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2015年10月26日16:22
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秋の味覚イベント
イベント目白おしの10月も終盤、篠山市の大きなイベントは一段落し、丹波市の秋のビッグイベント「GOGOフェスタ」が25日、丹波の森公苑で開かれる。産業交流市、スイーツフェスティバル、ミスコンテストなど盛りだくさんだ。
今年の「GOGOフェスタ」はポスターに「味覚まつり」の記載がある。篠山市で10月に開かれたイベントは、「丹波篠山味まつり」、「城東味まつり」、「味覚フェア楽市楽座」と「味覚」「味」を前面に押し出していて、丹波市側は秋の味覚の売り出しが控えめと前々から思っていたので、丹波市産飲食物、農畜産物の宣伝になればと思う。
今月開かれた柏原の「織田まつり」、丹波市青垣地域で11月3日に開かれる「丹波八宿青垣の秋」(佐治市街地)は「GOGOフェスタ」ほど大規模ではないが、「味覚度」は高い。先週取材した氷上町三方自治会の「味覚まつり」でも大きなイベントに出店したら人気に火が付きそうな地元の食べ物が売られていた。
丹波市産をメーンにした味覚の一大イベントはできないものか。商機。もったいない気がする。(足立智和)
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2015年10月26日16:22
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「お米券」追加販売 プレミアム付き 11...
篠山米消費拡大実行委員会は、7―9月に販売したプレミアム付きの「篠山米を食べようお米券」が残っていることから3772枚を追加販売することにし、11月6日まで予約を受け付けている。
1枚1000円で1500円分のお米が購入できる。1世帯に付き上限は10枚。予約は、はがきかインターネット(市HP)から。11月中旬に郵送される通知書を、同21、24―26の4日間、市役所で購入代金を払ってお米券に引き換える。
事務局の市農都政策課(079・552・6580)。
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2015年10月26日16:21
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第447問
丹波市市島町出身の女性が作成したLINEスタンプ「いの坊と丹波弁」にもある「いつなとかまへん」の意味は?
1.いつでも構わない
2.いつもは咬まない
3.いつになるか教えて
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2015年10月26日16:21
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中島みゆきを歌う 氷上混声合唱団パスト...
氷上混声合唱団パストラール(三方正明団長、30人)の「第34回リサイタル」が、10月31日午後7時から丹波の森公苑で行われる。本格的な混声合唱組曲を披露するほか、歌手の中島みゆきの名曲を集めた企画ステージなど、バラエティーに富んだ内容。団員たちは来場を呼びかけている。
4部構成。第1部では、愛唱曲「汽車ポッポ」「七つの子」「赤とんぼ」など6曲を演奏。第2部は、男声合唱「丹波國」が賛助出演する。
第3部は企画ステージの「MIYUKI Cafe」。団員の田辺利典さん(氷上町石生)が編曲、演出、脚本を手掛けた。とある喫茶店のオーナーと店員が繰り広げる、お笑いありの楽しい舞台に、中島みゆきの曲を重ねる。「時代」「糸」のほか、「悪女」「世情」などを本格的な合唱曲に編曲。「麦の唄」では、丹波國のメンバーと共演する。
第4部では、混声合唱組曲「方舟」を披露する。「リズム、テンポの取りにくい難しい曲で、団員にとっては“挑戦”」という。
三方団長は、「たくさんの方の来場をお待ちしています」とPRしている。
チケットは800円(高校生以下は無料)。問い合わせは町家ギャラリーるり(0795・72・1608)。
同合唱団は、団員を随時募集中(荻野浄美さん0795・82・8043)。
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2015年10月22日08:52
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墨のにじみで独自世界 墨象系作家、西村...
写真・初めての個展を開く西村さん。手にしているのが「点無限」シリーズの1つ「玄点」=青垣町口塩久で
東洋書芸院同人の墨象系作家、西村弘道さん(76)=青垣町口塩久=が、10月24日から11月1日まで植野記念美術館2階研修室で個展「現代書の探求」を開く。午前10時―午後5時。半世紀を超える書道歴で初めての個展。25年ほど前から取り組んでいる前衛の作風を中心に41点を展示する。墨のにじみにおける世界を切り拓いたと評価が高い「点無限」シリーズも6点出展される。
写真愛好家で、好きな野鳥カワセミに誘われ、定年退職を機に大阪府大東市から16年前に青垣にIターンした。会社在職中から書に打ち込み、日本書道教育学会の通信教育で学び、書道専攻科を卒業した。若い頃から持つのは鉛筆より筆、といったライフスタイル。書道の教科書に載っているようなきちっとした字を書いていたが、知人に勧められ前衛書の世界に入った。
前衛書に挑戦し始めてしばらくして、おもしろいにじみができた。墨をポタリと落とすと、中心が最も濃く、にじみの先端に行くほど墨の色が薄くなるが、放射状に広がったにじみの先端が縁取りしたかのように濃くなった。西村さんは、紙と墨、墨に混ぜる成分を研究し、墨を動かす独自の技法を確立。無数の「点」だけの作品を制作し、1996年の同院記念公募展で推薦に輝いた。以後、「点無限」シリーズとして作品を発表している。
西村さん(0795・87・1833)。
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2015年10月22日08:51
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春日福祉会が職員を募る 保育士と看護師
春日福祉会(春日町国領865)は、来年4月採用の職員を募集している。
保育教諭、看護師を募集。ともに若干名の採用を予定している。看護師は正・准資格のどちらでも可。
同福祉会が同町内で運営する各認定こども園に勤務する。年齢不問(卒業見込み可)。11月6日午後5時までに、履歴書と資格証明書を同福祉会に郵送するか持参する。後日、採用試験(面接)を行う。
同福祉会(0795・75・0055)。
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2015年10月22日08:50
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柏原の織田まつり
柏原の織田まつりの武者行列に裃姿の家来役で参加。藩邸前から1㌔ほどのルートを、法螺貝、太鼓に合わせて1時間半かけて歩いた。自治会長として駆り出されたのだが、出て見ると結構面白い。随分大勢の人が遠方から見に来てくれているようだった。▼織田家18代当主の織田信孝氏(神奈川県在住)が殿様役に。信長次男、信雄の子孫に当たる。柏原藩は信長の弟、信包が初代藩主だが、3代で途絶えた後、大和宇陀藩主だった信雄の5代目、信休が柏原に移封されて来た。同じ信雄から続く山形天童藩主の末裔も健在で、信長嫡流の大名家としては柏原との2家だけが今も残る。▼行列の後、藩邸で開かれた辻丹波市長らとの座談会で、信孝氏は「以前に柏原の店で「『スケートの信成さんとどういう関係?』と聞かれた。地元の人がもう少し歴史のことを知ってほしい」と話した。因みに信成氏は信長7男の末裔で、江戸期は旗本だった系譜だ。▼柏原藩邸は全国で5カ所しか残っていない殿様屋敷だが、使われたのは筆者の記憶の限りでは、NHK番組「俳句王国」の会場になって以来、この20年間でやっと2回目。全く勿体ない。▼結婚式場などに使えるように開放し、合わせて武者行列にもネットで参加を呼びかければ、全国の若者の間でフィーバーするだろうに。(E)
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2015年10月22日08:49
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句集「百寿」で感謝つづる 波賀野新田の...
篠山市波賀野新田の西井雅子さん(99)が、来年3月で100歳を迎えるのに先立ち、句集「百寿」(丹波新聞社印刷)を出版した。50年近く俳句に親しんできた西井さん。数多くの作品の中から、最近詠んだものを中心に約140句を掲載している。西井さんは、「これまでご指導をいただいた諸先生、句友の皆さまのおかげで良き俳句人生が送れています」と感謝し、「最近、物忘れが多くなり難儀しているが、家の中にこもっているのは性に合わない。これからも多くの人との出会いを楽しみながら、良い句を詠んでいきたい」と笑顔を見せている。
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2015年10月22日08:49
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風化させない努力
昨夏の丹波市豪雨災害の影響で、土砂の仮置き場になっていたスポーツピアいちじま(市島町中竹田)の野球場の復旧工事が完了した。数カ月前まで、野球場の横を走る国道175号からでも、うず高く積まれて丘のようになった土砂が見えていた。
同施設の野球場では、毎年夏に女子の全国高校硬式野球大会が開催されている。今年は野球場が復旧中だったこともあり、春日スタジアムで行われたが、市担当者によると、来年は2年ぶりにスポーツピアで開催するという。
また、同地区では10、11の両日、2年ぶりに伝統の「丹波竹田祭」が盛大に催された。みこしの担ぎ手に話を聞くと、「例年より重く感じた」と話していた。久しぶりの重みを体に受け、さまざまな思いもあって感傷的になったのかもしれない。
地域で行われる催しも、災害から時間が経てば「○年ぶりに開催」という〝文句〟がなくなる。復興が進んでいるという意味では喜ばしいが、災害に思いを馳せる機会が減っていくのではないかとも感じている。あの日を忘れることはないが、風化させない努力は必要だ。(田畑知也)
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2015年10月22日08:48
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九州温泉の旅~地元スーパーはワンダーラ...
源泉掛け流しはもちろん、湯質、湯量、湯温、湯色?さらには高温時の温度の下げ方まで超こだわる父ちゃんに比べたら母ちゃんは無頓着で、何に期待をはせるかというと、買い物!でも行き先は決してザ・土産物屋ではなく、地元の母ちゃんたち御用達のスーパーがお好み。特に面白いのは乾物と調味料と粉物エリア。海が近いと海苔や海藻類、ダシの素材が多い。山に近いと乾山菜、乾麺、蕎麦やうどんなどは地元色が濃い。小麦粉、うどん粉、団子粉の見たことのないパッケージに心が躍る。地元の蔵元名が記載された、味噌や醤油、ポン酢に胡麻油には、もうメロメロ♪
今回、旅行した九州では知覧茶や鹿児島茶が有名で、特攻飛行場跡には茶畑が見渡す限り広がっているのを知った。一応、農家なので野菜エリアも見学し、外してならない酒エリアに突入!東北は日本酒が数多く並んでいたが、九州はさすが焼酎の本場!何じゃこれ?!の連発。店員さんをつかまえて面白食材を教えてもらうことも。食べ方を親切丁寧に教えて下さることもあり、人の温かさとたくさんの郷土愛を感じることもある。
今はネットがあれば何でも簡単に手に入るけど、こうやって地元の生産者が地元の人たちの食を支え、支えられているという地産地消って、なんて素晴らしい!ブラボー!と、戦利品がたんまり入ったスーパーの袋をさげながら店を後にする。「これだから旅行中の立ち寄りスーパーは止められん」とニンマリ笑いながら…。
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2015年10月22日08:48
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天内芋100%の芋煮 大山荘で収穫祭 10月2...
「大山荘の里収穫祭」(大山振興会など主催)が10月25日午前10時―午後3時、大山荘の里市民農園(篠山市大山新)で開かれる。名物の芋煮は、これまで大山地区産の里芋を利用していたが、今年は初めて100%大山上の「天内芋」を使う。
午前10時から開会式。丹南中学校吹奏楽部がオープニング演奏。その後、ほほえみ大山の童謡コーラス、篠山の歌手「黒豆まる」、ちめいどが出演。午前9時から農産物の販売。同11時から昼食(とふめし、芋煮、焼き芋、焼きそば、焼き鳥、おでんなど)の販売。里山クイズやビンゴゲーム大会、サツマイモ掘り(午前11時―午後1時半)も。午後2時20分からお楽しみ抽選会。
大山振興会(079・596・0001)。
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2015年10月22日08:47
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ミュージカル体験塾が公演 小学生ら43人...
丹波地域の子どもたちがプロの劇団の指導を受けてステージに立つ「丹波の森子どもミュージカル体験塾」の発表公演が10月25日、丹波の森公苑で開かれる。午前10時半からと午後1時半からの2回公演。演目は「輝けドリーム―もうひとつのピーターパン」で、歌あり、ダンスありの元気いっぱいのステージになっている。
今年度の塾生は、小学生38人、中学生2人、高校生3人の計43人。7月23日から全14回の練習をこなし、本番を迎える。「劇団ウエスト」(大阪府)が指導にあたり、発声や演技、ダンスなどを一から教え、本番でも一緒にステージに立つ。
入場料大人500円、高校生以下300円。全席自由。丹波の森公苑(0795・72・5170)。
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2015年10月22日08:47
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10月25日、GOGOフェスタ 子どもの体...
丹波市の魅力を発信する「丹波GOGOフェスタ2015」が、10月25日午前10時から丹波の森公苑で行われる。同実行委員会の主催。ダンスバトルイベントや子ども対象の各種体験コーナー、フリーマーケットなどさまざまな催しが開かれる。
市内外の30チーム以上が出場するダンスバトルを開催。市商工会青年部員らによる女装コンテストや三輪車レースなどもある。
「キッズチャレンジ」として、子どもが仕事や物作りを体験できるコーナーを設置。箸やキーホルダー作り、重機に乗ったり、歯科医師などの仕事が体験できる。
同日、秋の実りを集めた「秋の味覚フェア」、丹波栗・丹波黒豆・丹波大納言小豆などを使ったお菓子の祭典「丹波スイーツフェスティバル」も同会場で行われる。
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2015年10月22日08:46
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天満宮(丹波市氷上町上新庄)
氷上町の西小学校裏手山裾に鎮座する神社。 創建時不詳。 祭神は菅原道真。 石段を登って行く。 比較的こじんまりした中にも、 厳かな雰囲気が感じられる社域だ。 左手には稲荷神社もある。
彫り物を探してみる。 大きな竜の彫刻は見当たらない。 しかし、 社殿の上部には数々の彫り物が見えてくる。 肘垂木には、 左右側面にそれぞれ4頭の竜、 背面のそこには2頭の竜、 蟇股には長寿を祈念する優れた鶴亀、 木鼻にはおとなしい風情の唐獅子と獏、 肘木鼻には象の聖獣や兎も見える。 脇障子も興味を引く。 右側には尉と姥、 左側には伝説の菊慈童が、 夫婦で水瓶を中心にして長寿を願っている姿が見える。 社殿階段手すりの擬宝珠下の銅板には、 安永5年 (1776) に地元の有力者が社の再建を願い出た銘が刻まれている。 4代目中井言次君音の作であり、 当時26歳であった倅の5代目中井丈五郎正忠が助手を務めたと思われる。
元高校教諭 岸名経夫
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2015年10月22日08:44
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稲粒神社(福知山市川北)
創建は寛政11年 (1799) の比較的新しい神社である。 由良川などの氾濫で農作物がままならなかった地域住民が豊作を祈念して建立した村社なのだろう。 由良川沿いの平地に鎮座している。 境内社には、 八幡宮、 八坂神社、 天満宮、 今宮神社、 三柱神社、 金毘羅宮、 水無月神社、 その他3社があり、 信仰心の強い地区なのであろう。 本殿は一間社流れ造で正面に軒唐破風を付けている。 小振りではあるが、 京都府有形文化財である。
正面向背には左下方を見据えた竜の彫り物が見える。 そのすぐ上には、 迫力ある獅子噛が下の梁にかみついている。 懸魚には鳳凰が羽を広げ、 木鼻には、 定番の唐獅子と獏もしつらえられている。 本殿上部の木の枠組みも込み入ったものであり、 随所に竜などの小振りの彫り物が数多く目に入る。 左右の脇障子の仙人と龍と虎の彫り物も趣がある。 5代目中井正忠と相方の久須善兵衛の合作である。
元高校教諭 岸名経夫
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2015年10月18日09:09
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精神障がい学ぶ受講生を募集 篠山市社会...
篠山市社会福祉協議会(平野芳行会長)は11月5日から、四季の森生涯学習センター(網掛)などで「精神保健福祉ボランティア養成講座」を開く。4回講座で開講日時は11月5、12、19、26日のいずれも午後1時半―3時半。受講生を募集している。受講無料。定員25人(申し込み順)。
心の病は目に見えづらく、周囲の人に理解されにくい。「身近な精神障がいという病気を知ることから始め、自分にできることは何かを考えるきっかけになれば」と企画。同協議会は、「ボランティアができなくても、病気について知りたい人や、病気に関心を持っている人も受講を」と呼びかけている。
講座内容は、精神障がい者とのコミュニケーションと関わり方や、行政の役割と福祉制度、精神障がい者の現状などについて学ぶほか、「スマイルささやま」や「ふるさと館みちくさ」の施設見学も行う。
受講希望者は10月28日までに同協議会(電079・590・1112、FAX・590・1123)。
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2015年10月18日08:58
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文化の秋 スポーツの秋
篠山市俳句協会が大山地区出身の江戸時代後期の俳人、西尾武陵(1766―1838年)の生誕250年に当たる来年に向けてさまざまな顕彰企画を練っている。地元大山地区では地域を巡る企画で生家を訪ねたり、小学生が武陵のことを勉強したりして、武陵の認知度は高い。しかし、篠山市全体では認知度がそれほど高くない、と思った俳句協会がまずは今年の12月に武陵を偲ぶ句会を開催することにし、来年は生家周辺での俳句ラリーを検討している。「江戸時代の俳句番付にも載っているほど有名だった」と松葉久喜会長。丹波市の「田ステ女俳句ラリー」のような多くの人に長年親しまれている俳句ラリーを目指している。
同じ大山地区の追入集落に「三然館」という弓道場がある。国道から山道に入ると、林の中に忽然と長さ約30㍍の弓道場が現れる。13年前、元高校の校長だった青野博通さんが自費で建設したものだ。当初から初心者対象の教室を開き、いまは高校生も含め約20人が練習に励んでいるという。このほど、その道場の指導者の松本幸一さんが60歳以上対象の県大会で優勝し、きょう18日山口県で開催の全国大会に出場する。スポーツはさまざまな競技があるが、弓道は「人と競うものではなく、自分との闘い」という松本さん。「弓道は気軽に始められるスポーツ。生涯スポーツとしてさらに普及させたい」と弓道の魅力を広めている。
篠山市の大山地区で展開される文化とスポーツ分野の普及。そこには、「地元の俳人の功績を広めたい」「生涯スポーツを普及させたい」という人の熱い思いがある。(坂井謙介)
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2015年10月18日08:57
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九転び十起き
七転び八起きとは、御存じのように、七回転んで八度目に起きるの意味だが、その奥には度重なる失敗にも屈せず奮起すること、さらに人生の浮き沈みがはなはだしいという意味もある。七転び八起き以上の「九転び十起き」をモットーに生きた女性がいた。先日始まったばかりの朝ドラ「あさが来た」のモデルとなった近代日本初の女性実業家「広岡浅子」がその人。
嘉永二年(一八四九年)に京都の出水三井家、第六代当主三井高益の四女として誕生。お嬢様なのに一風変わった性格や振る舞いは、すでにドラマで見られた通りだ。あまり種明かしをしてはいけないけれど、豪商加島家に嫁いでからは、幕末の時代を乗り切り、さらに多くの事業に積極的に取り組んだ。
今月の始め、丹波への行き返りの間に文庫版「小説土佐堀川・広岡浅子の生涯」を夢中で読み切ってしまった。商売や事業だけでなく、女子にも教育が必要と、政界を駆け回って日本女子大創設にこぎつけるあたりのエネルギーには圧倒される。日本女子大学長になった丹波出身の女性「井上秀」との出会い、また秀が如何に浅子を尊敬していたかが詳しく書かれていて興味深い。
話は飛ぶが、今年のノーベル医学生理学賞に決まった大村智氏も「成功した人は、人より倍も三倍も失敗している」と語られた。少しえらいと、「あーもういやだ、やめたい」とすぐに思ってしまうお粗末な自分。失敗を恐れず、何事にももっと真剣に取り組まなくてはと、おそまきながら、九転び十起きの言葉が身にしみている。
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2015年10月18日08:57
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佐藤義巖氏訃報
佐藤義巖氏(さとう・ぎがん=前来迎寺住職)15日午前1時30分、老衰のため丹波市内の病院で死去、92歳。本葬は24日午後2時から丹波市青垣町中佐治116の来迎寺で。喪主は長男、弘巖(こうがん)氏(来迎寺住職)。
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2015年10月18日08:56
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小林久義氏訃報
小林久義氏(こばやし・ひさよし=元西紀・丹南町教育委員会教育長、元神楽小学校長)15日午前5時35分、篠山市内の病院で死去、90歳。自宅は篠山市真南条上1566。葬儀は17日、おこなわれた。喪主は三女、岸本京子(きしもと・きょうこ)さん。