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2017年2月9日17:55
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安堵感と好奇心
裁判員制度が一気に身近に感じられることがあった。刑事事件の裁判に、選ばれた一般の人が参加する制度だ。昨年末、神戸地裁から「裁判員等選任手続期日のお知らせ」が届き、先日、神戸地裁に足を運んだ。
選任手続により、6人の裁判員と3人の補充員を決める。受付に行くと「13」番の札をもらい、席に着く。約40人が会場に来られた。係の職員や裁判長から、辞退者が出る可能性があることから多めに候補者を選んでいることへの理解を求める説明があった。
次に、担当する事件の内容が告げられる。今回は40歳代の男が近隣住民ら4人を殺害した事件だった。その上で、加害者や被害者に知り合いはいないか、冷静な判断ができるか、といったアンケートと、希望者には裁判長らによる個別面談が行われた。「死体や傷口の写真を見せることはない」などと説明があり、精神的ストレスをかけないように気をつかっていることが感じられた。
裁判員になるのは約1万人に1人という。抽選の結果、「13」はなかった。安堵感と、続きを見たい好奇心で揺れる一瞬だった。(芦田安生)
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2017年2月9日17:54
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やるなら楽しんだもん勝ちで!
今まで無かったし逃げ切れるかもと高をくくっていた。否、逃げ切りたいと密かに願っていた。その反面、心のどこかでそういうこともある、諦めようと言い聞かせていた。って、何を深刻かつ大げさにと思われそうだけど、でもね~育児をしていたら絶対避けては通れない事ってあるでしょう。そうこの時期の次期役員改選!姉弟の保育園・小学生歴あわせて7年。両手で事足りる人数の中、役員をしてこなかった方が奇跡?
2年前、保育園が統合して一気に人数が増え、目立たずにと思っていたが、春から年長のチビタ君の代でとうとう三役の選挙で選ばれてしまった。今期は父ちゃんが小学校のクラス役員をし、相当大変そうだった。先日、自治会の宮当番もやっと終わり、これで春から何も無くなると思った矢先、父ちゃんは消防団の役員、あと何かしら地域の役員も回ってくるかもと。そして母ちゃんは保育園の役員決定。
なった以上、何とかそつなくやり遂げたいとも思うし、同じ役員になったお母さんたちも良い人たちで結構前向き!お互い行き届かないこともあるが、子どもたちのためにも自分たちのためにも楽しんでやっていこうねと話も出来た♪それでもやっぱり、地区では子どもが減り、共稼ぎの多い核家族が増えている今、昔と同じように何かしら役員が回ってくる現実に正直、今後のあり方を考えるのは今かなと思う部分もあるのはある。これが本音でもあるのだけど、チビッと怖くて大きな声では言えません。(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2017年2月9日17:53
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無料登記法律相談会
2月16日柏原住民センターで(県司法書士会たんば支部、県土地家屋調査士会但馬支部共催)、18日篠山市民センターで(同たんば支部主催)。いずれも午後1時半―4時。予約不要。問い合わせは、柏原が土田事務所(0795・82・1838)、篠山が稲山事務所(079・594・2233)。
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2017年2月9日17:53
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江古花園セツブンソウ祭 2月12日、青垣...
丹波市青垣町東芦田の「江古花園」で2月12日午前10時から早春の山野草セツブンソウを愛でる「元祖・節分草まつり」が開かれる。今年は「節分ぜんざい」を販売するほか、田中地公会堂で、木彫り・クラフト工房「拓」を主宰する足立迪雄さんとニットルーム初美を主宰する足立初美さん夫妻(同市柏原町北中)が作品展を開く。
このほか、鉢植えセツブンソウの販売、ハス炭やハス花托、農産物の販売などもある。国指定有形文化財の茅葺き民家「蘆田家住宅」の公開もある。同住宅を利用したカフェ「genten」は、限定ランチなどを用意。市観光協会青垣支部(0795・87・2222)。
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2017年2月9日17:52
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福島の「今」講演会 2月19日、柏原住民...
丹波地域を会場に福島県から子どもたちを招いて保養キャンプを開催している団体「どろんこキャラバン☆たんば」(高橋典子代表)が2月19日午後7時から、柏原住民センターで講演会を開く。東日本大震災や福島原発事故の影響を受けた同県の子どもたちの支援活動をしている吉野裕之さんを招き、被災地の現状などを学ぶ。
吉野さんは福島市在住。大震災後、同県が進める「ふくしまっ子自然体験・交流活動支援事業」の立ち上げに尽力。NPO法人「シャローム」の災害支援センターに所属し、同県の子どもにのびのび楽しんでもらおうと、海外での保養活動にも取り組んでいる。
吉野さんは、「どろんこキャラバン☆たんば」が2011年に初めて保養キャンプを開いた際に同団体を支援。4年前にも丹波市で講演した。
高橋代表は「大震災から7年が経とうとしている。福島の現状を知る機会にしてほしい」と参加を呼びかけている。
参加費500円。会場内に親子スペースあり。同団体事務局(090・5362・1883)。
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2017年2月9日17:51
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市名「丹波篠山」要望 篠山市商工会・J...
篠山市商工会(圓増亮介会長)、丹波篠山観光協会(西尾和磨会長)、丹波ささやま農協(澤本辰夫組合長)は2月7日、酒井隆明市長と渡辺拓道議長に対し、篠山市の名称を「丹波篠山市」に変更することを求める要望書を提出した。丹波市などの誕生に伴い、「丹波」のイメージが「混乱している状況」にあるとし、「地方の時代にあって、将来のために『丹波篠山』というブランドを生かすことが大事」と意見。「市制発足20周年(2019年度)をきっかけに」と訴えた。酒井市長は、「丹波篠山が何を示すか、あいまいになっているのは事実。検討の余地はある」と答えた。市名変更は以前から問題になっており、議論が再燃することになる。
要望書では、それぞれ「丹波市が単に『丹波』と称することが多くなり、特産や土産など地域経済に影響がある」(観光協)、「丹波篠山が丹波市の一部であるかのような誤解を消費者に与える」(JA)、「丹波市は市場における優位性を確保するために旧国名を使用した。篠山市の産業並びに地域振興の面から市名について検討を」(商工会)と訴えている。
昨年12月の市と商工会の懇談で、商工会が市名変更を話題に。その後、観光協、JAも同じ意見を持っていることが確認できたため、それぞれ要望書を提出した。圓増会長は、「混乱をなくすために何とかしなければならない。以前、市名変更が話題になった時は時期尚早だったかもしれないが、そろそろ考えなくてはならない時期。変更にかかる費用は、負担ではなく投資と考えてほしい」とした。
酒井市長は、「市民、関係者の意見を聞き、どのような混乱があるか調査していきたい」と言い、「変更するにしても、しないにしても、20周年は大きなきっかけになる」とした。
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2017年2月9日17:49
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「湯気出る熱戦」桶ットに全国の72組 今...
写真・心地よい桶の音を響かせながら熱戦を繰り広げる選手たち=篠山市今田町今田新田で
「第6回全国桶ット卓球大会」(夢こんだ、篠山市公民館主催)が2月4日、こんだ薬師温泉ぬくもりの郷で行われた。男子18組、女子27組、男女ペア27組の3部門計72組144人が参加。桶でボールを打つ際の「コン、コン」という心地よい音が響きわたる中で、湯気の出るような熱戦が繰り広げられた。
参加者の中には、マリオブラザーズなどのキャラクターに仮装したり、揃いのTシャツで出場するチームもあり、会場は選手の熱気と歓声に満ちていた。3部門の各決勝戦は、会場中央にセンターコートが設けられ、他の参加者らが周りで声援をおくった。決勝戦らしく、卓球台の後方まで下がって相手のスマッシュを打ち返す好プレーも飛び出し、会場を沸かせていた。
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2017年2月9日17:48
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星空に飛ぶランタン...
写真・夜空にランタンを飛ばし、幻想的な雰囲気を楽しむ人たち=篠山市藤之木で
冬の澄み渡った星空にランタンを飛ばす「ふくすみ雪灯り2017」(福住地区まちづくり協議会主催)が2月4日、篠山市藤之木地区の健康広場で開かれた。約100個のランタンが順に夜空に舞い上がり、訪れた多くの人たちが幻想的な光景を楽しんだ。
広場には地域の人たちが屋台を出すなどして賑わった。日が落ちるころ、スタッフが、参加者の持つランタンに点火していき、気球のように温かい空気で膨らんだランタンが星降る夜空に舞い上がっていった。訪れた人たちは、幻想的な光景を写真に撮るなどして楽しんでいた。
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2017年2月5日18:00
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第507問
丹波市春日町の陶芸家、芥川さん夫妻が陶芸作品を提供した、現在公開中のハリウッド映画は?
1.ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち
2.スター・ウォーズ
3.沈黙―サイレンス
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2017年2月5日18:00
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高校生の発想力
「昔の名前で出ています」という歌謡曲がある。古い歌だが、「記者一年生」というタイトルで書いた30数年前を思い出しながら、久しぶりにコラムを書かせてもらった。
ネタになる話はないものかと探していたところ、氷上高校3年生が地元企業に提案したスイーツが商品化されたというニュースを耳にした。
商品化に向けた発想が面白かった。黒豆や栗のようにもっと普及したかったというブルーベリーをふんだんに使った「モンブラン」。酒粕を使ったカップケーキの名前は、「酒ちゃうぞ」。ノンアルコールの酒粕入りケーキで、子どもにも親しまれる酒製品を作りたかったという。「酒ちゃうぞ」は、酒でないことと、酒粕が裂けやすいをかけた。おいしさとユーモアのエッセンスをたっぷり含んでおり、「さすがに高校生。固い頭では思いもつかない」と感心した。
起業経営の授業で商品開発を学び、卒業間近に開花させた。柔軟な発想力は地域や企業の戦略のヒントになりそう。地域に開かれた高校のイメージアップにもつながる。売れ行きが気になる。「郷土愛伝える学び実を結ぶ」(臼井 学)
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2017年2月5日18:00
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誕生日の「おかいさん」
ここ数年、誕生日をはさんで夫と旅行するようになった。今年は九州の壱岐の島へ出かけた。少し風邪気味だったが二日目までは島の麦焼酎を飲んだり調子が良かった。しかし三日目福岡へ戻る頃から、鼻の奥が乾き喉が痛くなる。風邪薬を飲み、マスクをして寝てしまう。翌日は何とか岐阜へ戻れたのでやれやれ。
さて、なりたくないと思っていた七十代に遂に突入。寒も終わりに近い一月二十九日が誕生日。「朝から雪が、そらええ調子で降り始めて、大雪になったら産婆さんがよう来てないさかい言うて、早うに呼んでもろたんやで」と、誕生日の度に母から聞かされた。記念すべき古稀の誕生日というのに、晩御飯は「おかいさん」。お粥のことを「おかいさん」と言うのは、丹波弁だけかと思っていたら、広く関西で使うようだ。「お豆さん」「お芋さん」「飴ちゃん」など食べ物に「さん」付けするのは、御所の女御言葉からだろう。お米から炊くのではなく、鍋物の残りスープに温めご飯を入れ、最後に溶き卵を入れたもの。どちらかというと「おじや」かも。卵が少し固まったら火を止める。土鍋を開けると何とも懐かしい匂い。そういえば、お腹をこわしたり風邪を引くと、「よっしゃ、おかいさん炊いてやるわ」と父がよく作ってくれた。父が逝ってから早十二年、あっという間だった。
風邪を引くときは、体を少し休ませなさいというサインだとか。古希までたどりつけたのだから、少し生きる速度を落とせということか。「誕生日のおかいさん」美味しゅうございました。
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2017年2月5日18:00
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子育てママがマルシェ 2月19日、丹波の...
子育て中の親子で楽しめるイベント「ぐるぐるマルシェ」が、2月19日午前10時―午後3時半まで、丹波の森公苑多目的ホール(丹波市柏原町柏原)で初めて開かれる。食の安全や環境問題、平和など、いろいろな社会的課題に関心のある丹波市、篠山市の女性たちで実行委員会をつくっており、食材や手作りにこだわった飲食コーナー、映画上映会、コンサートなどさまざまな催しがある。
スタッフのほとんどが20―50歳代の子育て中の母親たち。暮らしや食べ物、憲法、エネルギーなどの社会的課題について似た思いを持っており、「日ごろ気になっていることを楽しいマルシェの中で情報発信したい」と企画した。
飲食コーナーは、天然酵母パンや手作り巻きずし、ベジタブルカレーなど、安全や地元食材にこだわったものを販売する。
午前11時から、米軍ヘリパッド建設が進む沖縄の村を舞台にしたドキュメンタリー映画「いのちの森 高江」を上映。このほか、▽音楽療法士による音楽遊び(午後1時から)▽絵本の読み聞かせ(午前10時半からと午後2時から)▽子ども向け毛糸のワークショップ▽サイコロゲームコーナー▽オーラソーマ(カラーボトルセラピー)▽クラリネット、アフリカンドラムなどのコンサート▽活動パネルや雑誌の展示―などがある。授乳スペースもある。
実行委員の柳美穂さん(篠山市栗柄)は「気軽に一日遊びに来てほしい」、生後4カ月の息子がいる今中佳央里さん(丹波市氷上町常楽)は「子育て中のママたちとのつながりができれば」と話している。
入場料は参加協力カンパ300円(高校生以下無料)。柳さん(080・6249・8350)。
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2017年2月5日18:00
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大勢に逆行
多紀郷友会発行の機関誌「郷友」1月号に、総務省に勤務する篠山出身の圓増正宏さんが寄せた文章を読んだ。篠山の今後の指針について論じたものだ。地域振興に取り組むとき、我々はつい他の地域ですでに行われている先進事例を採用しがち。たとえば、ふるさと納税の返礼品、B級グルメ、ゆるキャラ…。▼しかし、これらは多くの地域で行われるだけに成果を挙げるのは容易でない。だから「みんながしていることはせずに、みんながしていないことをするという発想が今求められているように思う」と、圓増さんは言う。▼山南町出身の先人、永井幸太郎も同様の意見の持ち主だった。鈴木商店の屋台骨として活躍し、鈴木商店倒産後、日商岩井の前身である日商を立ち上げ、社長に就任。戦後、貿易庁長官になった人物だ。▼その永井が大正13年、旧制柏原中学校で講話をし、「商道の極意は大勢に逆行すること」と説いている。誰もが向かう方向ではなく、違う方向に進むことが商道の極意であり、「人の反対をやることが処世上の一要件」と話した。▼「通信や交通が発達した現代では一般の人々が向かう所は一致しやすい」とも永井は言っているが、この講話から90余年後の今はもっと一致しやすい環境にある。「大勢に逆行」の姿勢はさらに重みを増している。(Y)
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2017年2月5日18:00
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愛をささやくための笛
写真・恋愛の末、娘さんを頂けないかとお願いに来るの儀
時々行く村に、ピーパップという小さなリードで小さな音が出る小さな縦笛がある。それは男の人が女の人に愛をささやくための笛で、高床の下から贈る夜這の合図。以前は多くの男性が吹けたけど、今では1人しかいない。
その貴重なおじいさんに会いに行って、演奏をお願いした。彼は笛を手にとって一息吹き込んだ。そして、涙を流し手を止めてしまった。「昨年亡くなった奥さんを想い過ぎて吹けない」と。
彼がたった一人で暮らす家には、2組の布団が敷かれていた。そして彼はそこから少し離れたテレビの前でお酒を飲み始めた。「今は心の状態が良くないから吹けない。でも今度来てくれた時には、きれいな音を聞かせるよ」と彼は言った。私は「また来ます」としか言えなかった。
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2017年2月5日18:00
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ボウリングサークル「投踊会」代表 細見...
ボウリングの裾野広げる
ボウリングで地域を盛り上げようと、仲間とサークル「投踊会」をつくり、代表を務めている。投げ放題のイベント「投げよう会」を毎月第1、3金曜日にヒカミスカイボウル(丹波市氷上町)で開催。幅広い年齢層が参加しており、ボウリングの裾野を広げている。
両親の影響で、物心がついたころからボウリングは身近な存在だったという。それでも学生時代は遊びの選択肢の一つに過ぎず、趣味にもならなかった。
2011年、夫婦で喫茶店を営んでいた、父・敏行さんが他界。父の何かを受け継ぎたいと考えた細見さんは、「料理ができないから喫茶店は継げず、母たちに任せた。せめて父が好きだったボウリングを楽しもうと思って」と話す。
敏行さん愛用のボールを携え、柏原町にあった「プラザアピア柏原」に通い、専属プロからレッスンを受けた。「ボウリング場に通うと、父を知る人に出会うんです。何度も通ううち、『お父さんより上手になったね』と言わることもありました」と笑う。
自分や仲間たちの練習機会を増やそうと立ち上げた「投踊会」。さらにボウリングの普及活動にも力を入れようと、投げ放題イベントを開催したところ、参加した初心者がボウリングを趣味にしてくれたり、全国大会に出場するほど腕を上げた学生がいたりと、イベントをきっかけに多くの人がボウリングに親しむ場に発展している。
最高スコアは299。「父はパーフェクトを出していない。勝負する夢はかなわないけど、パーフェクトを達成することで、父を超えられる気がするんです」。春日町国領出身。34歳。
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2017年2月5日18:00
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大西三代子さん訃報
大西三代子さん(おおにし・みよこ=大西由雄・大和工業会長、元柏原納税貯蓄組合連合会長の妻)1月30日死去、82歳。自宅は丹波市山南町谷川475。葬儀は2月2日おこなわれた。
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2017年2月5日01:48
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ひとたねパン工房
ハードでもっちり
4年前に家族6人でIターン、大手パンメーカーに勤めていた山本香奈子さんが4人の子どもに食べさせたいとの思いから昨年10月にオープンした。農家でもあり、農産加工所の一角に店を構える。
ニンジン、ごはん、リンゴ、長芋でじっくり育てた自家製酵母と国産小麦でつくるハードでもっちりした食感が特徴。自家栽培や地元産の材料にこだわる。
バゲット(300円)、カンパーニュ(600円)、食パン(2斤600円)のほか、9個のちぎりパン「ぽこぽこ」(200円―)、あんぱん(180円)など常時15種類ほど用意している。
丹波市氷上町稲畑1116
tel.090・6203・1983
営業/火・木・土曜の11:00~14:00
(平日は変更の場合あり。詳しくはホームページやFacebookで。売り切れ次第終了)
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2017年2月5日01:39
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「春の食卓」提案 立杭陶の郷で丹波焼食...
写真・春の食卓を意識してコーディネートした丹波焼が並ぶ展示会場=篠山市今田町上立杭で
丹波立杭陶磁器協同組合(市野清治理事長)の展示企画委員会(市野雅利委員長)が、立杭陶の郷(篠山市今田町上立杭)内のアートギャラリー丹波で「丹波焼 春の食卓展」を開いている。モーニング、ランチ、ティータイム、晩酌など、丹波焼9窯元がそれぞれの場面に見合う複数の食器を選び出し、テーブルコーディネートを提案している。15セットを出展。3月15日まで。午前10時―午後5時。期間中無休。
手作りランチョンマットの上に、丹波焼の器を飾って食卓を再現。皿や鉢、コーヒーカップ、湯呑、茶碗、徳利など、いずれも春を意識した明るめの器を並べている。
販売もしており、ティーカップ&ソーサーセットは2000円くらいから、徳利は1500円くらいから。
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2017年2月5日01:38
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篠山市福住に犬の総合施設 しつけや飼い...
写真・木のチップが敷き詰められたドッグラン=篠山市福住で
篠山市福住に、犬に関するしつけやエクササイズ、飼い主のトレーニングに加え、ドッグランやバーベキュースペースなどの遊びまで、さまざまなサービスを提供する総合施設「gutie integrated(グティ・インティグレイテッド)」がオープンした。スペインに本部を持つトレーナーズスクールの公認ドッグトレーナー、梶原久実さん(51)=大阪市=が開業。梶原さんは、「犬と人間、どちらも遊びながらストレスのない状態で生活する『共生』がテーマ。篠山が人も動物も住みやすい地域になれば」と話している。
噛んだり粗相をする犬のしつけや、待てやおすわりなどを教えるトレーニングのほか、犬に関する知識や必要な行動など飼い主を対象にした「オーナートレーニング」などを実施。犬のエクササイズ用ランニングマシンや高酸素カプセルなどを備える。
木のチップを敷き詰めた全天候型のドッグランや犬と一緒に楽しめるバーベキュースペース(食材などは持ち込み)、犬が入ることのできるプールなどもある。
また、梶原さんが殺処分直前の犬を保護し、トレーニングした元保護犬たちが犬の“先生犬”になったり、心をいやすアニマルセラピーを行うほか、住環境などで犬を飼えない人、これから飼いたい人を対象にしたふれあいや事前トレーニングなども行う。
火曜定休。午前10時―午後5時。詳細は問い合わせを。同施設(079・506・9799)。
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2017年2月5日01:37
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篠山市黒岡の「春日神社祭礼」 市無形文...
写真・毎年10月に行われている祭礼の様子
篠山三大祭りの一つ、篠山市黒岡の「春日神社祭礼」がこのほど、市の無形民俗文化財に指定された。江戸期に成立し、鉾山など祇園祭の影響を色濃く残す市内最大規模の秋祭り。氏子らでつくる同祭礼保存会(藤本善一会長)は、「これまで何の指定にもなっていなかったが、晴れて無形文化財に指定され、大いにPRしていける。これをスタートに、県の文化財指定も目指していきたい」と喜んでいる。市内の無形文化財指定は39年ぶり。
同神社は、平安時代の貞観年間(859―876)に奈良の春日神社から現在の篠山城跡の位置に勧請したと伝えられ、慶長14年(1609)に現在の場所に移された。
毎年10月の第3土、日曜日、同神社を中心とした城下町一帯で2日間にわたって宵宮と本宮が営まれる祭礼は、江戸時代前期(17世紀中頃)に成立したとされ、鉾山の巡行や神幸の渡御行列、太鼓みこしの巡行があり、氏子17町が参加し、まちが活気にみちる。これまで西町、上立町の鉾山の見送り幕が市の文化財に指定されていた。
400年以上にわたって氏子らが伝承してきた祭礼だが、祭礼全体は文化財に指定されていなかったため、2014年12月、住民らが市教委に指定を相談。翌年の祭礼を、園田学園女子大学非常勤講師の久下隆史さんが調査し、「年中行事であり、市の文化や芸能の基盤となっている」ことなど、指定文化財への要件を認めたため、市文化財保護審議会、市教委での協議を経て、認定された。