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2017年1月22日18:00
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ビデオ大賞 決勝大会に15作品 2月5日...
全国アマチュアビデオコンテスト「第28回丹波篠山ビデオ大賞」(篠山市、同市教委、実行委主催)の決勝大会が2月5日午後1時から、たんば田園交響ホール(篠山市北新町)で開かれる。事前審査を経て決勝大会にノミネートされた全15作品を上映し、審査を経て大賞を決める。入場無料。
7分以内のグランプリ部門(テーマ・生きる)7作品と、2分以内のチャレンジ部門(テーマ・ささやま新発見!再発見!)の8作品を上映。グランプリ部門は映画監督の西垣吉春さんが委員長を務める審査委員が審査し、チャレンジ部門は当日来場者の投票で「人気ナンバーワン賞」を決める。
司会は丹波篠山ふるさと大使のタレント、熊谷奈美さんが務める。
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2017年1月22日18:00
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同窓会がありました
小学校の同窓会で再会した、3、4年生時担任のY先生のこと。体を鍛えるため、冬は「薄着調べ」があり、今日着ている服は何枚か報告し合った。ストーブをなかなか焚いてもらえず、雪が降るまで我慢我慢。それでも、体を張って遊んでくれる先生によくなついていた。いろいろと思い出がたくさんある。
6年生時担任のF先生からは、毎年年賀状が届いていた。もしかして私だけかと思っていたが、今回、「6年生で担任した子には全員出していた」と聞いた。かなりの枚数になると思うが、それだけ教え子のことを気に掛けて下さっていたんだとありがたく思った。
「40歳」。久しぶりに再会した同級生たちの顔は、それぞれ少し“変貌”しつつ、みんな元気そうでうれしくなった。同級生って不思議な関係だ。中学校の学年同窓会も年末に初めて開かれ、懐かしい顔にたくさん出会うことができた。
小学校の方は、記念にということで、本紙「同窓会ひろば」に初投稿。今のところ年配者からの投稿が多いコーナーですが、若い世代のみなさんもぜひご活用くださいね。(古西 純)
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2017年1月22日18:00
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第505問
1月14―16日にかけての大雪は、篠山市消防本部で40㌢、丹波市消防本部で51㌢の積雪を記録しました。何年ぶりの大雪?
1.15年ぶり
2.22年ぶり
3.30年ぶり
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2017年1月22日18:00
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丹波ハピネスマーケット実行委員 岩間一...
電気技術生かし地域貢献
篠山産業高校2年のときに第一種電気工事士の資格を取得。同学年の頃、柏原町内で始まった丹波ハピネスマーケットにかかわり、1回目から今も電力と音響を担当するスタッフとして活躍している。昨年秋からFM局「805たんば」でも電力・通信関係を担当し、放送を支えている。いずれも人に誘われ、「おもしろそう」と始めたボランティア。「人に喜んでもらえるのが、自分の喜びであり、やりがいなんです」と話す。
高校卒業後、京都市内にある電力会社の子会社に勤務。「人が良く、自然が美しい丹波が好き」と言い、柏原町下小倉の実家から毎日、京都へ通勤している。
毎月1回開かれ、関西一円から約60店が出店するハピネスマーケットでは、電気を必要とする出店者に電気を提供できるよう配電を計画し、運用している。当日は、午前10時の開店を前に午前7時半には会場に行き、電気ケーブルの設置から始める。閉店し、片付けが終わるのは午後4時半頃。「出店した人、買い物に来た人の笑顔を見ていると、やりがいを感じます」という。
805たんばでは、丹波市内の山頂にある送信所の保守・点検業務などを担っている。設備に不具合が起きていないか、機械の動きは正常か、などを月1回の巡視でチェック。トラブルが起こると、修復のため、勤務を終えて家に帰った夜間でも出かける。今年の元旦も、電気トラブル発生のため未明の4時半に家を出て、ほかのスタッフとともに送信所に向かった。「昼前までいて、山で正月の特別番組を聞きました。ちゃんと放送ができていることに安堵しながら、ご来光を仰ぎました」とほほえむ。21歳。
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2017年1月22日18:00
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丹波市議有志が猪汁 柏原厄除大祭で
露天商の出店がない今年の「柏原厄除大祭」(2月17、18日開催)を盛り上げようと、丹波市議会議員有志が猪汁の提供を計画している。
露天商の出店がなくなったことを知り、何かできることはないかと有志で企画してきた。体を温めるもので、丹波市の食材を使ったものをと猪汁を計画。両日で200食を提供する。
提供に当たっては、公職選挙法に抵触しないようなやり方で検討しているという。出店場所は未定。
また、大祭の運営本部は商店街内で出店する丹波市内の商工会員を1月23日まで募っている。問い合わせは、同本部の植木さん(080・2451・3115)。
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2017年1月22日00:57
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丹波レストラン×菓子工房「あれっと」
仏料理と洋菓子店
白を基調としたおしゃれな外観。昨年11月末の移転新築オープンを機にスイーツを充実させた。
ランチは3種(1300―1800円、前菜、スープ、デザート、コーヒー付き)で、和牛煮込みハンバーグが一番人気。フレンチのコースは2800円―7000円。
ケーキ類は常時5―6種(300円から)。「クラシックショコラ」や定番の「ショートケーキ」が人気。焼き菓子、パンもある。
鈴木明日香代表は「アットホームな雰囲気を大切にしている。食事、喫茶、買い物に気軽に立ち寄ってもらえたら」と話している。
丹波市青垣町佐治156-1
tel.0795・87・2000
物販/10:00~18:00 ランチ/11:00~14:00
カフェ/14:00~18:00 ディナー(前日までに予約)/17:00~21:00
毎週水曜と第2、第4木曜定休
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2017年1月22日00:41
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篠山市村雲地区有志4人 トラクターで雪...
写真・2台のトラクターで一気に雪を除けていく「村雲戦隊 お雪掻き」の隊員=篠山市小立で
お節介かもしれませんが、雪かきします―。篠山市村雲地区の農家ら有志4人がボランティアで「村雲戦隊 お雪掻(せっか)き」を結成。1月14日夜から降り始めた大雪の際にも活躍した。4人ではカバーできる範囲や負担も限界があることから、登録“隊員”を募集している。
隊員は、粟野勝浩さん(同市細工所)、澤光吉さん(同)、九鬼嘉彦さん(同市上筱見)、塚西貢三さん(同市下筱見)。所有するトラクターなどに雪を除ける部品を取り付けて幹線道路や集落道、公共施設の駐車場などを駆け抜ける。
今回の大雪では、15日早朝からエリアを分担して奔走。作業は18日まで続いた。
農業を営む粟野さん(54)は、10年以上前から雪が降ると、自分の集落内をトラクターで巡回。徐々にエリアが広がった。また、複数で一気にやれば作業もはかどると、5年ほど前から機械を持っている有志と共に活動するように。昨年、遊び心からグループ名を付け、隊員を募ることにした。登録者にはガソリン代だけでも出せないかと考えている。
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2017年1月22日00:37
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シシ肉使って「角煮丼」 大正ロマン館 ...
写真・大正ロマン館内のレストラン「ろまんてい」で販売が始まった「猪角煮丼」=篠山市北新町で
大正時代の町役場を改装した観光拠点施設「大正ロマン館」(篠山市北新町)内のレストラン「ろまんてい」に1月20日から、シシ肉を使った「猪角煮丼」が登場した。ぼたん鍋の味噌とデミグラスソースを使った和洋折衷の味わい。器には丹波焼を用いるなど、篠山の伝統と味覚を詰め込んだ。1日10食、3月末までの限定メニューで、同施設を運営する株式会社「アクト篠山」は、「大正の“ハイカラ”を感じる店内で、観光客をはじめ、地元の人にもシシ肉と丹波焼という篠山の魅力を発信していきたい」と話している。
同レストランの料理長で、阪神間などで修業を積んだ髙山俊二さんが考案した。イノシシの骨から取った出汁に味噌を入れ、隠し味としてデミグラスソースを合わせたもので、シシ肉を煮込んだ。
篠山産コシヒカリの上に角煮と揚げたゴボウのスライス、パプリカを添えた。
器は丹波焼窯元「丹文窯」の陶器を使用。丹波焼ならではの重厚さと斬新さを合わせ持つ作風の器に盛りつける。
同施設は冬季限定でシシ肉を使った料理を提供しており、大正時代の洋館の中で、より「篠山らしい味わい」を楽しんでもらおうと企画した。
髙山さんは、「シシ肉は鍋という印象があるが、こういう食べ方もあると知ってもらえたら」と笑顔で話している。
税込み1680円。黒豆味噌の味噌汁や小鉢などが付く。予約も受け付ける。同施設(079・552・6668)。
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2017年1月22日00:34
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豪雪の“後遺症”顕在化 民家や工場屋根...
写真・人の胴体の太さのご神木が折れ一部が塀にも落ちた=柏原町大新屋、新井神社で(19日)
1月16日まで降り続いた22年ぶりの豪雪。20日に再び降るまでの間に雪どけが進み、建物などへの被害が顕在化してきた。空き家や築年数のたった家で、たる木が折れ軒が折れたり波打ったり、瓦が落ちる、雨どいやカーポートが破損する、庭木が折れるといった光景が広範囲で広がっている。雪の「後遺症」を追った。
丹波市(柏原)の平均気温は14、15日は氷点下。16日に0・7度と寒さが緩んだ。
76㌢の積雪を観測した青垣町の遠阪峠。峠に続く国道427号沿いでは民家の軒が雪の重みで曲がったほか、折れ、瓦がめくれ野地板が露出する納屋や空き家が散見された。
氷上町成松で19日に瓦が落ちた家の屋根を見に来た瓦店によると、新雪が、寒さが緩んで湿気を帯び、重さでずれるなどして一部に荷重がかかると破損するという。「もっと雪がとけないと、屋根に登れない。瓦の件でたくさん電話は入っている」と話した。この家に住む女性は「道に瓦が落ちたら危ないし、迷惑をかけられない」と業者を呼んだという。隣の家も瓦が落ち、一軒置いて隣の空き家は、屋根が落ち穴が開いたようになっていた。
近くで雪かきをしていた80代男性によると、50㌢ほど積雪があったと言い、「瓦がずれて雨漏りするとか、雪は後遺症が残る。凍結による水道管の破裂も心配」とこぼした。
氷上町内の工場では16日、工場倉庫の鉄のひさし(幅約1・5㍍、長さ約30㍍)が崩落した。経営者が大きな音を聞き、見に行くと屋根からの落雪を受けたひさしが15㍍ほど折れており、その後もう半分も折れたという。「品物と機械は無事だった。費用は痛いが、ひさしがないと業務に支障が出る。修理に取り掛かる」と話していた。
ご神木の大きな枝が折れ、社務所の高塀に引っかかったのが新井神社(柏原町大新屋)。子授かりのご利益があるとされ、遠方からも参拝者が訪れる「三本杉」(推定樹齢400年)。人間の胴ほどの太さが16日午前7時半ごろ長さ5㍍以上に渡って折れた。雪かきをしていた神職によると、ものすごい音と共に地面が大きく揺れ、「地震だ」と思ったという。
「お社を直撃しなかったのがせめてもの救い。15日のとんど焼きの時は何ともなかったのに」と驚いていた。
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2017年1月19日18:16
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「たんばオープンガーデン」参加庭主を募集
篠山、丹波両市の住民が自宅の庭を一般公開する「第15回たんばオープンガーデン」が4月23日から開かれる。主催する「丹波の森花くらぶ」が参加庭主を募集している。
庭の公開日は、4月23、24日と5月28、29日の2期に分けて行う。両期間の公開も可能。
参加費は1000円(ガイドマップ作成費)。申し込みは1月25日までに、同会代表の中西恵子さん(079・556・2478、090・2288・0187)。
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2017年1月19日18:15
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夏目漱石
昨年は夏目漱石が没後百年で盛んに登場した。軽快洒脱、時に大胆な作風とは裏腹に、内気で神経質な人だったと言われる。加えて彼はかなりコンプレックスを抱えていたのではと、筆者は推察する。▼ロンドン留学中、金回りがよかった仲間の官吏や駐在員たちに比べ、自分の小遣いは限られていたと嘆いているが、英国人のアジア新興国への差別意識も想像に難くなく、そういう事情が輪をかけただろう。▼ただ、彼の言説からは、それをバネにしたような鋭さが伝わってくる。数年前に「三四郎」を読み直した際、冒頭部の一場面にはっとした。▼三四郎が熊本から上京する汽車の中で知り合った広田先生と、車内で見かけた西洋人や日露戦争勝利のことが話題になり、「日本もこれから発展するでしょう」 と尋ねたら、「滅びるね」と一蹴される。まさに日本が国際舞台に華々しく登場するこの時に、40年後の連合国への屈伏を予言していたのだ。▼学生時代にただ筋を追って「心の内面を描いた作品」とのみ受け止めていた「こころ」にも「それから」 にも 「門」 にも、欧米列強に伍そうと武力で大陸に出ていく国策への冷めた見方が再発見できる。戦争機運に踊らされた民衆の心の深層にも、それがどこかひっかかっていたのでは。来年は第1次世界大戦終結から百年。(E)
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2017年1月19日18:15
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雪がとけても
自宅前は積雪50㌢くらいだった。近所では車の立往生が相次ぎ、何台か押した。こんなことは初めてだ。雪に慣れていると言われる青垣でこれだから、雪に不慣れな地域では大変な苦労があっただろうと想像する。普段の4倍の時間をかけて通勤した人の話も聞いた。
うちは目の前に道路があり、1㍍も雪かきすれば事足りる。家の軒先からムラの道路までの間の除雪のしんどさを思えば断然楽だが、道路をふさぐ屋根からの落雪がある。近所の人に手伝ってもらって除雪し往来を再開させたすぐ後に、第2弾がまた落ちてきた。おそろしい量だ。
一人暮らしの高齢者のお宅は、除雪が本当に大変だと思う。道路が目の前にあり、人ひとり通れる分だけ雪かきすればいいという立地でも、年齢や体力などの事情で、それができない人も大勢いる。
今回の大雪は災害と言うほどではないけれど、雪で閉ざされる地域や、身動きが取りづらい人は大雨など災害時に孤立する可能性がある。雪がとけてもそういう人たちへの配慮が必要ということは頭の片隅に置いておきたい。(足立智和)
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2017年1月19日18:14
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思いをかたちに。
明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。さて、年末に引き続き「第7回篠山市民センターまつり」(1月22日開催)の告知です。知ってるようで知らないあなたのまちの市民活動がよくわかる活動展示団体のご紹介です。
篠山大山地区で伝統野菜の天内芋づくり「(一社)天内」、自閉症と発達障害支援「@くろまめ自閉症発達障害を学ぶ会」、社会貢献活動「国際ソロプチミスト」「篠山市ボランティア連絡協議会」、輝く言葉の連なり「篠山市俳句協会」、美しい水彩画「水賛会水彩画教室」、高齢者宅での家事手伝い「ボランティアグループ万華鏡」、障害者も健常者も一緒にスポーツで楽しもう!「ユニバーサル篠山チャレンジクラブ」、1000人で篠山を大掃除「篠山掃除に学ぶ会」、毎日の献立にいかが?美味しいレシピ「篠山市いずみ会」、地球環境の今「篠山市地球温暖化防止活動推進連絡会」、暖かいよ、ペレットストーブ実演「NPO法人バイオマス丹波篠山」、多紀連山の美しいクリンソウ群生地を守る「多紀連山のクリンソウを守る会」。それと篠山産業、東雲、鳳鳴高校、篠山中学校の中高校生諸君による活動紹介、篠山特産品を使ったお菓子等の販売、まつりの運営協力。
誰もが住みやすいまちづくりの原子は、一人ひとりの意志を持った活動です。あなたの思いが動きとなり、わたしたちのまちとなる。考えているだけでは始まらない。共に行動してみませんか。(土性里花・グループPEN代表)
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2017年1月19日18:13
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下井昌人さん講演 1月23日、柏原高で
柏原高校(0795・72・1166)は1月23日午前10時45分―午後零時35分、同校内の柏陵会館で、同校卒業生でアメリカ商社の日本支社代表の下井昌人さんの公開講演会を開く。卒業生や地域住民らの聴講を広く呼び掛けている。
演目は「自分を信じる!夢を諦めない!」。下井さんは、1974年山南町生まれ。関西外国語大学卒業後、大阪の商社に勤務しながら、アメリカのビジネス・スクールに留学するための勉強をした。2001年、米・カリフォルニア州クレアモント大学院に留学。ピーター・F・ドラッガー教授の指導を受け、MBA(経営学修士)の資格を取得した。
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2017年1月19日18:12
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訪問看護事業所を開設 氷上町大崎の旧結...
北海道余市郡に本社がある株式会社「ヴィタポート」(水谷幹夫代表)が、丹波市氷上町大崎にある元結婚式場を買い取り、在宅療養者への看護を行う「惠泉マリア訪問看護ステーション」を開設する。病状や障がいの観察を行うほか、日常生活の支援、リハビリや認知症患者の看護、終末期ケアや看取りなどにも対応する。1月22日には、関係者による開所式を行う。同社は、同市春日町平松で純和風旅館「丹波の宿 恵泉」を経営している。
丹波市内在住で、介護認定を受けている人が対象。自宅療養者だけでなく、グループホームへの訪問も行う。食事や排せつ、洗髪といった生活支援に加え、担当医師やケアマネージャーと連携した手厚い看護に取り組む。
建物は事務所として使用し、同社の看護師3人が勤務する。ゆくゆくは地元からの雇用につなげるという。同社の訪問看護ステーションは、同郡余市町、千葉県、福島県に続き4つ目。
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2017年1月19日18:00
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丹波地域 過去22年で積雪最多 交通乱れ...
【丹波市】
市消防本部で51㌢、遠阪峠76㌢
写真・小型除雪機や雪かきスコップを手に人海戦術で除雪をする住民たち=丹波市青垣町西山で
1月14日から16日にかけ、丹波地域は大雪に見舞われ、青垣町遠阪の遠阪峠で積雪が一時76㌢に達した。丹波市消防本部(柏原町母坪)では51㌢を観測。氷上郡広域消防本部が発足した1980年以降、1995年12月の60㌢に次いで、2番目の積雪だった。スリップし、動けなくなった車の立ち往生が頻発し、JR福知山線も運転見合わせや列車遅れが続いた。道路も国道で一時通行止めになるなど、市民生活に大きな影響が出た。
丹波、篠山両市の小中学校、高校は16日を臨時休校(一部は17日も)した。臨時休業する事業所もあった。
丹波市では16日、春日町朝日の国道175号が倒木のため片側一車線通行になったほか、奥野々トンネル近くで大型車が道をふさぐなどした。
青垣町遠阪の国道427号と同429号榎峠(福知山市との境)で一時通行止めになった。
JR福知山線(篠山口―福知山間)は15、16日、100本以上で運休、到着遅れが発生した。
丹波市の農業共済担当によると、ビニールハウスの倒壊が13戸、26棟あった。春日が5戸15棟、市島も5戸7棟と山東地域で被害が目立った。
このほか、住宅や倉庫の屋根の一部が壊れるなどの被害が出た。有害鳥獣防護柵も破損した。
【篠山市】
市消防本部で40㌢ スリップ事故多発35件
写真・民家が密集して日陰になる商店街では雪がなかなか解けない。学校が休みになった子どもたちも精いっぱい雪かきを手伝っていた=篠山市二階町で
1月14日から16日にかけて断続的に降り続いた雪の影響で16日、観測機器が設置されている篠山市消防本部(北)で最大40㌢の積雪を記録した。また、丹波土木事務所によると、篠山市藤坂で同日、53㌢を記録した。同消防本部によると、積雪量が40㌢以上の大雪は22年ぶりという。1993年2月と翌94年2月に40㌢を記録。95年12月には、観測を開始した80年以降、最大となる75㌢を記録している。
雪の影響で、市内では車のスリップ事故なども多発。14日午前零時から17日午後5時までに35件発生した。事故のほとんどが、スリップしたり、止まりきれずにガードレールや前を走る車に追突するというもの。けが人はなかった。
また、大型車両のスリップによる通行止めも発生。15日、路面凍結によりトレーラーや大型トラックが横滑りして道をふさぎ、同日午後9時21分から篠山市安田の安田西交差点から大阪・能勢町の新砂原橋交差点までの約10㌔区間(国道173号)と、安田西から京都・園部町の南八田峠までの約8㌔区間(国道372号)がそれぞれ通行止めとなった。372号は翌16日午後7時に、173号は17日午後4時に通行止めが解除された。
16日には、大型トラックがスリップして立ち往生したため、同日午前1時44分―午後7時までの間、篠山市藤坂から京都・京丹波町の和田交差点までの約8㌔区間(173号)が通行止めとなった。しかし通行止め解除後の17日、同区間で今度はトレーラーが立ち往生し、同日午前8時20分から、再び通行止めに。同日午後6時半、解除された。
篠山市内のすべての幼稚園、小・中、高校は16日、休校の措置をとった。17日は、今田、味間、篠山の各小学校と幼稚園、味間認定こども園、たき幼稚園を除く全学校が休校した。
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2017年1月19日17:58
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「相撲甚句堪能して」 4月、篠山で教室...
写真・こんだ薬師温泉の来館者を前に、相撲甚句を上演する大阪相撲甚句会のメンバー(中央が花井さん)=篠山市今田町今田新田で
一般社団法人「大阪相撲甚句会」(大阪市、田村正義代表理事)が、正会員の花井悟さん(73)=篠山市今田町下立杭=の呼びかけで、4月から四季の森生涯学習センター(同市網掛)で「篠山相撲甚句健康教室」を開講する。相撲甚句は、花相撲や巡業相撲の際、力士が土俵上で歌う七五調の唄で、江戸時代から伝わる伝統芸能。毎月2回、日曜日の午後6―8時に開く計画で、メンバーたちは「哀愁、ユーモア、人情味にあふれる相撲甚句の世界を堪能しませんか」と入会を呼びかけている。3月12、26日午後6時から、同センターで説明会を開く。花井さん(090・9056・7334)。
花井さんは昨年3月に入会。月2回、大阪まで通い、声に磨きをかけている。若いころは、居合道、空手道、杖道に、いずれも有段者となるほど武道に打ち込み、心身を鍛えた。高齢となった今、家では話し相手がいない独り身のため、声を発することがめっきり減ったという。すると、次第にろれつが回らなくなり、話しづらくなってきたことに危機感を持ち、「相撲ファンで、以前から甚句には興味があった」と門をたたいた。
入会して1年も経たないが、「効果はてきめん。腹式呼吸でおなかの底から声を出し、立って歌うので健康にもいい。仲間もできた。まさに“舌”好調」とにっこり。「声を出すことは心にも体にも良いことを実感している。甚句を通して、外に出掛けて、人と出会うきっかけにしてもらえたら」と、篠山での教室開講を提案した。
大阪相撲甚句会は、2010年に設立。現在、60―80歳代の21人(男15人、女6人)が所属し、高齢者施設を訪問したり、地域の発表の場に出演するなど、精力的に活動している。日本相撲甚句会(東京・墨田区)を本部に、全国40カ所で甚句会がつくられている。
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2017年1月19日17:55
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常岡幹彦さん日本画展 植野記念美術館で
写真・見る人を圧倒する大作も展示された常岡幹彦展=植野記念美術館で
丹波市柏原町生まれの日本画家で一昨年、84歳で亡くなった常岡幹彦さんの展覧会が丹波市立植野記念美術館(同市氷上町西中)で開かれている。約70点を展示。霧に包まれたふるさとの風景を描いた作品が多く展示されている。会期は3月12日まで。
現在の東京藝術大学の教授を務めた日本画家、常岡文亀の長男として生まれ、柏原高校を卒業。丹波霧に魅せられ、霧の世界を表現できればとの思いから同大学に進んだ。同大学卒業後は、日展を舞台に活躍。その後、集団を離れ、独自の画境を開いた常岡氏は、雄大な風景画に異彩を放った。
市島町の石像寺と、その背後の山腹にある磐座を描いた「石像寺夕映」、鐘ヶ坂の満開の桜と、遠くに見える鬼の架け橋を描いた「鐘ヶ坂麗日」、霧の立ち込めた青垣町の農村風景の中にたたずむ豪農の屋敷を描いた「丹波の朝」のほか、柏原八幡神社、三尾山など、故郷を題材にした作品がめだっている。
このほか、赤く染まった空を背景にアルプス山脈のマッターホルンなどを描いた「黎峻」などの大作も展示。175×680㌢もの大作で、見る人を圧倒する迫力がある。桜の花びらを一枚一枚丹念に描いた大作「朝日に匂う」も目を引く。
また、自らを鼓舞するため、「自分を信奉せよ。『我』の徹底」などと書き、自宅のアトリエに掲げていたという紙も出品され、制作にかける意気込みがうかがい知れる。
同美術館では過去2回、父・文亀との親子展を開催。今回で3回目になるが、過去の展覧会にはなかった作品も多い。一般600円。
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2017年1月15日18:00
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平成
政府は、2019年の元日から新しい元号にするべく検討に入ったという。「平成」に改元する際、過去に使われた元号でないことも基準の一つになったそうだが、実はおよそ150年前に平成が候補に挙がっていたことを磯田道史氏著の『江戸の備忘録』で知った。▼江戸末期の元治元年(1864年)。平清盛らが戦った「保元・平治の乱」のときのように、武家が京都で戦争し、都が丸焼けになった。「保元と平治から一文字ずつ採った元治という年号のせいだ」という話になり、改元を検討。そのとき、平成も候補に挙がったが、「平成では、また平治のように成る」との理由で却下された。このとき平成は、縁起が悪いとして遠ざけられた元号だった。▼1世紀以上を経て日の目を見た平成もはや29年目。平成の時代を振り返ってみると、阪神淡路大震災や東日本大震災、丹波地方では丹波市豪雨災害と、自然の猛威にさらされた時代だったと思う。▼「地震や津浪は新思想の流行などには委細かまわず、頑固に、保守的に執念深くやってくるのである」とは、寺田寅彦の言葉。自然ほど伝統に忠実なものはない。▼平成は縁起が悪いから災害が頻発している訳ではない。伝統に忠実な自然災害は、縁起などに「委細かまう」ものではない。「1・17」を前に改めて思う。(Y)
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2017年1月15日18:00
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ごまめ
暮れの三十日から息子一家が帰省。娘のところは、長男が大学受験、大晦日も元旦も塾通い、ということで次女のアイリーンが一家を代表して同じ車で来た。大晦日には名古屋の娘と孫も合流。八人というこれまででは一番少ない人数の年越しになった。
御節料理は昨年メモしたレシピ片手に、すべてお嫁さんが作ってくれた。アイリーンも手伝って最後はごまめ作り。関西では「ごまめ」、岐阜では「田作り」が普通の呼び方。「昔は鰯が田の肥料にするほど取れて、そこから田作りになったのよ」と少しウンチクを披露。「じゃあ、ごまめは?」と聞かれ少しあたふた。スマホで検索。「五万米の当て字があるから、お米がたくさん穫れるという願いがこめられているみたい、健康のまめなという意味もね」。
「子どもの頃、年の差がある子どもたちと遊ぶとき、小さい子だけルールをゆるくしてやることを、『この子ゴマメにしてやってな』って言ってたんですけど、大阪だけですかねぇ」と大阪育ちのお嫁さん。「丹波では言わなかったけど、何かほのぼのしたいい話ねぇ」。塾や習い事に忙しい今の子どもたちは、年の離れた子と遊ぶことはあまりないかもしれない。ネットで「ごまめのうた」という大阪弁の歌を発見。「いつかて一緒に遊びたい 兄ちゃんたちについていくねん ごまめ ごまめ 嬉しいごまめ 小さい子かて仲間やねん」というような歌詞。作詞の島田陽子氏は大阪万博主題歌も作った人だとか。御節作りだけでなく、話のネタも提供してくれたお嫁さんに感謝。