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2015年8月27日08:18
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三田の合唱団と再びジョイント 8月30日...
篠山、丹波両市を中心に活動する「コーラス・レヴール」(稲継江津子代表)と三田市の女声合唱団「Stella(ステラ)」(大塚美保子代表)のジョイントコンサートが8月30日午後1時半から、篠山市北新町のたんば田園公共ホールで開かれる。昨年、初めて共演し、互いの個性が融合することに感動を覚えた両グループ。今回は男声合唱も加え、総勢約140人でハーモニーを届ける。
4部構成で、1部はレヴールが「三地方の子ども歌」や「三原ヤッサ節」などを、2部はStellaのステージ。3部は両グループで、女声合唱組曲「悲しみの意味」から、「椿」「野ばら」などを披露する。
フィナーレでは、男声合唱団「丹波國」の有志や公募参加の男性らとともに混声合唱で、戦後70年を機に平和の祈りを込めて、「初心のうた」「とむらいのあとは」などを歌い上げる。
指導者の波部香代子さんは、「1、2部では両グループの個性を、3部ではそれが合わさった個性を楽しんでもらいたい。フィナーレでは男声が入ることでよりスケールの違いを楽しんでもらえたら」と話している。
1000円。問い合わせは稲継さん(090・9708・6086)。
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2015年8月27日08:17
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目立つ“ルール違反” プラ系ごみの分別...
丹波市クリーンセンター(春日町野上野、0795・78・9999)は、市指定ごみ袋「プラスチック系のごみ用」に入れる「プラスチック製容器包装」の分別に注意を呼びかけている。適切に分別されていれば資源として再利用されるが、汚れが残っているものや、「プラマーク」=図=のないものが混ざっている場合は、分別したつもりでも焼却に回される。同センターはどの程度、資源化されているか正確な数字をつかんでいないが、ルールが守られていないケースが目立つ状態。同センター(環境整備課)は、「『プラマーク』の有無で判断を」と呼びかけている。
同センター供用開始前の分別方法では、「プラスチック系ごみ」として、素材がプラスチックの物をひとまとめにしていた。新施設では、プラスチック系は、「プラマーク」の付いた「プラスチック製容器包装」に限り、素材がプラスチックでもプラマークのないものは「燃やすごみ」に分別するように変わった。
このため、以前の感覚でプラマークのないプラスチック製のハンガーや歯ブラシ、CDケースが入っていたり、プラマークの付いた容器でも、食べ残しなどの汚れがついたまま出されており、資源化できないケースが目立つという。
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2015年8月27日08:16
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9月17日に開局 たんばコミュニティFM...
丹波市民向けに地域情報などを発信する「たんばコミュニティエフエム」が9月17日午前9時半、開局する。周波数は「80・5」。朝、昼、夜の帯番組を除く、平日8時間を市民枠にあてており、市民が参加するラジオ局に育てていく。
写真・メーンスタジオとたんばコミュニティエフエムの関係者たち
NPO法人たんばコミュニティネットワーク(足立宣孝理事長)が運営する。氷上町市辺の足立理事長宅の工場跡を改装し、スタジオ(42平方㍍)を作った。メーンとサブ、2つの部屋があり、道路沿いのメーンスタジオは、大きな窓をしつらえ、外部からスタジオ内部が見えるようにしている。
音声をデータに変換し、同スタジオから光回線で安全山(氷上町)と高谷山(市島町)につなぎ、両山のアンテナから電波を出す。市内の60%の世帯をカバーする。
放送時間は午前6時から午後10時。放送開始と終了前の1時間は自動放送。午前7―9時、正午―午後2時、午後5―7時に同局が制作する帯番組を放送する。土曜は全日、市民枠とし、日曜は再放送とする。災害時は、宿直体制をとり情報発信に努める。
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2015年8月27日08:13
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懐かしの映画上映50回目 月1回、大手前...
篠山城下まちづくり協議会が月に1回、懐かしの映画を無料で上映する会が8月23日で50回目を迎えた。2011年5月から始めた上映会。上映するのは、昭和40年以前の邦画。テレビで放映されることも少なく、レンタルビデオ店にもなかなか置いていないこともあり、貴重な作品ばかり。毎回、数十人のファンが懐かしの映画を楽しみにしている。地域外からの参加も歓迎しており、丹波市内にもファンがいる。
写真・懐かしの映画を見る来場客ら=篠山市北新町で
同協議会の当時の会長の青木御代(みはる)さん(乾新町)が、昭和40年代まで同地域にあった映画館の雰囲気を復活させ、高齢者に喜んでもらおうと、青木さんがコレクションしている懐かしの映画約800作品の中から上映している。
1回目は市川右太衛門主演の「旗本退屈男―謎の七色御殿」、50回目は勝新太郎主演の「続 悪名」。往年の銀幕スターの作品が多く、「ゴジラ」などの特撮ものを上映したこともある。来場客の多くは、映画を見たことのある70歳代。ゴジラ上映の時は、子どもや親子連れも訪れたという。
今年2月までは篠山市民センターで開催し、40、50人の観客を集めた。「愛染かつら」と「君の名は」の上映の時は、80人の収容では対応しきれないほどの人気だった。今年3月からは、大手前展示館(北新町)内の同協議会拠点施設で行っている。
毎回来場しているという近藤治一(はるいち)さん(73)=宇土=は「懐かしさ、切なさ、戦争の悲惨さ、痛快さ、いろんな感情が湧き出る、楽しいひと時です」と話している。
次回は、9月27日午後2時から「旗本退屈男」を放映する。入場無料。上映スケジュールは青木さん(079・552・2065)か、丹波新聞日曜号のイベント情報で。
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2015年8月23日09:00
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北柏原川沿いにパチンコ店計画 説明と水...
丹波市が水あふれ解消策の検討を始めた(仮称)北柏原川(柏原排特水路)沿いの農地(柏原町母坪の国道176号柏原バイパス沿い)で、パチンコ店が出店準備を進めていることに関し、氷上町生郷自治振興会(里尚会長)と柏原町新井自治協議会(田原邦夫会長)が20日、開発業者に対し母坪周辺の住民に計画説明会を開くよう促すことや貯水対策を進出許可条件にすることを求める要望書を、丹波市の辻重五郎市長に提出した。
予定地は、北柏原川と柏原バイパスに挟まれた農地(約6000平方㍍㌃)一帯で、増水時に遊水地となっていた。
市が同川のはん濫防止策を検討するために今月初会合を開いた「管理検討委員会」は議論が始まったばかりで方向性が定まっていない。予定地は、同川を挟んで氷上工業団地の調整池と向かい合わせにあり、調整池と合わせて川の水を一時貯留する施設を整備する適地の一つと目されていた。
里会長は「北柏原川と高谷川の浸水防止柵(パラペット)を撤去し、水があふれる懸念が高まっているところに、また大型開発。周辺自治会が安心できるような協議を」と求めた。
辻市長は、「水の行き先がなくなり、あふれるようなことではいけない。大事な問題。よく考える」と応じた。
市は事前協議の中で、開発業者に、水問題への対応を考えるよう指示するという。開発予定面積が1万平方㍍以下のため、調整池の設置は不要。農業振興地域の網はかかっていない。市が策定を進めている特定用途制限地域の指定地域案に含まれており、条例施行後はパチンコ店の新規出店はできなくなるが、未施行の現時点では規制がない。
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2015年8月23日08:52
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空き家改装し史料館 明治―昭和の生活道...
8月24日は地蔵盆―。篠山市古市集落とその一帯で行われる地蔵盆では、毎年、地域住民が趣向を凝らした催しものを企画し、行事を盛り上げている。今年は、篠山市波賀野新田の今北哲治さん(75)の一家6人が、JA丹波ささやま古市支店跡横の町屋の蔵を改装し、明治から昭和中頃にかけての生活道具を展示しようと準備を進めている。その名も「古市村民芸生活史料館」。今北さんの娘、土居摩希さん(43)と夫の真二さん(37)は、「かつて宿場町だった古市の“懐かしいもの”をのぞきに来てもらえたら」と来場を呼びかけている。開館時間は午後5―8時。入場無料。
写真・明治から昭和中頃にかけての生活道具などを展示した「古市村民芸生活史料館」への来館を呼びかける土居夫妻=篠山市古市で
展示場となる町屋の蔵は2階建てで、1934年に建てられたもの。骨董好きの今北さんが、古市や市内をはじめ、関西一円から“古いもの”を収集。唐箕(とうみ)や足踏み脱穀機、欄間(らんま)や襖絵、火鉢、ながもちなどの大きな物から、謄写版(とうしゃばん=ガリ版)や蓄音機、陶器製のこたつ、オール金属製の扇風機、電気のなかった時代の氷で冷やす冷蔵庫など、懐かしい生活道具が所せましと並ぶ。
今北さんは昨年春、空き家だった町屋を購入。骨董品を保管、展示する場として蔵の改修工事を進めてきた。当日は、土居夫妻が生業としているたこ焼きなどの屋台販売もある。土居さん(080・1510・5273)。
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2015年8月23日08:45
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子育て親の会が「夏の特別教室」 春日で...
ひきこもりや不登校に悩む当事者の親や支援者らでつくる「子育て親の会」(竹安恵代表)が開設している「たんばTERAKOYA無量塾」が8月27、28の両日、ハートフルかすが(春日町黒井)で「夏の特別教室」を開く。夏休みの宿題や自由研究に取り組む。両日ともに午後2時から。
同会は、毎週土曜日(第1土曜日を除く)に同施設で塾を開き、参加者が自主的に課題を見つけて学び、交流を持つ場を設けている。参加無料。竹安代表(090・1674・3211)。
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2015年8月23日08:44
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「源氏物語を読む」受講生を募集 全3回...
一般社団法人ウィズささやまは9月19、27日、10月3日の全3回、青山歴史村(篠山市北新町)で古典講座「源氏物語『紅葉賀』を読んでみませんか」を開く。開講時間はいずれも午前10時―11時半。受講生を募集している。
立命館大学特任教授の中西健治さん(小野新)が講師。紅葉賀は光源氏が18歳の秋から19歳の秋までの1年間の出来事を描いた巻。
受講費2000円(3回分、テキスト代、入館料は別途)。先着20人。
申し込みや問い合わせなどは、青山歴史村(079・552・0056)。
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2015年8月23日08:44
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「もみじマラソン」出場者募集 青垣で11月
第38回兵庫・丹波もみじの里ハーフマラソン大会(同実行委員会主催)が11月1日、グリーンベル青垣を発着点とする遠阪川リバーサイドコースで行われる。ハーフ、5㌔、ジョギング(3㌔)の3部門で出場者を募っている。
定員はハーフ(15歳以上)と5㌔(中学生以上)が2500人、ジョギング500人(年齢不問)。参加費はハーフが3000円。5㌔は中学生のみ1000円、ほかは3000円。ジョギング1000円。参加者全員に参加賞、完走者には完走証を発行する。順位によって丹波特産品が当たるラッキー賞もある。
各住民センターなどにある専用振込用紙での申し込みは8月31日、ネット(http://runnet.jp/)申し込みは9月11日まで。大会事務局(0795・88・5057)。
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2015年8月23日08:43
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障がい者と共にスポーツの集い 参加チー...
丹波市(文化・スポーツ課0795・88・5057)は、10月6日午前10時から愛育館(市島町上田)で開く「丹波市ふれあいスポーツの集い」の参加チームを募集している。障がいのある人もない人も、スポーツを通して健康づくりとふれあいを深めるのがねらい。
卓球バレー、囲碁ボール、ストラックアウト、フライングディスク、スカットボール、ふうせんバレーボール、グラウンドゴルフなどを楽しむ。
市内在住、在学、在勤の障がい者や、ニュースポーツに興味のある人が対象。約30チーム(1チーム4―6人)を募集する。参加無料。8月28日までに同課へ。
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2015年8月23日08:43
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「まつり」
仕事上の所用もあり、毎年デカンショ祭に出かけている。今年は、日本遺産の効果もあってか例年以上の人出に思えた。2日目の16日、祭り会場の熱気にふれながら昨年のこの日を思わずにいられなかった。昨年の2日目は雨で祭りが中止。雨は市島町などで降り止むことなく、牙をむいた。▼人の歴史は、自然災害の歴史だという識者がいる。自然はときに、圧倒的な脅威として人にのしかかる。人は繰り返し災害にのみ込まれ、そのたびに苦しみをなめた。そんな災いから逃れることも願って、人は「まつり」を始めた。▼国語学者の大野晋氏は、まつりとは「神に物を差し上げて願いごとをすること」という。その願いごとには五穀豊穣もあれば、安全で平穏な日々への願いもある。23日、24日に行われる氷上町の愛宕祭の起源もそこにある。▼岡本丈夫氏の『たんば歴史の道』によると、元禄・宝永の頃、地元では飢饉が続き、大火災が起きるなど、村人たちは幾たびもの災難に打ちひしがれた。案じた村人は京都の愛宕神社に詣で、その分霊を勧請した。それが愛宕祭の起源になったという。▼平穏な暮らしを願い、自然災害をはじめとした災難が降りかからないよう祈った先人たち。その祈りが形になった「まつり」。祭りを楽しみながら改めて平穏を祈りたい。(Y)
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2015年8月23日08:41
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命を守る「丹波モデル」を
発生から1年が経過した丹波市豪雨災害―。256カ所から約50万立法㍍(10㌧ダンプ約10万杯分)の土砂が流出。うち104カ所で人家に影響が出たが、亡くなったのは1人だった。人的被害が最小限だったことは不幸中の幸いだったが、一方で、その数日後に発生し、多くの犠牲者を出した広島の災害に全国的な注目が移ってしまった。如実に減少したボランティア数がそれを物語った。
市の防災担当課によると、最近では、広島と同規模の土砂に襲われながらも死亡者が1人だったことが「優良事例」として他の自治体から評価されつつあり、担当者が講師役を依頼されることが増えた。他の自治体が関心を寄せるのは、「なぜ死亡者1人ですんだのか。あの時、市民はどう判断し、どう動いたのか」だという。
市は「市民の防災意識を高めるチャンス」と捉えているものの、1年前の災害の詳細な検証が終わっていない。家の外へと避難せずに2階へ上がったのが奏功した、自治会役員が積極的に安否確認に奔走するなどコミュニティが確立していた―のが人的被害の少なかった要因とされるが、一つ歯車が狂えば大惨事にもなりうる。半パニック状態の中で、住民たちはそれぞれ何を判断基準に、どう動いたのか、という検証を深めていくことが必要だ。
市は災害以後、「復興の丹波モデルを発信する」と意気込んでいる。災害発生予測の精度向上のほか、「避難なんてたいそうや」と思わない意識を広げ、災害に応じた避難場所やルートを浸透させるなど、まずは命を守るための「丹波モデル」も検討してほしい。(芦田安生)
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2015年8月23日08:40
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ひまわり句会
十年前、柏原でひまわり句会が発足した。母も私も所属していた「風」という俳句結社が無くなって四年後のこと。「風」の編集発行人は丹波出身の細見綾子で、その夫の沢木欣一が長年主宰をつとめた。細見綾子は平成九年、九十歳で逝去、その四年後平成十三年に夫沢木欣一が逝去。三千人以上の会員、同人の集っていた「風」という結社は終わった。
東海地区で、今の私の師である辻恵美子氏が「栴檀(せんだん)」を立ち上げ、今に至っている。平成十五年、「栴檀」の同人になり、句会を持つことも使命といわれ、それならば細見綾子の故郷、すなわち丹波で句会をと、たまたま本欄で知り合ったAさんに幹事をお願いした。高校の同級生、知人などを誘い、何より同じ師系の母と一緒に一年半句会をもてたことは幸せな時間だった。その母も脳梗塞に倒れ、よりによって言葉を司る機能に障害が残った。「なぜ、母の最も生き甲斐の部分が奪われたの」と神様を恨むこともあった。
その間も、ひまわり句会があることで、丹波へ通うことが続いた。会員の中にも、夫や父母を亡くす人も増えた。今思えば、まさにそういう世代だった。今回、会員それぞれが十年間の俳句を十句と短い感慨を記した。その一句一句に歩んできた十年の月日が記されている。俳句というのは、生きてきた時間を詠むものなのだとあらためて思う。去年までは車で帰っていたが、この頃は電車が楽になった。あと何年続けられるかは分からないが、出会いを大切に、少しでも長く続けられたらと願っている。
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2015年8月23日08:33
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土谷正男氏が死去 柏原町商工会長で業績
柏原町商工会会長や兵庫県商工会連合会会長を長年務めた土谷正男(つちたに・まさお)氏が8月20日午前10時41分、心不全のため丹波市内の病院で死去した。91歳。自宅は丹波市柏原町柏原239。葬儀は23日午後1時から丹波市柏原町田路49の「ネムールの森」で行われる。喪主は長男、孝夫(たかお)氏(エム&エム社長)。
土谷精肉店初代社長。1981年から2007年までの柏原町商工会会長在任中、91年、大阪花と緑の博覧会会場で使われた「山の駅」の払い下げを受けてJR柏原駅の駅舎として移築。また町商工会館の建設を手がけ、マツタケの香り付きテレホンカードの発売でも話題を呼んだ。
98年から07年まで県商工会連合会会長。06年には全国商工会連合会副会長に就任した。勲五等瑞宝章、黄綬褒章を受章。
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2015年8月23日08:32
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自主映画上映グループ「SHARE」代表...
社会問題を映画で学ぶ
2011年に起きた東日本大震災で、原発や放射能についてそれまで無知だったことに気づき、ジャーナリストの守田敏也さんを招いて有志で勉強会を開いたのが始まりだった。知人ら4人でグループ「SHARE(シェア)」をつくり、環境汚染や食べ物、命などにもテーマを広げて篠山市民センターでドキュメンタリー映画の自主上映会を続けてきた。
今、一番気になるのは子どもたちの食べ物。「添加物だらけのおやつを毎日食べている子がいる。食べる物で体も心もできていることをもっと知ってほしい」。次回、11月5日に篠山市民センターで開く映画会は、子育て中の父親が子どもたちの食の安全を守ろうと制作した「パパ、遺伝子組み換えってなぁに?」を上映する。時間は午後2時から(託児あり)と、午後7時から。上映会にはお母さんたちの参加が多くなってきており、子どもたちの未来をよくすることにつながると期待している。「毎回観に来てくださる人もいるが、テーマが重いので戸惑う人もいる。多くの人を呼ぶのは難しいが、続けることに意義があると思う」。
大阪府八尾市で生まれ、小学生の時に東京へ引っ越した。16年間勤めた大田区の保育士を辞め、バイクツーリングで自然に魅せられていた北海道へ。篠山へは、有機農業で黒豆をつくる農家との出会いが縁で、5年ほど前に移り住んだ。福島の子どもたちを受け入れるキャンプ「笑顔つながる篠山ステイ」には、今年もスタッフとしてかかわっており、「キャンプの必要性などを知ってもらえるよう、今後フェイスブックなどで発信していきたい」と話す。47歳。
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2015年8月23日08:32
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「全国中学校水泳競技大会」で標準記録突...
丹南中学校1年生の井上真帆さん(ピュアスポーツ柏原所属)が18、19の両日、秋田県立総合プールで行われた「全国中学校水泳競技大会(長水路)」に出場し、200㍍自由形で2分5秒98をマーク。日本水泳連盟ナショナル選手標準記録(2分6秒27)を突破し、12月から行われる中1生―高3生対象のナショナル選手強化合宿の参加資格を得た。
井上さんは200㍍自由形では予選で2分5秒98のタイムを出し、30人中15位、1年生では2位だった。また、200㍍個人メドレーでは予選で2分21秒25の記録で、27人中11位。1年生では最上位だった。200㍍個人メドレーではナショナル選手標準記録にわずかに及ばなかった。
井上さんは「目標だった『ジュニアSS育成合宿』参加条件の決勝に残れなかったので残念。(24―26日開催の)全国JOCジュニアオリンピック夏季大会でリベンジしたい」と話した。
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2015年8月23日08:31
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24日は地蔵盆
8月24日は地蔵盆。各地域でさまざまな催しが行われることでしょう―。
宿場町の面影を残す篠山市の古市集落とその一帯では、地域住民が軒先で趣味の作品や闇夜を彩るあんどんの展示をはじめ、日ごろの練習の成果を披露しようとコンサートなどを催す。また、骨董好きの男性が、これまで収集してきた「古いもの」をお披露目しようと、町屋の蔵を改装して、家族総出で展示準備を進めている。
わが村、今田町下小野原の和田寺でも5年前から始まった地域の老若男女による芝居が催される。これまで「一休さん」などの有名な昔話を上演し、好評を博してきた。今年の演目は「浦島太郎」。わが子2人も大勢の大人や子どもに交じって出演するようで、定期的に寺に集まり、練習に励んでいる。
少子高齢化によって、地域行事の開催が困難になってきている昨今にあって、このような状況は喜ばしいこと。古くから受け継がれてきた〝過ぎ行く夏の風物詩〟は、今や、地域と世代をつなぐ貴重なまちの行事という意味合いを持ち始めている。(太治庄三)
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2015年8月23日08:29
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「木の駅プロジェクト」9月19日から集荷...
NPO法人丹波グリーンパートナー(能口秀一理事長、氷上町常楽)は、地域住民やグループが山から伐り出した木を買い取り、薪などにして地域に循環させる仕組み「木の駅プロジェクト」における木材の集荷を9月19日から始めることを決めた。同プロジェクトに参加するには、チェンソーなどの機械、機具を安全に使用するための講習会を受けることが条件で、同講習会を8月28日から始める。ストックヤード(木の駅)を市島町段宿に整備し、集荷の準備を進めている。
同プロジェクトは、市内に設ける「木の駅」に間伐材、林地残材、災害木を出荷すれば、トンあたり6300円(現金3300円+たんば共通商品券3000円分)で買い取ってくれる(換金日は、集荷日とは別)。木材は、2㍍、1㍍、40㌢のいずれかの長さに切り、2㌧車までのトラックで入場すること。午前9時―午後5時。
チェンソーを使用する人が受講する「チェンソー特別教育および木の駅入門講習会」は、28―30の3日間、ライフピアいちじま(市島町上田)や市島町前山地区の森林で行われる。1―2日目は午前9時―午後6時、3日目は午後3時まで。定員15人で、受講料1万7000円。法令に基づいたチェンソー作業従事者としての資格を取得する。
チェンソーを使用せず、集材や搬出、運搬などの作業で参加しようとする人のための「木の駅入門講習会」は、8月30日か、9月5日のいずれか1日を受講。同町前山地区の森林で午前9時―午後3時まで行われる。定員10人で、受講料1000円。想定される作業内容を確認し、安全管理技術を身に付ける。今後も安全講習会は月1回程度、集荷日は月4回程度設ける予定。
このほか、同プロジェクトに賛同する森林所有者(森林登録)や、ストックヤードとして利用できる土地(1000平方㍍以上)も広く募っている。
同法人(080・3846・3941)は、「今後は、初心者の方が参加された場合にも対応できるようなリーダー養成が課題」としている。
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2015年8月23日08:26
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元気で長生き手伝って サポーター講座開...
高知市生まれで全国的に広がりをみせている「いきいき百歳体操」を地域で広げる「サポーター養成講座」が8月20日、柏原福祉センターであり、約40人が「皆さんの幸せな老後のために」と題した逢坂悟郎丹波健康福祉事務所長の講演に耳を傾けた。同体操は、丹波市が介護予防の一つとして今年度から本格的に推進している。
逢坂所長は、丹波市の高齢化は「日本の15年先の状況にある」と説明。団塊の世代が後期高齢者(75歳以上)になる2025年には現役1・4人で高齢者1人を背負うようになるなどの推計を示し、筋力をつける「百歳体操」により転倒予防などにつなげることの有用性を説いた。
高齢者でもトレーニングで筋力はアップするとし、要介護1、2レベルの人を想定して作られており、「元気な人には物足りないが、要介護の人にはちょうどにできている」と説明した。
養成講座の受講生は女性が大半で男性は5人。川柳講師の足立剛さん=青垣町大名草=は、「この年になっても役に立ちたいと参加した。いくつか会を持っているので、呼びかけたい」と意見を述べた。
次回講座から4回、百歳体操の指導方法など、実技を学ぶ。
市は今年度10カ所、17年度までに40カ所の立ち上げをめざす。教室は老人会やグループなど、住民の自主運営とし、最初の4回は、市の保健師が指導に出向く。3カ月以上続けることを条件に、おもりを無償貸与する。
問い合わせは市高齢者あんしんセンター(0795・74・0368)。
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2015年8月23日08:25
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成美大学が公立化へ 北近畿唯一の4年制...
福知山市は、学校法人「成美学園」が運営する私立大学「成美大学」(同市堀)を、来年度から公立化する関連議案を9月に市議会に上程する。可決されれば、北近畿で唯一の4年制公立大学になる。
同市公立大学検討事務局によると、開学をめざす公立大学の名称は「福知山公立大学(仮称)」。現在設置されている経営情報学部を「地域経営学部」に改め、地域経営学科と医療福祉マネジメント学科を設置する。地域でのさまざまな体験学習に加え、インターンシップなどを重視し、地域の活性化を担う学生を育てる。
開学当初は定員を50人とし、将来は200人まで増やしたい計画。公立化されれば国から地方交付税が交付されるため、学生納付金(入学金、授業料など)と合わせて大学の運営費とする。公立大学開学後、学生数が少ないうちは収支不足が発生するが、計画的に定員を増加し、約5年後の黒字化を見込んでいる。学生納付金は他の公立大学と同額程度になるという。
成美大学は2000年、同市と同学園との公私協力方式により、それまで同学園が運営していた京都短期大学商経科を4年制大学化し、「京都創成大学」として開学(10年に成美大学に名称変更)。当初から定員割れが続き、近年は入学者数が50人を下回るなど、厳しい経営状態に陥っている。こうした状況のなか、昨年6月に市民団体と同学園が、大学の公立化を求める要望書を同市に提出。公立化をめぐる動きが活発化している。
これを受け、昨年10月、有識者や市民らによる「4年制大学のあり方に関する検討会議」を設置。4年制大学の必要性、公立化の可否などを検証した。今年3月には、同市議会が公立化に向けた準備予算を可決した。
来年度入学試験は、10月のAO入試を最初に、推薦・一般入試、センター試験利用入試が行われる予定。