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2016年9月1日11:02
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浦嶋神社(京都府与謝郡伊根町本庄浜)
日本書紀の雄略記、丹後風土記などに登場する最古の浦島太郎を筒川大明神として祭ったことが始まりと伝わるが、淳和天皇の代(825年)に創祀された古社である。
当社には重要文化財として、室町時代の浦島明神絵巻(浦島太郎が舟で魚釣りに出かける図)、安土桃山時代の桐、桜、土筆を刺繍した神服などがある。また本殿は最近国の登録有形重要文化財に指定された。
本殿前の拝殿の向拝を見上げる。中央の一見狭い梁間に、風化により顔の所と目の色がやや変色している竜がいる。大きな爪、何といっても“いらか”が素晴らしい。細やかな彫りながら立体的で迫力満点である。裏面にも龍の後ろ姿が彫られているが、やや大まかな彫りの感は否めない。すぐ上には、竹生島文様の兎が湖面を奔っている。持ち送りの唐獅子と牡丹もいい。本殿再建の1884年、若き彫り物師、8代目中井権次橘正胤の力溢れる作品である。
元高校教諭 岸名経夫
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2016年9月1日11:00
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御霊(ごりょう)神社(福知山市西中ノ町)
御霊公園から2つ鳥居を潜って本殿に近づく。
拝殿幣殿は比較的新しく、色鮮やかで美しい。祭神は「宇賀御霊の神」と「明智日向守光秀公」。本殿は明治35年(1902)に完成し、総ケヤキ、二間社流れ造り、二間四方の重厚な造作である。
本殿の向拝には、骨太の竜の彫り物が見える。口を誠に大きく開け、左上方を威嚇している様だ。宝珠も右側にしつらえられ、3つの爪も大きく迫力がある。本殿の周りには、他では見慣れないくらいの唐獅子と獏が交互に14体ほどで外を睨んでいる。手挟みには大きな水鳥が波の上を飛翔している。最も素晴らしいのは左右の脇障子である。ケヤキの一枚板、その分厚さ15㌢以上の優れものだ。右側のそれには、応神天皇の土蜘蛛退治、左側には彼が鷹を仕留める姿がググッと浮き出ている。明治期、柏原の8代目中井権次正胤48歳時の得意のテーマを具現した力作である。
中井権次研究家 岸名経夫
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2016年9月1日10:56
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減量
淡路島にある県健康財団の健康道場に5日間入所。1日1000㌔㌍の食事で、朝は小さな食パン1切れと牛乳、昼と夜は粥と野菜や豆腐の煮つけ、薄い汁物といった献立。出る時2・5㌔㌘減量した。
3食特別ジュースだけの「ファースティング」(断食)コースもあり、60歳の時に11日間入ったが年齢制限があり、その後は6年前から毎夏、この低カロリー食コースに行くのを習慣にしている。
「腹が減る」と言うが、2~3日絶食しただけでは腹は減らない。体内にある糖分が脳に送られてその活動を助けるからだ。その糖分も枯渇してしまうと、今度は胴周りなどの脂肪分が肝臓で糖分に変えられて送り込まれる。ここから初めて腹が減ってゆく。水さえあればそのまま3カ月は持つといい、「遭難者が奇跡的に救出」などの話も、そのためだ。
筆者も、5日だけでは減量はしたものの胴囲はベルトが心持ち締め易くなった程度。ただ、今のような話を聴講したり、太極拳の体操をしたり、カウンセリングを受けながら“生かされている自分”のこと、死に向かうこれからのことを考える時間を持つことが、すっきりした気分を取り戻す機会となる。
ダイエット自体が目的でなく、ストレスから逃れるための心のあり方を求めてやって来る若者も少なくない。関心のある人は是非。(E)
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2016年9月1日10:50
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行政書士による無料相談
9月3日午後1時半から柏原住民センター(丹波市柏原町柏原)で。
相続・遺言、契約、届出、許認可・登録申請、その他困りごとに行政書士会摂丹支部丹波地区の会員が相談に乗る。予約不要。荒木さん(0795・72・4696)
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2016年9月1日10:49
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おいしい地元産ブドウ
今日から9月。涼しい秋風が吹き始めると、毎年何だかホッとする。「丹波おいしい物語」のコーナーで、8月下旬から食べごろを迎えている大粒ブドウを取材した。
子どものころ、ブドウと言えば小粒の「デラウェア」で、口の中でプチッとつぶすとつるっと出てくるのが大好きだった。丹波産は食べていなかったと思う。その後、中粒の「ベリーA」が主流になり、ぶどう狩り園や高校の体験農場に植えられているのもこの品種だった。
時代は変わり、今主流になっているのは大粒系。全国的にもてはやされているのは、皮ごと食べられる「シャインマスカット」だそうで、丹波でも新しく植えたり接木したりと、栽培に取り組み始めているという。売れるブドウをつくるためには、品種選びが難しいと聞いた。
丹波は産地の規模が小さいこともあって、直売している農家が大半。朝市でも売られている。今月初めからは人気種「藤稔」が旬を迎える農園が多い。採れたては「こんなにおいしいブドウが丹波に!」と感動の味。地元産のブドウ、おすすめです。(古西 純)
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2016年9月1日10:48
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技術の恩恵
「ピピピッ!」えっ?!今のはセンターライン越えてないでしょ?!「ピッ!」あらっ?!前の車、いつの間に発進したの?!「アクセルを強く踏むのはやめましょう」朝一番でこう注意された時の衝撃!
自分でも常々思っていることを指摘され、朝から残念な確認。「そろそろ運転して2時間になります。休憩しましょう」え
っ?!もうそんなに運転している?「あら、ちょっと無理かしら?」と自分でも疑う状況の時に、やっぱり警告音が「ピッ!」、そして、歩行者に近づきすぎると外に向けて軽やかな音楽が流れ出す。
これは新しく我が家にやってきた車の話である。なかなか賑やかな車で、もっと慣れ親しめば、良い話し相手になってくれるのではないかと期待感さえ抱いてしまうような表現力豊かな車なのである。
先日、高速道路を長く走ることがあり、車が一定の速度を保ちながら走ってくれるという機能を利用してみた。それが、感動的に楽なのである。今まで運転することはアクセルを踏むことであったが、アクセルを踏んでいなくても車が一定の速度で走り続けてくれるのである。しかも人間の運転とは比較にならない正確な走行で。思わず同乗していた夫に「運転もしてくれたらいいのにね」と言ったらすでに自動運転の技術はあり、あとは事故対応の責任問題だけらしい。
超高齢化社会の日本で、私たちのように車なしでは生活できない環境に暮らしている者たちにとって、技術の開発は現代の福音なのかもしれない。
(土性里花・グループPEN代表)
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2016年9月1日10:46
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氷上高校 ブドウの販売実習始まる
氷上高校の営農科生徒が育てたブドウの販売実習が、同校で始まった。9月23日まで販売するが、無くなり次第、終了する。
糖度の高い「マスカットベリーA」(1㌔700円)、粒の大きい「巨峰」「ピオーネ」「藤稔」(各1㌔1100円)を販売。いずれの日も午後1時半―4時半。土日は販売しない(3日のみ午前9時半―正午まで販売)。マスカットベリーAは連日販売するが、巨峰は月・水・金曜日に、ピオーネと藤稔は火曜か木曜に取り扱う。
今年は気温が高く、栽培管理に手間がかかったが、収量は例年通りになりそう。糖度も高く、色付きも良好という。
1年生の岡井隆汰君は、「がんばって栽培した甘いブドウを、ぜひ食べてほしい」と話している。
同校(0795・74・0104)。
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2016年9月1日10:45
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松竹新喜劇を篠山で 9月24日、たんば田...
松竹新喜劇の公演「裏町の友情」が9月24日午後2時から、たんば田園交響ホール(篠山市北新町)で開かれる。
「松竹の公演を篠山で行いたい」と、篠山演劇サークル「花いちもんめ」(足立義則座長)が企画。費用を抑えるために、舞台セットは同サークルが手作りしているほか、主要キャスト以外はサークルメンバーが担当するなど、公演実現に東奔西走する。足立座長は、「昭和の爆笑王・藤山寛美さんが所属した松竹。笑えて泣ける人情劇を篠山のたくさんの人に見てもらえたら」と話している。
作品は、町の名物と言われるほどけんかが絶えない倉橋クリーニング店と宇部燃料店が舞台。宇部の娘が嫁ぎ先から戻ってきたことがきっかけで、さまざまな出来事が繰り広げられるというストーリーで、松竹得意の笑いと人の温かさが伝わる人情喜劇だ。
渋谷天外さんや曽我廼家寛太郎さんら松竹の舞台俳優が主要キャストを務め、町の人々などは花いちもんめのメンバーが務める。
作品は、町の名物と言われるほどけんかが絶えない倉橋クリーニング店と宇部燃料店が舞台。宇部の娘が嫁ぎ先から戻ってきたことがきっかけで、さまざまな出来事が繰り広げられるというストーリーで、松竹得意の笑いと人の温かさが伝わる人情喜劇だ。
渋谷天外さんや曽我廼家寛太郎さんら松竹の舞台俳優が主要キャストを務め、町の人々などは花いちもんめのメンバーが務める。
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2016年9月1日10:44
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なみきみちマルシェ 9月4日、篠山で
9月4日午前10時―午後3時半、丹波並木道中央公園(篠山市西古佐、079・594・0990)で「なみきみちマルシェ」が開かれる。
手作りの革や布の小物、木工品、ガーデン雑貨などのほか、パンや焼き菓子、からあげ、たこ焼きなど約100店舗が軒を連ねる。占いやハンドマッサージ、似顔絵描きなどのコーナーもある。子どもを対象に、午後2時から、5000個のあめや菓子をまくイベントをはじめ、午前11時と午後1時の2回、「恐竜大捜査線ゲーム」も実施する(各回50人)。入場無料。
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2016年9月1日10:42
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氷上の「小林屋」 バジル茶で起業
写真・収穫を迎えたバジル畑で商品化したバジル茶を手にする小林友美代表=丹波市氷上町下新庄で
シソ科の植物でイタリア料理に使われることが多いハーブ「バジル」をお茶に加工、「バジル茶」として「丹波小林屋」(丹波市氷上町下新庄、小林友美代表、0795・71・1201)が展開している。小林代表(41)が自身の体調不良を改善してくれたバジルをお茶として商品化、起業した。バジルは無農薬の自家栽培。「広く飲んでもらい、海外にも出していきたい」と夢を描いている。
下新庄出身で、18歳から阪神間で暮らしていた。いなかにいた時は異常がなかった皮膚のかゆみを伴う肌荒れにさいなまれた。2006年に帰郷、07年、民間療法をいろいろ試す中で、以前から好きだったバジルに行き着いた。バジルの葉100%のハーブティーに加工し、4カ月ほど飲み続けたところ症状が改善、友人たちにも喜ばれた。
2010年から少量ずつ製造を始めた。一昨年、毎日飲み続けてもらおうと玄米を加えてより飲みやすくし、扱いやすいティーバックの「バジル茶」に改良。昨年、個人事業主の申請をした。
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2016年9月1日10:11
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市島町下鴨阪 了照和尚300回忌を供養
写真・念仏を唱えながら数珠繰りを行う参拝者ら=丹波市市島町下鴨阪で
下鴨阪自治会(余田善彦会長)が8月27日、同地区の山裾にある「了照庵」で、「観海了照和尚大禅師300回忌」の法要を行った。住民ら約40人が参拝。1080個の大数珠を108周させ、了照和尚の供養や無病息災などを祈った。
300年前、村人の手厚い看病のかいなく亡くなった了照和尚が、村人が流行病にかからないよう、村を見渡せる場所に庵を建立するよう遺言を残した。およそ50年ごとに「塔婆」をこしらえ、節目の供養を行っている。
当番長の余田安男さんら3軒がこの日のために花飾りや供え物、参拝者への餅やお札などを準備した。宗福寺の西村真行住職と薬師寺の垂水恵光住職が読経、余田和幸さんが了照和尚や了照庵、法要のいわれなどを説明した。「できるだけ大勢で数珠繰りを行うと、ご利益がありますよ」と呼び掛け、参拝者らが了照庵の中で念仏を唱えながら、数珠を繰った。
300回忌を記念し、参道の階段を整備、了照庵の床を改修した。
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2016年9月1日10:08
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篠山市飲食業組合 シェフの技学ぶ
写真・日野シェフから調理のポイントなどを教わる組合員たち=篠山市二階町で
特産を使った独自性のあるメニュー開発に生かしてもらおうと、篠山市飲食業組合(岩本和也組合長、51店)が8月29日、イタリアレストラン・CASA DEL AMICHI(同市二階町)で「篠山の食材を使った料理講習会」を行った。組合員15人が参加し、特産の黒豆と猪肉を使ったイタリア料理を学んだ。
講師を務めた元辻学園調理・製菓専門学校のイタリア料理主任教授、日野友一シェフが、「ボロネーズソース(猪肉で作るミートソース)」と、「猪もも肉の薄切りソテー キノコと黒豆のクリームソース」の2品を調理。組合員たちはその様子を見学しながら、材料の選び方や調理のポイントなどについて質問していた。
組合員で、創作料理「和」(同市東新町)の店主、森口直彦さん(63)は、「店では和食がメーンだが、クリームソースは、うどんやそうめんにからめたり、白身の焼き魚にかけるなど、アレンジができそう」と笑顔。岩本組合長は、「猪肉や黒豆といった食材に関しては、他の地域よりも一歩でも半歩でも抜きんでたクリエイターでありたい」と話していた。
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2016年8月31日17:06
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列車運転 午後6時ごろ再開見込み
谷川駅―柏原駅間の山南町奥野々で31日午後2時20分ごろ、列車が倒木と接触したため、篠山口駅―福知山駅間で運転を見合わせていたが、JR西日本福知山支社によると、午後6時ごろに運転を再開する見込みという。
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2016年8月28日09:00
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蛭(ヒル)にヨモギ
滝で涼しさをと、奥飛騨の渓谷へ行った時のこと。渓谷に沿い四つの滝があり、それぞれ白滝、二見滝、紅葉滝、鶏鳴滝と名付けられている。滝道の入り口に「ヒルに注意!」「鹿に注意!」の看板。「熊に注意」はないので安心。山のヒルは木から降ってくるという話を聞いたことがあるので日傘を差した。どの滝も名前がなるほどうまく付けられたものだと感心しながら、涼しさを味わった。
さて帰りに道の駅に寄る。ふと夫の足元を見ると血が垂れている。「どうしたの?岩で滑ったときに怪我した?」と聞くと「どこも痛くないし、怪我もしていない」「でもその出血は普通じゃないよ」と慌ててティッシュを濡らして拭きとる。親指の横に丸い血のかたまり。「これよ犯人は、ヒル!」と思わず叫んで踏んづけた。「ヨモギが血止めに一番だけど」と見回すが無い。「大丈夫、そのうち止まるさ」と夫は平気な顔。急いで帰ろうと車に乗り込み、今度は自分の足元を見ると、白いズボンに血がしみ出している。「えーっ、何これ、私もふくらはぎをやられたみたい」。
帰るなり傷口を洗い、道端からヨモギを摘んできて、少し揉んで張り付けた。ヨモギの血止め効果はすごくて、ぴたりと止まった。ヒルに咬まれると、傷口がいつまでも痒いと聞いていたが、それもなかった。夫は素足にサンダル、私は少し短めのズボンだったのがいけなかった。あれだけ、どの滝にも「ヒル注意!」とかかれていたのに油断大敵。しかし生薬の原料でもあるヨモギの力に改めて感動。
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2016年8月28日09:00
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夏休みの昼ごはん
平日の日中、昼食を自宅で食べることがあり、発売から半世紀の隠れたロングセラー「ナポリタンうどん」を作った。製造元が近畿食品から東兵庫魚菜製麺部に変わっても、なつかしい味は健在だ。
「調理時間1分」と、あっと言う間に作れるのがいい。フライパンに油をひき、麺を炒め、粉をふりかけて混ぜるだけ。野菜や肉など、具を入れるとよりいっそうおいしくなる、と袋に書いてあるが、何も入れない。入れると1分では作れなくなるのと、味が薄くなる気がするからだ。
粉末の調味料をかけると、麺はピンク色に染まる。酸味がトマトっぽくておいしい。外食をする家ではなかったので、うちではスパゲティと言えば長くこれだった。
弁当のおかずにもほぼ毎日のように登場した。我が家のソウルフードと言ってもいいくらい。きょうだいそろって好きだ。家に子どもしかいない夏休みは、自分たちでお昼ごはんに作って食べていた。これを食べて遊びに、プール水泳に、部活に行った。「ナポリタンうどん」の味は、子ども時代の平和で、長い、長い夏休みを思い起こさせる。(足立智和)
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2016年8月28日09:00
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傷口にたかる者は…
日本にいてゾッとする事なんて滅多にない。でもラオスで私は何度経験してもゾッとする事がある。
幼少の頃からなぜか虫に刺されやすく、かき破りが絶えなかった。ラオスでは蚊が絶えずいるのと、よく分からない虫に刺されるのとでさらに増えた。かきむしるから、よけいな傷が増える。でも慣れっこなので特に気にもせず放っておく。すると、なにかむずいたがゆい。みると無数のハエ(コバエの場合が多い)が傷口にたかってもぞもぞと何やらしている…。なぜかその瞬間が一番ゾッとする。
かき破りにいちいち絆創膏を張るのを面倒に思う自分が悪いのだけど…。たまにバイ菌が入って腫れたりするので気をつけよう。っていうか、かきむしらないように。
写真・なんかホッとする仏さん
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2016年8月28日09:00
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山口拓海さん(今田町出身) 鳥人間コン...
篠山市今田町木津出身で、広島大学工学部2回生の山口拓海さん(19)=東広島市=が、同大学の人力飛行機制作・設計チーム「広島大学工学部HUES(ヒューズ)」にエンジニアとして参加。山口さんらが制作した機体が、琵琶湖で行われた「IWATANIスペシャル 鳥人間コンテスト2016」の距離を競う「人力プロペラ機ディスタンス部門」に出場した。「自分たちが設計し、制作した飛行機が地面を離れる瞬間は鳥肌がたつほど感動した」と言う山口さんは、「こだわって作った機体。結果に期待してほしい」と話している。コンテストの様子や結果は、8月31日午後7時から読売テレビで放送予定。
HUESのコンテスト出場は11回目。幅30・8㍍、長さ9・2㍍で、プロペラを2基つけたチーム伝統の双発機でコンテストに挑んだ。
山口さんは、昨年からチームに入って翼を制作する「翼班」に所属。仲間とともに主翼や垂直翼、尾翼などを設計し、発砲スチロールや木材、カーボンなどで巨大な翼をつくり上げた。
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2016年8月28日09:00
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第487問
28日にライフピアいちじまで行われる豪雨災害復興イベント「丹波市から始めるふるさと創生シンポジウム」で、基調講演を行う元キャスターは?
1.宮崎緑さん
2.小池百合子さん
3.渡辺真理さん
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2016年8月28日09:00
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もみじマラソン 参加ランナーを募集
「兵庫・丹波もみじの里ハーフマラソン大会」実行委員会と丹波市は、11月6日に青垣総合運動公園(丹波市青垣町田井縄)を発着点に開く第39回大会(丹波新聞社など後援)の参加ランナーを募っている。
遠阪川リバーサイドコースを走るハーフ、5㌔(計2500人)と、ジョギング(3㌔)の部(500人)がある。参加料はジョギングと5㌔の中学生が1000円。ほかは3000円。
ハーフ、5㌔とも年齢区分によって上位3位を表彰する。参加者全員に参加賞。完走者には完走証を贈る。ゼッケンによるラッキー賞の抽選も。
専用の申し込み用紙による振り込みは9月5日締め切り。インターネットを利用した申し込みは9月13日締め切り。
問い合わせは大会事務局(丹波市まちづくり部文化スポーツ課、0795・88・5057)へ。
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2016年8月28日09:00
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趣味の絵画が支えに 谷口 栄子さん(丹...
「絵のある暮らし」楽しむ
今月、改装オープンしたビジネスホテル「パークイン・カイバラ」(丹波市柏原町母坪)のロビーで、10月末まで水彩画展を開いている。
祖父が水墨画家で、絵に親しむ環境で育った。柏原高校時代は美術班に所属。20歳代で家事、育児が忙しくなり、いったん絵から離れた。姑、夫、舅の3人を見送り、辛い時期を過ごした40歳代を経て、「何か自分の芯になるものを持ちたい」と、好きだった絵に再び取り組み始めた。その時に入った青垣町の絵画グループ「イーゼルの会」は今も参加している。
50、60歳代は制作にも脂がのり、県展入選、丹波の森美術展で2度の大賞をとった。大賞作品のモチーフはともに「白菜」。畑でとれた野菜や庭の花を描くことが多い。最近は公募展への出品はしておらず、喜寿の記念にと2年前、木彫を趣味にしている親族と一緒に、養父市大屋町でコラボ展を開いたことは「“大仕事”だった」と振り返る。
昨年1年間、月2回のペースで一緒に絵を描いた中学生は今年、高校の美術コースに進学した。また、知人から声がかかり、東日本大震災のチャリティー企画で絵はがきの提供を続けている。絵はがきの売り上げは、被災者への義援金となっている。「絵を通して誰かの力になれているのがうれしい」。
中学時代の恩師が色紙に書いてくれた言葉を今も思い出す。「何でもいい 一つ魂を打ち込めるものがあれば それは大きな力であり 宝である」。
「求めてきた『絵のある暮らし』がささやかでも実現できていると思う。身体の不調もあるが、あと少し元気で描き続けたい」。79歳。(古西 純)