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2017年12月11日09:07
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応仁の乱
「人の世むなし(1467)」の語呂合わせで覚えた「応仁の乱」から、今年で550年になるらしい。学生時代に習ったはずだが、勃発から約11年も続いて京都市街が壊滅状態になった大乱だったにもかかわらず、うろ覚えだ。
歴史を学ぶとき、史実に基づいて書かれた小説や漫画を読む方が、大まかなことは理解しやすいと思う。「マニアックなマンガだなぁー」と思いながら、本屋に並んでいた石ノ森章太郎が作画を担当した「日本の歴史」(中央公論新社)シリーズの「王法・仏法の破滅―応仁の乱」を手に取った。後半に出てくるページに思わず目を見張った。
マンガには応仁の乱終結後、混乱した国内の姿も描かれていて、各地で発生した領主に対する一揆の例として、「丹波国・黒井城」の一揆が紹介されていた。ほんの数ページで詳しい内容はまったく分からなかったが、地元の名前が出てきたことに驚いた。
黒井城の場合、赤井(荻野)直正らがかかわる「丹波平定戦」など戦国時代の合戦は有名だが、そこに至る前段階にもドラマはあったのかもしれない。詳しい人に聞いてみようと思う。(田畑知也)
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2017年12月11日09:06
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子育て情報 スマホで 篠山市がアプリ提供
篠山市(福祉総務課TEL079・552・7101)は育児と仕事に忙しい子育て家庭を支援しようと、12月11日から、妊産婦や子どもの健康データの管理、予防接種のスケジュール、子育て情報などをスマートフォンで確認できる子育てアプリ「ささっ子すくすくアプリ」(無料)の提供を始める。11日午後2時から丹南子育てふれあいセンター(同市網掛)でインストールの仕方や機能の説明などを行う。
エムティーアイ社(本社・東京)が企画、開発した母子手帳アプリ「母子モ」を採用した。
こども医療費助成制度や児童手当など子育てに関係する市の各種制度が見られるほか、妊娠中の体調や体重、胎児や子どもの成長記録をグラフ化して管理できる。予防接種のスケジュール管理、妊娠中や子育て中に役立つ情報や動画が閲覧できるなど、便利な情報を満載。子育てに関するよくある質問をまとめた「Q&A」もある。子どもの成長記録や健康データを家族のスマートフォンと共有もできる。
各支所や子育て施設、病院や学校を通じて、周知するチラシやカードを配布。そこに記載の2次元コードを読み取るか、「母子モ」を検索してインストールする。
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2017年12月11日09:04
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かどのの郷を電飾 1月初旬まで
写真・庭木や建物に電飾が施されたかどのの郷=兵庫県丹波市氷上町上新庄で
丹波市氷上町葛野地区の交流施設「かどのの郷」(同町上新庄)を彩るイルミネーションが始まった。庭木のシンボルツリーのケヤキや、建物に電飾が施されている。午後5時ごろから点灯し、同11時ごろに消灯する。
地元の若手グループ「かどのASC」が毎年設置している。ツリーは放射状に、建物は輪郭を浮かび上がらすようにそれぞれ電飾を配置している。オレンジや緑、紫などのまばゆい光が暗闇に輝いている。
点灯は1月初旬まで。
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2017年12月9日09:00
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アクト篠山...
観光施設の管理・運営事業などに取り組んでいる株式会社「アクト篠山」が、篠山市内の農産品や加工品、工芸品から老舗の逸品など、選りすぐりの商品を集めたネットショップ「まるこて丹波篠山」をオープンした。インターネットを活用した商品販売は、各店舗や店舗を持たない企業が行っているが、「まるこて―」は、実店舗を持つ作り手の商品のみを集めたポータルサイト。同社は、「篠山で作られる“ほんまもん”の商品を気軽に楽しんでほしい」と話している。
「まるこて」は、篠山弁で「まるごと」の意味。
現在、市内20店舗の商品を扱っており、黒大豆や山の芋などの農産物から、パンやケーキ、餅、ポン酢などの加工品、牛肉、猪肉などの生鮮・チルド商品まで多岐にわたる。
市商工会が質の高い商品や優れた技術・サービスを持つ店舗を厳選した「丹波篠山デカンショセレクション」を扱うコーナーや、老舗の逸品を集めた「味楽一品」などのカテゴリーを用意。
「届いたその日に食べてんか」のコーナーは、すき焼きセットやぼたん鍋セットなどを扱い、食べる日に合わせて新鮮な商品を届けるもの。また、地元の人にも地元の良い商品を楽しんでもらおうと、ネットで注文し、大正ロマン館(篠山市北新町)で受け取る「ご近所限定サービス とりに来て~な」もある。
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2017年12月8日09:00
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兵庫医科大学医療センター 次期協定案ま...
篠山市は、兵庫医科大学ささやま医療センターとの間で来年7月に締結する予定の次期「基本協定書(案)」がまとまったと、12月5日の市議会議員全員協議会で報告した。同案では、医療と介護の連携や、地域医療を担う総合診療医の育成などに関する条文を加えたほか、産科、小児科の確保や厳しい経営状況を支援するため、運営費補助金を3600万円増額。診療科目は現行どおり維持される方針。同案は11月末に開かれた兵庫医科大学の理事会で了承された。
同案では、同センターを引き続き同市の中核を担う病院として位置づけ、▽包括的な医療と介護の連携▽総合診療医などの育成▽子どもから高齢者までが健康で住み慣れた地域で生活できる地域医療モデルの実現と研究、事業実施▽安定した経営基盤の確立―などの条文を加えた。
運営費補助金は、年1億2600万円を交付。3600万円の増額分は、小児医療、救急告示病院、小児救急医療にかかる特別交付税を財源として充当するかたちをとった。同センターの「累積赤字が解消するまで」交付する。現協定を結んだ2008年度(平成20)以降の累積赤字は約37憶円。
団塊の世代がすべて後期高齢者となる2025年(平成37)に地域医療の現状を分析する必要があることから、次期協定の期間は「7年間」とした。
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2017年12月8日09:00
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純米吟醸酒「三尾山」 山名酒造で仕込み...
写真・昨年の「三尾山」を手に注文を呼び掛ける田村代表=兵庫県丹波市春日町中山で
兵庫県丹波市春日町中山の有志でつくる「のんびり楽農クラブ」(田村庄一代表)が、12月下旬に山名酒造(同市市島町上田)で仕込んでもらう純米吟醸酒「三尾山」の注文を受け付けている。
地元の遊休農地で育てた酒米「山田錦」を使用。今年は天候にも恵まれ、約90アールで2500キロほどの一等米が収穫できたという。酒造りは今年で9年目の取り組み。まろやかで飲みやすい口当たりが人気になっている。
田村代表は「酒米は台風が来る前に収穫できた。良い米が取れた分、良い酒に仕上がると期待している」と話している。
12月15日までに申し込めば、新年に間に合うという。一升瓶4104円(税込み)、720ミリリットル(2本)4104円(同)。送料は別途必要。20日以降は、同酒造でも購入できる。田村代表(TEL0795・75・1002)。
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2017年12月7日09:35
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1万人の第九
大阪城ホールで開かれた「1万人の第九」に初めて参加。ベートーヴェンの第九交響曲の合唱部「歓喜」を1万人で歌う催しで、今年で35回目。
中央のアリーナにオーケストラと合唱団の一部、周りの観客スタンドを合唱団が取り囲み、アリーナの残り部分とスタンドの一部に観客が入って、合計1万4千人がぎっしり席を埋めた。
1万人で音が合うのか、心配していたが無用だった。佐渡裕さんが360度向きを変えながら両手両足、全身を使ってタクトを振り、中盤、4つのパートが次々に追いかけ、絡み合う「フーガ」部では、会場が大波の繰り返し押し寄せる海原となった。
佐渡さんが18年前、山本直純さんから引き継いだ時は、振り終えたら7キロ体重が減っていたとか。「1万人なんて無理、と初めは逃げ回っていたが、1度引き受けたら、すっかりはまってしまった」と漏らす。
全国各地で練習の会が設けられ、ウィーンからのグループも。第九の演奏は本場のオーストリアでも日本ほど頻繁ではなく、日本での盛況に刺激され最近になって、自分たちの財産の価値に気付いたという。
「オー、フロインデ(友よ!)」で始まるシラーの詩に感動してベートーヴェンが作曲して200年。「世界はひとつ」にはまだまだ程遠い今、より一層この曲が広まってほしい。(E)
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2017年12月7日09:34
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趣味は世代をつなぐ
篠山市内の写真同好会の例会に招かれた。過去にこの同好会の写真展を取材したことがあり、その際、代表の方に「私もカメラが好きなんです」と話しかけ、写真談義に花を咲かせた。どうやらそのことを覚えてくださっており、新聞記者だから日々写真に接しているだろう、などの理由でお呼びがかかったようだ。
この日は6人が出席され、各自の作品が200枚近く床に並べられていた。「良いと思う写真を30枚選び、講評して」と言われたのには参った。「釈迦に説法」だと拒んでみたものの、「遠慮なく」と強く促され、渋々抜き出した。が、やはり背後からの視線に殺気を感じた。
なんだかんだあったが、写真談義は深夜にまで及んだ。年齢差20年以上の先輩方と対等に話ができ、また大いに盛り上がれたことに「趣味は世代を超えて心をつなぐ」を実感。趣味を持つことの素晴らしさを改めてかみしめた。
現在、その趣味をテーマに、来年の正月号を編集している。趣味でいきいきとした人生を送っておられる老若男女を紹介します。乞うご期待。(太治庄三)
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2017年12月7日09:34
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クリスマスの贈り物
子どもの頃は、あえてクリスマスや季節の行事とかを意識せずに今よりもずっと淡々と毎日を過ごしていたように思う。自分が幸せだとか不幸だとか考えず、子どもがやるべきことをこなしながら時間は過ぎていき、それでも人並みに成長して大人と呼ばれる歳になった。そうしてやっと自分を取り巻く環境や世界を、歳月と経験というフィルターを通して見られるようになり、子どもの頃と同じものを見ていても、世界は全く違うものに映るようになってきた。それが良いのか悪いのかはわからないけれど、人はそれぞれ歩んできた道が違うことも、背負っているものが重そうだったり、軽そうだったりすることも、それを他人の私から見て、勝手に幸、不幸の判断をできないことも知った。それぞれの人生は私が知っているそれよりずっと、多様で深い。
私には冬の雪の重さも、買い物に行く交通手段がない辛さも、体がだんだんきかなくなるしんどさも、病気になる怖さも、今はよくわからない。だけど、必ず近い将来、自分の問題となることはわかっている。利己的なのかもしれないが、自分のために、そして私と同じ普通の人々である多くの人のために、そんな不安がない社会で暮らしていきたいと願う。
クリスマスにサンタさんがもしプレゼントをくれるのならば、そんな困っている人たちが心穏やかに暮らせる一日がほしい。皆の心から寂しさを取り除いて、楽しそうに笑える一日を。遠くひとりで暮らす母のためにも。
(土性里花・グループPEN代表)
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2017年12月7日09:22
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丹波市観光協会 「ちーたん」バッグやリ...
写真・丹波市観光協会が販売しているちーたんをあしらったバッグやリュックなど
丹波市観光協会が市のマスコットキャラクター、「丹波竜のちーたん」をデザインしたトートバッグなど作って販売している。
トートバッグは横型と縦型の2種類。紺やピンク、黄色など8つの色を選べる。このほか、ショルダーバッグ、リュックサック、ランチバッグも販売しており、デザインや色も多彩。デザインのなかには、ちーたんが浮き出る「ちーたんぷくぷくバッグ」もある。
トートバッグはサイズに応じ、1000―2000円。ショルダーは2600円と2800円。リュックは2300円。ランチバッグは1000円。
バッグは丹波竜化石工房ちーたんの館(山南)で販売。市観光協会のほか、かいばら、あおがき、かすがの各観光案内所で注文を受け付けている。
問い合わせは、市観光協会(TEL0795・72・2340)。
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2017年12月6日09:00
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市島町中竹田の石像寺 豪雨被害の修復が...
写真・大きな被害を受けたものの、修復工事が完了した石像寺。手前が石庭「四神相応の庭」=兵庫県丹波市市島町中竹田で
3年前の丹波市豪雨災害で本堂や位牌堂などが大きな被害を受けた「石像寺」(兵庫県丹波市市島町中竹田、佐久間正昭住職)の修復工事が完了し、来年1月20日午前10時から同寺で修復落慶法要を営む。同寺の名高い石庭「四神相応の庭」も元通りに修復。被災から間もない時期に当時の同寺役員で修復委員会を立ち上げ、復旧に向け力を注いだ。佐久間住職(75)は「被害が大きかったものの、早期に修復していただいた。檀家や修復委員会、ボランティア、業者らの尽力のおかげ。お見舞金や義援金もお世話になり、お礼の言葉は尽きない」と話している。
災害では、裏山の崩落により、土砂や流木が流入。1879年建築の本堂に加え、位牌堂や禅堂も天井近くまで土砂が堆積した。位牌や法具、仏具なども埋まり、災害のあった2014年春に改築したばかりの庫裏も床上浸水の被害にあった。昭和を代表する作庭家・重森三玲氏による「四神相応の庭」に加え、俳人・西山泊雲や高浜虚子らの句碑が並ぶ庭「霧海の庭」も土砂を被った。
災害後、延べ730人ほどのボランティアらによって土砂撤去が行われ、同年9月には修復委員会(高橋信二委員長)を立ち上げ、復旧に向け協議を重ねた。本堂は柱をジャッキアップして沓石を設けて補強したほか、床下には鉄筋を入れた。建具や畳などは新調。埋もれた位牌や仏像のほか、600巻のうち半分ほどが水につかった経典「大般若経」も可能な限り修復した。
「四神相応の庭」「霧海の庭」は土砂に埋もれたものの、石組や句碑は無事だったため、周囲の砂を入れ替えた。
高橋委員長(82)=同町中竹田=は、「ようやくここまで来たという思い。大勢の協力がなければ修復までたどり着けなかった」と感謝している。
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2017年12月5日09:00
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篠山東雲高 篠山市肉牛共励会で初の「A...
写真・肉牛共励会で最高ランクのA5を獲得した「義丸(大福)」と、育ててきた東雲高の生徒たち=兵庫県篠山市福住で
篠山東雲高校(奥田格校長)の生徒たちが実習を通して育てた肉牛が11月24日、神戸市中央卸売市場西部市場で開かれた「篠山市肉牛共励会」(JA丹波ささやま主催)で、牛肉の格付け最高ランクの「A5」を初めて獲得した。同共励会を担当した同JA営農販売課、木村誠宏係長(45)は、「牛を触ったこともない生徒がほとんどだったと思うが、これほどまでの好結果を出されたことに感心する。だいぶ苦労もされたと思うが、これからも学びを深めてほしい」と話している。
同校の生物利用類型の3年生(5人)が中心となって2年間育ててきた但馬牛。生後32カ月の去勢雄で、名前は「義丸」だが、生徒たちは「大福」の愛称で親しんできた。
枝肉重量で約390キロ。東京の仲買業者が約161万円で競り落とした。市場では「神戸牛」として流通する。
仔牛を淡路から購入。同類型の生徒たちが2年間にわたり、毎日全身にブラシを掛けたり、体調チェックなどをしてきたほか、週に1度、散歩をさせるなど、手塩にかけてきた。
同校は分校時代の2009年から毎年、共励会に出荷しており、これまでの最高位は昨年の「A4」ランクだった。
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2017年12月4日09:00
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「丹波篠山=篠山」は17% 観光協会がア...
丹波篠山観光協会(西尾和磨会長)は11月29日、10月に開かれた「丹波篠山味まつり」の来場者に実施したアンケート調査の結果を公表した。味まつりや日本遺産関連の項目に加えて、同協会が市名を「丹波篠山市」にすることを求めていることもあり、「丹波篠山」の地域名についても調査。結果、「丹波篠山=篠山市のみ」と答えたのは17%にとどまり、「丹波市と篠山市」を指すと考える人が半数を超えたという。若年層はもちろん高齢世代でも顕著で、同協会は「丹波市との混同、また、『丹波篠山』のPR不足の両方が考えられる」と分析する。
アンケートは、8、9の両日に篠山城跡三の丸広場一帯で開かれた味まつり内で、同協会が開いたイベントで実施。1872人から回答を得た。篠山市以外の県内と大阪府からの来場が1488人と大半を占めた。
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2017年12月3日09:00
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15.12月8日は針供養の日
12月8日は針供養の日です。大姑がお針仕事を生業としておられたので、この日は我が家にとって大切な日だったそうです。折れた針などもこんにゃくに刺して供養されていたそうです。姑も「今日はお針仕事したらあかんで。お針箱やミシンに、大根のごはんお供えしてお礼言うんやで」と言うてはりました。なんで大根のごはんやねんと思いつつ大根・人参・ごんぼ・おあげさんなどを入れてかやくのご飯を作ってお供えしておりました。が、ほとんどお針を持つことのない私はちょっと他人事で過ごしておりました。
しかし、ある時、12月8日と2月8日を、事八日ということを知りました。事を始めたり納めたりする節目を表す日だそうです。ことのかみさま(歳神様や五穀豊穣を司る田んぼの神様)をお祭りする日だそうです。12月8日は、歳神様をお迎えする準備を始める「事始め」の日であり、田んぼの神様の「事納め」の日、2月8日は、五穀豊穣を司る田んぼの神様をお迎えする「事始め」の日であり、歳神様の「事納め」の日なのだそうです。その日は仕事の手を止めて感謝をする日なのだそうです。それでお針供養になったのか、その辺のことはよくわかりませんが繋がりがあるようです。関東の方では2月8日に針供養をされるとか。
そして、その日には「お事汁(おごとしる)」をいただくとか。大根、お芋、人参、ごんぼ、こんにゃく、小豆を入れたおみそ汁だそうです。この季節旬の野菜をたっぷりといただくおみそ汁です。針供養の時にお供えしてやと言われた「大根のごはん」も季節の野菜をいただくということなのでしょうね。
針供養から話はそれてしまいましたが、慌ただしく過ぎていく日々、時には、素朴なあたたかいお汁やごはんをいただき心も体も暖めて、自然の恵みに感謝して、暮らしの句点を打ってみるのもいいかもしれませんね。
寒さに向かうこの頃、どうぞご自愛くださいますように。
* * *
〈大根のごはん〉
ものの溢れたこの時代、大根のごはんというと、とても粗末な感じがしますが、実はなかなかのすぐれものなのです。大根だけでなく有り合わせの旬の食材、人参、ごんぼ、里芋、おあげさん、などを入れるとなおさらです。炊き上がったら、さっと湯がいた大根の葉を刻んで混ぜると見栄えもよく栄養もありそうです。
炊き込みご飯の目安ですが、具はお米の三割位が食べやすいそうです。醤油味ならお米1合に大匙1杯、塩味ならお米1合に小匙3分の1杯ぐらい。おだしに、昆布、いりこなどを一緒に炊くと美味しいです。
(野口 歩 17.12. 3掲載)
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2017年12月3日09:00
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柏原厄除大祭 出店者募集締め切り延期 ...
柏原厄除大祭運営本部は、同大祭(来年2月17、18日)の出店者募集の締め切り日を1月10日に延期し、丹波市外からも募集を受け付けることにした。
当初、募集対象は丹波市商工会員、観光協会員のほか、市在住者、市内の飲食店に限り、締め切り日を11月25日としていたが、32店の応募しかなかったため、期日、対象とも広げることにした。
販売品目や出店料などの変更はない。品目は飲食、特産品、子ども向けの出し物のほか、企業をPRするものなど。営業時間は来年2月17日の午前10時―午後9時50分と、同18日の午前10時―午後5時。出店料は2日間1ブース(間口3メートル、奥行き3メートル)1万2000円。テントや販売台は出店者が用意。調理器の熱源はプロパンガス。
申し込みは、A4サイズの用紙に販売品目と出店者名を書いて、同本部事務局のまちづくり柏原(TEL0795・73・3800)にファクス(0795・73・3801)する。
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2017年12月3日09:00
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忘れる
「うーん、難しい」。小学生の算数の問題にうなってしまった。篠山市で先ごろ行われた「学びフェスタ」に参加した丹波地域の小学生が挑んだ問題に、当方も挑んでみたのだが、手も足も出ない難問があった。小学校を卒業し50年近い。もともと算数は苦手だったが、その頃なら、これほど苦にしなかっただろうか。
かつて「分数のできない大学生」という言葉が話題になった。しかし劇作家の平田オリザ氏はこの表現は適切ではないとする。正しく言うなら、「分数を忘れてしまった大学生」というのだ。確かにそうだろう。本当に分数ができなかったら、進学するのは難しいに違いない。
名文で知られる随筆家、内田百閒(ひゃっけん)が大学でドイツ語を教えていたときの話。学生が「覚える先から、みんな忘れてしまいます」とこぼした。それに対して百閒は「知らないと忘れたとは違う。忘れるには学問をしなければならない。忘れた後に本当の学問の効果が残る」と応じた。
忘れることなんか苦にしないでいい。そもそも生まれたときから、今に至るまでのことをみんな覚えていたら頭がおかしくなると百閒はいう。
勇気づけられる教えだ。算数の問題にお手上げになったのは、できないのではなく、解き方を忘れたからであり、落ち込む必要はないと自らを慰めた。(Y)
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2017年12月3日09:00
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第547問
恐竜化石を活用した自治体連携で、篠山市、丹波市を含めた4市町が「恐竜協議会」を発足させました。4市町でないのはどのまち?
1.御船町
2.むかわ町
3.瑞穂町
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2017年12月3日09:00
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中国山水画を展示 植野記念美術館で 12...
日中国交正常化45周年記念の「現代中国の山水画展」が丹波市立植野記念美術館(兵庫県丹波市氷上町西中、TEL0795・82・5945)で開かれている。改革開放の時代から現在までの中国山水画を中心とした作風の変化などを紹介している。11月25日にはオープニングセレモニーのほか、ギャラリートークも行われた。12月24日まで(月曜休館)。
132点を展示。同美術館や作品を寄贈した同町出身の植野藤次郎さんが1970年から80年代にかけて、収集した330点の作品のうち9人の35点の作品を飾っている。植野さんが当時無名に近かった作家を見出し、支援したなかで、1990年代以降に花開かせた作家の作品などを飾っている。
また、現代中国画壇をリードする4人の作家の作品も見られる。日本でも活躍し、過去3回にわたり同美術館で展覧会を開催した陳允陸さん(日本中華文学芸術家連合会会長)と陳さんの呼びかけに応じた3人。
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2017年12月3日09:00
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冷徹な現実
丹波篠山観光協会が10月に実施したアンケート調査。1872人のうち、「丹波篠山=篠山市」と答えたのがわずか17%という数字は、冷徹な現実だ。
対象者はほとんどが兵庫、大阪など近隣。「丹波篠山=丹波市と篠山市」と捉えがちとされる若年層だけでなく、高齢層でも同様の結果が出た。丹波市誕生の影響もあるだろうが、「丹波篠山は全国区」という考え自体が通用しなくなっているのではとさえ思える。
「丹波篠山市」に変えるか、変えないか。まだまだ結論は出そうにない。ある市名変更賛成派の人は言う。「丹波というブランドはビッグネーム。篠山市も丹波を付けてスタートラインに立ちたい」
一方、私の実家、京丹波町は、「丹波」がついているが、このご時世、町勢が右肩上がりとは言い難い。
変更問題がどう決着するかわからないが、結局は住民が一丸となってまちを盛り上げていく機運を創り出さなければ、目の前の現実を乗り越えることはできないのではないか。
(森田靖久)
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2017年12月3日09:00
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俳人 小倉喜郎さん(篠山市後川上)
一番小さな言葉の芸術
俳人と美術家の感性が互いに影響し合いながら生み出された作品を展示する「俳句×美術in篠山」の実行委員を務めたり、イベント会場で人を観察しながら即興で詠んだ句を電光掲示板で流すパフォーマンス「ハイクマン」に扮するなど、俳句を従来のイメージとは違う切り口で「見せて」いる。
「俳句は、物事をシンプルに見て、ちょっとした心の動きをとらえた芸術の中で一番小さな形。言葉にならないものを“画像”にしようとしている。言葉を使って、言葉から離れようとする芸術」と解説する。
幼い頃から芸術とは無縁。「美術館に行けと言われても行かないタイプだった」と笑う。キャッチコピーが好きで大学時代に広告研究会に属していたのが「言葉」との接点。30歳を過ぎた頃、テレビの俳句番組を見てピンときた。「自分を表現する方法が見つかった」と感じた。
それからの5―6年は俳句と濃密に向き合った。当時、入会していた「玄鳥」の前主宰、土肥幸弘氏を「師匠」と仰ぐ。「つきなみな句はけられたが、私が詠んだ句を説明してくれた。自分の中で句に対する価値観がなかった頃で、『そういうことだったのか』と確認するような時間だった」と振り返る。
「丹波篠山まちなみアートフェスティバル」に関わるなど、美術家との出会いが「俳句×美術」開催のきっかけになった。
「物の見方、感じ方を養うなど、芸術は人間にとって必要なもの。全く無縁だった芸術の扉を開いてくれたのが俳句だった。だから、子どもたちには最初から芸術の扉を開けておくというか、自然と芸術に触れる機会をつくっていければ」と話している。52歳。