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2015年10月1日09:57
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風に揺れる秋桜 氷上町清住でまつり 10...
写真・見頃を迎えつつあるコスモス=氷上町清住で
丹波市の秋の風物詩、丹波市氷上町清住村おこし実行委員会が手掛ける集団転作コスモスの開花が始まり、恒例のまつりが4日、開かれる。
約7㌶に、500万本のピンク、白、ワインレッドなどの花が秋風にゆらゆら揺れている。最も多く植えられている「センセーション」は祭り頃にちょうど満開になる見込み。ほかに「シーシェル」、「ベルサイユ」など、やや遅咲きの品種もあり、10月上旬から中旬にかけてが見頃。
駐車場は無料。入園料300円。達身寺拝観とのセット割引500円。
問い合わせはひかみ観光案内所(0795・82・8210)。
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2015年10月1日09:56
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「中兵庫クラシックカーフェスティバルi...
11月3日午前10時から、丹波市市春日庁舎で開かれる「中兵庫クラシックカーフェスティバルinかすが」で展示する車両を募っている。100台を募集。1982年までに生産登録された国産、外国産の自動車で、違法改造車や暴走族風の車両は認められない。参加費1台3000円(記念品、軽食付き)。当日受付不可。10月20日までに、同実行委員会の高階さん(090・1599・0096)へ。
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2015年10月1日09:55
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名月
9月27日夜、ワイングラスを手に中秋の月見。とは言え、よくよく見れば心なし角張っているようだ。乱視もかくまで進んだかと嘆いていたら、翌朝の新聞に「昨日は十五夜、今夜がスーパームーン(地球最接近のため大きく見える満月)」とあった。▼国立天文台のネット情報にも「名月必ずしも満月ならず」。名月(十五夜)と満月のズレについての説明によると、月の満ち欠けの周期は29・5日なので、新月から満月になるまでの期間(月齢)は平均約14・8日だが、楕円軌道のため13・9~15・6日とかなりばらつく。従って満月は十五夜より最大2日遅れ、ごくまれには1日早まることもあるという。▼今年の場合、28日午前11時51分が満月だった。白昼は見えないので、午後7~11時頃の時間帯なら同日の方が27日より満月に近いわけだ。28日、この目で確かめようと宵の口から待ち構えていると、彼女は長らく待たせた後、たなびく雲間に恥じらうようにわずかに顔を見せ、成程それはすんなりと丸かった。▼天文台のデータでは、2001年からの20年間に中秋の名月が満月なのは7回だけ、昨年以降7年間はずっと1~2日遅れが続く。▼もっとも、完全無謬な目鼻立ちなのが必ずしも美人ではない。やはり十五夜が名月なのだろう。名月やいびつな箇所の愛しける(E)
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2015年10月1日09:55
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鮮やかTKO勝ち 篠山出身の角谷選手 ...
篠山市東新町出身のプロボクサー、角谷淳志選手(30)=金沢ジム=が9月27日、大阪市の大阪府立体育館で、タイ人のトードギャッド・シンハマナサック選手との試合に臨み、2ラウンドTKO(テクニカルノックアウト)で鮮やかな勝利を飾った。今回で4戦連続KO勝ちと絶好調。勝利を重ねてランキングを上げ、ベルト挑戦を見据える。
1ラウンド目からジャブとワンツーで攻めた角谷選手。終了間際には強烈な左フックを叩き込み、ダウンを奪った。
2ラウンドでも右ストレートで再びダウンを奪い、再開直後に集中打を浴びせてダウンを追加すると、レフェリーストップがかかった。
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2015年10月1日09:55
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きのこ狩りへ
先日、家族を連れて自宅裏山へきのこ狩りに出掛けた。わが家で食用きのことして伝わっているのは10種ほどあり、「アカタケ」と呼んでいる「サクラシメジ」や、「ノノビキ」と呼ぶ「ニセアブラシメジ」が採れた。わが子たちには、「将来にわたってわが家の秋の味覚を受け継いでもらいたい」との思いから、これらの食べられるきのこの特徴を懸命に伝えたがうわのそら。それよりも「毒きのこやで」と教えた「ドクベニタケ」や「キホウキタケ」の奇抜な色や形に心を奪われてしまっていた。
きのこの鑑定は難しい。素人が図鑑片手に調べられるものではない。「スギヒラタケ」のように、かつて食用だったものが、腎臓に疾患のある人らが中毒を起こしたことで毒きのことなった例もあるし、近年、各地で見つかっている「カエンタケ」に至っては、触るだけでも炎症を起こしてしまう。そんな超猛毒きのこも存在する。リスクのつきまとうきのこだが、やっぱり食べたい山の幸。自分で採って食べる採取の喜びと、栽培されたものでは味わえない〝野生の味〟の魅力は大きい。(太治庄三)
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2015年10月1日09:54
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昆虫エクスプローラ
「昆虫探検(エクスプローラ)図鑑1600」の著者、川邊透さんが我が家にやって来た!夫の古い友人で、日頃は奈良在住で昆虫達の探索に励んでおられるが、本日は篠山までその足を伸ばしてもらったのである。朝から張り切ってお重のお弁当を作り、早生ながら黒枝豆も用意して憧れの虫博士をお迎えした。
虫探索の場は、「龍蔵寺」と「ささやまの森公園」だ。山の中にすっぽり包まれた龍蔵寺に到着し、虫を探しながら歩き始めるが500㍍歩くのに2時間かかる。小さな昆虫を葉陰などに探しながら歩くので、当然といえば当然のことである。川邊さんに「古より男性は狩り、女性は昆虫探しをしていたので、昆虫を見つけ出すのは女性の方が上手」と教えてもらい、良い気分になって、より目を皿のようにして昆虫探しに没頭する。
虫を見つけるたびに生態など多くのことを教えてもらった。昼食時には長年の経験からの虫探索グッズの数々が詰まったリュックの中身も披露していただき、興味が尽きない一日となった。
この日の私が見つけた昆虫で一番のお気に入りは、幼虫図鑑の表紙を飾るような幼虫界の人気者リンゴドクガの幼虫。一見猫じゃらしのような緑色した愛らしい姿。あと、背中の赤いトゲが鎧みたいでかっこいいトゲアリ。川邊さんによく昆虫を見つけますね、と褒めてもらって大満足の私。皆さんも昆虫のことなら「昆虫エクスプローラ」でどうぞ検索を。美しく深淵なる昆虫の世界にようこそ!
(土性里花・グループPEN代表)
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2015年10月1日09:54
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柏原市街地にパン店 空き店舗活用事業で...
柏原中心市街地の空き店舗を改修し、パンを製造、販売する「パンの蔵 穂音」(柏原町柏原46)が5日、開店する。国の補助金を活用した「テナントミックス事業」として、まちづくり柏原(荻野吉彦社長)と八幡筋商店街連合会(前川隆正会長)が誘致した。
開業するのは、神戸市北区から柏原へIターンした齋藤嘉猛さん(35)、有紀さん(30)夫婦。嘉猛さんは、和食料理店をへて、神戸市内のパン屋で10年以上、修業を積み、特にフランスパンを得意とする職人のもとで腕を磨いた。
新店舗では、外はカリカリ、中はもっちりとしたフランスパンのほか、丹波の食材を活かしたクリームパンやあんパン、惣菜パンなど30種類以上を並べる予定。学生や地域住民に親しんでもらえるような手ごろな価格帯にするという。
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2015年10月1日09:53
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「栗まつり」開催 「ゆめの樹」春日で10...
クリを活用した地域づくりに取り組んでいる株式会社「ゆめの樹 野上野」(丹波市春日町野上野、上山義英社長)が10月3日午前10時から、同地区内の桂谷寺と「夢の里やながわ」を会場に、「野上野栗まつり」を開く。丹波栗を使ったスイーツの振る舞いのほか、音楽演奏会なども行われる。
丹波市内で採れたクリを中心に、「ゆめの樹」が管理しているクリ園で収穫したクリも一部使用し、加工品を振る舞う。10時から、やながわで栗餅(先着200人)、正午から同寺で栗ぜんざいが配られる(同)。午後1時からは同寺本堂を舞台に、地元の義積美由紀さん、北山佳範さんによる音楽ライブ。2時からはやながわで丹波栗の栗きんとん作り体験も行われる(同)。「ゆめの樹」のクリ園で採れた丹波栗「美玖里」の生栗販売もある。
同社(0795・74・3030)。
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2015年10月1日09:53
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氷上高生がフリマ 売り上げは全額寄付...
氷上高校商業科の課題研究班が10月3日午前10時から、丹波新聞社(柏原町柏原)ロビーで「ちいきのきずなフリーマーケット」を開く。日用品など、多くの商品を販売。売り上げは全額、寄付に回す。
同科3年生の7人でつくる「ちいきのきずな班」が運営する。校内で商品を募り、教諭や生徒からタオルや文房具、コップなどが集まった。売上金は、子ども支援の国際組織「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」に全額寄付。世界の恵まれない子どもたちに支援の手を差し伸べる。
同班のコンセプトは「地域、国際貢献をしよう」。これまで、8月のオープンハイスクールで中学生に簿記の模擬授業を行った。今後も小学校などでの出前授業や、フリーマーケットを開催する予定にしている。
班長の足立大和君は、「地域で活動し、得た資金を世界に広めて貢献したい。募金をする感覚で来てもらえれば」と来場を呼び掛けている。
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2015年10月1日09:52
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日本航空副操縦士 川上佳彦さん
子供の頃の夢を実現
(かわかみ よしひこ)東京都在住
1979年(昭和54)、氷上町生まれ。36歳。三田学園高校から京大工学部に進み、04年、大学院工学研究科修士課程修了、日本航空に入社。08年から副操縦士。
日航入社後、アメリカなどで3年半の訓練を積み副操縦士の資格を取って7年。国内線や欧米、東南アジアへの国際線を経験した後、韓国の大韓航空出向を経て、この9月から札幌、沖縄などの国内線を飛んでいる。
操縦室内は機長と2人。安全に時間通り、快適に、かつ燃料の効率性を考えなければならず、2人で話し合いながら最終的には機長が決める。「気象条件は毎回違うし、新しく経験することばかり。機長も大抵初めて組む人で、それぞれ学ぶことが多い。後から『こういうやり方もあった』と反省しながら自分の運航の〝引き出し〟を増やしている」。
最近、広島空港で離陸の際、地上滑走中に計器の表示が一部消えたので出発ゲートに戻って整備後、再離陸したことがあった。接触不良が原因だったらしいが、「もしこれが上空で起きていたらどうすべきか、などと考えますね」。「想定外」のことに備えて冷静に対応できる力を培っておくことも重要になる。
小学生の頃、家族旅行で北海道行きの飛行機に乗り、窓の外が一面雲の海なのがすごく新鮮で、大きくなったらパイロットにとの夢を。順調にその道を歩み、「希望がかなえられて幸せと思います」。
ただ、パイロットの生活はドラマに出てくるほど華やかなものではない。国内線では同じ路線をわずかな時間休憩するだけで3―4フライトしなければならず、食事は「クルーミール」と呼ばれる弁当を操縦室の中で。「国際線だとぶらりと町に出る時間もあるんですが、睡眠不足は絶対避けなければいけないので、十分寝ることを心がけています」。 九州に飛ぶ時、丹波の上空を通ることがあり、地図を頭に入れておいて、山や川を確認するのが楽しみだ。
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2015年10月1日09:52
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国土交通省近畿地方整備局河川部長 黒川...
ふるさとを誇りに
(くろかわ じゅんいちろう)大阪市在住
1961年(昭和36)篠山市古市生まれ。県立西宮高校、大阪大学工学部土木工学科卒、同大学院工学研究科修了。86年建設省(現国土交通省)採用。在サウジアラビア王国大使館二等書記官、都市局下水道部公共下水道課長補佐、水管理・国土保全局防災課災害対策室長などを経て2014年から現職。
近畿地方整備局は、近畿2府4県と福井県、三重県の一部を管轄。河川部は淀川、由良川など国直轄の10河川のほか、府県管轄の河川についても要望を受け、整備に取り組む。
篠山で生まれ、幼稚園に入園するまで生活したことで、丹波のことがいつも頭にある。「初めての勤務地の近畿で、昨年7月に赴任してほぼ1カ月後に起きた、市島を中心とした丹波市の豪雨災害には驚いた。平穏な地域と思っていたのでショックだった」と言い、災害の翌日に現地入りした内閣府調査団の案内役を買って出た。「雨の降り方が変化してきている。しっかりとした河川や砂防などの施設整備をはかる必要がある。住民自身もふだんから命を守る、助け合いの意識を高めておきたい」。
紀伊半島と、篠山市と大阪・京都府との府県境にある「深山(みやま)」の雨量レーダーが、リアルタイムで雨の降る場所や量を整備局に伝える。「アメダスよりも精密」という。
高校時代に読んだ長編小説「高熱隧道」の影響で、「人が幸せになる仕事がしたい」と思い、土木の道へ。「最近は、治山、治水事業のなかで、環境という考え方が注目される。但馬の円山川改修による河床切り下げで、コウノトリの餌場を作る工夫も見られ、同じような災害復旧を進める丹波地域の参考になるのでは」という。
「西宮の小学校時代には、夏休みに母の実家のある篠山で過ごした。古市から見内や真南条まで歩いて遊びに行ったこともある」と懐かしそう。今も休日に訪ねる。デカンショ節をテーマにした日本遺産認定で、ふるさとを一層誇りに思う。「各地を歩いた経験が役立てば」と優しい眼差しを向けた。
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2015年9月27日08:53
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桃源郷
植野記念美術館で作品の展覧会が始まった日本画家、小川芋銭(うせん)は、丹波竹田の俳人、西山泊雲に数多くの手紙を送っている。その中にこんな意味の文面がある。泊雲宅に9カ月間も滞在した翌年の昭和2年に出したものだ。▼「大阪の混雑から逃れ、周囲を緑に囲まれた丹波に入った時の喜びを追想しています」「一宮神社での盆踊りを思い出します。清さんは今年も盛んに踊っておられるのでしょうか。やがて曼珠沙華が、竹田の河原に炎のごとく咲き誇るのでしょう」「石像寺での観月を思い出し、感慨にひたっています」。丹波での暮らしを懐かしむ思いを、何通もの手紙につづっている。▼芋銭には、桃源郷を描いた作品がある。桃源郷は、田園詩人の陶淵明が描いた理想郷のこと。肥えた田、美しい池、鶏や犬などの鳴き声が聞こえ、人々はのどかに暮らしている。この世とは隔絶された別天地を桃源郷という。▼芋銭は、日本が近代化していく中で切り捨てられた素朴な人間の暮らしや、その暮らしに流れていた宇宙観をすくいあげ、描いたと言われる。泊雲への手紙と照らすとき、芋銭は、丹波に素朴な暮らしを見、桃源郷を見いだしたのかもしれない。▼芋銭は丹波に逗留中、霧も描いた。霧におおわれた里の光景も芋銭にとって桃源郷だったのだろう。(Y)
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2015年9月27日08:47
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良い刺激を求める秋に
食欲の秋なので、今回は、食べ物と健康の話から入る。
検診で腎臓の数値が悪くなり、通院している。診察の日、私が医師に「これを食べたらいけない、あれもいけないと言われるが、病気に良い食べ物は」と尋ねると、「食べてはいけない物の方が多い病気なので」と言いつつ、「塩分は控え目に。生野菜は温めて。肉は鶏肉が良い」などとアドバイスいただいた。また、「飲み過ぎ、食べ過ぎに要注意」と話されるのを聞き、日ごろの不摂生を反省すると同時に、「医食同源」という言葉が思い浮かんだ。バランスの良い食事が病気の予防につながることを実感した。
薬局で、同じ質問をすると、薬剤師は困ったような表情で、「以前買った本をあげましょう」と言い、腎臓病に良い料理の本をいただいた。その上で、「この通りにしていたら、おいしさを出しにくいかも知れませんが…。楽しくやってください」と苦笑いしたが、温野菜と肉の組み合わせや味付けなどで、おいしさを出す工夫もできる。病気と上手に付き合いたい。
「生老病死」という言葉がある。一生を生きる上で、老いや病気、死の苦しみ、生きる苦しみもあるが、「悩めるのは生きている証拠」とも言える。
ある講演会で講師が、「人間は不快な刺激に反応しやすい特性がある」と言われた。不快な刺激が続くとストレスの度合いが高まる。ストレスを和らげるのには、良い刺激が必要。道ばたに咲く草花にふと目をやると、心がいやされる。「フラワーセラピー」という療法もあるらしい。
体と心の健康に留意しながら日々を過ごしたい。「花を見て心なごませ秋を知る」。(臼井 学)
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2015年9月27日08:47
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王様のスープ
古代エジプトの王様や王妃が好んで食したスープ、その主なる材料はモロヘイヤ。
かなり前、「モロヘイヤ」を初めて食べたときのことを本欄に書いたことがある。いつだったかとネットで「丹波新聞・やすらぎ・モロヘイヤ」で検索したら出てきた。何ともう十二年も前、二〇〇三年十月だった。初めての食感の驚きとか、ネバネバ食品は夫の好物だとか、その頃健在だった義母も「噛まなくても食べられると喜んだ」とか、他愛のない話。最後にクレオパトラが美貌のためによく食べたという話も。
その後、夫も畑で栽培、毎年食べていた。ゆがいて、刻んで鰹節をかけて三杯酢というパターンばかりで、いささか飽きてきた。そこでネットで評判のクックパッドを検索。色々なメニューが出てきた。クレオパトラはスープにして食べたという話が印象に残っていたので、スープのレシピに挑戦。まずはニンニクを炒めて、トマトのみじん切りと水、コンソメの素、塩麹を少し加えて煮立てる。最後に茹でて刻んだモロヘイヤを加えるだけ。ニンニクの香りとトマトの酸味が効いて、意外とさっぱりとしたスープに。二人分だとモロヘイヤは両手に一杯。トマトは中一個、コンソメの素一個、水二百CC。塩麹、にんにくスリおろしはお好みで。
その後、トマトソースにモロヘイヤを混ぜてパスタに絡めたり、中華風に鶏ガラスープの素に胡麻油を入れ、モロヘイヤと溶き卵を最後に回し入れたりと、色々実験。王様のスープ、名前だけでも元気になれそうだ。
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2015年9月27日08:46
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新家茂夫氏訃報/元篠山町長、元郡町村会長
元篠山町長の新家茂夫(しんけ・しげお)氏が9月24日午後9時20分、肺炎のため篠山市内の病院で死去した。92歳。自宅は篠山市後川奥246。葬儀は27日午後1時半から篠山市沢田336ノ1、JAホールささゆりで。喪主は二男、佳夫(よしお)氏。
1960年、城東町議会議員に選ばれ、篠山町議会議員、同議長などを経て、84年から96年まで篠山町長。多紀郡町村会長も務めた。
北摂丹波の祭典の開催にかかわり、たんば田園交響ホールなどの建設に尽くした。福知山線複線化や舞鶴自動車道の開通など交通網の整備も推進。大書院の復元、市役所庁舎の建設、兵庫医大病院の誘致、丹波篠山味まつりの開催など、農業や観光、文化の振興など地域づくりに功績を残し、多紀郡4町合併の道筋もつけた。
酒井隆明市長の話 信念のある誠実な政治家で、大変尊敬していた。折にふれご指導いただき、先日もデカンショ祭の報告に行ったところ、お元気にされていたのに、本当に残念です。
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2015年9月27日08:45
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水口伊勢次氏訃報
水口伊勢次氏(みずぐち・いせじ=元丹波農協代表理事組合長、元西紀町議会議長)9月24日午後2時10分、急性心拍出不全のため篠山市遠方490の自宅で死去、92歳。葬儀は26日おこなわれた。喪主は孫、義人(よしと)氏。
1955年、32歳で町議に初当選。副議長などを歴任し、63年、議長に就任。11年間、議長を務めた。96年から99年まで丹波農協(現JA丹波ささやま)代表理事組合長を務めた。
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2015年9月27日08:45
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「たんばコミュニティエフエム」スタッフ...
市民が言葉でつながる
丹波市をエリアとするコミュニティエフエム(80・5メガヘルツ)が9月17日に開局。「丹波市にエフエムラジオ局を」の〝言い出しっぺ〟で、6年目に現実のものとなった。
生まれも育ちも大阪市。広島県安芸太田町を経て8年前に丹波市に移り住んだ。
臨時職員として綾部市教育委員会で働いていたおり、「エフエムあやべ」と出合った。「しゃべり言葉で気楽にしゃべっていて、色んなことを伝えられる。こんなことができるのか」と衝撃を受けた。
丹波市で「旧6町」と語られるのを聞くにつけ、「個性ある6つの町が情報をクロスさせていけば、丹波市は盛り上がる」と、エフエム実現に奔走した。
その頃、丹波市のまちづくり指導員に採用され、出会う人出会う人に「エフエムの良さ」を説いた。興味ある人が集まり、研究会を作り、「たんばコミュニティエフエム」を運営するNPO法人に発展した。
転機は昨年の丹波市豪雨災害。同NPOが働きかけ、市が免許人になって設置した災害臨時エフエムで約2カ月半、市島町前山地区のコミュニティセンターから初めて電波を飛ばした。支援物資が積まれた広間の片隅にスタジオを設けた。仕切りもなく、広間をボランティアや被災者が行き来する中で放送した。
災害エフエムがきっかけになり集まった人材は、「丹波コミュニティエフエム」に再集結。場ができたことで、まちづくりや放送に興味がある人たちも集まってきた。「市民が市民の言葉で伝えつながっていける。こんな素敵な道具はない。市民の役に立つのが使命。使命を果たしていきたい」と微笑んだ。55歳。
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2015年9月27日08:44
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トライアスロン日本選手権で4位入賞 柏...
会社員の傍らトライアスロンのトレーニングを続けている澤瀉大樹(おもだかだいき)さん(25)=柏原町柏原=が、このほど佐渡ヶ島で行われた「ロングディスタンストライアスロン選手権佐渡大会」に初出場、4時間49分9秒で4位に入り、公益社団法人日本トライアスロン連合の強化指定選手に初選抜された。「世界で戦う足掛かりができた。もっともっと強くなりたい」と、さらなる高みを目指している。
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2015年9月27日08:44
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ジュニア五輪に出場「ベスト8入り目標」...
春日中学校陸上部の細見大樹君(1年)が、10月23日に日産スタジアム(神奈川県)で開幕する「ジュニアオリンピック陸上競技大会」(JO)の1年男子100㍍に出場する。8月の丹有記録会で標準記録11秒80を突破し、出場権を得た。細見君は「JO出場は素直にうれしい。ベスト8を目標にしたい」と意気込んでいる。
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2015年9月27日08:41
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察する能力
10年前から生活を共にしている愛犬が、血便を出した。そんなことは初めてだったので慌てふためき、すぐに動物病院に担ぎ込んだ。診てもらうと、「便秘か切れ痔」。内臓系の疾患ではなかったと、胸をなでおろした。
栄養剤の注射で胴回りと肩幅が大きくなった愛犬はすぐに元気を取り戻してくれた。人間でいえば熟年層に入る。これからも健康に気を付けてやらねばならないと思う。
当たり前だが、犬は言葉が話せない。体調が悪くても「今日は調子悪いんや」とも言えない。嫌なことがあるとワンワンと吠えることはできるけれど、何が嫌だったのかは、人間が判断するしかない。だから、普段からの関係作りと「察する能力」が求められる。
話を飛躍させると、人間も同じではないかと思う。相手の思いを考え、尊重し、その人にとってよりよい未来のために動くことが、良好な関係をつくる。声を上げないからと言って、つらくないわけではない。声を上げたならば、その思いをくみ取る。
テレビの向こうで上等なスーツを着て騒いでいる人を見ながら思った。(森田靖久)