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2016年9月18日09:00
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粟賀神社(丹波市氷上町中野)
創建時不詳。祭神「日子穂々手見尊(ヒコホホデミノミコト)」、県道を達身寺の方へ進んだ所の山裾に鎮座する神社。往時から農村地帯の穏やかな雰囲気が感じられる落ち着いた地域である。石段を少し上がった所に社殿がある。清楚な中にも存在感が満ちている。
拝殿背後の本殿の向拝をうかがう。まず気が付いたのは、彫り物の数は多くないが、根幹になる彫刻がしっかりしつらえられている。中央に左前方を睨む竜がいる。中央に宝珠をしっかり握り、髭を真上に立て“いらか”を強調している。誠に「正胤」そっくりの作風である。木鼻には定番の唐獅子と獏が、力強く迫ってくる。脇障子には、よく視ると阿吽の鶴が崖の上に休み、別の鶴が松の木の上を飛翔している。昭和5年(1930)改築時の記念板額に、8代目正胤の弟子であり相方で、和久定吉「橘」正則の銘が墨書されており、2年前に亡くなった親方からの独立第1作だ。感慨深いものがある。
中井権次研究家 岸名経夫
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2016年9月18日09:00
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文化力
山南町でプリザーブドフラワーの事業を展開している大地農園の大地伹社長から以前、興味深い話を聞いた。戦前、大阪で花屋をしていたという先代は、「戦争があっても、どんなひどい状況にあっても、一輪の花がほしいという人がいる」と話していたという。▼花は空腹を満たしてくれない。寒さをしのいでもくれない。暮らす上でどうしても必要とは言いづらいが、人の心にとっては欠かせない必需品だというのだ。▼心の必需品は花に限らない。夏目漱石は、とかく住みにくい人の世を少しでも住みやすくするために詩や絵があり、芸術文化は人の心を豊かにすると言った。だからこそ、大地社長も「どんな時代にあろうとも、人は、感動や安らぎを与えてくれる文化を求めている」と言い、「文化は、まちづくりの原動力。文化で地域を元気に」と提唱されている。▼元文化庁長官の河合隼雄氏も、文化は社会や経済のあり方にも影響を与えるとし、「文化力」を唱えられ、「文化で日本を元気にしよう」と呼びかけられた。そんな河合氏の故郷、篠山で9月17日から恒例のアートフェスティバルが始まった。▼伝統的な生活文化をとどめる市内河原町の町家約40軒で、多彩な分野の作家60人ほどが出展をするイベント。篠山に元気を注ぎ込むに違いない。(Y)
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2016年9月18日09:00
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第489問
丹波、篠山両市の散歩コースや店などが紹介されている、西日本出版社から今月発売の観光ガイドブックは?」
1.「くるり 丹波・篠山」
2.「あちこち 丹波・篠山」
3.「まんきつ 丹波・篠山」
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2016年9月18日09:00
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ロボット時代
先日、スマホの調子が悪く、携帯電話の店へ行った。まずは順番待ちの札を引く。三番目だ。店内にロボットが一体。私の前に、息子らしき男性と来ていたおばあさん(私と同世代かもしれないが、見た目には年上に見えた)が、店員との話にはついていけなく、息子にお任せ、そのうちロボットと会話を始めた。「始めまして」というロボット、「こちらこそ、今、息子がケイタイを持てと言うので、注文しとるの」とおばあさん。「とても幸せそうに見えますね」とロボット。「そうやねえ、わりに幸せかもしれんね」等々。二人(?)の会話がおもしろくて、ずっと聞いていた。
囲碁プログラムを組み込んだロボットが、プロの碁士に勝ったり、人工知能の書いた小説が「星新一賞」の一次予選を通過したとか、ロボットの進化はすごい。そのうち、「俳句ロボット」が出てきて、素晴らしい俳句を詠む時代がきそうだ。
我が家で最も活躍してくれているのはお掃除ロボット君。暑い時、家事の中で一番いやなのは掃除。掃除機を引
っ張りまわしているといつも汗だくになる。うちのお掃除ロボ君は、夕方の五時過ぎから一時間、リビングを掃除してくれる。音が気になる時は、違う部屋に持って行って「ここをお願いね」と言い聞かせてスイッチオン。電源のない部屋だと、力尽きて終わっているので「お疲れさま」と撫でてやりつつ電源に戻す。今のところまだ、機械に使われているという感じはない。しかしこの先、人工知能が進化するとどうなることか。そのうちこの欄も書いてくれる?
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2016年9月18日09:00
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劇研「椎の実」団員 上田勲さん(神戸市)
柏原で新しい世界広がる
柏原町にある神戸地方検察庁柏原支部に今年3月まで単身赴任で勤務。すっかり柏原が気に入った。定年を迎えた今、妻のいる神戸の家と柏原のマンションとの二重生活をしている。神戸で週2日、仕事をし、柏原では地元劇団の「椎の実」に入団。近くに迫った公演で、生まれて初めての舞台に挑む。「縁もゆかりもなかった地で、定年になってから新しい世界が広がりました」とほほえむ。
昨年春、同検察庁柏原支部に赴任。それまで主に神戸の本庁で勤務していた。「1年間、柏原で勤めれば、さっさとサヨナラをして神戸に戻るつもりでいました」。ところが、徐々に心境が変化した。
朝の日課のウオーキングで、毎日のように出会う人とあいさつを交わすうちに世間話をし始め、黒豆をいただくほどの仲になった。「こちらの方は人がいいです」。四季折々の自然美にも魅せられた。田んぼの稲、紅葉、雪景色。「ホタルを見たときは本当に感動しました」。柏原で知り合った人たちと小旅行や飲食を楽しむようになった。
昨年、人に誘われ、椎の実の公演を観劇。興味を持ち、知人に「やってみたら」と後押しをされ、入団した。「柏原に赴任したとき、柏原で演劇をすることになるなんて想像もしていなかった」。職場のOB会で今の生活を話すと、うらやましがられるという。「生き生きしている私の姿に、妻も柏原での生活を歓迎しているよう。椎の実の公演も見に来てくれます」。
ウオーキングに出かける朝、マンションの扉を開け、空気を吸い込む。「山に囲まれた地だけに、本当に空気がおいしい。気持ちがいいですね」。61歳。
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2016年9月18日08:45
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15周年で10月1日イベント ほろ酔い城下...
◆ほろ酔い城下蔵/芝居やアカペラ公演
清酒「鳳鳴」の醸造元、「鳳鳴酒造」の酒蔵見学施設「ほろ酔い城下蔵」(篠山市呉服町)が開館から15周年を迎えたことを記念し、10月1日午後6時から、「ほろ酔い芝居&ほろ酔いコンサート」が開かれる。国の有形文化財にも登録されている施設。味わい深い酒蔵の中で、銘酒に舌鼓を打ちながら、芝居とコンサートを楽しむ。同日は「日本酒の日」。
施設は寛政9年(1797)の建築。2003年に同文化財登録を受けているほか、篠山市が認定された日本遺産の構成文化財にも取り上げられている。
イベントでは、日本酒で乾杯後、酒にまつわる芝居を演劇サークル「花いちもんめ」が上演。またアカペラグループ「ブルーボイセズ」がコンサートを行う。酒の肴や抽選会なども。定員100人で、入場料1000円。事前のチケット購入が必要。同社(079・552・1133)。
◆オータニモンゴルの里/「木立」がコンサート
篠山市遠方のオータニモンゴルの里で10月1日午後4時から、伝統的な胡弓とシンセサイザーのデュオ「KODACHI―木立―」のコンサートが開かれる。同店の15周年記念イベント。
「KODACHI」は、丹波市出身の作曲家、ピアニストの足立知謙さんと、江戸時代から伝わる胡弓の奏者、木場大輔さんが2009年に結成。都会的なサウンドの中に、日本の原風景を感じさせるメロディーが注目を集めている。
15周年を迎えた同店は、これまでに記念イベントとして、モンゴルの馬頭琴やホーミンのほか、和太鼓やバイオリンなどの奏者を招いたコンサートを開いてきた。
同店のスーチンドロンさんは、「ゲルの中で2人の音楽がどんな風に聞こえるのか楽しみ」と話している。入場料2000円。要予約。同店(079・592・0051)。木曜定休。午前11時半―午後5時半。
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2016年9月18日08:45
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「心をバリアフリーに」 9月22日 城下...
障がいのある人もない人も一緒に演奏を楽しみ、音楽を通した「心のバリアフリー」を目指す「第2回兵庫・篠山 とっておきの音楽祭」が9月22日、たんば田園交響ホールや篠山市役所前(ともに篠山市北新町)などを中心とした城下町一帯を会場に開かれる。「みんなちがって、みんないい」をテーマに丹波地域の住民らが実行委員会を組織して開催。住民らは、「障がいがあっても生きやすいまちは、誰もが生きやすいまち。そんな思いが伝わる音楽祭になれば」と来場を呼び掛けている。
午前10時15分に同ホール西側駐車場で開会。午前11時から、ホール玄関、ホール西側駐車場、市役所前、大正ロマン館中庭、円応教篠山教会、旧小島うば車店、日本キリスト教団篠山教会、大手前南駐車場―の計8会場で、全国から集う約70組の団体・個人が演奏を行い、午後4時にホールでにぎやかにフィナーレを迎える。
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2016年9月17日16:28
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シミュレーションゴルフ「パートナー」
臨場感たっぷりに
今年2月、「炉端焼いろはのい」の2階にオープン。丹波初「GOLFZON」社製のゴルフシミュレーターを導入。コースの傾斜に合わせて足元のプレートが動くなど、臨場感が味わえる。また、150以上の世界の名門コースを体験することができる。
ペアで楽しむ交流会や、婚活の「ゴルコン」、長期の成績を競う「ロングランコンペ」など、趣向を凝らしたイベントを用意している。クラブの無料貸出しもあり、コースに出る前の初心者の練習用や、これからゴルフを始めようとする人には最適。要予約。料金は30分、1グループ2000円。
丹波市山春日町多田39
tel.0795・71・1762
営業/13:00~22:00
年中無休
プロレッスンは毎週月、水曜
今月のキャンペーンは9Hラウンド1000円
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2016年9月17日16:06
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春日の藤井さん夫妻 カステラ製造“生き...
写真・「カステラ作りは生きがい」と語る藤井夫妻=丹波市春日町松森で
丹波市春日町松森の藤井茂精さん(82)・和子さん(75)夫妻が、「カステラふじい」の屋号で、こだわりの素材を使ったカステラ作りを生きがいにしている。作る本数は少なく、丹波市内で買える店舗も限られており、“隠れた名品”となっている。2人は「売れるに越したことはないけど、夫婦で一緒に楽しむことが何より。ぼちぼちやっています」と話している。
自宅工房で焼き上げるカステラは3種。素朴な味の「プレーン」、宇治抹茶を練り込み甘さを抑えた「抹茶」、喜界島産サトウキビを使った「粗糖」。地元・大路地区のカンナンファームの卵を使用するなど、無添加の材料にこだわっている。
30年前、茂精さんが同市柏原町の企業に転勤し、春日町松森で生活を始めた夫妻。和子さんは、趣味でお菓子作りを楽しみ、以前はJA主催の朝市でもカステラを販売し、好評だったという。
茂精さんの退職後は、ともに製造を楽しむようになった。当初は家庭用のオーブンで焼いていたが、自宅を改装し、一度に20本以上が焼ける業務用オーブンを導入。茂精さんは「モノづくりが好きだから、定年後も楽しみたいと思って。商売よりも生きがいと感じているから、一度に焼くのは数本だね」と笑う。
現在、夫妻のカステラを取り扱っているのは、近畿豊岡自動車道の氷上パーキングエリア内「丹波いっぷく茶屋」、ひかみ四季菜館(氷上町犬岡)、JA丹波ひかみ「とれたて野菜直売所」(同町市辺)、薬草薬樹公園(山南町和田)。いずれも数個ずつ置き、売れれば焼いて補充している。
9月24日午前8時から、春日町中山で開かれる「大路月末朝市」(ヤマザキショップおぎの後ろ)に初めて出店する。夫妻は「焼ける本数は限られているけど、味わってもらえたら」と話している。
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2016年9月17日09:00
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馬止(うまどめ)神社(豊岡市日高町観音...
観音寺の仁王門(県指定文化財)をくぐってすぐ右に神社の鳥居が見える。急な石段を上り神門を経て拝殿、本殿へと進む。神仏習合の風情が色濃く残っている。祭神、名草彦命。創建は天武朝13年(684)の古社。朝廷側が軍事力を高めるため、操馬の技を教える拠点とした。のち、ここに馬工神社が創祀された。
本殿の向拝に重厚な彫り物が目に入る。風化が進んで彫刻の色がやや変化しているが、かえって趣がある大きな竜だ。左上方をぐっと睨んでいる。目の周りも赤く塗られている。宝珠を中央で握り、尾の先まで“いらか”がしっかり立っている。髭は銅線ではなく木造である。木鼻には定番の誠に迫力ある唐獅子と獏がいる。持ち送りには鷹と山鳥の姿が見え、力士が屋根を支えている姿もほほえましい。兎の毛通しの大きな鳳凰も見事なものだ。明治19年、32歳の若き8代目中井権次正胤の傑作である。
中井権次研究家 岸名経夫
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2016年9月15日10:55
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「市民交流ひろば」参上!
17日から始まる「丹波篠山まちなみアートフェスティバル2016」に初めて篠山市民プラザ登録団体の「市民交流ひろば」が参加する。
丹波篠山の六季で美味しく育まれた特産物販売「アグリステーション丹波篠山」。福島第1原発事故で放射能の影響を受けている子どもたちと保護者の保養プログラムを実施「笑顔つながるささやまステイ実行委員会」。美味しい国際文化交流、フィリピンのバナナの揚げ春巻きトロン販売「NPO法人篠山国際理解センター」。老若男女問わずどなたでも!毎月10日は集いの日!をテーマに楽しい企画満載の「篠山で楽しく暮らしたい(隊)」。美味しいパンもあります。豊かな里地里山を継承する活動「NPO法人里地里山問題研究所」(通称・さともん)。「縁結び」ならぬ「猿結び」の新米はいかが?国史跡・八上城跡のある高城山を愛する会「高城山へ登ろう会」。多紀連山御嶽中腹4㌶に推定17万株が咲き誇るクリンソウ自生地を守る活動「多紀連山のクリンソウを守る会」。兵庫県伝統的工芸品「丹波木綿」の継承と創作活動「丹波木綿保存会・創作館」。篠山市栗柄に伝わる手紡ぎ、草木染め、手織りの「丹波木綿」を紹介、販売。篠山の素晴らしさを心込めてご案内する観光ガイド活動「ディスカバーささやまグループ」。昔、子どもだった大人たちの心もとらえて放さない、昔遊び、折紙飛行機づくりのワークショップは「ミュージアムクラブ」。
よろしく!
(土性里花・グループPEN代表)
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2016年9月15日10:54
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広島カープ
広島カープが25年ぶりにリーグ優勝。筆者はヤクルトファンだが、親戚のようなもので、めでたい。▼セ・パ両リーグ制が発足したのは1950年、筆者が小1の時だ。当時、「野球少年」という雑誌があり、ずっと熱心に愛読していた。「南海の柚木が19勝7敗でパ最高勝率」とか、「ホームラン王にセ杉山、パ深見」と言った写真ニュース記事を、贔屓チームでもなかったのに何故かはっきりと覚えている。▼「親会社がなくて貧乏な広島のために、市民が街頭で募金している」といった記事も載っていた。広島には白石、長谷川といった大物選手もいたが、だぼだぼのユニホームが、南海のグリーンのストッキングのカッコいいのと対照的だった。▼広島は最下位続きで、パの近鉄と並んで〝お荷物〟と言われていたが、国鉄(現ヤクルト)、大洋(現DeNA)もそろって弱かったお蔭で創設4年目からは4位か5位。19年目にようやく3位に入った。▼1975年にリーグ初優勝、そしてやがて元パのお荷物、近鉄と日本シリーズで対決した時は、時代の変化を実感した。▼今年の日本シリーズは久々に東京、大阪圏以外の球場で行われる公算が強い。ヤクルトも東京を脱出して、野球熱の高い四国とか、人情の厚い新潟辺りに本拠を移したら、もっと入場者を増やせるだろうに。(E)
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2016年9月15日10:52
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要約筆記啓発講座 受講者を募集
篠山市社会福祉協議会は10月12日―12月7日の期間、四季の森生涯学習センター(同市網掛)で「要約筆記啓発講座」(全8回)を開く。開講日時は毎週水曜日(祝日除く)の午後1時半―3時半。受講者を募集している。
聴覚障がい者のコミュニケーションの一つとして、その場で話されている内容を要約し、文字にして伝える、パソコンを使った「要約筆記」を学ぶ。
受講料無料。ノートパソコンを持っている人は持参する。定員20人(先着順)。10月3日までに同社協(電079・590・1112、FAX・590・1123)。
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2016年9月15日10:50
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鳩騒動
丹波市青垣町大名草の足立広司さんが、けがしたレース鳩を保護し、引き取りに来た飼い主が、足立さんになついた鳩の姿に「こんなに大事にしてもらえるのならここで飼ってほしい」と、託して帰って行ったという話を丹波新聞9月8日号で書いた。
飼い主の捜索依頼がうちに来た。足環があり、インターネットで調べ、飼い主を探し出し、足立さんと引き合わせた。別れのはずが一転、譲渡される場面に立ち会い、初めての訓練で放鳥した際に行方不明になったこと、血統的には優れていることなど「鳩の身の上話」を一緒に聞いた。
その鳩が12日に逃げた。元の飼い主は別れ際に「産まれた場所に戻るし、ここでの飼育期間は短いので、放すと帰って来ないと思う」と言った。戻っては来ないだろうと、元の飼い主に事情を説明しようと足立さんが思案していたその時、何と戻って来た。生涯2度目の外出は、迷子にならなかった。
そう言えば、元の飼い主はこうも言っていた。「犬と一緒で、エサを与えてかわいがることですよ」。うーん、生き物は大事に飼うものだなぁ。(足立智和)
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2016年9月15日10:49
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植野美術館 17日から星野富弘展
丹波市立植野記念美術館(同市氷上町西中)で、9月17日から「星野富弘花の詩画展」が開かれる。季節の花や動物などを描いた瑞々しい絵に、優しく語りかけるような詩を添えた作品100点が飾られる。11月13日まで。
星野さんは1946年群馬県生まれ。中学校教師時代にクラブ活動指導中の事故で、肩から下が動かない状態になったが、口に絵筆を加えながら水彩絵の具やペンで絵や文字を描いている。
展示作品は、「折れた菜の花」など自身の境遇を悲観した初期の作品や、ケガを受け入れ、考え方にゆとりが出てきた頃の作品「生きているから」など。同館では「作品を通じ心の移り変わりも感じられる」という。
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2016年9月15日10:48
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子供たちも「きのこ」に 9月19日、秋の...
大蔵流狂言師らが出演する「篠山秋の狂言会」が19日午後2時から、たんば田園交響ホールで開かれる。今年で3回目となる狂言会。今回初めて、市内で狂言を学ぶ子どもたちも参加する。主催する「耕の会」の山口耕道さん(62)=下筱見=は、「玄人と一緒に子どもたちが出演するので、おもしろい舞台になると思う。ぜひ多くの人に見てもらいたい」と来場を呼び掛けている。
山口さんや茂山良暢さん、古川道郎さん、山本善之さん、新島健人さん、岡村宏懇さんが出演し、「菌」、「因幡堂」「素袍落」を披露する。
「菌」は、男の家にきのこが生え、取り除けば取り除くほど、山伏が祈祷すればするほど増えていくという内容。山口さんが指導する教室「篠山子ども狂言」に通う小学4―6年生9人がきのこの役で出演し、奇声と動きで舞台を盛り上げる。
前売り一般3000円、学生1000円。当日は500円アップ。問い合わせは同ホール(079・552・3600)。
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2016年9月15日10:46
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「丹波篠山ナイトバザール」9月18日、三...
篠山の夜を楽しむイベント「丹波篠山ナイトバザール」が9月18日午後3―9時、篠山城跡三の丸広場(篠山市北新町)で開かれる。市商工会青年部(中西誠部長)の主催。パンや麺類、ピザなどさまざまな種類の飲食ブースや、丹波焼のビアマグやこだわりの詰まった雑貨を販売するブースなど、計約50店が軒を連ねる。ダンスや音楽イベント、豪華賞品が当たるくじなどもある。「自然・健康・手作り」をイメージし、3回目となるイベントを開く青年部員らは、「集まるのは篠山が好きな人ばかり。みんなで篠山の夜を盛り上げたい」と話している。
物販ブースは、手作りの雑貨やクラフト、パンにスイーツ、厚切りベーコン、あまご、東南アジア料理など多彩な内容。イベントの副題「ささやますっきすきナイト」の通り、市内に店を構える人だけでなく、市外からも篠山好きの人々が集い、こだわりと魅力あふれる品々が並ぶ。
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2016年9月15日10:45
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岡崎健一さん 極地マラソン写真展 9月...
今年5月、世界一過酷なマラソンと言われる「エベレストマラソン」(42・195㌔)を完走した岡崎健一さん(41)=丹波市山南町谷川=の写真展「41歳青春の南極・エベレスト・北極マラソン写真展」が、古民家カフェ「恐竜楽楽舎」(同町草部)で開かれている。9月25日まで。
3つのマラソンで走る岡崎さんの写真約20点を展示。当時の様子や感想などの一言を添えている。北極マラソンの写真には「チラチラと降る氷はダイヤモンドのようだ」、エベレストマラソン前の登山の写真には「日本では味わえない絶景の連続」、エベレストマラソンのゴールシーンでは「極地マラソン最後の舞台で一片の悔いなし」の言葉を添えた。
写真展を企画した同店の太田誠さんは「岡崎さんの晴れやかな姿や気持ちが伝わる。挑戦のすばらしさや、挑戦が青春だということ、その青春の気持ちを忘れないようにしたい、との思いが湧き起こる」と話している。
同店(0795・76・1535、水、木曜休み)。
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2016年9月15日10:17
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前山にコウノトリ飛来 「幸せ運んで来た...
写真・前山地区に飛来したコウノトリを見守る住民たち=丹波市市島町上鴨阪で
丹波市市島町前山地区に、コウノトリが飛来した。目撃情報によると、8月末ごろに飛来したよう。住民らは“幸せを運ぶ鳥”を写真に収めたり、美しい姿を目に焼き付けていた。
9月9日ごろに、同町上鴨阪の尾端地区に飛来。田んぼでえさをついばむ姿が見られた。数日間、同地区におり、12日に目撃した今井頼子さんは、「間近でみることができた。カエルを食べていたみたい」とにっこり。「前から前山に来てほしいなと思っていた。幸せを運んできてくれるとうれしいな」と話していた。
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2016年9月15日10:15
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「FM805たんば」開局1周年 9月17日に1...
写真・開局1周年記念日に生放送特番を放送するFM805たんばのパーソナリティーたち=丹波市氷上町市辺のスタジオで
NPO法人たんばコミュニティネットワーク(足立宣孝理事長)が運営する「FM805たんば」が17日、開局1周年を迎えるのを記念し、午前9時-午後7時、特別プログラムを生放送する。パーソナリティーがこの1年を振り返りながらフリートークするほか、普段は収録している元NHKエグゼクティブアナウンサー村上信夫さんの「丹波女性ストーリー」、丹波のスイーツを紹介する特番など全番組を生放送する。
昨年9月17日に開局、丹波市氷上町市辺のスタジオから放送している。1人でスタートしたメーンパソナリティーは18人に増えた。局が制作する番組以外はゼロで空き時間に音楽を流していたが、ボランティアスタッフ養成講座を修了した人たちが制作する市民制作番組が28生まれた。うち13番組はスポンサー提供番組。事業所、グループら同FMの応援団も83に増えた。
サイマル放送も始め、インターネット経由で丹波市外でも聴取できるようになった。
特別プログラムは、午前9―10時、午後1―2時、午後3―4時がフリートーク。村上さんの番組は午前10時から2時間特番。尺八奏者の井本蝶山さん(市島町出身)ら女性4人をゲストに迎える。正午からと午後4時から1時間、リクエスト特集。午後3時から「おやつの時間」。午後5時半から「電話でありがとう」。