パソコンとスマートフォンのウィルス対策大丈夫ですか?
あっぷ丹波がお奨めするウィルス対策ソフトはこちら
今なら1台あたり年額約450円から
さらにさらに期間限定で1台あたり年317円!!

オルビス

切り抜き詳細

発行日時
2015-3-5 10:47
見出し
直径50㌢の大鉢で優秀賞「茶の湯の造形展」 今田町上立杭、市野秀作さん
リンクURL
http://tanba.jp/modules/people/index.php?page=article&storyid=1131 直径50㌢の大鉢で優秀賞「茶の湯の造形展」 今田町上立杭、市野秀作さんへの外部リンク
記事詳細
 篠山市今田町上立杭の丹波焼陶芸家、 市野秀作さん (28) =省三窯=が、 第32回田部 (たなべ) 美術館大賞 「茶の湯の造形展」 (同美術館など主催) で最高位の大賞に次ぐ優秀賞を受賞した。 市野さんは、 「陶芸の道に入ってからずっと研究している釉薬の仕事が認められてうれしい」 と喜び、 「今後もさらに研究を重ね、 来年もまたこの公募展に挑みたい」 と話している。 市野さんは、 昨年も同展で、 優秀賞に次ぐ奨励賞を受賞している。  出品者数は211人、 出品点数は335点あり、 大賞1点、 優秀賞2点、 奨励賞5点、 入選82点を選んだ。  市野さんは大鉢と、 5客からなる組鉢の2点を出品。 大鉢が優秀賞に輝き、 組鉢は入選に入った。   「灰釉彩鉢 (かいゆうさいばち)」 と名付けた大鉢は、 直径が約50㌢、 高さが約18㌢。 器の中心に薄い褐色の釉薬がたまり、 器の縁に向かって、 水色から淡い紫色へと色調がグラデーションで移り変わる釉景色の美しい大鉢。 灰釉と鉄釉、 コバルトを混ぜた独自の釉薬を、 エアコンプレッサーで何重にも吹き掛け、 ガス窯で焼き上げた。 審査講評でも、 「器と調和した優れた色彩感覚の作品」 との評価を受けた。  市野さんは今年に入ってから同展のほかにも、 「日本陶芸展」、 「日本伝統工芸近畿展」、 「現代茶陶展」 で入選を果たしている。  茶の湯の造形展では、 市野さんのほかに地元からは、 清水圭一さん (同町上立杭) の白丹波花器 「爽」 と、 ピーター・ハーモンさん (味間奥) の 「彫刻青白磁刻文壺」 の2作品が奨励賞を受賞している。  入選者は次のみなさん。  市野勝磯 (2点。 今田町上立杭)、 市野秀作 (今田町上立杭)、 清水圭一 (同)、 清水剛 (同) 【茶の湯の造形展】1984年に田部美術館 (島根県松江市) が開館5周年を迎えたのを機会に、 以後、 毎年開催。 千利休以来の茶の湯の精神を基盤にしながらも、 現代および将来の展望のなかで、 茶の湯にもっと楽しい自由な思い入れの造形を取り込んでいこうと始まった。 これまでは作品募集範囲を中国・四国地方と兵庫県の計10県としていたが、 今回から九州地方にまで拡大した。