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切り抜き詳細
発行日時
2015-3-22 8:31
見出し
貴金属技能全国3位 彫金師の石井雄次さん(篠山市河原町)
リンクURL
http://tanba.jp/modules/people/index.php?page=article&storyid=1140
記事詳細
篠山市河原町に 「應需 (おうじゅ) 細工所」 を構える彫金師、 石井雄次さん (43) が、 このほど千葉県で開かれた 「第28回技能グランプリ」 (中央職業能力開発協会など主催) に 「貴金属装身具」 部門の兵庫県代表として出場。 全国からさまざまな分野のプロ職人が一堂に会し、 その腕を競い合う日本一の大会で、 見事3位入賞を果たした。 「棚からぼたもちの受賞です」 とほほ笑む石井さん。 「いろんなラッキーと、 いろんな人の支えのおかげ。 またがんばって作品を作ることで恩返しできたら」 と話している。 同部門には全国から彫金師15人が出場。 図面をもとにして10時間以内に 「ロケットペンダント」 =写真=を製作するのが課題で、 完成させることはもちろん、 図面との誤差がないようにすることや仕上がりの美しさなどで得点を競う。 材料は18金の板。 それをひし形のペンダントの形に加工し、 さらにはロケットとして開閉する仕組み、 細かな装飾に至るまでを制限時間内につくる技量と集中力が求められる。 2年前の前回大会にも出場し、 「箸にも棒にも掛からなかった」 という石井さんは、 今年1月から約1カ月、 店を休んで課題の練習に没頭したものの、 2日ある本番の初日で開閉部にミスを犯し、 大きく時間をロスしてしまった。 しかし、 2日目には、 「現場の良い魔物がいた」 と振り返るほどの集中力を発揮。 ロスした時間を取り戻すと、 余裕を持って磨きの作業にかかり、 美しいペンダントを完成させた。 古民家で暮らしながら仕事をするという夢を抱き、 2年前に豊中市から篠山に移住して店を開いた。 「ご近所さんにも受け入れてもらえて、 とてもうれしい。 楽しくお付き合いさせてもらって感謝しています」 と話す。 3位の銅賞受賞には、 「やっぱり、 何事もあきらめないことが大切。 ゴールに向かっていれば、 何が起こるかわからないということを痛切に感じた」 と振り返り、 「ただ解放感と安堵でしばらくは何も手につかなかった。 次回も出場させてもらうかは未定です」 と笑った。