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2015年8月23日08:25
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第439問
23、24日に開かれる丹波市氷上町成松の「愛宕祭」。
長年続く伝統は?
1.山車
2.おばけ屋敷
3.造り物
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2015年8月23日08:24
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篠山市大芋で「ナイトバザール」 飲食や...
篠山市大芋地区の中集落にある「おくもにこにこ広場」と農産物直売所「なかの里」で8圧30日午後5―8時、初めての企画「ゆるナイトバザールwith島唄大会in大芋」が開かれる。食べ物から飲み物、雑貨に似顔絵とさまざまな露店が出店するほか、沖縄民謡や島唄のライブ、盆踊りと多彩な内容。夏の終わりのひと時を演出する主催者は、「地元の人はもちろん、遠くの人も大芋を目指して遊びに来てほしい。出店者は市外の人も多いので、大芋を知り、魅力を感じてもらえたら」と呼びかけている。
地元住民による焼きそばや沖縄料理、ドリンクのほか、大阪などからエスニック料理、スイーツなど約20店が出店。飲食を楽しみながら、夕暮れからは大阪などで活動するアーティストらが沖縄民謡などを披露するほか、地元の中学生らもフルートやサックスを演奏する。
企画したのは、大阪から大芋地区に移住している仲谷佳子さん。これまでにも同地区の活性化にと、大阪時代のつながりも動員したフリーマーケットなどを催してきた。今回も仲谷さんの友人らが協力しており、市内外から多くの人が集まる。島唄大会も仲谷さんが大阪で催してきたイベントで、出演者らも篠山会場に駆けつける。
おくもにこにこ広場は、市職員らでつくるプロジェクトチームが昨年度から住民の憩いの場として整備に乗り出していた場所。草刈りなどを行い、木のテーブルやいすを設置しており、このほど名称も決定した。
広場を活用してほしいチームと、大芋の活性化を願う仲谷さんの思いが合致し、イベントを開くことになった。
「地元の人に楽しんでもらいたいし、にこにこ広場のお披露目的な意味もある」と言う仲谷さん。「大阪の友人たちもイベントを通して大芋という土地や地元の人にふれ、移住したいなと思ってもらえたらうれしい」と話している。
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2015年8月23日08:23
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大粒ブドウが旬に もぎ取り園オープン ...
盆を過ぎ、大粒ブドウのシーズンに入り、丹波市内の主要道路沿いにのぼりが立ち並んでいる。各地で直売所がオープンし、野菜市にも多くのブドウが並び始めた。
青垣町東芦田の「東紫園」(仙水隆代表、090・8827・7108)では90分食べ放題のもぎとりブドウ園が8月20日に開園した。しっかりした果肉で濃厚な食味の「ハニーブラック」、薄い緑色であっさり味の「タマユタカ」、やや小ぶりで女性に人気の「ハニーシードレス」の計1万房がたわわに実っている。
仙水代表は「とても出来が良く、1週間ほど生育が早かった。時間内に好きなだけ食べて」と来場を呼びかけている。
袋を開いて色づき具合などを確かめ、気に入ったものを切ってその場で味わってもらう。9月末ごろまでで、予約不要。午前8時―午後5時。料金は子ども(4歳―小学校6年生)600円、中学生以上1000円。持ち帰り用のフジミノリなども販売中。全品種100㌘130円。
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2015年8月22日13:40
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ウッディハウス漣(さざなみ)
丹波年輪の里内のレスランを改装し、7月7日にバイパス沿いテナントから移転した。「安くて美味しい」コンセプトはそのままに、板前が作る和食メニューにランクアップした。
昼は一律600円。メーンの魚定食は、煮魚、焼き魚など数種類から選べる魚料理に、小鉢3種盛、味噌汁、サラダ、漬け物がつく。牛スジカレー、有頭エビフライカレーのセットも人気。
夜の「おつかれセット」は、日替わり小鉢3―4種類、ビールまたはソフトドリンク1杯、お茶漬けまたはうどんがついて1000円。
園山まゆみ店長は「体にいい魚料理がメーンの店。お年寄りや一人暮らしの男性、若い女性にもおすすめです」と話す。
丹波市柏原町田路102-3
tel.0795・72・3200
営業時間
昼の部 11:00-15:00(L.O.14:30)
夜の部 16:00-21:00(L.O.20:30)
定休日/月曜(祝日の場合は翌日)
約60席(畳席あり)
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2015年8月20日09:06
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ラジオ講座の参加者募る 中高生を対象 ...
9月中旬に開局する地域FM放送局を運営する「NPO法人たんばコミュニティネットワーク」(足立宣孝理事長)が8月24、25の両日、市辺公民館(氷上町市辺)横のラジオスタジオで、スタジオ見学会とパーソナリティ講座を開く。参加者を募っている。
対象は丹波市内の中高生。24日午後1時からの見学会では、機材やスタジオ内を見る。25日午後1時半からのパーソナリティ講座では、放送手順や機材の扱い方などの説明を受ける。
受講無料。同法人の川浦さん(090・6847・0356)。
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2015年8月20日09:06
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ビジネスパソコン職業訓練受講募る 9月...
県立但馬技術大学校(管理課0796・24・2233)は、9月29日から丹波職業訓練協会(柏原町柏原)で開講する公共職業訓練「ビジネスパソコン活用コース」の受講生を募集している。ハローワークに求職申し込みをしている人、パソコンを使用する職種への早期就職を希望する人などが対象。受講無料(テキスト代は別)で定員10人。訓練期間は11月27日までの2カ月。土・日曜、祝日を除く週5日で、1日6時間(午前9時―午後3時50分)。
募集期間は9月10日までで、同17日に同訓練協会で選考試験(筆記、面接)がある。
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2015年8月20日09:05
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フランス味わうサロン ミセス対象、「ル...
柏原町柏原、たんば黎明館内のフレンチレストラン「ル・クロ丹波邸」で、フランスをテーマにしたミセス対象のサロンが9月13日から月1回スタートする。
講師は、パリ第7大学修士で大阪府立大学非常勤講師の西岡杏奈さん。初回は名作童話「星の王子様」を取り上げ、参加型ディスカッションなどを行う。午後1時半―3時までで、会費1800円(オリジナルドリンク付)。
フランス人フラワーアーティストのマネジメントを手がける「ジル・ポティエ ジャポン」(柏原町柏原)の池畑美帆社長が、生活文化を高める教養講座の一環として企画した。池畑さんは「ゆったりとリラックスして異文化にふれ、自分の生活の中にゆとりの時間をつくるきっかけになれば。気軽に参加を」と話している。予約制。同社(電0795・72・1600、salon@gillespothier.jp)へ。
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2015年8月20日09:04
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シルバーGG大会一般参加50人募る 9月...
丹波市シルバー人材センターは9月26日午後1時から丹波の森公苑グラウンドで開く「理事長杯グラウンド・ゴルフ大会」の参加者を募集している。市民と交流し、親ぼくを深める機会にしようと、センター会員のみで行っていた大会の一般参加を募ることにした。
9月10日申し込み締め切り。先着50人。200円。同センター(0795・82・5166)。
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2015年8月20日09:03
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名脇役
NHKの朝ドラでは思わぬ名脇役を発見する。最近では「あまちゃん」の片桐はいり、「ごちそうさん」のキムラ緑子だが、今放映中の「まれ」では、民宿を営む田中裕子の夫で、海水をまいて塩を作る桶作元治役の田中泯。▼筆者より1歳下だが、顔は渋くて精悍、体つきがしなやかで、座っていても背筋がしゃきっとしている。老年らしい威厳も備え、共演の幼友達役、元木枯し紋次郎の中村淳夫より余程恰好いい。▼「彼の映画デビューは『たそがれ清兵衛』(2002年)」と聞いて驚いた。主役の真田広之に激闘の末、討ち果たされる剣客を演じている。筆者も観たが、不運な男の汚れ役だったので、ただ気味が悪い印象しか残っていなかった。▼改めて観ると、暗い部屋での斬り合いの中で、やはりうらぶれた風貌が浮き彫りになるが、さすがに身のこなしは軽快で、声がなかなかよく通る。冒頭のキャストの字幕には真田とヒロイン宮沢りえの次に田中が登場し、山田洋次監督がこの役を相当重要視していたことをうかがわせる。▼田中の本職は「ダンサー」。クラシックバレーやモダンダンスを学び、自然農法で農業をしていたこともあるといい、独自の踊りを編み出しているそうだ。相当鍛錬を積んだことだろう。真似は出来なくとも、少しでも近づきたいと思うのだが…。(E)
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2015年8月20日09:02
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鉄道車両用精密部品製造 樋口鐵工所
新幹線の安全走行担う
〈丹波工場所在地〉
丹波市氷上町沼2-1 0795・88・9211
写真・ハイテク検査機器が並ぶ樋口鐵工所丹波工場=丹波市氷上町沼で
創立100年を超える大阪の老舗メーカー。鉄道用車両の部品製造を手がけている。なかでも、13年8月に操業し、3年目に入った丹波工場は、全国の新幹線の部品を製造する専門工場。大手メーカーの注文を受け、新幹線を支える重要部品の製造を行っており、世界に誇る安全な新幹線の走行を支えている。
直径35㍉から22㍉の鋼材を切断。加熱、加工、成形して部品を製造する。完成品は、大小様々だが、ミクロン(1㍉の1000分の1)の単位の部品もある。「検査は、数百個のうち数個を抜き取りして行う方法ではなく、一つひとつの不具合の有無を調べている。新幹線の安全を担うために、高い技術力を駆使している」と福原紳技術製造部長は話し、品質管理の高さが長い間の信頼につながっている。
工場内には、ハイテクの検査機器などが並び、検査結果が瞬時に表示される。阿部圭志工場長は、「いかに不良品を排除するかにかかっている。思いこみが一番怖い。『気になることがあれば、報告、連絡、相談を』と、従業員には常々言っている」という。工場内には、鉄道事故現場の写真や「世界一に携わる誇りと責任」と言った言葉が張り出され、社内の士気を高めている。
工作機械、計測機器、システム関連などのメーカーのスペシャリストと連携し、高度な技術力を保持。女性3人が非破壊検査の社内資格を取得するなど、オペレーターの養成にも力を入れている。「地震、津波のリスクを避けるため、大阪よりも安全な丹波の地に専門工場を誘致した」と福原部長は強調する。
【社長】樋口正藏【資本金】1800万円【年商】15億円(2014年11月期)【創立】1913年(大正2)【業務】新幹線など鉄道車両用精密部品製造【従業員】48人(うち丹波工場6人)【事業所】本社(大阪市福島区)、丹波工場(丹波市氷上町)
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2015年8月20日09:01
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音楽コンテストでGP 大阪ファイナルへ...
篠山市大山上の溝口恭加(ゆきか)さん(18)=アーティスト名・恭加=が、このほど、ロックタウン(大阪市阿倍野区)で開かれた23歳以下を対象にした日本最大規模の音楽コンテスト「ミュージック・レボリューション」(ヤマハなど主催)の南河内大会でグランプリを受賞。11月3日、「ビッグキャット」(同市中央区)で行われる「大阪ファイナルステージ」に出場する。
南河内大会は全国200会場で行われた「ライブ予選会」の一つ。15組が出場した。恭加さんは初出場。オリジナル曲「starling」と「Liar」の2曲で挑んだ。あらかじめ自分でドラム、ベース、ギターを演奏した伴奏を収録しておき、本番でその伴奏を流しながら、ギターを弾きながら歌う“一人バンド”で演奏した。
ファイナルステージは、全国6カ所で開催。大阪ファイナルでは関西、中国、四国の予選会の代表25組が出場する。恭加さんは「Liar」で挑む予定で、「納得いく演奏をしたい。入場無料なのでぜひ聴きに来てほしい」と話している。
活動内容や出演スケジュールは、ブログ、ツイッターで発信している。
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2015年8月20日08:59
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連載を終えて
6月からスタートした連載「戦後70年―丹波人の証言」が13日号をもって終了した。丹波、篠山両市の8人の方を取材させていただいたが、八者八様の体験があった。
驚いたのは、大勢を占めた悲惨な話の中にもどこか牧歌的な部分があったこと。食事はまずかったとか、軍隊の教官は怖かったとか、飛行機は楽しかったとか。その多くが戦中の話題を語られる瞬間で、戦争末期、終戦後の話になると、悲惨と後悔と現代社会への心配だけになった。
そこではたと気づかされた。「戦争=つらい体験」だと決めつけていたことに。どんな時でも、つらいことだけでなく、わずかでも楽しさや穏やかさもあったはずだ。だから大変な話を聞くと決めてかかっていた私には、驚きとして映ったのだと思う。
物事を一面的にとらえることの危うさ。それは、どんなことにでも当てはまる基本的な考え。それも戦争体験の取材から教わったことだった。
記憶の伝承とは、本来、節目の年にだけ行うものではないと思う。今年教えてもらったことを糧に、また取材に当たろうと思う。(森田靖久)
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2015年8月20日08:58
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沢山の笑顔で今年も乗り切れそうです
母ちゃんの手は魔法の手である。魔法とは、甘~い実を短時間で大量収穫すること。全然興味のない方にとっては魔法の力は何の威力もないけれど、この魔法をいったんブルーベリーが好きな方に見せるとビックリ仰天。保育園の子どもたちが来園した時なんて超モテモテで、実を摘む母ちゃんの後ろを子どもたちがぞろぞろ付いて歩いてくれる。そりゃそうでしょう。毎年この2カ月はブルーベリー摘みしかしてないんだもん。
そして母ちゃんはスイッチをたくさん持っている。電気のスイッチではありませんぞ。「今年の夏は本当に暑かったね。大変ですね」と労いの言葉を幾度もかけて貰った。が、暑さは意外と平気だった。そりゃ暑いですよ。なんせ朝の6時から昼までガッツリ外なんだから。疲れが溜まると畑で睡魔に襲われることもあるくらい。ブルーベリーの木陰で睡魔と戦いつつ蚊の攻撃をかわしつつ、ふと見上げると木漏れ陽の中で鈴生りのブルーベリー。思わず綺麗やな♪と見とれる。するとスイッチが切り替わり、踏ん張れるのである。発送作業が永遠に続きそうで嫌になっても、待って下さっている人の笑顔を想像すると、スイッチが切り替わる。今年は、自分のテンションを上げるスイッチをいくつも持つことが、武器だと学んだ。
が、毎年この時期は本当にブルーベリー以外のネタがないので、コラムの原稿締め切りにはスイッチが押されず、「締め切りがぁ」と何度もぼやくばかりであった。
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2015年8月20日08:57
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山南・首切地蔵尊 9月の大祭PR
山南町谷川の首切地蔵尊で9月27日、「秋の大祭」が行われる。正午から大護摩焚き、経木祈願法要などがあり、願い事を書いた経木やよだれかけを火にくべ、祈願する。地元谷川区の保存会が祭りの世話をしている。すでにパンフレットもできあがり、PRしている=写真。大祭は3月にも行われる。
首切地蔵尊は人里離れた山中にあり、涼を求める人もある。保存会の管理人が交代で毎日出向いて参拝者の案内をしている。駐車場には、地蔵茶屋もある。毎月24日午前11時から月例祭が行われる(9月と3月は除く)。
首から上の病などにご利益があるとされ、合格祈願や病気平癒を願う参拝者が多い。参道に並ぶ地蔵尊には、よだれかけがかけられ、願いごとが書かれている。境内には、阪神淡路大震災犠牲者供養塔も立つ。
およそ800年前。源氏に敗れた平氏の落ち武者らが難を逃れてきたのがこの地と伝えられる。難を逃れたものの落ち武者狩りにあい、処刑されたという。悲話を伝え聞いた、里人たちが碑を立て、野花をたむけて祭り始め、いつのころからか首切り地蔵尊と呼ばれるようになったとされる。
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2015年8月20日08:57
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篠山で栗研究大会 講演会や現地視察 8...
「県くり研究大会」が8月21日午前11時―午後4時、丹波広域農業研修センター(篠山市大沢)で開かれる。県果樹研究会や市丹波栗振興協議会などが主催する。同研究会員や市内の栗生産者など約150人が参加する予定で、事例発表や今田町のほ場での視察などが行われる。
大会テーマは「次世代へつなごうくり産地―生産・消費拡大に取り組もう」。同協議会の西垣秀雄会長が産地紹介したり、丹波ささやま栗振興会の西垣彰理事が「高齢栗園にかかわって」と題して事例発表する。
また、丹波農業改良普及センターの秋山勝所長が「〝日本一の丹波栗〟の産地復活に向けた取り組み」と題して講演する。
同普及センター(0795・73・3808)。
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2015年8月20日08:56
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花火4000発、露店205店 恒例の成松「愛宕...
ふるさと丹波ひかみの夏祭り「愛宕祭」(同実行委員会主催)が8月23、24の両日、氷上町成松で開かれる。300年の伝統がある造り物(両日)、4000発以上の大花火大会(24日午後7時半から加古川河川敷)、盆踊り大会(両日午後8時半から中央小グラウンド)などがある。露店は205店が出店を予定している。
造り物をめぐるスタンプラリーは23日午後1時受付開始。先着150人。23日は、青少年健全育成パレードと演奏会(午後3時半から)、丹波市音頭の練り込み(午後7時半から)も。
24日は、成松交流館でビアガーデン&屋台「あたご村」(午後2時から)がオープンする。氷の川太鼓の演奏(午後7時10分から、同8時10分から)、子ども向けの手裏剣道場などがある。
中央小の特設ステージでバンド、ダンス演奏(午後5時から)も。愛宕神社前の道路では「甲賀の里軽トラ市」(午後3時から)も開かれる。
問い合わせは同実行委員会(0795・88・6300)。
◆「つながる」写真 初のコンテスト 作品を募集
愛宕祭実行委員会と中央地区自治振興会は、愛宕祭写真コンテストを初開催する。
「つながる」がテーマ。準備から撤収までどんなシーンでも可。2Lサイズで1人3点以内(単写真に限る)。カラー、モノクロ、インクジェットプリント可。応募資格はなく、子どもや高齢者の参加を呼びかけている。
所定の用紙に記入の上、ひかみ成松交流館の事務局(0795・82・9800)に9月10日までに応募する。最優秀賞1点、優秀賞2点、奨励賞数点を選び副賞(丹波市特産品)をプレゼント。発表は9月下旬。後日、展示会を開催する。
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2015年8月20日08:55
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復旧66%着手、14%完了 丹波市豪雨1年...
丹波市豪雨災害から1年が経過した17日、同市は市役所で復興本部会議を開き、冒頭、犠牲者の冥福を祈って黙とうした。また、道路や河川、治山などの復旧工事は、県、市分を合わせて全体の約66%で着手、うち完了したのは約14%―とする進ちょく状況(7月末現在)を報告。災害関連死ゼロの継続、公営住宅避難者の年度内帰還、復興プランの推進―など、2年目の取り組み方針を確認した。
■復旧工事■
特に被害の大きかった、県・市で取り組む395カ所のうち、261カ所で着手した。道路、河川、治山で高い着手率となっているが、農地・農業用施設は最も低い41・3%。市は、「関連する治山、河川工事などから優先して発注しているため」と説明。関連事業と調整の上、今年中には9割以上の着手をめざす。
復旧工事は来年度中の完了をめざしており、市は「計画どおり進んでいる」との見解を示した。
■住宅■
15世帯47人が、今なお公営住宅に一時避難している。うち10世帯は、住居の裏山などの危険個所が解消できていないため。残る5世帯は、今後の住まいについてめどが立っていないなど。市は「危険個所の工事を迅速に進め、二重ローンに対する利子補給などで支援する」とした。
■学校■
被災した竹田、前山小学校の復旧工事は、8月末に完了する。
■上下水道施設■
水道施設では、鴨阪配水系においては、配水施設の本復旧に着手、年度内の完成をめざす。配水管の本復旧は来年度に着手、完成をめざす。乙河内配水系では配水管の本復旧に着手、今年度内の完了をめざす。配水施設の本復旧は今年度中の工事着手、完了をめざす。新友政配水系水源計装盤の本復旧工事は7月末までに着手した。
下水道施設は、6月末までに全ての復旧工事を完了した。
■復興2年目■
復興2年目の方針の柱は、▽迅速な復旧工事の実施▽災害関連死ゼロの継続▽一時公営住宅避難者の年度内帰還▽復興プランの加速的推進▽復興まちづくり事業の積極的な展開―の5つ。
復興まちづくり事業について、市は「新潟県中越地震の被災地の例では、様々な取り組みに地域住民が積極的に参加した地区、集落ほど『復興感』が高い。主体的な活動へと結びつけていきたい」とした。
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2015年8月20日08:54
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脱サラし卵かけご飯店 山南町玉巻の中瀬...
丹波市山南町玉巻の中瀬保彦さん(54)が、篠山市今田町下小野原821―1に、「たまごかけごはんの店 玉の助」をオープンさせた。毎日、朝採りした平飼い鶏の新鮮卵を提供。中瀬さんは、「卵は人の体に必要な栄養素がほぼすべて入った“完全食”。美容と健康にも良い、風味豊かなこだわり新鮮卵をご賞味ください」と来店を呼びかけている。
写真・地元食材にこだわった「卵かけごはん定食」を手にする中瀬さん=篠山市今田町下小野原で
メニューは、▽みそ汁と漬け物がついた「卵かけごはん定食」390円(大盛り490円)▽だし巻き100円▽卵黄を一晩、だしに漬け込んだ「漬け卵」100円―など(いずれも税別)。卵は食べ放題。コーヒーやビール、ジュースもある。
卵は、ストレスが掛からないようにと平飼いしている三田市の業者から購入。黄身、白身ともに弾力があり、味も濃厚という。卵にかけるしょう油にもこだわりをみせ、卵かけに合うよう、昆布やカツオのやさしい風味を加えたオリジナルだししょう油を開発。ほかにも、うすくちとスモークの計3種類を用意している。コメはコシヒカリ。篠山市と丹波市の農家から直接買い付けている。味噌をはじめ、漬け物や薬味にいたるまで、とことん地元産にこだわっている。
カウンター席8人、テーブル席7人、座敷6人の計21人収容可。
玉の助(電・FAX079・506・6946)。営業時間は午前10時―午後6時。火曜日定休。
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2015年8月20日08:53
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篠山デカンショ祭7万5000人が来場 やぐ...
篠山の夏の風物詩「第63回丹波篠山デカンショ祭」が15、16の両日、篠山城跡三の丸広場周辺で開かれた。高さ約8・7㍍の木造やぐらを囲んでの総踊りの競演会や演奏会、夜空に光の大輪を描いた打ち上げ花火など、多彩な催しが繰り広げられ、会場は熱気に包まれていた。また今年は、「日本遺産」認定を記念して、「よしもとふるさと劇団 デカンショ座」の旗揚げ公演や丹波篠山ふるさと大使らによるトークショーやコンサートも催され、にぎわいを見せていた。実行委員会によると、15日は約4万5000人、16日は3万人の人出があったという。
写真・11団体が出場した競演会で優勝に輝いた「市役所連」=篠山市北新町で
競演会には昨年より1団体多い、11団体が参加し、〝アツい〟踊りを披露した。熱戦を制したのは、昨年に続き、篠山市役所の若手職員を中心につくる「市役所連」。「祝 日本遺産認定」「世界の皆さんこんにちは」などのフレーズが書かれたのぼりを掲げながら踊り、連覇が告げられると歓喜の叫び声を上げた。安井直哉さん(34)は、「最高です。職員みんなが日本遺産となった篠山を盛り上げようと気持ちを一つにできた結果。これからさらに篠山を盛り上げる良いスタートを切れた」と決意を新たにしていた。
「日本遺産のまち」として篠山市をPRしようと、公募で集まった市民をはじめ、「日本遺産!篠山のええとこ伝え大使」の吉本芸人、月亭八斗さんら約30人で結成した「よしもとふるさと劇団 デカンショ座」の旗揚げ公演は、「丹波篠山デカンショ祭で大騒動?!~今年の夏は月も見惚れる芝居する」と題して上演。デカンショ節で歌われる地域の風土や人情を物語にし、日本遺産認定のストーリーを盛り込んだ脚本を劇団員が懸命に演じ、笑いと感動で篠山の魅力を伝えた。また、公演後には八斗さんが約1カ月間の篠山生活での体験を創作落語にして披露。観客の笑いを誘った。
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2015年8月18日19:19
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JR福知山線 運転再開
18日午後5時半ごろ、福知山線南矢代駅構内で発生した人身事故のため、新三田駅-篠山口駅間で運転を見合わせていたが、午後6時46分、上下線とも運転を再開した。
篠山署によると、20歳ぐらいの男性が、新大阪駅行きの特急と接触したという。男性は死亡した。