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切り抜き詳細
発行日時
2015-3-15 8:40
見出し
融通と節水
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4181
記事詳細
丹波市の水道水問題がこじれている。 マンガン除去装置の購入費が開会中の市議会に上程されており、 一般質問でもこの問題を取り上げる議員が何人もあった。 除去すれば安全な水で、 問題がないというのが市の主張。 しかし、 安全性は争点の一部でしかないのでは。 味を含めての 「今まで通りの水源の水を飲みたい」 が、 「おいしい水」 を飲んでいる地域の人の気持ちだろう。 市議会の一般質問で、 青垣に2つある浄水場のうち、 余力がある1つの浄水場の活用が話題になっていた。 「地元との協定があり、 ある量よりはくみあげられない」 と市は今以上に活用する考えはない答弁だった。 ここに限らず、 地元と協定を結んでいる水源は他にもあるだろう。 協定を見直すお願いをして揚水量を確保し、 事態を収める選択肢もあるのでは。 氷上町石生まわりで春日に水を送っている。 ここも増強するし、 天王坂を越す、 青垣、 氷上の水源の取水量も増やす。 同時に、 使うことばかりを考えず、 ピーク時水量の分散や、 節水の協力を市民に呼びかけてはどうだろうと、 素朴に思う。(足立智和)