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2016年10月27日09:00
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前高知県知事・橋本大二郎さん講演 11月1...
柏原納税協会(0795・72・1986)は11月12日午後1時からユニトピアささやま(篠山市矢代)で開く前高知県知事、橋本大二郎さんの講演会の聴講者を募集している。無料で先着250人。演題は、「家族が残してくれたもの―父、母、兄から受け継いだもの」。
橋本さんは元NHK社会部記者。91年から4期16年知事を務めた。テレビ朝日「ワイド!スクランブル」のメインキャスターを務めている。
11月2日までに、同協会にファクス(0795・72・2474)か、Eメール(kaibara@nk-net.co.jp)で申し込む。
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2016年10月27日08:59
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グランプリに明正堂 丹波栗スイーツコン...
「丹波栗スイーツコンテスト」(丹波栗フェア実行委員会主催)の最終審査がこのほど、篠山市民センターで行われ、プロの部のグランプリに一菓喜心明正堂(柏原町柏原71)の「丹麗栗(たんれいくり)」が選ばれた。グランプリは商品化が規定されており、10月29、30の両日、丹波の森公苑で開かれる「丹波ふれあいフェスティバル」の同店ブースで先行販売(各日限定150個)する。その後、同店(火曜定休)で販売される。
丹麗栗は、丹波大納言小豆の粒あん、丹波栗ペースト、渋皮栗を入れたどら焼き。「特製バタークリームを足すことで、味に深みと余韻をより与えている」(同店)という。審査員長で、辻静雄料理教育研究所の山内秀文研究顧問は「味のバランス。栗の生かし方。どら焼きにバターを使って旨味を増した感性は秀逸」と講評した。
同店の吉竹直之代表は「伝統と創造の融合をコンセプトに丹波の麗しき栗を使用しました。今後も、和菓子作りを通して丹波栗の素晴らしさを広くPR出来るように精進していきたい」と話した。
プロの部の募集テーマは、「丹波栗のおいしさを伝えるおみやげ」で、丹波地域の7店から45点の応募があった。一般の部には、丹波市山南町の市橋侑子さんの「ミルックリ―丹波からの贈り物」が入賞した。
グランプリを除くプロの部入賞者は次の皆さん。
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2016年10月27日08:59
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大きさギネス超え!? 傘直径30㌢シイタケ...
写真・巨大シイタケとLサイズのシイタケを手にする朋子さん=篠山市川原で
シイタケの生産・販売業を営む「多紀椎茸」(篠山市川原)で10月21日、傘の直径が約30㌢もある巨大シイタケがとれた。経営者の森田拓也さん(47)と妻の朋子さん(45)は、「ここまで大きなシイタケを見たのは初めて。ギネス超えの大きさでは」と驚いている。
傘の厚み、柄の長さはともに5・5㌢、柄の直径は太いところで4・3㌢。重さは約500㌘もある。同社のLサイズの傘直径は5㌢内外、重さは30㌘程度とあって、その巨大ぶりは群を抜いている。
露地栽培のおがくず菌床から発生。収穫の2週間ほど前、拓也さんが「良い芽が出ている」ことに気づき、「毎年、26―27㌢級の大きなものを数本収穫している。この芽も大きく育つのでは」と様子を見守っていたという。
拓也さんは「篠山は風土的にキノコ栽培に適している。来年はもっと大きなものが収穫できるよう、挑戦したい」と話し、朋子さんは「シイタケは『大きいほうがおいしい』との声を聞いている。この巨大シイタケは、いったいどんな味がするのか楽しみ」とほほ笑んでいる。
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2016年10月27日08:55
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日本遺産で年賀はがき 11月11日まで予約...
写真・日本遺産認定をPRする年賀はがき(写真は見本)=篠山市北新町で
篠山市日本遺産推進協議会は日本遺産認定をアピールするオリジナルの年賀はがきを発売する。11月11日まで予約を受け付けており、21日―12月16日まで、市役所や各支所で受け渡す。21日―12月28日までは、篠山市民センター(篠山市黒岡)で窓口販売も行う。
1枚52円で、インクジェット紙。1人10枚単位で、何枚でも購入できる。
宛名面にデカンショ祭をはじめ、波々伯部神社の祭礼やまちなみアートフェスティバル、集落丸山などのカラー写真を配置している。
日本遺産認定の年賀はがきの発売は昨年に続き2度目。
事務局の市創造都市課は、「日本遺産などに選ばれた篠山に誇りを持ち、いろんなところへPRすることに協力してもらえれば」と呼び掛けている。
予約は必要枚数、名前、電話番号、受け取り場所などを事務局の市創造都市課(電話079・552・5106、ファクス079・552・5665、メールsozotoshi_div@city.sasayama.hyogo.jp)へ。
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2016年10月27日08:48
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若手が「相撲甚句」継承 春日・棚原の保...
写真・若年とベテランが一丸となり10月30日の舞台に立つ棚原相撲甚句保存会の会員たち=丹波市春日町棚原公民館で
丹波市春日町棚原の「棚原相撲甚句保存会」(山内一央会長、20人)が10月30日に丹波の森公苑で開かれる「丹波ふれあいフェスティバル」のステージに出演する。郷土芸能を継承しようと近年、消防団を卒団した40歳代前半の会員が入会、会が活性化している。若手とベテランが一体となり、舞台を盛り上げる。
棚原に伝わる、大正末期まで続いた大坂相撲の化粧まわしを活用しようと、1993年に有志が保存会を立ち上げ、郷土芸能として秋まつりで甚句の奉納を続けてきた。しかし高齢化で会員が一時10人ほどに減った。伝わる化粧回しが6つあり、土俵で所作をする力士役が6人、甚句を歌う担当が2人、行司、呼び込みなど、奉納に必要な人数を確保するのに汲々とするようになった。
このままでは保存会が消滅しかねないと危機感を抱いた山内会長が若手を熱心に勧誘。地元に同級生が大勢いた昭和49年度生まれの6人が数年前に入会し、6人と懇意にしているその下の年代も加わり、20人ほどに回復。先輩が新人に教え、若手が力士役を務めるようになり、甚句の歌い手も養成できた。
今年は秋まつりの奉納のほか、国領校区の「健民運動会」に出演、ふれあいフェスティバルと、例年より多い3度の上演機会を得た。
昭和49年度組で力士役の近藤泰弘さんは「棚原を盛り上げようという同級生が多かった」と言う。保存会に入るまで会の存在は知らず、先輩に教わったり、動画投稿サイトで所作を覚えた。甚句や呼び込みを担当する谷垣吉春さんは、「字余り、字足らずの所をうまく節にのせて歌うのが難しい」と言い、車の中で鼻歌を歌って練習しているという。弓取り式を任されている団野俊和さんは「難しいが、大きく、かっこ良く勇壮な土俵入りをしたい」と話している。
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2016年10月26日17:21
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丹波市長選に岩崎氏が立候補表明
元県職員、岩崎政義氏(61)=柏原町柏原=が26日、県柏原総合庁舎内で会見し、11月13日告示、20日に投開票される丹波市長選に無所属で立候補すると表明した。
岩崎氏は、尖閣諸島周辺海域への中国船の領海侵犯に危機感を覚えており、「日本、丹波市を守るために国防の強化が必要。市町村から声を上げ、政府に届けていかなければならない」と出馬の動機を語った。
岩崎氏は1973年4月県職員に採用。土木部技術吏員として柏原土木事務所を振り出しに洲本から豊岡まで5土木事務所で勤務した。
同市長選への出馬表明は、元県但馬県民局長の新人、谷口進一氏(63)=同町挙田=に次いで2人目。
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2016年10月23日09:00
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浅葉大喜氏訃報
浅葉大喜氏(あさは・だいき=浅葉喜久男・大喜自動車工業社長の父)10月19日死去、91歳。自宅は丹波市山南町谷川2072ノ4。葬儀は21日おこなわれた。
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2016年10月23日09:00
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池上滿さん訃報
池上滿さん(いけがみ・みつる=池上秀男・氷上自動車工業社長の母)10月20日死去、89歳。自宅は丹波市氷上町石生1260。葬儀は22日おこなわれた。
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2016年10月23日09:00
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文化祭
名古屋に住む孫(時生)の文化祭へ行ってきた。彼は今年高校に入学。部活ではなく生徒会の委員になることを選択した。当日は校門で来場者の受付や案内を担当。なかなかしっかり活動している。高校側も、誰にでも門戸を開いているわけではなく、この日は保護者とその関係者で、あらかじめ名前を知らせてある人のみが入場できる。中庭では軽音楽部、ダンス部、吹奏楽部、バトン部などが次々と成果を披露。各教室を使って、作品展、映像、迷宮、バザーなど盛りだくさん。呼び込みの声が飛び交い、まさに青春真っ只中という雰囲気。私も五十年以上昔、高校の文化祭で初めてステレオを聴いた時の感激を思い出した。
孫は、五年前の小学四年生の終わりに、父親を突然亡くした。そのことで母親(次女)ともどもショックを受け、小学六年と中一の後半、登校拒否に近い状態になった。中学二年頃から少しずつ取り戻し、高校に入学。祖父母としては彼の成長が何より有難い。
この日一番嬉しそうだったのは次女。野球で有名な高校なので、今夏、甲子園で活躍した選手にサインをもらいに行ったりと大はしゃぎ。夫の亡きあと、フルタイムで働きながら、登校拒否を繰り返す息子を育てるのは並大抵のことではなかっただろう。たまにこぼす愚痴を聞いたり、孫の好物のものを届けるくらいしか役に立たない祖父母は、無事成長することを祈るのみだった。一緒に夕飯を食べに行き、生徒会役員としての、文化祭の苦労話などで話が弾んだ。
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2016年10月23日09:00
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銅メダリストの凱旋
リオパラリンピック銅メダリスト、芦田創さんの凱旋に沸いた。快挙を達成した本人は、同級生たちとの懇親会で「銅メダルを取ったからといって天狗になっていない。むしろ、専門種目の走り幅跳びで予選落ちし、鼻が折れたぐらい」とあいさつをしていて、2020年東京大会にかける強い思いを感じた。
元々400㍍の選手だったが、世界と戦うには跳躍の方が可能性があると専門種目を変えた。この賭けが奏功し、走り幅跳びでパラリンピックに出場できた。パラの4×100㍍リレーの選手は「他の専門種目でパラに出場する選手」の中から選ばれる。幅跳びに変更したことが銅メダル獲得につながった。
最大の運命の分かれ道は、15歳。腕を切断するかどうかの岐路に立たされた時、「生まれた時から運動制限が続いてきた。どうなるか分からないなら、思い切り走りたい」と意を決して走ったことが今日につながった。自分の力で人生を一歩一歩切り拓く、まぶしいまでの力強さ。
2020年東京で芦田さんが表彰台の中央に立つ姿を、新国立競技場で見たい。(足立智和)
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2016年10月23日09:00
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青垣で「神楽バル」 10月23日
青垣町神楽自治振興会は10月23日午後4時から「集落の駅神楽」(丹波市青垣町文室)で「神楽バル」を開く。青垣地域を中心に食べ物とお酒もある飲み物バザー11店が出店、秋の夜長をゆっくり楽しんでもらう。
氷ノ川太鼓の「鼓輝」の演奏で幕開け。あとはゆっくり飲食を楽しんでもらう。神楽校区からは、「あれっと」(スペインオムレツなど)、「あまご村」(あまごの塩焼き)、「愛菜館」(たこ焼き)、「もよりカフェ」(コーヒー)などの業者が出店するほか、「かじかの郷GG」(そばかりんとう)、神楽小6年生保護者(フランクフルト・ジュース)、自治振興会事業部(黒枝豆)など、住民有志もバザーを出店。ほかに青垣地域らの飲食店が出店する。
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2016年10月23日09:00
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たんば味本舗村上廣治商店代表 村上一郎...
特産甘味を支える裏方
丹波市内の和菓子店を中心に菓子材料を販売する傍ら、自社製品も製造する村上廣治商店の代表。同社が手がける丹波栗、丹波大納言小豆、丹波黒大豆の加工品への依存度は高く、業界の黒子的存在。「うちは助けてもらってばかり」と謙遜するが、11月からの「ぜんざいフェア」のあんこの供給元でもある。
父が「◯二製餡所」として1950年に商売を始めた。信用金庫を退職して跡を継ぎ、75年に現在の社名に変更。98年に「味たんば本舗」として丹波産食材の加工部門を新たに設けた。「どこのお店も、1年分の品物を確保するのは大変。そこをお手伝いさせてもらっている」。
丹波栗の甘露煮、渋皮煮の蜜漬け、ペースト、黒豆煮ならパン用と菓子用で糖度を変える。大納言小豆になると、「糖度何%」「グラニュー糖を使って」と、各店の注文に応じ、最少1㌔ずつ単位であんこを炊く。「それぞれの店にこだわりがある。作り置きすると風味が落ちる。手間がかかって対応が大変な部分もあるけれど、できるだけ注文に答えている」。
「山南で取れた小豆と青垣で取れた物とでは皮の固さが違うので、JA丹波ひかみさんに分けてほしいと言っている。炊いたら違いが分かる」と話す。
「◯二」時代は氷上郡内に和菓子店が50軒ほどあったが、スーパーに並ぶ工場で作られた安価な品物に押され、激減した。「そこでより良いまんじゅうを作りたいと色々研究され、本格志向が強まった」と振り返る。
「若い人は研究熱心。秘密主義でなく情報交換もしているよう。うちも『もっとこうしたら』と教わることも多いですよ」と微笑んだ。72歳。
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2016年10月23日09:00
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芋粥
黒枝豆の季節がそろそろ終わる。次は山の芋だ。山の芋をすりおろしたとろろは、子どもの頃、苦手だったが、長じると味覚は変わるもので今では好物の一つになった。そんな山の芋を使った料理をこよなく愛した人物が、芥川龍之介の作品に登場する。▼『芋粥』の主人公は背が低く、赤鼻で、はなはだ風采のあがらない男。周りからも軽んじられ、相手にされずにいたが、頓着することはなかった。そんな男にも一つの欲望があった。年にたった一度、ほんのわずかしか口にできない芋粥を飽きるほど食べたいという欲望だ。▼その望みがかなう時が来た。恐ろしいほどの量の芋粥が男に供せられた。しかし男は喜ぶどころか、げんなりした。芋粥に執着していた男は、周りからさげすまれる「孤独な彼」であったが、欲望をただ一人大事に守っていた「幸福な彼」でもあった。その欲望が満たされると、男から幸福が遠のいていった。▼山の芋も逸品だが、秋の味覚は、マツタケにとどめを刺す。昔々はマツタケが豊富に取れ、弁当のおかずにもなったと聞く。しかし、うんざりするほど食べると、食指は動くだろうか。▼今年もマツタケを口にすることなく、終わりそうだ。しかし、『芋粥』の主人公のように食べたいと願っているうちが幸福なのかもしれない。(Y)
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2016年10月23日09:00
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丹波市長、市議選 26、27日に予備審査 ...
11月13日告示、20日に投開票される丹波市長、市議会議員選挙の立候補届け出書類の予備審査が26、27の両日、氷上住民センターで開かれる。審査には必ずしも出席する必要はないが、立候補する陣営のほとんどが出席する見通しで、市長、市議選の構図がある程度見えてくる。
立候補予定者説明会(9月30日)には市長選に2陣営、市議選に28陣営が出席していた。その後、出馬を見合わす陣営が複数出ている。
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2016年10月23日09:00
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ハロウィンイベント参加者募集 10月29日...
篠山市役所周辺で10月29日夜、地元有志によるハロウィンイベントが開かれる。広く参加者を募集している。若者有志でつくる実行委員会「sasayamania」の主催で、昨年に続き2回目の試み。
午後6時に仮装して三の丸広場に集合。7時に市役所玄関、さらに周辺の飲食店などをめぐり、参加した子どもたちがお菓子をもらう。
実行委代表を務める同市味間奥の山本恭平さん(36)が昨年、実施1週間前に企画し、知人や口コミで広めたところ、約50人が集まった。今年は有志で実行委をつくり、実施する。
山本さんは、「まずは自分たちが楽しみながら、少しでもまちの活性化になればうれしい。昨年は飲食店のお客さんも喜んでくれていたのが印象的だった」と話している。
問い合わせは山本さん(K2_19800827@yahoo.co.jp)。
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2016年10月23日09:00
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第494問
丹波市市島町の作家、西安勇夫さんが出した7冊目の小説のタイトル、「○○○革命―貴婦人のひとりごと2」。○に入るのは?
1.医療
2.自動車
3.キッチン
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2016年10月22日16:43
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韓国家庭料理「舎廊房(salamban)」
おいしく食べてきれいに
篠山川沿いの監物橋近く。人気メニュー「参鶏湯」(2500円)や「オジンオトッパ(イカ炒め石焼きピビンパ)」(1200円)に加え、9月から韓国の伝統茶と、薬膳料理を始めた。
伝統茶は、高麗人参茶(450円)や、甘味、酸味など5つの味がする「五味子茶」(同)など15種類を用意。珍しいザクロやアロエなどのジュース(400円―)もある。
薬膳料理は、「ひな鶏と高麗人参の薬膳粥」(1300円)、「タッケジャン御膳」(1080円)などがある。冬場に人気の「和牛もつ鍋」もスタート。自家製キムチも販売している。
篠山市池上51
tel.079・554・3200(予約専用)090・4033・4809
営業時間/11:00~14:00(ランチ)、17:00~21:00
※ランチは日・月曜定休、夜の部は月曜定休
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2016年10月22日16:31
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漢方の里まつり 10月30日、山南町和田で
写真・まつり限定の薬膳バイキング=薬草薬樹公園で
「さんなん和田・漢方の里まつり」が10月30日午前10時から、薬草薬樹公園(丹波市山南町和田)で開かれる。ふるさと和田振興会を中心にした実行委員会(武田久平委員長)の主催で、地域を挙げたまつりにしようと、準備を進めている。
和田小学校は4年生が足湯を提供したり、まつりのPRポスターを作成。近くの和田中学校では文化祭が開催され、薬草や薬草染めの展示などが行われる。こども園わだは午前10時半から演技を披露する。地元の薬草トウキ部会が、今年度から同地域と交流している兵庫医療大学薬学部と薬草を使った食事を提供。同大はトウキの葉を使った薬草スープや、葉を練り込んだクッキーを試食(無料)してもらい、健康レシピ作成に役立てる。
同公園は、「トウキ葉入りのだし巻きたまご」「鹿肉ハンバーグ」など20種類以上の料理を並べた「薬膳バイキング」(90分、1500円)や、先着300人に「丹波の湯」の半額割引券配布、パンの割引販売、縁日などを行う。
ステージでは女性和太鼓グループ「響」(多可町)、しろやま・こうがやま児童館、三田祥雲館高のチアリーディング部、丹波市のこどもダンスグループ「The Asian Roses」、月亭太遊さんらが出演する。正午から大声コンテスト、午後2時50分からパンまきの予定。このほか、地元団体による模擬店も数多く出る。
和田地域づくりセンター(0795・76・2400)。
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2016年10月20日09:32
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木積神社(京都府与謝野町弓木字石田)
弓の木地区を左に入り山裾を目指す。少し展望がきく社殿が近づく。閑静な佇まいの古社である。祭神は五十猛神(スサノオの子)と大物主神(オオモノヌシノカミ)。
京都府登録文化財の立派な社殿の拝殿に近づく。向拝の中央の比較的狭い空間に竜の彫り物が目に入る。普段の竜と少し違うようだ。金属のもつ鈍色の趣が感じられる。知人に教えられてじっと凝視すると、欅でなくて檜が使われている。初めての体験である。第2次大戦開始間近の物資統制の影響がこんなところにも潜在しているのを体験して、感慨もひとしおである。竜そのものは、中井一統の手法そのものの立派なものである。木鼻には、左右に阿吽の獏だけがしつらえられ、手挟みも雲だけの質素なものである。本殿にも彫り物が見えるが、さらに時代が下がっていて、中井一統のものではない。拝殿の彫り物は、昭和15年(1940)宮津在住の9代目中井権次橘貞胤の作である。
中井権次研究家 岸名経夫
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2016年10月20日09:31
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味淵神社(篠山市大山上)
大山の里を西の方、天内地区の方面に向かう。平地に鎮座する社。創建は暦応2年(1339)足利尊氏の勧請による。現在の社殿は寛政11年(1799)に再建されたものである。祭神は菅原道真、宇迦御魂神(稲荷神)、事代主神(えべっさん)であるが、通称天満宮で通っている。石を敷いた道を社殿に近づく。
まず拝殿の向拝を見上げると、やや骨太だが、重厚に見える竜がいるが空間が狭いゆえ、残念ながら頭部が抜きんでていない。いらかはそれほど目立たなく、宝珠も左わきに甘んじている。しかし、木鼻の唐獅子と獏も、手挟みも菊と鳳凰の垢抜けしたものである。ここの特徴は唐獅子の彫り物の数が多いことだ。社殿の周りにはいろいろと趣の違うそれらが、己の姿を誇示しようとしている。湖上を奔る兎、長寿のシンボル亀も居る。脇障子は中国の神仙説話のもの。5代目中井丈五郎正忠、49歳時の力作である。
中井権次研究家 岸名経夫