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2017年3月5日18:00
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丹波市社協 4月採用の正規職員など募集
丹波市社会福祉協議会(0795・82・4631)は、今年4月採用の正規事務局職員(1人)と臨時職員(3人)を募集している。いずれも59歳以下で、普通自動車免許を持っている人が対象。
正規職員は3月15日午後5時までに、市社協本所・各支所やハローワーク柏原で取得できる受験申込用紙を市社協本所に持参する。
採用試験は3月20日午前9時から、市社協本所で。作文試験と面接を行う。
臨時職員はハローワーク柏原を通じ申し込む。
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2017年3月5日01:02
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「焼肉 丸善 柏原店」
種類豊富な食べ放題
1月から日曜限定の90分食べ放題コース(定番・贅沢)を始めた。牛肉、豚肉、海鮮焼など豊富なメニューを用意。前日までの予約で平日も利用できる。
ランチはワンコイン(500円)の「幸せ あらびき肉めし」(平日限定5食)のほか、牛カルビ、牛ハラミ、ローストビーフの3つの丼、「三点盛りランチ」など、予算や好みで選べる。
夜は「ファミリー」「満腹」「食べ比べ」の3セットがおすすめ。「アボガドキムチ」や牛肉のパテを包んだ「うしパン」などオリジナルの単品メニューも魅力。衣川大志店長は「気軽に寄れる店を目指しています」と話す。
丹波市柏原町南多田472-1
tel.0795・78・9608
営業時間/11:30~14:00、17:00~22:00
不定休
ホームページ http://active-j.wixsite.com/niwa-maruzenkaibara/maruzen-top
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2017年3月5日00:44
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ニホンヒキガエル 産卵ピーク迎え「蛙合...
写真・「蛙合戦」を繰り広げるニホンヒキガエル=篠山市南矢代で
篠山市南矢代の耕作放棄地の水たまりで、ニホンヒキガエルの産卵がピークを迎えている。クゥクゥクゥという少し高い鳴き声があちらこちらから響く中、水辺には多くのカエルが集まり、ひも状の卵塊をぎっしりと産み付けている。
3月2日の夕方、1万平方㍍ほどの耕作放棄地に50匹以上が見て取れる。なかには、1匹のメスに多数のオスが群がる「蛙合戦」も見られる。
篠山市内のヒキガエルやアカガエルの観察を続けている会社員の小形恭章さん(67)=篠山市乗竹=によると、今年の産卵時期は、例年と比べて遅れているという。「産卵場所は、市内では4、5カ所確認しているが、年々環境が悪化し、個体数は目に見えて減っている」といい、「水たまりが干し上がって卵やオタマジャクシがだめになるケースが多い。ひも状の卵塊を見かけたら、オタマジャクシから子ガエルとなって上陸する5月中旬まで、水を溜めたままの状態にしてもらえたら」と話している。
体長15㌢内外と大型で、背中の色は茶褐色、黄土色、赤褐色と、個体によって差がみられる。県レッドデータブックでは準絶滅危惧種に指定されている。
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2017年3月5日00:44
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山南の荻野さん 父娘の木工品展示 篠山...
写真・木工作品展を開いている荻野さん夫妻=篠山市乾新町で
“パイプおじさん”の愛称で知られる木工作家、荻野靖夫さん(77)=丹波市山南町岡本=と娘の松田雅代さん(46)=東京都=が、コミュニティカフェみーつけた(篠山市乾新町)で「父娘展」を開いている。3月30日まで。
荻野さんは、恐竜をかたどった作品などを展示しているほか、シカの角を使った置き物、なめし革のティラノサウルスなどを出展。松田さんは、ハンドメードのバッグや財布、木製のごみ箱などを出展している。荻野さんの妻、やす子さんも、木目込みの日本人形などを展示している。
荻野さんは、「木本来の色や手作りの作品を楽しんでもらえたら」と話している。
3月20日午前10時―午後4時には、和菓子職人でもある荻野さんが手づくりした和菓子と抹茶を楽しむイベント(1人500円)もある。
土、日曜、祝日定休。同店(079・554・2600)。
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2017年3月2日18:05
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稲荷神社(丹波市柏原町室谷字山根)
県立柏原病院の南と室谷集落の交差する道を石戸集落へ抜ける道の右山裾に鎮座する神社である。神域は静謐で清掃も行きわたっている。苔の広がりも美しい。主祭神は宇迦之御魂神すなわち五穀豊穣の神である。後の柏原藩主3代目織田信旧公の時代の元文4年(1739)に織田藩邸に建立されたものである。明治維新後廃藩置県となり織田家が上京することになり、その時ここに遷座したのである。
柏原八幡宮の三重塔の修復、再建の際、寄進など多大の援助を惜しまなかった4代目藩主信憑に感謝の気持ちを表すべく、中井正忠、正貞親子が彫り物を施している。鞘堂欄間には穏やかな表情と思える竜が居る。目じりが赤く舌が際立って立ち上がっている。髭は木製だ。宝珠を真ん中に“いらか”もいい。本殿向拝の小さな鳳凰は思わず手をそっと置きたいような傑作だ。龍の裏面に鳳凰刻中井丈五郎、中井権次の朱色の銘がある。
中井権次研究家 岸名経夫
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2017年3月2日18:05
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中村神社(京都府与謝野町幾地)
祭神は天児屋根の命、大市姫命の二柱。神社そのものは比較的新しく江戸時代で市場大明神と称した。道路沿いの平地に佇む神社で、常時市が開かれ、昔から大市姫命にふさわしく市場千軒の名が残っていた。正否はともかく、この女神は交易を差配する巫女ではなかったかと思考するものである。小聖神社と同様円墳が近くにあり、鉄刀、勾玉、金環などが出土している。低い築山が社の前にあり、中の島と称し、元の本殿跡である。なお本殿内には、二神の立像と坐像が安置されている。
本殿向拝には目抜きに左上方を睨む竜が、大きく口をあけ、目じりを赤く、上向きの宝珠を中央に置いて、邪気を威嚇している。そのすぐ上には司馬温公の子どもの命は何物にも代えがたいという甕割の説話の図。木鼻の唐獅子と象、手挟みの松と鷹もいい。昭和11年大戦前、素材を欅から檜に変えざるをえなかった9代目中井権次貞胤の苦心の力作だ。
中井権次研究家 岸名経夫
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2017年3月2日18:04
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松原千恵さん訃報
松原千恵さん(まつばら・ちえ=松原進・松原生花店店主の妻)2月24日死去、72歳。自宅は丹波市柏原町柏原232。葬儀は2月26日おこなわれた。
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2017年3月2日18:03
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雛人形
日本玩具博物館(姫路市)で開催中の雛人形の特別展は壮観だ。500組を超えるコレクションから、江戸、明治、大正期のものを中心に展示され、檜皮葺の御殿に内裏さまが鎮座する傍に、大勢の家来や官女が控えるものも。▼どれも向かって右に男雛、左に女雛が並び、何も疑問を感じなかったが、街に戻ってほかのを見ると、例外なく向かって左が男なので、いささか混乱した。館に訊くと、昭和の初めまではずっと、向かって右が男。つまり本人側から見て左が上位だったそうだ。▼ところが昭和天皇の即位式の際、天皇が向かって左に座られ、また御真影も左が天皇になっていることから、百貨店などが一斉にそれに倣うようになり、左右逆転した。▼しかし京都などでは「古来の方式にのっとるべき」と「右が男」にこだわる向きもあり、問題の即位式も「中央の“高御座”が天皇、少し後方の向かってやや右が皇后の座。平面的に考えるべきでない。洋装のご真影は明治の文明開化の時の影響」という。▼舞台は向かって右が「上手」。しかし「左大臣」が上とは言え、「左遷」なる言葉もある。日本が倣ってきた中国でも左右の地位に変遷があったようで、話は複雑。内裏雛いづれを右に祀るなる。うーん、この際「男上位」の前提も崩れたことだし、どちらでもいいか。(E)
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2017年3月2日18:03
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篠山市池上の加藤晴之さん 冊子発行し食...
国立病院で臨床検査技師として35年間勤務した加藤晴之さん(60)=篠山市池上=が、冊子「食べ物があなたを作っている!―人生を素敵に過ごすために」を発行した。がんや糖尿病、心筋・脳梗塞、精神障がいなど、生活習慣病を引き起こす大きな要因となっている食生活を見直し、病状の改善や治癒につながる自己治癒力を高めることの大切さを伝えている。
丹波市山南町出身。中堅臨床検査技師として働いていたころ、医療関係者のセミナーで自己治癒力を高め病気を自分で治す「セルフ治療」の重要性を訴える医師と出会い、感銘を受けた。その医師からさまざまなことを学び、臨床検査技師としての経験と知識も織り交ぜながら、糖尿病患者の友人に食生活や生活習慣の改善方法を伝え、実践してもらった。すると、徐々にデータが良くなり、毎月診察や検査に通院していたのが、2年後には半年に一度、5年後には定期健診だけになるなど、症状が改善していく様子を目の当たりにした。この体験から「病気は自分で治せる」と実感。その後も、高血圧やアレルギー、がん、うつなどの患者らにアドバイスを続け、改善する姿を見てきたという。
55歳で退職。現在、全国各地で健康セミナーの講師などとして活躍している。昨年10月には、インターネット通販のアマゾンで、同冊子の内容を電子書籍(350円、税込)として配信したところ、「紙の本でも読みたい」との声があったため冊子を作ることにした。
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2017年3月2日18:02
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巨岩撤去
約2年半前に発生した丹波市豪雨災害による土砂流出で、市島町前山地区の山腹に大きく露出した巨岩。撤去作業が本格化するにあたり、丹波土木事務所と担当業者の立会いのもと、すぐそばまで登らせてもらった。大きさは縦4・5×幅7・5×奥行4・5㍍、200㌧ほどという。
災害以降、同地区には数えきれないほど足を運び、何度も見上げた巨岩。災害によって現在地に転がり落ちてきたものではなく、元からあったとのこと。不安定な状態ではなかったようだが、動けば警報が鳴るセンサーを設置したり、太いワイヤーで固定したりと対策が取られてきた。
幸いにも、落石など巨岩による被害はなかったが、崩落した八日市橋(2015年8月に供用開始)とともに、この災害を象徴する存在だったように思う。ようやくの撤去は、災害からの時間の経過を感じさせる。
今月末で、大方の災害復旧工事は完了する。今後の課題の一つは、災害の記憶の風化を防ぐことだろう。巨岩撤去の取材を通じ、災害から時間は経とうとも、復興への歩みを読者に伝え続けたいと気持ちを新たにした。(田畑知也)
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2017年3月2日18:01
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春の宵に朗読を。
気の置けない友人ふたりと朗読会を春の良き日にしようということになった。ひとりはその昔、青山のお殿様の散歩道だったという桜が美しく枝を伸ばす川縁にカフェを構えている。窓からは高城山を遠景にして桜の花びらが淡々と咲き、そして、ほどけ散るのを見ることができる借景である。その淡く儚げであるけれども、人間よりもよほどしぶとく長く生き、過ぎゆく時代をじっと眺めてきた桜を、あの世とこの世の境が曖昧になる宵の闇を額縁として灯りを灯し、一幅の絵を慈しむように鑑賞しながら、桜にちなんだ美しい文章を読み、愛情込めて料理された身体が喜ぶ滋味深いわが篠山の地から生まれ出た恵みをいただくのである。五感で春を感じ、生きていることを愛おしむときである。まず、朗読者であり篠山で日々を暮らしてきた私たちがその多幸感を享受し満喫したい。
篠山にはかけがえのない自然があり生きる糧があり、そして大切な友がいる。ひとりは料理上手でしかも5種類の声色を使い分ける生まれながらの演技者であり朗読者。ひとりは話術確かでいかなる場でも慌てず一定のリズムを保ち言葉使いも正確そのものでしかも知恵者。一番怪しいのは私だが、歴代の日本語を操る天才たちの力を借りて美しい日本語を語ってみたい。やはり自分が一番楽しみたいのである。
桜には不思議な魅力がある。桜の元に集まって、もう何事にも動じなさそうな五十路娘たちがなにやらわくわくしていますもの。
(土性里花・グループPEN代表)
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2017年3月2日18:01
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ノルディックウォーキング講習会 3月 ...
丹波地域の各所で3月にノルディックウォーキング講習会が開かれる。いずれも午前9時半から。参加費1000円、ポールレンタル料500円。「たんばエヌウォーカー倶楽部」の余田さん(090・2106・3988)に申し込む。日程などは次の通り。
▽2、16、18日=丹波年輪の里で▽11日=農家レストラン福楽里(篠山市安田)で▽14日=ひなたぼっこカフェ(丹波市市島町上鴨阪)で▽25日=黒豆の館(篠山市下板井)で
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2017年3月2日17:59
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冬期休館終え「ちるみゅー」オープン 3...
冬期休館していた篠山チルドレンズミュージアム(ちるみゅー、篠山市小田中)が3月4日からオープンする。4、5の両日には、オープニングイベントを計画しており、「盛りだくさんの内容で、今年も来場をお待ちしてます」と呼びかけている。
4日にはマジックショー(午後零時半―、2時半―)、人形劇団クラルテの公演(午後1時―、3時―)、5日には、体育館にプラレールの線路を敷き詰めて列車を走らせる「プラレールマラソン大会」を開催(午前11時から随時)。車両の持ち込みもできる(100円)。また両日、おやつを焚き火であぶって食べるワークショップ「たき火でおやつ」(午前11時―、午後1時半―。600円)もある。
平日は休館するが、水、木、金曜日に団体予約を受け付けている(4月5日から電話で)。問い合わせ、予約などは同館(079・554・6000)。
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2017年3月2日17:57
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農業用ハウスでコンサート 3月5日 青...
写真・5回目の「森せつぶん草まつり」にビニールハウスでコンサートを企画した足立篤夫会長=丹波市青垣町森で
丹波市青垣町森で3月5日に開かれる「森のせつぶん草まつり」の協賛イベントとして、森出身の声楽家、足立志穂さん(メゾソプラノ)=倉敷市=が出演するコンサートが開かれる。会場は、足立さんの父、篤夫さんの農作業用ビニールハウスという特設会場。ステージを作りパイプいすを並べ、140―150人程度を収容する予定。
篤夫さんは、同まつりを主催する「森自然環境保全友の会」の会長。まつりが5回目を迎える節目に、これまでと違う趣向で花を見てもらおうと「ハウスコンサート」を企画した。ハウスは7・2㍍×18・5㍍。小さな舞台も手作りした。
コンサートは午前11時からと午後1時からの2回でそれぞれ約40分を予定。「花」「夏は来ぬ」「もののけ姫」など、唱歌やポピュラーソングばかりを歌う。伴奏(電子ピアノ)は、ピアニストの仲香織さん。
会場は、駐車場になる同自治会公民館のそば。無料だが、入場整理券が必要。青垣観光案内所などで配布中で残りわずかとなっている。空席があれば当日観覧も可能。篤夫さんは「セツブンソウ見物の新たなお客さん開拓につながれば。『かわいい花やね』と友達を誘って訪れてくれるリピーターが増えることを期待している」と話した。
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2017年3月2日17:56
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田ステ女俳句ラリー 選者5人の「句碑の...
写真・ステ女俳句ラリー選者5人の句が並べられる「句碑の庭」=丹波市柏原町柏原で
柏原町内を吟行する「田ステ女俳句ラリー」の20周年を記念して、実行委員会がたんば黎明館前の道路向かいに5基の選者直筆の「句碑の庭」を作ることになり、丹波市の支援を得て工事が始まった。3月中旬に完成予定で、3月20日に選者らを招いて除幕式をおこなう。
ラリーは毎年5月の母の日(1、2回目のみ10月)に行われ、柏原出身の俳人、故・丸山哲郎氏の呼びかけで初回から宇多喜代子、木割大雄、坪内稔典、故・山田弘子(現在は後継の山田佳乃)各氏ら俳壇をリードする俳人が選者を務めてきた。
句碑はこれら初期からの選者5人の直筆をそれぞれの形の自然石(高さ1―1・2㍍)に彫り込んだもので、黎明館向かいの市道脇の植栽スペースを使った敷地(約30平方㍍)に設置され、中央部にはステ女の像も据えられる。同実行委員会と、母体の「田ステ女をたたえる会」(土田冨美子代表)がステ女グッズの売上金などを積み立てた基金を使って句碑の費用200万円を負担し、敷地は丹波市が中心市街地活性化支援事業の一環として、御影石を敷くなど整備を進めている。
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2017年2月26日18:00
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NPO法人丹波グリーンパートナー 一宮...
森林資源の活用めざす
自然と共生する地域づくりをめざし、丹波市と連携して2015年4月に発足したNPO法人「丹波グリーンパートナー」の唯一の専属職員。愛媛県松山市出身で、同NPO立ち上げと同時に丹波市へ移住した。
愛媛大学農学部で畜産学を専攻。環境NPOを仲間とつくり、活動した。丹波市とは、学生時代に青垣町の県森林動物研究センターで3カ月半アルバイトをした縁がある。卒業後は大阪の広告会社へ就職。企画営業職として働いたが、「田舎で暮らしたい」という思いがあり、退職。半年間日本各地を旅した後、知人の誘いで丹波グリーンパートナー職員になった。
丹波グリーンパートナーは、森林資源の地域内循環をめざし、事業の一つとして「丹波市木の駅プロジェクト」の事務局を支援。山の木を伐採し、ストックヤードに搬入すれば買い取られる仕組みで、これまでに約70人と7団体が出荷者として登録しており、約100㌧が出荷された。「これからは活動を軌道に乗せていく時期」と考えている。
木に関しては素人だったが、チェーンソーの扱い方を学び、木の伐採で参加者と一緒に山に入ることも。「以前は生木の重さも知らなかったし、薪ストーブには予想以上に薪が必要なことも分かった。2年経ってやっと地域の人と木や山のことを話せるレベルになったかな」と笑顔を見せる。
「移住者」ではなく、地域の一員として生活を充実させたいと望んでいる。自治会、青年部会、猟友会、バレーボールチームにも入っており、「おこがましいかもしれないが、地域の若手の一人として、課題に向き合って貢献できれば」。29歳。
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2017年2月26日18:00
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第510問
3月5日に篠山城三の丸広場を発着点として行われる「篠山ABCマラソン」。ランナーは約何人?
1.約5000人
2.約1万人
3.約2万人
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2017年2月26日18:00
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柳ケ瀬ブルース
柳ケ瀬ブルースは、岐阜市内の繁華街「柳ケ瀬」を舞台にした五十年前の美川憲一のヒット曲。結婚してから数十年、買い物と言えば各務原市から電車で三十分のここへ出かけていた。義母の馴染みの洋装店もあり、そこで何度か洋服を誂えたりもした。
先日、久しぶりに柳ケ瀬を訪れた。私の初句集の取材をという中日新聞岐阜支局の記者から電話があり、柳ケ瀬の入り口にある新聞社を訪ねた。息子くらいの年代の記者のインタビューに色々と答えた。丹波の篠山に親戚があるとか、私が昔習っていた現代詩の先生を知っているとかの接点もあり、一時間のインタビューが楽しく、あっという間に過ぎた。その帰り、久しぶりに柳ケ瀬通りを歩いた。ほぼ八十パーセントにシャッターが下りている。かろうじて高島屋岐阜店が健在だが、客は私のような高齢者ばかり。その昔そぞろ歩いた柳ケ瀬の雰囲気は全くない。こんなことは、岐阜市内だけでなく、ほとんどの中小都市の現実にほかならない。
大手スーパー業界の進出で、それぞれの町や村に馴染んできた店はほとんど壊滅状態。そこへ行けば流行の品がほとんど揃い、値段も安い。そうなると、個々に生き続けて来た小さな小売店はやっていけなくなる。柳ケ瀬でもほとんどの小売商は撤退。たまたまそこが借り店舗でなく自宅であるお店だけが細々と商いを続けていた。地域のNPOが地域活性化のために色々とプランを立てている。高齢化社会の今こそみんなで街の賑わいを戻さなくてはと思うけれどなかなか難しそうだ。
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2017年2月26日18:00
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丹波市 当初予算案総額654億円 市の魅力...
丹波市は一般会計382億円(前年度比2・8%減)を含む総額654億7790万円(同3・1%減)の新年度当初予算案を24日、市議会に提案した。谷口進一市長就任後初めての予算編成で、2019年度の「ワクワク・どきどきキャンペーン(仮称)」の準備として「シティープロモーション」(まちの売り出し)を推進するなどの新規事業に取り組む。農産物の海外進出に向けた調査、農業を学ぶ「農の学校(仮称)」の開校準備、市民活動の拠点「市民プラザ(仮称)」の概要設計など新規事業の頭出しが並ぶほか、新たに、福祉人材確保のための奨学金返還助成の創設、市内法人で勤務する保育教諭らの処遇改善補助金の創設など福祉人材確保に取り組む。ハード事業では市地域医療総合支援センターと市立看護専門学校の整備に引き続き取り組む。
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2017年2月26日18:00
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始めよければ
「厄神さんが終われば春が来る」。そんな言葉があるほどに丹波の風物詩として根づいている柏原厄除大祭だが、今年は気をもんだ。運営本部の立ち上げが遅れ、露天商の出店はおろか福引大会や提灯の飾りつけもないという寒々とした大祭になる恐れがあったからだ。▼結局、露店こそなかったものの、丹波市内の商業者らによる出店が並び、一定のにぎわいを見せた。当初の懸念を思えば、「終わりよければすべてよし」と言えるだろうか。▼今年の大祭については意見が二分されるだろう。地元の商業者にお金が落ちたという声もあれば、祭につきものの露天商の出店がなく、さびしかったという声もある。ただ昔と比べて露天商の出店が減り、大祭の活気が失せたと、これまで巷間(こうかん)で言われていただけに、市内商業者の出店というスタイルは新しい方向を提示したとも言える。▼作家の米原万里氏によると、「終わりよければすべてよし」に類した諺は各地にあり、ヨーロッパでは400年ほど前には人口に膾炙(かいしゃ)していたそう。しかし日本に定着したのは第二次大戦後らしく、比較的新しい。▼日本ではむしろ、「始めよければ終わりよし」で、始めこそが肝心であり、始め方次第でその後の展開が決まるとした。来年の柏原厄除大祭は、この諺どおりであってほしい。(Y)