パソコンとスマートフォンのウィルス対策大丈夫ですか?
あっぷ丹波がお奨めするウィルス対策ソフトはこちら
今なら1台あたり年額約450円から
さらにさらに期間限定で1台あたり年317円!!

オルビス

切り抜き詳細

発行日時
2015-2-26 8:15
見出し
男子厨房に入ろう
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4163 男子厨房に入ろうへの外部リンク
記事詳細
  「春雨じゃ濡れて行こう」。 こんな名せりふが当てはまる季節だが、 雨の日が続くとそんな気分にもなれない。 気分転換に、 近くの公民館で行われた男性料理教室に参加した。  エプロンやマスクを身につけ、 ベテラン主婦の指導でレシピを見ながら、 料理に取り組んだ。 ふだん料理をすることはあっても、 我流そのもの。 乱切りなど切り方ひとつを取ってみても、 女性の手際のよさには、 改めて舌を巻く。 一つひとつ尋ねながら料理をした。  順調に進んでいると思っていた矢先、 突然女性の 「待った」 という大きな声にびっくり。 失敗したと分かった。 時すでに遅しの感があったが、 何とか取り繕った。 いよいよ出来上がり。 作るのは苦手でも食べるのは得意。 失敗談議にも花を咲かせながらの会食は盛り上がり、 猪汁の温かさと参加者の笑顔が心にしみた。   「男子厨房に入らず」 は過去の話。 「どんどん厨房に入るべし」 と思う。 料理は段取りも大事だし、 メニューを考えるのに頭も使う。 栄養バランスに気を配り、 健康面に関心を持つようになる。 大勢で作ると会話も弾み、 仲間づくりには最適。 いいことずくめなのだ。  和食が世界遺産になった。 しかし、 一汁三菜の伝統的なメニューは、 すたれていくようにある。 スーパーに行けば、 何でも手に入る。 時間をかけなくても、 食べるものに事欠かない。 そんな時代だからこそ、 手づくりの味や昔ながらの伝統の食を大事にしたい。  男女共同参画の時代でもある。 男女が一緒に料理することで、互いの意識も変化していくのでは。 女性は男性をあたたかく見守ってほしい。  「湯気のなか大根刻む春の音」。(臼井 学)