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切り抜き詳細
発行日時
2015-2-19 11:23
見出し
自宅を短期入所施設に 北新町「みずほの家」 3月1日オープン
リンクURL
http://tanba.jp/modules/news/index.php?page=article&storyid=2210
記事詳細
株式会社 「みずほ」 が3月1日、 篠山市北新町の住宅を改装し、 障がいのある人の短期入所施設 「みずほの家」 をオープンする。 施設管理者を務める山中泰子さん (59) らが、 同じく障がいがあった娘の瑞穂さんへの思いを形にした施設。 短期入所施設では丹波地域で7件目となるが、 自宅を改装したものは初めてで、 同社は、 「家庭的な雰囲気でゆっくりとくつろいでもらえたら」 と話している。 写真・3月1日にオープンする 「みずほの家」 と管理者の山中泰子さん=篠山市北新町で 施設は、 基本的に午後3時半―翌朝午前9時半まで利用でき、 食事の提供や入浴、 身体の介護などを行う。 希望があれば、 期間を延期することも可能。 食事代や水道光熱費など利用者の負担金は1泊1600円。 障害支援区分によって利用日数が異なるため、 市町村の窓口であらかじめ申請が必要となる。 短期入所施設は、 障がいのある人の気分転換や介護者の休養、 用事などの場合に利用されるもの。 障害者支援施設などに併設されるものではない単独型としては、 篠山市内では2件目になる。 「みずほの家」 は、 山中さんの元自宅を改装。 木造一部2階建てで、 施設となる1階部分に、 洋室、 和室それぞれ2部屋のほか、 トイレ、 浴室を備える。 リビングなどは住宅時代のままで、 家庭的な雰囲気を色濃く残している。 重度の脳性まひを抱え、 2010年に亡くなった瑞穂さん。 泰子さんや父の信彦さん (59) らが支えてきたが、 当時は近隣に短期入所施設がなく、 休養の際などは親族に助けてもらっていたという。 夫妻は、 「自分たちも瑞穂も大変さを経験しているので、 同じ思いを持っている人を応援したい」 と言い、 施設をつくることを決めた。 同社の山中祥平社長 (30) は、 「まちの中にあり、 商店街や観光地、 医療機関などがそろっていてとても便利な場所。 家にいるような気分で利用してほしい」 と話している。 対象は、 兵庫県内、 京都、 大阪府内の身体、 知的障がい者 (6歳から64歳)、 精神障がい者、 難病対象者。 同施設 (079・554・3488)。