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2016年7月14日08:49
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日ケ奥で祭り林間教室も 7月17日、春日で
「日ケ奥渓谷の森祭」が7月17日午前9時半から、春日町多利の同渓谷で。同町多利区の主催。車1台につき500円が必要。9時半から、春日部小学校の藤田隆太教諭を講師に、林間教室が開かれる。ギターや打楽器による生演奏も行われるほか、フランクフルトやフライドポテト、かき氷などの屋台も並ぶ。
かすが観光案内所(0795・70・3501)。
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2016年7月14日08:48
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無量山正覚寺(丹波市春日町中山)
静かな佇まいの旧大路村中山集落にある浄土宗の名刹。山門を登って振り向けば、集落の眺望がぐっとひらける。門をくぐると左手には鐘楼、前方に本殿が目に入る。さらに奥に進むと、有名な三尾山を借景にして立派な庭園が設えられている。そこには丹波市には珍しい水琴窟がうがたれている。この寺院の創建は江戸初期、四代将軍家綱の時代の1665年、諸宗寺院法度即ち檀家制度が制定されたあたりと思考される。
本殿入口の大きな梁に、数は少ないが迫力満点と言っていい立派な彫り物がある。狭い梁間に左上方を覗っている竜がいる。口をいっぱいに開け、銅線の髭を伸ばし、宝珠を握り、いらかを高く立てている。木鼻の左右には阿吽の唐獅子と獏が辺りを睨んでいる。また本殿の欄間3カ所に雲に遊ぶ天女が見える。但馬の光明寺にも見られる。この彫り物師の銘がある。氷上郡柏原町住、彫り物師八代目、中井権次正胤である。
元高校教諭 岸名経夫
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2016年7月14日08:48
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若宮神社(綾部市上野町藤山)
創建は治承年間(1177―1181)、平重盛が石清水八幡宮より仁徳天皇の分霊を勧請した神社。百段ばかりの立派な石段を上り詰めたところの重厚な社殿が佇む。摂社も多くあり、なかでも厄神社は多くの参拝人でたいそうにぎわう。本殿もさることながら、唐破風の拝殿が大きく立派である。
唐破風の上に巨大な獅子噛みが辺りを睨んでいる。兎の毛通しの大きな羽を広げた鳳凰も秀逸。向拝上段の松と睨み合う鶴も面白い。下段の竜が迫力満点だ。首を左上方に向け何かを威嚇している様相だ。宝珠を中央でしっかりと握り、舌をぐっと持ち上げている。惜しむらくは、舌および本来あるべきガラス玉の目と目じりの部分が白い塗料で後世に塗り込められていることだ。定番の木鼻の阿吽の呼吸の唐獅子と獏も見事である。内部には狛犬が2頭鎮座している。明治24年(1891)再建時の中井権次正胤37歳時の傑作である。
元高校教諭 岸名経夫
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2016年7月10日08:58
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親子で小鼓体験プロと奉納演奏も 夏休み...
丹波能楽振興会が7月26日―8月12日の全6回、古市場公民館(柏原町柏原)などで行う「親子で小鼓体験」の参加者を募集している。最終回にはプロの能楽師と奉納演奏ができる。対象は小中学生の親子。参加費無料だが、1回につき小鼓使用料500円が必要。
申し込みは7月25日までに、親子の名前、学校名、学年、住所、電話番号を書いて主任講師の上田敦史さん(氷上町、0795・71・5204)にEメール(kobushi-ueda@docomo.ne.jp)か、ファクス(電話と同じ)で。
練習日程は次の通り。練習時間はいずれも午前10時―11時半。
▽26日=オリエンテーション▽29日=基本練習▽8月2日=マイ小鼓工作▽同5日=三番三に挑戦▽同9日=リハーサル▽同12日午前11時―正午=柏原八幡神社で奉納演奏会
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2016年7月10日08:58
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幸福
河合隼雄氏にこんな言葉がある。「太陽が照っている時を『良い天気』と言って、良い天気が多いほど良い、と思いこんでいるのだけど日照りばかり続いたら『良い』とは言えないでしょ」。確かにその通りで、良い天気ばかりが続くと、大変だ。人生も同様で、日照りも暴風雨もあってこその人生なのだろう。▼大病は、人生における荒天の一つ。そんな荒天に若い頃から襲われた歌人で作家の上田三四二氏が、河合氏とテレビで対談した。20代で結核、40代で結腸癌を病んだ上田氏は、大病によって人生観が変わったことを語った。▼「死をいつも前面に立てて生きることの緊張が私の人生を励まし、無常を無常として受け入れながら、無常をわがうちにおいて克服すること」。それが、許された生の時間に与えられた課題になったとした。▼上田氏は65歳で没した。その前年に発表したエッセイでは、死が目前に迫ったことで、はじめて宿願の閑雅に至りついたと書いた。命と引き換えの閑雅であると思うと悲しいが、「この閑雅は無上のものだ」とした。このとき上田氏は至福に包まれていたと思いたい。▼上田氏の後輩である柏原高校の2年生がこの夏、国民総幸福を政策に掲げるブータンを訪ね、幸福について調査するという。どんな結論が出るのか楽しみにしたい。(Y)
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2016年7月10日08:57
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朝の甘酒
このひと月ほど毎朝、甘酒を一二〇CCほど飲むことを続けている。甘酒といっても本格的なコウジから作ったものではなく、酒粕を溶いて砂糖と塩少々を入れたもの。以前から発酵食品は体にも美容にもいいとは聞いていて、冬期には何度か試したが、なかなか続かなかった。
今回始めるきっかけは、冬から持ち越していた丹波の友人にもらった酒粕を冷蔵庫の奥で発見したことから。しっとりとしていて、粕汁にするととても美味しかったがさすがに夏に粕汁はちょっと。
そこで、できるだけ簡単で美味しい甘酒をクックパッドで検索。二〇〇グラムの酒粕をちぎって、一六〇〇CCの熱湯に浸けて三〇分置く。再び火を入れてしっかり溶かす。砂糖一二〇グラムと塩少々を入れてもう一度煮立てる。それを冷蔵庫で冷やしておくだけ。飲むときにはたっぷりのすり生姜。朝のラジオ体操のあとの冷やし甘酒は身体に滲み通るようで、今日も元気に過ごせそうな気持になる。若干アルコール分があるから下戸の人には無理かも。
甘酒というと、誰もが冬のものと思っているけれど、実は江戸時代から夏バテ防止の飲み物として愛されてきたもの。別名一夜酒ともいい、真鍮の甘酒釜を天秤棒に下げて町中を売り歩いたとか。俳句の季語としては夏の部に入っている。初めてそのことを知った時は驚いた。数日前の新聞の家庭欄に、コウジとご飯を炊飯器で保温した本格的な甘酒の作り方が載っていた。乾燥コウジが手に入れば案外簡単に出来そう。これも試してみたい。
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2016年7月10日08:52
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地域おこし協力隊 八木下 和さん(丹波...
移住定住の仕事に従事
宝塚市出身。地域おこし協力隊として今年4月から丹波市役所春日庁舎内の住まいづくり課に勤務し、移住定住に関わる仕事に励んでいる。
甲南大学在学時、長野県阿智村で農業体験をし、岡山県美作市であった農村イベントに参加。「田舎で生活するのもおもしろいかなと思った」という。
大学卒業後、県の小規模集落活性化事業の一環で行われている「元町マルシェ」に参加した。県内でとれた野菜や、加工品を神戸・元町で販売するアンテナショップで、丹波、篠山両市の野菜を集荷する仕事にも関わった。1年間働いたあと、今年3月まで、篠山市の旧雲部小学校舎を活用した「里山工房くもべ」でイベントを企画し、カフェの店員もした。丹波地域とのつながりが深まり、地域おこし協力隊として丹波市に。
「丹波にはあったかい人が多い」という。「里山工房くもべをやめるとき、せん別として30㌔ものお米や大量のシイタケ、かきもちをいただきました」とにっこり。「丹波には、自分の人生を楽しんでいる人が多いですね」とも話す。
現在、丹波市内の空き家情報を掲載したサイトの運営に関わり、移住者向けに求人情報を掲載したサイトの立ち上げなどを進めている。「もっと若い人が丹波に来たらいいと思う。田舎には、相手の顔が見える人間関係がある。地域とのつながりが深く、役割も多い。いろいろなことを任せられる分、やりがいになるはず」。
山地の丹波で働いているが、「いつかは島に住みたい。海産物が好きなので」と笑った。「いずれにしろ、人が多くてしんどい都会に住むことは考えられません」。24歳。
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2016年7月10日08:50
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テロも戦争も
バングラデシュで日本人を含む多くの人が犠牲になるテロ事件が起きた。
5年前、篠山市のNPO法人「P・U・S」のスタディツアーに参加し、バングラを訪れたことがある。事件が起きたダッカにも宿泊し、食事をし、土産物も買った。
「アジア最貧国」ともいわれる国。土ぼこりでかすむ空の下には、スラム街があり、バスが信号待ちになると手がない人や足がない人、赤子を抱いた母親が窓を叩いて物を売りに来た。子どもたちは早朝から新聞を売り、お金をくれと手を出してきた。
しかし、それは生きていくためで、過激な思想で人を殺すことを厭わないような人々ではない。たくさんの友人もできた。みんないい人だ。
テロによる風評で、彼らやバングラを支援する人々の活動に支障が出ないことを願う。
テロは許せない暴挙だ。ただ、テロは戦争の反射でもある。そして、大義名分をかざして罪のない市民を犠牲にすることは、テロも戦争も同じだと思う。おりしも参院選の最中。政治家の皆様。どうかこれ以上、この両方が起こらない世界を。(森田靖久)
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2016年7月10日08:50
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篠山の井階医師「包括ケア」講演 7月12...
丹波医療再生ネットワークが主催する市民講座「ざわざわカレッジ」が7月12日午後7時半から氷上住民センターで開かれる。福井大学地域プライマリケア講座の井階友貴講師(篠山市)が「地域で暮らし、地域で生きるためにできること~みんなでつくる地域包括ケアのための3つのカギ~」と題して講演する。
井階さんは、福井県高浜町をフィールドに「信頼」「社会参加」「交流」があれば、健康寿命が延びるという実践研究を行っている。
里さん(0795・80・1201)。
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2016年7月10日08:49
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第481問
丹波市と篠山市の子どもたちが学校給食で飲んでいる牛乳の名称は?
1.「ひかみ牛乳」
2.「丹波牛乳」
3.「ささやま牛乳」
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2016年7月10日08:48
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ミュージカル上演「眠れる森の美女」 8...
児童演劇専門の「劇団東少」によるファミリーミュージカル「眠れる森の美女」が8月7日、ライフピアいちじま(市島町上田)で行われる。午前10時半と、午後2時半からの2回公演。丹波市の主催。
同劇団が、原作をオリジナルに脚色、創作した物語。100年間の眠りにつかされた王女が、夢の中でさまざまな体験をする。妖精や王子も活躍するストーリー。
チケット購入者限定企画として、照明や音響、楽屋など、舞台の裏側を見学できるバックステージツアーも催される。午後1時から。先着20人。春日文化ホールに申し込む。
一般1500円、高校生以下1000円。それぞれ当日は200円増。各住民センターなどで販売している。市まちづくり部文化・スポーツ課芸術文化係(春日文化ホール内、0795・74・1050)。
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2016年7月10日08:47
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畜産糞尿で発電を 青垣で事業化めざしシ...
丹波乳業(氷上町石生)の低温殺菌牛乳を入口に、酪農家の支援を続ける宝塚市のNPOら応援団が、同社工場屋根への太陽光パネル設置による市民発電所の開設に続く新たな取り組みとして、畜産の糞尿や食品残さ、農業残さなどを発酵させ電気と熱を得るプラントを作り、畜舎の燃料代などの経費削減を支援するとともに、副産物として生じる液肥を地域農業に役立てられないかと事業化をめざしている。青垣住民センター別館で16日午後1時から「バイオマスエネルギーで『資源とお金』を地域で回す」と題したシンポジウムを開く。著名講師を招いた講演とパネルディスカッションを予定。農家らの参加を広く呼び掛けている。無料。
1部は講演。北海道で多くのバイオガス発電所を立ち上げてきた菊地貞雄・北海道バイオマスリサーチ社長が「地域におけるバイオマスエネルギーとは?」と題し、バイオマス発電とは何か、発電がもたらすものなどを説明。さわかみホールディングスの澤上篤人社長は「地域資源と経済をまわすということ」の演題で、お金を見える形にして地域内で回すことの重要性や、意思のあるお金の使い方が地域を生かす、ということを話す。
2部がパネルディスカッション。主催のNPO法人新エネルギーをすすめる宝塚の会、一般社団法人みんなの低温殺菌牛乳協会、丹波乳業の代表者が登壇し、どうやって協力しあえるかを考える。
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2016年7月9日17:03
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フラダンス...
写真・フラダンスの関西予選で優勝したチームのメンバーの西山さん、大槻さん、大久保さん、粽さん(左から)=篠山市で
丹波地域の女性4人が所属するフラダンスチームが、このほど大阪国際交流センターで行われた「フラ オニ エ ジャパン関西予選大会2016」(全日本フラダンス連盟主催)のクプナ部門(50歳以上)で優勝した。来年9月に本場のハワイで行われる本大会に、関東代表チームと一緒に出場する。メンバーたちは、「みんなでがんばり、涙して喜べたことは財産。さらに技術を磨きたい」と意気込んでいる。
いずれも篠山市住吉台の西山ゆかりさん(57)、大久保裕子さん(55)、粽美紀子さん(65)と、丹波市氷上町沼の大槻やよいさん(52)。フラダンサーで、丹波新聞社で開いている丹波カルチャーセンターなどで講師を務める金山佳子さん(朝来市)の、県内の教室生有志17人でチームをつくり、出場した。
同大会は、▽生バンドをひきいる▽レイなどの飾りは生花を使う▽事前に大会や曲への思い入れをつづったレポートを提出する―など、出場資格が厳しい本格的な大会で、ハワイの審査員4人による総合得点を競う。全15チーム、クプナ部門には6チームが出場。
同チームは、「レイナニ」という曲をメーンで踊り、入退場時は「ケアロハ」という曲でまとめた。金山さんが師事する、ハワイ出身で国際的に活躍するカレオ・トリニダッドさんによる振付。2016年のグラミー賞候補にノミネートされた歌手、ナタリー・アイ・カマウウさんが歌うバンドをバックに、ゴールドのドレスをまとい、カレオさんが届けたレイを首にかけて、エレガントで躍動感のある踊りを披露。「華やかで堂々としていて、笑顔がすばらしい」と評された。
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2016年7月9日17:01
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クラフト教室を初企画 夏休みに春日で開...
写真・初めて子供向けのクラフト教室を企画した乾代表(左)と原田さん=春日町棚原の本上田邸で
「丹波ものころネットワーク」(乾善弘代表)が、夏休みに子供向けのクラフト教室を初めて企画した。陶芸、染織、木工、絵画など市内在住の7人の作家が子どもたちと一緒に創作活動を行う。「子どもたちに手仕事の楽しさを味わってほしい」と言い、参加を呼びかけている。
「ものころサマークラフト」というテーマで、築120年の春日町棚原の「本上田邸」を会場に計画した。同ネットワークは、乾さんら市内の作家で構成。昨年、改装された本上田邸で開いた丹波の手仕事展をきっかけに結成した。今回、クラフト教室の計画に賛同した、山口匡弘さん(青垣)足立慎治さん(氷上)大原絋子さん(山南)小泉匡さん(同)大杉康伸さん(同)原田雅代さん(春日)と乾さん(同)が講師になる。
開催日は、今月31日と8月2日、4日、6日の4日間で各教室によって異なる。子犬のテープカ
ッター作りや木綿のハンカチに藍染めのほか、かいこを育てるなど盛り沢山の内容。
各コースごとに定員があり、早目に申し込みを。参加申し込み、問い合わせは、7月20日までに「丹波ものころネットワーク」代表の乾さん(090・6668・1189、monokoro.tanba@gmail.com)。教室の内容は、ホームページ「丹波ものころ」で検索を。
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2016年7月9日16:57
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たんば産ポーク直売所
焼き豚を手造り
約400頭を飼う養豚農家の板野宗平さん、桂子さん夫婦が7年前に自宅横に直売所をオープン。
ブロック状の生肉を自家製のタレに約1週間漬け込み、ステンレス製の窯で2時間ほどじっくりと炭火で焼き上げた人気の「板野さんちの手造り焼豚」(100㌘370円)は、皮の外は香ばしく、中は柔らかくてジューシー。
養豚農家ならではのさまざまな部位の生肉をお得な価格で販売している。「こま切れ」は100㌘110円。売れ筋のかたやロース、バラ、ヒレのほか、ホルモン、トンソクや頭などの希少部位も揃えている。
丹波市山南町北和田1064
tel.090・3494・2204
営業時間/13:00~17:00
木曜定休
※売切れや休みの場合があるので、事前に電話で問い合わせを。
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2016年7月7日09:04
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地域活性に健康布草履 ブランド化し販売...
写真・足半草履を編む「たぬきの会」のメンバーと、完成した布草履=市島町上鴨阪で
丹波市市島町上鴨阪の住民らを中心につくるグループ「たぬきの会」(8人)が、布の切れ端で編む「布草履」作りに取り組んでいる。篠山市の整体師らとも協力し、健康草履「トトノイ」として、このほどブランド化。京都府の雑貨店での販売が決定しており、販路の拡大を目指す。参加者はティータイムを交えながら、和気あいあいと作業に励んでいる。
メンバーは60―80歳代の男女8人。週1回、同地区のカフェ「ひなたぼっこカフェ」に集まっている。持ち寄った服やネクタイの切れ端にアイロンをあてたあと、固定したロープに「わらじ」を作る要領で編んでいる。
通常の半分のサイズで長さ10㌢ほどの「足半(あしなか)草履」といわれる草履。サイズが小さい分、かかとが地面に付かずに足指で体重を支えることになり、足指の筋肉強化につながるなど、さまざまな健康効果があるとされる。
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2016年7月7日09:02
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市島1-1小型3連覇・青垣4-2ポンプ車連覇 ...
写真・丹波市操法大会で3連覇した市島支団第1分団第1部(前列)と2連覇した青垣支団第4分団第2部(後列)=グリーンベル青垣で
2年に1度の丹波市消防団の操法大会が3日、グリーンベル青垣屋根付広場であり、支部予選を勝ち抜いたポンプ車の部と小型ポンプの部それぞれ6隊が訓練の成果を披露した。ポンプ車の部は青垣支団第4分団第2部が大会2連覇。小型ポンプの部は市島支団第1分団第1部が同3連覇を達成した。
今年度は小型ポンプの県大会が行われる年で、市島は8月7日の県大会への出場権を獲得。指揮者の青木一典さんは「優勝をねらい、それだけの練習もしてきた。選手一丸となりいつも通りの操法ができた」と喜んだ。
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2016年7月7日09:02
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昼間の手話講座の受講生30人募集 丹波市...
丹波市は7月22日から12月2日の毎週金曜の午前9時半―11時半に氷上住民センターで開く手話奉仕員養成講座(入門課程)の受講生30人を募集している。
市内在住、在勤の18歳以上で手話を初めて学ぶ人が対象。講師はたんばろうあ協会と市生涯福祉課の手話通訳者。
受講料3240円。託児あり。7月8日までに市障がい福祉課(0795・74・0222、shien@sity.tamba.hyogo.jp)。
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2016年7月7日09:01
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越智研一郎
岩手県の大震災被災地を訪問した帰途、日本3大鍾乳洞の1つ、龍泉洞(岩泉町)に寄った。巨大な石灰岩の層に地下水が浸透して出来た洞窟。これまでに3600㍍が確認され、さらに奥まで5㌔以上と推測されている。▼7つの地底湖があるらしいが、観光で行けるのは第3地底湖まで。水深98㍍。ものすごく透き通ったエメラルド色の水底まで吸い込まれそうになった。▼ここを初めて本格調査したのは丹波市出身の故・越智研一郎。日本の洞窟探検の草分けの1人で、昭和30年代から40年代初めにかけて各地の洞窟を探検。龍泉洞では地底湖を潜水して水中に突き出た岩盤を潜り抜け、次々に現れる岩盤を爆破しながら奥へ奥へと進んだ。観光施設が整備された今でも不気味な感じのつきまとう洞内で、彼はサーチライトを照らしながら心を躍らせていたに違いない。▼48年前、四国沖で海底ケーブルの埋設工事中に34歳で事故死した。今回のツアーでお世話になった大船渡市在住の野村節三・北里大名誉教授と柏原高校の生物班同期生。▼龍泉洞にとってかけがえのない人物なのだが、洞内の案内表示板にはただ1カ所、名前が見られただけだった。町は洞の近くに新たに博物施設を建設する計画といい、野村さんは彼の劇的な生涯や洞での業績を解説したパネルを準備中だ。(E)
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2016年7月7日08:59
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気になる世代間の差
参議院選挙の投開票日まで3日。選挙権年齢が18歳に引き下げられて初めての参議院選挙ということで、丹波新聞でも18、19歳の若者の声を聞いた。その中で19歳の学生の「1票の格差が言われているが、今は世代間格差が生まれているのでは」という言葉が引っ掛かっている。
2015年の国勢調査速報によると、65歳以上人口の割合は26・7%。15歳未満の子どもの割合は12・7%で過去最低を更新したそうだ。
選挙権年齢が引き下げられた理由の一つは、「若い世代の声を政治に反映しやすくするため」とされている。しかし、政治や選挙活動は、判断するのに分かりやすいものになっているだろうか。前出の学生は、「議員自身の年齢が高いからか、高齢者を優遇する政策が多いと思う」とも言っていた。政治に不公平感を抱く若い人の声だった。もし若い世代が投票に行かなければ、投票率の比較的高い高齢者世代の声がますます大きくなってしまうだろう。
憲法改正など、世代を超えた争点もある。自分なりの判断理由をもって1票を入れたい。(古西 純)