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切り抜き詳細

発行日時
2014-12-28 9:27
見出し
年の門出
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4101 年の門出への外部リンク
記事詳細
  「地獄八景亡者戯 (もうじゃのたわむれ)」 という落語に、 閻魔の庁にいる鬼と、 噺家が登場する場面がある。 これまで笑ったことがないという鬼だが、 噺家が鬼の耳元で話しかけると、 鬼は大笑いする。 何がおかしいのかと聞く閻魔に、 鬼は答える。 「こいつ、 来年のことばかり言いよりますねん」。 ▼ 「来年のことを言うと鬼が笑う」 という。 将来のことは前もって知ることができないから、 こういう。 今年1年を振り返っても、 このことわざの通りだ。 昨年の今の時点で、 明くる年には丹波市で豪雨災害が起きるなどと、 誰が予見したろうか。 ▼いつどこで、 どんな難事が振りかかってくるかわからない。 それが人の世。 気をゆるめず、 常に覚悟をしておかねばならない。 だからこそ一休禅師は、 正月で浮かれている庶民を戒めようと、 元日に京都の家々を回り、 「ご用心、 ご用心」 と触れ歩いた。 ▼年が明けると、 まもなく 「1・17」 を迎える。 来年は、 阪神・淡路大震災からちょうど20年。 震災で肉親を亡くした被災者が 「いつ何が起きるか分からないことを、 震災は教えてくれた」 と話していた。 続けて 「だからこそ人との出会い、 人との縁を大事にしたい」 と。 ▼あと数日で正月を迎える。 年の門出に気を引き締め、 何を大事にして暮らすかを自分に問うてみるのもいい。 (Y)