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2018年3月6日13:11
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篠山再生計画推進委員長 井本季伸さん(...
「市民の常識で堂々と」
財政再建に取り組む篠山市が掲げる「篠山再生計画」の着実な推進と、投資的事業を実施する場合に内容を審議する組織の3代目委員長。モットーは、「一般市民の常識に基づいて、自分が正しいと思うことを堂々と意見する」だ。
大学卒業後、いったん就職したものの、家業の洋品店を継ぐために帰郷した。その後、「新しいことで、数が少ない仕事をしよう」と一念発起し、超難関国家資格の一つ、不動産鑑定士を取得。新たな生業としている。
まちづくり関係に携わるようになったのは、商工会青年部時代に「丹波篠山デカンショ祭」の司会を務めるなどしたことから。各方面から声がかかるようになり、市では、同委員会だけでなく、空き家対策や景観、自治基本条例など、さまざまな組織の委員を歴任。また、PTAでは計5回も会長を務めた。役職が付いて回る理由は、「言われたことは断らない」という心情がゆえ。「自分から言ったことはないんですけど」と笑う。
再生計画推進委員会では財政が悪化する恐れがないかという点を最も慎重に見るほか、施設関係では建設費用だけでなく、改修など長期的な視点を訴えるなど、不動産を扱う本職の目も光らせる。「敷居が高いと感じられるかもしれないけれど、市民が意見を言う場。これからもいろんな人に参加してほしい」と呼び掛ける。
市債残高はピーク時から半減するなど、着実に進む再生の道のり。その先の未来には、「まちづくりにかかわる人が、ちゃんと生計を立てられるようなまちになってほしい」と期待する。
50歳。ゴルフに釣り、マラソン、ジムと多趣味。
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2018年3月6日13:09
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市場ショック
江戸時代から続く篠山市の地方卸売市場「篠山魚市場」が3月末で閉場する。大型スーパーの進出、生産者、仲買人の高齢化と後継者不足―。閉場の引き金には現代の地方の課題が集約されていた。
また流通が多様化し、誰もが好きな場所で好きなものを買えるようになった時代。関係者は、「卸売市場というモデル自体が成り立たなくなってきている」と語った。
しかし、黒大豆に山の芋、栗など、農業を売りにし、「農の都」とまでうたう篠山市で、貴重な出荷先が消える状況は大きなショックとともに違和感を覚えた。
その後、生産者や仲買人の有志によって、新しい市場を設立する動きが生まれ、市もそれをバックアップする方向に向かっている。小さくても「市」を続けてほしい。
いずれにせよ、篠山の農は危機的な状況にある。そんな中でわき上がる市名変更問題。「危機だからこそ変えてテコ入れする」のか、「他にやることがあるのでは」と捉えるか。個人個人の考え方の違いになってくるが、単純な名前の議論ではなく、まちの今と未来を考える議論になることを願う。(森田靖久)
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2018年3月6日13:08
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第558問
4月から小学校で「外国語活動」や「外国語科」が加わります。「外国語活動」は何年生からでしょう?
1.1年生
2.2年生
3.3年生
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2018年3月6日13:08
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児童も2店舗出店 3月11日、成松で軽ト...
氷上町成松商店街で3月11日午前10時から「丹波甲賀の里軽トラ市」が開かれる。同商店街が午後3時まで歩行者天国になる。
軽トラックの荷台などを利用した約20店が出店。B級グルメ、地元農産物、手作り工芸品などを販売する。
中央小の児童有志が、お金の流れや商売について学び楽しむ事業「キッズあきんど」に取り組む。果物を販売する「八百屋さん」(細見遥羽店長)と、射的とスーパーボールすくいで子どもを楽しませるゲーム店(太田淳也店長)を開店させる。児童が、会計係、記録係など役割を決め、店舗を運営する。
細見店長(5年)は「宣伝、声かけをがんばって楽しく全部売りたい」と繁盛を誓った。
問い合わせは商工会氷上支部(TEL0795・82・1459)。
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2018年3月6日13:04
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成松に映画館復活を 3月11日「切り子の...
かつて映画館が2軒あった成松商店街に映画館を復活させる機運を高めようと、氷上町中央地区の有志が3月11日、成松第3公民館で映画「切り子の詩」(近兼拓史監督)の上映会を開く。成松の空き店舗に「ミニシアター」と呼ばれる小規模な映画館を開きたいと考えており、1日限りのミニシアターを出現させることで、今後の展開につなげたい考え。午後1時から。料金はカンパ制。
「成松映画館復活プロジェクト」(仮称)の主催。自治振興会、商工会中央地区、成松ロイヤルクラブ、関西大学佐治スタジオで空き家活用を検討する中で、丹波市を舞台にした映画「恐竜の詩」の近兼監督から、ミニシアターを作ってはと提案があった。
かつて成松には「成映」「エビス座」の2映画館があったが、昭和40年代中頃までに2館とも閉館した経緯があり、年輩の世代には懐かしさがあり、若い世代には希望が持て、地域の活性化につながると、実現に向け話が盛り上がっている。
ミニシアターは「ミニ」の名の通り、客席数が少さい劇場で、小さな投資で始められる。DCPと呼ばれる上映機材、音響設備とスクリーン、座席などが必要。当日は、近兼監督が機材を持ち込み、「ミニシアターとはこんなもの」と体感できるようにするほか、作品解説もする。
問い合わせは、同復活プロジェクト(TEL090・1153・1673)。
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2018年3月6日13:02
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春日戦国太鼓が30年 3月11日、春日で記...
写真・発足30年を迎えた「春日戦国太鼓」のメンバー=兵庫県丹波市春日町黒井で
勇壮な和太鼓演奏を各地で披露しているグループ「春日戦国太鼓」(三木和浩リーダー)が今年で発足30年を迎えた。丹波市内の催しはもとより、過去には海外で演奏するなど精力的に活動してきた。節目を記念した公演を3月11日午前10時半から、野上野交流施設(丹波市春日町野上野)で開くことにし、関係者らに案内状を送って来場を呼び掛けている。わずかだが一般の入場もできる。三木リーダー(44)=同町黒井=は「地道な活動が30年という歴史を重ねられたのは、地域の支援があったからこそ」と感謝している。
「北摂・丹波の祭典 ホロンピア88」や地元の詩人・深尾須磨子生誕100年祭、春日文化ホールの完成など、同町にとって飛躍の年となった1988年、住民有志らが発起人となって発足した。
発足時からのメンバーの竹村重雄さん(74)=同町野村=によると、16人でスタートした当初は和太鼓演奏の経験者はおらず、楽譜を読める人もいなかったという。「最初は太鼓もなく、丸いすをたたいて練習した。譜面台もなかったので、物干し用ロープを張って洗濯ばさみで楽譜をとめていました」と笑う。
ほどなく、音楽家の矢野晄道さんに作曲を依頼した組曲「丹波の赤鬼」が完成。戦国時代に黒井城で繰り広げられた「丹波攻め」を太鼓のリズムで表現したもので、第一~三章で構成されており、今では同グループを象徴する曲になっている。
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2018年3月3日09:00
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西町・妙福寺 僧侶5人が水行 家内安全...
写真・勢いよく何度も水をかぶる僧侶=兵庫県篠山市西町で
昨年11月1日から今月10日にかけて千葉県市川市の日蓮宗・中山法華経寺で行われた百日大荒行を終えた篠山市西町の妙福寺(松本恵孝住職)の副住職、松本恵真さん(27)の帰山奉告式が2月25日、同寺で開かれた。
同寺としては90年ぶりとなる大荒行を無事終えた松本副住職のほか、ともに荒行に励んだ県内外の僧侶計5人が水行式を執り行い、檀家たちの家内安全や無病息災を祈願した。
大荒行は、比叡山延暦寺の千日回峰行と共に世界三大荒行に数えられる。荒行を終えた者だけが人々を苦しみから救う祈祷の秘法を授かれる。
奉告式では、5人の僧侶と檀信徒ら計約30人が篠山城跡三の丸広場に集合し、同寺に向けて隊列を組んで出発。うちわ太鼓を景気よく打ち鳴らし、「南無妙法蓮華経」を唱えながら城下町を行進した。
寺に到着すると、境内で水行。5人の僧侶が向かい合い、勢いよく何度も水をかぶった。壇信徒らは、その様子を手を合わせて見守った。
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2018年3月2日09:00
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将棋教室「と金会」 大人会員を再募集
写真・孫ほど年齢の離れた子どもと真剣勝負する大人たち=青垣住民センターで
青垣住民センターで子ども将棋教室を開いている「丹波と金会」(北川千速代表)が、大人の将棋愛好家の会員募集を始めた。現在2、3人の愛好家が子どもの相手をしながら指しているが、大人どうし対局できるよう、また、子どもの刺激にと、広く会員を募ることにした。
15年前の発足当時は大人だけで35人ほどの会員がいた。諸事情で子ども部門だけが残った。青垣で毎週土曜に開いている教室には、近年の将棋ブームも手伝って丹波市をはじめ近隣市からも幼稚園から高校生まで約70人が集まるほどの盛況で、棋力の近い子どもたちがリーグ戦で腕を磨いている。
大人の会員はいなかったが、最近ポツポツ子どもの相手にと会員になる人が出てきた。子どもの相手だけではなく、大人どうし指せるようにと、初心者・段級、男女不問で募集し、大人部門を再開することにした。
入会金なし。会費月額1000円。問い合わせは北川さん(TEL090・5043・2992)。
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2018年3月1日09:05
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ロケット飛ばそう 「うちゅう」が教室 ...
ロケット工学の基礎やロケットの仕組みを学んだり、ミニロケットを作製、打ち上げ実験をする「うちゅう教室」が3月21日にライフピアいちじま周辺で行われる。主催の「うちゅう」と丹波市が、参加する親子計60組(市内在住の小学生)を募集している。
市とシティプロモーション事業の協働実施者として協定を結んだ「うちゅう」の坪井俊輔代表取締役らが講師。楽しみながら科学、技術、工学、数学に親しんでもらおうというもの。
30分の座学の後、キットを用いてロケットを自作する。機体は長さ31・2センチ、直径25ミリ、重さ約50グラム。最高速度は時速約200キロ。約60メートル付近まで上がった後、パラシュートが開き、落下してくるという。
小学1―3年生対象の部が、午前9時半―午後零時半。4―6年生対象の部が、午後2―5時。参加費無料。
3月2日申し込み締め切り。応募多数の場合は抽選。申し込みは市シティプロモーション推進室(TEL0795・88・5600、city-pro@city.tamba.lg.jp)へ。
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2018年3月1日09:03
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一片の紙
書家の藤原ひさ子さん(神奈川在)の山南町の実家の仏壇奥から、古ぼけた手紙の束が見つかった。
50年前に亡くなった大伯母、橋間キヌさんが秘かにしまっていたらしく、うち1通は粗末な紙に手書きした「戦時死亡者の件通牒」。
昭和19年6月に長男、直治少尉が中国で戦死したことを現地部隊と、取り次いだ役場から届いた「右肩胛下部穿透性盲管銃創ヲ受ケ壮烈ナル戦死」という事務的な書面だった。
隊友から後日届いた報告には、「偵察の任務を終えた帰路、重機関銃の銃撃に屈した。愛児を亡くさせ、如何にお詫び申し上げるべきか」とあり、生前の直治さんの手紙には、送ってもらった氷砂糖や干し柿への礼状もあった。
戦後、直治さんの従妹(ひさ子さんの母)を養女にしたキヌさんと、ひさ子さんは高校まで共に過ごしたが、20歳代で戦場に散った直治さんのことは一言も聞いたことがなかったという。一片の紙に閉じ込められた見知らぬ従兄伯父の死に向かい、ひさ子さんは涙を止めることが出来なかった。
「この思いを何とか」と、郷友の歌人、原谷洋美さん(東京在)に託した歌60余首を書にしたため、柏原の厄神さんに開いた共同展に出展した。「記入して返送せよと切取線切りたる母は慟哭も切る」。凛としてたおやかな文字が流れていた。(E)
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2018年3月1日09:02
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胃痛…原因は
先日、車の運転を継続できない激しい胃の痛みに襲われた。路肩に車を停め小康状態になるのを待ち、電話連絡の上、柏原病院の救急外来を時間外受診し、入院した。
1月にも深夜に眠れない胃痛に見舞われた。2晩辛抱した後受けた内視鏡検査で、胃に食いついていた白い糸状のアニサキス(寄生虫)を駆虫してもらった。痛くなる前に生サバの生寿司を食べたので、「アニサキスの仕業」と見当をつけており、「やっぱり」と、ある意味安心した。
その時も痛かったが、今回はその比でなかった。思い当たるフシはなく、不安感が痛みを増幅させたのかもしれない。悪い病気で入院が長期になったらどうしようと恐る恐る臨んだ内視鏡検査で原因が分かった。またアニサキス。心底驚いた。口にした心当たりが全くない。
魚好きなので、いつか痛い目を見る日が来るかもしれないと思っていたが、短期間に1度ならず2度もり患するとは。嘆くとともに貴重な医療資源を無駄遣いしてしまい申し訳なく思っている。アニサキスは酢や塩では死なないそうで加熱、冷凍が効果的だそうです。ご用心を。(足立智和)
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2018年3月1日09:00
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春はもうすぐそこ♪
ブルーベリーを剪定する足元には雪や霜ではなく、小さな青い星形のオオイヌノフグリが咲き出し、小鳥のさえずりも聞こえだした。ほんのり赤みを差した花芽も膨らみ始め、まだまだ先が見えない剪定作業に焦りだす。一方、ハウスの葉物がひと段落付き、冬野菜の後片付け、堆肥撒きと、今度は春夏野菜の準備が次々と父ちゃんを追いかけだした。ほんと一年はあっという間。
畑が春を迎えようとしている一方で、娘は学校でここ最近、二分の一成人式の準備をしていると楽しそうに話してくれる。「作文読むから、お母さん絶対泣かんといてよ。恥ずかしいから」って一言添えて。そして、チビタの方と言えば、春から小学校に上がる準備として週に1度、「登校体験」と称し、母ちゃんと一緒に小学校の先輩方の後ろについて歩いていく。お姉ちゃんの背中を見れば、すっかりランドセルが小さく感じるほど頼もしい。他の子たちも寒い中、黙々と歩く。
もちろんチビタも、と言いたいところだが、溝があれば覗き、川があれば欄干から何か面白い事ないかと顔を突き出す始末。その度に「覗かない!置いてかれる、走って!」を連呼。そしてパタパタと走ったと思ったらまた止まる。「お母さん、梅が咲いとってや」と言われ、ふと脇を見る。弾けそうな蕾をたくさん持った梅と、足元には水仙。「ほんまやねぇ」と顔を見合わす。あぁ、春は確実にやってきている。きっと大丈夫。うれしくって、なぜだか切ない、不思議な気持ちに包まれた。
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2018年3月1日09:00
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尼崎市の山口さん 健康器具「アキレスけ...
写真・篠山産のヒノキを使った健康器具「アキレスけんこう」(写真下)を開発した山口さん=兵庫県篠山市奥畑で
尼崎市から週3日、篠山市奥畑に構えた工房に通い、さまざまなものづくりに励んでいる山口良平さん(73)が、アキレス腱のストレッチを行う健康器具「アキレスけんこう」を開発し、じわじわと人気を広げつつある。長年にわたって町工場を経営してきた山口さんの技術が詰まった商品。また、地場産の木材を使った温かみのあるデザインで、「仕事を通して、篠山の地域貢献にもつながれば」と笑顔で話している。
4段階に角度が変えられる底面に足を乗せて立つことで、無理なくアキレス腱やふくらはぎをストレッチできるもの。“第2の心臓”と呼ばれる部分の血流を良くし、腰痛、膝痛の改善にも役立つという。3次元設計を得意とする山口さんが考案した精巧な作りと、地元産のヒノキを使った家具のようなデザインが特徴だ。
ホームページのほか、知人の店などにも置いてもらい、これまでに計100個を販売。全国への拡大を目指している。
「ずっと仕事を通じて社会の役に立つことを考えてきた。売り上げの半分は施設に寄付し、地元産の木材を使うことで、地域に少しでも貢献できれば」と話している。
1台1万2000円(税別)。ホームページは「桜テクノ」で検索を。問い合わせは山口さん(TEL090・8578・5017)。
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2018年3月1日08:59
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ちるみゅーオープン 冬期休館終え3月3...
冬期休館していた篠山チルドレンズミュージアム(ちるみゅー、兵庫県篠山市小田中)が3月3日から「春オープン」する。
3、4日には、何百メートルにも敷き詰めたプラレールの線路におもちゃの列車を走らせる「プラレールマラソン」を開催(午前11時から随時)。車両の持ち込みもできる(100円)。
また、10日から同館を含め市内各地で始まる「丹波篠山ひなまつり」の特別ワークショップとして、型に粘土を詰めて作る、かわいい土ひな人形作りにも挑戦できる。午前11時から随時受付。600円。10、11、17、18日にも実施。
ごんた山宝さがし(300円)、スタンプラリー(景品付100円)のほか、木のおもちゃ「ちるみゅー城」、「ひみつボックス」などの常設展示もある。
平日は休館するが、水、木、金曜日の団体予約は受け付けている(1日から電話で)。問い合わせ、ワークショップの予約などは同館(TEL079・554・6000)。
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2018年2月28日09:00
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外国人が酒造り 西山酒造場 製造工程学ぶ
写真・酒造りを体験する酒ソムリエ協会の生徒=西山酒造場で
ロンドンを拠点に日本酒を世界に広める活動をしている「酒ソムリエ協会」の生徒ら9人が2月22日、西山酒造場(兵庫県丹波市市島町中竹田、西山周三社長)を訪れ、酒造りを体験した。
スイスやスペイン、マレーシアなど6カ国の生徒が来社。いずれも同協会の「酒ソムリエ」講座を修了しており、さらに日本酒への知識を深めようと体験会に参加した。酒米の洗いのほか、タンクに入った酒を撹拌する「櫂入れ」の作業など、日本酒独特の製造工程を体験した。
麹菌を加えた酒米の塊をほぐす作業「盛り」では、杜氏の八島公玲さんの指導で手際よく混ぜ返した。仕上げに、木の棒を使って酒米の高さを均一にならした。参加者は次々に八島さんに質問し、メモを取っていた。
ブルガリア出身で、スペインのレストランでソムリエを務めるメトディカ・ポポヴァさん(35)は、「酒米を混ぜる感触が良く、リラックスする感じがした。レストランでは料理に合わせて日本酒も提供しているが、酒造り体験で得た経験や感じたことをお客に伝えたい」と話していた。
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2018年2月27日10:40
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丹波市がダム公園前管理委員会長を告訴 ...
丹波市は2月27日、大杉ダム自然公園(市島町徳尾)の前管理委員会長を詐欺容疑で丹波署に告訴したと発表した。告訴状提出は26日付。
2014年8月の市豪雨災害からの復旧に関し、16年度に実施した市観光施設整備事業補助金と市観光用公衆便所整備事業補助金計8件について、補助金交付申請書や見積書、実績報告時の領収書の偽造など欺罔(もう)行為が認められ、地元負担金をまぬがれ、補助金を詐取したことを告訴理由とした。
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2018年2月27日09:00
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悠遊の森内にバーガー店 市島製パン監修...
レジャー施設「丹波悠遊の森」(兵庫県丹波市柏原町大新屋)内のレストランが改装され、3月1日から「BBQ&BURGER BP」としてオープンする。有名バーガー店オーナー監修のハンバーガーや「丹波三宝」バーガーなどを販売する。
市島製パン研究所の三澤孝夫さんが監修したハンバーガーを販売。「ハンバーガー」(800円)、「ベーコンチーズバーガー」(1300円)などのほか、丹波市産の栗や小豆、黒豆を使って、市民有志でつくる「丹波うまいもん研究会」がプロデュースした「丹波三宝プルドポークバーガー」(1000円)、「丹波三宝ベジバーガー」(800円)などを販売する。
厨房や照明、インテリアなどを改装、バーベキュー用機器を導入するなどした。
レストランを担当する同施設の花田匡平・副施設長(36)は「レストラン自体が集客施設となり、地域を活性化し、地元の人が誇れるような店にしたい」と話している。
ランチは午前11時半―午後3時、ディナー(要予約)は午後5時半―同9時半、カフェ(土日祝のみ)は午後2―5時。火曜定休。バーベキューメニューは4月18日から。
同店(TEL0795・86・8239)。
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2018年2月26日09:43
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冬季オリンピック
日本人選手の活躍が目立った平昌オリンピック。先ずはフリースタイルスキーの原智大智選手の銅メダル、スキージャンプ銅メダルの高梨沙羅選手、スピードスケート千五百メートル銀メダルの高木美帆選手、さらにハーフパイプの平野歩夢選手等々。でも何といってもすごいのは羽生結弦選手の金メダル、さらに銀メダルの宇野昌磨選手。羽生君は三カ月前に練習中に足首の捻挫という大けが、それを克服しての快挙。試合のリアルタイムは残念ながら句会中。帰宅後、試合を何度も見て、見る度に手が痛くなるほど拍手。
日本のように南北に長い国では、スキーやスケートの出来る場所は限られている。スケートは屋内リンクがあるが、スキーは信州から東北、北海道などへ行かなければできない。さらに体格の差。それでも勝つ選手たちの努力に敬服。
大学生の頃、兄に初めてスキーに連れて行ってもらった。まずは方向転換から始まり、何とかボーゲンで滑るところまで教えてくれた。しかしあまりの運動神経の悪さに「一人で練習しろ」と言いおいて兄はリフトへ。
結婚後、小学生の頃からスキー教室に通っていた夫の指導で何とか滑れるようになり家族で何度か出かけた。でも温泉に浸かる方が好きな私にウインタースポーツは今ひとつ。
オリンピックに出るだけでもすごいのに、メダルを取って、それぞれが自分を支えてくれた人々への感謝を口にする選手たち。私も寒さを口実にサボっていたスイミングを再開。これもオリンピック効果かもね。
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2018年2月26日09:39
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カフェ「NORD(ノルド)」
希少な五島牛も
大きな窓に縁どられた里山の景色を眺めながら、こだわりのコーヒーや希少な五島牛料理が味わえる。
西宮市から移住した北村明義さんが店主。お気に入りの焙煎所から仕入れた豆でいれるコーヒー(420円)は、インパクトはありながらもすっきりとした後味。また、味わい深く、やわらかい赤身の五島牛を使ったハンバーグ(1400円)やローストビーフ、ステーキ(ともに2300円)などは、有名シェフ直伝の逸品だ。
店内にはピアノもあり、時折、ミニコンサートも開催。北村さんは、「景色を見ながら、ゆっくりして頂けたら」とにっこり。
兵庫県篠山市沢田217
tel.079・506・7715
営業時間/10:00~18:00
月曜、第1、3、5日曜定休
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2018年2月26日09:37
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我思われる
但馬生まれの教育者、東井義雄氏は師範学校生のとき、仏教の「独来独去」という言葉に出合い、衝撃を受けたという。
人は、一人きりでこの世にやって来て、一人きりで去っていく。「たくさんの人間がひしめき合っているが、いざとなったら、みんな一人ぽっちなのだということに改めて気づかされたのです」。
周りに多くの人がいても所詮、一人きりの孤立した存在。この世に生を受けた宿命として人はこの孤独感から逃れることはできない。しかし、だからこそ人は、人とつながることに温かみを感じ、つながってくれる人の存在をありがたく思うのだろう。
デカルトという哲学者は「我思う、ゆえに我あり」と言ったが、この言葉を言い換えた「我思われる、ゆえに我あり」も真実だ。自分のことを思い、つながってくれる人がいるからこそ、自分はここにいるという感触を得ることができる。
丹南中学校3年生の家谷日和さんは、小学校5年生の頃から同じ集落に住む一人暮らしのお年寄りに手づくりの絵手紙を届ける活動をしている。人と人とをつなぐ絵手紙配達。心温まる話題だ。
お年寄りは絵手紙を通して「我思われる」を実感し、家谷さんも絵手紙を楽しみにして喜んでくれるお年寄りの表情を通して「我思われる」と感じているのでは。(Y)