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2016年7月7日08:59
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姫と北斗七星と虫網と。
夜8時。虫網と懐中電灯を持って長靴を履いた大人たちが集まってくる。今からヒメボタルの生息調査に出発するのだ。出会えるか出会えないかはわからない。
「篠山自然の会」代表である樋口清一先生運転の四輪駆動使用にした田舎のベンツ軽トラックは、山の中を一路突き進んでいく。時々止まっては車のライトを消し、暗闇に蛍の光はないか目を凝らしつつ、また走り始める。車で行けるところまで行くと、真っ暗な山の中を虫取り網片手に歩き始める。どうやら杉林を姫は好むらしく、先生があたりを付けていた場所まで来ると、懐中電灯を消し周囲に光が飛んでいないか確認する。音や光に反応することもあるらしく、懐中電灯を点滅させたり、声をあげてみたり、歌ってみたり…。
ヒメボタルは源氏蛍や平家蛍とは個体の大きさも光の色も点滅も異なるそうで、それはそれは美しいという。否が応でも期待は高まる。この晩は3カ所の生息していそうな場所を行ってみたが空振り。次の晩も3カ所まわってみたが見つからず。それでも篠山の街中では見られない美しい星空とまだ飛んでいる源氏や平家蛍の舞が美しい。
夜も遅くに虫網を持った大人たちがガコガコと長靴鳴らして、変な声をあげながらうろうろしているのを綺麗に揃った夜空の北斗七星は微笑みながら見ていたに違いない。当の私でさえ、不思議なお伽話の登場人物になったような気がしていたのだから。いくつになっても夢を追う大人たち。私の憧れです。
(土性里花・グループPEN代表)
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2016年7月7日08:58
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「幸福」探りにブータンへ 柏原高生「知...
柏原高校の「知の探究コース」で課題「GNH(国民総幸福量)探究」に取り組んでいる2年生が8月、南アジアのブータンに約1週間短期留学する。国民総幸福を政策に掲げるブータンで聞き取りし、丹波市民とブータン人との「幸福」の概念の違いをまとめ、丹波市民がより幸福になる手立てを探る。
「GNH探究」班は廣岡里菜さん(氷上中出身)、足立愛実さん(青垣中出身)、木矢村優君(同)、林博斗君(和田中出身)、白髭一翔君(同)の5人。2年生が「探究」授業でグループごとに取り組んでいる6つのテーマの一つ。
「日本人は幸せか?」の疑問に、ブータンからヒントを探ろうと企画。丹波市内の高校生や市民らを対象に、「幸せ」の度合いや、「幸せとは何か」などを問うアンケートを実施。ブータンでは高校生やまちの人にも同様のアンケートを行い、その比較をまとめる。
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2016年7月3日09:11
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西村節子さん訃報
西村節子さん(にしむら・せつこ=西村眞影・石像寺前住職の妻)6月28日死去、94歳。葬儀は8日午前10時から、丹波市市島町中竹田1003ノ1の同寺で行われる。
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2016年7月3日09:03
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点字翻訳者 酒造忠夫さん(篠山市牛ケ瀬)
「点訳は私の生きがい」
長年にわたって視覚障がい者の社会参加のため、篠山市や社会福祉協議会の広報紙、童話や小説などを点字翻訳するボランティアとして、社会福祉の向上に尽くしている。
旧丹南町議会議員や同町社会福祉協議会会長などを歴任してきたが、70歳を前にすべての役職から降りた。時間ができたため、「60歳からやってきたパソコンを生かして何かできないものか」と考えたとき、知人からの誘いもあってたどり着いたのが、点訳本を作る点字翻訳だった。
1995年に点訳講座受講後、受講者約20人とともに「丹南点訳アイ・愛サークル」を結成。初代会長に就任して以来、90歳までサークルの“顔”を務め、会員の指導や育成にも励んだ。09年、85歳で出場した県点字競技会の上級の部でみごと優勝。「このときもうれしかったが、点訳人生の中で何より素敵な出来事だったのは教え子たちの活躍」と目を細める。11年に3人の教え子が、同大会の上・中級の部でそれぞれ優勝、初級の部でも3位に入賞し、さらにその中の一人が、難関の点字技能師試験に合格する快挙を見せた。
一度に5人の視覚障がい者に点訳本を送っていた時期もあったが、2年前からは0人。「もうやめようか」とも思ったが「まだ誰かが必要とされているかもしれない」と、92歳となった今も、1日4時間はパソコンに向かい、市の広報誌であれば1週間ほどを費やして点訳本を作成している。
昨年、多年にわたる社会貢献が認められ「県高齢者特別賞」を受賞。「点訳はボランティアというより、もはや生きがいでや
っている。点訳に関心も持ってくれる人が増えることが私の願い」と話していた。
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2016年7月3日09:00
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ファミリーヒストリー
6月30日放送のNHKテレビ「ファミリーヒストリー」。俳優、赤井英和さんの回を興味深く見た。両親が篠山市出身とは知っていたが、赤井家(母方)と土井家(父方)の歴史の糸を紐解いていくストーリーをうなりながら見ていた。
赤井さん自身、「丹波の赤鬼」と呼ばれた黒井城主、赤井悪右衛門直正が先祖と聞いて育ったそうだが、番組で直正の弟、幸家の子孫だったことが明らかになった。
驚いたのが、赤井さんの父、五郎さんが、松山海軍航空隊で予科練の若者に通信を教えていた事実だ。昨年の終戦70年特集で取材した池上隆一さん(97)=丹波市氷上町=も、同時期かその前後に、同じ場所で通信を教えていた。存命の池上さんに、五郎さんの名前を聞いたことがあるか、確かめてみたい。
番組でかつての教え子が、五郎さんが手を上げているのを一度も見たことがない、優しい教官だったと述懐していた。池上さんも特別優しい教官だった。松山に赴任した2人の丹波地域出身の通信教官がそろって教え子思いの異端の教官だったという符合に胸が熱くなった。(足立智和)
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2016年7月3日08:59
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青垣小新校舎完成 7月18日に公開見学会
6月末に完成した青垣小学校の新校舎の見学会が7月15、18の両日、行われる。15日は児童向け、18日は市民に公開する。
新校舎(3階建て)は既存の佐治小学校校舎の運動場側に整備。1階が保健室、職員室、校長室など管理部門。2階が1―3年生、3階が4―6年生の教室になる。既存校舎とは渡り廊下で接続する。
夏休み中に佐治小児童は新校舎に引っ越しし、2学期から新校舎で学ぶ。既存校舎は特別校舎棟として改修する。外構工事など、全ての完了は2月末の予定。事業費は14億8327万円。
18日は午前9―12時で、自由に見学できる。質問には担当者が答える。佐治小体育館北駐車場に駐車を。
問い合わせは丹波市教育委員会教育総務課(0795・70・0810)。
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2016年7月3日08:59
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第480問
7月10日に投開票される参院選兵庫選挙区の立候補者数と改選数は?
1.立候補5、改選数3
2.立候補7、改選数3
3.立候補7、改選数2
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2016年7月3日08:58
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女声コーラス「ゆうゆうゆう」結成35周年...
結成35周年を迎えた篠山市の「女声コーラスゆうゆうゆう」の記念コンサート「~おもい~」が7月10日午後2時から、たんば田園交響ホール(北新町)で開かれる。1981年、城南小学校区の母親らが集まり「城南コーラス」として誕生。市内はもとより市外にも積極的に出向き、歌う楽しさや歌の魅力を美しい響きに乗せて届けている。今回の節目のコンサートは、七夕にちなみ、ステージは4つの願いを込めた4部で構成。それぞれの願い事に関連した選曲で計約20曲を約30人のメンバーで披露する。入場料500円。高校生以下無料。
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2016年7月3日08:57
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氷上中央コーラス公演 7月10日、丹波の...
結成46年を迎えた老舗コーラスサークル「氷上中央コーラス」の5年ぶり、9回目のコンサートが7月10日午後2時から丹波の森公苑大ホールで開かれる。鐘にまつわる歌を集めたコーナーなど、5部構成。小森文子代表は「歌の内容がお客さんに伝わるコンサートにしたい」と張り切っている。入場料500円。
1970年に中央小学校のPTA活動として始まり、現在は氷上地域からメンバーが集まっている。団員28人のうち、竹下幸子さん、和久恭子さん、津田葉子さんの3人が発足時からのメンバー。平均年齢は70歳を超えている。毎週水曜午後8時から2時間、氷上住民センターで練習している。
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2016年7月3日08:17
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ウッドクラフト募集 一般とジュニアで ...
丹波年輪の里は、「丹波の森ウッドクラフト展」の出展作品を募集している。一般の部の指定作品テーマは「多角形」。一般の部のグランプリの副賞は50万円。
一般の部(応募締切8月15日、出展料3000円)のテーマは「木のおもちゃ」。自由、指定の両作品の部がある。ジュニア(同9月15日、同無料)は「遊び心を感じる木工作品」がテーマ。おもちゃに限定しない。
実行委員会事務局(年輪の里0795・73・0725)。
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2016年7月3日08:16
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経世済民
勝海舟がなじみの料理屋に立ち寄った。店の者が忙しそうに立ち働いており、景気がいいように見えたが、女将に聞くと、まったく違った。店のお金は底をつき、主人はお金の算段のために外出していた。▼女将によると、苦しい内情だが、あえて平気をよそおい、店内を活気づけているとのこと。店の空気が沈んでいると、客足が遠のく。店の「気」を明るく、活発にしているとやがて売り上げが好転するのだという。後日、海舟がその店を訪ねると、女将の言った通り、店は繁盛していた。店は、苦境にあっても前向きだった。▼海舟はよく「経済が基本だ」と言った。歴史上の人物を評価する際も、経済をわきまえていたかどうかを基準にした。経済とは「経世済民」の略なのだから、当然と言えば当然のこと。経世済民とは、世の中を治め、人民を救うことであり、経済はまさに政治の要だ。▼参院選の取材で出会った企業経営者が、「どの党が政権をとろうと、国の政策には期待できない」と話していた。民を救うことを字義とする「経済」政策に期待できない現実がある。▼企業経営者は「政策よりも、企業としていかに努力するかだ」とも言った。苦しくても前向きだった、海舟なじみの料理屋も自力で這い上がった。海舟の時代も現代も変わらない。(Y)
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2016年7月3日08:16
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帰ってきたシロ
二年前の秋頃、ふっつりいなくなったシロ(メルの母猫)が、最近姿をみせるようになった。白い猫などいっぱいいるけれど、この猫に関してはほれぼれするような美形。真っ白で細身、耳がピンク色に透けていて、尻尾も細く長い。
元々は野良で、外で餌をあげていた。四年前の夏、家に上がっては二階の物置に駆け込んでいく。何だか変なので調べたら、物置の奥に小さな毛糸玉のような仔猫を発見。それがメル。うす茶色で丁度ミルクキャラメルのような色だったので孫が「メル」と命名した。二年間は親子で飼い猫として暮らした。二匹が巴(ともえ)の形に寄り添って眠る姿があまりにも可愛いので〈木枯しや巴の形に猫眠る〉などと、私の句材にもなってくれた。
一歳半を過ぎてもメルは母猫の乳を吸っていた。息子が自立できないから家出を決心したのか、シロは突然いなくなった。おまじないの張り紙もしたけれど、このときばかりは効果なしだった。「彼氏ができて駆け落ちでもしたんじゃないの」とか「きっとどこかで飼われてんだよ」と子どもたちが慰めて(?)くれた。
今日もシロはベランダから室内をしばらく眺めては、そーっと部屋に入ってくる。その気配に目覚めたメルは、甘え声を出して近寄る。決して怒らないから、懐かしいママだと分かっているようだ。息子の自立のためだったのか、それとも駆け落ちだったのか分からないけれど、帰って来てくれたらそれだけでいい。人みたいにめんどくさいお詫び会見もしなくていいものね。
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2016年7月3日08:12
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芦田敏郎氏訃報
芦田敏郎氏(あしだ・としろう=元県立西脇高校校長、元但馬教育事務所長)6月30日午後3時33分、病気のため、丹波市内の病院で死去、86歳。自宅は丹波市氷上町御油56。喪主は、長男哲(さとし)氏(鴨庄小学校校長)。
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2016年7月2日17:20
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飛鳥時代の窯跡と判明 須恵器も多数出土...
写真・飛鳥時代後半と判明した窯跡=春日町稲塚で
兵庫県教育委員会は6月28日、発掘調査を進めていた春日町稲塚の「稲塚窯跡」が、飛鳥時代後半(7世紀後半)に須恵器を生産した遺跡だったと発表した。丹波市内では、市島町にある「鴨庄窯跡群」(6世紀末)に次ぐ古い時期の窯跡。食器とみられる数百の須恵器の破片も出土した。近くで古墳時代後期の円墳4基が確認されており、発掘調査に当たった県まちづくり技術センターによると、この地域の豪族が、小規模な窯群を掌握していたとわかる貴重な史料になるという。
場所は氷上高校の西側で、谷の急斜面に築かれている。近くを流れる稲塚川の砂防ダム工事に伴い、6月初旬から調査を開始した。
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2016年7月2日17:18
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犬だって空き缶拾います 篠山市後川下・...
写真・ペットボトルをくわえる疾風と、散歩中に集めた空き缶やペットボトル=篠山市後川下で
ポイ捨てはダメだワン!―。篠山市後川下の石田亘子さん(70)の愛犬「疾風」(オス、4歳、柴犬)は日課の散歩中、ポイ捨てされた空き缶やペットボトルがあると、くわえて持ち帰る。3カ月もすると、市指定のごみ袋が一杯になるといい、疾風が空き缶をくわえて歩く姿は、近所でもお馴染みになっているという。
3年ほど前、石田さんの息子、成紀さんが散歩中に飲んでいた缶コーヒーをくわえさせたのがきっかけ。以来、道に落ちている空き缶やペットボトルを見つけるとくわえるようになったという。
自宅近くを流れる羽束川沿いを往復2㌔ほど歩くのが決まりのコース。空き缶を見つけると、くわえたまま歩き続け、もう一つ見つけると、くわえていたのはそこに置いて、新しく見つけた方をまたくわえる。「一つしかくわえられないからね。最初のは私が持って帰ります」と石田さん。何もくわえていないと、「近所の人から『今日はくわえとってないん?』と聞かれる」と笑う。
自動車に敷かれてペッチャンコになった缶には見向きもしないといい、「缶やペットボトルをおもちゃみたいに思っているのでしょうか。小さいころからおとなしくて、地域の美化にも貢献して、優秀ですね」と笑っていた。
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2016年7月2日17:16
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Cafe 我風(がふう)
地域密着カフェに
これまでに乗り継いだバイクは70台以上という無類のバイク好き、長谷川裕啓さん(56)がオーナー。
おすすめはもも肉で仕込んだローストビーフ丼(850円)。粒の立ったごはんの上にシャキシャキの千切りキャベツが乗り、それらをたっぷりのローストビーフが覆い尽くしている。しょう油ベースの特製和風おろしソースがさらに味を際立たせている。
ローストビーフ入りのカレー(同)、ピラフ(同)も人気で、ソフトドリンクやフランクフルトなどのスナック類も充実。長谷川さんは、「地元密着、地域に愛されるカフェでありたい」と話している。
篠山市犬飼411-1(国道176号沿い、大歳神社横)
tel.079・555・6111
営業時間/10:00―17:00
月・火曜日定休
(祝祭日の場合は営業し、翌日休み)
フェイスブック「Cafe 我風」
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2016年6月30日09:48
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大型の捕獲檻を設置「植えた黒豆守る」 ...
写真・さともんの活動で設置した檻=篠山市川原で
地元住民だけでなく、都市住民とも連携しながら獣害対策を行うNPO法人「里地里山問題研究所(さともん)」(鈴木克哉代表理事)が7月25日、篠山市川原に大型の捕獲檻を設置した。檻の前にはカメラも設置し、獣が近づくとリアルタイムで様子が見られる仕組み。黒豆の定植も行い、農業と獣害対策の両輪を同時に行う事業がスタートした。
会員や一般参加者ら約30人が参加。大阪や神戸、遠くは長崎からも参加があった。5㍍四方の檻を設置したほか、近くの畑に黒豆の苗を植え、防護柵を張るなど周辺整備も行った。
獣が檻に近づくと参加者らに自動でメールが届き、都市部にいながら捕獲の様子などが見ることができるという。今後も定期的に檻や柵の点検などを行いながら、捕獲した獣の肉でバーベキューなどを楽しむ予定。
現場はささやまの森公園の近くで、山から下りてきたシカの群れが田畑を闊歩し、民家を横切って国道まで出ていくなど、獣害が顕著な場所。参加者らは地元住民から被害の様子なども聞き取りながら、手際よく作業をこなしていった。
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2016年6月30日09:46
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黒井城址走って登ろう 「トレイルラン」...
写真・黒井城址をバックに、トレイルランニングレースへの参加を呼びかける実行委員ら=春日町黒井で
国指定史跡・黒井城址の登山道を活用したランニングレース「黒井城トレイルランニングバーティカルレース」が11月12日、恒例の「黒井城まつり」(黒井地区自治協議会主催)の一環として初めて行われる。地元の資源を生かし、多くの誘客を図って地域活性化につなげる。同地区自治協議会の藤本修作会長は、「若い人が発案した新しい取り組み。城も祭りもPRできるし、盛り上げる良い機会になる」と期待している。
トレイルランニングは中長距離走の一種で、山野を走る。一般(中学生以上)とキッズ(小学生)、ファミリー部門を開催する。
一般部門は、丹波市春日庁舎をスタートし、同城址登山口に向かう。「ゆるやかコース」で山頂まで駆け上がったあと、春日町多田地区側に下山。そこから黒井小学校方面へ走り、再び登山口から「健脚コース」で山頂に行き、下山して同小学校でゴールする約7㌔のコース。キッズ、ファミリーは「健脚コース」での登山が1回だけで、2㌔ほど走る。
コースはテーピングやマーキングで分かりやすくし、迷いそうな個所はスタッフが立って誘導する。タイム計測はGPS機能付きのタグで行い、“遭難”を防止。ファミリー部門は、親子で登山をゆっくり楽しんでほしいという思いから、タイム計測はしない。
一般300人(参加費3000円、中学生1000円)、キッズ100人(同500円)、ファミリー50組(同2000円)を募集。市内を含め、全国で活躍するトップランナー20人を招待する。
近々、レースのホームページを立ち上げ、エントリーを受け付ける。実行委員やボランティアスタッフも募っている。
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2016年6月30日09:45
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小児肥満改善へ講座受講生募る 県立柏原...
県立柏原病院は8月3―5日に同病院で開く小児肥満改善教育入院(チャレンジキッズ)に参加する小中学生8人を募集している。フィットネスやレクリエーションで楽しく体を動かし、調理実習でバランスのとれた食事を学ぶなど、生活改善のきっかけとする。
7月11日までに同病院(0795・72・0524)へ。入院費用は電話で問い合わせを。
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2016年6月30日09:45
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エージシュート
篠山ゴルフ倶楽部会員の吾郷寿一さん(伊丹市)と一緒にプレーする機会を得た。9月に90歳。先月、224回目のエージシュート(年齢以下のスコアでラウンドすること)を達成した。76歳の時に74で回ったのが1回目という。▼アマチュアが80台、70台のスコアを出すのは若い人でも相当難しく、70歳、80歳で維持するのは至難の業だ。エージシュートなど1回だけでもゴルファーの憧れの的なのに、200回とは神業に近い。▼70歳以上のアマチュアはティーショット(第1打目)を通常使う白ティーよりかなり前方の黄色ティーから打つのを認められるが、吾郷さんは必ず白か、時にはさらに後方のバックティーを使う。クラブを随分ゆっくりと振り、ダイナミックとは言えないが、パシッと当たって200ヤードほど飛ぶ。フェアウェイの歩き方もきびきびしている。▼何よりも、グリーンの周りからのアプローチショットが正確で、1パットが多い。この日はあまり調子良くないようだったが、100を切れなかった筆者は完敗。▼毎年、全国のエージシューターが集まる大会もあるそうで、「まだまだ上には上が。1000回した人もおりますわ。私は10番目くらいにはなるかも」。柔軟体操を欠かさないのと、常に前向きに、粘り強く取り組むのが秘訣と見た。(E)