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切り抜き詳細
発行日時
2015-2-12 10:48
見出し
これぞ職人魂
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4142
記事詳細
男たちが 「そ~れ!そ~れっ!」 の掛け声と共に木槌で梁を打ち込んでいく。 澄んだ空にコーン、 コーンと乾いた音が響き渡る。 柱という柱、 梁という梁には丁寧に墨で印が施され、 芸術作品のようにホゾとホゾ穴 (木材の接合部の凹凸部分) が手刻みされている。 建築中の我が家は、 「石場建て」 という昔の工法で、 家の基礎と建物を結合させない、 そう、 トトロにでて来る、 チビトトロ発見シーンの、 縁の下が空いていて等間隔で並んだ柱が基礎石の上に立っている、 そんな建て方。 今では珍しくなったが、 見直され始めているという。 通気性が良いから高温多湿の日本では理にかなっている。 基礎に固定されていないから地震の揺れも低減する。 金具に頼らず木と木を組むので粘り強い構造なのだそう。 と、 色々うんちくはあるようだけれど、 母ちゃんは何せド素人なので、 正直詳しくは分からない。 が、 この伝統工法に魅せられた友人棟梁曰く、 限りなく地産地消で無垢素材を使った木組みの家は、 家自体が呼吸し、 人にも環境にも優しく、 何よりも後々修理もしやすく、 色んな意味で燃費が良いのだそう。 徐々に木材が組まれ、 家の形になっていく工程は面白くて感心するばかり。 その工程を一心にされる棟梁や大工衆の手際の良さと真剣な仕事ぶり、 また棟上が終わり、 自分たちの仕事を腕を組んで見上げる横顔は職人そのもので、 かなりかっこいい。 そういった仕事振りを子どもたちに見せてもらえたことにも感謝した。 (古谷暁子・ブルーベリー農家)