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2016年1月9日17:19
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卵化石の密集確認 丹波竜発見現場・獣脚...
写真・丹波市山南町上滝の篠山層群から発見された獣脚類恐竜か鳥類のものとみられる小型の卵化石の一部。指先(写真上)の膨らんだ部分が卵化石
丹波県民局は1月8日、丹波市山南町上滝の丹波竜発掘現場で、獣脚類恐竜か鳥類のものとみられる非常に小型の卵化石が密集した状態で発見されたと発表した。恐竜か鳥類の卵化石が密集した状態で、しかも形状をとどめて発見されるのは国内初で、世界的にも珍しいといい、今後の研究によって新しい学名が付けられる可能性もある。恐竜類、鳥類の繁殖行動の進化を解明する上で貴重な発見という。
見つかったのは、約1億1000万年前の白亜紀前期の地層、篠山層群下部層で、丹波竜発掘地から約5㍍上流の泥岩層(丹波市恐竜化石保護区域内)。昨年10月19―22日に地元の上久下地域自治協議会が主催した試掘調査で発見された。県立人と自然の博物館、県立大学が協力。21日にはカナダのカルガリー大学に連絡し、標本の予備調査を開始した。
卵化石を含む岩石3点(大きなもので約30㌢×26㌢)と、卵殻片を含む多数の岩石を採取。その中から少なくとも4つの細長い卵と卵殻片の密集を確認した。
最も保存状態のよい卵化石の大きさは約4㌢×2㌢で、推定される卵の大きさは約5㌢×2㌢(約12・15㌘)。ウズラの卵より少し大きいくらいで、仮に恐竜の卵であれば、世界最小クラスという。細長い卵の形状、表面が滑らか、卵殻が3層構造―などの点から鳥類に近い系統の獣脚類恐竜(肉食恐竜の仲間)か、鳥類と推定した。4つの卵と卵殻片は表面の形状から同種とみられ、巣だった可能性も高い。
また、今回発見された標本の一部を2月6―28日に同博物館(三田市)で、3月5―31日に丹波竜化石工房ちーたんの館(山南町谷川)で展示する。
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2016年1月9日17:18
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44年前のラストラン おもちゃで再現へ ...
写真・八上ストレートと呼ばれる線路跡地=篠山市八上内で
かつて篠山市内(当時の多紀郡)を運行していた「国鉄篠山線」。最後の運行となったのが1972年2月29日のため、今年が4年に一度巡ってくる11回目の「廃線日」となることを記念し、鉄道愛好家らでつくる市民グループが線路跡地でおもちゃの列車を使った「お別れ列車」の再現を計画している。使用する予定のおもちゃのレール「プラレール」の想定必要数は約5000本。〝小さくて壮大な計画〟に、市民らは、「プラレールは販売開始から今まで連結部の規格が変わっていない。押し入れに眠っていたら、ぜひ寄付してほしい」と協力を呼び掛けている。
グループは、篠山線関連の事業を展開している「チームリボーン篠山線」(松本剛代表)。記念日直前の日曜日にあたる2月28日に実施する予定。
現場となる線路跡地は篠山市糯ヶ坪付近から八上内付近にまたがる区間で、現在は農道として舗装されている。総延長約3㌔に及ぶ見事な直線で、篠山線のファンからは、「八上ストレート」とも呼ばれる。構想では、直線の一部区間で、篠山線を走っていた「キハ17系」を電池で動くおもちゃの車両で作り、プラレールを使って44年前に運行した“ラストラン”を再現する。
また2月中には市内数カ所で、篠山線に焦点を当て、当時と現在の今昔を比較する写真展を開くなど、関連イベントを企画している。
事業には株式会社「いなかの窓」、一般社団法人「TSUMUGI」が協力。賛同する人は、プラレールを「篠山線お別れ列車PJ」(篠山市西新町179リトル丹波ビル西棟103号、電話079・558・7444)へ送付を。
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2016年1月9日17:14
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ユネスコロゴ作品を募集 篠山市が1月12...
篠山市は、昨年12月にユネスコ創造都市ネットワークに加盟したことを受けて、篠山市用のロゴマークを募集している。
ロゴマークは「世界に通用する篠山らしいロゴ」。A4サイズの白紙にロゴのデザインを描き、その下にデザインの趣旨、最下部に住所、名前、性別、年齢、職業、電話番号を記入する。カラー、モノクロを問わない。応募点数の制限はないが、応募用紙1枚に1作品の応募とする。
ロゴ作成例や詳細は市のホームページに掲載。応募は1月12日正午までに、市企画課篠山に住もう帰ろう室(079・552・5106)に持参、郵送、Eメールのいずれかで。
15日に入選作品1点(賞金5万円)を発表する。
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2016年1月9日17:12
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食事処 あすか農房
昨年11月オープン。直営農場で減農薬栽培したコシヒカリがヒノキのおひつに入れられる、おかわり自由のご飯がおすすめ。「あすか定食」(950円)はメーン料理をチキンステーキか厚切紅シャケのホイル焼などから選べる。黒豆ポタージュ、黒豆煮豆、小鉢、漬け物が付きボリューム満点。「本日のサービス定食」(750円)はサバのみそ煮、からあげ定食などから選べる。ご飯にカレー、チーズ、温泉卵をのせた「焼きカレー」(730円)もおすすめ。土、日曜は「しし鍋定食」(1810円)、「とり鍋定食」(1270円)をメニューに追加。ミニケーキ付。
篠山市高屋253-3
tel.079・506・9792
営 業/平日11:00―15:00、
土・日・祝日10:00―16:00
月曜定休(月1回の日曜、不定休、1月は24日休み)
フェイスブックで情報発信。
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2016年1月7日10:15
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岸田昌子さん訃報
岸田昌子さん(きしだ・まさこ=岸田洋デンテックス会長、柏原納税協会副会長、柏原納税貯蓄組合連合会長の母)12月31日死去、101歳。自宅は丹波市氷上町成松474ノ1。葬儀は3日、おこなわれた。
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2016年1月7日10:15
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夘野政雄氏訃報
夘野政雄氏(うの・まさお=元氷上町会議員、会計士)12月25日午後8時57分、肺疾患のため丹波市内の病院で死去、88歳。自宅は丹波市氷上町本郷249。葬儀は27日、おこなわれた。喪主は長男、充茂(みつしげ)氏。
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2016年1月7日10:14
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荻野洋子さん訃報
荻野洋子さん(おぎの・ようこ=元丹波市連合婦人会長)12月25日午後3時3分、病気のため福知山市内の病院で死去、65歳。自宅は丹波市市島町乙河内905ノ1。葬儀は27日、おこなわれた。喪主は夫、一三(かずみ)氏。
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2016年1月7日10:14
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岡本信洋氏訃報
岡本病院などを運営する医療法人社団・紀洋会理事長の岡本信洋(おかもと・のぶひろ)氏が12月30日午前6時45分、病気のため篠山市東吹の同病院で死去した。71歳。自宅は篠山市今田町上立杭317。葬儀は31日、おこなわれた。喪主は妻ののぶ子さん。
兵庫農科大学医学専攻(現・神戸大学医学部)を卒業。大阪府立成人病センターなどでの勤務を経て、1985年に個人診療所を、翌年に同病院を開設し、91年に医療法人化した。98年には市内初の老人保健施設「咲楽荘」を開設するなど、地域の医療・介護分野で手腕を振るった。
17日午後1時から同市味間南294ノ1、セレフ葬祭会館で法人葬をおこなう。葬儀委員長は余田洋右・同病院長。
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2016年1月7日10:13
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タクシー運転手
東京のホテルから早朝、顔を負傷しながら飛行機出発ぎりぎりの時間にタクシーに飛び込み、運転手に的確機敏に対応してもらったお蔭で1分差で間に合った。こんな〝地獄で仏〟の記事(12月24日号本欄)を、領収レシートにあった会社へ丹波のお菓子と共に送ったら、運転手のAさんと社長から礼状が届いた。▼彼は昨春入社後に2種免許をとったばかりの新人。乗務員集会で記事が披露され拍手を受けたという。「乗務員の救急対応の大切さを改めて実感し、勉強を続けるつもりです」とAさん。社では4年後の東京五輪に向け、外国客にも喜ばれるサービス向上対策を始めているそうだ。▼筆者は海外で、タクシーに乗る時に最も気を遣う。国にもよるが、チップを要求されたり、明らかにぼられているとわかることが珍しくない。日本のタクシーではまずあり得ないことで、細かい釣り銭まできっちり払ってもらえる。マナーの良さと安全安心さで世界最高なのは間違いなく、料金が多少高いのは致し方ない。▼タクシー運転手は外国人にとって、その国の町に入って初めて出会う邦人の1人。その印象次第で国の印象は大きく影響を受ける。Aさんのような運転手が増え、日本の〝おもてなし〟の心が世界に広がっていけば、日本の評価は一層高まることだろう。(E)
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2016年1月7日10:12
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ボクは完全燃焼のお正月!
「行ってきま~す」久々に会う先生とお友だちの顔を見てご機嫌でバスに乗り込む。今日から僕は保育園。いや~冬休みは楽しかった!
まずはクリスマス。サンタさんはいつ来るんかと、紗也ちゃんと夕方からソワソワし、ピンポーンって鳴ったときは怖くて思わず机の下に隠れてしまいました。母ちゃんの服を握りながら、後ろからそっと覗いてプレゼントを見つけた時はうれしくて夜のお空に向かって「サンタさ~ん、ありがとー!」と叫んじゃいました。
さらに年末は4歳の誕生日。朝から母ちゃんとケーキを作り、出荷の手伝いをしたら父ちゃんが連射できるゴム鉄砲をくれました♪そしてお正月。今度は京都の岩倉爺ちゃん、婆ちゃんがおもちゃを買ってくれて、お年玉も貰いました。が、すぐに母ちゃんに没収され、袋だけくれたけど、空袋なんていりません。もう分かる歳です!でも夜は遅くまで起きてても怒られないし、ジュースは飲み放題。従兄からはお古のおもちゃが貰い放題の正月パラダイス☆
でも、宇治の婆ちゃん家へ行こうとしたら「来たらアカン!」って。母ちゃんに聞くと従兄弟の2家族がノロウィルスで宇治は全滅でテンヤワンヤ。結局、早々に丹波に帰宅。母ちゃんは「不発な正月やったな~」とボヤきながら父ちゃんとブルーベリーの剪定作業を始めてました。まっ、僕は元気が一番なので今年も年始早々から走り回り、喋りまくりで張り切りますよ~。どうぞ今年もヨロシクですっ!
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2016年1月7日10:12
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「お猿さん一行がやって来られました」ユ...
「お猿さん一行がやって来られました。スイートコーンをおいしそうに食べておられます」―。丹波市春日町大路地区では、防災無線でユニークな“サル注意報”を放送し、農作物被害の軽減を図っている。
同地区には、スイートコーンの収穫が最盛期を迎える7月ごろ、篠山A群とE群と呼ばれるサルの群れが侵入する。野瀬自治会を皮切りに、栢野、広瀬、松森、上三井庄自治会などへ移動し、畑を荒らすという。
大路地区自治会長会では数年前、自治会間の連携を強化して被害軽減に当たろうと、防災無線の活用を検討。同地区にサルが現れた場合、居場所や進んだ方向などを放送している。最初にサルが現れることが多い野瀬自治会が放送を担当することがほとんどで、同自治会の細見寛之会長が昨年行った“サル注意報”が、同地区住民の笑いを誘った。「本日、お猿さん一行は観音寺(同町野瀬)近くにご宿泊される予定です」などと放送。放送翌日には、「昨日のサル注意報、おもしろかったね」と地域の話題になるほどだったという。
同じく被害に悩まされている上三井庄自治会の山本俊平会長と林野委員長の前田秀樹さんは、「放送に感心した。効果があったのか、昨年は上三井庄地区で被害はなかった」と笑う。細見会長は「深刻な被害だが、あえて明るく放送することで、気分を和らげたかった」と言い、「今年は申年。サルによる被害がなくなるのが一番なのだけれど」と話している。
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2015年12月27日08:43
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第455問
2月6日に「第5回全国桶ット卓球大会」が開かれる会場はどこ?
1.薬草薬樹公園丹波の湯
2.篠山総合スポーツセンター
3.こんだ薬師温泉ぬくもりの郷
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2015年12月27日08:42
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人間蛆虫論
NHKの朝ドラ「あさが来た」に福澤諭吉が登場した。武田鉄矢演じる諭吉を見ていて、諭吉本人が気に入っていたという持論「人間蛆虫論」を思い出した。▼諭吉によると、宇宙の中にある地球というのは大海に浮かぶ芥子の一粒のようなもの。人間は、この芥子の一粒に生まれて死ぬだけの存在に過ぎない。宇宙という広大な視点から見れば、人間は無知無力で見る影もない蛆虫のごときものだ。▼そう論じた上で諭吉は、蛆虫にも蛆虫なりの本分があるとした。子孫のことを考え、公益を考え、ひとつの過失もないように心がけるのが蛆虫の本分であり、万物の霊としての人間が誇れるところだとした。▼以上が「人間蛆虫論」だが、石川啄木に言わせると、そんな万物の霊である人間をあざ笑った動物がいる。啄木は、この動物にこう言わせている。「人間は憐れむべきかな」「人間ほどこの世に呪われるべきものはあらず」。▼2015年が終わろうとしている。この1年の国内外を振り返ってみると今年も、蛆虫としての本分をおろそかにした出来事が多かったと嘆かざるを得ない。テロ、紛争、人災、殺人、大企業の不祥事…。人間はまさしく呪われた生きものなのか。▼人間をあざ笑った動物とは、来年の干支であるサル。人間は、来年もサルに笑われるのか。(Y)
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2015年12月27日08:38
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先生からのプレゼント
ある日、高校時代の恩師藤本幸男先生から電話。「こないだ丹波新聞にケヤキの黄葉のこと書いとったやろ、僕の育てとるケヤキの盆栽が丁度見ごろなんやけど、今度丹波来るのはいつや?」と問われる。「ケヤキの盆栽の紅葉ですか、見たいなあ、まだ先で十二月の第一金曜日です」と答える。
高校時代、藤本先生は体育の主任教諭、眼光鋭く、あの頃がまさに男盛りだった。「何処で句会やっとるんや、写真を持って行ってやるわ、他に見せたいもんもあるし」「そんなん申し訳ないですよ」と言いつつ、句会場を告げた。
当日、会場に近づくと賑やかな声がしている。ひまわり句会には高校の同級生が何人かいるので、先生は早くも写真を見せて説明しておられた。まず、紅葉のケヤキと黄葉のケヤキの写真。「へーえ、こんなに色が違うんですね」「赤い方は赤目のケヤキ、黄色い方は青目のケヤキで種類が違うんや」「この盆栽、何年くらい育てておられるんですか?」「もう四十年になるなあ」「えーっ、私らが今から育てても間に合いませんねぇ」と皆爆笑。体育教師としてどちらかというと硬派のイメージがあった先生が、こんなに繊細な盆栽を育てておられたとは。さらに、やすらぎでイノシシが出ることを書いていたのでと、近所で猪の檻にイノシシと鹿が一緒に掛かった珍しい写真も。また「谷川の郷」について考察した文章も下さった。いくつになっても、何年たっても教え子に何かを伝え教えたいという熱い想いに感動。藤本先生ほんとにありがとうございました。
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2015年12月27日08:37
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ショートトラック国体兵庫県代表 富田早...
レース引っ張る滑りを
関西学院大学商学部4回生。体育会スケート部に所属している。1月27、28の両日、岩手県で行われる国体のショートトラックに成年女子兵庫代表として500㍍、1000㍍の2種目に出場する。年間の成績や、11月の県民体育大会1500㍍で成年女子1位だったことから、兵庫代表に選ばれた。国体には高校1年生から毎年出場。昨年の国体では3000㍍リレーで自身最高の4位に。「最後の国体なので入賞し、記録を残すのが目標。スタート最初の加速が課題。前に出てレースを引っ張り、相手の加速にもからんでいきたい」と話す。
大学では毎年10月に行われるインカレで1回生の時1000㍍で2位、3回生の時3000㍍リレーで2位、関西学生大会では3年連続優勝を果たすなど活躍。3月大阪で行われる関西学生大会で引退する。
スケートを始めたのは4歳。思うような成績が出ず中学時代は挫折しかけたことも。篠山東雲高校時代からは練習場が神戸ポートアイランドに移り大変だったが、国体にも出場でき、スポーツ推薦で関西学院大へ。大会などで全国を回るなど、移動は母親の世話になった。「今まで続けてこられたのは両親のおかげ。卒業したら家を出て、自立し、恩返しがしたい」と話す。
チームメートが高校では3人ほどしかいなく個人練習が多かった。大学では、チームメートも増え、学校名を背負ってさまざまな大会に出場。「競技しながら、主務や会計も務めたりしてチームのために動き、集団のことを学べたのは良かった。今年でスケートは引退するつもりなので、悔いのないように過ごしたい」。22歳。
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2015年12月27日08:37
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警察逮捕術で全国優勝 氷上町出身・芦田...
氷上町北御油出身で、兵庫県警察本部巡査の芦田千愛希さん(21)が、このほど警視庁術科センター(東京)で行われた「全国警察逮捕術大会」の女子個人戦で優勝した。各都道府県から過去最多の80人が出場。芦田さんは左ひざのけがをおして大会に臨み、けがを感じさせないスピードで頂点に上り詰めた。同本部としては2年ぶり6回目の優勝。
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2015年12月27日08:35
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高校サッカー・全国選手権メンバー入り ...
神戸弘陵学園高校サッカー部が、12月30日に駒沢陸上競技場(東京都)で開幕する「全国高校サッカー選手権大会」に出場する。柏原中学校出身の小西天祐君(3年)=柏原町柏原=と、市島中学校出身のベハラノナオキ君(同)=明石市=が大会登録メンバーに名を連ねており、大舞台での出場と活躍をねらう。ともに県予選に出場して優勝に貢献。2人は「試合に出場できるチャンスはある。優勝をねらいたい」と意気込んでいる。
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2015年12月27日08:34
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東京の学生寮「尚志館」入寮募る 建て替...
東京都渋谷区にある兵庫県学生寮(男子寮)の「尚志館」を建て替える工事が進められており、来春に大学に入学する学生が入寮する。来年1月から募集を始める。 施設の老朽化や財政難で閉鎖の危機に見舞われたが、再建のめどが立った。
学生寮は、2人一部屋。兵庫県に住む人の子弟で、来春に首都圏の大学進学を希望し、すでに入試に合格しているか、受験予定者が入寮対象。保護者が県内に住んでいれば、県外の高校に通っていても入寮できる。
新しい寮は、オートロックなどセキュリティを強化。インターネット設備拡充のほか、学生の栄養、体調管理を考慮した食堂施設も整え、住みやすさに気を配った。
尚志館は、1875年(明治8)、旧篠山藩主直系の青山忠誠が、郷里の優秀な子弟を赤坂の私邸に住まわせ勉強させたのが始まり。今年で140年。兵庫県育才会が運営し、現館長の青山忠靖さんは、「伝統ある尚志館が存続出来て良かった。2人部屋で心配される保護者の声を耳にするが、心配はない。学生生活を十分楽しめます」とPRしている。
入館費は10万円、館費は57万6000円(年額)など。 1次募集は1月15日から。
詳細は同館ホームページ(http://shoshikan.org)。
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2015年12月26日13:42
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でっかいおみくじ奉納 「良運開けるよう...
写真・高さ1メートル37センチの大きなおみくじを手にする梅只敏幸宮司(右から2人目)ら=青垣町東芦田の高座神社で
青垣町東芦田の高座神社(梅只敏幸宮司)に木製のおみくじが奉納され、初詣から使われる。12月24日に奉納奉告祭が行われた。八角柱で高さ1㍍37㌢、直径25㌢もある大きなもので、振ると91㌢のくじ棒が出る。福知山市夜久野町で木の家具工房「えにし」を営む堀大三さん(43)が手作りし、奉納した。梅只宮司は、「近隣の神社でこれだけ大きいおみくじは珍しく、ありがたい。神様の導きにより、良い運が開けるように」と話す。
同神社禰宜の梅只昌弘さん(38)が知り合いの堀さんに製作を依頼し、1カ月がかりで完成させた。両端に真ちゅうをはめ込み、取っ手も付けた。
材料はヒノキ材で、重さが11㌔あるため、「数人で力を合わせて、振ってもらえれば」と梅只宮司。堀さんも「よく振らないと、簡単にはくじ棒が出ないのが面白いと思う。お参りの人に楽しんでほしい」という。高さ1㍍37㌢は、「いざなう(神様の誘い)」をもじった。
奉告祭には、梅只宮司、堀さん、小寺昌樹同神社筆頭総代らが出席し、神事のあと、おみくじを振った。
元日の午前零時―2時、午前8時―午後4時には新春お楽しみゲーム、無料で甘酒・蒸し芋の接待(数量限定)があり、おみくじが初詣の話題になりそう。
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2015年12月24日13:32
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被災地でアジサイ栽培 大地農園の復興提...
写真・プリザーブド加工された人気のアジサイと、「被災地に貢献したい」と話す大地農園の社員たち=山南町工業団地内の同社で
プリザーブドフラワーなどを製造販売する大地農園(山南町工業団地内、大地伹社長)が提案していた、昨夏の丹波市豪雨災害の被災地で展開する「アジサイ栽培による農の再生プロジェクト」が、市の「復興まちづくり協働型事業」に採択された。来年4月以降、被災地の市民活動団体や地域住民らにアジサイを栽培してもらって美しい景観を形成するとともに、同社が商品材料として良品の花を買い取り、収益的にも被災地を支援する。
被災農地を有する地域限定で、10㌃以上の農地を持つ希望者に栽培してもらう。栽培するのは、青色が美しい「ゆめアジサイ」と、白い花が特徴の「アナベル」の2品種。
同社の指導で、土壌改良や畦立てなどを経て、来年秋に植え付ける。栽培方法など技術指導も同社が行う。花を摘み取るのは観賞時期が過ぎた8―9月ごろのため、花盛りのころは地域の景観形成となる。「ゆめアジサイ」は1輪50円ほど、「アナベル」は同30円ほどで買い取る。