-
2016年1月21日09:16
-
歌と朗読で「涙活」一緒に感動共有を 「...
篠山市桑原のシャンソン歌手、田村妙さん(68)と、放送作家で、感動の手紙を「ラブレター」として朗読しているラブレター研究家の橋本昌人さん(50)=寝屋川市=がコラボレーションし、「涙活シャンソン」と題したステージを披露する活動に取り組んでいる。近年、ブームになっており、泣くことでストレス解消を図る涙活。田村さんの歌と橋本さんの朗読が、涙活の相乗効果を生み出す。2人は、「たくさんの人に活動を知ってもらい、一緒に感動を共有できれば」と呼びかけている。
田村さんは、浜松シャンソンコンクールでの入賞や、雑誌「歌う!シャンソン」の全国公募コンクールでも年間グランプリを受賞しているほか、第1回KCAシャンソンコンクールで初代グランプリにも選ばれるなど、精力的な活動を展開する歌い手。昨年11月にもフランス語で歌唱賞を受賞している。
橋本さんは、ラジオやテレビの放送作家を務めながら、吉本興業の「YCC(よしもとクリエイティブカレッジ)」の講師も担当。また、子どもから親へ、飼い主からペットへなど、愛情と心のこもった手紙を収集しており、研究家として著書「なみだのラブレター」(ヨシモトブックス)を出版するなど、涙活の第一人者として話題を集めている。
ライブでは橋本さんが、15年以上にわたって収集を続けてきた愛情あふれる手紙を朗読。合間に田村さんが情感たっぷりにシャンソンを披露する。涙を誘うだけでなく、2人の軽妙なトークでは笑いも起きる。
問い合わせなどは、田村さん(080・5356・2477)へ。
-
2016年1月21日09:13
-
永沢寺(三田市永沢寺)
創建は南北朝時代(1370年ごろ)で、歴史ある曹洞宗の名刹である。再度の火災後、現在の建物は安永年間(1772年)ごろに再建されたものである。摂津と丹波の堺にあり、摂丹境永沢寺とも称している。「花と仏と蕎麦の里」と銘打って広く知られている。一方、広大な七堂伽藍が佇む寺域には圧倒される思いだ。建物の大きさに驚かされる。しかも掃除が行き届き、庭木もよく手入れされていて、住職の心根がよく伝わってくるようだ。
中央客殿の山門が見えてくる。大きな唐破風の兎の毛通しには、鳳凰が大きく羽を広げている。向背の部分はやや狭いながら、真ん中に宝珠を握った左向きの竜がしつらえられている。そのすぐ上には、獅子噛が下の梁に噛みついている。木鼻には、定番の唐獅子と獏がそれぞれ阿吽の呼吸でいる。別の梁間には唐獅子が踊っており、持ち送りには菊の花も見える。彫り物師、4代目中井言次君音の秀作である。
元高校教諭 岸名経夫
-
2016年1月21日09:11
-
駒宇佐八幡神社(三田市上本庄)
祭神は応神天皇。貞観元年(859年)、宇佐八幡神を京都の石清水八幡宮に遷座した折に、磐座信仰のこの地にも遷座された由緒ある神社である。拝殿、幣殿、本殿からなり、特に本殿は、桧皮葺一間社春日造で、明和4年(1767年)に再建され、市の重要文化財である。
本殿向背の手前の少し狭い部分に、宝珠をしっかり持ち、右方を睨んだ竜の彫り物。本殿上部の肘垂木には、周りを囲むようにして、合計10数体の下方を睨む細長い竜が圧巻だ。また本殿左右にはそれぞれ、聖獣の象の彫り物。肘木鼻にも唐獅子と象の彫り物。蟇股には、長寿を願う鶴と亀の姿があり、多彩なものである。何といっても、脇障子が素晴らしい。右側には中国の神仙説話の鉄拐仙人が煙の上に昇竜を乗せ、左側には行司が虎を引き据えている。4代目、中井言次君音の名作である。また往古の雨乞いの神事を受け継ぐ百石踊りが11月の勤労感謝の日にある。
元高校教諭 岸名経夫
-
2016年1月17日09:09
-
無料登記法律相談会
1月21日午前9時―11時半、柏原住民センターで、午後1時半―4時、篠山市民センターで無料登記法律相談会を開く。県司法書士会たんば支部の主催。不動産の売買、贈与、相続、抵当権や会社の設立などの相談に応じる。土田事務所(0795・82・1838)、稲山事務所(079・594・2233)。予約不要。
-
2016年1月17日09:08
-
丹波市がまちづくり指導員2人募集 1月...
丹波市(職員課0795・82・0722)は、地域づくりや生涯学習の推進について専門的な立場から指導、助言する「市まちづくり指導員」(非常勤特別職)2人程度を募集している。1月22日まで。
自治協議会の活動に対する助言や提案、社会教育や生涯学習への取り組みの指導や支援、人権学習の企画、指導、助言などが主な役割。任用は4月から1年間で、月17日勤務。報酬月額17万5000円。
履歴書と、「市民がいきいきと活躍する地域づくりの推進のために何が必要か」をテーマにした作文(800字程度)を郵送、持参すること。31日に選考面談がある。
-
2016年1月17日09:08
-
地震
「方丈記」を著した鴨長明が、終の住みかとして京の都の南東、日野山に結んだ庵は、広さ約3㍍四方、高さ約2㍍で、4畳半一間ぐらいの建物だったという。庵は「建てる」「壊す」とはいわず、「結ぶ」「解く」という。それほどに、はかない建物だ。▼なぜ長明はそんな質素な建物に住んだのか。それは、身の安全のためだったという見方がある。どんなに立派な家をつくったところで、地震や火事、台風にあえばひとたまりもない。地震の際は、家屋の下敷きになる恐れすらある。ならば方丈の庵の方がいい、という訳だ。▼「方丈記」に、地震についてふれた文章がある。その中で長明は、「大地は常に動かず、災いを起こさないと思っていたのに、このありさまとは…」と、みずからも体験した地震の恐ろしさをつづっている。「羽がないから空を飛ぶこともできない。竜なら雲にも乗れようがそれもできない」。だからこそ庵を選んだのか。▼当時もそうだったろうが、長明のように生きるのは至難だ。方丈の庵で安住するなど、とてもできない。しかし、地震に備える心構えだけは見習う必要がある。「方丈記」は今からおよそ800年前の作だが、心構えの大切さは時を超える。▼長明の言うように、この世でもっとも恐ろしいのは「ただ地震なりけり」なのだから。(Y)
-
2016年1月17日09:05
-
地域のつながり再認識
篠山市に住む福井大学医学部の井階友貴さんは、「人と人が良い関係を結ぶことで人は健康になれる」実践研究を進めている。コミュニティーのつながりが良いと、治安がいい、経済が活性化する、教育水準が上がる―などの効果があるとされる「ソーシャル・キャピタル」という概念に基づくもので、「信頼」「社会参加」「交流」があれば、健康寿命が延びるという。
一昨年の丹波市豪雨災害時には、自治会長を中心に隣近所が声をかけ、助けあい、安否を確認したり、避難誘導したことで人的被害を最小限にとどめた。これを教訓に、市は小学校区を対象にした新たな交付金支給を通じて「地域再生」につなげたいという。
「Uターン」を特集した元日号の取材で、実際にUターンした人や、教育関係者に話を聞いた。そこから見えてきたのも、「地域とのつながり」だった。生徒たちが学習を通して地域で活躍する人を知ることで、いったんは丹波を離れても、やがてはその人を頼って「故郷へ帰ってみようか」と、ふと思ってくれれば、という期待を込めた取り組みが進んでいる。実際にUターンした人が「いざUターンしようと思っても不安がある。『帰ってこい』と背中を押してくれる人がいたら」と話していたのが印象に残った。
防災、地域づくり、医療など、あらゆる課題解決の糸口は「地域のつながり」にありそうだ。課題が浮上するたびに「地域」が大事であることを再認識し、「そういえば〝あの時〟もそんなことが言われていたな」と立ち返る。そんな原点が、21年前の阪神淡路大震災かもしれない。きょうは1月17日―。(芦田安生)
-
2016年1月17日08:58
-
しゅんどる
今年の正月のお節料理は、すべてお嫁さんと娘が作ってくれた。私は野菜の切り方とか、調味料の分量を指示しただけで、とても楽をさせてもらった。
こちらのお節料理に「煮なます」というのがある。材料はレンコン、大根、ニンジン、油揚げ、昆布。レンコンは薄く輪切り、大根、人参、揚げ、昆布は薄い短冊切りに。厚手の鍋にカップ一杯の酢と材料すべてを入れ、中火で炒り煮。しんなりしたら一度笊にあける。新たに三杯酢を火にかけて先ほど酢で炒り煮した材料を一煮立ちさせすぐ火を止める。大根と人参だけのいわゆる突きなますよりも日持ちがするし、翌日になると味が滲みてさらにおいしい。「丹波では味がよくしみたことを、ようしゅんどる、っていうのよ」とお嫁さんに言うと、「私も関西育ちだから、そのニュアンスはよくわかります。お母さんのラインの丹波弁スタンプも楽しいですよね」と嬉しい反応。娘たちも「よろしゅうおあがり」「そらよいこっちゃ」などのスタンプを送ると、「丹波ば(私の母のこと)の声がする」と言う。
「しゅんどる」は「しゅむ」の完了形で、広辞苑にも出ている。染むの転で、多く「しゅんだ」の形をとる。意味は染まる。他には、①強く刺激されて痛いように感じる。②盛んになる、佳境に入る③地味だ。けちけちしている。などの意味も。①と②は浄瑠璃で、③は東海道中膝栗毛で使われているとか。ずい分古い言葉のようだ。
今年のお節、どれもようしゅんどって、ごっつおうさんでした。
-
2016年1月17日08:45
-
“鉄人”ランナー 田中光男さん(篠山市...
9月、100キロマラソンへ
「去年は力尽きてリタイアしてしまった。今年はしっかりと練習を積んでリベンジしたい」。62歳になっている今年9月に再挑戦しようとしているのは、丹後半島で開かれる100キロウルトラマラソン。「ここ数年なんだかんだと忙しく、月に150㌔程度しか走り込めず、あきらかに練習不足。これからは月300㌔以上を目標に練習を重ね、9月に備えたい」。
早春の丹波路を駆け抜ける「篠山ABCマラソン」には、ほぼ毎年出場している。20代半ばだった第1回大会こそ25㌔地点でリタイアしたものの、「体力気力共に最も充実していた40代半ば」には3時間9分をマーク。ABC以外にも各地で開催されているフルマラソンに毎年数多く出場してきたが、「4時間を超えたことはない」。
42・195㌔では物足りなくなり、サロマ湖(北海道)や隠岐の島(島根県)などで催される100㌔にも挑戦。ピーク時には年に複数回出場し、最高10時間15分で走破した。さらには、富士山を走って登頂するというレースにも参加。標高差約3000㍍、21㌔を駆け上がる競技で、3度目のトライとなった43歳のとき、制限時間ぎりぎりの4時間27分で念願の完走を果たした。極めつけは45歳のときに出場した山口県で開かれた250キロマラソン。完走率30%の過酷なレースのなか、不眠不休で走り、44時間28分で無事完走。250人中26位の成績を残した。「走りながら寝た」と笑い、「もう二度と出ません」。
「ただただ走ることが好き。『マラソンの魅力は』って尋ねられても、正直分からない。強いて言うなら、完走したときの達成感かなあ」と目を細める。61歳。
-
2016年1月17日08:43
-
雀百まで
青垣ポリプロピレン樹脂工業協同組合が探していたわらじの編み手が見つかった。丹波新聞を読んだ読者から組合に連絡があり、山歩きの際、滑り止めに使ったことがあり、編み方が分かる人にたずねることができる、という親切な人が1人。もう1人が、今回組合に技術を伝えることになった、丹波新聞読者の氷上町新郷の森島保男さん。
森島さんに「前にもこのカメラを向けられたことがある」と言われ、驚いた。記憶の糸をたどり、過去に取材でお世話になったことを何とか思い出した。それに比べ、83歳の森島さんの記憶の確かなこと。およそ60年ぶりなのに、すらすら編めたそうだ。雀百まで踊り忘れずとはよく言ったものだ。
大戦中にあった赤井野のグライダー練習場(氷上町新郷、現在のひかみカントリークラブのあたり)にも詳しく、改めて取材をお願いした。
組合には、「自分も編み方を知りたい」という電話も3件あったそうだ。失われつつある技術を積極的に身につけたいと考える人がいることも分かった。読者のお役に立てて良かった。(足立智和)
-
2016年1月17日08:42
-
第457問
うるう年の今年2月29日、11回目の廃線記念日を迎える国鉄篠山線。最後の運行は何年前?
1.55年前
2.44年前
3.33年前
-
2016年1月17日08:42
-
63団体が多彩に催し 篠山市民センターま...
「第6回篠山市民センターまつり」(同まつりの会主催)が1月24日午前10時―午後4時、同センターで開かれる。篠山市民プラザに登録したり、利用したりしている63団体が展示や体験、パフォーマンス、バザー、食など多彩な催しを行う。篠山ナマステ会が午前10時―午後零時半、昨年4月に大地震の被害にあったネパールでの活動報告会を行う。市内の高校生が館内放送や司会進行するなど、世代を超えた催しとして企画。幅広い世代の来場を呼び掛けている。
開催時間中、実施している主な体験会は、▽桶ット卓球(桶闘卓球推進育成プロジェクトチーム「道」)▽アロマセラピー体験(学校アロマ研究会)▽紙飛行機作り(ささやまの空に紙飛行機を飛ばそう会)▽綿くり体験(丹波木綿保存会・創作館)▽水墨画体験(篠山水墨会)▽フラワーアレンジメント体験(フラワーサークル花畑)▽リモコンロボット、ソーラーラジコンカー実演、工作教室(篠山産業高校の機械科・電気科・土木科)。
また、時間限定の主な体験会やショーは、▽午前11時―正午、午後1―2時=缶バッジ製作体験と、陶芸体験〈先着20人、制作時間は1時間〉(やきものの里プロデュース倶楽部陶芸文化プロデューサー)▽午前=手話教室(手話サークルささやま)▽午後2―4時=よさこいワークショップ(丹波篠山楽空間)▽午前10時―正午=バルーンアート(大芋活性化委員会)▽午前11時―11時40分と午後1時半―2時10分=霧海の戦士ササグローによる防災(減災)啓発ショー(ささやまふれ愛フェスタ実行委員会)。
-
2016年1月17日08:39
-
幸世の水、一部地元へ 「氷上中央」から...
氷上町幸世地区住民が、水道水を青垣地域から受け、地元の桟敷水源の水を春日地域に送る配水計画に反対している問題で、丹波市は1月15日の市会産業建設常任委員会で同地区に桟敷の水を一部配水する運用案を示した。青垣から水を受け、桟敷の水を春日に送る点は変わらないが、幸世に氷上中央浄水場から水融通するほか、春日町内で新たに水融通することで、桟敷から送る量を減らし、地元へ配る水を確保したかたち。運用上、原水にマンガンを含んでいる東芦田新水源は使わない。14日には同地区自治会長会に説明。各自治会長が、2月末をめどに意見集約する。
運用案(水量はいずれも1日あたり)=図参照=は、西芦田浄水場からの1314立方㍍、桟敷水源の533立方㍍に加え、新たに氷上中央浄水場から135立方㍍を融通し、計1982立方㍍を確保する。幸世地区の過去5年間の平均配水量は1288立方㍍で、694立方㍍の余力も生まれる。また、春日町大路地区の三井庄浄水場(三宝ダム)の配水区域(7集落)に、新たに鹿場地区を加え、83立方㍍を水融通することで、大路全域をカバー。幸世から春日へ送る水を減らした。
新水源は、災害などの緊急時には使用するとした。
「西芦田」からは沼、小谷、鴨内、日比宇、伊佐口、香良、絹山、井中、御油へ、「桟敷」からは桟敷の一部、南油良の一部、北油良、氷上の一部、大塚病院へ、「中央」からは氷上の一部、南油良の一部、桟敷の一部、賀茂全域へ配水される。
春日地域へは、氷上地域の3つの浄水場から計3017立方㍍(氷上中央=880立方㍍、氷上南=1210立方㍍、桟敷=927立方㍍)が配水される。
-
2016年1月17日08:39
-
カード未受領500通「早く受け取りを」 マ...
昨年11月下旬から、地方公共団体情報システム機構が世帯ごとに郵送しているマイナンバーの通知カードが、宛先不明などで篠山市に戻され、保管している数が1月13日現在で約500通(世帯)あり、同市市民課(079・552・5242)は「手元に届いていない方は早めに受け取りを」と呼び掛けている。同課は、国や県から通知されている今年3月までの保管期間について「周辺自治体の状況を見ながら少し延長した後、廃棄する」としている。
同機構が篠山市の世帯に送付した通知カードの数は1万7350通(世帯)。そのうち、宛先不明などで郵便局での保管期間を過ぎるなどした約1200通(世帯)を市が保管。市は受領の通知文書を送付し、13日までに約700通(世帯)の受け取りがあった。
-
2016年1月16日17:07
-
わらじ編み手見つかる 青垣PP組合が製...
写真・子どもの頃に覚えた技術を伝えた森島保男さん=氷上町新郷で
青垣ポリプロピレン樹脂工業協同組合(丹波市青垣町沢野、衣川寿一組合長)が探していたわらじを編める人が見つかった。この男性に製造を依頼したほか、作業のようすを録画し、組合職員が覚え始めている。同組合は「感謝の一言」と喜んでいる。
宝塚歌劇団やわらび座の舞台用小道具、釣人の滑り止めに需要があった「PPわらじ」を編む人がなくなり同組合が困っていることを丹波新聞で知った、地元のわら細工の達人、森島保男さん(83)=氷上町新郷=が、協力を申し出た。
森島さんは物資が困窮を極めた第二次大戦中に小学時代を過ごした。「60人の同級生で靴が配給されるのは1人」(森島さん)で、はき物は自分で作っていたという。縄を通す「ちち」と呼ぶ輪を作る工程が入るわらじはぞうりより編むのが難しく、子どもが編むのはぞうり。わらじは主に大人が編んでいたという。森島さんは父親が編むのを見て覚え、山で作業をする際は自分で編んだわらじを履いていたという。1955年ごろを最後にわらじを作ることはなかったが、作り方が体に染みこんでいた。
同組合は、要点を解説しながら編む森島さんの作業の一部始終を録画しDVD化。これを参考に、手先が器用な職員がわらじを編み始めている。
森島さんにも製造を依頼、これまで通り取引が続けられるようになった。さらに、何人か若い編み手を養成し、新たな販路開拓にもつなげる意向。
-
2016年1月16日16:58
-
森カフェ
羽釜でごはん炊く
水道設備工事業「サジサービス」(足立洋仁代表)が、青垣中学校前の事務所跡を改装し、昨年11月にオープンした。
みそ汁、漬物、ごはん、小鉢のセットが350円(ごはんは3杯までおかわり自由)。これに、おでん(1つ70円)を組み合わせれば定食風に。生姜焼き定食(800円)、ハンバーグ定食(同)、巻き寿司か、さば寿司にミニうどんが付いた「すし定食」(700円)も人気。ごはんは、羽釜を使い、炭火でふっくらと炊く。定食メニューのおかずは惣菜として持ち帰れるほか、その他の惣菜も販売している。
会合などに使える部屋も無料で開放。カラオケを楽しむ場合はコーヒー付きで1時間500円。
丹波市青垣町小倉729-6
tel.0795・86・8754
営 業/9:30―17:00
木・金曜日定休
-
2016年1月14日10:15
-
メニューコンテスト全国へ 西紀サービス...
写真・関西ブロック1位に選ばれたメニュー「農都篠山今昔味わい御膳」
舞鶴若狭自動車道の西紀サービスエリア上り線レストラン(篠山市西木之部)を運営するアイランドフューチャーコーポレーションがこのほど、辻学園調理・製菓専門学校(大阪市)で開かれた「SA・PAメニューコンテスト」関西ブロック大会で最優秀に選ばれ、1月23日、東京都で行われる全国大会への進出を決めた。
NEXCO東日本・NEXCO中日本・NEXCO西日本が創立10周年を記念した初の全国大会。テーマは「地元の食材を使用し、地域の食文化や魅力が溢れるメニュー」。
西紀上り線のメニューは、昨年4月に篠山市が認定された日本遺産をイメージして篠山市の今昔を表現した「農都篠山今昔味わい御膳」(1280円)。▽猪肉の黒味噌がけ▽ベリーソースを添えた鹿肉ロースト▽篠山牛コロッケ▽山の芋―などを京懐石料理の八寸盛り風に、山五陶勝窯(今田町上立杭)に特注した横約45㌢の丹波焼の角皿に盛った。大山地区の「とふめし」を参考にした炊き込みご飯、手延べ黒豆素麺のすまし汁のほかに、篠山産小豆や黒大豆酒、丹波茶を使ったデザ
ートも添えた。また、イノシシのはしおきや、品書きにデカンショ節の歌詞を載せるなど工夫した。
-
2016年1月14日10:14
-
人気の足洗いブラシ 特許取得、関西発明...
写真・ヒット中の足裏ブラシ「マニキューレ」を手にする村上工場長(右)と松井主任。手前に並ぶのが市島工場で手掛けるオリジナル商品=市島町矢代、サンパック市島工場で
丹波市市島町矢代の工場で、健康と美容に特化したオリジナル樹脂製品の製造などを手掛ける、サンパック(本社・吹田市、青山総一郎社長)が開発した足洗いブラシがロングセラーを続けている。2013年に発売した第3代改良版となる最新商品は特許を取得、昨年は公益財団法人日本発明振興協会が主催する優秀発明賞で「関西発明大賞」を獲得した。量販店への展開も考えており、ますます〝メイドイン・市島〟の商品が広がりそうだ。
フットグルーマー「マニキューレ」(女性用)と「シティウォーカー」(男性用)。先端に研磨剤が塗布されたブラシ。石けんを塗ったブラシの上に足をのせ、前後にゴシゴシ動かすことで、石けんが泡立ち、1438本のブラシが足裏全体と足指の間まできれいに洗うしくみ。
樹脂ブラシの先端に研磨剤を塗布する技術で特許を取得。同社によると、樹脂の柔らかい部分と研磨剤の硬い部分を1つのブラシで共存させることで、樹脂だけでは取れなかったかかとの角質を取りやすくするなど機能が高まったという。
テレビの通信販売番組で火が付き、売上10万個を突破した。
-
2016年1月14日10:12
-
ベトナムに現地法人 富裕層に「なた豆茶...
写真・ベトナムに現地法人を立ち上げた「こやま園」の小山社長=春日町黒井で
ナタマメを使った健康茶「丹波なた豆茶」を製造販売する「こやま園」(丹波市春日町黒井、小山伸洋社長)が、ベトナムのホーチミン市に現地法人を設立した。すでに同商品を販売しており、健康志向の高まりに伴い、富裕層を中心に人気が高まっている。現地の女性誌などでも大きく取り上げられ、高級スーパーやホテル、エステ店などで取り扱う店が増えているという。小山社長は「丹波で作った安全安心ななた豆茶を飲んでもらい、健康を実感してもらいたい。その結果、こやま園ブランドが広まることになれば」と話している。
同商品は、腎臓の機能回復などに効能があるとされるナタマメを使用。“豆どころ丹波”で代々伝わるナタマメを、他の種子と混ざらないように品種管理し、オリジナルの品質を守っている。独自の加工方法と使用部位のこだわりにより、すっきりと飲みやすい後味に仕上げている。
現地法人「KOYAMAEN VIETNAM」。同商品を輸出販売する以外にも、貿易ライセンスを取得したことで双方向の流通が可能になり、ココナッツオイルの輸入販売も始めている。コーヒー豆の製造会社とも提携しており、今後の展開を練っている。
-
2016年1月14日10:12
-
ゲラダヒヒのコミュニケーション
エチオピアでゲラダヒヒと共に暮らした河合雅雄氏によると、彼らは30種類の音声を色々組み合わせ、仲間同士ひっきりなしに声をかけ合う。▼ユニット(1夫多妻の家族的な単位)から離れて浮気しようとするメスがいて、リーダーのオスがそれを連れ戻しに行く時など、表情や身ぶり手ぶりも交え、雌雄が色んな発声でやりとりするので、「ほとんど言語コミュニケーションが成立していると思うくらい」(立花隆氏が河合氏から聞いた立花著「サル学の現在」)。▼こういう場合、マントヒヒならオスがメスに吼えついて威嚇し、暴力的に連れ戻すが、ゲラダヒヒはひたすらなだめすかして説得するという。▼ゲラダヒヒは、複数のユニットがいくつか集まって作る「バンド」という群れの中でも、ユニット同士が全く対等。また複数のバンドが一時的に合流することがあっても喧嘩は起きず、縄張りも全くない。「この点、マントヒヒは力による支配でユニットを統合していく社会なので、音声コミュニケーションはずっと貧しい。一方、平和的なゲラダヒヒは、音声に力を入れることになる」(河合)。「縄張り根性で闘争ばかりするのでなく、平和共存こそが社会を高度に発展させるのでしょうか」(立花)。▼でも、音声能力を抜群に発展させたもう1種の霊長類はどうなっているの?(E)