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2016年6月23日08:59
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ドクターG
患者の症状についてのドラマをもとに3人の研修医が病名を診断するNHK番組「ドクターG」に県立柏原病院の研修医、水木真平さんが出演した。▼今回は、拘置所収容の未決囚がおとなしかったのに読んでいた新聞を回収されて暴れ出し、自殺の恐れもあるという設定。真面目なクリーニング店主だった彼は2年前に奥さんを亡くしてから人が変わったようになり、コンビニで万引きをして捕まった。▼本人の問診、監守や家族の証言のDVDを手掛かりに出した1回目の診断は、水木さんが「前頭側頭型認知症」、名古屋の男性医師が「ウェルニッケ脳症」、北海道の女性医師が「うつ病」。いずれも脳の障害によって起きる。▼他の2人が水木さんより自信あり気だったので、はらはらしながら観ていたが、仕切り役のドクターG(この日は拘置所の医師)がドラマの進行とともに整理するうち、前頭葉、側頭葉の委縮による症状にぴったりしていることがわかり、2回目には3人とも水木さんの初めの診断に合致。思わず喝采した。▼ドクターGとは「総合診療医」の意。専門の科に分かれる病院でも、総合的な診療が求められている。ドクターGが「診断が終わりではなく、人を見て下さい。患者がそのあとどうすれば幸せになるのか」と結び、3人は神妙に耳を傾けていた。(E)
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2016年6月23日08:56
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キャンプと防災
最近、キャンプ道具の収集にはまっている。きっかけは、地震で被災した熊本県へボランティア兼取材に赴いた時のことだった。
一緒のテントで寝たボランティア仲間の友人はキャンプの達人。小型の焚き火台やフライパンなどを持ち込んでいて、快適な空間を演出してくれた。「森ちゃん、コーヒー飲む?」と言った姿は、同じ男でもほれぼれするほどだったのである。
影響を受けやすい私は、すぐさま焚き火台を購入した。その後もネットで情報収集し、小遣いと相談しながら少しずつ道具を買い足している。
小さくて性能のいいものを探す時間がたまらない。先日買った薬缶は軽くて丈夫。うれしすぎて、ガレージで独りティータイムを楽しんだ。
目標は登山からのテント泊。満天の星を見ながら、肉を焼きたい。テントもないのに、その瞬間を夢見ながら、毎夜、情報を集めている。
どこでも生活できるキャンプ能力は、いざ災害が起きた時にも力を発揮する。楽しみながら、防災力も培う。そんなキャンパーを目指したい。(森田靖久)
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2016年6月23日08:56
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夫考
夫が柿の種が好きだと言う。それならば柿の種だけのが良いのかといえばピーナッツ入り、しかもバターピーナッツでないといけないと言う。柿の種が大きすぎてもいけないし、梅だのわさびだのの味が付いていてもいけないらしい。やはり柿の種は、あの辛いおせんべいとバターピーナッツが黄金比率のものでないといけないのだと。ほう、そんなものかと感心至極であった。
不服や文句をあまり言わない人なのだが、意に沿わないお弁当だった時だけ瞬時にメールで一言送ってきたりする。大方こんな内容である。
弁当は仕事中の唯一の僕の癒しであるのだから蓋を開けたとたん、がっかりしたくはないのであ
って、もうちとましな食べ物を入れてはくれまいだろうか、と、こんな感じである。たぶん、その日は浮かれてパエリアなどを入れたものだから、魚介類がバッグの中で振り回され、昼までには生臭いにおいを発し、開けたとたんに彼の繊細な鼻腔を直撃したのだろう。そういえば、彼はにおいに敏感なのであった。夫婦を25年もしてきているが、まだまだ毎日勉強である。連れ合いを知ると言うことは奥深いものなのである。四半世紀などではとうてい足りない。
今日はハムカツなどを入れているが、それには意見はないようなので安心している。私はできるだけ彼に幸せな毎日を送ってほしいと心から願っている良き妻なので、これからも彼の鼻腔に気を遣い、好物の柿の種をせっせと購入していく所存である。
(土性里花・グループPEN代表)
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2016年6月23日08:56
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保養に地域の支援を 寄付金など募る 篠...
福島原発事故による放射能の健康被害を懸念しながら福島県などで暮らす親子を招き、8月8―12日、篠山市内で開催する保養キャンプ「笑顔つながるささやまステイ」の実行委員会が支援の寄付を呼びかけている。
キャンプには、福島県で生活する親子を招く予定。市内で川遊びや山登りなどを行い、自然の中で自由に遊べる場を提供する。昨年は6家族20人の親子が篠山でゆっくりとした時間を過ごした。
親子らの往復交通費や滞在中の移動費、食費などで100万円前後が必要となるため、支援金(1口3000円)や企業からの協賛金(1口1万円)などの協力を呼びかけている。
寄付金の受付口座は、郵便振替(00930―3―331578、加入者名・笑顔つながるささやまステイ)。問い合わせや協力の申し出は実行委員会の中村伸一郎さん(090・2065・7060)へ。
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2016年6月19日09:19
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17文字に願い込め七夕川柳を募集 7月3...
コモーレ丹波の森は7月3日まで「七夕川柳コンテスト」を実施している。七夕を主題に、学業や恋愛成就、目標や夢などの願い事を五七五の17文字につづり、応募する。センターコートに応募箱がある。1人1句。
賞品は、こどもの部(小学生以下)は、「彦星賞」「織姫賞」各1人にお菓子の特大詰め合わせ、「七夕賞」の5人にお菓子の詰め合わせ。一般の部は、最優秀賞(1人)にコモーレ専門店街買い物券7700円分、優秀賞(5人)は同1000円分。
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2016年6月19日09:17
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平和宏昭氏訃報
平和宏昭氏(ひらわ・こうしょう=琴松寺住職)6月13日午前零時28分、胃がんのため死去、71歳。自宅は篠山市中原山242。葬儀は16日、おこなわれた。喪主は長男、宏道(こうどう)氏(同寺副住職)。
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2016年6月19日09:09
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拓ちゃん牧場と丹波乳業
丹波市青垣町の「拓ちゃん牧場」をこども新聞7月号の取材で訪ねた。「丹波乳業」の社長でもある吉田拓洋さん(41)が経営されている。搾乳の撮影が目的で早朝におじゃました。
朝の仕事は、エサやりから始まった。黙々とエサをほおばる牛たち。その間、吉田さんは、ホイールローダーで牛舎のもみがらを新しく足し、トラクターに乗り換えて耕す。操縦スピードの速いこと!「好きな姿勢で自由に寝させてやりたい」と、5年前に建てた牛舎では牛をつないでいない。搾乳は「ミルキングパーラー」という専用スペースで行われており、牛たちが自分で並んで入ってくるのにびっくり。また一方で、出産した母牛しか乳を出せないので、乳牛は妊娠、出産をほぼ繰り返していることを聞き、牛乳を粗末にはできないという思いになった。
子どもたちが給食で飲んでいる丹波乳業の「ひかみ牛乳」。近隣の酪農家から集乳しているため、大手メーカーの牛乳と比べて新鮮だ。地元に酪農家がおられ、加工メーカーがあることは、恵まれた環境だと感じた取材だった。(古西 純)
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2016年6月19日09:08
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「不妊治療知って」初のセミナー 6月26...
不妊専門外来を設けているタマル産婦人科(篠山市東吹、生川伸二院長)が、扇町ARTレディースクリニック(大阪市)とタイアップして、6月26日午後2時からお菓子の里丹波ミオール館(篠山市東吹)で不妊治療セミナーを開く。不妊治療について広く一般の人に知ってもらおうと初めて企画した。
セミナーでは、一般不妊治療を手がけているタマル産婦人科の生川院長が不妊治療の基礎知識について話した後、高度不妊治療を行っている扇町ARTレディースクリニックの朝倉寛之院長がART(体外受精や顕微授精)について話す。また、不妊治療にかかるお金や日常生活についての話や質疑応答もある。
この数年で、通院でしかできなかった排卵誘発剤の注射が自宅でできるようになり、男性不妊治療が保険適用になるなど、不妊治療は大きく進んできている。結婚年齢が上がっていることなどで不妊の夫婦が増えるなか、少しでも若い年齢での受診が妊娠につながるとされている。
生川院長は「仕事を持ちながらでも、一般から高度まで不妊治療を続けられる工夫をしている。自由な雰囲気の勉強会なので、気軽に参加してほしい」と話している。
参加無料。25日までに申し込む。当日の参加も可能。タマル産婦人科(079・590・1188)。
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2016年6月19日09:06
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佐渡裕さん9月公演 6月19日から先行販...
世界的指揮者の佐渡裕さん率いる兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)によるコンサートが9月10日午後2時から、たんば田園交響ホール(篠山市北新町)で行われる。6月19日午前9時から、同ホール友の会への先行販売がスタートする。一般は26日午前9時から。
同センターでは毎年、県内各市町と共同で「PACシーズン・オープニング・フェスティバル」を開催しており、今年は篠山市で開催。佐渡さんやPACが9月8日から市内に滞在し、地元音楽関係者らとの交流や、高校吹奏楽部への指導、楽団員らによる小編成での出前演奏会などを予定している。
フィナーレとなる10日のコンサートは、ベートーベンの「田園」を演奏するほか、世界で活躍する一流奏者らも出演する。
全席指定で一般3500円、友の会とグループ割(5人以上)は3000円、高校生以下1000円。友の会は1000円で入会でき、チケットは1会員につき2枚まで購入できる。
問い合わせは同ホール(079・552・3600)。
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2016年6月19日09:05
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第478問
丹波市山南町の岡崎健一さんが、「南極マラソン」「北極マラソン」に続いて、このほど完走したのは?
1.エベレストマラソン
2.サハラマラソン
3.アマゾンマラソン
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2016年6月19日09:05
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旧福住小を研究所に 竹活用と交流の拠点へ
今年3月末に閉校した篠山市福住の旧福住小学校の理科室を、7月中にも近くの篠山東雲高校(奥田格校長)が、研究施設「しののめラボラトリー」として活用する計画があることがわかった。地域の環境問題を引き起こしている「竹」の利活用に焦点を当てたさまざまな研究を行う予定。同校は、「地域に還元できる研究を進めながら、地域のみなさんや子どもたちにも開放し、一緒に農業に科学を取り入れていく拠点になれば」と話している。
東雲高によると、ラボでは、市のし尿処理施設「あさぎり苑」と共同研究を行っている竹粉末と乾燥汚泥を混ぜた堆肥の消臭研究や、竹を使った飼料の実用化に向けた実験、竹粉で栽培したキノコから抽出した成分を用いた殺菌効果のある天然農薬の研究、竹を使ったボイラーの研究などを行いたい考え。
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2016年6月19日08:18
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父親の匂い
勝海舟は子どもの頃、野良犬に股間をかまれた。医者が「今晩持つかどうか」と言うほどの重傷を負った海舟を、父親は献身的に看病した。荒くれ者の父だったが、手術から傷がいえるまでの70日間、父親は毎晩、近所の寺で水をかぶって回復を祈り、夜も昼も息子を抱いて添い寝をしたという。▼「おやじに七十日も添い寝をされれば、海舟はおそらくうんざりするほど、父親の男っぽい匂いをかいだことだろう」と、文芸評論家の江藤淳は書いている。江戸開城前後の修羅場を海舟が乗り切れたのは、「このときの記憶が彼を助けたからだと、私は思っている」という。▼嗅覚を侮ってはならない。たとえば、魚のサケ。産卵をするために母川に帰ってくるサケは、川の匂いから故郷の川を探し当てると聞いた。この嗅覚の底知れない力を思うとき、父親の匂いの記憶が海舟を支えたという江藤の説は真実味を増す。江藤は、「おふくろの味」に匹敵する言葉として、「父親の匂い」があってよいとも書いた。▼「におい」は「臭い」とも書く。臭いは「不快なくさみ」のこと。「加齢臭洗って干しても取れません」という川柳がある。父親のにおいは、匂いではなく臭いとして嫌われている昨今だろうか。▼加齢臭を放つ年頃の身にとって切ない話だ。きょうは「父の日」。(Y)
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2016年6月19日08:18
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高野山
九度山から高野山までは南海電鉄で約三十分。そこからケーブルで五分。高野山は標高九百メートル。少し気温が低く、山藤や山法師の花がまだ咲いている。高野山からバスで宿坊「真田坊蓮華定院」へ。ここは真田親子が徳川から蟄居を命じられて最初に暮らした寺。我々がバスを降りるのとほぼ同時に、外国人の団体も到着。欧米系なのか、物静かで上品な雰囲気。海外から日本へ観光客が急増しているけれど、東京や京都に比べて、高野山まで訪ねるという人たちは、かなり日本通の人たちなのだろう。
今回の旅に参加したのは九人、比較的足腰の丈夫な人たち。私も一昨年、股関節の手術をしたおかげで付いて来られた。宿坊に泊まるのは初めて、色々心配したが、相部屋は当然として、トイレはすべて洋式、お風呂も清潔、精進料理もおいしく大満足だった。
翌朝、まずは高野山奥の院の入り口までバスで向かう。弘法大師の御廟までは杉木立。山裾には大小、新旧の墓が続いている。個人のものから会社ぐるみの慰霊碑。庶民から武家、公家とおびただしい墓の林立。苔むした墓の一つにクリン草がピンク色の可憐な花を咲かせている。いずれも由緒ある名家の墓なのだが、家系が途絶えれば廃れてしまい厚く苔がかぶさっている。悲哀も感じさせられた。御廟まで行き、帰り道の谷間にクリン草の群落を発見して一同大感激。
歴史に名を遺すのはほんのわずかな人たち。流れてゆく時間の中の小さな小さな粒に過ぎない私たちだけれど、今を輝かせて生きたいと切に思った。
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2016年6月19日08:17
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デイサービスに「カフェ」開設 足立宣孝...
認知症の一般化進める
丹波市氷上町市辺に先月開業した認知症対応型デイサービス「スマイル」の管理者。同施設併設の地域交流室「笑顔カフェ」は、カウンターがあり喫茶店のような内装。常設の「認知症カフェ」のような使い方をしようと考えている。「研修会、相談のほか、患者と家族の息抜き、笑ってスカッとできる場所として気軽に利用してもらえれば」。認知症に関する情報を当事者と家族のみならず広く市民に発信してゆく。
7年前に認知症を発症し、2年前に亡くなった母親の介護を知識がないがために十分できなかった思いがある。介護サービスを受けさせたり、認知症の薬を飲ませようとすることで生じた家族間の摩擦、葛藤。「介護される側、する側の悩み、苦労が身にしみて分かる。当時の自分は認知症対応型デイサービスがあることすら知らなかった。資格を取り、知識をつけたことで、ああすれば良かったと思うことがたくさんある」。
「認知症に対するハードルの高さ」を「予想以上」と感じている。認知症対応型デイは全国的に利用が低迷。認知症であることを受け入れ、「対応型」の施設を利用することに、本人、家族とも抵抗を覚える心情が背景にある。
「その気持ちは理解できる。それでも」と思う。「介護保険で介護が社会化したように、認知症も一般化していかなければいけない。ありふれた病気で、特別なものではない」。
症状が進み、病院施設に入院・入所させるしかないと考える家族もいる。「周辺症状はケアによって落ち着く。支えがあれば、社会の中で暮らしていける。暮らせる時間を長くできる」。64歳。
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2016年6月18日14:04
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9年ぶり夏祭り復活 8月、春日地域挙げて
写真・「春日ふるさと夏祭り」を企画した実行委員たち=春日町黒井で
夏祭り復活―。2007年を最後に行われていなかった、春日地域全体の夏祭りが8月26日午後4時から、春日総合運動公園多目的グラウンド(春日町下三井庄)で開かれる。丹波市商工会青年部春日支部(山本悟支部長)でつくる実行委員会(酒井清委員長)の主催。「春日ふるさと夏祭り」と銘打ち、屋台や盆踊り、打ち上げ花火など“昔ながら”の夏祭りを開催する。酒井委員長は「子どもから高齢者まで楽しめ、つながりを深められる祭りにしたい」と話している。
特設ステージで各種発表を予定しているほか、30軒ほどの屋台が並ぶ。やぐらを囲んで盆踊りを楽しみ、フィナーレは約300発の打ち上げ花火。抽選会なども計画している。
同地域では、商工会らが実行委員会をつくって夏祭りを開催していたが、07年を最後に行われていなかった。同地域単位でのイベントが少なくなりつつある中、世代を超えた交流の場を設け、地域の象徴となる催しをと夏祭りを企画した。
酒井委員長は「1回目なので手探りの部分はあるが、ほかの地域で行われている夏祭り同様、地域の活力になるイベントになれば」と話している。
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2016年6月16日16:00
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託児付き就職面接会 育児配慮の7社参加...
育児中の就職活動を支援しようと、託児サービス付きの「ママパパのための就職フェア」(丹波市など主催)が6月29日午後1時半から木の根センターで開かれる。丹波市内7社の人事担当者と相談、面接ができる。
参加事業所は、▽勤務時間や日数応相談▽急用休暇・学校行事の相談可―など、子育てに配慮した求人をしている。面接希望の場合は履歴書を持参、相談のみの場合は不要。
会場で無料の一時預かり(1歳半から就学前まで)をする。要予約。市の子育て支援課、社会福祉協議会、ハローワーク柏原の子育て支援策や職業相談コーナーも。問い合わせは丹ワークサポートたんば(080・3433・3984)。
参加事業所は次のとおり。カッコ内は作業内容。
共立合金(軽作業・出荷作業)、ダイヤ製薬(製造工・軽作業)、松村工芸(出荷業務、プリザーブドフラワーのアレンジメントと花資材の加工)、荒木食品(お弁当の盛付、盛付、調理補助、食器洗浄係、社員食堂の配膳)、アリック(かばんとくつの製作補助、製造管理)、松村アクア(吸水フォームの検査)、ムラコ(研磨工具の検品と組立作業)
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2016年6月16日15:59
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BBQで復興支援 収益を熊本被災地へ 7月10...
丹波地域の若者9人でつくるグループ「よつば」(板谷香代表)が7月10日午前10時から、「みんなの家」(山南町南中)で熊本・大分地震の復興支援を目的とするバーベキューイベントを開く。被災地の特産品を参加者に味わってもらい、収益の一部は日本赤十字社を通じて寄付する。
バーベキューをメーンに、熊本のからしレンコンや高菜めし、大分のとり天やだんご汁などを楽しむ。
同グループは、バーベキューを通じて幅広い世代とのつながりを深めようと、昨年結成。これまで北海道や四国の食材を取り寄せて楽しんだ。今回、被災地を元気づける目的でイベントを企画した。
板谷代表は「遠く離れた丹波から、義援金や思いを少しでも多く届けたい」と話している。
男性4500円、女性3500円、小学生500円。協賛も募っている。
問い合わせ、申し込みはメール(yotuba.de.yotuba428@gmail.com)。
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2016年6月16日15:57
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被災地ツアー
岩手県の大震災被災地への読者ツアーで訪れた陸前高田市。1年前は土砂を運ぶベルトコンベヤーが市内を縦横に走り、SF映画の異星の世界のようだったが、ほとんどが撤去され、最高8㍍の地盤かさ上げが中心部全域に広がっていた。▼確かに復興は目に見える形で進んでいる。「でも以前とはまるで違った町に、どれだけの人が戻ってきてくれるでしょうか」とガイドの實吉義正さんはいぶかる。▼リアス海岸の車窓は山陰からぽっと海岸が現れ、また山、海、山、海の繰り返し。どの津も浦も例外なく新道、かさ上げ、防波堤の土砂やコンクリートの光景をさらしている。膨大な数のダンプに作業員、そしてお金。〝土建国家〟の前途が危ぶまれさえするが、しかし、必要なものは必要なのだろう。▼震災直後に訪ねた大槌町の小学校体育館の避難所で会った小国ヤスさん(84)、長峰登喜子さん(78)らに、同じ場所に建った仮設住宅で5年ぶりに再会。2人とも大変元気で明るく、当時よりむしろ若返ったように見えた。宅地造成が進む近くの場所で、1、2年内に戸建ちやアパートに入居する見込みがついたという。▼ヤスさんが「これで11冊目」と大事そうに差し出したノートには全国から来た人たちのメッセージがぎっしり。1200人以上という。「よかったね」と書き添えた。(E)
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2016年6月16日15:57
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台湾で黒大豆売り込め! 国際見本市に初...
写真・第26回台北国際食品見本市に参加する市やJA、小田垣商店、ジェトロ神戸のスタッフら=篠山市北新町の篠山市役所で
篠山市と丹波ささやま農協、株式会社「小田垣商店」 (篠山市立町) らが6月22―25日、台湾・台北市の台湾世界貿易センターで開かれる「第26回台北国際食品見本市(FOOD TAIPEI 2016)」の日本ブース内に特産の黒大豆を初出展する。
日本ブースは、日本貿易振興機構(ジェトロ)が主催。ジェトロ神戸の「一県一支援プログラム」で、黒大豆を海外へ発信しており、これまでにも台湾での商談や、篠山市にバイヤーを招いての商談などに取り組んできた。
3年目となる今年は、台湾最大級の見本市へ出店することで、さらなる世界発信の足掛かりにすることや、国内はもとより、海外でも栽培されている黒豆の本場が篠山産であることを知らしめたい考え。
出品するのは、煮豆やしぼり豆、黒豆きなこ、黒豆茶などの加工品と、ゆでた枝豆など。3者とジェトロ神戸から13人が現地に赴き、現地の百貨店やスーパーのバイヤーと商談するほか、品種の丹波黒について説明したり、料理方法なども紹介する。
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2016年6月16日15:55
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ササユリ咲き乱れ 篠山市曽地中の井関さん
写真・見ごろを迎え、見事な大輪を咲かせる井関さん宅のササユリ=篠山市曽地中で
篠山市曽地中1549の井関博明さん(76)の自宅裏山に咲くササユリが見ごろを迎えている。約300本が咲き乱れ、初夏の風に揺れている。20日ごろまで見られそう。
自宅裏の山の斜面を造成した約2㌃の栗林の中に自生している。一つの茎に2、3輪咲いているものを中心に、7輪のつぼみを付けたササユリもあり、重たそうに首をもたげている。毎年3月末に栗林の下草を刈るなど、15年ほど前からササユリが好む生育環境を維持している。2009年にイノシシが、好物の球根(ユリ根)目当てに地面を掘り返し、一夜にしてササユリの花畑を消失。二度と同じ目に遭わないよう、周囲にトタンを張り巡らして防御し、鉢の中で育てた“子孫”の苗を移植することを繰り返し、見事、花畑を復活させた。
井関さんは「ササユリに関心のある方は、どうぞお気軽に見に来てください」と話している。