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2017年3月16日19:42
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「せっかくやから」
先日、福知山市を発行エリアとする地域紙「両丹日日新聞」に、福知山に住む知人を紙面で紹介してもらえないかと取材依頼をした。1面トップ記事になったばかりか、「ヤフー!ジャパンニュース」のトップページにも一時掲載され、日本中から大きな反響があった。
「ユニークな話題を埋もれさすにはもったいない」と思って本人の同意を得た上での行動で、丹波新聞に話題、情報提供して下さる読者、関係者の気持ちが分かった。紙面を見た時は、我事のようにうれしかった。
まちの話題は記者が見つける、掘り起こす。もう一方で情報提供に支えられている。「良かったねぇ。せっかくやから丹波新聞に連絡したげるわ」と、いいお節介役を引き受けて下さる読者のおかげで成り立っている部分がある。
情報共有は友人知人の範囲にとどめ、広く世間に知らしめるのを避ける風潮が年々強くなっているが、誰かの喜びをみんなで喜びあうのが、温かい地域紙の紙面。「せっかくやから」の気持ちで情報提供を頂けるとありがたいです。(足立智和)
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2017年3月16日19:42
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父の言葉
子ども時代は本当に些細なことで生きていける。私は、勉強嫌い宿題嫌いで、なにしろあれしろと言われるのも大嫌いで、好きなことは学校から帰ってくるとランドセルを放り出して真っ暗になるまで外をかけずり回って遊ぶことと、図書館の本を読むことだけだった。
そんな私でも父はそれこそ言葉通り舐めるように可愛がってくれた。時たま父の誕生日などに短い手紙を渡すことがあって、そんな時は文章を毎回褒めてくれた。その褒め方も尋常ではなく「りかちゃんは物を書く人になったらいいよ!」と。私はいつでも劣等生で、本は好きだけれどもかつて一度も読書感想文で先生から褒められたことや、ましてや賞などには無縁だったにもかかわらず、だ。それでも、父がそんなに褒めてくれるので自然と言葉を紡いでいくことが好きになった。
その頃の勉強もできない元気だけが取り柄の私が、学生時代を過ごして来られたのはそんな父の言葉があったからだと思う。「私の文章は上手なんだ!」となんの根拠もなく、よすがは父の言葉だけなのであるが、失敗しても友だちとけんかしてもテストが悪くても宿題忘れてもそれだけで、「私はお父さんに褒められた!」といつも元気いっぱいでいられた。
何がそんなに自信になったのかはわからない。今、大人になってから考えると、大好きな父が私のことを無条件に認めてくれていることが私の世界の全てだったような気がしている。お父さん、お誕生日おめでとう。(土性里花・グループPEN代表)
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2017年3月16日19:41
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並木道でマルシェ 3月19日 雑貨や飲食1...
丹波並木道中央公園(篠山市西古佐、079・594・0990)で3月19日午前10時―午後3時半、ハンドメード雑貨や飲食物の販売をはじめ、いやしのイベントやワークショップなどを催す「なみきみちマルシェ」(同実行委員会主催)が開かれる。入場無料。小雨決行。
県内をはじめ、京都や大阪、滋賀、奈良、岡山などから出店者が集まり、約100店舗が軒を連ねる。
雑貨関係では、革や布の手作り小物、木工品をはじめ、アクセサリーやインテリア、ガーデン雑貨などを販売する。
飲食関係では、パンや焼き菓子をはじめ、からあげ、アメリカンドッグ、たこ焼きなどを販売する。
占いやカラーセラピー、ハンドマッサージなどのコーナーもある。
子どもを対象に午後2時から、5000個のあめや菓子を、もちまきの要領でまく「キャンディ&お菓子のシャワー」をはじめ、午前11時と午後1時の2回、恐竜を探すゲーム「恐竜大捜査線」を実施する(各回定員50人)。対象は小学生以下。
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2017年3月16日19:40
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多彩な丹波布作品展示 青垣町の伝承館で...
写真・10期伝習生の力作が並ぶ展示会場=丹波市青垣町西芦田で
丹波布の技術を学ぶ10期伝習生による創作展が、丹波布伝承館(丹波市青垣町西芦田)で開かれている。反物や小物など、力作85点を展示している。3月20日まで。午前10時―午後5時(最終日は3時まで)。入場無料。
昨春入門した基礎コースの9人が出展。基礎コースは2年あり、今回の創作展は1年目の成果として開いた。
反物のほか、ランチョンマットやブックカバー、かばんなど個性豊かで多彩な作品が並ぶ。かわいらしいクマのぬいぐるみもあり、いずれも丹波布が持つ素朴な風合いで表現されている。
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2017年3月16日19:39
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熊谷真実さんが語り 3月26日、大書院で...
女優の熊谷真実さんが語りを務める日本初の音楽物語「うつほものがたり」の公演が3月26日午後1時から、篠山城大書院(篠山市北新町)で開かれる。平安時代初期を舞台にし、音楽を巡って展開していく物語で、熊谷さんの語りに加え、筝と能管の調べが、古典の世界へといざなう。主催する「岩茶房丹波ことり」(同市西新町)の小谷咲美さん(34)は、「源氏物語以前の作品で、のちの作品に大きな影響を与えたもの。熊谷さんの語りで、ぜひたくさんの人に楽しんでもらえたら」と呼び掛けている。
平安時代中期に成立した物語で著者は不明とされる。木にできた空洞「うつほ」で暮らす母と子を中心に、4代にわたる琴の秘曲伝授や政争、求婚などを描く。
作家の佐能典代さんが、現代文の脚本と構成を担当。熊谷さんのほかに、筝奏者の中川佳代子さん、能管奏者の野中久美子さんが出演する。公演後は岩茶とお菓子を味わう。
東京で日中文化交流サロン「岩茶房」を開いている佐能さんと親交がある小谷さん。同月25日に「岩茶房京都」(京都市)でも公演が行われることから、篠山での特別公演が実現した。
平安文学を題材にすることから、会場には大書院が最適と考え、施設を管理する一般社団法人「ウイズささやま」に打診し、協力を得ることができた。
小谷さんは、「少ない人数で熊谷さんの語りを楽しめる機会。公演とともに、岩茶や大書院も楽しんでもらえたら」と笑顔で話している。
入場料8000円(入館料、岩茶代など含む)。申し込みは同店(079・556・5630)。水、木曜定休。
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2017年3月16日19:38
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災害被災地の市島・北岡本 有志が倒木を...
写真・災害木などを玉伐りにし、軽トラックに積んで搬出する住民。木を出荷して得た収益で親睦を図っている=丹波市市島町北岡本で
約2年半前の丹波市豪雨災害で被災した同市市島町北岡本自治会(黒田拓治会長、40戸)の有志が月2回、同自治会の山の整備に取り組んでいる。災害の少ない山をめざすとともに、散策などもできるように手を入れ、“山の価値”を上げる活動に力を注いでいる。山から伐り出した木は、NPO法人丹波グリーンパートナーが進める「木の駅プロジェクト」に出荷し、収益は有志への日当や親睦を図る資金にするなど、楽しみながら活動している。黒田会長(69)は「楽しみながら取り組めていることが何より」と話している。
同自治会は、災害により床上浸水4軒、床下浸水17軒、倉庫・車庫への浸水15軒など大きな被害が発生。それらの多くは山からの土砂流出が原因になっており、災害後も多くの流木が山に残ったままで危険な状態が続いていた。
これらを踏まえ、同自治会は今後の災害被害を軽減するべく、「山を生かし・こどもを育て・元気なむらづくり」と題した独自の復興計画を策定。山の維持管理についても力を入れようと、整備に乗り出した。
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2017年3月16日19:36
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西町の妙福寺 僧侶3人が「水行式」 全...
写真・水行を営む僧侶ら=篠山市西町で
篠山市西町の妙福寺(松本恵孝住職)で3月12日、「鬼子母神大祈祷会」が開かれ、世界三大荒行の一つとされる「日蓮宗大荒行」を行った僧侶3人が下帯のみの姿になって全身に冷水をかぶる水行式を営んだ。
水行を行ったのは、安達瑞功上人(明石市、立正寺)、山中是道上人(神戸市、教福寺)、大塚泰誠上人(神戸市、本妙院)。3人は経文を唱えながら手桶で頭から冷水をかけて身を清め、無病息災や安産などを祈願した。
地域住民や檀信徒らは、荒行に臨む僧侶らの姿を見守りながら、静かに手を合わせていた。
祈祷会ではほかに、鬼子母尊神像の御開扉や信徒らの祈祷、世界平和祈祷祈念などが行われた。
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2017年3月12日18:00
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鎮魂の日
昨日は東日本大震災から丸六年目の日だった。こういう災害のあった日を記念日という言い方はあまり好きでない。個人的にはその三週間前に次女の婿が亡くなった。家族中が心労でずたずたになり、何とか支え合っていたとき、大震災が起きた。不謹慎だが「この災害を目の当たりにしていたら、彼も生きようとしたのでは」という想いで胸がいっぱいになり苦しかった。
時間の経過は有難く、当時小学四年生だった孫も高校生になり、先日、七回忌のお詣りをした。背は一七六センチを越え「パパがいたら、抜かされたって悔しがるよね」などと笑って言えるようになった。この年は五月に母と姑が倒れ、七月に相次いで亡くなった。私にとっても喪失の年だった。しかし、愛する人が行方不明のままという状態ほど切ないことはない。しかも、震災に遭った人々のその後を伝える記事は確実に減っている。政治家たちは選挙の時だけお決まりのように震災復興を口にする。最近では東京都知事が、オリンピックの競技を宮城県にという案で動いたが、立ち消えになってしまった。
二月二十日付の朝日新聞の俳壇に〈福島に終点あらず寒ざらし〉。歌壇に〈六年目原乳出荷許されし牛飼の目の奥にある奥〉、〈天気予報の後に線量測定値流れています六年目の今も〉が載った。ニュースに流れないと忘れてしまいがちな現実が今も続いている。鎮魂の日だけではなく、同じ列島に住む者としていつも忘れないでいなくては。それが同時代に生きる者のせめてもの鎮魂ではなかろうか。
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2017年3月12日18:00
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首切地蔵尊春季大祭 3月19日、山南町で
3月19日正午から、首切地蔵尊(丹波市山南町谷川)で春季大祭が行われる。丹波大峯会による「護摩焚き供養」や、絵馬、よだれかけの供養もある。ぜんざいが振る舞われる。首切地蔵尊は、首から上の願い事が叶うとされ、病気平癒や合格祈願を願う参拝者が多い。同保存会の主催。かいばら観光案内所(0795・73・0303)。
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2017年3月12日18:00
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植物画家 小豆むつ子さん(篠山市宮ノ前)
生き抜く知恵に感動
「ボタニカルアート」の分野で活躍する植物画家。ボタニカルアートは、植物のありのままの姿を、植物学的な見地から何の誇張も交えず、正確・細密に描き、鑑賞に堪えうる芸術性を併せ持った絵画のこと。自宅と明石市でボタニカルアート教室を主宰しながら、日々創作活動に励んでいる。これまでに植物画のハウツー本を数冊出版しているほか、大手菓子メーカーの商品パッケージへハーブ画を提供するなどしてきた。
3年前に稲美町から移住。出身は鹿児島県で、霧島山のふもとで自然を遊び相手に育った。
パートをしながら子育てと主婦業に奮闘していた40代、大動脈解離の大病に襲われた。一命はとりとめたものの、長い療養生活を余儀なくされた。
回復後、「これから先、充実した日々を過ごしていくためにも、生きがいを見つけなくては」と絵画を始めた。そんなある日、図書館で植物画の本を見つけ、「こんな世界があるんだと驚き、本当に描きたかったもの、本当にやりたいと思えることに出会えた瞬間でした」。
しばらくして「ボタニカルアートは植物学の知識がないと追求することができない」との考えから、人と自然の博物館で開かれているセミナー通いを始めた。そこで、アザミの受粉の仕組みに興味を持ち、数年間、研究と調査に没頭。その結果、国内ではこれまで標本でしか確認されていない雌株を高知県四万十市で発見するという成果を上げた。
「植物の形には意味があり無駄はない。植物の生き抜く知恵と、それを観察し描きとることに楽しみと感動をおぼえる。絵画を通して、その思いを一人でも多くの人に届けることができたら」。67歳。(太治庄三)
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2017年3月12日18:00
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外からの視点大切に
丹波市の「地域おこし協力隊」の報告会が先日行われた。外からや若者の視点でさまざまな提案が出された。大手アパレルメーカー出身の女性は、古くからある丹波市の手仕事を都市部のブランドとコラボして商品化している。女性は「ありのままの姿が魅力。都市の真似事ではなく、内へ内への『研磨』が必要」と主張。古生物学者の男性は丹波竜の活用を模索している。「丹波市からノーベル賞受賞者を」と夢を掲げ、化石発掘周辺を観光拠点化することを目標にする。男性は「大風呂敷を広げるのが外から来た者の使命」だと力強い。
さまざまな経歴をもとに、しっかりとした提案をしていたのが印象的。また、丹波地域には大学生との連携事業も増えている。先日、柏原町で活動する関西学院大学の発表があった。なかでも、得意の英語力を使ったガイド冊子は写真やイラストなどを使い完成度が高く、参加者から活用すべきとの声が上がっていた。
こういった事業は行政に頼っている部分もある。これらの取り組みを地元がいかに継続して取り込めるかが、都市の真似事にならない一つの鍵になると思う。(坂井謙介)
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2017年3月12日18:00
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篠山市打坂の川崎二郎さん...
篠山市打坂の川崎二郎さん(88)は、インターネット上に日々の出来事をつづるブログ制作を楽しんでいる。記事が一定量に達すると本にしているが、このほど、節目となる第10号を刊行した。タイトルは、ブログと同じ「八十路の旅」。80歳の「傘寿の記念に」とブログを始めて以来、農業や地域行事、社会情勢、自然や健康、思い出話など多岐にわたる内容を、豊富な写真と併せてつづっている。川崎さんは、「ブログは生きがい。この先90歳になっても『卒寿の旅』と題名を変えて続けていくことが目標かなあ」とほほ笑んでいる。
ブログ本は、B6判フルカラーで450㌻程度。
第1号は、2012年2月に第2号と同時刊行。08年10月―11年9月にブログに書いた記事をおさめている。無農薬にこだわって栽培している野菜や果物の成長記録、たびたび出没し被害をこうむっているサルのこと、東日本大震災などについてつづっている。
最新第10号は、16年5月―同年10月までのブログ記事を掲載。農業や季節のことを中心にしながら、老いや病気をテーマにした項目が増えてきたという。川崎さんは「80歳代は、老化への挑戦の歴史と言っても過言ではない」と言い、「耕運機を動かせない。草刈りも思うようにできない。ともかく、動くと必ずひざと腰が痛くなる」「最近どうも寝つきが悪い。就寝して1時ごろまで眠りが浅い。とりとめのない夢のような思いの中にいる」などと老いの自覚を記している。
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2017年3月12日18:00
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元読売テレビアナウンサー・清水健さんが...
元読売テレビアナウンサーの清水健さんによる講演会が3月23日午後5時半から、篠山市民センター(篠山市黒岡)で開かれる。「当たり前」の大切さなどを語る。先着300人。
清水さんは2009年から報道番組「かんさい情報ネットten.」でキャスターを務めたほか、バラエティー番組にも出演し、「シミケン」の愛称で親しまれている。
15年に乳がんのため29歳の若さで逝去した妻の奈緒さんと14年に誕生した長男とのことなどをつづった「112日間のママ」の著者。今年1月に同社を退職し、各地で講演活動を行っている。
前売券は一般900円、学生400円。当日はそれぞれ100円増。問い合わせは、月曜日から金曜日の午前10時―午後6時に、シミケンサポーターズ事務局(072・233・2204)へ。
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2017年3月12日18:00
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いざさらば
卒業式のシーズンを迎えた。篠山東中学校でこのほど行われた「3年生を送る会」で、シンガーソングライターの川嶋あいさんの“サプライズライブ”があった。校長先生からの依頼の手紙を受けて実現したライブ。卒業ソング「旅立ちの日に…」で知られる川嶋さんの歌声は卒業生の心にしみたことだろう。▼今は知らないが、卒業ソングと言えば「あおげば尊し」が定番だった。歌詞は3番まであり、いずれも「いざさらば」で終わる。 ▼この 「さらば」 は、「さようなら」と同様にもともと接続詞である。「さらば」は「さあらば」、「さようなら」は「さようならば」ということ。前の事柄を受けて、次の行動や判断を起こそうとするときに使うもの。今に至るまでの過去のことを総括し、次の新しいステージへ踏み出す際の別れの言葉だ。▼「人生別離に足る」という漢詩の一節を、作家の井伏鱒二は「『さようなら』だけが人生だ」と訳した。人生に別れはつきもの。別れを繰り返すことで、生きることの妙味を知る。中国の詩人、蘇東坡にも「人生、別離無くんば、誰か恩愛の重きを知らんや」とある。恩愛とは情愛の意。▼学び舎でのさまざまな体験や出会いを総括し、次のステージへつなげる。「いざさらば」を繰り返すことで、少年少女は大人へと脱皮していく。(Y)
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2017年3月12日18:00
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第512問
冬期休館を終えてこのほどオープンした「篠山チルドレンズミュージアム」。愛称は?
1.ちるみゅー
2.ささっこ
3.いのっきー
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2017年3月12日18:00
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サイクリングでお花見楽しむ 4月1日、...
サイクリングをしながら満開のサクラを楽しむイベント「お花見サイクリング」が4月1日午前10時から、丹波市内で行われる。自転車乗りの愛好家でつくる「丹波チャリ部」の主催。
水分れ公園(氷上町石生)に集合し、加古川沿いの桜並木を今出川親水公園(青垣町遠阪)まで走る。丹波少年自然の家(同町西芦田)で昼食を取り、水分れ公園まで戻る全50㌔ほどの行程。
ヘルメットを着け、整備された自転車で楽しむ。小学生以下は保護者の同伴が必要。参加費1500円。先着30人。
3月25日正午までに、同部の蘆田さん(電080・5343・6141、メールassilect@gmail.com)へ申し込む。
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2017年3月12日00:49
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カードゲーム・テーブルゲーム「Like a L...
多彩なゲームで
世界中で楽しまれているカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」(MTG)などの販売とプレースペースのほか、さまざまなテーブルゲームもそろえる。テーブルゲームは将棋から、「モノポリー」など多種多様な約40種類を用意。MTGでは、プロツアー予備予選を開催でき、プロゲーマーの輩出を目指している。
一般は30分ごと、高校生は1時間ごと、中学生は2時間ごとに50円。小学生以下は、平日の午後3時―6時、土日祝の2時間で50円。オーナーの佐野太志さんは、「初心者の方でも楽しんでもらえる。ぜひ遊びに来て」と話している。
篠山市西新町179 リトル丹波ビル西棟2階203号
tel.090・9995・4480
営業時間/平日 15:00~22:00、土日祝 13:00~22:00
水曜定休
Twitter「LikeaLightnings」
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2017年3月12日00:35
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丹波市新病院と市センター 建築64億円で...
写真・丹波市役所に設置された500分の1スケールの新病院一帯の模型。南(柏原側)から北(氷上方面)を見て、手前左から講堂兼体育館、センター、看専。奥が新病院
県は3月8日、再入札を行った県立柏原・柏原赤十字統合新病院「丹波医療センター」(仮称)と丹波市地域医療総合支援センター(仮称)の建築工事を、大林・大鉄・阿比野特別共同企業体が64億2960万円(税別)で落札したと発表した。あわせて再入札した両施設の空調と衛生設備は、またも入札不調に終わった。1度目の入札不調に伴う着工遅れで、これまで2018年度中としていた開院時期を19年度上期に延期する。
3月7日に再入札の開札があり、2企業体が応札した。大林組神戸支店(本社東京都)が代表構成員で、大鉄工業神戸支店(本社大阪府)と阿比野建設(本社姫路市)が構成員。工期は19年3月20日。再入札も不調に終わった設備は、今後の対応を検討中。
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2017年3月12日00:34
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髙橋俊さん・大坂宇津実さん 23歳コンビ...
写真・田畑を借りて新規就農した髙橋さん(左)と大坂さん=篠山市黒田で
篠山市と神戸大学が昨年、JR篠山口駅構内に開設した「篠山イノベーターズスクール」の1期生、髙橋俊さん(23)と、大学のボランティアサークル活動がきっかけで篠山に根付いた大坂宇津実さん(23)が、西紀南地区・黒田の田畑を借り、新規就農者として農業をスタートした。髙橋さんは河内台出身のUターン、大坂さんは大阪市出身のIターン。スクールや地元住民らのサポートを得ながら、農業に将来性を見いだした同い年コンビは、「ビジネスとして成り立たせ、U・Iターンを考える若い世代の“灯台”になりたい」と意気込んでいる。
借り受けている農地は約6反。水稲のほか、無農薬・無化学肥料で旬にこだわった多品目の野菜を栽培する予定で、農作物は主に飲食業者やファーマーズマーケットなどに卸すという。
初年度は生産に加えて、農産物の加工にも挑戦。将来は農家レストランの開業も見据えており、2人は、「30歳までの7年間に生産と加工の売り上げ2000万円が目標」と話す。
帯広畜産大学で農業経営学を専攻した髙橋さん。卒業後、神戸大学大学院で学び、「地域の資源が余り始めている状況にこそ、商機があるのでは」と考えた。
そんな中、農村での起業を目的にした同スクールが開設され、1期生として入学。実践者に“弟子入り”する「地域プロジェクト型学習」で有機農園を営む吉良正博さん・佳晃さん親子(篠山市不来坂)らに出会い、夢を具体化できると実感した。起業に必要な知識などもスクールを通して得ることができたという。
昨年10月、西紀南まちづくり協議会の北山透さんが、神戸大学大学院生で、同地区で活動している大坂さんを紹介。ドイツのワイナリーレストランに憧れていた大坂さんと意気投合し、それぞれの知識やつながりを生かそうと、共同して起業することになった。
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2017年3月9日18:33
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宝殿神社(宍粟市波賀町上野)
国道29号線(若桜街道)を北から下り、波賀町上野の市民局前を左折して少し行った所の山裾に鎮座する大きな神社。車では本殿に近づけず勾配のきつい石段を上る。眼下の街並みの俯瞰は素晴らしい。創建は1550年ごろ、芳賀藩主を祀るために建立されたと伝わるが定かではない。安政4年(1857)に再建され、その後万延元年(1860)に大国主命を祭神とした。平成16年の台風で本殿飛散、同20年に本殿をはじめ全ての社殿を建て替えた。
木の階段を上り本殿に近づく。向拝中央に迫力満点の竜が目に入る。左下方を睨みつけている。宝珠を目の前で握り、舌をピンと立てている。“いらか”の立ち上がりもすばらしい。木鼻は唐獅子と象。持送りは牡丹である。右脇障子には神仙説話の軍配を持った仙人、左のそれは鷹が猿をいびっている図。脇障子裏に「丹栢城。正次」とある。中井権次正次の35歳時の傑作である。
中井権次研究家 岸名 経夫