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2016年1月28日11:07
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暖冬?早くも開花 スイセン咲く 氷上の...
写真・雪が降り積もった寺院をバックに咲き誇るスイセン=達身寺で
氷上町清住の達身寺(渡辺健臣住職)の山門近くでスイセンが咲き誇っている。例年2月頃から咲き始めるが、昨年12月下旬に咲いているのに気づいたといい、「暖冬の影響か、1カ月半から2カ月ほど早い」と話す。
同寺は20年近く前から少しずつ株を増やし、開花がピークを迎える4月ごろには寺の周囲や裏山が約20種類のスイセンで覆われる。近くにあるカタクリの自生地と合わせて見学に来る観光客も多い。
渡辺住職は「早生の品種ではあるが、こんなに早く咲いたのは初めて」と話している。
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2016年1月28日11:06
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写真や焼き物で回顧 最古の登窯修復と初...
写真・丹波焼の里の歴史や、最古の登り窯の修復から初焼成までを振り返った写真ややきものが並ぶ展覧会会場=篠山市今田町上立杭で
株式会社「夢こんだ」と兵庫陶芸美術館が、立杭陶の郷(篠山市今田町上立杭、079・597・2034)で展覧会「録」を開いている。一昨年から2年間にわたって行った丹波焼最古の登り窯の修復作業と、修復完了を祝い昨年11月に実施した初焼成の全貌を、写真と最古の登り窯で焼いたやきものを通して紹介している。1月31日まで。会期中無休。入園料は高校生以上200円、小中学生50円。
写真は、▽昭和25年ごろの丹波焼の里▽築窯道具づくり▽修復作業風景▽初焼成▽竹薪による焼成―のタイトルを掲げ、約70枚を展示。陶土を細粉と粗粉に分ける「水簸」というモノクロ写真時代の作業風景や、初焼成で使用する薪を束ねるため大勢のボランティアらが作業に精を出しているシーン、登り窯最上部にある「蜂の巣」と呼ばれる排煙口から勢いよく噴き出す炎の様子などを捉え、丹波焼の里の歴史や、最古の登り窯の大修復から初焼成までを振り返っている。
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2016年1月28日11:05
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臨時職員6職種63人程度を募集 篠山市、...
篠山市(職員課079・552・5113)が4月1日採用の臨時職員6職種63人程度を募集している。採用試験はいずれも2月7日、篠山市民センターで行う。
応募は2月3日までに、所定の書類を同課に提出する。
募集職種と人数は次の通り。
▽一般事務職(15人程度)▽一般事務職の手話通訳者(1人)▽幼稚園教諭・保育士・保育教諭のクラス担任(8人程度)▽保健師(4人)▽保育士・保育教諭(30人程度)▽調理師(5人)
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2016年1月28日11:05
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見出し
毎日新聞20日号に「東京情報編成総センター」という、編集局に集まって来る原稿の価値判断をし、相応の見出しを付けレイアウトする部の人が「記者の目」という欄に執筆している。▼その記者が14日号(東京で作った版、大阪は別)のスポーツ面を担当した際、SMAPの解散問題が衝撃を与えた日だったので曲の一覧を用意し、その日のスポーツ記事の見出しに出来るだけ使おうとしたという話。▼「嘉風、作戦通り弾丸ファイター」、「西武・秋山、今年もらいおんハート」、「柏メンデス新監督、俺たちに明日はある」といった調子で、極め付きは最終版で飛び込んだサッカー日本のアジア予選初戦のニュースに「青いイナズマ白星発進」。計9本がSMAPの曲名で埋まった。▼無論、〝駄洒落〟に近い見出しで、「『的確で正確な見出しという基本からは、はずれている』との批判も承知している」とも書いているが、ともあれ、その紙面の評判が「ねとらぼ」やツイッターを通じてネット上に次々に広がっていき、〝新聞いらない〟人達からも〝読みたい〟声が殺到したのは事実のようだ。▼この話、毎日新聞の宣伝臭もしないではないが、紙媒体とネット情報の関わり方について注目に値する話ではある。かつ、芸能界に疎い春秋子もSMAPの凄さを初めて知らされた。(E)
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2016年1月28日11:03
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河南千澄さん訃報
河南千澄さん(かんなん・ちずみ=河南克典・篠山市議会議員の妻)25日死去、67歳。自宅は篠山市網掛220。葬儀は27日、おこなわれた。
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2016年1月28日11:03
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村岡正廣氏訃報
村岡正廣氏(むらおか・まさひろ=元山南中学校長)26日午前3時1分、病気のため、西脇市内の病院で死去、82歳。自宅は丹波市山南町太田806ノ1。葬儀は28日午後1時から同市山南町谷川152のもみじ市民ホールで。喪主は長男、正典(まさのり)氏。
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2016年1月28日11:01
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庭先は雀のお宿
近ごろ、自宅の庭先が騒がしい。年末辺りから、スズメの群れが庭木の茂みに居座るようになった。30羽はいるだろうか。寒さをしのごうと羽毛を最大限に膨らませた丸っこいフォルムがなんとも愛らしい。四六時中、「チュンチュン」と小声で鳴いているが、朝日がさすころ、音量とテンポが増大し、大合唱となる。集団で田んぼに舞い降りると、慌てるように穀物の種子などをついばみ、我々家人がそばを通ると、これまた、慌てるようにして茂みへと舞い戻る。
冬には多くの鳥たちが群れをなす。これには理由がある。一つにはこの時期、天敵のタカが越冬のため、数多く飛来してくるからだ。見通しの良い枯れ野で暮らしていくためには、一羽でいるよりも複数の目があったほうが生存率は上がるというもの。懸命に生き抜く姿を見ていると、騒がしいからと追い払う気にはなれない。
厳しい寒さはまだしばらく続くが、間もなく、田んぼの水たまりや水路では、アカガエルやカスミサンショウウオの卵塊が見られるようになる。春の胎動が始まろうとしている。(太治庄三)
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2016年1月28日11:00
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無敵の太陽
「輝」/風向きはいつも変わる/今この瞬間を掴むんだ/船が進まなくなった時は見上げてごらん/無敵の太陽が あの空に見えるだろう
1月24日に開催された「第6回篠山市民センターまつり」で、篠山鳳鳴高校書道部の書道パフォーマンス作品に書かれた言葉だ。今年は40年ぶりの大寒波と重なり、ずいぶん当日の天候を心配したが、明けてみれば凛と冷えた青い空に恵まれた一日となった。
このまつりの特徴は篠山で活動する市民団体の発表の場であることと、中高校生が運営協力に参加してくれていることである。例えば、食部門では大人たちに交ざって調理、販売に係わり、歌や踊りの発表部門では自分たちの発表ももちろんだが、舞台準備などの裏方の手伝い、館内の飾り付けと後片付け、日頃学校で学んでいる分野において、子どもたち向けの体験教室を開き、上手に楽しませてもくれる。毎年感心するが、実に篠山の中高校生の生徒さんたちは多方面で有能である。
少子高齢化が進む中、若い人たちと大人が共に動く姿は、目に新鮮に映り感動さえ覚える。会場の篠山市民センターでは開催時間の10時から4時まで、小さなお子様を連れた家族連れから元気な高齢の方まで、各世代の方々に多くご来場いただいた。一人でも多くの方に、どんな市民活動が篠山で活発に展開されているのかを知っていただく良い機会なので、大変に嬉しくありがたいことだった。ご来場いただいた皆様、どうもありがとうございました。
(土性里花・グループPEN代表)
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2016年1月28日11:00
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桶ット大会前に1月30日、最終練習会 桶...
2月6日、こんだ薬師温泉ぬくもりの郷で開催される、「全国桶ット卓球大会」に向けて、桶ット卓球同好会「桶闘卓球推進育成プロジェクトチーム『道』」が篠山総合スポーツセンターで練習会を開いている。
初心者にはルール説明から行い、経験者には歴代王者や上位入賞者との練習を通して腕を磨いてもらおうと1月9日から週末に行ってきた。
次回(最終回)は1月30日午前9時―正午、同センターで行う。参加無料。申し込み不要。お茶、タオル、体育館シューズ持参。上村さん(090・3894・2395)。
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2016年1月28日10:59
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柏原で氷点下6.6度 青垣で積雪9㌢ 今冬...
奄美に115年ぶりに降雪をもたらした強い寒気の影響で、丹波市でも1月24―26日にかけて寒波に見舞われた。気象庁アメダス(柏原町下町沖田)によると、26日午前7時7分にこの冬一番低いマイナス6・6度を観測した。1月の最低気温がマイナス6度を下回るのは2011年以来5年ぶり。最低気温は、25日がマイナス5・9度、24日がマイナス4・6度だった。
県積雪情報によると、25日の積雪量は青垣町大名草の国道427号で9㌢、遠阪峠(青垣町遠阪)で8㌢だった。同情報によると、26日午前7時に同町西芦田でマイナス7・5度、同町中佐治でマイナス7・1度と厳しい寒さになった。
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2016年1月28日10:59
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大原神社(丹波市春日町広瀬)
創建は文禄3年(1594年)。祭神はイザナミノミコト、天照大神、第15代応神天皇。旧道をすぐ下りた所にあるが、地元の人の手入れが行き届いて、静謐な雰囲気が満ちている。
石段を上がった所の拝殿の背後の本殿に、立派な彫り物が数多く見られる。向背中央には、大きな竜が所狭しとその存在を誇示し、左下方を睨みつけている。いらかが際立って立ち上がり、大きな宝珠を3本の爪でしっかり握っている。木鼻の阿吽の呼吸の唐獅子と獏の共演も迫力がある。手挟みの牡丹の構図、その外部の庇にある長寿を願う海亀の様子も色は褪せてしまっているが面白い。上部の蟇股には、月の兎が波の上を奔っている。背面の蟇股にはユーモラスな猿が見える。脇障子には、中国神仙説話の牛に跨った翁と、酒杯を持った翁が見える。6代目中井正貞の巧みな彫り物である。
元高校教諭 岸名経夫
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2016年1月28日10:58
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若宮神社(丹波市春日町山田字滝谷)
国道175号から船城小学校を越えて山田集落へ入り、老人ホームを右手にして、左方の山裾を目指す。山門に若宮神社と装飾的な文字で扁額が掲げられている。明神鳥居を潜ってかなり傾斜のきつい長い石段を登って行く。創建時不詳。明治6年(1873)に村社に列せられる。祭神は天児屋根命(春日神)、イザナギノ命、イザナミノ命。
コンパクトな造りの垢抜けした社殿が目に入る。日吉社の扁額も掲げられている。ただ、しつらえられている彫り物はそう多くはない。中央向拝には竜の姿が見える。左上方をぐっと睨みつけている姿は迫力がある。しかし、これまで見てきた中井一統の竜とすこし違うところが見て取れる。宝珠が右端っこに寄っている。髭が銅でなく、木で作られている。木鼻左右の唐獅子と獏は立派なしつらえである。手挟みの牡丹もいい。明治初年の、中井清次良橘正用の息子の中井清次郎橘正実の彫刻との銘が見える。
元高校教諭 岸名経夫
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2016年1月27日15:58
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福知山線 運転再開
人身事故のため柏原駅―黒井駅間で列車の運転を見合わせていたが、午後3時46分に運転を再開した。
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2016年1月27日15:18
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福知山線運転再開へ
午後2時24分ごろ、JR福知山線柏原駅―石生駅間で人身事故が発生したため、柏原―黒井駅間で運転を見合わせているが、午後3時半ごろ運転を再開する見込み。
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2016年1月27日15:00
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福知山線運転見合わせ
1月27日午後2時24分ごろ、JR福知山線柏原駅―石生駅間で人身事故が発生したため、篠山口駅―福知山駅間で、上下線とも運転を見合わせている。
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2016年1月24日08:44
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排尿・排便ケア質問を募集中 柏原で2月...
丹波市医師会とアステラス製薬は、2月13日午後2時から丹波の森公苑で市民公開講座を開く。「おしっこのことで悩まれていませんか?―快適な排尿・排便ケアをめざして」がテーマ。市民の質問を募っている。参加費無料。
1部は、「排尿の不調の原因となる病気について」をテーマに、松下全巳・松下泌尿器科医院院長らが講演。2部のワークショップで、松下さんや中岡恵美さん(むつき庵丹波)らが質問に答える。
質問は年齢、性別を記入し、2月1日までに同社市民公開講座係(FAX078・241・0663、電078・265・6255)。
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2016年1月24日08:44
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涙活
前号の丹波新聞で「涙活」という言葉を知った。記事によると、泣くことでストレス解消を図るもので、近年、ブームになっているという。「婚活」「就活」などをもじった造語なのだろうが、泣くことは心にいい作用をもたらすことを人は古くから心得ていた。▼「天災は忘れた頃にやってくる」という言葉でおなじみの寺田寅彦に、「何故泣くか」(昭和10年)という小論がある。この中で寺田は、「泣くという動作には常にもっとも不快不安な緊張の絶頂からの解放という、消極的ではあるが、とにかく一種の快感が伴っていて」と書いている。「不快不安な緊張」は、ストレスに置き換えられよう。▼この小論は、芝居を見ながら女も男もこぞって泣いている光景の記述から始まる。泣きたいために忙しい中を繰り合わせ、とぼしい小遣いを都合して入場している観客たち。そこまでして泣こうとするのは、人の「本能的生理的欲求」であろうと寺田は推察する。▼泣くことでストレスから解放され、精神を浄化したい。それはもともと人に備わった欲求であり、ほかの動物には見られない人の特権なのだ。寺田は、その特権を有効に活用しようと推奨する。▼涙活は、「泣く」という特権の活用を言葉として明確にしたものと言える。ストレス社会の現代、大いに涙活したい。(Y)
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2016年1月24日08:43
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外の視点で魅力再発見
住んでいるまちの魅力を、外からの視点で気付かされることが多い。
篠山市の雲部地区は2010年に小学校が閉校となり、その空き校舎に6軒の工房が入り、職員室を改修したカフェ、校長室を改修した野菜直売所などで賑わっている。今年4月からは、親子を対象に都市部で里山体験を開いていたNPO法人が校舎跡地周辺に拠点を移し、里山体験を実施する。NPO法人のメンバーには幼児教育に携わっている人がおり、「最近、失敗に弱い親が多く、子どもたちに失敗をさせたがらない。子どもたちは失敗からいろんなことを学ぶ。田舎にはさまざまな手作り体験があり、失敗がたくさんできる」と、篠山に拠点を移す理由の一つを挙げた。これまで神戸市で参加していた親子が再び参加できる距離であることも理由の一つという。里山体験では、山野草摘み、田植え、稲刈り、みそ作り、椎茸作りなどのプログラムを予定している。篠山の暮らしそのものが都市部の住民にとっては魅力になる。
また、2月29日に篠山市でプラレール5000本をつなぎ、おもちゃの列車を走らせるイベントが行われる。40年ほど前に廃線となった国鉄篠山線を地域の資源として捉え、フォーラムや展示、レールの復元、サイクリングツアーなどに取り組んできた市民グループが企画した。市民グループの原動力は、全国の鉄道愛好家らの支援だ。全国的に見て、古い鉄道跡が多く残る篠山市に熱い視線が注がれ、反響が広がっている。
地元の人にとって何気ない風景や暮らしも、観光客や訪問客にとっては珍しく、魅力の再発見につながる。(坂井謙介)
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2016年1月24日08:43
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初句会
今年の初句会は「たんば黎明館」にある「ルクロ・丹波邸」を借り、そのあとランチという段取。一階の仕切りのある部屋は採光もよく、読み書きする句会にはとてもいい。急用のできた人が何人かあり、いつもより少ない人数だったが、不在投句もあり、六十句を選句。その日、丹波は久しぶりに冷え込み、野山は霜で真っ白に覆われた。その様子を素直に詠んだ「初霜を少し歩きて戻りたり」を特選に選んだ。選句は無記名なので誰の句かは披講のとき初めて分かるのが句会の仕組み。この句は何と幹事さんの句だった。日頃、何かと句会のために計画し、世話をして下さることもあり、とても良かった。
他にも綾子の句碑や山椒の冬芽を写生して詠んだ句も準特選に選ぶことができた。
ル・クロ丹波邸のランチは手間がかかっていて、家庭ではできないものを味わえるのが嬉しい。私以外はみんな車なのでノンアルコールワイン(私だけ本物のワイン)で乾杯。読み聞かせのボランティアもしている幹事さんが、正月らしい「初天神」という落語絵本を読み聞かせてくれて初笑い。食後の大きなお楽しみは、私たちの結社の師系である「細見綾子」の俳句朗読を聞くこと。約四十数年前、テイチクレコードから出されたもので、綾子自身が自作の俳句を三十句、解説をつけて朗読したもの。昨秋、綾子の縁者から寄贈されたもの。現在は綾子文庫として黎明館に所蔵。みんなで綾子の肉声を初めて聞くことができた。初句会にふさわしく、温かくも凛とした綾子の声に感動した。
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2016年1月24日08:42
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丹波ハピネスマーケット実行委員長 葉山...
夢が膨らむ“市”に
毎月第2土曜日、柏原八幡宮(丹波市柏原町柏原)近くの駐車場を会場に開かれている「丹波ハピネスマーケット」。2012年9月にスタートし、今年1月でちょうど40回を数えた。「採算がとれるぎりぎりの」25店で始まったが、今では多い時で70店、平均して50―60店が並ぶ。「子育て中のお母さん世代」をターゲットに、若い出店者らの感性が人を引き付けている。
マーケットのロゴが入ったオリジナルバッグを作り、フェイスブックに「いいね!」を押したり、チェックのシャツを着て来場するとプレゼントする―といった企画や、出店者を紹介する冊子「ハピネスジャーナル」を発行、年に1回は夜に開催するなど、集客とリピーター獲得に工夫を凝らす。出店者は、何かしらのこだわりを感じさせるものが提供できる人に限り、音の大きな発電機やのぼり旗を禁止するなど、会場の雰囲気づくりにも気を配る。
マーケットをきっかけに店を構えた人、マーケットのある街を気に入って柏原に出店した人もいる。「出店者は2・5㍍四方の小さな空間で何ができるかを考え、工夫する。店を構える前の力試しの場にもなっている。その中で長蛇の列ができるほどの人気店も生まれている。そんな様子を見ていると、やってよかったとうれしくなる」と表情をくずす。
これからもどんどん出店者を募り、会場がいっぱいになれば、商店街の空き店舗の軒先へと広げていき、目標はJR柏原駅前までつなげること。「マーケットに来た若い人たちが、『自分にも何かできるのではないか』と夢をもち、膨らませることのできる場所でありたい」。次回は2月13日。53歳。