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発行日時
2015-2-22 8:14
見出し
台湾の旅 ③
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4157 台湾の旅 ③への外部リンク
記事詳細
 さて、 高雄から台南、 台中を観光、 そして最後は台北へ戻り市内観光をした。 その間、 八十七歳のガイド氏は終始細かな気遣いと豊富な知識と記憶力で、 どんな質問にも答えてくれる。 台湾では十六年前に大きな地震が起きた。 そのときいち早く日本は救助隊を派遣、 沢山の食糧、 日用品が届いた。 だから四年前の東日本大震災のときは、 台湾から四十億円の募金がされた。 「そんなにも支援していただいたのですね」 と感謝すると、 「支援なんて、 そういうことではなく、 私たちも助けてもらったから、 お返ししただけです」 と言う。  旅の楽しみの一つに、 食事がある。 最初の夜は港町高雄で海鮮料理、 新鮮なお刺身や海鮮春巻、 海老やイカや筍の炒め煮等々。 翌日は台湾客家料理、 さらに広東料理と続き、 最後の昼食 「小籠包」 が極め付けの美味しさだった。 街のいたるところに花が咲いているので、 「わぁーキレイ、 何の花ですか」 と聞くと、 「台湾は年中花がありますよ」 と事も無げ。 蒋介石の功績を称えて作られた巨大な中正記念堂の庭に、 冬だというのに銀木犀が咲いている。 驚いて尋ねると 「一年中咲いていますよ、 大切な花です。 台湾では嫁がせるとき、 銀木犀とザクロの鉢植えを持たせます。 ザクロは種がびっしりで子宝に恵まれるように。 銀木犀は姑さんに渡します。 花のやわらかな香りのような優しい関係になれますように、 という願いをこめてね」 と含蓄のある話をしてくれた。 木犀の花の香りの 「桂花酒」 も台湾の名産だ。  名ガイド氏のおかげで、 台湾をとても親しく感じる旅だった。