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発行日時
2015-2-22 9:03
見出し
鍛冶炉や墓地発見 篠山市波賀野の2遺跡で 室町前期
リンクURL
http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=8654 鍛冶炉や墓地発見 篠山市波賀野の2遺跡で 室町前期への外部リンク
記事詳細
写真・ 「波賀野遺跡」 内から見つかった鍛冶炉=篠山市波賀野で  国道372号の丹南バイパス道路改良事業に伴い、 県教育委員会が県まちづくり技術センター (播磨町) に委託して発掘調査を進めていた篠山市波賀野の 「波賀野遺跡」 と 「波賀野西遺跡」 で、 室町時代前期 (14―15世紀) のものとみられる鍛冶炉や墓地などが見つかった。 県教委が18日に発表した。 同センター埋蔵文化財調査部の村上泰樹次長は、 「調査によって、 室町時代の波賀野地区に人々が居住し、 そこに生産の場である鍛冶工房や墓地が存在していたという、 当時の人々の生活の様相を明らかにする手がかりが得られた」 と話している。   「波賀野遺跡」 の発掘調査は、 昨年11月下旬から開始。 調査面積は約1500平方㍍。  すきやくわなどの鉄製農耕具を修理・製造していた鍛冶炉をはじめ、 製鉄の際の残りかす 「鉄滓 (てっさい)」 などを捨てた廃棄穴や、 工房として使用していたとみられる掘立柱建物跡が見つかった。  鍛冶炉は、 長さ約1・5㍍、 幅約80㌢、 深さ約30㌢のだ円形。 内面の土は、 高温により焼けて赤茶色に変色しており、 底部には燃料にしていた炭が詰まっていた。 廃棄穴は2基あり、 穴の中やその周囲からは、 握りこぶし大から親指大までの鉄滓10数点や砥石、 丹波焼の甕 (かめ) のかけらなどが出土した。 掘立柱建物跡は、 約4㍍四方の小規模なもの。  この時代の鍛冶炉は、 滋賀県などでは数多く見つかっているが、 兵庫県内での発見は少ない。   「波賀野西遺跡」 からは、 当時の地域の有力者のものと思われる2つの墓地が見つかった。 場所は波賀野遺跡から西へ約200㍍の山の尾根筋 (標高約235㍍)。 調査面積は約115平方㍍。 今年1月末から発掘を始めた。 2つの墓の大きさは同規模で、 四角形に石が組まれている。 石組みの一辺の長さは約70㌢。