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2015年10月14日16:06
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年賀はがきでPR 10月15日から予約 篠...
篠山市日本遺産推進協議会(会長=酒井隆明市長)が、今年4月同市が日本遺産に認定されたことを市内外にPRしようと、認定記念の年賀はがきを販売することにし、10月15日から予約受付を始める。
表面には篠山市役所から見た篠山城跡のサクラ景色の写真とともに、「篠山市が日本遺産第1号として認定されました」と書かれている。1枚52円。インクジェット紙。10枚単位の販売で、何枚でも購入できる。
限定10万枚。予約は11月10日までに、同協議会事務局の市企画課に電話(079・552・5106)か、ファクス(552・5665)などで必要枚数と名前、電話番号、受け取り場所(市企画課、各支所)を伝える。受け渡し期間は11月16日―12月15日。
11月16日―12月28日、篠山市民センター(黒岡)内で直接販売も行う。予約で限定枚数に達した時は、直接販売は行わない。
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2015年10月14日16:02
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熊野神社(丹波市山南町阿草)
阿草部落の右手の山裾に鎮座している神社。 創建は比較的新しい永禄2年 (1559) であり、 現在の社殿は延享2年 (1745) の建立である。 当時は神宮寺とも言われ、 神仏習合の形態であったが、 明治時代になって、 分離令によって、 かなり遠方に寺が移り、 近くに地蔵尊が残るのみである。 この熊野神社は間口三間もあり、 屋根も桧皮葺で重厚である。
彫り物がしつらえられたのは、 安永8年 (1779) で、 その数の多さと多彩さには目を見張るものがある。 正面向背にはまず竜。 木鼻には定番の唐獅子と獏だが、 驚いたのは獏の代わりに足が馬で頭に角がある麒麟もここにある。 また上部の肘木鼻にも宝珠を握った竜、 肘垂木には細長い竜が全部で14頭、 唐獅子も同数だ。 麒麟は4頭もある。 脇障子には、 鶴に翁と童子、 海亀もあり、 長寿を願ったのであろう。 4代目中井言次君音、 5代目中井丈五郎正忠、 その相方達の合作と思われる。
元高校教諭 岸名経夫
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2015年10月14日16:01
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蛭児神社(京丹後市久美浜町湊宮)
久美浜湾の出口近く、 湊大橋の東側に鎮座する神社。 中央の社殿が蛭児神社 (ヒルコとは古事記に登場する神で鬼子と言われている)。 この界隈は歴史的事象が多くあり、 順徳天皇が承久の変 (1221年) で佐渡へ流された後、 鎌倉3代将軍、 源実朝がその社を現在地へ遷座した。 またこの地は北前船の基地として往時大いに栄えたと言われており、 五軒家と称された回漕業者が住んでいた。 その後地域住民が、 豊漁祈願と全盛時代の遺跡を祈念して境内左手にその模型を奉納している。 蛭児神社の左後ろに日御碕神社がある。
ここに彫り物を見つけた。 正面向背に立体感溢れる竜の姿がある。 首を左上に向け、 目にはガラス玉が入っている。さらにもう1カ所に、中央にある宝珠をしっかり握った下向きの竜がいる。 木鼻の両端には、唐獅子と象の彫り物が辺りを威嚇するように、睨みをきかしている。 6代目中井権次正貞の銘がある。
元高校教諭 岸名経夫
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2015年10月11日09:05
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生活よくする事業だけど
水道事業を経営する立場から見れば、丹波市が示す水道ビジョンに基づく配水計画は効率的なのだろう。青垣、幸世住民が反対している青垣新水源問題だ。不安定な春日地域の水を補うため、水の豊富な青垣に新しい水源を求め、既存の浄水場などの施設や、天王坂を使えば水が通せる。“玉突き式”に、青垣から隣の幸世に水を送り、幸世の水を春日へ送れば効率的だ。新水源から国の基準値を越えるマンガンが検出されたが、取り除けば安全な水になる。そもそもマンガンは適量であれば、体に必要な栄養素の一つでもある。同じ丹波市内でも同様の処理をした水を飲んでいる地域はある。
市は配水計画を水道法に基づき、水道事業者の視点から、安全な水を市民の負担が増えないように効率的に提供しようと進めている。一方の住民は、「春日に水をあげるのはよいけど、自分たちも今まで通りの水がよい」と言っている。幸世にいたっては、「なんで丸々春日にあげて、自分たちの水を自分たちが飲めへんの」と怒っている。
この問題が長期化しているのは、事業の意義を理解してもらおうとする市の“説明”と、腑に落ちない“感情”を訴える住民とで議論が噛み合っていないからだ。そして、問題の根本となる不祥事を起こした市の方の分が悪い。
住民からの反対意見を受けて市はこのほど、配水計画の見直し案を示したが、青垣、幸世は連携して市と交渉に臨むことを検討するなど、反発を強めている空気さえある。市民の生活をよくするための事業だが、関係住民が納得しなければ進められないのも公共事業だ。早期解決を願う。(芦田安生)
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2015年10月11日09:05
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イラストレーター・デザイナー 吉竹 惠...
丹波の色をデザインに
「そこに在る物語」をコンセプトにしたファッションブランド「にいろ」を展開している。シロツメクサやキンポウゲ、夏野菜など、身近にある植物をイラスト化し、それを柄にした色鮮やかなカットソーやタイツ、風呂敷などを製作している。
もともと絵を描くことに興味がなかった。「中学生のとき、美術の成績も良くなかった」と笑う。氷上高校時代、趣味もなく、漠然と将来について焦っていた中、何となく遊びで始めたのが絵を描くことだった。
パソコンのお絵かきソフトで遊ぶうち、デザインの世界に引き込まれた。当初は漫画の模写を楽しむ程度。それが次第に「デザイナーになる」が目標になった。高校2年の終わりから多可町の絵画塾に通い、大阪芸術大学に進学。卒業後は、大阪でデザイナー兼イラストレーターとしてスタートを切った。
活動の中で、キャンペーン用のデザインやイラストは、時期が過ぎれば使われなくなることに疑問を感じるようになった。「自分の作品が捨てられていくようで、やりきれなかった」と話す。「都会じゃなくてもクリエイティブな仕事はできるはず」と考え、約3年前に帰郷。以降、観光や飲食店のパンフレットなど、ずっと愛着を持ってもらえる作品作りに励んでいる。
「にいろ」を立ち上げたことで、ようやく“自分のデザイン”が確立できたという。「にいろ」を漢字で書くと「丹色」。自身の個性と丹波にある色を重ね合わせてデザイン化し、「人から人」「丹波から街」へつなげたいという思いを込めている。
「丹波には、素敵なものがたくさんある。デザインを通じて形にし、それを発信していきたい」。29歳。
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2015年10月11日09:05
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種まき
市島町の竹田に生まれた私は、小学校時代、郷土出身の偉人として芦田恵之助について学んだように思う。「思う」というのは、何を教わったのかまったく覚えていないからだ。何が偉いのか承知しないまま、名前だけは覚えていた。▼記憶の底にあった恵之助がよみがえったのは、大学に入ってからだった。久野収、鶴見俊輔の共著『現代日本の思想』を読んでいると、恵之助が登場してきたのだ。「恵之助の説いた随意選題はのちに生活綴り方運動という国語教育に発展した。随意選題は、日本のプラグマティズム(実用主義)の端緒となった」と紹介していた。▼論の中身はさておき、当代きっての知識人である両氏が、恵之助を取り上げていたことに驚いた。そして何より恵之助のすごさに感服し、わが郷土がすごい人物を輩出していたことをこのときに痛感した。それまで愛郷心のかけらもなかったのに、郷土への誇りが芽生えた。▼柏原ライオンズクラブの依頼を受け、柏原町内の小学校で子どもたちに柏原ゆかりの偉人の話をするようになった。どこまでわかってもらえるか心もとないが、わが身の経験に照らして、それでもいいかと思う。▼長じてから“再会”し、そのすごさを再認識して郷土を見直してもらえればいい。そのための種まきができればと思う。(Y)
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2015年10月11日09:05
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第445問
丹波地域の特産、「丹波栗」。栗の生産量と栽培面積が一番多いのは旧何町?
1.青垣町
2.篠山町
3.西紀町
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2015年10月11日09:05
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蓼科(たてしな)の秋
紅葉は黄葉とも書き、紅くなるものと黄色くなるものがある。俳句では、銀杏黄葉、楢黄葉、櫟黄葉、欅黄葉など、いずれもコウヨウ、モミジと両方の読み方をする。
先週、高校のミニクラス会で蓼科へ行ってきた。三年前にも同じ宿に集まった。そのとき闘病中で来られなかった友人が今回は参加することができたのが何より嬉しかった。宿は自動車大手企業関連の施設で、広大な敷地にゆったりとしたコテージ、そして何よりも信州らしい白樺の点在する景色がすばらしい。白樺は少し黄葉し始めていて、紅葉やススキも混じって、いかにも秋の深まりを感じさせる。ひんやりとした空気が身体を浄化してくれるようだ。
今年は四月に高校卒業五十周年の集まりもあったが、気の合った者同士のミニクラス会はまた一味違い、言いたいことを言い合ったり、励まし合ったりできるのが何より良い。七十代まであと一、二年と迫り「正真正銘の高齢者になるんだけど、実感はないよね」と口々にぼやいたり愚痴ったり。
西は丹波、大阪、西宮から、東は名古屋、岐阜、三重、神奈川、東京、千葉から総勢二十八名が参集。二次会ではそれぞれの近況報告。二日目はゴルフや観光組に分かれ、爽やかな蓼科の秋を楽しんだ。最終日の三日目は、車山高原まで足を延ばす。標高二〇〇〇メートル近い高原をリフトで登り、色づき始めた紅葉や黄葉、ススキのなびく高原の景色に見入った。
何よりも次に元気で会えることを堅い握手で約束して、それぞれの帰途についた。
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2015年10月11日09:05
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身近な「人」から
新聞に登場する人と言えば、何かを成した人、何かを始めようとしている人などが多い。けれど、何気ない暮らしを送っている人も、話を聞けばドラマチックな人生であったり、他の人から共感を得ることがあったりする。
本紙で毎週日曜日号に連載している「人」コーナーは、まさにそういった市井の人々に焦点を当てる。
連載開始後、私が2度目に担当した方は、今年100歳を迎える“歌人”の小林ふみ子さん(4日号掲載)。夫の戦死、女手一つでの子育て、農業と、大変な苦難を乗り越えてこられ、その時々で「短歌を詠むということに支えられた」という。
ずっと順風満帆という人はいない。うれしいことだけでなく必ずつらいことがある。そして、それを越えるための何かがある。その事実を改めて思う取材だった。
インドの指導者、ガンジーは言った。「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ」。小林さんの人生はまさにそうだった。著名な人の言葉でなくとも、身近に教訓を与えてくれる人がいる。 (森田靖久)
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2015年10月11日09:00
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前山から支援の手 台風18号被害 被災地...
台風18号による災害の被災者を支援しようと、前山小学校PTA(角木慎典会長)が、タオルや衣類などの支援物資を集め、7日、丹波市内の民間7団体でつくる「ちーたん災害サポートネット」に託した。後日、被災地で活動しているボランティア団体に届け、そこから被災者に配ってもらう計画。同小学校児童がしたためた、被災地の小学生に向けた心温まる応援メッセージカードも添えた。角木会長は「去年の丹波市豪雨災害のとき、全国から多くの支援を受けた。少しでも恩返しができれば」と話している。
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2015年10月11日09:00
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俳人・西尾武陵偲ぶ 篠山市俳句協会
篠山市俳句協会(松葉久喜会長)が、大山地区出身の江戸時代後期の俳人、西尾武陵(1766―1838年)の生誕250年に当たる来年に向けて、継続的な句会や、記念俳句ラリー、講演会を計画している。4日、年に1度の「丹波篠山ふれあい俳句ラリー」を城下町で行い、武陵に関する話を参加者に披露。中央図書館で記念展を開くなど、機運を高めている。
武陵の生家は、西尾家住宅(大山上)で、国登録有形文化財に指定されている。同協会は武陵が地元の人にあまり知られていないことから、生誕250年を機に広く知ってもらおうと企画。これから毎年、没月にあたる12月の第1日曜に武陵を偲ぶ句会を開くほか、来年の俳句ラリーを西尾家周辺で行ったり、研究者の講演などを計画している。
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2015年10月11日09:00
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空き家利活用で「協力隊」委嘱 青垣・中...
青垣町口塩久の中川ミミさん(34)がこのほど、丹波市から移住・定住促進や空き家の利活用に関する活動に従事する「地域おこし協力隊員」に委嘱された。3年間、移住・定住促進に関するホームページの作成、移住・定住希望者への相談対応、施策の提案、空き家バンクへの登録物件の調査や運用にあたる。
母親はエチオピア出身。生後まもなく青垣で暮らしはじめ、佐治小、青垣中の出身。カリフォルニア州立大学を卒業後、国際協力のNGOに所属。自然災害に遭った地域や貧困地域で、住宅の建築や修繕を通して現地の人たちの自立を促す活動に関わってきた。
「空き家事業と地域を組み合わせ、まちが変わっていく様子が体感できるような仕組みが提案できれば」と話している。
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2015年10月11日08:50
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国鉄愛称板など展示 中兵庫信金青垣支店で
中兵庫信用金庫青垣支店ロビーで、14日の「鉄道の日」にちなみ、国鉄時代の「愛称板」など、鉄道グッズ約60点が展示されている。
紺地に白抜きのひらがなで駅名が記された丹波市内の「電柱板」や、運行区間を示す「行き先板」、「丹波ハイキング号」「神鍋スキー」などの「愛称板」などが展示されている。国鉄駅長らの帽子、「特急北近畿」の旧式車両の写真などもある。
市内の愛好家が集めているものを借りた。10月末まで。
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2015年10月11日08:50
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11月23日まで名刀展 篠山市立歴史美術館
篠山市立歴史美術館(呉服町)で「百花繚乱の名刀展―大徳川家・大名家の御腰物」(市教育委員会主催)が開かれている。徳川家や大名家に伝わる美しい名刀など38点を展示。「ここまでそろう展示は滅多にない」と、刀匠が感心するほどの内容で、国指定重要文化財以上に価値があるとされる「特別重要刀剣」や「特別重要刀装」なども間近で見ることができる。市教委は、「近年の刀剣ブームもあり、これまで美術館を訪れたことのなかった人にも関心を持ってもらえる展示では」と来場を呼び掛けている。11月23日まで。
入館時間は午前9時から午後4時半。月曜休館(祝日は翌日休館)。入館料は大人500円、大学・高校生400円、中学・小学生300円。
同施設(079・552・0601)。
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2015年10月11日08:40
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宝くじの図柄に登窯 10月14日から
近畿宝くじ第2475回の図柄に、篠山市今田町上立杭の「丹波焼最古の登窯」のイラストが採用され、14―27日の期間、近畿一円で発売される。
宝くじには、今年6月に修復が完了した丹波焼最古の登窯の全景と、その登り窯での焼成風景が描かれている。また、兵庫陶芸美術館が所蔵している丹波焼で室町中期作の壺と、江戸後期作の徳利のイラストもあしらわれている。
最古の登窯復興と丹波焼の里活性化推進委員会は、「丹波焼を不特定多数の方々に広くPRできる機会に恵まれた」と喜び、「丹波焼の里の皆さんをはじめ、丹波焼ファンの皆さんの夢が成就することをお祈りします」と話している。
1枚100円。当選金額は、1等2000万円(1本)、前後賞(2本)および2等(6本)が100万円。
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2015年10月10日16:29
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手打ちそば料理「そばんち北奥」
ロケーション抜群
山と畑に囲まれた高台の古民家で、落ち着いた雰囲気のなか手打ちそばが味わえる。原則予約制で、メニューは、季節感あふれるおまかせコース(2000円)とランチセット(800円)の2種類。できる限り地元の食材を使っている。
店主の日野智人さん(54)は和食の料理人。今の季節のおまかせコースは、丹波鹿のソテーなど前菜三種に、山の芋とオクラがかかった創作そば「とろとろそばがき」、イチジクなどの揚げ物、十割の盛りそばに、栗渋皮団子などのデザート。
ランチは、二八そばに一品が付く。「当日の朝、『お昼に行きたい』でもよいので、事前に電話を」と日野さんは話している。
丹波市市島町北奥997
tel.0795・85・0234
営業時間/11:00―16:00、17:00―21:00
不定休(予約制、要電話確認)
席数/16席 駐車場あり
http://blogs.yahoo.co.jp/tannba_hino
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2015年10月8日11:22
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300年ぶり大修理完成 県指定文化財 祭礼...
写真・300年ぶりに大修理が完成した高座神社の本殿=山南町谷川で
県指定有形文化財の高座神社(山南町谷川)本殿の保存修理事業が完成した。再建以来、約300年ぶりの大修理。11、12の両日の秋の祭礼で氏子らに披露される。2012年4月に着工して以来、ほぼ3年半がかり。
修理前の本殿は、長年の風雪で、全体的に老朽化が目立ち、県や丹波市の指導により、工事に着工した。修理に伴う県教育委員会文化財課の調査で、本殿には、再建当時の材が数多く残っていることも確認されたため、半解体修理の方法を採用。柱など主要な軸部を残して建物をいったん取り除き、破損した部材を取り替え、補修した。檜皮葺きの屋根は葺き替えた。
文化財の保存、修復などを手掛ける川面美術研究所(京都市)や龍谷大学(同)の調査で、?がれた蟇股や彫刻の彩色が分かり、赤、青、緑、白などが施された。さらに、解体中に軒下から出てきた古文書により、再建当時の檜皮葺屋根の軒付けの厚みも分かり、1974年(昭和49)の葺き替え当時のものより薄くし、18・2㌢に改めた。工事を請け負った村上社寺工芸社(同町篠場)の村上英明さん(公益社団法人全国社寺等屋根工事技術保存会長)は、「屋根の軒付けの厚みを変えることにより、軽やかで優美な屋根になったと思う。工事全体を通じて昔の技術者の工夫の跡がうかがえた」という。
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2015年10月8日11:21
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恐竜になりきれ大声コンテスト 10月25日...
薬草薬樹公園リフレッシュ館丹波の湯(丹波市山南町和田)は、10月25日に開く「仮装恐竜大声コンテスト」の出場者を募集している。特別賞には丹波の特産品5万円相当が贈られる。
恐竜になりきって大声で叫ぶ。審査項目は、仮装50点、パフォーマンス30点、声量20点。
大人(中学生以上)と小人(小学生)の2部門がある。申し込みは同施設(電0795・76・2121、FAX0795・76・2128)。
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2015年10月8日11:21
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加藤登紀子コンサート
加藤登紀子「日本酒の日コンサート」(多可町ベルディーホール)で、男性ばかり27人のバックコーラスに加わり、「愛を耕すものたちよ」と「富士山だ」を歌った。「山田錦発祥の地」に因んだ同コンサートは毎年10月1日に開かれ、23回目を数える。バックコーラスもこれが8回目。▼登紀子さんが「この公演だけは3年先まで予定表に書き込んでいる」のは、お酒が好きという理由からだけではない。第1回目の前年、ツアー公演に来た時、ホールを住民達で企画運営する組織代表の奥村和恵さんらから「小さなホールだけど、山田錦の町の文化を守り、発信していこうという気持ちはどこにも負けない」との熱意を示され、意気に感じたからだ。▼奥村さん、戸田善規町長、生産者らとの座談会(たかテレビが近く放映)で登紀子さんは「私が歌を作るのは、多可で山田錦の種を作っているのと同じ。『耕す』がカルチャーの語源。文化は土地にあるものを育てること」と話した。▼亡夫の藤本敏夫さんが長年有機農業を手がけ、それを今も娘さん達に引き継いでもらっている登紀子さんらしい言葉だ。「愛を耕すものたちよ」には、「土に生きる者たちよ あふれる水と共にあれ」とある。彼女が今年命名し発売された23本目の山田錦の吟醸酒「富士山だ」は格別に美味かった。(E)
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2015年10月8日11:18
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有田隆夫氏訃報
有田隆夫氏(ありた・たかお=アリタ印刷工業株式会社創業者)3日午後2時23分、老衰のため丹波市内の病院で死去、97歳。自宅は丹波市山南町小野尻1227。葬儀は6日、おこなわれた。喪主は三男、豊(ゆたか)氏(アリタ印刷工業取締役)。