGILivein丹波の森~森のコ...
8月9日午後4時から丹波の森公苑ホールで、「USAGILivein丹波の森~森のコンサート」が開かれる。JポップアーティストのUSAGIによるライブとトーク。A席3500円、車いす席3500円、B席3000円(B席のみ高校生以下1000円)。未就学児は不可。同公苑(0795・72・5170)。
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2015年8月6日10:44
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秘境感ある「名もなき滝」 落差6㍍のシ...
丹波市の最高気温が今年最高の37.1度に達した8月1日、加古川源流、青垣町大名草の上流にある名もなき滝をたずねた。獣道と沢を歩くこと約50分、落差6㍍ほどの滝が現れた。冷たい上に水量が多く、ほてった体は瞬時にクールダウン。ものの1分もシャワーに打たれてはいられなかった。
写真・加古川最上流部近くで清流がシャワー状に流れる滝=青垣町大名草で
「加古川源流」の標柱がある鹿野馬神社の宮前広場から一ノ瀬谷に入り、最寄りの民家から1㌔以上上流に車を停める。地元の足立勝則さん(70)から教わった通り、崩れた作業道を進んだ。人が立ち入らない作業道は足を踏み入れるのがためららわれるほどシダが茂っていた。
3分ほどでえん堤が見え、川を見失わないよう植林の中をミツマタの枝を手で払い、シカの足跡をたどった。沢を横断するように生えたジャケツイバラ、すべる岩に気を払いながら沢を上流へ。切り立った岩に遮られ、再び山道を歩いた。
40―50㍍ほどにわたってなだらかな落ち込みが続く渓谷の風情の先に落差4㍍ほどの滝があった。幅が2㍍ほどあり、水量も豊か。しかし、やや小ぢんまりしており、ここが目的地の確信がなかった。足立さんは「手前に小さな滝があり、その奥に大きなのがある」と言っていた。念のため、この日一番急な斜面をもう5分ほど上流に登ると、先ほど見たものより格段に大きな滝が目に飛び込んできた。遠目には15㍍以上落差があるように見えたが、近づくと、ちょうど真ん中当たりで2段に分かれていた。
巨岩の間を縫う清流がシャワー状に降り注ぎ、涼しい川縁より、さらにひんやりしている。滝壺はなく、岩に当たって砕ける水の音は意外と静かだった。
足立さんらは、源流のムラのPRに、川沿いの斜面に遊歩道をつけられないかと、前々から話題にしている。実際に足を運び、秘境感がある魅力的な場所だと感じた。ヤマビルさえいなければ、非の打ち所なし、なのだが…。
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2015年8月6日10:43
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熱中症8月3日で13人搬送 特に後期高齢...
春日町野村の畑で倒れていた89歳の女性が1日、熱中症と見られる症状で死亡するなど、連日の暑さで熱中症疑いでの救急搬送が急増している。丹波市消防本部は今年度、3日までに30人を救急搬送した。8月は1―3日で13人と、7月ひと月分と同数に達した。水分、塩分補給などの対策を呼びかけている。
30人中、75歳以上の後期高齢者が15人、85歳以上が9人と、後期高齢者の中でも年齢が大きい人の搬送が多い=グラフ。
地域別は、春日10人、氷上8人、市島4人、柏原と青垣各3人、山南1人、その他1人。男性17人、女性13人。
柏原町柏原の最高気温が37・1度と今年一番の暑さとなった1日は▽午前8時台=氷上の83歳男性▽11時台=春日の81歳女性▽午後零時台=死亡した春日の女性▽午後4時台=青垣の60歳男性、市島の65歳男性▽午後9時台=舞鶴若狭自動車道上の40歳男性―と1日で6人を搬送。2日は4人、3日は3人だった。
市消防本部によると、2008年度に統計を取り始めて以降、熱中症救急搬送患者の死亡は初めて。今年はほかに、3週間以上入院の重症が1人、中等症(1日以上の入院)が6、7人出ているという。
7、8月の熱中症搬送は、13年度が最多。7月21人、8月22人だった。昨年度は、7月12人、8月8人と少なかった。
片山覚柏原赤十字病院院長は、「こむら返りが起こったり、熱がこもったり、食事が喉を通らなくなったり、気がつかないうちに悪くなっている。水分と塩分補給に加え、体力が落ちた高齢者は35度を超えるような日は、冷房の効いた部屋で過ごして体に熱がこもらないよう予防することも大事」と話している。