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切り抜き詳細
発行日時
2015-3-5 10:42
見出し
「市の意思」と答弁 予算計上で市長 新水源の除マンガン
リンクURL
http://tanba.jp/modules/news/index.php?page=article&storyid=2222
記事詳細
丹波市の辻重五郎市長は3日の市議会定例会で、 水道事業会計予算に青垣町東芦田水源の水のマンガンを除去する装置の設置費用約4400万円を含む水道施設統合整備事業費を計上したことについて、 「市としての意思を示す意味で上程した。 強引に進めることは決してせず、 丁寧な説明を繰り返す。 地元に入って理解を得るための最大限の努力をする」 と答弁した。 議員からは 「住民の了解なしに進めるのか」 「予算計上は、 住民の思いを逆なでする行為ではないか」 「何をどう検討した結果なのか」 などの質問が出た。 計画通りに配水する方針に至った経緯について市は、 春日に直接送る、 新たな水源を求める―などの案を検討したと述べ、 「いずれも多額の費用がいり、 後世に負担をかける。 『マンガンを除去すれば、 安全な水である』 という原点に返り、 検討した結果、 最善と判断した」 と説明。 辻市長は、 「専門家の意見も聞いた。 除マンガンは全国で行われており、 市内でも行っている。 ここだけしないとは言えない」 と述べた。 また、 マンガンを除去する際に使用する塩素による健康被害が心配されていることについては、 「塩素はマンガン濃度に応じて投入するが、 健康被害が心配されるほど過剰に投入することはない。 残留塩素も毎日、 検査している」 と理解を求めた。 市は、 マンガンを除去した上で、 当初の計画通りに飲料水として青垣町佐治、 芦田、 氷上町幸世の各地区に配水する方針。 配水予定地区からは 「現行通りの水を」 と反対する声が上がっている。