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発行日時
2015-3-19 8:34
見出し
「台所仕事助けたい」 かどのの郷食事処が再開 
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記事詳細
 丹波市氷上町葛野自治振興会の拠点施設 「かどのの郷」 (氷上町上新庄) のお食事処が3月16日、 リニューアルオープンした。 経営者が地元女性グループに代わり、 メニューも一新、 仕事帰りの夕方に惣菜を買え、 台所仕事が助かるよう営業時間も見直した。 「地元の人の役に立ちたい」 と張り切っている。  前任者の退職申し出を受け、 同施設が営業を引き継いでくれる人を探した。 同施設に併設する 「ブランド工房」 (加工室) で、 「吉善」 の名前で自分たちが摘んだ山菜で加工品を作っていた三方招子さんと三方弘美さん=ともに同町三方=に打診。 経験がない不安から断り続けていたが 「にぎわい創出に力を貸して」 と説得され、 引き受けた。 2人の友人に声をかけ、 4人で始めた。  ご飯 (150円)、 ご飯と汁物のセット (250円) に、 並んでいるおかず (100円から) を取って食べるスタイル。 煮炊き物を中心に漬物、 佃煮まで手作りする。 地元の卵を使った人気の卵かけご飯は継続する。  午後6時まで営業し、 仕事帰りに 「おかず」 を買って帰れるようにするほか、 午前8時半―11時と、 午後3―5時に仕込みをしながら店を開け、 喫茶を営業する。 地元の人ならお菓子を持ち込んで茶飲み話をしてもらっていいという。 お食事タイムは午前11時―午後3時。  弘美さんは 「若い世代にとっての姑さん代わり、 姑世代にとっての嫁代わりになり、 台所仕事を助けたい。 『帰りに取りに寄るから、 キャベツを千切りにしといて、 カレーの材料を切っといて』 といった個別の注文にも応じたい」 と言う。 招子さんは 「華やかな料理はできないが、 地元の食材で手作り料理を提供する。 高齢者世帯や男性の1人暮らしで料理が手間という人たちの力になり、 少しでも地元に恩返しできれば」 と話している。  水曜定休。 同施設 (0795・82・4224)。