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2015年12月20日09:04
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太鼓とシンセでコラボ ユニット「守破離...
篠山市内を中心に活動する和太鼓奏者、泉水雄太さん(33)とシンセサイザーなどの奏者、西田夫佐さん(50)が、ユニット「守破離(しゅはり)」を結成。1月16日午後7時半から、「ボナンザ」(篠山市池上345―2)でライブを行う。古風な太鼓と最先端のシンセサイザーを融合させる2人は、「今までに聞いたことがないような音楽を楽しんでもらえたら」と来場を呼びかけている。
「情熱大陸」「パイレーツ・オブ・カリビアン」「荒野の七人」「風の通り道」の4曲を演奏。さまざまな音色でオーケストラのような音を奏でる西田さんと、音の違う太鼓を操る泉水さんが競演する。
また、西田さんが弾き語りをするほか、泉水さんが所属する和太鼓グループ「破天鼓」も出演し、それぞれの普段の音楽も披露する。
チケットはワンドリンク付きで2000円。問い合わせは泉水さん(090・2595・1501)。
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2015年12月20日09:03
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篠山清掃センター運営負担金1017万円削除...
丹波市議会補正予算特別委員会(前川豊市委員長、19人)は、市が開会中の定例会に提案している一般会計補正予算案から、篠山市清掃センターへの運営負担金1017万2000円を削除する修正案を全会一致で可決した。同市は山南地域のごみを篠山市清掃センターへ搬入している。
提案していた増額補正は、集塵装置の緊急修繕、電気料金値上げ不足分、専属所長の配置に伴う人件費。
同特別委で林時彦議員が「篠山市清掃センター運営協議会や篠山市との交渉では、前向きな議論になっていない。2月に予定されている運営協議会での両市の議論を見極めた上で判断したい」と修正案を提案した。
22日の議会最終日に同特別委の前川委員長が修正案を提案、可決されると、同センター運営費を除いた補正予算案を採決する。
市は今定例会で、同議員の一般質問に対し、篠山市清掃センターの運営費の負担割合などが「納得できるものではない」との認識に立ったうえで、「早期に解決できるよう協議を進めたい」と答弁していた。
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2015年12月19日16:19
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「カスガ堂」
定番文具から雑貨まで
丹波市立中央小学校の向かいにある、戦後から続く老舗文具店。9月にリニューアルした。
定番の文具、事務用品に加え、0・2㍉の細いシャーペンや、逆に太い鉛筆のような書き心地のシャーペン、はり直せるテープのりなど、小・中学生や若い世代が使いたくなる文具をそろえた。
このほか、フェイクの鉢植え、おしゃれな小物類などのインテリア雑貨も販売。代表取締役の永廣知哉さん(38)の妻、久美子さん(35)が手作りしたイヤリング、ピアスも置いている。今後、美術や書道用品も充実させていく。子ども会や自治会が開く「クリスマス会」などの催しの景品の相談にも乗る。
丹波市氷上町成松211-3
tel0795・82・1357
営業時間/8:30―19:30
土・日曜休み
facebook(「カスガ堂」で検索)
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2015年12月17日08:17
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人口予測
丹波市の人口が2010年の6万8千人から、50年後の2060年に3万5千人に半減するという予測を市がまとめた。国立社会保障・人口問題研究所の推計に基づいたもので、出生率を上昇させたり、市外からの転入者を増やすことで5万人を維持するという(11月19日号本紙丹波版)。▼話題の書「地方消滅」(元総務相の増田寛也編著)は同じ推計を基に、2010年から30年後の2040年までに、子供を産む世代の20~39歳の若年女性人口が5割以下に減少する自治体が全国の約半数、896にのぼるとし、今後急激に人口が減少する「消滅可能性都市」と名付けた。▼兵庫県内では若年女性が70%減少する新温泉町を筆頭に21市町が「消滅可能」となり、篠山市(58・7%減)、丹波市(50・4%減)も含まれる。因みにこの予測では両市の40年時点の総人口は各2万8千人、4万5千人。▼日本全体が人口減に向かう中で、地方の小都市で急減するのはやむを得ぬ趨勢とも言えるが、自治体として成り立たないほどまでになっていくとは、全くショックである。▼出生率アップや転入者の増加対策などは無論大事だが、どこの自治体も考えることは同じ。よほど思い切った発想で、民間の知恵を活かし国を突き上げるくらいに進めなければ、決して生き残れないだろう。(E)
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2015年12月17日08:16
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祝ユネスコ登録
篠山市がユネスコの創造都市ネットワークの「加盟都市」に認定された。国内で先に加盟した6つの都市と「篠山市」を並べてみると、今回の認定の「値打ち」が感じられる。篠山は、関西を代表する「いい田舎」から、農都として、「日本を代表するいい田舎」になっていけるかもしれない。何年も前から篠山の酒井市長が世界に羽ばたく篠山市を意識して、「世界のみなさんこんにちは」とあいさつするのを苦々しく感じたこともあったが、「お見事」と有言実行を讃えない訳にはいかない。
ユネスコの看板がもたらす期待にまちを挙げて応えていかなければならない。もっとも、「今の取り組みがすでに素晴らしい」と評価された訳で、今あるものを磨いていくということになるんだろう。
友人、知人にちょっとした物を贈る時、篠山産品を買うことが増えそうだ。「ユネスコの野菜」「ユネスコのお酒」などなど、「ユネスコの」の冠は、あらゆる場面で話題になりそうだ。宣伝効果は、はかりしれない。
丹波市も、篠山市の陰に隠れてしまわないよう、がんばらねば。(足立智和)
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2015年12月17日08:15
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「こどもライブ」にありがとう♪
「ピンポンパンポーン♪今からどんぐり(組)ライブが始まります♪」と可愛いアナウンスが園内に響き渡る。先生の「ピシッと」との声で気合を入れて子どもたちが音楽に合わせて入場。得意満面な顔、笑う顔、緊張する顔、おどけた顔。チビタが通うこども園で一年の集大成とも言える「こどもライブ」は元気一杯、笑顔満載な子どもたちの歌声と笑顔で溢れかえっていた。
チビタ君、昨年は出だしのテンションが上がり過ぎ、途中撃沈。部屋の隅で指を加えて終了。そんな彼が今年はピアノに合わせて歌を歌い、自作のマラカスで「おもちゃのチャチャチャ」の演奏をしたり、時々うれしすぎてこちらにニヤニヤ手を振ったりしつつも、「アブラハムの子」の歌と踊りの発表では真剣な顔で先生を見つめながら、一生懸命体を使って表現していた。そんな楽しい空間を子どもたちが描いた、たくさんの絵が彩りを添えていた。
子どもたちが楽しんで、一生懸命取り組む純粋な姿に出会えると、本当に癒される。日々、仕事や家事に、するべきことに追われると、目の前の感謝するべきことを見失いがち。イライラして子どもたちにあたることも。ふと心中、がんばる彼に「ありがとう。がんばってるね」と。すると帰宅したチビタ君、いの一番に「今日はお父さんも、お母さんも、紗也ちゃんも来てくれてありがとう!」って。もう泣けてくるやん!思わずムギューと抱きしめる。あんた、ほんと成長したよっ!
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2015年12月17日08:13
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愛や希望伝える46点 マッケンジー・ソー...
丹波市立植野記念美術(0795・82・5945)館で12月19日から1月24日まで「マッケンジー・ソープの世界展」が開かれる。学習障がいの一つ「ディスレクシア」と呼ばれる障がいのあるイギリスの画家マッケンジーさんが、人々に愛や希望と喜びを伝える絵画展。1月23日には、マッケンジーさんが来館し、午後1時からギャラリートークとサイン会を行う。
同美術館では初めての開催。展示するのは、水彩、パステルなどの原画、立体作品、版画など46点。「蝶と女の子」「パッカパッカとやって来る」「寄りそって」などの作品には、独自の個性的な表現法が見られる。展覧会は市障害者就労支援事業所協議会や社会福祉施設を運営する社会福祉法人、小規模作業所などの協賛を得ている。
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2015年12月17日08:12
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ストレス解消法「内観療法」講演 12月20...
篠山市(地域福祉課079・552・7102)と、篠山市ひきこもり支援検討委員会が12月20日午後1時半―同4時、篠山市民センター(黒岡)で「市ひきこもり支援フォーラム―親と子のきずなを深めるために」を開く。主催者は「あなたの日々のストレスをうまく解消する方法を見つけてみませんか」と来場を呼び掛けている。
市地域福祉課が「ひきこもりアンケート実態調査の報告と取り組むべき課題」と題して報告。北陸内観研修所の長島美稚子所長が「内観療法とは」と題して講演する。また、「内観療法を体験して」と題して、長島所長、岡本病院心療内科の宮﨑邦彦さん、市社会福祉協議会の前田公幸事務局長が対談する。参加無料。
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2015年12月16日16:20
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100人で黒井城登山 達成感や感動共有
写真・山頂で「100」の文字を作った参加者たち=黒井城跡で
黒井城跡への登山を楽しむイベント「丹波100人黒井城跡登山」(同実行委員会主催)が12日、行われた。100人以上が参加し、山頂で記念写真を撮るなどして楽しんだ。
城跡の魅力を発信しながら、人がつながるイベントをと開催。11月に開く予定だったが、悪天候のため延期していた。
早朝5時に春日庁舎に集合。10班に分かれ、柏原高校ワンダーフォーゲル部員の先導で登山に出発した。
まだ暗い中、ライトで足元を照らしながら登り、ときおり足を止めて眼下に広がる夜景を楽しんだ。登山道にある「赤門」では、手作り甲冑を着た参加者の一人が、「ようこそ、黒井城へ」と登山者に声をかけ出迎えた。
山頂では、そろいのTシャツに身を包んで「100」の人文字を描き、空撮愛好家・木下武さん(49)がドローンで記念撮影した。
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2015年12月16日16:19
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文保寺仁王像修復へ 阿形像を京都へ搬出
写真・阿形像の搬出準備を進める仏師ら=篠山市味間南の文保寺で
2018年に再興から700年の節目を迎える篠山市味間南の文保寺。同年4月に開催予定の再興700年記念行事を前に、経年劣化により傷みの激しい同寺の仁王像の修復を行うことを決めた。修復を手掛けるのは、京都市に工房を構える仏師、三浦耀山さん(42)。14日には、三浦さんら5人の仏師らによる仁王像の搬出作業が行われた。同寺の鷲尾隆圓住職(65)は、「仁王像の修復はめったにないこと。檀信徒の皆さんの支援のおかげです」と感謝している。
市指定文化財になっている楼門に、口を閉じた吽形像、口をあけた阿形像の2体の仁王像が安置されている。仁王像はヒノキの寄せ木造りで、高さは、足元の岩座(台座)から頭頂部分の飾りを含めると約3㍍。天正年間(1573―92年)末期に楼門が再建された際、仁王像も一緒に造られた可能性があるが、制作時期は不明。制作者も分からない。
主な修復内容は、解体して表面の彩色や汚れを落として組み直し、欠損や破損している指先や胸、天衣(細長い衣の飾り)などは作り直して組み込むとしている。
まずは阿形像の修復からかかり、吽形像は阿形像の修復完了後に行う。両体の修復完了は18年2月の予定。
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2015年12月16日16:18
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「うまい米」日本一に まるきん農林のコ...
写真・「うまい米」日本一の表彰状を手にするまるきん農林の堀謙吾専務=青垣町中佐治で
「まるきん農林」(青垣町中佐治、堀金吾社長)のコシヒカリが、米どころの山形県庄内町で開かれた「第9回あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテスト」で最優秀の金賞に輝き、「日本一おいしい米」の称号を手に入れた。食味計などを使って数値で競うコンテストでなく、審査員が「味わって」決めるもの。「夢がかなってうれしい。丹波の食ブランドを高めるのに貢献できた」と、県勢初の最優秀賞を喜んでいる。
全国から応募があった443点について、全国公募の審査員443人に5点ずつを割り振り、自宅で炊飯の上、試食。外観、香り、味、粘り、固さなどを採点。評価は3点満点。5人が審査することから、最高点は15点。同社のコシヒカリは11点を獲得。上位30点の決勝に駒を進めた。
庄内町であった決勝トーナメントは、同じ炊飯器で炊いた米を庄内町長や大学教授ら専門家らが審査。1回戦で5点中上位2点、準決勝で6点中上位3点に残り、決勝で6点の中で最高点を獲得した。
決勝は、「ゆめぴりか」(北海道)2点、「ミルキークイーン」(山形県と茨城県)の2点、「いちの壱」(静岡県)と争った。
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2015年12月16日16:12
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月輪山東光寺(福知山市夜久野町額田)
高野山真言宗。平安時代9世紀初頭の古刹。国道9号線、福知山市夜久野町額田地区を少し山側へ入ったところの小高い所に佇む静謐な雰囲気の寺院である。
石段を少し上がった所の山門の木鼻に、外側を向いて阿吽の竜が辺りを睨んでいる。さらに向背には、狭い梁間ながら、宝珠をしっかり握り、爪を逆立てて、右側を睨んでいる竜がいる。19世紀初頭の山門再建時、5代目中井正忠の彫り物である。本殿に入る。ここの欄間にある彫り物の迫力には驚いた。飴色をした正面3枚には、中央に宝珠を握り、左向きの今にも欄間から飛び出してきそうな竜。左には大きく羽を広げた鳳凰、右側には大きな麒麟が見える。麒麟が主要な場面で彫刻されているのは初めて見る。デザインのバランスが素晴らしい。さらに欄間4枚には、松の木の間を悠々飛翔する鶴、海の上を舞う愛らしい千鳥が見える。6代目中井権次正貞45歳の時の名作である。
元高校教諭 岸名経夫
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2015年12月16日16:11
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山口八幡神社(朝来市山口)
国道312号、立野の南東500㍍ほどの山裾の静寂な神域に鎮座する神社。創建時不詳。祭神は誉田別命(応神天皇)。社殿は拝殿、幣殿、そして本殿と連なり、本殿は三間社流れ造、拝殿は唐破風入母屋造の立派なものである。
拝殿の兎の毛通しには、鳳凰が羽を広げ、木鼻の左右には獏がいる。本殿にある、この神社の彫り物の特徴は、中井権次一統のそれの基幹から成り立っていることだ。すなわち、向背の3㍍はゆうに超える立体感この上ない迫力満点の左方向を睨みつけている竜。木鼻の左右の唐獅子と獏、これもかなり大きな造りである。左右後方に見える脇障子には、向かって右に中国の神仙説話の仙人、左に直立したような鳳凰が彫られているだけだ。どの彫り物も160年くらい前の物にもかかわらず、損傷が少しもない。中井権次橘正貞、弟の清次良正用、その相方である久須真助正実の銘が竜の裏面にある。
元高校教諭 岸名経夫
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2015年12月13日08:40
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無料登記法律相談会
12月17日午前9時―11時半、柏原住民センターで、午後1時半―4時、篠山市民センターで。県司法書士会たんば支部の主催。不動産の売買、贈与、相続、抵当権や会社の設立などの相談に応じる。土田事務所(0795・82・1838)、稲山事務所(079・594・2233)。予約不要。
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2015年12月13日08:39
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「債務整理・家計管理・こころの相談」合...
12月19日午後1時半―4時半、丹波の森公苑(柏原町柏原)で。借金、クレジットや住宅ローンなどの支払いで困っている人の相談に、弁護士や司法書士、多重債務者支援団体が対応する。前日午前中までに電話で申し込む。丹波消費生活センター(0795・72・0999)。
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2015年12月13日08:39
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チェーンソー伐採体験会 篠山市東木之部で
丹波篠山木の駅実行委員会が12月19日に「チェーンソー取扱講習会」、来年1月23日と2月13日に「チェーンソー伐採・メンテナンス講習会」を篠山市東木之部の里山整備地で開く。受講生を募集している。
各日午前9時―9時10分、東木之部生産組合共同出荷場に集合。解散は午後3時ごろ。服装は、長そで、長ズボン、手袋、帽子(あればヘルメット)、タオル、長靴。持ち物は雨具、なたなどの枝払いに使用する道具、昼食、飲み物など。
参加費無料。申し込みは事前に同実行委員会(079・593・0277)。
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2015年12月13日08:38
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河童
妖怪漫画の第一人者とされる水木しげるが少年時代に篠山で暮らしていたという記事が先日の本紙に載った。記事によると、水木は篠山の山中で妖怪に出会ったそうだが、河童にも出会ったろうか。▼思想家の鶴見俊輔は、水木について「官僚の哲学の支えとなっている科学技術振興を疑わしい目で見ていた」と書いている(『戦後日本の大衆文化史』)。高度経済成長の行く末についても案じ、それらの思いを表現したのが1962年にかいた『河童の三平』だったという。▼62年というのは、河童の消息が途絶えた頃と符合する。というのも、昭和30年代中頃から、それまで日本各地で聞かれた「河童を見た」という証言が消えてしまったというのだ(千賀裕太郎氏『よみがえれ水辺・里山・田園』)。▼河童が人の前から姿を消した背景には、科学技術時代や高度成長の到来があろう。科学的精神が重んじられ、超自然的な事物が「まやかし」と退けられると、河童は作り話になってしまう。高度成長によって経済が価値観の上位に座り、自然も経済的な価値があるかどうかで判断されると、河童の居場所がなくなってしまう。▼市島町とゆかりがあり、河童を好んで描いた画家の小川芋銭は「河童は、見える人には見える」と語った。水木は篠山で、河童を目撃したろうか。(Y)
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2015年12月13日08:37
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「当たり前」は人それぞれ
先日、電動車いすサッカーチームと南小学校の児童たちとの交流を取材した。児童たちは重い障がいのある選手が電動車いすを巧みに操りながらボールを“蹴る”姿を見学し、ヘルパーを頼りに排泄や入浴をする普段の暮らしの様子もビデオで見せてもらっていた。「困っていることはないですか」という児童からの質問に、選手の一人がとても穏やかな表情で、優しく語りかけた回答がとても印象に残った。
「目が悪ければメガネをするのと同じように、体が動かないから車いすを使う。生まれた時から体が動かないから、これが自分にとっての当たり前。この状況でも自分にできることはたくさんあると思っている。必要な器具を使ったり、できるように工夫はする。不便ではあるけど、困っていることはあまりない」
「当たり前」「普通」は人それぞれ違う。取材を通して人として大切な視点を与えてもらった。
丹波市が12月定例会に「市丹の里手話言語条例」を提案するのを受けて、丹波ろうあ協会が採決の様子を見守りたいと「議場内での手話通訳の配置を求める要望書」を提出した。同条例は、手話は言語であることの認識に基づき、あらゆる場面で手話による意思疎通が行える地域社会の実現をめざすもの。特にろうあ者にとっては関心事だ。何も要望書まで出さなくても「どうぞ、どうぞ」で済む話のように思えるが、丹波市議会運営委員会では「条例が制定された後でもよいのでは」などと慎重に審議された結果、ようやく認められたという印象だ。これも「当たり前の違い」か。(芦田安生)
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2015年12月13日08:37
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七(しち)と七(ひち)
飛騨路の紅葉を見て、日帰り温泉に寄った帰り道、四十一号線の看板に「七宗町」の表示板にアルファベットで「ひちそうちょう」とよみがなが書かれている。「七宗の七はひちと読むんだ、きっと昔から伝わる読み方なんだね」と言うと「えーっどうして、七はひちと読むのが普通でしょ!」と夫。「うっそー、七はしちでしょ!」と変な会話が始まる。「貴方って、これまでずっと七をひちと読んできたの?」「そうさ、質屋だって、ひちやと読むでしょ」と事も無げに答える。そこでスマホで調べる。まずメールで「しち」と書いて変換、当然7や七が出る。次に「ひち」と書いて変換、七とは出ない。「ほら、出ないわよ、標準語の七の読みはしちよ」と得意な私。それでも念のためとネットのコトバンクで検索。すると七五三・七福神・先ほどの七宗町がひちの読み方として出てきた。「ごめん、あったわ」と謝ると「そうだろう、ずっと(ひち)と読んで生きてきたんだから」と今度は夫が優勢。まあ、両方あるということで終了。
夕飯後なんとなく納得できなくて、さらにネット検索。同じ疑問の投稿がいくつか見つかる。「ひち」と読んでいた人は、どちらかというと西日本に多い。そういえば生粋の江戸っ子(俗に三代続いた)は、「ひ」の発音が苦手で例えば「おし(日)さまはしがし(東)からのぼる」などと言ったとか。質屋をひちやというのは、西日本だとも。夫の「ひち」の発音、結婚して四十五年目に知った。まさにびっくりポン!さて、あなたはどちらですか?
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2015年12月13日08:36
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篠山市身障協でカラオケクラブ 高見郁雄...
第2の人生 趣味広げる
篠山市身障者福祉協議会内にカラオケクラブを立ち上げ、会員らに新たな楽しみができたと喜ばれている。現在は25人のメンバーがおり、11月の市民文化祭合同芸能発表会にもクラブで初めて出演した。
35歳の時、登山中に岩場で滑落し、右腕を複雑骨折。金属プレートを埋め込む手術でいったん回復したが、1年後に自宅の2階から転落する事故で状態が悪化し、36歳の時、右腕を肩から切断せざるを得なくなった。
当時勤めていた郵便局の仕事は辞めようと思ったが、子どもたちはまだ小さく、周囲にも引き止められて思いとどまった。神戸のリハビリテーションセンターで懸命に義手のトレーニングに励み、10カ月後に職場復帰を果たした。
特別に改良された義手を使って仕事をこなしたが、電卓も紙幣計算機もない時代。「保険に加入してもらった時、札束を現場で数えて帰るのが大変だった」と振り返る。
やがて若手への保険営業指導で摂丹地区を回る立場になり、42年間の局員人生をまっとうして古市郵便局で定年を迎えた。
その後、趣味と実益を兼ねて始めたのが、錦鯉の養殖。今も美しい錦鯉のとりこで、コンクールに出品もしている。
カラオケは、昨年3月に始めたばかりの新しい趣味。知人から「照明や音響の練習のためにステージで歌って」と頼まれ、四季の森生涯学習センターのステージに上がったのがきっかけだった。マイクで歌ったことはほとんどなかったが、「すごい拍手に感動してハマってしまった」とか。譜面も読めるようになり、「来年はカラオケ指導者の免許を取りたい」と張り切っている。69歳。