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2016年10月20日09:29
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「市展」作品募る 絵画や書など5部門
篠山市展実行委員会などは、11月13―20日に篠山市民センターを会場に開く「第12回篠山市展」の出展作品を募集している。
出品作品の受付は、同センターで11月5日午前10時―午後5時と6日午前10時―正午。盆栽のみ11月17日午前10時―正午まで。
一般部門は、▽絵画(日本画・洋画)▽彫刻・工芸▽書▽写真―と、特別部門の盆栽がある。
応募資格は市内外を問わず、15歳以上の人。1部門につき1人1点で、出品料は1点1000円。
最優秀賞(河合賞)1点、市展賞4点、優秀賞、奨励賞を選出する。
河合賞審査員は河合雅雄さん(京都大学名誉教授)、三木哲夫さん(兵庫陶芸美術館長)、酒井隆明・篠山市長が担当。絵画は浅野均さん、来住しげ樹さん、彫刻・工芸は市野雅彦さん、磯尾柏里さん、書は酒居石荘さん、写真は吉村玲一さん、盆栽は吉良勉さんがそれぞれ審査員を務める。
問い合わせは、事務局の市教委社会教育・文化財課(079・552・5769)へ。
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2016年10月20日09:28
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親切
京都へ行くのに新大阪駅で快速電車に乗り換えた際、席に座れず通路に立っていたら、後ろからとんとんと肩をたたく人があって、振り返ると若い女性が「ここに座って」と手招きしている。▼それほど年を取っているつもりはないので「やぁ、結構です」と断ろうとしたが、それでもなお勧められるので「ではありがとう」と好意に応じた。その女性が友達と中国語で言葉を交わしていたので「あっ、そうか」と思い当たり、片言で「あなたは中国人?」と尋ねると、台湾から旅行に来た学生とのことだった。▼北京の電車内で若者が老人に席を譲るのを何度か見かけたことがあるが、日本の若者は、よほどの老人や障害者に対してでなければ、無頓着なようだ。▼話は少し変わるが、ニューヨークに長年住む日本人ブロガーが「こちらでは車内で見知らぬ人からごく気さくに声をかけられる。東京で同じことをすると『この人、気が変?』と思われる」と書いていた。筆者もマンハッタンのバスの中でコインがなくて困っていたら、周りの乗客が大変親切に助けてくれるのに驚いたことがあり、彼の話がよくわかる。▼都会と田舎ではまた事情が変わるかもしれないが、概して日本人は恥ずかしがり。それが冷淡に感じられることもあるかもしれない。“おもてなし”に加え、こうした点も心すべきだ。(E)
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2016年10月20日09:23
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秋祭り
秋になって、各地で盛大な例祭が行われている。みこしや大名行列が繰り出す祭りもあり、賑わいをみせている。
私が住んでいる地域の祭りは、子どもみこしが村を練り歩く。とは言っても「担ぐ」みこしではなく、台車に乗せてゴロゴロと転がしていく。加えて、肝心の子どもの数が少なく、先日も放送で「大人も参加して」と呼びかけがあったほどだ。私が幼いころからこんな状態だったから、みこしを担いだ経験がない。
丹波市内でも有数の秋祭りが行われる地域の友人たちは、毎年、担ぎ手として参加している。本人たちは「肩がつぶれる」「いやいや、肩を神様に捧げる1日なのだ」などと言いながらも、なんだかんだ楽しんでいるようだ。みこしを担いだ経験がない私からすれば、大勢の地域住民と一緒に盛り上げる祭りに参加できることはうらやましい。
「昔はもっと大勢の人出やったんやけどなぁ」―。そんな言葉を、祭りに参加していた高齢者から何度か聞いた。関わる人が少なくなるのは寂しいが、年に一度の祭り。私も来年あたり、地元の祭りに行ってみるか。(田畑知也)
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2016年10月20日09:22
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ハチの効用
9月末のこと、山でスズメバチに刺された。10人ほどのメンバーで登っていて、刺されたのは私を含め2人。刺されたのが元気者を自負している自分で良かったと、じんじんと絶えず地響き的な痛みを感じる中、少しほっとしていた。刺されたもうひと方もあまり心配の要らない元気者である。その方には災難だったけれども。
山の好きな人たちが集まって月1回、篠山か篠山近郊の山に登っている。四季折々の草花、山頂からの眺望、山でいただく美味しいお昼、自分の足で一歩一歩歩く快感、山が舞台となった歴史などを教えていただきながらの楽しい山歩きである。歴史の中で修験道となった山は少なくないが、いつも山に入ると体内がすっきり浄化されるようで元気になる。一説によると、山は胎内で、山に入ることは母の胎内に入り、また生まれ変わ
って出てくるのだと聞いたことがある。そういえば山の神様は女である。
生まれて初めてハチに刺され、それも一番毒が強いキイロスズメバチに刺されたにも関わらず、ハチの毒を吸い出せる器具を常備されていた方がいて、大事に至らなかったことが何よりもの身の幸運であった。
この後、不思議なことに今まであまり得意でなかった蜂蜜が頻繁に欲しくなるようになった。ハチの毒が入ったので、ほんの少しだけハチと同化したのではないかと勝手に想像している。少しだけ、ハチになった私。山に入った時の私とはほんの少しだけ違う今の私。人生って、面白い。(土性里花・グループPEN代表)
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2016年10月20日09:22
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「丹波篠山ほんまルシェ」 10月22・23日 ...
篠山商工会館(篠山市二階町)で22、23の両日午前10時―午後4時、「丹波篠山ほんまルシェ」が開かれる。両日限定で篠山産の農作物や加工品を扱う5人が、黒にんにくやキムチ、黒豆ふりかけ、ブルーベリーコンポートなどを販売する。
市商工会が9月に開催したマーケティングセミナーを受講した人の有志で実施。セミナーで学んだ看板作製などのスキルを実践することや、商品を通して篠山の良さを多くの人に伝えようと企画した。
販売スペースは、同会館1階。商工会員限定のチャレンジスペース「BIZAP LABO(ビザップ・ラボ)」として、テスト販売所などに使用されている。
市商工会(079・552・0758)。
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2016年10月20日09:20
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850年の伝統...
写真・「松づくし」を上演する大人たち=篠山市本郷で
創建から850年を迎えた篠山市本郷の春日神社で10月16日、秋の祭礼に合わせて「850年祭」が営まれた。50年ごとに催す大祭で、本殿での神事の後、本郷の氏子の子どもや青年らが伝統の舞「春日おどり」「松づくし」を奉納するなどして節目を祝った。
市無形民俗文化財に指定されている「本郷春日おどり」の踊り子は、西紀北小学校の3―5年生8人が務めた。伝えられている曲目は15種類。踊りは「手踊り」「御幣踊り」「扇子踊り」の3種類があり、節目の今年は、扇子踊りの「向由利兵庫くどき」を12年ぶりに上演した。朱色と紺色の着物をまとい、顔におしろいと紅を差した子どもたちは、舞台の床几の上で、両手に持った扇子を器用に操りながら、拍子木や唄に合わせて、軽やかな舞いを披露した。
成人男女8人による「松づくし」も上演。かさと扇子を使った優雅な舞いで、祭りに花を添えた。
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2016年10月20日09:17
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市島・梶原に「アサギマダラ」 地域で“...
写真・「梶原ふるさと協議会」が整備した農地に植わるフジバカマと、飛来計画の提案者の荻野さん=丹波市市島町梶原で
“旅するチョウ”で知られる「アサギマダラ」を飛来させようと、丹波市市島町梶原自治会の住民でつくる「梶原ふるさと協議会」(荒木敬一会長)が、エサとなるフジバカマを植えて整備している農地に、このほど待望の1匹目が姿を現した。昨秋の取り組み開始から1年。待ちわびた結果に、荒木会長(67)は「何度も農地に足を運び、飛来を待った。来年も飛来してほしい」と喜んでいる。
アサギマダラは、羽を広げると10㌢ほど。黒と褐色のほか、ステンドグラスを思わせるような浅葱色の羽を持つ。渡り鳥のように、季節によって集団で長距離を移動する習性があり、国内にいた個体が海を越えて台湾や香港で確認されることもある。
昨秋、会員の荻野俊男さん(57)が、テレビ番組でアサギマダラが福知山市に飛来していたことを知り、荒木会長や荒木久志事務局長(67)に相談。「梶原にも飛来したらいいな」という思いから、役員らが中心になって、生態を調べるところからスタートした。
つてを頼り、アサギマダラに詳しい同市の「児童科学館」を訪問し、生態や習性を学び、標本をみせてもらうなどした。ほどなく同市雲原の糸井洋さん・美代子さん夫妻宅にアサギマダラが飛来したと知人から聞き、現場に向かった。実物を見るとともに、飛来までの経緯を聞くなどした。
今年3月、景観形成や生態系保全も兼ね、糸井夫妻の好意で株分けしてもらったフジバカマを、地域内にある日光寺の参道横の農地(約100平方㍍)に植栽。以降、会員で水やりや草刈りに取り組み、世話を続けた。
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2016年10月20日09:15
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春日でエコフェス 10月23日 再生家具を...
写真・10月23日のイベントに出品される再生家具、自転車=丹波市春日町野上野で
ごみの減量化や再資源化をテーマに、身近なところからリサイクルに取り組んでもらおうと、丹波市は10月23日午前10時から市クリーンセンター(同市春日町野上野)で「たんばエコフェスタ」を開く。リサイクル家具・自転車などの無料提供(抽選)、リサイクル工作の体験や施設見学、飲食バザー、フリーマーケットなどが予定されている。
同施設内の野上野自治会再生工房室で修理されたリサイクル家具・自転車などの抽選会は午後1時半から。当日、1階ホールに展示してある品物の中から欲しいものを申し込む。1人1点まで。
出品予定は、ソファー、食器棚、タンス、自転車など。同施設に廃棄のため搬入されたものの中から程度の良いものを選び、破損部分を修理、磨きをかけるなどして再利用できるようにした。
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2016年10月20日09:12
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荘厳に、勇壮に例大祭 篠山春日神社 行...
写真・城下町一帯を練り歩く行列と、提灯などで彩られた美しい鉾山
篠山三大祭りの一つ、篠山春日神社(篠山市黒岡)の秋季例大祭が10月15、16の両日、同神社を中心とする城下町一帯で営まれた。金みこしや鉾山、太鼓みこしなどがまちを練り歩き、「小京都」の名にふさわしい荘厳な空間を演出。活気あふれる老若男女の歓声が飛び交い、多くの人でにぎわった。
本宮では、古式ゆかしい衣装に身を包んだ氏子らが行列をつくって厳かに城下町一帯を巡行した。天狗や獅子、真榊、大麻などが先導。続いて地元黒岡をはじめとした氏子各町の町標がたなびき、4基の金みこしを引く地域の子どもたちが元気な声を響かせた。
両日とも、祇園祭の影響を色濃く受けた9基の鉾山が巡行。提灯や豪華絢爛な「見送り」などで彩られた鉾山の上から子どもたちがお囃子を披露し、道行く人々から大きな拍手が送られていた。
また、夜になると、8基の太鼓みこしが宮入り。美しい化粧を施された乗り子たちが、「ヨーイ、サージャー」などと勇壮な声を上げた。能舞台前で高々とみこしを掲げて歯を食いしばる担ぎ手たち、それぞれのみこしを先導する年番長、みこしを守る警固衆らの声が入り乱れ、境内に活気が渦巻いた。
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2016年10月20日09:10
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今と先人の丹波布展 10月22・23日、篠山市...
写真・展示される足立きよ子さんの作品を手にする娘の西山さん(左)と協会の植木さん=丹波市柏原町柏原で
丹波布の織り手有志でつくる「丹波布技術保存会技術者協会」が10月22、23の両日、鳳凰会館(篠山市河原町)で、「丹波布秋展」を開く。同布技術認定者15人の反物と小物を展示販売するほか、同布第一人者の故足立康子さん、足立きよ子さん(94)=丹波市青垣町杉谷=の先人2人の作品を展示する。きよ子さんの作品はこれまでほとんど展示されたことがなく、貴重な機会になる。
きよ子さん宅は代々、「紺屋」(こうや)の屋号で呼ばれる染物屋を営んでおり、昭和30年(1955)に丹波布技術保存会ができる以前から、自宅で母のちずゑさん(故人)と反物を織っていた。康子さんは、同町佐治の「綿繰り屋」の嫁で、親どうしが商売上付き合いがあり、丹波布の復興・再現にちずゑさんが携わった。
きよ子さんの娘で元小学校長の西山かすみさん(70)=同市柏原町柏原=によると、きよ子さんは、10年ほど前まで作品を作り続けていたという。表舞台にほとんど出ず、口コミで依頼された反物を織っていたそうで、西山さんは「生計を立てるでもなく、趣味で織っていた」と話す。
展示されるきよ子さんの作品は、西山さんに借りたもの。座布団、テーブルセンター、バッグ、男物の着物2点などを展示する。このうち着物の縦糸は、昭和40年代にちずゑさんが紡ぎ、きよ子さんが織り、仕立て、西山さんの夫春男さん(故人)に贈ったもの。同協会会員の一人、植木展子さん(61)=同市柏原町北中=は「太い糸が丹波布と思っていたが、とても細く紡いだものがあり、色んなやり方があったんだと分かった。世間に出ていないすごい作品」と喜んでいる。
丹波布第一人者、康子さんの作品は反物2本と着物1点を展示する。同会員は250点ほどを出展する。
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2016年10月16日09:00
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稽古
文部大臣などを務めた氷上町出身の政治家、有田喜一は子どもの頃、病弱だった。大学病院の医師から特別の養生をしなければ早死にをすると言われ、食前、食後、食間と1日に何回も薬を飲んでいた。▼そんな喜一少年を変えたのは、旧制柏原中学校への通学だった。往復で12㌔。雨の日も雪の日も歩いて通学した。定期試験が終わった後は、1週間から2週間、病床に就いたという。▼しかし、その徒歩通学のおかげで頑健な体になった。小学校時代、「骨皮筋衛門」とからかわれた喜一だが、のちに「丹波の黒牛」と言われるほどの立派な体格になった。喜一は後年、柏原中時代の徒歩通学を「尊い体験」と振り返っている。▼モスクワ五輪の陸上5000㍍代表になった西紀町出身の森口達也氏にも、尊い体験がある。森口氏は、篠山産業高校丹南分校までの約25㌔を自転車で通った。途中には峠もある。農作業の手伝いに加えて、高校時代の長距離通学が自然と体力や体幹を養ってくれたと、先ごろ母校の西紀中学校で講演した。▼「稽古」という言葉は、「古を稽う」という言葉がもとになっている。昔の物事をよく考え、自分の生き方の参考にするという意味らしい。今の時代にあって、2人の尊い体験を参考にすることは、心身を鍛える稽古に通じる。(Y)
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2016年10月16日09:00
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寂聴さんの講演
日本ペンクラブの京都例会に久しぶりに出席した。講演が瀬戸内寂聴氏とあるのに、まず魅かれ、その後の懇親会が、有栖川宮邸というのに、ミーハー魂全開。有栖川宮というと、二〇〇三年に起きた結婚詐欺事件を思い出す方もおられるだろう。宮家の末裔と名乗る男の結婚式ということで、四〇〇人の祝儀をだまし取った事件。有栖川家は大正十二年に後継ぎが絶えていて、現在は東京に有栖川記念公園、そして京都にこの邸宅(現在は平安女学院有栖館)が遺されているのみで、末裔というのはあり得ない話。皇室びいきの日本人ならひっかかりそうな話だ。当時の本欄に「ペテン師」として書いた。興味のある方は本紙ホームページのアーカイブで。
さて、車椅子で登場した寂聴氏、会場に入るやすっくと立ち「寂聴でございます。九十四歳になりました」と、実に若々しい声。演題は「書くために生きた」で、約一時間立ったまま話された。一昨年の病気のとき「書けないなら生きていても仕方ないと、一時は死にたいと思ったけど、なかなか死ねないのよ」などと、会場は笑いに包まれる。そして、作家としての人生では、初期に文壇から叩かれたことが良かったこと、これからは「書くために生きる」と力強くしめくくられた。
三日後、某新聞連載の鷲田清一氏の選ぶ「折々の言葉」欄に、「一〇〇冊の本を読むより、一回の恋愛。瀬戸内寂聴」が載った。「生きることは愛すること」と言う寂聴さんらしい名言。今の若者たちに伝えたい言葉だ。
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2016年10月16日09:00
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芦田陽菜さん(春日中出身) 走り幅跳び...
春日中学校出身で、敦賀高校1年の芦田陽菜さんが、このほど岩手県で行われた国民体育大会「希望郷いわて国体」の女子走り幅跳びの少年女子Bカテゴリー(中学3年―高校1年)で準優勝を果たした。自己ベストを更新する会心の跳躍をみせ、表彰台に上がった。芦田さんは「国体という大きな舞台に立てただけでも良かった」と話している。1走を務めた4×100㍍リレーは、準決勝まで残った。
同カテゴリーには26人が出場。芦田さんは追い風参考ながら、予選1本目でいきなり自己ベストの5㍍98㌢をマーク。これまでの自己記録を15㌢更新し、トップに立った。「記録を確認してびっくりした。先生も驚いていた」と笑う。
2本目以降は記録が伸びなかったが、決勝でも予選1本目の記録が反映され、全体の2位に輝いた。
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2016年10月16日09:00
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塚口欽一氏訃報
塚口欽一氏(つかぐち・きんいち=元上久下小校長、塚口徹・たつた農材社長の父)10月13日午後1時49分、病気のため三田市内の病院で死去、84歳。自宅は丹波市氷上町谷村679。葬儀は15日、おこなわれた。喪主は長男、徹(とおる)氏。
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2016年10月16日09:00
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第493問
11月12日に丹波市春日町の黒井城跡で今年初めて開かれるイベントは?
1.戦国映画上映会
2.法螺貝フェスティバル
3.黒井城トレイルランニングレース
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2016年10月16日09:00
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がん患者サロン「丹かふぇ」 10月25日
10月25日正午―午後3時、柏原病院がん情報コーナーで、がん患者サロン「丹かふぇ」が開かれる。
がん専門相談員の進行で、患者やその家族が気軽に語り合う。「感染予防は手洗いから―チェッカーで自分の手洗いを見てみよう」の勉強タイムも。無料。予約不要。
同院がん相談支援センター(0795・72・0524)の主催。
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2016年10月16日09:00
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ドイツ人住職が講演 10月23日、国際交流...
丹波市国際交流協会(山口直樹会長)が10月23日午後1時半から、ポップアップホール(同市氷上町本郷)で設立10周年を記念した「多文化共生講演会」を開く。ドイツ人住職の講演や、柏原高校生による海外研修発表などがあり、広く参加を呼び掛けている。
曹洞宗安泰寺(美方郡新温泉町)住職のネルケ無方さんが「青い目の僧侶から見た日本」と題して講演する。ネルケさんは高校生の時に座禅と出会い、1990年から半年間、京都大学に留学。さまざまな寺で修行を積み、2002年に安泰寺住職となった。
オープニングで石田ゆきさん(氷上町)がフルートを演奏する。柏原高生は夏休みを利用して研修した韓国やアメリカ、ブータンでの体験を発表する。
託児(1歳以上、無料)あり。申し込み不要。問い合わせは、同協会(0795・72・5880)。
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2016年10月16日09:00
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旅する蝶々
この時期、「アサギマダラ飛来」の記事が全国の新聞紙面をにぎわしている。弊紙でも10月9日号の篠山版で掲載した。羽を広げると約10㌢、名前の由来にもなった浅葱色(淡い青緑色)のまだら模様が美しいチョウであるが、特筆すべきは、渡り鳥のように特定の季節になると長距離移動をするということだ。春から夏にかけて北上し、秋には南下するという“渡り”の生態を持ち、なかには2000㌔以上移動する猛者もいるという。
私がこのチョウの存在を知ったのは、15年ほど前。9月の終わり頃、山の中を歩いていたとき、木立の間をふわふわと縫うように飛ぶ姿にでくわした。うまい具合に樹冠から差し込む木漏れ日がこのチョウを照らし出し、その神秘的な光景にすっかり心を奪われた。
体重はわずか0・3㌘程度、寿命は羽化後4―5カ月だそう。なぜこんなにもかよわきチョウが、その短い生涯をかけて何千キロにもわたる壮大な旅をするのか。明確な答えはいまだ見つかっていない。私は、その生命力と自然の不思議にただただ感動を覚えるばかり。(太治庄三)
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2016年10月16日09:00
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女性5人が藍染め展 10月21―24日、大沢の...
篠山市内の女性5人が10月21―24日、同市大沢147の古杉邸(篠山口駅前交番の裏手)で「暮らしの中の藍染め展」を開く。名古屋市の有松・鳴海地域で江戸時代より400年ほど続く伝統の「有松絞り」で模様を表現し、木綿や絹を藍染めしてこしらえた着物やクッション、かばん、のれんなど約150点を展示する。5人は「数ある絞りの中で、誰でもできる簡単な柄で生活が楽しめるということを多くの方に知ってもらえたら」と話し、来場を呼び掛けている。開場時間は午前11時―午後5時(最終日は午後4時)。
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2016年10月16日09:00
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丹波腎臓病患者会の交流会と学習会 10月2...
10月26日午前11時から大山病院(西脇市黒田庄町)で、丹波腎臓病患者会の交流会と学習会が開かれる。
透析5年未満の患者、腎臓病患者、家族、または透析について興味のある人が対象。冬の食事管理やオンライン透析について学ぶ。参加無料(資料持ち帰りは300円)。
申し込みは丹波腎臓病患者会代表の畑田さん(090・6902・3925)。