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発行日時
2015-2-1 8:58
見出し
銘板と登録証届く 国登録文化財/山南・慧日寺
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http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=8610 銘板と登録証届く 国登録文化財/山南・慧日寺への外部リンク
記事詳細
 方丈 (本堂) など5棟が昨年12月に国の有形文化財に登録された慧日寺 (丹波市山南町太田、 門脇靖巖住職) に1月29日、 銘板と登録証が伝達された。 2年前から同寺と檀家が建物の文化財としての価値を高めてほしいと丹波市や市教委、 議会に要望書を提出するなどし、 念願がかなった。 門脇住職(66)は 「お世話になった檀家をはじめ、 地域の多くのみなさんと一緒に貴重な文化財をお守りしていきたい」 と話している。  伝達式には、 市教委関係者、 同寺檀家や自治会役員などが出席。 門脇住職に銘板と登録証を手渡した小田繁雄市教育長は、 「悠久の歴史を感じさせる建造物を、 国の登録有形文化財として認めてもらったことに感謝したい」 とあいさつした。 同寺総代代表の村岡茂男さん(73)=同町太田=は、 「茅葺き屋根の材料確保など建物の維持管理に檀家とお寺が一体になって努力してきたので、 うれしい。 若い世代に文化財の価値を伝えていきたい」 と喜んだ。  登録文化財の5棟は、 ▽木造平屋、 茅葺の方丈▽木造平屋、 茅葺の庫裏▽土蔵造2階、 瓦葺の経堂 (きょうぞう) ▽木造2階、 檜皮葺の鐘楼▽木造平屋、 銅板葺の裏門―。 鐘楼は慶応3年 (1867)、 他の4棟は江戸時代中期から後期の建造。 市教委は、 「いずれの建物も140年以上経つが、 大規模な改修はされず、 創建当時に近い状態で保存され、 日本の原風景が残っている。 特に、 方丈と庫裏を合わせた茅葺屋根の面積がこれだけ広い所は、 近隣でも珍しい」 と話す。 同寺には、 市指定文化財の山門、 県指定文化財の仏殿と合わせ、 禅宗寺院の伽藍 (がらん) 配置が残っており、 そのすべてが国、 県、 市の指定になった。  市内の同文化財登録は、 蘆田家住宅 (青垣町東芦田)、 西山酒造場 (市島町中竹田)、 旧上久下村営上滝発電所 (山南町上滝) に続き4例目。 寺社建築としては初。