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切り抜き詳細

発行日時
2015-1-18 9:08
見出し
クラウドファンディング利用 小口投資募り資金調達 西山酒造場と丹波乳牛
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http://tanba.jp/modules/news/index.php?page=article&storyid=2182 クラウドファンディング利用 小口投資募り資金調達 西山酒造場と丹波乳牛への外部リンク
記事詳細
 東日本大震災の被災者復興で脚光を浴びた、 ある目的に賛同する不特定多数の人からインターネット経由で資金を募る 「クラウドファンディング」 を利用した事業を、 西山酒造場 (丹波市市島町中竹田) と丹波乳牛 (同市氷上町石生) が展開している。 西山酒造場は満額を達成、 丹波乳牛は出資者を募っている。 投資への特典として、 同酒造場は日本酒か甘酒ヨーグルトを、 同乳業はヨーグルト味比べセットを送付する。  ミュージックセキュリティーズ (東京都千代田区) が運営する少額投資のプラットホーム 「セキュリテ」 (http://www.securite.jp/) を利用している。 ウェブ上に、 会社と製品の紹介、 ファンドを募り行う事業の内容、 出資の募集内容、 リスク、 分配シミュレーションなどが掲載されており、 投資家は気に入ったファンドに応募する仕組み。  西山酒造場は、 「酒米自社栽培ファンド」 として840万円 (1口5万2850円、 168口) を募集、 募集開始当日の1日で満額を達成した。 自社で酒米栽培を始めるにあたり、 農業用機械 (550万円)、 倉庫 (100万円) などを購入する費用にあてる。  同社は、 昨年8月16日の豪雨で農地が荒廃し、 離農する農家が出て来ると予想。 自社の酒米確保を含め、 農地保全の観点から農業に参入するにあたり、 農業は既存の同社事業とは別の事業部と位置づけ、 農業部門で独立した経営を成立させようと、 ファンドを募った。 西山周三社長は、 「集めたお金の対価をどう返していくか。 投資家の投資にかなうよう事業を成立させる責任が生じる。 成長性ある企業の姿を見せたい」 と話している。  丹波乳牛が募っているのは、 「あんしん飼料ファンド」。 525万円 (1口1万5855円、 350口、 1人66口上限)。 低温殺菌牛乳用の乳牛に与える非遺伝子組み換え飼料代の一部 (500万円) にあてる。 16日正午時点で51・1%の出資が集まっている。 募集は6月30日まで。  これまで同社と縁のなかった人たちに社名と商品を売り込むPRの機会にしようと、 ファンドを利用することに。 吉田拓洋社長は、 「予想以上に良い反応」 と手応えを感じており、 「投資家に、 モニターにもなってもらう契約になっている。 当社の熱心なファンでない人の意見を聞くことで、 商品開発やマーケティングに役立てられたら」 と期待する。  投資には、 「ミュージック」 社の会員になることが条件。 詳細はウェブへ。 分配金が出資金を上回ることも下回ることもある。